JP5589663B2 - 光電気複合ケーブル - Google Patents
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Description
また、芯材の外周に間隔的に光ファイバが複数本配置され、その外側に芯材と光ファイバとを被覆する区画シートが設けられ、この区画シートの外側で光ファイバの間隔に相当する位置に電線が配置され、これらの外側に外被が設けられたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
この場合、光ファイバを収容するシース等を硬くしたり、シース内に抗張力体などの補強部材を設けることにより、過剰な曲げや捻じれの抑制が可能であるが、ケーブルの柔軟性が低下して配線の作業性が低下したり、ケーブルの大径化を招いてしまう。そのため、ケーブルを細径化して狭いスペース等へ円滑に配線することが困難となる。
前記複数本の電線が前記光ファイバの周囲に配置され、
前記光ファイバは、チューブの内側に収容され、
前記チューブは、弾性率が300MPa以上の樹脂から形成されて厚さが0.1mm以上であり、
前記複数本の電線は、互いに対角位置に配置された単独電線及び2本一組の対電線から構成され、前記対電線は、前記チューブの外周面に並列に縦添えされ、
前記チューブの外周側における前記単独電線と前記対電線との間には、介在が設けられていることを特徴とする。
また、対電線をチューブの外周面に並列に縦添えしているので、対電線を撚り合わせて配置した場合と比較して、ケーブルの小径化を図ることができる。つまり、本発明のケーブルを細径のものとしながら、光ファイバの良好な伝送特性を維持しつつ狭いスペース等へ円滑に配線することができる。
しかも、単独電線及び対電線を対角位置に配置し、これらの単独電線及び対電線の間に介在を設けることにより、内部の質量のバランスが良好に保たれ、ケーブルの捩れがなくなる。
図1に示すように、光電気複合ケーブル11は、最外層である外被20の内側に、光ファイバ心線(光ファイバ)12と複数本の電線15とを有する。光ファイバ心線12は、複数本設けられ、光電気複合ケーブル11の断面中央に配置された保護チューブ(チューブ)13内に収容されている。
上記のように電線15及び介在16が収容された収容部14の周囲には、押さえ巻き18、シールド層19及び外被20が順に設けられている。
このような保護チューブ13の材料としては、機械的強度に優れた樹脂材料であるテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)樹脂を用いるのが好ましく、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を使用してもよい。
この保護チューブ13は、配列させた光ファイバ心線12の周囲に樹脂を押出被覆することによって、光ファイバ心線12を覆うように形成される。
なお、本実施形態の光電気複合ケーブル11のように、対電線15bを撚り合わせずに縦添えすると、電気信号が雑音として互いに影響を受け易くなるが、収容部14の周囲をシールド層19によって覆っているので、互いの電気信号による影響を抑えることができる。
長さLが2mの光電気複合ケーブルの両端にコネクタを接続し、一方のコネクタをパワーメータに接続し、他方のコネクタを送光装置に接続する。送光装置から光を送り、光ファイバ心線からの出射パワーPoを測定波長850nmでパワーメータによって測定する。この測定した出射パワーPo、光ファイバ心線へ入射した入射パワーPi及び光電気複合ケーブルの長さLから、コネクタでの損失を含む光ファイバ心線の伝送損失αを次式から求める。
α=(Pi−Po)/L
(実施例1)
実施例1として、上記実施形態と同様に、保護チューブの内側に、コア径0.08mm、クラッド径0.125mm、外径0.25mmのハードプラスチッククラッドファイバ(H−PCF)の光ファイバ心線を2本収容し、保護チューブと外被との間に、2本の単独電線及び2本一組の対電線を縦添えして収容させた外径3.0mmのUSBケーブル用の光複合ケーブルを作製した。保護チューブとしては、弾性率300MPa、厚さ0.20mmのエチレン−テトラフルオロエチレンコポリマ(ETFE)樹脂製のものを用いた。単独電線と対電線との間にはナイロンの介在を入れ、それぞれの電線がケーブル断面で見て周方向にずれないようにした。
比較例1として、保護チューブの内側に、コア径0.08mm、クラッド径0.125mm、外径0.25mmのハードプラスチッククラッドファイバ(H−PCF)の光ファイバ心線を2本収容し、保護チューブと外被との間に、2本の単独電線及び2本一組の対電線を収容させた外径4.0mmのUSBケーブル用の光複合ケーブルを作製した。比較例1では、図2に示したケーブルと同様に、2本の単独電線及び対電線をそれぞれ撚り合わせて収容した。したがって、比較例1のケーブルでは、光ファイバ心線を収容した保護チューブに対して2本の単独電線及び対電線が一列に配列されることがある。なお、保護チューブに対して2本の単独電線または対電線のいずれかが一列に配列される場合もある。保護チューブとしては、弾性率300MPa、厚さ0.20mmのポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂製のものを用いた。
比較例2として、保護チューブの内側に、コア径0.08mm、クラッド径0.125mm、外径0.25mmのハードプラスチッククラッドファイバ(H−PCF)の光ファイバ心線を2本収容し、保護チューブと外被との間に、上記の実施例1と同様に2本の単独電線及び2本一組の対電線を縦添えして収容させた外径3.0mmのUSBケーブル用の光複合ケーブルを作製した。保護チューブとしては、弾性率100MPa、厚さ0.20mmのポリ塩化ビニル(PVC)樹脂製のものを用いた。
比較例3として、保護チューブの内側に、コア径0.08mm、クラッド径0.125mm、外径0.25mmのハードプラスチッククラッドファイバ(H−PCF)の光ファイバ心線を2本収容し、保護チューブと外被との間に、上記の実施例1と同様に2本の単独電線及び2本一組の対電線を縦添えして収容させた外径3.0mmのUSBケーブル用の光複合ケーブルを作製した。保護チューブとしては、弾性率300MPa、厚さ0.05mmのポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂製のものを用いた。
表1に示すように、実施例1では、光ファイバ心線の伝送損失増加量が1dBm/10ターン以下となって合格(光ファイバ心線ロス:〇)であった。これに対して、比較例1〜3では、光ファイバ心線の伝送損失増加量が1dBm/10ターンを超えて不合格(光ファイバ心線ロス:×)となった。
Claims (2)
- 外被の内側に光ファイバと複数本の電線とを有する光電気複合ケーブルであって、
前記複数本の電線が前記光ファイバの周囲に配置され、
前記光ファイバは、チューブの内側に収容され、
前記チューブは、弾性率が300MPa以上の樹脂から形成されて厚さが0.1mm以上であり、
前記複数本の電線は、互いに対角位置に配置された単独電線及び2本一組の対電線から構成され、前記対電線は、前記チューブの外周面に並列に縦添えされ、
前記チューブの外周側における前記単独電線と前記対電線との間には、介在物が設けられていることを特徴とする光電気複合ケーブル。 - 請求項1に記載の光電気複合ケーブルであって、
複数本の前記単独電線が、前記チューブの外周面に並列に縦添えされていることを特徴とする光電気複合ケーブル。
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