JP2014079272A - 物品陳列棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐震性を高めつつ、効率よく組立を行う。
【解決手段】互いに隣接する二本の支柱12,12の上端部どうしを連結する上部連結材14は、棒状の連結バー40と、連結バー40の両端部40aにそれぞれ設けられて支柱12の上端部に係止される係止部41と、を備え、係止部41は、連結バー40の端部40aから連結バー40の軸線方向に直交する方向に延び、支柱12の内部空間に挿入されて支柱12の内周面に沿い、被締結部47が形成された挿入片46と、連結バー40の端部40aから挿入片46と間隔を隔てて平行に延び、支柱12の外周面に沿うサポート片48と、互いに直交するサポート片48と連結バー40との間に設けられた補強部材49と、サポート片48と支柱12とを貫通し、挿入片46の被締結部47に締結される締結部材56と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、店舗等において物品の展示のために設置される物品陳列棚に関する。
店舗において商品等の物品を展示するための物品陳列棚は、その設置や移動、ディスプレイ方法の変更等を容易に行えるよう、支柱、脚、棚板等からなる組立式のものが多用されている。
このような物品陳列棚においては、床面上に間隔を隔てて二本一対で設置されるベース脚上に、それぞれ上方に延びる支柱が立設され、互いに隣接する二本の支柱どうしが、その上部と下部とでそれぞれ連結バーにより連結される。
ここで、支柱の上端部に連結される連結バーは、中空の支柱の上端部に溝が形成され、この溝に、連結バーの端部に設けられたフックが係止されている。
そして、物品陳列棚の耐震性を高めるため、支柱の上端部にフックが係止された連結バーが容易に脱落しないよう、中空の支柱にキャップや止め具を嵌め込むことが行われている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
しかしながら、特許文献1〜4に記載の技術は、支柱および上下の連結バーに、物品陳列棚の各棚の背面を塞ぐ背面板を設けることを前提している。背面板を支柱及び連結バーに固定することによって、支柱と連結バーとの接続部が背面板に沿った面内で変位するのを防ぐ補強効果が得られる。したがって、背面板を備えない場合には、支柱と連結バーとの接続強度が不足する可能性があり、耐震性の面で、改善が望まれる。
これに対し、特許文献5には、支柱と連結バーとの接続部に、L字状をなした連結部材を配置した構成が提案されている。この連結部材は、支柱と連結バーのそれぞれに突き当てた当接片に雄ねじ部を貫通させ、この雄ねじ部にナットをねじ込むことによって、支柱と連結バーのそれぞれに締結されている。
このように、支柱と連結バーが交差する隅部に連結部材を設けることで、支柱と連結バーの接続強度が高められ、支柱と連結バーとの接続部が背面板に沿った面内で変位するのを有効に防ぐことが可能となっている。
ところで、支柱や連結バーが中空の筒状である場合、連結部材との締結に通常のボルト・ナットを用いようとすると、筒状の支柱や連結バーの中空空間内にボルトまたはナットを配置する必要があり、作業が非常に困難となる。そこで、特許文献5では、雄ねじ部の一端にフックを設け、このフックを支柱に形成された係合孔に係止する構成を採用している。
特開2005−192765号公報 特許第3995221号公報 特開平8−317839号公報 特開平11−155709号公報 特開2005−192767号公報
しかしながら、上記特許文献5に記載の技術においては、一端にフックを設けた雄ねじ部が特殊な部品であるため、その製作に手間が掛かる。
また、物品陳列棚の組立現場においては、連結部材を、支柱と連結バーのそれぞれに、雄ねじ部とナットによって締結する必要があり、その作業に手間が掛かる。さらに、組立途中において、雄ねじ部とナットを完全に締め込まない状態では、支柱に対して、連結部材、連結バーが固定できずに不安定となり、作業がしにくいという問題もある。
そこでなされた本発明の目的は、耐震性を高めつつ、効率よく組立を行うことのできる物品陳列棚を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の物品陳列棚は、床面に沿って延び、前記床面上に間隔を隔てて二本一対で設置されるベース脚と、それぞれの前記ベース脚上に設けられて上方に延び、棚板が装着可能とされた中空筒状の支柱と、互いに隣接する二本の前記支柱の上端部どうしを連結する上部連結材と、互いに隣接する二本の前記支柱どうしを下部にて連結する下部連結材と、を備え、前記上部連結材は、棒状の連結バーと、前記連結バーの両端部にそれぞれ設けられて前記支柱の上端部に係止される係止部と、を備え、前記係止部は、前記連結バーの端部から該連結バーの軸線方向に直交する方向に延び、前記支柱の内部空間に挿入されて前記支柱の内周面に沿い、被締結部が形成された挿入片と、前記連結バーの端部から前記挿入片と間隔を隔てて平行に延び、前記支柱の外周面に沿うサポート片と、互いに直交する前記サポート片と前記連結バーとの間に設けられた補強部材と、前記サポート片と前記支柱とを貫通し、前記挿入片の前記被締結部に締結される締結部材と、を備えることを特徴とする。
上部連結材を構成する連結バーを支柱に連結するときには、連結バーの端部に設けられた係止部の挿入片を支柱の内部空間に挿入し、サポート片を支柱の外周に沿わせた状態とする。これにより連結バーが支柱に仮係止される。そして、この状態で、締結部材を、サポート片と支柱とに貫通させ、支柱内に位置する挿入片の被締結部に締結することで、連結バーを支柱に本固定することができる。
また、連結バーを支柱に本固定した状態では、挿入片とサポート片とで支柱を挟み込み、さらに、互いに直交するサポート片と連結バーとの間に補強部材が設けられているので、支柱と上部連結材とを強固に接続することができる。
本発明は、前記連結バーは、中空筒状とされ、前記挿入片は、前記連結バー内に挿入されて該連結バーの内周面に固定される本体部と一体に形成されていることを特徴とするようにしても良い。
これにより、本体部を連結バー内に挿入して、連結バーの内周面に溶接等によって固定することによって、挿入片を容易かつ確実に連結バーの端部に設けることができる。
本発明は、前記サポート片と前記補強部材とが一体化され、前記連結バーの下面に固定されているようにしても良い。
サポート片と補強部材とを一体化することにより、サポート片および補強部材を容易に連結バーの端部に設けることができる。
本発明は、前記連結バーの下面に切欠きまたは開口部が形成され、前記補強部材は、前記切欠きまたは前記開口部からオフセットした位置で前記連結バーの下面に固定されていることを特徴とするようにしても良い。
これにより、本体部を連結バー内に挿入した状態で、切欠きまたは開口部を通して溶接器具を連結バー内に挿入し、本体部と溶接バーとの溶接作業を行うことができる。そして、溶接後には、切欠きまたは開口部からオフセットした位置において、補強部材を連結バーの下面に溶接等によって固定するため、切欠きまたは開口部が形成されていても、補強部材の固定にも支障は生じない。
本発明によれば、耐震性を高めつつ、効率よく組立を行うことが可能となる。
本実施形態に係る物品陳列棚の外観を示す斜視図である。 下部連結材と支柱との連結構造を示す立断面図である。 下部連結材を構成する連結バーの端部を示す三面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 下部連結材を構成する連結金具を示す三面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 上部連結材の係止部と支柱の上端部を示す斜視図である。 図5の正断面図である。 上部連結材の連結バーに対する第一金具部材と第二金具部材の組み付け状態を、連結バーの端面側から見た図である。 連結バーの端部を示す図であり、(a)は連結バーを端面側から見た図、(b)は連結バーを下方から見た図である。 第一金具部材を示す三面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 第二金具部材を示す三面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 上部連結材を支柱に連結下状態を示す正断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による物品陳列棚の実施形態を説明する。しかし、本発明はこの実施形態の態様に限定されるものではない。
図1に示すように、物品陳列棚10は、床面に沿って延び、床面上に間隔を隔てて互いに平行に設置される二本一対のベース脚11と、各ベース脚11上に設けられて上方に延び、棚板が装着可能とされた二本一対の支柱12,12と、互いに隣接する二本の支柱12,12の下部どうしを互いに連結する下部連結材13と、互いに隣接する二本の支柱12,12の上部どうしを互いに連結する上部連結材14と、を備えている。互いに隣接する二本のベース脚11,11の先端部11s,11s間には、キックプレート19を架け渡たすこともできる。
ベース脚11は、床面に沿って延びる断面矩形の中空筒状で、その下面11aに床面に接地するパッド15を備えている。
支柱12は、断面矩形の中空筒状で、その前後面12f,12rに、棚板等を係止するため、長手方向に所定の間隔をあけて略矩形状の係止孔16が複数貫通形成されている。ここで、係止孔16は、支柱の前後面12f,12rの幅方向に2列に形成されている。これは、支柱12の幅方向両側に棚板等のオプション部材が係止できるようにするためである。
また、支柱12は、その両側面12a,12aに、下部連結材13、上部連結材14等を係止するため、被係止部20,50が形成されている。
図2に示すように、下部連結材13は、断面矩形の中空筒状をなした連結バー30と、連結バー30の両端部を支柱12,12に連結する連結金具35と、を備えている。
図3に示すように、連結バー30は、その両端部に係止フック31が突出形成されている。また、連結バー30には、支柱12,12間に配置した状態で上方を向く面30aに、連結バー30の軸線方向に連続する溝32が形成されている。
図4に示すように、連結金具35は、長方形状のプレート部36と、プレート部36の幅方向両端からプレート部36に直交する方向に略平行に延びる補強プレート部37,37とを備えている。また、プレート部36の長手方向の一端36aには、プレート部36の長手方向に沿って突出する突起38が設けられている。プレート部36の長手方向の他端36bの近傍には、貫通孔39が形成されている。
補強プレート部37、37は、プレート部36の他端36b側から一端36a側に向けて、プレート部36に直交する方向の長さが漸次小さくなる、略三角形状をなしている。
図1、図2に示すように、上記の下部連結材13を連結するため、支柱12には、被係止部20として、スリット21と貫通孔22とが形成されている。
図2に示すように、連結バー30は、両端部の係止フック31を、スリット21内に挿入して係止させることによって、支柱12,12間に配置される。
連結金具35は、支柱12の側面12aに、プレート部36を突き当てた状態で、突起38が溝32に挿入される。この状態で、プレート部36の貫通孔39と、支柱12の貫通孔22とにボルト23を挿通させ、ボルト23にナット24をねじ込むことによって、支柱12と連結金具35とを締結する。
このようにして、下部連結材13の両端部が支柱12,12に連結されるようになっている。
図5〜図7に示すように、上部連結材14は、断面矩形の筒状をなした棒状の連結バー40と、連結バー40の両端部に設けられた係止金具(係止部)41と、が一体に設けられている。係止金具41は、第一金具部材43と、第二金具部材44と、からなる。
図6〜図8に示すように、連結バー40は、断面矩形の管状で、所定の位置に組み付けた状態で下方を向く面(以下、下面と称する)40uに、連結バー40の軸線に直交する幅方向に所定幅wを有した矩形の切欠き部42が形成されている。
図6、図7、図9に示すように、第一金具部材43は、連結バー40の端部40a内に挿入されて固定される本体部45と、本体部45の一端から連結バー40の軸線に直交する方向に延びる挿入片46と、を備えて形成されている。このような第一金具部材43は、金属プレートを折り曲げ加工することで形成できる。
本体部45は、長方形状のベースプレート部45aと、ベースプレート部45aの幅方向両側からベースプレート部45aに直交する方向に略平行に延びる一対のサイドプレート部45b,45bと、を備えている。
図7に示すように、ベースプレート部45aは、その幅寸法が、連結バー40内に挿入できるよう、連結バー40の管内40bの幅寸法w2よりも小さく、かつ切欠き部42の幅wよりも大きくなるよう形成されている。
各サイドプレート部45bは、ベースプレート部45aに直交する方向の高さが、連結バー40の管内40bの高さ寸法hとほぼ等しくなるよう形成されている。
このような本体部45は、連結バー40の両側の端部40aから、その管内40bに挿入される。すると、サイドプレート部45b,45bは、切欠き部42の両側において、連結バー40の内周部底面40c上に立脚し、ベースプレート部45aが、連結バー40の内周部上面40dに対向するようになっている。そして、ベースプレート部45aは、連結バー40の内周部上面40dに対し、スポット溶接等によって一体に接合されている。なお、ベースプレート部45aと連結バー40とをスポット溶接するに際しては、連結バー40の外周側と、管内40b側とから溶接機の電極をそれぞれ当てる必要があるが、管内40b側においては、連結バー40に形成された切欠き部42を通して電極をベースプレート部45aに突き当てることができる。
図6、図7、図9に示すように、挿入片46は、本体部45のベースプレート部45aから、ベースプレート部45aに直交する方向に延び、本体部45のベースプレート部45aおよびサイドプレート部45b,45bの双方に直交する面内に位置するよう形成されている。この挿入片46の先端部46b近傍には、内周面にネジ溝が形成されたネジ孔47が貫通形成されている。
図6に示すように、挿入片46は、上記したように本体部45が連結バー40の管内40bに溶接された状態で、連結バー40の端面40eと平行で、かつ端面40eとの間に、支柱12の側面12aの肉厚tとほぼ等しい寸法の間隔cを隔てて配置されている。
図6、図10に示すように、第二金具部材44は、挿入片46と対向する長方形状のサポート片48と、連結バー40の下面40uに固定される補強プレート部(補強部材)49と、を備えて形成されている。この第二金具部材44は、金属プレートを折り曲げ加工することで形成できる。
サポート片48の先端部48cの近傍には、ネジ孔47よりも内径が若干大きな貫通孔55が形成されている。
補強プレート部49は、サポート片48の幅方向両側から、それぞれサポート片48に直交する略平行な方向に延びるよう形成されている。
補強プレート部49は、サポート片48の基端部48bからサポート片48に直交する方向に延びる直線部49aを有している。そして、この補強プレート部49は、直線部49aから、サポート片48の先端部48c側の端部49bに向けて、サポート片48に直交する方向の長さが漸次小さくなる断面略三角形状をなしている。
図6、図7に示すように、上記第二金具部材44は、サポート片48を挿入片46と対向させた状態で、補強プレート部49,49の直線部49a,49aが連結バー40の下面40uに溶接されている。
図6に示すように、サポート片48は、連結バー40の下面40uに直交し、挿入片46に対向する側のサポート面48aが、連結バー40の端面40eと同一面内に位置するよう配置されている。これにより、サポート片48と挿入片46との間には、前記の間隔cが形成されている。
また、図7に示すように、補強プレート部49,49は、切欠き部42の幅wよりも若干大きな間隔で対向するよう形成されている。これにより、補強プレート部49,49は、切欠き部42に対してその両側にオフセットした位置で、連結バー40の下面40uに溶接されている。
図5に示すように、このような係止金具41により連結バー40が係止される支柱12の上端部には、被係止部50として、支柱12の側面12a,12aの上端部に形成された凹部51と、凹部51よりも所定寸法下方側に形成された貫通孔52と、が形成されている。
ここで、凹部51は、第一金具部材43の本体部45のベースプレート部45aが収容できるよう、ベースプレート部45aの幅および厚さに合わせた幅w4,深さd1を有して形成されている。この凹部51の幅w4は、ベースプレート部45aが幅方向にガタつかないよう、なるべく小さくするのが好ましい。凹部51の深さd1は、大きくなればなるほど、支柱12の上端部における剛性が低下するため、なるべく小さくするのが好ましい。
図6に示すように、連結バー40を支柱12の上端部に連結するには、連結バー40に対して挿入片46、サポート片48を、支柱12の上端部側に向けた状態で接近させる。そして、図11に示すように、連結バー40の係止金具41の挿入片46を支柱12の内部空間に挿入し、挿入片46とサポート片48との間に支柱12の側面12aの上端部を差し込む。そして、第一金具部材43において本体部45のベースプレート部45aが支柱12の上端部の凹部51に収まるまで、連結バー40を差し込んでいく。
すると、支柱12の側面12aは、挿入片46と、サポート片48および連結バー40の端面40eとの間に挟み込まれ、挿入片46が支柱12の内周面12iに沿い、サポート片48が支柱12の外周面12jに沿った状態となる。これにより、連結バー40の両側の端部40a,40aが、係止金具41によって、支柱12の上端部に仮係止された状態となる。
この仮係止状態で、挿入片46のネジ孔47と、支柱12の貫通孔52と、サポート片48の貫通孔55とが合致するようになっているので、サポート片48側から固定ボルト(締結部材)56を貫通孔55,52に通してネジ孔47にねじ込む。これによって、連結バー40と支柱12とが、第一金具部材43と第二金具部材44とからなる係止金具41によって連結され、連結バー40が支柱12に本係止された状態となる。このようにして、上部連結材14が支柱12,12の上端部の間に連結される。
なお、連結バー40が係止金具41によって係止された支柱12の上端部の開口には、キャップを装着することもできる。
上述したような構成によれば、連結バー40の両側の端部40a,40aに、支柱12の肉厚に応じた間隔cを隔てて対向する挿入片46とサポート片48とが設けられ、これら挿入片46とサポート片48の間に支柱12の側面12aを差し込むことによって、連結バー40を支柱12に仮係止することができる。この状態で、挿入片46が支柱12の側面12aの内周面12iに沿い、サポート片48および連結バー40の端面40eが支柱12の外周面12jに沿っているため、連結バー40と支柱12は安定的に仮係止状態が維持される。これによって、その後の固定ボルト56のねじ込み時に連結バー40がずれることもなく、作業を容易に行うことができる。
また、サポート片48は、連結バー40と支柱12の交差部を補強する補強プレート部49を一体に備えているので、本係止後においては、連結バー40と支柱12とを強固に連結することができる。このようにして、物品陳列棚10を強固で耐震性に優れたものとすることができる。
加えて、支柱12内に挿入される挿入片46には、ネジ孔47が形成されており、固定ボルト56は、支柱12の外周側からネジ孔47にねじ込むようになっている。したがって、締結作業時に支柱12内にボルトやナットを挿入する必要がなく、作業を容易かつ確実に行うことができる。
また、連結バー40の端部40aに切欠き部42を形成したことにより、第一金具部材43の本体部45を連結バー40の内周部上面40dにスポット溶接するに際し、電極を確実に本体部45に突き当てることができ、溶接作業を確実に行える。また、第二金具部材44は、補強プレート部49,49の直線部49a,49aが切欠き部42の両側で連結バー40の下面40uに溶接されており、第二金具部材44の連結バー40への溶接作業も確実に行える。
(その他の実施形態)
なお、本発明の物品陳列棚は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、連結バー40に、第一金具部材43、第二金具部材44を溶接するようにしたが、連結バー40の端部40aに挿入片46とサポート片48とが形成されるのであれば、いかなる構造としても良い。例えば、挿入片46を、連結バー40に一体に形成しても良い。このようにすると、第一金具部材43の本体部45を不要とすることができる。この場合、本体部45を溶接する必要もないことから、切欠き部42も省略できる。
第二金具部材44も、サポート片48と補強プレート部49,49とを折り曲げ加工により一体化して形成したが、例えば、サポート片48と、連結バー40の下面40uに沿うプレートとをL字状に配置し、サポート片48とプレートとの間に補強プレート部49を設ける等、適宜他の構成とすることもできる。また、補強プレート部49に代えて、ブレース状の部材を設けても良い。
また、挿入片46にネジ孔47を形成するようにしたが、これに代えて、挿入片46にウェルドナットを溶接しても良い。さらには、締結部材として固定ボルト56を用い、被締結部としてネジ孔47を形成するようにしたが、締結部材を、挿入片46、支柱12の側面12aを貫通させ、サポート片48に形成された被締結部に締結できるのであれば、他のいかなる形式のものを用いても良い。
また、連結バー40の端部40aの下面40uに切欠き部42を設けたが、この切欠き部42に代えて、下面40uに開口部を形成するようにしても良い。
さらに、物品陳列棚10を構成する各部の構成、例えば下部連結材13の連結構造等については、上記に示した構成に限らず、他の様々な構成を採用することが可能である。
また、例えば、支柱12には、係止孔16を利用することで、棚板に限らず他の様々なオプション部品を装着することができる。
さらに、上記実施形態では、物品陳列棚10は、二本の支柱12,12のみを備える構成としたが、三本以上の支柱12を併設し、互いに隣接する二本の支柱12,12間を下部連結材13、上部連結材14で連結して棚板を設けるようにしても良い。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10 物品陳列棚
11 ベース脚
12 支柱
12a 側面
12f,12r 前後面
12i 内周面
12j 外周面
13 下部連結材
14 上部連結材
15 パッド
16 係止孔
19 キックプレート
20 被係止部
21 スリット
22 貫通孔
23 ボルト
24 ナット
30 連結バー
31 係止フック
32 溝
35 連結金具
36 プレート部
36a 一端
36b 他端
37 補強プレート部
38 突起
39 貫通孔
40 連結バー
40a 端部
40b 管内
40c 内周部底面
40d 内周部上面
40e 端面
40u 下面
41 係止金具(係止部)
42 切欠き部
43 第一金具部材
44 第二金具部材
45 本体部
45a ベースプレート部
45b サイドプレート部
46 挿入片
46b 先端部
47 ネジ孔(被締結部)
48 サポート片
48a サポート面
48b 基端部
48c 先端部
49 補強プレート部(補強部材)
49a 直線部
49b 端部
50 被係止部
51 凹部
52 貫通孔
55 貫通孔
56 固定ボルト(締結部材)
60 キャップ
c 間隔

Claims (4)

  1. 床面に沿って延び、前記床面上に間隔を隔てて二本一対で設置されるベース脚と、
    それぞれの前記ベース脚上に設けられて上方に延び、棚板が装着可能とされた中空筒状の支柱と、
    互いに隣接する二本の前記支柱の上端部どうしを連結する上部連結材と、
    互いに隣接する二本の前記支柱どうしを下部にて連結する下部連結材と、を備え、
    前記上部連結材は、棒状の連結バーと、前記連結バーの両端部にそれぞれ設けられて前記支柱の上端部に係止される係止部と、を備え、
    前記係止部は、
    前記連結バーの端部から該連結バーの軸線方向に直交する方向に延び、前記支柱の内部空間に挿入されて前記支柱の内周面に沿い、被締結部が形成された挿入片と、
    前記連結バーの端部から前記挿入片と間隔を隔てて平行に延び、前記支柱の外周面に沿うサポート片と、
    互いに直交する前記サポート片と前記連結バーとの間に設けられた補強部材と、
    前記サポート片と前記支柱とを貫通し、前記挿入片の前記被締結部に締結される締結部材と、
    を備えることを特徴とする物品陳列棚。
  2. 前記連結バーは、中空筒状とされ、
    前記挿入片は、前記連結バー内に挿入されて該連結バーの内周面に固定される本体部と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の物品陳列棚。
  3. 前記連結バーの下面に切欠きまたは開口部が形成され、
    前記補強部材は、前記切欠きまたは前記開口部からオフセットした位置で前記連結バーの下面に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の物品陳列棚。
  4. 前記サポート片と前記補強部材とが一体化され、前記連結バーの下面に固定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の物品陳列棚。
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