JP2014078462A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
本発明の目的は、ケーブル結合体の本体への組み込み作業の容易化と隣接する芯線同士の接触防止を図ったコネクタを提供するものである。
【解決手段】
コネクタFは、複数のケーブルC1、C2、C3、C4の芯線の先端を接続する複数の接続部21、21、21、21と、複数のコンタクト部22、22、22、22を有するケーブル結合体2と、このケーブル結合体2を収納する本体3と、この本体3内にあって、複数の接続部21、21、21、21の内、隣接する接続部の接触を防止する電気絶縁性の第1の壁31aと、本体3内にあって、複数のコンタクト部22、22、22、22の内、隣接するコンタクト部の接触を防止する電気絶縁性の第2の壁31bとを備え、この第2の壁31bと第1の壁31aは、本体1に一体的に形成されると共に、複数のケーブルC1、C2、C3、C4の長手方向に平行に形成されているものである。
【選択図】図4
Description
このコネクタ(10)は、クリンピングターミナル(20)をハウジング(30)に側部から装着し、ハウジング(30)にケース(40)を被せてコードブッシュ(11)を樹脂成形するようにしている。
また、電線(2)からの芯線が特許文献1の図1(a)に示されるように、精度良く管理されている場合は、問題がないが、電線(2)からの芯線の露出量が多い状態で配置された場合、隣接する芯線同士がそれぞれ湾曲して配置されているため、該芯線がばらけて、隣接する芯線同士が接触するという問題点があった。
しかも、ケーブルの芯線の先端を接続する接続部から本体の外側へ向かうケーブルを直線状に導くこともでき、ケーブルに曲げがない分、コンパクトなコネクターを得ることができると共に、従来生じていたケーブルの芯線の一部がばらけて、隣接するケーブルの芯線同士の接触をも防止することができる。
図1に示すFは、芯線の接続部が凹になっているコネクタ(例えば、メスコネクタ)で、
コネクタFは、
複合ケーブル1と、
この複合ケーブル1の複数のケーブルC1、C2、C3、C4の芯線の先端を接続 した複数の接続部21、21、21、21と、オスコネクタMの複数の挿入部P(挿 入部Pは、図5乃至図7記載のピンである。)を受け入れる複数のコンタクト部22 、22、22、22を有するケーブル結合体2と、
ケーブル結合体2を収納する本体3と、リテーナ4と、複合ケーブル1、本体3、 リテーナ4とを樹脂で接合する樹脂体5とを有する。
また、上述した実施例のコンタクト部22、22、22、22は、コネクタFがメスコネクタの場合、オスコネクタの挿入部Pを受け入れる受入部として説明したが、本願発明のコネクタFにあっては、これに限らず、コネクタFがオスコネクタの場合、上述した実施例のコンタクト部22、22、22、22は、図示しないが、オスコネクタの挿入部(挿入部は、例えば、ピンである。)となる。
リテーナ4は、図8及び図9に示すように、樹脂[例えば、(PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂]で形成されると共に、複合ケーブル1を保護するもので、先端に本体3の被係止部3aに係止する係止部4aを、中央に複合ケーブル1を通す開口部を、該開口部に臨むように覆い部4b、4b、4b、4bを、それぞれ有している。
複合ケーブル1は複数のケーブルC1、C2、C3、C4の外周を共通のリテーナ4で覆い、図3、図4、図8に示す11aは、外被11の外周に設けられた溝部である。
この溝部11aは、リテーナ4の係止部4aを本体3に設けた被係止部3aに係止させた後(図3、図8及び図10参照)、樹脂を流入させて樹脂体5で接合した際、溝部11aに前記樹脂を充填させることにより、本体3とリテーナ4と外被11を強固に樹脂で結合させる機能を有するものである(図3参照)。
なお、外被11の先端11bは、図3に示すように、本体3に当接し、複数のケーブルC1、C2、C3、C4は、外被11の先端11bより突出している。
そのため、本体3内にケーブル結合体2の複数の受入部22をスムーズに挿入することができ、組み込み作業を容易にし、
しかも、ケーブルC1、C2、C3、C4の芯線の先端を接続する接続部21から本体3の外側へ向かうケーブルを直線状に導くこともでき、ケーブルC1、C2、C3、C4に曲げがない分、コンパクトなコネクタFを得ることができると共に、従来生じていたケーブルC1、C2、C3、C4の芯線の一部がばらけて、隣接するケーブルC1、C2、C3、C4の芯線同士の接触をも防止することができる。
そして、第1の壁31aの複数の接続部21を介して対向する面はなく、開放され(通路の一部が欠けている図9参照)、この開放された第1の壁31aの複数の接続部21は、複数のケーブルC1、C2、C3、C4の外側に位置した電気絶縁性のリテーナ4の覆い部4b、4b、4b、4bで覆われるようになっている(図4及び図9参照)。
そのため、複数の接続部21は、第1の壁31aとリテーナ4の覆い部4b、4b、4b、4b(図9参照)で覆われ、隣接するケーブルC1、C2、C3、C4の芯線同士の接触を防止することができる。
なお、上述した第1の壁31aと第2の壁31bは本体3に一体的に形成された壁部31で、この壁部31は本体3の中央に位置している。
また、リテーナ4の中央に設けた開口部を外被11を通すようにしたが、図示しないが、リテーナ4を分割(例えば、2分割)し、分割したリテーナを外被11の外側から近づくようにして、分割したリテーナを結合させるようにしても良い。
C1 ケーブル
C2 ケーブル
C3 ケーブル
C4 ケーブル
2 ケーブル結合体
21 接続部
22 コンタクト部
3 本体
31a 第1の壁
31b 第2の壁
Claims (4)
- 複数のケーブルの芯線の先端を接続した複数の接続部と、複数のコンタクト部を有するケーブル結合体と、
このケーブル結合体を収納する本体と、
この本体内にあって、前記複数の接続部の内、隣接する接続部の接触を防止する電気絶縁性の第1の壁と、
前記本体内にあって、前記複数のコンタクト部の内、隣接するコンタクト部の接触を防止する電気絶縁性の第2の壁とを備え、
この第2の壁と前記第1の壁は、前記本体に一体的に形成されると共に、前記複数のケーブルの長手方向に平行に形成されている
ことを特徴とするコネクタ。 - 複数のケーブルの外周を覆うと共に、先端を本体に当接する外被と、
この外被の外周に設けられた溝部とを備え、
前記外被の先端より前記複数のケーブルは、突出し、
第1の壁と第2の壁は前記本体に一体的に形成された壁部で、この壁部は前記本体の中央に位置し、
前記第1の壁の複数の接続部を介して対向する面はなく、開放され、
この開放された第1の壁の複数の接続部は、前記複数のケーブルの外側に位置した電気絶縁性のリテーナの覆い部で覆われ、
前記リテーナと前記本体とは、前記リテーナの係止部が前記本体に設けた被係止部に係止し、
前記本体と前記リテーナと前記本体に当接する外被の周囲は、樹脂で接合され、
前記溝部に前記樹脂が充填されている
ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 複数のケーブルの外周を覆う外被を備え、
前記外被の先端より前記複数のケーブルは、突出し、
第1の壁と第2の壁は前記本体に一体的に形成された壁部で、この壁部は前記本体の中央に位置し、
前記第1の壁の複数の接続部を介して対向する面はなく、開放され、
この開放された第1の壁の複数の接続部は、前記複数のケーブルの外側に位置した電気絶縁性のリテーナの覆い部で覆われ、
前記リテーナと前記本体とは、前記リテーナの係止部が前記本体に設けた被係止部に係止し、
前記本体と前記リテーナと前記本体に当接する外被の周囲は、樹脂で接合されている
ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - コンタクト部は、コネクタがメスコネクタの場合、オスコネクタの挿入部材を受け入れる受入部であり、コネクタがオスコネクタの場合、オスコネクタの挿入部である
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012226614A JP2014078462A (ja) | 2012-10-12 | 2012-10-12 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012226614A JP2014078462A (ja) | 2012-10-12 | 2012-10-12 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014078462A true JP2014078462A (ja) | 2014-05-01 |
Family
ID=50783601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012226614A Pending JP2014078462A (ja) | 2012-10-12 | 2012-10-12 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014078462A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014241192A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | ワラシナ工業株式会社 | コネクタ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5894774A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-06-06 | アルデン・リサ−チ・フアンデ−シヨン | 絶縁された導電体製品及びその製造方法 |
JP2011154804A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Honda Tsushin Kogyo Co Ltd | ケーブルコネクタ |
-
2012
- 2012-10-12 JP JP2012226614A patent/JP2014078462A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5894774A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-06-06 | アルデン・リサ−チ・フアンデ−シヨン | 絶縁された導電体製品及びその製造方法 |
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JP2014241192A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | ワラシナ工業株式会社 | コネクタ |
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