JP5838819B2 - 電気コネクタ付ケーブル及び電気コネクタ付ケーブルの製造方法 - Google Patents

電気コネクタ付ケーブル及び電気コネクタ付ケーブルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気コネクタ付ケーブル及び電気コネクタ付ケーブルの製造方法に関する。
従来の電気コネクタ付ケーブルは、医療機器、携帯端末、小型ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ又はPDA(Personal Digital Assistant)などのケーブルハーネスとして、細径化された複数本の心線を有する多心ケーブルが用いられている。
このような電気コネクタ付ケーブルの端末構造は、多心ケーブルの端部のシースが除去され、折り返されたシールド層が金属リングで加締められる。この金属リングが金属製のシールドケース(金属ケース)の端部にはめ込まれる。これにより、多心ケーブルのシールド層とシールドケースが固定されると共に電気的に接続される(例えば、特許文献1参照)。
通常、電気コネクタ付ケーブルは、加締めた金属リングの外周に樹脂製のストレインリリーフが外嵌される。このストレインリリーフにより多心ケーブルの引き抜きや過度の曲がり等が防止される。ストレインリリーフには、電気コネクタの周囲に外嵌されるホルダが一体形成されている。
ホルダ及びストレインリリーフは、金属リングを加締める前に多心ケーブルの端部から外挿される。そして、多心ケーブルとシールドケースが固定されてから、ホルダ及びストレインリリーフがケーブル外周上をスライドされ、シールドケースの後方側からシールドケースの所定位置まで外嵌される。
特開2011−146258号公報
しかしながら、シールドケースと電気コネクタが一体化されている場合、ハウジングの大きさが小型化傾向にある電気コネクタに対して、加締めた金属リングの外径がシールドケースの厚み寸法よりも大きくなってしまう可能性がある。この場合、先に多心ケーブルに外挿したホルダ及びストレインリリーフは、電気コネクタの後方側から外嵌することができない。したがって、上記組み付け方法を採ることができない。
本発明の目的は、確実にシールド機能を確保すると共に、ホルダ及びストレインリリーフの組み付け性に優れた電気コネクタ付ケーブル及び電気コネクタ付ケーブルの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決することができる本発明に係る電気コネクタ付ケーブルは、接続端子と、前記接続端子を内包するハウジングと、前記ハウジングを覆う金属シールドを有する電気コネクタが、多芯ケーブル末端に接続された電気コネクタ付ケーブルであって、
前記多芯ケーブルは複数の電線を一括してシールドするシールド層と前記シールド層を覆うシースを有し、前記多芯ケーブルが前記電気コネクタに接続される箇所では、前記シースが除去され、除去されたシースの内側にあったシールド層が折り返されて残ったシースを覆い、
前記電気コネクタと前記多芯ケーブルとの接続部には、前記多芯ケーブルが貫通する円筒部と前記円筒部から外径方向に伸びる平板部と前記平板部から直角に折れ曲がった爪部を有する金属製の固定部材が備わり、前記平板部の幅は前記コネクタの幅と等しく、前記円筒部は、前記シース外周に折り返した前記シールド層の上に配置されて加締められており、
前記爪部が前記金属シールドと係合され、前記シールド層は前記固定部材を介して前記金属シールドと電気的に接続され、加締められた前記円筒部の厚みが、前記金属シールドの厚みと同じであることを特徴としている。
なお、ここで云う厚みとは、直方体状の筐体であるハウジングの嵌合方向の前端面形状が長方形である場合、長方形の短辺に沿った方向の高さである。
また、本発明に係る電気コネクタ付ケーブルは、上記電気コネクタ付ケーブルにおいて、前記加締められた前記円筒部の断面形状が六角形又は八角形であることが好ましい。
上記課題を解決することができる本発明に係る電気コネクタ付ケーブルの製造方法は、上記電気コネクタ付ケーブルを製造する製造方法であって、
前記多芯ケーブルが前記電気コネクタに接続される箇所では、前記シースを除去して、除去された前記シースの内側にあったシールド層を折り返して、残ったシースを覆い、
前記折り返した前記シールド層の上に前記固定部材の前記円筒部を配置し、前記爪部を前記金属シールドと係合し、前記平板部で前記電気コネクタのシースに近い側の開口を遮蔽し、
前記シールド層を前記固定部材を介して前記金属シールドと電気的に接続し、
前記円筒部を加締める加締め工具が、上下に分かれたダイスであり、上下の各ダイスの前記円筒部に接する加締め面が他の加締め面よりも前記電気コネクタ側にせり出していて、前記加締め工具を使用して前記金属シールドの厚みよりも外径の大きな前記円筒部を加締めてその外径を前記金属シールドの厚みと同じにすることを特徴としている。
本発明に係る電気コネクタ付ケーブル及び電気コネクタ付ケーブルの製造方法によれば、確実に電磁放射を防いでシールド機能を確保すると共にあらかじめ多芯ケーブルを通しておいたホルダ及びストレインリリーフを組み付け易い電気コネクタ付ケーブルを得ることができる。また、固定部材を介してシールド層の折り返し部と電気コネクタの金属シールドを確実に電気的に接続させることができる。
本発明に係る電気コネクタ付ケーブルの一実施形態を示す端末部分の平面図である。 図1のA−A線による縦断面図である。 図1の多心ケーブルの断面構造を示す概略断面図である。 図1のストレインリリーフを外嵌させる前の状態を示す斜視図である。 図4の側面図である。 固定部材の加締め前の状態を示す斜視図である。 図5の加締め後の側面図である。 固定部材の加締め後の状態を示す斜視図である。 固定部材を多心ケーブルに加締める前の加締め工具の要部を示す斜視図である。 図9の加締め途中の加締め工具を示す正面図である。 図10の加締め後の加締め工具を示す斜視図である。
以下、本発明に係る電気コネクタ付ケーブル及び電気コネクタ付ケーブルの製造方法の好適な一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の電気コネクタ付ケーブル1は、複数本の細径電線を有する多心ケーブル2の末端部に、固定部材である金属リング3と電気コネクタ4が固定されている。この金属リング3の外周には、多心ケーブル2の引き抜け防止等のために樹脂製のストレインリリーフ5が装着されている。電気コネクタ4の周囲にはストレインリリーフ5と一体形成されたホルダ5aが外嵌されている。この電気コネクタ付ケーブル1は、電気コネクタ4内に信号変換/増幅のための波形成形機能を有する、所謂、アクティブケーブルである。
図2及び図3に示すように、多心ケーブル2の端は所定長さのシース10が除去されて各電線13が露出される。シース10を除去した部分のシールド層11は折り返されて、残ったシース10の先端部分に被せられる。金属リング3は、シールド層11がシース10の外周に折り返されている多心ケーブル2の末端部に、後述する加締め工具30によって、例えば六角形状に変形されて加締められている。この加締めによって、シース10、シールド層11、介在物16及びケーブル中心部分の電線ユニット12が加締められて部分的に一体化され、多心ケーブル2を引っ張っても金属リング3から多心ケーブル2が容易に抜けることはない。
電気コネクタ4は、樹脂筐体であるハウジング7と、このハウジング7の外周に金属シールド6を有している。ハウジング7は、その内部に機器本体と電気的に接続する複数の接続端子8を有している。接続端子8は、その後端部(ケーブル2のシース10に近い側の端の部分)の接続部9で半田付け等により多心ケーブル2内の各電線13の導体と電気的に接続されている。
図3に示すように、多心ケーブル2は、所謂、シールドケーブルであり、例えば、4本の電線ユニット12を有している。電線ユニット12は、2本の細径電線13を撚り合わせて構成されている。即ち、多心ケーブル2は、8本の細径電線13を有する4対8心のシールドケーブルである。細径電線13は絶縁電線またはシールド線である。
ストレインリリーフ5及びホルダ5aは、予め先入れ成形部品として多心ケーブル2に外挿されている。そして、ストレインリリーフ5及びホルダ5aは、金属リング3が多心ケーブル2に加締められた後に、金属リング3及び電気コネクタ4に外嵌され、接着剤等により固定される。具体的には、多心ケーブル2に外挿されたストレインリリーフ5及びホルダ5aは、多心ケーブル2の外周上をスライド(図2中、左方向から右方向へ)して、電気コネクタ4の後端側(多心ケーブル2のシース10に近い側の端)から外挿され、電気コネクタ4の所定位置まで外嵌される。このとき、後述する金属リング3の外径と電気コネクタ4の厚み寸法は、ほぼ同一になっている。
多心ケーブル2は、中心にアラミド繊維等を撚り合わせた抗張力線15が配置され、その周りにナイロン系またはレーヨン系のスフ繊維体等である介在物16が4本の電線ユニット12と共に束ねられ、その周囲に樹脂テープ14が巻き付けられている。さらに、樹脂テープ14の外周にシールド層11が設けられており、シールド層11の外周がシース10で覆われている。
本実施形態の電気コネクタ付ケーブル1において、金属リング3と電気コネクタ4の係合構造を図4から図6に基づいて説明する。図4及び図5は、ストレインリリーフ5が外嵌される前で、金属リング3が多心ケーブル2に外嵌された状態であり、金属リング3はまだ加締められていない。
図6に示すように、金属リング3は、多心ケーブル2が貫通する円筒部17を有している。また、金属リング3は、円筒部17の一端付近の側部から電気コネクタ4との係合方向へほぼ直角に切り起こされた一対の爪部18を有している。この爪部18は、電気コネクタ4の金属シールド6に固定される。さらに、金属リング3は、電気コネクタ4との係合時にハウジング7の後端部が突き当たる平板部19を有している。
図4に示すように、金属リング3と電気コネクタ4の係合は、金属リング3の爪部18が金属シールド6の側面部21後端に形成された開口から、側面部21の内壁面に当接しながら差し込まれる。そして、金属リング3の平板部19が電気コネクタ4の後端に突き当たるまで挿入される。電気コネクタ4の後端の開口は、平板部19によって遮蔽されると共に、爪部18は金属シールド6後端の一部を形成することになる。その後、金属シールド6の側面部21に形成された半田孔22から半田が充填されることで、爪部18と側面部21とが半田付けされて固定される。
図5に示すように、加締め前の金属リング3の円筒部17の外径H1(例えば、5.3mm)は、側面部21の高さに相当する金属シールド6の厚みH0(例えば、4.5mm)より大きい(H1>H0)。これにより、金属リング3の円筒部17の上端部と金属シールド6の上面部20との間、及び円筒部17の下端部と金属シールド6の底面部23との間には段差が生じている。
この段差の原因としては、多心ケーブル2の細径化と電気コネクタ4の小型化に伴い金属シールド6の厚みH0が小さくなる傾向にある一方で円筒部17の径は一定の大きさが必要であることに因る。金属リング3を多芯ケーブル2に通すために多心ケーブル2と金属リング3の内面とのクリアランスは一定値以上とする必要がある。また、多心ケーブル2と電気コネクタ4との接続強度を確保するために金属リング3の板厚は一定値以上必要である。
この段差(H1>H0)があると、多心ケーブル2に先入れしてあるストレインリリーフ5が金属リング3の円筒部17に干渉して挿入できない。そのため、後述する本実施形態の加締め工具を使用して、金属リング3の円筒部17の外径H1が金属シールド6の厚みH0と略同じ厚みに加締め加工される。
次に、本実施形態の電気コネクタ付ケーブル1において、金属リング3の加締め構造を図7及び図8に基づいて説明する。
図7に示すように、金属リング3の円筒部17が金属シールド6の厚み方向である円筒部17の上下方向から所定の加締力Fで加締められる。これにより、金属リング3の円筒部17の外径H1は、金属シールド6の厚みH0と略同じになる。よって、金属リング3及び電気コネクタ4へのストレインリリーフ5及びホルダ5aの外嵌が可能となる。
このとき、図8に示すように、加締められた金属リング3の円筒部17は、六角形の断面形状に加締められている。この円筒状から六角筒状に塑性変形した円筒部17は、ほぼ同形状の6つの平面から形成されている。この内、金属シールド6の上面部20及び底面部23に対応する一対の対向した平面24,25の高さは、金属シールド6の厚みH0と略同じである(図7参照)。なお、加締め形状は、加締めによる歪みを最小限に抑え、且つ加締め強度を保つことができれば六角形に限定されるものではなく、八角形でも良い。
次に、本実施形態に係る電気コネクタ付ケーブルの製造方法を図9から図11に基づいて説明する。具体的には、金属リング3の円筒部17を専用の加締め工具30を使用して加締める加締め方法について説明する。
図9に示すように、金属リング3を加締める加締め工具30は、ほぼ同形状で上下方向に移動可能な上部ダイス31と、固定された下部ダイス32とを有している。下部ダイス32の上端面34の中央部に、金属リング3の円筒部17が装着される成形型部35が形成されている。一方、上部ダイス31の下端面33の中央部にも、成形型部35に対向する同形状の成形型部(不図示)が形成されている。この成形型部35は、台形状の凹部であり、寝かせた六角筒を横半割した3つの加締め面から形成されている。
加締め工具30は、上部ダイス31と下部ダイス32の割り方向(上部ダイス31の移動方向)に垂直な加締め面36が他の加締め面よりも電気コネクタ4側にせり出した延出部37,38を有している。この延出部37,38の延出長さは、例えば、1mm程度である。
加締め工具30で金属リング3の円筒部17を加締めるには、先ず下部ダイス32の成形型部35内に、電気コネクタ4と係合された金属リング3の円筒部17をセットする。このとき、円筒部17のシース10に近い側の端17aと下部延出部38のシース10に近い側の端を合わせるようにする。この位置合わせによって、加締め工具30と電気コネクタ4の干渉を防止することができる。
次に、セットした金属リング3の上方から上部ダイス31を下降させる。上部ダイス31の位置合わせ(延出部37を円筒部17からずらす)も下部ダイス32と同じである。この下降によって、上部ダイス31の成形型部35が金属リング3の上部に当接する。上下のダイス31,32の延出部37,38は、円筒部17には接触せず、電気コネクタ4の上方または下方にある。そして、さらに下降することによって、上部ダイス31の下端面33が下部ダイス32の上端面34に当接して、上部ダイス31の下降が停止する。このとき、上部ダイス31及び下部ダイス32の加締め面36で金属リング3の円筒部17が圧接される。これにより、円筒部17が所定の加締力Fで六角形に加締められる(図7参照)。このとき、延出部37,38が電気コネクタ4にギリギリ接触するか、ごく僅かに延出部37,38と電気コネクタ4の間に隙間があるようにする。延出部37,38があるので、金属リング3は、電気コネクタ4との境界部分でもしっかりと加締められて高さが低くなり、金属リング3と電気コネクタ4の境界で段差は生じない。
図10に示すように、金属リング3の円筒部17は、上下一対の加締め面36を含む6つの加締め面によって六角形に加締められている。これに伴って、円筒部17内に配置された多心ケーブル2のシース10やシース10の外周に折り返されたシールド層11も六角形に変形している。これにより、金属リング3と多心ケーブル2は強固に接続されると共に、金属リング3とシールド層11は強固に面接触している。このとき、金属リング3の円筒部17の外径H1は、金属シールド6の厚みH0と略同じになっている(図7参照)。
最後に、図11に示すように、上部ダイス31を上昇させ、加締めた金属リング3から離反させることで、加締め工程が完了する。
上述したように本実施形態に係る電気コネクタ付ケーブル1は、電気コネクタ4と多心ケーブル2との接続部に金属リング3を備えている。この金属リング3は、多心ケーブル2が貫通する円筒部17と、金属シールド6に係合すると共に金属シールド6の一部を形成する爪部18と、を有している。この円筒部17は、その内周面が多心ケーブル2のシース10外周に折り返したシールド層11の折り返し部と接すると共に、該折り返し部の外周に加締められている。そして、加締められた円筒部17における電気コネクタ4の厚み方向の寸法H1は、金属シールド6の厚み寸法H0と略同じである。
これにより、確実に電磁放射を防いでシールド機能を確保すると共に、金属リング3と金属シールド6に後方から外嵌させる先入れ成形部品が利用できるので、組み付け性に優れた電気コネクタ付ケーブルを得ることができる。また、金属リング3の爪部18を介してシールド層11の折り返し部を電気コネクタ4の金属シールド6に電気的に接続させることができる。
また、電気コネクタ付ケーブルは、加締められた円筒部17の断面形状が六角形又は八角形である。これにより、加締めによる歪みを最小限に抑えつつ、加締め強度を保つことができる。
また、本実施形態に係る電気コネクタ付ケーブルの製造方法は、円筒部17を加締める加締め工具30は、この加締め工具の割り方向(上部ダイス31の移動方向)に垂直な加締め面36が他の加締め面よりも電気コネクタ4側にせり出している。
これにより、円筒部17を加締め工具30により加締めることで、円筒部17の外径を電気コネクタ4の厚みに確実に合わせることができる。これにより、先入れ成形部品を利用できるので組み付け性に優れた電気コネクタ付ケーブルを製造することができる。
なお、本発明の電気コネクタ付ケーブル及び電気コネクタ付ケーブルの製造方法は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。
1…電気コネクタ付ケーブル、2…多心ケーブル、3…金属リング、4…電気コネクタ、5…ストレインリリーフ、6…金属シールド、7…ハウジング、8…接続端子、10…シース、11…シールド層、17…円筒部、18…爪部、19…平板部、30…加締め工具、31…上部ダイス、32…下部ダイス、35…成形型部、35…加締め面、37…上部延出部、38…下部延出部、H0…金属シールドの厚み、H1…円筒部の外径

Claims (3)

  1. 接続端子と、前記接続端子を内包するハウジングと、前記ハウジングを覆う金属シールドを有する電気コネクタが、多芯ケーブル末端に接続された電気コネクタ付ケーブルであって、
    前記多芯ケーブルは複数の電線を一括してシールドするシールド層と前記シールド層を覆うシースを有し、
    前記多芯ケーブルが前記電気コネクタに接続される箇所では、前記多芯ケーブルの先端から所定長さまで、折り返された前記シールド層により前記シースの外周が覆われており、
    前記電気コネクタと前記多芯ケーブルとの接続部には、前記多芯ケーブルが貫通する円筒部と前記円筒部から外径方向に伸びる平板部と前記平板部から直角に折れ曲がった爪部を有する金属製の固定部材が備わり、前記平板部の幅は前記コネクタの幅と等しく、前記円筒部は、前記シース外周に折り返された前記シールド層の上に配置されて加締められており、
    前記爪部が前記金属シールドと係合され、前記シールド層は前記固定部材を介して前記金属シールドと電気的に接続され、
    加締められた前記円筒部の厚みが、前記金属シールドの厚みと同じであることを特徴とする電気コネクタ付ケーブル。
  2. 請求項1に記載の電気コネクタ付ケーブルにおいて、
    前記加締められた前記円筒部の断面形状が六角形又は八角形であることを特徴とする電気コネクタ付ケーブル。
  3. 請求項1又は2に記載の電気コネクタ付ケーブルを製造する電気コネクタ付ケーブルの製造方法であって、
    前記多芯ケーブルが前記電気コネクタに接続される箇所では、前記シースを除去して、除去されたシースの内側にあったシールド層を折り返して、残ったシースを覆い、
    前記折り返したシールド層の上に前記固定部材の前記円筒部を配置し、前記爪部を前記金属シールドと係合し、前記平板部で前記コネクタのシースに近い側の開口を遮蔽し、
    前記シールド層を前記固定部材を介して前記金属シールドと電気的に接続し、
    前記円筒部を加締める加締め工具が、上下に分かれたダイスであり、上下の各ダイスの前記円筒部に接する加締め面が他の加締め面よりも前記電気コネクタ側にせり出していて、
    前記加締め工具を使用して前記金属シールドの厚みよりも外径の大きな前記円筒部を加締めてその外径を前記金属シールドの厚みと同じにすることを特徴とする電気コネクタ付ケーブルの製造方法。
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