JP2014078435A - 光電気複合ケーブル - Google Patents

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至 坂部
Yuya Honma
祐也 本間
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Abstract

【課題】更なる小径化が可能な光電気複合ケーブルを提供する。
【解決手段】光電気複合ケーブル1Aは、複数の光ファイバを含む光ファイバテープ心線10と、光ファイバテープ心線10を収容するチューブ20と、チューブ20を覆う外被50と、チューブ20の外面と外被50の内面との間に配置された複数本の電線60とを備える。チューブ20の中心軸線と外被50の中心軸線とは互いに離れている。外被50の中心軸線はチューブ20の内側に位置する。複数本の電線60は、外被50の中心軸線を基準としてチューブ20の中心軸線とは逆側に偏在している。
【選択図】図1

Description

本発明は、光電気複合ケーブルに関するものである。
特許文献1には、光電気複合ケーブルに関する技術が記載されている。この光電気複合ケーブルは、光ファイバと複数本の電線とを外被の内側に備えている。複数本の電線は光ファイバの周囲に配置されており、光ファイバは、チューブの内側に収容されている。複数本の電線は、互いに対角位置に配置された単独電線と2本一組の対電線とを含む。チューブの外側における単独電線と対電線との隙間には、介在が設けられている。
特開2012−043557号公報
近年、例えばパソコンとその周辺機器といった電子機器間のデータ伝送容量が増大し、通信速度の更なる高速化が求められている。このため、電子機器間の情報伝送は光ファイバを用いて行い、一方の電子機器から他方の電子機器への電力供給は電線を用いて行う方式が採用されることがある。この場合、電線と光ファイバとが互いに組み合わされて成る光電気複合ケーブルが好適に用いられる。
例えば上記特許文献1に記載された光電気複合ケーブルでは、複数の電線が互いに対角位置に配置されているので、良好な機械的特性を得ることができる。しかしながら、例えば光電気複合ケーブルの両端に設けられるコネクタの小型化等によって、光電気複合ケーブルの更なる小径化が求められている。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、更なる小径化が可能な光電気複合ケーブルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明による光電気複合ケーブルは、一又は複数の光ファイバと、一又は複数の光ファイバを収容するチューブと、チューブを覆う外被と、チューブの外面と外被の内面との間に配置された複数本の電線とを備え、チューブの中心軸線と外被の中心軸線とが互いに離れており、外被の中心軸線がチューブの内側に位置し、複数本の電線が、外被の中心軸線を基準としてチューブの中心軸線とは逆側に偏在していることを特徴とする。
この光電気複合ケーブルでは、チューブの中心軸線と外被の中心軸線とが互いに離れており、複数本の電線が、外被の中心軸線を基準としてチューブの中心軸線とは逆側に偏在している。したがって、例えば特許文献1記載のように外被の中心軸線を挟む対角位置それぞれに電線が配置され、或いは、外被の中心軸線周りに複数の電線が均等に配置されるような形態(すなわち、チューブの中心軸線と外被の中心軸線とが略一致するような形態)と比較して、少なくとも一本の電線の外径の分だけ、光電気複合ケーブルの外径を更に小さくすることができる。
また、この光電気複合ケーブルでは、外被の中心軸線がチューブの内側に位置しているので、チューブ内の一又は複数の光ファイバは、外被の中心軸線上か又は該中心軸線の近傍に位置することができる。これにより、光電気複合ケーブルが曲げられる際に、一又は複数の光ファイバが外被の中心軸線近傍(すなわちケーブルの曲げ中心)に変位して、側圧や引張応力が低減される。したがって、上記光電気複合ケーブルによれば、良好な光伝送特性及び破断寿命を実現することができる。
また、光電気複合ケーブルは、チューブの外径をD1とし、チューブの内径をd1とし、複数本の電線のうち最も太い電線の外径をD2としたときに、次の数式が成り立つことを特徴としてもよい。
Figure 2014078435

これにより、外被の中心軸線がチューブの内側に位置する構成を好適に実現することができる。
また、光電気複合ケーブルは、チューブの外面と外被の内面との間に配置された一又は複数の介在紐を更に備えてもよい。その場合、光電気複合ケーブルは、チューブの外径をD1とし、チューブの内径をd1とし、複数本の電線及び一又は複数の介在紐のうち最も太い電線又は介在紐の外径をD2としたときに、次の数式が成り立つことを特徴としてもよい。
Figure 2014078435

これにより、外被の中心軸線がチューブの内側に位置する構成を好適に実現することができる。
また、光電気複合ケーブルは、チューブが、複数本の電線のうち全部若しくは少なくとも一部の電線と共に撚り合わされており、少なくともチューブが撚り返されながら撚り合わされていることを特徴としてもよい。チューブが電線と共に撚られる場合、チューブの撚り返しがないと、チューブ内の光ファイバが一回の撚りピッチ毎に一回転捩れてしまう。このため、光ファイバに大きな捩れ歪が生じ、その捩れを解放しようとして、光ファイバがチューブ内面に張り付いて大きな側圧を受けてしまい、伝送損失が大きくなるおそれがある。これに対し、上記のように、チューブが少なくとも一部の電線と共に撚り返しながら撚り合わされることにより、光ファイバへの側圧を低減し、伝送損失を抑えることができる。
また、光電気複合ケーブルでは、チューブと、複数本の電線のうち全部若しくは少なくとも一部の電線とが、外被の中心軸線に沿って互いに平行に延びつつ集合されていてもよい。
本発明による光電気複合ケーブルによれば、更なる小径化が可能となる。
図1は、第1実施形態に係る光電気複合ケーブルの構成を示す断面図である。 図2は、光ファイバテープ心線の断面構成例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る光電気複合ケーブルの断面を模式的に示す図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係る光電気複合ケーブルの構成を示す断面図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係る光電気複合ケーブルの構成を示す断面図である。 図6は、本発明の第4実施形態に係る光電気複合ケーブルの構成を示す断面図である。 図7は、本発明の第5実施形態に係る光電気複合ケーブルの構成を示す断面図である。 図8は、本発明の第6実施形態に係る光電気複合ケーブルの構成を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明による光電気複合ケーブルの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る光電気複合ケーブル1Aの構成を示す断面図である。同図は、光電気複合ケーブル1Aの中心軸方向に対して垂直な断面を示している。同図に示されるように、本実施形態の光電気複合ケーブル1Aは、光ファイバテープ心線10と、光ファイバテープ心線10を収容する円筒状のチューブ20と、チューブ20を覆う外被50と、複数本の電線60とを備えている。
光ファイバテープ心線10は、複数(一般には偶数)の光ファイバが並列配置され一体化されたものである。光ファイバテープ心線10は、チューブ20の内部空間に配置されており、その内部空間において遊動可能である。チューブ20は例えばポリ塩化ビニルからなり、本実施形態では、チューブ20の内部空間に一つの光ファイバテープ心線10が配置されている。チューブ20の内径(内部空間の直径)は、光ファイバテープ心線10の幅(複数の光ファイバの配列方向の幅)より長く、例えば1.4mmである。また、チューブ20の外径は、例えば2.0mmである。
なお、チューブ20の内面と光ファイバテープ心線10との隙間には、抗張力体30が設けられてもよい。抗張力体30は、繊維状のものが好ましく、例えばアラミド繊維(ケブラー(登録商標))からなる。
外被50は、光電気複合ケーブル1Aの全体を保護するために設けられる。外被50は略円筒状を呈しており、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、或いはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(Ethylene-Vinyl Acetate;EVA)といったポリオレフィンからなる。外被50は、チューブ20のほか、複数本の電線60を覆っている。外被50の外径は例えば4.5mmである。また、外被50の厚みは例えば0.35mmである。
複数本の電線60は、チューブ20の外面20aと、外被50の内面50aとの間に配置されている。各電線60は外面20aおよび内面50aの双方に接しており、且つ、隣接する電線60同士が互いに接している。複数本の電線60の中には、電力線61と、同軸線62とが含まれる。本実施形態では、電力線61及び同軸線62がそれぞれ2本ずつ設けられている。電力線61は、金属製の複数本の導線61aと、これらの導線61aを覆う絶縁性の被覆材61bとを有する。電力線61の直径(すなわち被覆材61bの外径)は、例えば1.0mmである。電力線61は、光電気複合ケーブル1Aによって相互に接続される電子機器の一方から他方へ電力を伝送するために設けられる。
また、同軸線62は、金属製の複数本の内部導線62aと、これらの内部導線62aを囲むシールドのための外部導体62cとを有する。また、同軸線62は、内部導線62aと外部導体62cとの間に配置された絶縁性の誘導体62bと、内部導線62a、誘導体62b、及び外部導体62cを収容する絶縁性の保護被覆62dとを有する。同軸線62の直径(すなわち保護被覆62dの外径)は、例えば0.5mmである。同軸線62は、光電気複合ケーブル1Aによって相互に接続される電子機器同士で送受信される電気信号を伝送するために設けられる。
複数の電線60およびチューブ20を除く外被50の内部空間には、繊維状の抗張力体90が配置されている。抗張力体90は例えばポリプロピレン等のヤーンから成り、光電気複合ケーブル1Aの抗張力を高めて電線60等の断線を防止する。
図2は、光ファイバテープ心線10の断面構成例を示す図である。同図に示される光ファイバテープ心線10は、4本の光ファイバ80が並列配置されて被覆86により一体化されたものである。各光ファイバ80は、コア81と、このコア81を取り囲むクラッド82とを有する。
コア81は、クラッド82の屈折率より高い屈折率を有し、光を導波することができる。コア81は例えばガラスによって構成され得る。クラッド82は、ガラスによって構成されることができ、或いは、プラスチックによって構成されてもよい。なお、コア81およびクラッド82の双方がガラスからなる光ファイバはAGF(All Glass Fiber)と呼ばれ、コア81がガラスからなりクラッド82がプラスチックからなる光ファイバはHPCF(Hard Plastic Clad Fiber)と呼ばれる。これらのうち、HPCFは、クラッドを構成するプラスチックのヤング率が低いので、側圧によって光損失が大きくなりやすい。側圧耐性を改善するために、複数のHPCFを並列配置した光ファイバテープ心線とするのが好ましい。したがって、光電気複合ケーブル1Aは、複数のHPCFが並列配置された光ファイバテープ心線10を備えることにより、側圧耐性が良く、かつ破断耐性にも優れたものとなる。
図3は、光電気複合ケーブル1Aの断面を模式的に示す図であって、光電気複合ケーブル1Aの中心軸線に対して垂直な断面を示している。同図には、チューブ20の外径D1及び内径d1、並びに複数本の電線60のうち最も太いもの(本実施形態では電力線61)の外径D2が示されている。また、同図には、チューブ20の中心軸線C1と、外被50の中心軸線C2とが併せて示されている。なお、理解の容易のため、同図には、光電気複合ケーブル1Aの中心軸線に対してそれぞれ直交し、且つ互いに直交するX軸及びY軸が示されている。
本実施形態では、チューブ20の中心軸線C1と、外被50の中心軸線C2とが互いに離れている。図3では、外被50の中心軸線C2がX軸とY軸との交点に位置しており、チューブ20の中心軸線C1は、該交点からY軸の正の方向に距離Hの位置にある。
このように、チューブ20が外被50内において偏在しているため、外被50内におけるY軸の正側の空間が狭くなり、逆にY軸の負側の空間が広くなっている。複数本の電線60は、この広くなった空間に配置されている。すなわち、本実施形態の複数本の電線60は、外被50の中心軸線C2の周囲に均等に配置されるのではなく、中心軸線C2を基準としてチューブ20の中心軸線C1とは逆側の領域に偏在している。より具体的には、チューブ20の外面20aと外被50の内面50aとの間隔が最も広くなる領域(すなわち、チューブ20と外被50との隙間において中心軸線C1及びC2を含む平面に隣接する領域)に、外径の大きな電力線61が配置され、その周囲に、外径の小さな同軸線62が配置されている。そして、本実施形態では、図3に示されるように、チューブ20の中心軸線C1がY軸の正の領域に存在するのに対して、電力線61及び同軸線62の各中心軸線がY軸の負の領域に存在している。
また、本実施形態では、外被50の中心軸線C2が、チューブ20の内側に位置している。言い換えれば、チューブ20は、外被50の内側の空間においてY軸の正の方向に偏って配置されるとともに、チューブ20の内側の空間内に外被50の中心軸線C2を含んでいる。このような形態は、例えば次の数式(1)が成り立つことで好適に実現される。
Figure 2014078435
以上の構成を備える光電気複合ケーブル1Aによって得られる効果について説明する。この光電気複合ケーブル1Aでは、チューブ20の中心軸線C1と外被50の中心軸線C2とが互いに離れており、複数本の電線60が、外被50の中心軸線C2を基準としてチューブ20の中心軸線C1とは逆側に偏在している。したがって、例えば特許文献1記載のように外被の中心軸線を挟む対角位置それぞれに電線が配置され、或いは、外被の中心軸線周りに複数の電線が均等に配置されるような形態(すなわち、チューブの中心軸線と外被の中心軸線とが略一致するような形態)と比較して、少なくとも一本の電線60の外径の分だけ、光電気複合ケーブル1Aの外径を更に小さくすることができる。
また、この光電気複合ケーブル1Aでは、外被50の中心軸線C2がチューブ20の内側に位置しているので、チューブ20内の光ファイバテープ心線10は、外被50の中心軸線C2上か又は該中心軸線C2の近傍に位置することができる。これにより、光電気複合ケーブル1Aが曲げられる際に、光ファイバテープ心線10が外被50の中心軸線C2近傍(すなわちケーブル1Aの曲げ中心)に変位して、側圧や引張応力が低減される。したがって、本実施形態の光電気複合ケーブル1Aによれば、良好な光伝送特性及び破断寿命を実現することができる。
なお、本実施形態では、複数の光ファイバ80が一体的に並列配置されて光ファイバテープ心線10を構成しているが、チューブ20内の複数の光ファイバは、このように一体化されていなくてもよい。また、チューブ20内の光ファイバが複数本ではなく一本のみであっても、上述した本実施形態による効果を好適に奏することができる。
また、本実施形態の光電気複合ケーブル1Aでは、チューブ20が、複数本の電線60のうち全部若しくは少なくとも一部の電線60と共に撚り合わされて集合していてもよい。その場合、少なくともチューブ20は、例えば一回の撚りピッチ毎に一回のペースで撚り返されながら撚り合わされていることが好ましい。チューブ20が電線60と共に撚られる場合、チューブ20の撚り返しがないと、チューブ20内の光ファイバテープ心線10が一回の撚りピッチ毎に一回転捩れてしまう。このため、光ファイバテープ心線10に大きな捩れ歪が生じ、その捩れを解放しようとして、光ファイバテープ心線10がチューブ20内面に張り付いて大きな側圧を受けてしまい、伝送損失が大きくなるおそれがある。これに対し、上記のように、チューブ20が少なくとも一部の電線60と共に撚り返しながら撚り合わされることにより、光ファイバテープ心線10の各光ファイバ80への側圧を低減し、伝送損失を抑えることができる。また、このようにチューブ20が他の電線60と共に撚り合わされていると、チューブ20内の光ファイバテープ心線10が若干蛇行する。これが光ファイバテープ心線10の余長となり、光電気複合ケーブル1Aの曲げに応じて光ファイバテープ心線10が伸びる際のその伸びを吸収して伸びに耐えることができる。
或いは、本実施形態の光電気複合ケーブル1Aでは、チューブ20と、複数本の電線60のうち全部若しくは少なくとも一部の電線60とが、互いに撚り合わされずに、外被50の中心軸線C2に沿って互いに平行に延びていてもよい。その場合、チューブ20及び電線60は、例えばテープ状の紙やポリエチレンテレフタレート(PET)等によって上巻きされて互いに集合されていることが好ましい。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る光電気複合ケーブル1Bの構成を示す断面図である。同図は、光電気複合ケーブル1Bの中心軸方向に対して垂直な断面を示している。同図に示されるように、本実施形態の光電気複合ケーブル1Bは、光ファイバテープ心線10、チューブ20、抗張力体30、外被50、複数本の電線60、および抗張力体90を備えている。これらのうち、複数本の電線60を除く他の構成については、第1実施形態と同様なので詳細な説明を省略する。
本実施形態では、複数本の電線60に電力線61(図1を参照)が含まれておらず、電線60として2本の同軸線62のみが外被50内に配置されている。このため、外被50の外径は、例えば4.2mmと第1実施形態よりも細くなっている。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様、チューブ20の中心軸線と、外被50の中心軸線とが互いに離れている。そして、2本の同軸線62は、外被50の中心軸線を基準としてチューブ20の中心軸線とは逆側の領域に偏在している。より具体的には、チューブ20の外面20aと外被50の内面50aとの間隔が最も広くなる領域(すなわち、チューブ20と外被50との隙間においてこれらの中心軸線を含む平面に隣接する領域)に、2本の同軸線62が配置されている。
また、本実施形態においても、外被50の中心軸線は、チューブ20の内側に位置している。このような形態は、チューブ20の外径をD1とし、チューブ20の内径をd1とし、複数本の電線60のうち最も太い電線60の外径(すなわち同軸線62の外径)をD2として、例えば上述した数式(1)が成り立つことで好適に実現される。
また、本実施形態の光電気複合ケーブル1Bは、電磁シールド層40を更に備えている。電磁シールド層40は、例えば抗張力体90と外被50との間に設けられる。電磁シールド層40は、例えばテープ状の金属や、金属線を螺旋巻き若しくは編組したもの等によって好適に構成される。
本実施形態の光電気複合ケーブル1Bによれば、チューブ20の中心軸線と外被50の中心軸線とが互いに離れており、2本の同軸線62が、外被50の中心軸線を基準としてチューブ20の中心軸線とは逆側に偏在しているので、光電気複合ケーブル1Bの外径を更に小さくすることができる。また、この光電気複合ケーブル1Bにおいても、外被50の中心軸線がチューブ20の内側に位置しているので、チューブ20内の光ファイバテープ心線10は、外被50の中心軸線上か又は該中心軸線の近傍に位置することができる。したがって、光電気複合ケーブル1Bが曲げられる際の側圧や引張応力を低減でき、良好な光伝送特性及び破断寿命を実現することができる。
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係る光電気複合ケーブル1Cの構成を示す断面図である。同図は、光電気複合ケーブル1Cの中心軸方向に対して垂直な断面を示している。同図に示されるように、本実施形態の光電気複合ケーブル1Cは、光ファイバテープ心線10、チューブ20、抗張力体30、外被50、複数本の電線60、介在紐(フィラー)70、および抗張力体90を備えている。これらのうち、複数本の電線60および介在紐71を除く他の構成については、第1実施形態と同様である。
光電気複合ケーブル1Cは、第1実施形態における2本の同軸線62に代えて、2本の介在紐71を備えている。介在紐71は、例えばナイロン、ポリプロピレン、スフといった材料により構成される断面円形状の線状部材であって、例えば第1実施形態の同軸線62と同じ外径を有する。介在紐71は、チューブ20および各電線60の相対位置を一定とするために設けられる。
本実施形態のように、第1実施形態の一又は複数の電線60に代えて、或いは複数の電線60に加えて、介在紐71が外被50とチューブ20との間に配置されてもよい。このような形態であっても、上述した第1実施形態による効果を好適に奏することができる。すなわち、電線60及び介在紐71が、外被50の中心軸線を基準としてチューブ20の中心軸線とは逆側に偏在しているので、光電気複合ケーブル1Cの外径を更に小さくすることができる。
(第4の実施の形態)
図6は、本発明の第4実施形態に係る光電気複合ケーブル1Dの構成を示す断面図である。同図は、光電気複合ケーブル1Dの中心軸方向に対して垂直な断面を示している。同図に示されるように、本実施形態の光電気複合ケーブル1Dは、光ファイバテープ心線10、チューブ20、抗張力体30、外被50、複数本の電線60、介在紐72、および抗張力体90を備えている。これらのうち、複数本の電線60および介在紐72を除く他の構成については、第1実施形態と同様である。
光電気複合ケーブル1Dは、第1実施形態における2本の電力線61に代えて、2本の介在紐72を備えている。介在紐72は、断面円形状の線状部材であって、構成材料や設置目的は第3実施形態の介在紐71と同様である。但し、本実施形態では、同軸線62よりも太い電力線61に代えて介在紐72が設けられているので、この介在紐72の外径は、外被50の中心軸線C2がチューブ20の内側に位置するための要件である上記数式(1)に影響する。すなわち、本実施形態では、介在紐72の外径をD2としたときに、上記数式(1)が成り立つとよい。
つまり、前述した第3実施形態や本実施形態では、複数本の電線60及び一又は複数の介在紐72(71)のうち最も太い電線60又は介在紐72(71)の外径をD2としたときに、上記数式(1)が成り立つことで、外被50の中心軸線がチューブ20の内側に好適に位置することができる。したがって、光電気複合ケーブル1D(1C)が曲げられる際に、光ファイバテープ心線10が外被50の中心軸線近傍(すなわちケーブルの曲げ中心)に変位して側圧や引張応力が低減されるので、良好な光伝送特性及び破断寿命を実現することができる。
また、本実施形態においても第3実施形態と同様に、電線60及び介在紐72が、外被50の中心軸線を基準としてチューブ20の中心軸線とは逆側に偏在しているので、光電気複合ケーブル1Dの外径を更に小さくすることができる。なお、第3実施形態および本実施形態において、介在紐71(72)の本数や太さは任意である。
(第5の実施の形態)
図7は、本発明の第5実施形態に係る光電気複合ケーブル1Eの構成を示す断面図である。同図は、光電気複合ケーブル1Eの中心軸方向に対して垂直な断面を示している。同図に示されるように、本実施形態の光電気複合ケーブル1Eは、第1実施形態の光電気複合ケーブル1Aの構成に加えて、電磁シールド層40を更に備えている。なお、電磁シールド層40の構成および作用は、第2実施形態と同様である。
(第6の実施の形態)
図8は、本発明の第6実施形態に係る光電気複合ケーブル1Fの構成を示す断面図である。同図は、光電気複合ケーブル1Fの中心軸方向に対して垂直な断面を示している。同図に示されるように、本実施形態の光電気複合ケーブル1Fは、第1実施形態の光ファイバテープ心線10に代えて、複数本の光ファイバ心線12を備えている。これらの光ファイバ心線12は、例えば図2に示された光ファイバ80(コア81及びクラッド82)を含んでおり、光電気複合ケーブル1Fの中心軸方向に沿って延びている。
チューブ20内に収容される複数の光ファイバは、上記各実施形態のように光ファイバテープ心線10として一体化される他に、本実施形態のように互いに分散して配置されてもよい。このような場合であっても、上述した各実施形態の効果を好適に奏することができる。
本発明による光電気複合ケーブルは、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記各実施形態では電線60が2本若しくは4本設けられているが、電線60の本数はこれらに限られない。また、上記各実施形態では、複数の光ファイバ80が一体化された光ファイバテープ心線10か、若しくは複数の光ファイバ心線12がチューブ20内に収容されているが、単一の光ファイバがチューブ20内に収容されていてもよい。
1A〜1F…光電気複合ケーブル、10…光ファイバテープ心線、12…光ファイバ心線、20…チューブ、30…抗張力体、40…電磁シールド層、50…外被、60…電線、61…電力線、62…同軸線、71,72…介在紐、80…光ファイバ、81…コア、82…クラッド、86…被覆、90…抗張力体、C1,C2…中心軸線。

Claims (6)

  1. 一又は複数の光ファイバと、
    前記一又は複数の光ファイバを収容するチューブと、
    前記チューブを覆う外被と、
    前記チューブの外面と前記外被の内面との間に配置された複数本の電線と
    を備え、
    前記チューブの中心軸線と前記外被の中心軸線とが互いに離れており、前記外被の中心軸線が前記チューブの内側に位置し、
    前記複数本の電線が、前記外被の中心軸線を基準として前記チューブの中心軸線とは逆側に偏在していることを特徴とする、光電気複合ケーブル。
  2. 前記チューブの外径をD1とし、前記チューブの内径をd1とし、前記複数本の電線のうち最も太い前記電線の外径をD2としたときに、次の数式が成り立つことを特徴とする、請求項1に記載の光電気複合ケーブル。
    Figure 2014078435
  3. 前記チューブの外面と前記外被の内面との間に配置された一又は複数の介在紐を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の光電気複合ケーブル。
  4. 前記チューブの外径をD1とし、前記チューブの内径をd1とし、前記複数本の電線及び前記一又は複数の介在紐のうち最も太い前記電線又は前記介在紐の外径をD2としたときに、次の数式が成り立つことを特徴とする、請求項3に記載の光電気複合ケーブル。
    Figure 2014078435
  5. 前記チューブが、前記複数本の電線のうち全部若しくは少なくとも一部の前記電線と共に撚り合わされており、
    少なくとも前記チューブが撚り返されながら撚り合わされていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電気複合ケーブル。
  6. 前記チューブと、前記複数本の電線のうち全部若しくは少なくとも一部の前記電線とが、前記外被の中心軸線に沿って互いに平行に延びつつ集合されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電気複合ケーブル。
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