JP2014079082A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇圧回路と降圧回路の組合わせで所望の高電圧を生成する場合、昇圧回路の低電力効率に加え、降圧回路の定常的な電流消費および無負荷時における無駄な電流消費が増加する。
【解決手段】入力ノードに印加された第1電圧(Vdd)を昇圧して第2電圧(Vpp)を生成し、出力ノードから第2電圧を出力する昇圧回路(401)と、入力ノードに印加された第2電圧を降圧して第3電圧(Vps)を生成し、出力ノードから第3電圧を出力する降圧回路(405ps)と、を備え、降圧回路の出力ノードは、昇圧回路の出力ノードと電気的に接続される。
【選択図】図8

Description

本発明は半導体装置に関し、たとえば、降圧回路を備える半導体装置に関する。
不揮発性メモリを内蔵する半導体装置では、メモリセルの書込み処理等のために、高電圧を生成する必要がある。この高電圧は、半導体装置に供給される電源電圧を昇圧回路で昇圧して生成される。電圧安定性や消費電力低減のため、昇圧回路で生成した昇圧電圧を降圧回路で降圧することで、目的とする高電圧を生成することが行われている。
特許文献1は、DC−DCコンバータで直流入力電圧を昇圧し、降圧レギュレータでこのDC−DCコンバータの出力直流電圧を調整し、半導体メモリに電力供給を行うICメモリカードを開示する。特許文献2は、直流電源、レギュレータ、およびチャージポンプ回路を備えた電源装置を開示する。直流電源およびレギュレータの出力電圧をチャージポンプ回路が有するキャパシタに印加することで、所望の昇圧電圧を形成する。
特開平7−21791号公報 特開2007−202267号公報
昇圧回路と降圧回路の組合わせで所望の高電圧を生成する場合、昇圧回路の低電力効率に加え、降圧回路の消費電力が問題となる。降圧回路は定常的な電流消費を伴う。さらに、降圧回路の電流駆動能力を大きく設定すると、無負荷時における無駄な電流消費が増加する。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、入力ノードに印加された第1電圧を昇圧して第2電圧を生成し、出力ノードから第2電圧を出力する昇圧回路と、入力ノードに印加された第2電圧を降圧して第3電圧を生成し、出力ノードから第3電圧を出力する降圧回路と、を備え、降圧回路の出力ノードは、昇圧回路の入力ノードと電気的に接続される。
前記一実施の形態によれば、降圧回路の負荷電流変動によらず、昇圧回路および降圧回路の総合消費電流を低減した半導体装置の提供が可能となる。
実施の形態1に係る半導体装置の構成図である。 実施の形態1に係る半導体装置が備えるフラッシュメモリモジュールの構成図である。 実施の形態1に係る半導体装置が備えるフラッシュメモリアレイの構成図である。 実施の形態1に係るフラッシュメモリモジュールが備える電源回路の構成図である。 実施の形態1に係る半導体装置が備える電源回路が有する昇圧回路およびリファレンス電圧生成回路の回路図である。 実施の形態1に係る半導体装置が備える電源回路が有する電流駆動回路の回路図である。 実施の形態1に係る半導体装置が備える電源回路が有する電流駆動回路の変形例1の回路図である。 実施の形態1に係る半導体装置が備える電源回路が有する電流駆動回路の変形例2の回路図である。 実施の形態1に係る半導体装置が備える電源回路が有する昇圧回路の変形例の回路図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。実施の形態の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載ある場合を除き、必ずしもその個数、量などに限定されない。実施の形態の図面において、同一の参照符号や参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。また、実施の形態の説明において、同一の参照符号等を付した部分等に対しては、重複する説明は繰り返さない場合がある。
<実施の形態1>
図1を参照して、実施の形態1に係る半導体装置1の構成を説明する。
半導体装置1は、高速バスBUS1を介して接続された、フラッシュメモリモジュールMD、RAMモジュール12、CPU14、DMAコントローラ15、およびバスインターフェイス16を備える。さらに、半導体装置1は、低速バスBUS2を介して接続された、シーケンサ18、タイマ10、I/Oポート11、17、バスインターフェイス16、およびPLL(位相同期回路)13を備える。さらに、半導体装置1は、外部から供給される電源電圧Vccおよび電源電圧Vssを受け、電源電圧Vddおよび電圧Vrefを生成する電圧生成回路VGNを備える。半導体装置1は、外部から供給されるスタンバイ信号STBYおよびリセット信号RESにより、制御される。
図2を参照して、実施の形態1に係る半導体装置1が備えるフラッシュメモリモジュールMDの構成を説明する。
フラッシュメモリモジュールMDは、電源回路PWR、電圧切替回路VSW、XデコーダXDEC、フラッシュメモリアレイMA、YデコーダYDEC、センスアンプSA、I/O制御回路21、オシレータ22、サブシーケンサ23、および安定化容量Cを備える。I/O制御回路21、オシレータ22、サブシーケンサ23、および電源回路PWR等、高電圧が印加されない回路には、電圧生成回路VGNが生成する電源電圧Vddが供給される。
電圧生成回路VGNは、例えば、3.3V〜5Vの電源電圧Vccおよび0Vの電源電圧Vssを受け、1.5V程度の電源電圧Vddを生成する。電源電圧Vddを供給する電圧生成回路VGNの出力近傍の電源配線には、安定化容量Cの一端が接続される。安定化容量Cの他端は、電源電圧Vssを供給する電源配線と接続される。この安定化容量Cにより、各回路の動作に起因する電源配線のノイズ量が低減される。
I/O制御回路21は、アドレスバッファ21aおよびI/Oバッファ21bを有する。アドレスバッファ21aは、CPU14が出力するアドレス信号をXデコーダXDECおよびYデコーダYDECへ出力する。フラッシュメモリアレイMAが有するメモリセルは、XデコーダXDECおよびYデコーダYDECにより選択される。選択されたメモリセルのデータは、センスアンプSAおよびI/Oバッファ21bを介して、CPU14へ出力される。I/Oバッファ21bは、CPU14が出力する書込みデータを、図示しない書込み回路へ出力する。
電源回路PWRは、電源電圧Vddおよび電圧Vrefに基づき、メモリセルの読出し/書込み/消去の各動作モードに必要な各種電圧を生成する。電源回路PWRの動作は、サブシーケンサ23およびオシレータ22が出力するクロックClkにより制御される。電圧切替回路VSWは、後述の通り、電源回路PWRが生成する各種電圧を、各動作モードに応じて、ワード線電圧VWL、メモリゲート線電圧VMGL、およびソース線電圧VSLとして出力する。電圧切替回路VSWの動作は、サブシーケンサ23およびオシレータ22が出力するクロックClkにより制御される。
図3を参照して、実施の形態1に係る半導体装置1が備えるフラッシュメモリアレイMAの構成を説明する。
図3(a)は、メモリセルMCの等価回路を示す。メモリセルMCは、メモリセルトランジスタMmemおよび選択トランジスタMselを有する。メモリセルトランジスタMmemは、電荷蓄積層CSLおよびメモリゲートMGを有する。電荷蓄積層CSLは、例えば、フローティングゲートやMONOS構造で形成される。メモリゲートMGは、メモリゲート線MGLと接続される。選択トランジスタMselは、コントロールゲートCGを有する。コントロールゲートCGは、ワード線WLと接続される。
メモリセルトランジスタMmemのソース/ドレインの一端は、ソース線SLと接続される。メモリセルトランジスタMmemのソース/ドレインの他端は、選択トランジスタMselのソース/ドレインの一端と接続される。選択トランジスタMselのソース/ドレインの他端は、ビット線BLと接続される。メモリセルMCの書込み/消去動作は、ソース線SLから供給されるメモリセルトランジスタMmemのチャネル電流を制御することで行われる。
図3(b)は、フラッシュメモリアレイMAの構成を示す。フラッシュメモリアレイMAは、行列状に配置されたメモリセルMCを有する。行方向に配置されたメモリセルMCのコントロールゲートCG、メモリゲートMG、およびメモリセルトランジスタMmemのソース/ドレインの一端は、各々、共通のワード線WL、メモリゲート線MGL、およびソース線SLと接続される。列方向に配置されたメモリセルMCが有する選択トランジスタMselのソース/ドレインの他端は、共通のビット線BLと接続される。
XデコーダXDECは、メモリセルMCの選択/非選択を行うとともに、そのメモリセルMCに対する処理(読出し/書込み/消去)に必要な電圧を、ワード線WL、メモリゲート線MGL、およびソース線SLに供給する。YデコーダYDECは、ビット線BLを選択するとともに、選択されたメモリセルMCの読出しデータをセンスアンプSAへ出力する。なお、図3(b)では省略しているが、書込み/消去時にソース線SLからメモリセルMCに供給される電流は、ビット線BLを経由して、図示しない書込み回路に吸収される。
図4を参照して、実施の形態1に係るフラッシュメモリモジュールMDが備える電源回路PWRの構成を説明する。
電源回路PWRは、電圧生成回路VGNが出力する電源電圧Vddおよび電圧Vrefに基づき、メモリセルMCの読出し/書込み/消去動作に必要な各電圧を生成する。各電圧は、サブシーケンサ23が生成する制御信号およびオシレータ22が生成するクロックClkに基づき、生成される。電源回路PWRが生成した各種電圧は、電圧切替回路VSWで適宜選択され、ワード線電圧VWL、メモリゲート線電圧VMGL、およびソース線電圧VSLとして、XデコーダXDECへ出力される。
電源回路PWRは、書込み/べリファイ時にメモリゲート線MGLに印加する電圧Vpg/Vpv、書込み/消去時にソース線SLに印加する電圧Vps、書込み非選択ゲートに印加する電圧Vpgu、消去/べリファイ時に生成する電圧Veg/Vev、および読出し時にワード線WLに印加する電圧Vrgを生成する。
電源回路PWRが備える各種電源電圧生成回路のうち、電圧Vpsを生成する回路(以下、”Vps生成回路”、と記載する。)の構成を説明する。Vps生成回路は、昇圧回路40ps、リファレンス電圧生成回路41ps、および電流駆動回路405ps(降圧回路)を備える。昇圧回路40psは、電源電圧Vddを昇圧して昇圧電圧Vppを生成する。電流駆動回路405psは、昇圧電圧Vppを降圧させた電圧Vpsを生成する。電圧Vpsは、電圧切替回路VSWを経由して、書込み/消去対象のメモリセルMCのソース線SLにソース線電圧VSLとして印加される。電流駆動回路405psの出力電流の一部は、昇圧回路40psにフィードバックされる。この出力電流のフィードバック動作は、リファレンス電圧生成回路41psが出力するリファレンス電圧Vrsにより制御される。
昇圧回路40psおよびリファレンス電圧生成回路41psの動作は、サブシーケンサ23が出力する信号c40ps、信号s40ps、および信号s41psと、オシレータ22が出力するクロックClkと、により制御される。さらに、昇圧回路40psおよびリファレンス電圧生成回路41psには、ボルテージフォロワ42を経由して、電圧生成回路VGNが生成する電圧Vrefが供給される。
図5を参照して、実施の形態1に係る半導体装置1が備える電源回路PWRが有する昇圧回路40psおよびリファレンス電圧生成回路41psの回路図を説明する。
図5(a)は、Vps生成回路が有する昇圧回路40psの具体的な回路図である。昇圧回路は、チャージポンプ回路401、分周回路402、比較電圧生成回路403、および比較器404を有する。チャージポンプ回路401は、一般的なDicksonタイプである。ダイオード接続されたn型トランジスタ401bは、所定の段数、直列接続される。直列接続された各n型トランジスタ401bのドレインは、容量401cの一端と接続される。容量401cの他端はドライバ401aにより駆動される。偶数番および奇数番の各ドライバ401aは、分周回路402が出力するクロックにより、互いに逆相に容量401cを駆動する。
チャージポンプ回路401が有する初段のn型トランジスタ401bのドレイン(チャージポンプ回路401の入力ノード)には、電圧生成回路VGNが生成する電源電圧Vddが印加され、最終段のn型トランジスタ401bのソース(チャージポンプ回路401の出力ノード)から昇圧電圧Vppが出力される。比較器404は、昇圧電圧Vppの値と比較電圧生成回路403が出力する電圧設定値とを比較し、両者の値が一致するように
分周回路402が出力するクロックの周期を調整する。比較電圧生成回路403は、入力される電圧Vrefおよび信号s40psに基づき、比較器404へ電圧設定値を出力する。信号c40psは、分周回路402の活性化/非活性化を制御する。
図5(b)は、電流駆動回路405psに供給するリファレンス電圧Vrsを出力するリファレンス電圧生成回路41psの構成を示す。リファレンス電圧生成回路41psは、入力される電圧Vrefおよび信号s41psに基づき、リファレンス電圧Vrsを生成する。
なお、図4に示される電源回路PWRにおいて、Vps生成回路以外の他の電源電圧生成回路も同様な構成を有する。例えば、電圧Vpgは、昇圧回路40pgにより生成される。電圧Vpvは、リファレンス電圧生成回路41pvおよびボルテージフォロワ405pvにより生成される。
図6を参照して、実施の形態1に係る半導体装置1が備える電源回路PWRが有する電流駆動回路405psの回路図を説明する。
電流駆動回路405psは、カレントミラー回路である。電流駆動回路405psは、カスコード接続されたp型トランジスタMp11、p型トランジスタMp12、p型トランジスタMp13、およびp型トランジスタMp14と、ゲートにバイアス電圧Vbiasが印加されたn型トランジスタMn11と、基準電流源Iref11と、を有する。p型トランジスタMp11のソースには、チャージポンプ回路401の出力ノードから出力される昇圧電圧Vppが印加される。p型トランジスタMp11のゲートはp型トランジスタMp12のドレインと接続される。p型トランジスタMp12のゲートはp型トランジスタMp13のドレインと接続される。p型トランジスタMp13およびMp14のゲートは、p型トランジスタMp14のドレインと接続される。n型トランジスタMn11のドレインはp型トランジスタMp14のドレインと接続され、そのソースは基準電流源Iref11と接続される。
一方、電流駆動回路405psの出力側は、カスコード接続されたp型トランジスタMp15およびp型トランジスタMp16を有する。p型トランジスタMp15のソースには、昇圧電圧Vppが印加され、そのゲートはp型トランジスタMp11のゲートと接続される。p型トランジスタMp16のソースはp型トランジスタMp15のドレインと接続され、そのゲートはp型トランジスタMp12のゲートと接続される。p型トランジスタMp11およびp型トランジスタMp12と、p型トランジスタMp15およびp型トランジスタMp16は、カレントミラーを形成する。カレントミラーを形成する各トランジスタのゲート幅Wおよびゲート長Lの比(W/L)を1:nとすると、p型トランジスタMp16のドレイン(電流駆動回路405psの出力ノード)から、基準電流源Iref11のn倍で決定される駆動電流が出力される。
電流駆動回路405psは、ソース線SLを介して、メモリセルMCが有するメモリセルトランジスタMmemにメモリセル電流Imemを供給する。このメモリセル電流Imemは、書込み/消去時にメモリセルMCに印加される。ソース線SLからメモリセルトランジスタMmemに印加されたメモリセル電流Imemは、選択トランジスタMsel、ビット線BL、およびYデコーダYDECを経由して、図示しない書込み回路に流れる。
電流駆動回路405psの出力側は、さらに、出力電圧モニタ回路60およびスイッチ素子であるn型トランジスタMn13を有する。出力電圧モニタ回路60は、電流駆動回路405psの出力電圧Vps、即ち、p型トランジスタMp16のドレイン電圧が所定の電圧に達すると、n型トランジスタMn13を非導通状態から導通状態に設定する。
出力電圧モニタ回路60は、カスコード接続されたp型トランジスタMp17、p型トランジスタMp18、およびn型トランジスタMn12を有する。p型トランジスタMp17のソースはp型トランジスタMp16のドレインと接続され、そのゲートおよびドレインはp型トランジスタMp18のソースと接続される。p型トランジスタMp18のゲートにはリファレンス電圧Vrsが印加され、そのドレインはn型トランジスタMn12のドレインと接続される。p型トランジスタMp18のドレインは、信号s60を出力する。n型トランジスタMn12のゲートにはバイアス電圧Vbiasが印加され、そのソースには電源電圧Vssが印加される。
n型トランジスタMn13のドレインは、p型トランジスタMp16のドレインと接続される。n型トランジスタMn13のソースは、チャージポンプ回路401に電源電圧Vddを供給する電源配線を介して、チャージポンプ回路401の入力ノードと接続される。n型トランジスタMn13のゲートは、出力電圧モニタ回路60が有するp型トランジスタMp18のドレインと接続される。即ち、出力電圧モニタ回路60が出力する信号s60に基づき、n型トランジスタMn13の導通状態が制御される。
出力電圧モニタ回路60の動作を説明する。メモリセルMCの書込み/消去動作が進行するに従い、電流駆動回路405psの駆動電流、即ち、メモリセル電流Imemは減少する。メモリセル電流Imemの減少に伴い、p型トランジスタMp16のドレイン電圧(電圧Vps)は上昇する。電圧Vpsが、リファレンス電圧Vrs、p型トランジスタMp17の閾値電圧、およびp型トランジスタMp18の閾値電圧の合計値以上に上昇すると、p型トランジスタMp17およびMp18は導通し、信号s60は電圧Vps近くまで上昇する。この結果、n型トランジスタMn13は非導通状態から導通状態に変化する。
n型トランジスタMn13が導通すると、電流駆動回路405psは、メモリセル電流Imemに加えて、放電電流Idisを流し始める。メモリセル電流Imemおよび放電電流Idisの合計値は、基準電流源Iref11に流れる定電流値のミラー比n倍で決定される。メモリセル電流Imemが減少すると、放電電流Idisは、導通したn型トランジスタMn13を介して、昇圧回路40psが有するチャージポンプ回路401の消費電流Ipumpの一部として供給される。つまり、電流駆動回路405psの駆動電流の一部は、電流駆動回路405psに供給する昇圧電圧Vppを生成する昇圧回路40psへ回収される。この結果、電圧生成回路VGNからチャージポンプ回路401へ供給される電源電流は減少し、半導体装置1の消費電流は削減される。
図7を参照して、実施の形態1に係る半導体装置1が備える電源回路PWRが有する電流駆動回路405psの変形例1である電流駆動回路405ps1の回路図を説明する。
図7の電流駆動回路405ps1は、図6の電流駆動回路405psと、以下の点で相違する。即ち、電流駆動回路405ps1は、n型トランジスタMn14、n型トランジスタMn15、およびインバータInv6で構成される放電路切替スイッチ70を有する。放電路切替スイッチ70は、電流駆動回路405psにおけるスイッチ素子であるn型トランジスタMn13と昇圧回路40psとの間に配置される。
放電路切替スイッチ70の構成を説明する。n型トランジスタMn14のドレインはn型トランジスタMn13のソースと接続され、n型トランジスタMn14のソースはチャージポンプ回路401に電源電圧Vddを供給する電源配線と接続される。n型トランジスタMn15のドレインはn型トランジスタMn13のソースと接続され、そのソースには電源電圧Vssが印加される。n型トランジスタMn14のゲートには信号Recyc_onが印加される。n型トランジスタMn15のゲートには、信号Recyc_onの論理レベルをインバータInv6で反転させた信号が印加される。
信号Recyc_onがハイレベルの場合、放電電流Idisは、n型トランジスタMn13およびn型トランジスタMn14を経由して、チャージポンプ回路401の消費電流Ipumpの一部として供給される。この放電電流Idisの昇圧回路40psへの回収による効果は、図6の電流駆動回路405psによる効果と同一である。
信号Recyc_onをハイレベルに設定し、電流駆動回路405ps1の余剰駆動電流(放電電流Idis)をチャージポンプ回路401で回収する場合、その時の電圧Vpsの値は電源電圧Vdd以上でなければならない。これは、チャージポンプ回路401が有する初段のn型トランジスタ401bのドレインには電源電圧Vddが印加されるからである。
しかしながら、電流駆動回路405ps1の出力電圧Vpsが電源電圧Vddより低い場合でも、十分な駆動電流の供給が求められる用途も考えられる。この場合、電源電圧Vddが供給されるチャージポンプ回路401は、放電電流Idisを回収することはできない。そこで、信号Recyc_onをロウレベルに設定し、放電電流Idisを、n型トランジスタMn15を経由して、電源電圧Vssを供給する電源配線に放出する。
電流駆動回路405ps1が有する放電路切替スイッチ70によれば、電流駆動回路405ps1に求められる出力電圧Vps−駆動電流特性に応じて、放電電流Idisの流出先を決定することが可能となる。これにより、半導体装置1の低消費電力化および駆動電流の安定化が実現できる。
図8を参照して、実施の形態1に係る半導体装置1が備える電源回路PWRが有する電流駆動回路405psの変形例2である電流駆動回路405ps2の回路図を説明する。
図8の電流駆動回路405ps2は、カレントミラー回路および差動増幅回路を組み合わせた構成を有する。
カレントミラー回路は、ソースに昇圧電圧Vppが印加され、ゲートおよびドレインが基準電流源Iref12と接続されたp型トランジスタMp21と、ソースに昇圧電圧Vppが印加され、ゲートがp型トランジスタMp21のゲートと接続されたp型トランジスタMp22およびp型トランジスタMp23と、を有する。p型トランジスタMp21およびp型トランジスタMp23の各ゲート幅Wとゲート長Lとの比(W/L)を1:nとすると、p型トランジスタMp23のドレイン(電流駆動回路405ps2の出力ノード)から、基準電流源Iref12のn倍で決定される駆動電流が出力される。p型トランジスタMp23は、メモリセルMCが接続されたソース線SLに、メモリセル電流Imemを供給する。
差動増幅回路は、ソースがp型トランジスタMp22のドレインと接続され、ゲートが互いに接続されたp型トランジスタMp24およびp型トランジスタMp25を有する。p型トランジスタMp25のゲートおよびドレインは、互いに接続される。さらに、差動増幅回路は、n型トランジスタMn21およびn型トランジスタMn22を有する。n型トランジスタMn21およびp型トランジスタMp24の両ドレインは互いに接続され、n型トランジスタMn22およびp型トランジスタMp25の両ドレインは互いに接続される。n型トランジスタMn21およびMn22のソースには、電源電圧Vssが印加される。p型トランジスタMp22は、基準電流源Iref12の所定倍数の定電流を、差動増幅回路に供給する。
n型トランジスタMn21のゲートには、リファレンス電圧Vrsが印加される。n型トランジスタMn22のゲートには、電流駆動回路405ps2の出力電圧Vpsが印加される。p型トランジスタMp23のドレインおよびチャージポンプ回路401に電源電圧Vddを供給する電源配線は、各々、n型トランジスタMn23のドレインおよびソースと接続される。n型トランジスタMn23のゲートは、n型トランジスタMn21のドレインと接続される。
差動増幅回路は、出力電圧Vpsとリファレンス電圧Vrsとを比較し、その比較結果に基づき、n型トランジスタMn23の導通状態を制御する。メモリセルMCの書込み/消去動作が進行するに従い、メモリセル電流Imemが減少すると、出力電圧Vpsが上昇する。出力電圧Vpsがリファレンス電圧Vrsより大きくなると、n型トランジスタMn21のドレイン電圧は上昇し、n型トランジスタMn23は非導通状態から導通状態に変化する。電流駆動回路405ps2の放電電流Idisは、n型トランジスタMn23を経由して、チャージポンプ回路401の消費電流Ipumpの一部として供給される。この結果、電圧生成回路VGNからチャージポンプ回路401へ供給される電源電流は減少し、半導体装置1の消費電流は削減される。
図9を参照して、実施の形態1に係る半導体装置1が備える電源回路PWRが有する昇圧回路40psの変形例である昇圧回路90の回路図を説明する。
図9の昇圧回路90は、DC−DCコンバータの1つである非絶縁型昇圧チョークコンバータである。コイル901は、半導体装置1の配線層で形成される。コイル901の一端には電源電圧Vddが印加され、コイル901の他端には、n型トランジスタMn92のドレインと、ダイオード接続されたn型トランジスタMn91のドレインおよびゲートと、が接続される。容量C90の一端が接続されるn型トランジスタMn91のソースは、昇圧電圧Vppを出力する。比較回路902は、昇圧電圧Vppおよびリファレンス電圧Vrpの比較結果を出力する。デューティ変換回路903は、比較回路902の出力に基づき、n型トランジスタMn92のゲート電圧を制御する。n型トランジスタMn92は、デューティ変換回路903の出力に基づき、昇圧電圧Vppが所望の値を維持するように、コイル901を駆動するパルス信号のデューティを適宜変更する。
図9の電流駆動回路405psの構成および動作は、図6の同一符号を付された回路と同一であり、重複説明は行わない。
メモリセルMCの書込み/消去動作が進行するに従い、メモリセル電流Imemが減少すると、放電電流Idisは、チョークコンバータ90への消費電流Ichopの一部として供給される。この結果、電圧生成回路VGNからチョークコンバータ90へ供給される電源電流は減少し、半導体装置1の消費電流は削減される。なお、図9の電流駆動回路405psに代えて、図7の電流駆動回路405ps1または図8の電流駆動回路405ps2を適用しても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 半導体装置、10 タイマ、11,17 I/Oポート、12 RAMモジュール、15 DMAコントローラ、16 バスインターフェイス、18 シーケンサ、21 I/O制御回路、21a アドレスバッファ、21b I/Oバッファ、22 オシレータ、23 サブシーケンサ、40pg,40ps 昇圧回路、41ps,41pv リファレンス電圧生成回路、42 ボルテージフォロワ、60 出力電圧モニタ回路、70 放電路切替スイッチ、90 チョークコンバータ、401 チャージポンプ回路、401a ドライバ、401c 容量、402 分周回路、403 比較電圧生成回路、404 比較器、405ps,405ps1,405ps2 電流駆動回路、405pv ボルテージフォロワ、901 コイル、902 比較回路、903 デューティ変換回路、BL ビット線、BUS1 高速バス、BUS2 低速バス、C 安定化容量、c40ps 信号、C90 容量、CG コントロールゲート、Clk クロック、CSL 電荷蓄積層、Ichop 消費電流、Idis 放電電流、Imem メモリセル電流、Ipump 消費電流、Iref11,Iref12 基準電流源、MA フラッシュメモリアレイ、MC メモリセル、MD フラッシュメモリモジュール、MG メモリゲート、MGL メモリゲート線、Mmem メモリセルトランジスタ、Msel 選択トランジスタ、PWR 電源回路、Recyc_on 信号、RES リセット信号、s40ps,s41ps,s60 信号、SA センスアンプ、SL ソース線、STBY スタンバイ信号、Vbias バイアス電圧、Vcc,Vdd 電源電圧、Veg/Vev 電圧、VGN 電圧生成回路、VMGL メモリゲート線電圧、Vpg,Vpv,Vpgu 電圧、Vpp 昇圧電圧、Vps 出力電圧、Vref,Vrg 電圧、Vrp,Vrs リファレンス電圧、VSL ソース線電圧、Vss 電源電圧、VSW 電圧切替回路、VWL ワード線電圧、WL ワード線、XDEC Xデコーダ、YDEC Yデコーダ。

Claims (12)

  1. 入力ノードに印加された第1電圧を昇圧して第2電圧を生成し、出力ノードから前記第2電圧を出力する昇圧回路と、
    入力ノードに印加された前記第2電圧を降圧して第3電圧を生成し、出力ノードから前記第3電圧を出力する降圧回路と、を備え、
    前記降圧回路の出力ノードは、前記昇圧回路の入力ノードと電気的に接続される、半導体装置。
  2. 前記降圧回路は、出力電圧モニタ回路および第1スイッチを有し、
    前記出力電圧モニタ回路は、前記第3電圧が所定電圧を超えた場合、第1制御信号を出力し、
    前記第1スイッチは、前記降圧回路の出力ノードと前記昇圧回路の入力ノードとの間に配置されるとともに、前記第1制御信号に応答して、非導通状態から導通状態に変化する、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記降圧回路は、第2スイッチおよび第3スイッチを、さらに有し、
    前記第2スイッチは、前記第1スイッチと直列に、前記昇圧回路の入力ノードとの間に配置され、
    前記第3スイッチの一方の端子は前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの接続点と接続されるとともに、前記第3スイッチの他方の端子には第4電源が印加され、
    前記第2スイッチおよび前記第3スイッチは、第2制御信号に応答して、その導通状態が互いに相補的に変化する、請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記降圧回路は、基準電流源を有するカレントミラー回路である、請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記昇圧回路は、チャージポンプ回路である、請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記昇圧回路は、DC−DCコンバータである、請求項4記載の半導体装置。
  7. 行列状に配置され、ビット線およびソース線と接続される不揮発性メモリセルを有するメモリセルアレイと、
    入力端子に印加された第1電源電圧を昇圧して第2電源電圧を出力する昇圧回路と、
    前記第2電源電圧を降圧して第3電源電圧を出力端子から出力する降圧回路と、を備え、
    前記ソース線には、前記降圧回路の出力端子から駆動電流が供給され、
    前記降圧回路は、出力電圧モニタ回路および第1スイッチを有し、
    前記出力電圧モニタ回路は、前記第3電圧が所定電圧を超えた場合、第1制御信号を出力し、
    前記第1スイッチは、前記降圧回路の出力端子と前記昇圧回路の入力端子間に配置されるとともに、前記第1制御信号に応答して非導通状態から導通状態に変化する、半導体装置。
  8. ワード線をさらに備え、
    前記不揮発性メモリセルは、電荷蓄積層を有するメモリセルトランジスタおよびコントロールゲートを有する選択トランジスタを有し、
    前記メモリセルトランジスタおよび前記選択トランジスタは、各々、前記ソース線および前記ビット線と接続され、
    前記コントロールゲートは前記ワード線と接続される、請求項7記載の半導体装置。
  9. 前記降圧回路は、基準電流源を有するカレントミラー回路である、請求項7記載の半導体装置。
  10. 前記昇圧回路は、チャージポンプ回路である、請求項9記載の半導体装置。
  11. 前記昇圧回路は、DC−DCコンバータである、請求項9記載の半導体装置。
  12. 前記駆動電流は、前記不揮発性メモリセルの書込みまたは消去動作時に、前記ソース線に供給される、請求項7記載の半導体装置。
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