JP2005071892A - L型コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】被覆成形材からのケ−ブル端部の耐抜け強度を高める。
【解決手段】ほぼL型の金属部材を主体とし、L型金属部材の一端側にハウジング1に固着するハウジング側固着部5bと他端側にはケ−ブル4の端部に固着するケ−ブル側固着部5cとを形成した補強部品5を備え、補強部品5によりハウジング1とケ−ブル4の端部とを固定した後に樹脂で一体に被覆成形することにより、被覆成形材6からのケ−ブル端部の耐抜け強度が顕著に高くなる。
【選択図】図1
【解決手段】ほぼL型の金属部材を主体とし、L型金属部材の一端側にハウジング1に固着するハウジング側固着部5bと他端側にはケ−ブル4の端部に固着するケ−ブル側固着部5cとを形成した補強部品5を備え、補強部品5によりハウジング1とケ−ブル4の端部とを固定した後に樹脂で一体に被覆成形することにより、被覆成形材6からのケ−ブル端部の耐抜け強度が顕著に高くなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、L型コネクタに関するものであり、特に、被覆成形材からのケ−ブル端部の耐抜け強度を高めたL型コネクタに関するものである。
従来技術として、例えば、次のように構成されたアンテナ線接続用のL型コネクタが知られている。このL型コネクタは、水平部および垂直部を有するほぼL型の金属製本体ケ−スと、該金属製本体ケ−スにおける前記水平部の先端側に嵌着された金属製先端側筒状ケ−スと、該金属製先端側筒状ケ−ス内に取付けられた樹脂製プラグピン支持体と、該樹脂製プラグピン支持体の中心部に水平方向に挿通して取付けられ、後端に筒状係合部が形成された単一の金属製プラグピンと、前記金属製本体ケ−スにおける前記垂直部内に保持された筒状保護ケ−スと、単一の金属心線上に一次絶縁被覆材、シ−ルド線および二次絶縁被覆材が順次に同軸状に設けられ、前記金属心線は先端のほぼ直角に折曲された部分が前記金属製プラグピン後端の筒状係合部に挿入されかしめられて導通接続され、二次絶縁被覆材を先端から所定長さ除去することにより露出させた前記シ−ルド線の部分は折り返されて前記金属製本体ケ−スにおける前記垂直部の内側に緊密に密着して電気的に導通され、前記筒状保護ケ−スの内側に保持されたアンテナ線と、上記各部材全体を組付けた組付け体の外面にモ−ルド成形した樹脂製絶縁カバ−とを備えて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−331754号公報(第2頁、図1)
上記特許文献1に記載されているアンテナ線接続用のL型コネクタは、同軸のアンテナ線における所要の線径および剛性を有する金属心線の先端がほぼ直角に折曲され、その折曲された部分が金属製プラグピン後端の筒状係合部に挿入されかしめられて接続されている。また、露出させたシ−ルド線の先端部分は折り返されて金属製本体ケ−スにおける垂直部の内側に緊密に密着されている。そして、各部材全体を組付けた組付け体の外面に樹脂製絶縁カバ−がモ−ルド成形されている。このため、樹脂製絶縁カバ−からのアンテナ線の耐抜け性に関しては、かなりの強度に保たれている。
ところで、パ−ソナルコンピュ−タ等の電子機器においては、信号線接続用として比較的小型のL型コネクタが用いられることが多い。このような小型のL型コネクタでは、コネクタ側に複数のピン状コンタクトが相互に絶縁して収納され、ケ−ブルは可撓性をもつビニ−ル線等の細径の心線を複数本備えたものが用いられている。そして、複数本の各心線を対応する各ピン状コンタクトの後端にはんだ付け等により接続した後、コネクタ側のハウジング、前記接続部およびケ−ブルの端部を樹脂で一体に被覆成形してケ−ブル付きのL型コネクタを完成させるという、上記のアンテナ線接続用のL型コネクタ等と比べると、かなり簡単な構成としているのが一般的である。
しかしながら、このような比較的簡単な構成のケ−ブル付きのL型コネクタでは、被覆成形材からのケ−ブル端部の耐抜け強度が弱い。そして、これを補うために、樹脂による一体の被覆成形の際に、まず硬質の成形材料による中押し成形を行った後、この上に軟質の成形材料により上押し成形を施すという、硬、軟の二重の被覆成形を施すことも行われている。しかるに、このような硬、軟の二重の被覆成形法を採用しても、中押し成形の際の工程上のばらつき等により、中押し成形材へのケ−ブル端部の入り込み長さに不十分なものがあると、次の上押し成形の際のワ−クの取扱い時に、中押し成形材からケ−ブルの端部が抜けてしまうことがある。
そこで、被覆成形材からのケ−ブル端部の耐抜け強度を高めるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、少なくともピン状コンタクトを収納したハウジングと、心線を前記ピン状コンタクトに導通接続したケ−ブルとを備え、前記ピン状コンタクトの長手方向と前記ケ−ブルの長手方向とがほぼ直角で、かつ外形がほぼL型になるように前記ハウジングおよび前記ケ−ブルの端部を樹脂で一体に被覆成形してなるL型コネクタにおいて、前記ハウジングから前記ケ−ブルの端部に及ぶほぼL型の金属部材を主体とし、該L型金属部材の一端側に前記ハウジングに固着するハウジング側固着部と他端側には前記ケ−ブルの端部に固着するケ−ブル側固着部とを形成した前記ケ−ブルの端部抜け抑制用の補強部品を備え、該補強部品により前記ハウジングと前記ケ−ブルの端部とを固定した後に前記樹脂で前記ハウジング、前記ケ−ブルの端部および前記補強部品を一体に被覆成形してなるL型コネクタを提供する。
補強部品により、ハウジングに対し、ケ−ブルの端部が、そのケ−ブルの長手方向とピン状コンタクトの長手方向とがほぼ直角になる方向の所定の位置に強固に固定される。このように、ケ−ブルの端部は、所定の位置に予め固定された状態で樹脂による一体の被覆成形が行われる。
請求項2記載の発明は、前記補強部品は、1枚の金属板の打抜きにより形成したものであり、前記ハウジング側固着部は、主体となるL型金属板の一端側の両側方に突出させたア−ムにより構成し、該両側方のア−ムで前記ハウジングの外周部を抱き込むとともに該ア−ムをかしめることにより前記ハウジングに固着し、前記ケ−ブル側固着部は、主体となる前記L型金属板の他端側の両側方に突出させたア−ムにより構成し、該両側方のア−ムで前記ケ−ブルの端部を抱き込むとともに該ア−ムをかしめることにより前記ケ−ブルの端部に固着する請求項1記載のL型コネクタを提供する。
比較的簡単な構成の補強部品による簡単な工程で、ケ−ブルの端部が、ハウジングに対し、所定の位置に強固に固定される。
請求項3記載の発明は、前記ハウジングの外周部に、前記ハウジング側固着部となるア−ムが入り込む溝を形成するとともに主体となる前記L型金属板を所定位置に位置決めする位置決め片を突出させた請求項2記載のL型コネクタを提供する。
ハウジング側固着部となるア−ムをハウジングの溝に嵌入させ、主体となるL型金属板をハウジング側の位置決め片で位置決めすることで、補強部品は、ハウジングの所定位置に容易かつ確実に位置決めされて固定される。
請求項4記載の発明は、前記ハウジングには、複数のピン状コンタクトを相互に絶縁して収納し、前記ケ−ブルは、複数本の心線を備えた多心ケ−ブルであり、前記複数本の各心線を対応する前記ピン状コンタクトにそれぞれ導通接続した請求項1、2または3記載のL型コネクタを提供する。
ケ−ブル付きのL型コネクタにおける該ケ−ブルには、可撓性をもつビニ−ル線等の心線を複数本備えたものが多用される。このようなケ−ブルの端部の位置決めには殆ど寄与しない可撓性の心線を備えたケ−ブルに対し、補強部品を用いることにより、そのケ−ブルの端部を所定の位置に強固に固定するとともに複数本の心線を、その後の断線等の発生を防止し、また樹脂による被覆成形に適した所要の形に予め整えることが可能となる。
請求項5記載の発明は、前記樹脂による一体の被覆成形は、硬質の成形材料による第1の被覆成形と、該第1の被覆成形層上に軟質の成形材料により施した第2の被覆成形とで構成した請求項1、2、3または4記載のL型コネクタを提供する。
硬質の成形材料による第1の被覆成形を施すことで、ケ−ブル端部の耐抜け強度がさらに高められる。
請求項1記載の発明は、ハウジングからケ−ブルの端部に及ぶほぼL型の金属部材を主体とし、該L型金属部材の一端側に前記ハウジングに固着するハウジング側固着部と他端側には前記ケ−ブルの端部に固着するケ−ブル側固着部とを形成した前記ケ−ブルの端部抜け抑制用の補強部品を備え、該補強部品により前記ハウジングと前記ケ−ブルの端部とを固定した後に前記樹脂で前記ハウジング、前記ケ−ブルの端部および前記補強部品を一体に被覆成形したので、樹脂による一体の被覆成形の前に、補強部品を用いて、ケ−ブルの端部を所定位置に強固に固定することで、被覆成形材からのケ−ブル端部の耐抜け強度を顕著に高めることができるという利点がある。
請求項2記載の発明は、前記補強部品は、1枚の金属板の打抜きにより形成したものであり、前記ハウジング側固着部は、主体となるL型金属板の一端側の両側方に突出させたア−ムにより構成し、該両側方のア−ムで前記ハウジングの外周部を抱き込むとともに該ア−ムをかしめることにより前記ハウジングに固着し、前記ケ−ブル側固着部は、主体となる前記L型金属板の他端側の両側方に突出させたア−ムにより構成し、該両側方のア−ムで前記ケ−ブルの端部を抱き込むとともに該ア−ムをかしめることにより前記ケ−ブルの端部に固着するようにしたので、上記請求項1記載の発明の効果に加えてさらに、比較的簡単な構成の補強部品による簡単な工程で、ケ−ブルの端部を所定位置に強固に固定することができるという利点がある。
請求項3記載の発明は、前記ハウジングの外周部に、前記ハウジング側固着部となるア−ムが入り込む溝を形成するとともに主体となる前記L型金属板を所定位置に位置決めする位置決め片を突出させたので、上記請求項2記載の発明の効果に加えてさらに、補強部品におけるハウジング側固着部を、ハウジングの所定位置に容易かつ確実に位置決めして固着することができるという利点がある。
請求項4記載の発明は、前記ハウジングには、複数のピン状コンタクトを相互に絶縁して収納し、前記ケ−ブルは、複数本の心線を備えた多心ケ−ブルであり、前記複数本の各心線を対応する前記ピン状コンタクトにそれぞれ導通接続したので、上記請求項1、2または3記載の発明の効果に加えてさらに、前記複数本の心線が可撓性をもつビニ−ル線等の場合、その複数本の心線を、その後の断線等の発生を防止し、また樹脂による被覆成形に適した所要の形に予め整えることができるという利点がある。
請求項5記載の発明は、前記樹脂による一体の被覆成形は、硬質の成形材料による第1の被覆成形と、該第1の被覆成形層上に軟質の成形材料により施した第2の被覆成形とで構成したので、上記請求項1、2、3または4記載の発明の効果に加えてさらに、ケ−ブル端部の耐抜け強度を一層高めることができるという利点がある。
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って詳述する。
まず、本実施の形態に係るL型コネクタの構成を説明する。図1はL型コネクタ全体の平面図、図2はハウジング、ケ−ブルおよび補強部品(以下、クリンプという)等を組付けた組付け体を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は底面図、同図(d)は側面図、図3は図2(b)中のA−A線に沿う断面図である。図2および図3に示すように、ハウジング1は、絶縁材料であるプラスチックにより外形が方形体状に形成されている。該ハウジング1の外周部には、後に詳述するクリンプ5におけるハウジング側固着部であるア−ム5b、5bが入り込む溝1aが形成され、また、前記クリンプ5の固着位置を位置決めする位置決め片1b、1bが前記ハウジング1の上面両側に突出している。
前記ハウジング1の正面部には、図示省略の相手側レセプタクルへの差込み部1cが形成され、該差込み部1cの外周には、金属板の成形体等からなるシ−ルド体2が取付けられている。また、前記ハウジング1内には、複数のピン状コンタクト3‥(本実施の形態では3個)が適宜のピッチで相互に絶縁して保持されている。図3に示すように、前記複数のピン状コンタクト3…は、差込み部1c内を前方に延び、前記ハウジング1の背面側には、前記各ピン状コンタクト3…の接続端子3a…が突出している。なお、本発明で、ピン状コンタクト3とは、長方形状の板ばねコンタクトも含むものである。
図2中に示すケ−ブル4は、前記ピン状コンタクト3…の長手方向とほぼ直交する方向を長手方向として、前記ハウジング1の背面側に取付けられている。前記ケ−ブル4は、可撓性をもつビニ−ル線等の細径の心線を、前記ピン状コンタクト3の個数と同数本備えており、各心線は、対応する前記ピン状コンタクト3…の接続端子3a…に、はんだ付けにより、それぞれ導通接続されている。
図4は、前記ケ−ブル4の端部抜け抑制用のクリンプ5の構成を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は底面図、同図(c)は側面図、同図(d)はケ−ブル側固着部の部分平面図である。この図4に示すように、前記クリンプ5は、1枚の金属板の打抜きにより形成され、この打抜かれた所要部分を予め適宜に折曲げることにより構成されている。
このクリンプ5は、前記ハウジング1から前記ケ−ブル4の端部に及ぶほぼL型の金属部材をクリンプ主体5aとし、前記ハウジング側固着部は、クリンプ主体5aの一端側の両側方に突出させた1対の方形状のア−ム5b、5bにより構成されている。図4(a)に示すように、1対のア−ム5b、5bは、予めそれぞれほぼ直角に折曲されてる。該1対のア−ム5b、5bで前記ハウジング1の外周部を抱き込むとともに該各ア−ム5b、5bをかしめることにより前記ハウジング1に固着するように構成されている。
また、クリンプ主体5aの他端側の一側方には、やや先の細い2個のア−ム5c、5cが突出され、他側方には、同形状の1個のア−ム5cが突出されている。これら3個のア−ム5c…により、ケ−ブル側固着部が構成されている。図4(c)に示すように、前記3個のア−ム5c…は、予めほぼハ字状に折曲されている。該ケ−ブル側固着部は、3個ののア−ム5c…で前記ケ−ブル4の端部を抱き込むとともに該各ア−ムア−ム5c…をかしめることにより前記ケ−ブル4の端部に固着するように構成されている。
L型のクリンプ主体5aのほぼ角部には、2個の折曲げ部5d、5dが折曲げられて形成されている。前記クリンプ5をハウジング1に固着したとき、該2個の折曲げ部5d、5dで、前記ピン状コンタクト3…の各接続端子3a…とケ−ブル4の各心線とのはんだ付けによる接続部分を囲むように構成されている。
次に、上述のように構成されたハウジング1、ケ−ブル4およびクリンプ5の組み付けおよび作用を説明する。前記ケ−ブル4の心線を対応する前記ピン状コンタクト3…の接続端子3a…に、それぞれはんだ付けにより導通接続する。次に、前記クリンプ5におけるクリンプ主体5aの両側部をハウジング1の位置決め片1b、1bに嵌め込みつつハウジング側固着部である1対のア−ム5b、5bをハウジング1の溝1aに嵌入させる。そして、両ア−ム5b、5bの先端側をハウジング1の下面に対接するように折曲げ、この折曲げた各各ア−ム5b、5bの先端部をかしめることにより、クリンプ5のハウジング側固着部を前記ハウジング1に固着する(図2(b)、(c))。これにより、前記クリンプ5は、前記ハウジング1に対し、所定の位置関係をもって、ハウジング側固着部が強固に固着される。
次いで、クリンプ5のケ−ブル側固着部である3個のア−ム5c…を、前記ケ−ブル4の端部を抱き込むように折曲げるとともに該各ア−ムア−ム5c…の先端部をかしめることにより、前記ケ−ブル4の端部を前記クリンプ5のケ−ブル側固着部に固着する(図2(b)、(c))。このとき、前記ピン状コンタクト3…の接続端子3a…に、接続した前記ケ−ブル4の心線は、少し撓む程度に余裕のある長さに保持しておく。
上記のように、前記クリンプ5のハウジング側固着部を前記ハウジング1に固着し、前記クリンプ5のケ−ブル側固着部で前記ケ−ブル4の端部を固着することにより、前記ハウジング1に対し、前記ケ−ブル4の端部が、そのケ−ブル4の長手方向とピン状コンタクトの長手方向とがほぼ直角になる方向の所定位置に強固に固定される。
この後、前記クリンプ5における2個の折曲げ部5d、5dで囲まれた領域内においてケ−ブル4の複数本の心線を、その後の断線等の発生を防止し、また樹脂による被覆成形に適した所要の形に予め整えてから、外形がほぼL型になるように前記ハウジング1、前記ケ−ブル4の端部および前記クリンプ5を樹脂で一体に被覆成形し、各部材の表面を樹脂の被覆成形材6により被覆する(図1)。
上述したように、本実施の形態に係るL型コネクタにおいては、樹脂による一体の被覆成形の前に、前記クリンプ5を用いて、前記ハウジング1に対し、前記ケ−ブル4の端部を所定位置に強固に固定することで、前記被覆成形材6からのケ−ブル4端部の耐抜け強度を顕著に高めることができる。
なお、前記樹脂による一体の被覆成形は、まず硬質の成形材料による中押し成形を行った後、この上に軟質の成形材料により上押し成形を施すという、硬、軟の二重の被覆成形を施すこともできる。このような硬、軟の二重の被覆成形を施せば、前記被覆成形材6からのケ−ブル4端部の耐抜け強度を一層高めることができる。
図5は、本発明の変形例を示している。本変形例は、ケ−ブル4の端部をハウジング1側に固定せず、ケ−ブル4の端部側のみに、リングを嵌め込んでこれをかしめたリングかしめ7、またはクランプを嵌め込んでこれをかしめたクランプかしめを施したものである。そして、前記ハウジング1およびリングかしめ7等を施した前記ケ−ブル4の端部上に、硬質の成形材料による中押し成形6aと、軟質の成形材料による上押し成形6bとの二重の被覆成形を施している。本変形例の構成によっても、リングかしめまたはクランプかしめが、被覆成形材6a、6bからのケ−ブル4端部の抜けに対し抵抗となって、被覆成形材6a、6bからのケ−ブル4端部の耐抜け強度をかなりの強度に高めることができる。なお、図5は、直線型コネクタに本変形例を適用しているが、本変形例はL型コネクタにも適用することができる。また、本変形例において、中押し成形を行わず、直接一体成形(上押し成形する)としても、ケーブル4端部の耐抜け強度をかなりの強度に高めることができる。
さらに、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
1 ハウジング
1a 溝
1b 位置決め片
3 ピン状コンタクト
4 ケ−ブル
5 クリンプ(補強部品)
5a クリンプ主体(L型金属部材)
5b ハウジング側固着部となるア−ム
5c ケ−ブル側固着部となるア−ム
6 被覆成形材
1a 溝
1b 位置決め片
3 ピン状コンタクト
4 ケ−ブル
5 クリンプ(補強部品)
5a クリンプ主体(L型金属部材)
5b ハウジング側固着部となるア−ム
5c ケ−ブル側固着部となるア−ム
6 被覆成形材
Claims (5)
- 少なくともピン状コンタクトを収納したハウジングと、心線を前記ピン状コンタクトに導通接続したケ−ブルとを備え、前記ピン状コンタクトの長手方向と前記ケ−ブルの長手方向とがほぼ直角で、かつ外形がほぼL型になるように前記ハウジングおよび前記ケ−ブルの端部を樹脂で一体に被覆成形してなるL型コネクタにおいて、
前記ハウジングから前記ケ−ブルの端部に及ぶほぼL型の金属部材を主体とし、該L型金属部材の一端側に前記ハウジングに固着するハウジング側固着部と他端側には前記ケ−ブルの端部に固着するケ−ブル側固着部とを形成した前記ケ−ブルの端部抜け抑制用の補強部品を備え、該補強部品により前記ハウジングと前記ケ−ブルの端部とを固定した後に前記樹脂で前記ハウジング、前記ケ−ブルの端部および前記補強部品を一体に被覆成形してなることを特徴とするL型コネクタ。 - 前記補強部品は、1枚の金属板の打抜きにより形成したものであり、前記ハウジング側固着部は、主体となるL型金属板の一端側の両側方に突出させたア−ムにより構成し、該両側方のア−ムで前記ハウジングの外周部を抱き込むとともに該ア−ムをかしめることにより前記ハウジングに固着し、前記ケ−ブル側固着部は、主体となる前記L型金属板の他端側の両側方に突出させたア−ムにより構成し、該両側方のア−ムで前記ケ−ブルの端部を抱き込むとともに該ア−ムをかしめることにより前記ケ−ブルの端部に固着する請求項1記載のL型コネクタ。
- 前記ハウジングの外周部に、前記ハウジング側固着部となるア−ムが入り込む溝を形成するとともに主体となる前記L型金属板を所定位置に位置決めする位置決め片を突出させた請求項2記載のL型コネクタ。
- 前記ハウジングには、複数のピン状コンタクトを相互に絶縁して収納し、前記ケ−ブルは、複数本の心線を備えた多心ケ−ブルであり、前記複数本の各心線を対応する前記ピン状コンタクトにそれぞれ導通接続した請求項1、2または3記載のL型コネクタ。
- 前記樹脂による一体の被覆成形は、硬質の成形材料による第1の被覆成形と、該第1の被覆成形層上に軟質の成形材料により施した第2の被覆成形とで構成した請求項1、2、3または4記載のL型コネクタ。
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