JP2014079993A - 筆記具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ペン先が、筆記部となる多孔体45と、該多孔体45を保持し、筆記部にインクを供給するためのインク誘導部50を少なくとも1つ有する保持体55とを備え、筆記具本体10に含まれるインクを、上記保持体55に設けたインク誘導部50に供給するための中継多孔体30を有し、かつ、上記保持体55が、筆記方向を視認できる視認部となる筆記具Aであって、保持体55と多孔体45との接着面において、保持体55に突起部を形成したことを特徴とする筆記具。
【選択図】図1
Description
例えば、視認性を有する保持体にインク誘導管を形成し、そのインク誘導管にインクを連通させ多孔体であるペン芯にインクを供給する筆記具(例えば、本出願人による特許文献1参照)が知られている。
(1) ペン先が、筆記部となる多孔体と、該多孔体を保持し、筆記部にインクを供給するためのインク誘導部を少なくとも1つ有する保持体とを備え、筆記具本体に含まれるインクを、上記保持体に設けたインク誘導部に供給するための中継多孔体を有し、かつ、上記保持体が、筆記方向を視認できる視認部となる筆記具であって、保持体と多孔体との接着面において、保持体に突起部を形成したことを特徴とする筆記具。
(2) 前記突起部は、保持体のインク誘導部の同心円状に形成したことを特徴とする上記(1)記載の筆記具。
図1〜図7は、本発明の実施形態の一例を示す筆記具の各図面である。
本実施形態の筆記具Aは、マーキングペンタイプの筆記具であり、図1及び図2に示すように、筆記具本体(軸部)となる軸筒10、インク吸蔵体20、中継多孔体30、ペン先40、キャップ体60を備えている。
後軸11は、例えば、PP等からなる合成樹脂を使用して長い有底楕円筒形(楕円軸)に成形され、筆記具本体として機能する。この後軸11は、後端側内部にインク吸蔵体20の後端部を保持する保持片からなる保持部材12が設けられており、後軸全体及び後述する先軸は不透明又は透明(及び半透明)に成形されるが、外観上や実用上の観点からいずれを採用しても良い。また、後軸11の開口部13に先軸15が嵌合等により固着される構造となっている。
また、用いるインク組成は特に限定されず、アンダーラインペン等ではインクに蛍光色素、例えば、ベーシックバイオレット11、ベーシックイエロー40などを含有させることできる。
また、ペン先40の本体部42の外周面上には、先軸15の嵌入部18に設けた嵌合部18aに嵌合するための嵌合突部42aが設けられている。
また、筆記部となる多孔体45は、筆記しやすい傾きとなるように、好ましくは、本体軸の長軸方向に対して、40〜90°の角度で傾いていることが望ましく、本実施形態では、75°の傾きとなっている。
これらの筆記部となる多孔体45の形状、傾き等は、筆記等の使い勝手に合わせて適宜設定される。また、筆記部となる多孔体45は、描線幅が太いものであり、好ましくは、描線幅2mm以上、更に好ましくは、描線幅3mm以上の描線幅となる筆記部である。
この可視光線透過率が50%未満の材料を使用した場合は、筆記方向に書いてある文字を有効に視認できないことがあり、好ましくない。更なる良好な視認機能を発揮できるようにするために、50%以上透過する材料が好ましく、この可視光線透過率が80%以上であれば、更に良好に視認できるものとなる。なお、可視光線透過率は、多光源測色計を用いて反射率を測定することで求めることができる。
この構造のペン先40では、インク吸蔵体20からのインクを中継多孔体30、隙間部49、凸部49a、インク誘導部50、筆記部となる多孔体(ペン芯)45へと毛管力作用により連続的に供給できる構造となっており、適切なインク流量を確保して筆記時の掠れを防止し、筆記流量の安定とインク吸蔵体のインクを十分に使い切ることができる構造となっている。
また、ペン先40の本体部42の外周面上には、先軸15の嵌入部18に設けた嵌合部18aに嵌合するための嵌合突部42aが設けられている。なお、本体部42の底面は、平坦状となる面削ぎ部44となっている。
この保持体55の当接面部57は、ペン芯となる多孔体45の底面部との接着面となるものであり、該当接面部57には、突起部58が形成されている。
また、上記図5(a)〜(g)に示す形状等の突起部58の高さ(h)は、好ましくは、0.05〜0.25mmが望ましい。この突起部58の高さが、低過ぎたり、高過ぎると、保持体55とペン芯45との十分な密着性を得ることができない点等を勘案すれば、上記0.05〜0.25mmの高さとすることが好適である。
mmとなっている。
また、上記リブ体56、56の一方の端面にペン芯45の前端面が当接して停止せしめるストッパー部59が設けられており、他方の端面はペン芯45を挿入する入り口となっている。
また、インク誘導部50を保持体55の長手方向中央部に形成することにより、筆記方向を定め易く、非常に筆記しやすい形状となるものである。更に、保持体55の上部にリブ体56、56を設けることにより、定規で筆記した際に、定規を汚さずに真直ぐな線などを引くこともできる。
更にまた、インク誘導部50には、直接液体が供給される機構とすることにより、インクを効率的にペン芯となる多孔体45に供給することができるものとなる。
0.1mmとなっている。
この第2実施形態〜第4実施形態の筆記具では、保持体55とペン芯となる多孔体45との接着面において、保持体55に突起部の数を増やしたり、その高さを変更することにより、更に、ペン芯と保持体との接着面の密着性が更に向上して、筆記カスレ、インク切れもない筆記具が得られるものとなる。
本発明では、例えば、筆記部へのインク供給機構は特に限定されず、上記実施形態の筆記具Aにおいて、インク吸蔵体20からのインクを中継多孔体30、隙間部49、凸部49a、保持体55のインク誘導部50、ペン芯45へと毛管力作用により連続的に供給できる構造としたが、隙間部49、並びに、隙間部49と凸部49aとを設けることなく、それぞれ省略してインクの供給を行ってもよいものである。
また、インク吸蔵体20からのインクを中継多孔体30、インク誘導部50に多孔体から構成されるインク誘導芯を収容し、インク吸蔵体20からのインクを中継多孔体30、インク誘導部50内のインク誘導芯、ペン芯45へと毛管力作用により連続的に供給できる構造としてもよいものである。
更に、上記実施形態の筆記具Aでは、筆記具本体の軸筒などを楕円軸に形成したが、円筒形状や三角形状、四角形、四角形以上の多角形状などにしても良いものである。
(筆記具本体、先軸の構成)
筆記具本体、先軸の構成:PP製
(ペン先の構成)
筆記部ペン芯:PE製焼結芯、気孔率60%、上辺長さ5mm、下辺長さ6mm、高さ3mm、前端面の両側を面取り加工
保持体(本体部含む):アクリル樹脂製、可視光線透過率85%〔スガ試験機社製、多光源分光測色計(MSC−5N)にて反射率を測定し、可視光線透過率とした。〕
ペン先の視認部面積(面積比率)の算出は、成形品の実寸法を測定することにより行い、面積比率は90%であった。長さ:11mm、厚さ3.2mm、幅方向長さ6.8mm
インク誘導部:円筒形状、直径:0.7mm、長さ7.1mm、インクが入った状態の可視光線透過率27%であった。
(ペン先以外の筆記具部材の構成)
中継芯 :PET繊維束、気孔率65%、φ3×24mm
インク吸蔵体:PET繊維束、気孔率85%、φ13×55mm
保持体の突起部の大きさ、ペン芯と保持体の接着は下記により行った。
保持体の突起部のインク誘導部出口から離隔幅は、0.3mm、突起部の幅は、0.1mm、高さは0.1mmであった。
ペン芯と保持体の接着は、ペン芯を保持体にペン芯を面取り部側から装着した状態で、有機溶剤(酢酸エチル)をしみ込ませ、乾燥させることで接着した。
キャップの大きさ:幅方向長さ1.5cm、長手方向長さ2.8cm、肉厚1mmの楕円状の開口面、全長3.2cm、内キャップ部の大きさ:内径φ8mmの開口面
インクとして、下記組成の蛍光桃インクを使用した。
色材 :VCトナー桃(御国色素社製) 30質量部
湿潤剤:グリセリン 25質量部
防腐剤:バイオエース(ケイアイ化成社製) 0.7質量部
イオン交換水 44.3質量部
10 筆記具本体
11 後軸
15 先軸
20 インク吸蔵体
30 中継多孔体
40 ペン先
45 筆記部
50 インク誘導部
55 保持体
58 突起部
60 キャップ体
Claims (2)
- ペン先が、筆記部となる多孔体と、該多孔体を保持し、筆記部にインクを供給するためのインク誘導部を少なくとも1つ有する保持体とを備え、筆記具本体に含まれるインクを、上記保持体に設けたインク誘導部に供給するための中継多孔体を有し、かつ、上記保持体が、筆記方向を視認できる視認部となる筆記具であって、保持体と多孔体との接着面において、保持体に突起部を形成したことを特徴とする筆記具。
- 前記突起部は、保持体のインク誘導部の同心円状に形成したことを特徴とする請求項1記載の筆記具。
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