JP2014076640A - インクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】多孔質体を使用せずにインクの収納室内における負圧発生を達成することによって、従来の機能を維持しつつ部品点数の削減を図り、生産効率の向上並びに品質安定化、及び残インクの低減化と生産コストの低下を可能としたインクカートリッジを提供する。
【解決手段】インクを収容するインクタンク36と、インクタンク36のインクをインクジェットプリンタに供給するインク供給口37とを有したカートリッジ本体1を備え、インクタンク36内には、インク供給口37のインクタンク側入口を取り囲むようにインク供給室18が形成され、インク供給室18はインクタンク36と微細経路16を介して連通されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタにインクを供給するインクカートリッジに関する。
従来のインクカートリッジは、インクを収納する収容部を有し、そこから連通口を介してインクを吸収保持するインク保持体を有し、さらにプリンタに対しインクを供給する部材を備えたものが主流である。
プリンタの印刷範囲を往復動するキャリッジにカートリッジを搭載する方式では、インクは激しい動きにより収容部内で多くの気泡を発生させる。この気泡が消えない状態でインクがプリンタに供給されると、気泡によってインクが分断されるために、印字かすれ等の問題を誘発するおそれがあった。これを防止するため、一旦、インクを多孔質体(ウレタンゴム発泡体または不織布など)に吸収保持させ、そこから供給部材を介してインクのみを供給し、印字品質の安定化を図っていた。多孔質体は、細かいセル(気泡)を有する連泡の発泡体に代表される。また、可撓性フィルムを用いたインクバッグとして、空気を完全に排除した状態でインクを充填し、インクタンクを構成したものもある。
多孔質体においては、各セルに充満したインクが、プリンタで消費されることにより、空洞化し、体積減少による負圧が発生する。多孔質体は、連泡のセルで繋がっているので、負圧の生じたセルに向かってインクが移動する。これが順次連続的に生じることで、インクが消費側に移動していく。このような多孔質体をインクカートリッジ内に納めたものとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2000−33715号公報
多孔質体として一般的に利用されている連泡セルを有する材料はウレタンであり、発泡率は50%以下のものが多く利用されている。しかし、発泡体を容器に圧縮収納しているため、インクの充填量に対して大型なカートリッジとなる要因になっていた。
多孔質体をカートリッジに収納するには、セルをできるだけ小さくすることが好ましいため、圧縮して収納される。カートリッジを製造する際には、この工程が困難である上、収納後のセルの配列に不均一性が生じるなど、安定性に欠ける可能性がある。また、圧縮して収納する多孔質体にあっては、侵入してきたインクが親和性を持って抵抗なく移動できるように、予め界面活性剤などで前処理する必要もあった。
さらに、多孔質体にインクを保持させたカートリッジにあっては、セルの中に入っているインクを完全に消費させることは不可能であるので、かなりの量のインクをカートリッジ内に残した状態で、空になったという表示をしているのが実態で、品質安定のための無駄をエンドユーザーに負担させると共に、省資源や省エネの観点からも逆行することとなっている。
このように、カートリッジに充填される多孔質体については、インクが移動しやすいように前処理が必要である他、カートリッジ内に圧縮収納する作業が困難であり、また、収納状態やインク充填状態のばらつきによって、印字品質が低下する可能性があるなど、カートリッジの性能を左右することがあった。さらには、カートリッジの性能を維持するためには、多孔質体内部のセルに存在する空気を除去した状態でインクを注入する必要があるため、生産設備が大掛かりになると共に、インクの注入工程に時間を要するという問題もあった。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、多孔質体を使用せずにインクの収納室内における負圧発生を達成することによって、従来の機能を維持しつつ部品点数の削減を図り、生産効率の向上並びに品質安定化、及び残インクの低減化と生産コストの低下を可能としたインクカートリッジを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るインクカートリッジは、インクジェットプリンタに装着されてインクを供給するインクカートリッジにおいて、
インクを収容するインクタンクと、該インクタンクのインクを前記インクジェットプリンタに供給するインク供給口とを有したカートリッジ本体を備え、
前記インクタンク内には、前記インク供給口のインクタンク側入口を取り囲むようにインク供給室が形成され、該インク供給室は前記インクタンクと微細経路を介して連通されてなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係るインクカートリッジは、前記微細経路のインクタンク側端部は、前記インクタンクの下端部近傍に配置されることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係るインクカートリッジは、前記インクタンクの底壁は、前記微細経路のインクタンク側端部が配置される側に向かって下り傾斜状の傾斜面を有してなることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係るインクカートリッジは、前記カートリッジ本体に対して着脱自在な係合部材が設けられ、
前記係合部材は、前記カートリッジ本体に形成される支軸部に対して揺動自在に取付けられる揺動中心部と、該揺動中心部から上方に向かって伸び前記インクジェットプリンタに対する係合部を有したアーム部と、該アーム部を前記インクジェットプリンタに対する係合方向に向かって付勢する付勢部とを有してなることを特徴として構成されている。
そして、本発明に係るインクカートリッジは、前記付勢部は圧縮コイルばねからなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係るインクカートリッジは、前記係合部材のアーム部にはスライド係合部が形成され、前記カートリッジ本体のうち前記係合部材が設けられる面と直交する面には、前記スライド係合部をスライド自在に係合させる案内溝部が形成され、該案内溝部は前記アーム部の揺動方向に沿って形成されることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係るインクカートリッジは、前記カートリッジ本体は、前記インク供給口の出口が形成される面と直交する面の一つが、それ以外の面を構成する本体部に対して係止される蓋部からなり、該蓋部は前記本体部に対して挿入固定される突起状の係止柱を複数備え、該係止柱は、挿入方向に伸びるリブを有していることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係るインクカートリッジは、前記カートリッジ本体には大気と連通する大気導入口が形成され、前記インクタンクの下部には前記連通口と連通する大気導入部が形成され、該大気導入部と前記大気導入口の間には連通路が形成され、
前記連通路には、それぞれ多孔質部材が設けられた第1室及び第2室が形成され、前記第1室の多孔質部材は前記インクタンク内のインクに接触し、前記第2室は前記第1室よりも前記大気導入口側に配置されることを特徴として構成されている。
本発明に係るインクカートリッジによれば、インクが消費されることにより生じる負圧を利用して、インクタンクと仕切られた微細経路を介しインク供給室にインクを供給することができる。これにより、インクタンクからインク供給口に至るまで多孔質部材を排除したシンプルな構造とすることができ、生産効率を向上させると共に、品質の安定化に寄与することができる。また、多孔質部材がないので、残インクの低減も図ることができる。
また、本発明に係るインクカートリッジによれば、微細経路のインクタンク側端部が、インクタンクの下端部近傍に配置されているので、インクを最後まで吸い上げて残インクが生じないようにすることができる。
さらに、本発明に係るインクカートリッジによれば、インクタンクの底壁が、微細経路のインクタンク側端部が配置される側に向かって下り傾斜状の傾斜面を有しているので、インクの残留量をさらに小さくすることができる。
従来のインクカートリッジでは、インクカートリッジを構成する成形部材の一部として係合部を形成している。この場合、薄板状の部分にばね性を持たせているため、ばね性のばらつきが大きく、また、繰り返し使用する場合の耐久性にも問題があった。本発明に係るインクカートリッジによれば、カートリッジ本体に対して着脱自在な係合部材が設けられ、係合部材は、揺動中心部とアーム部及び付勢部とを有してなることにより、カートリッジ本体とは別に係合部材を設けると共に、付勢部によってばね性を持たせているので、より確実にインクカートリッジをインクジェットプリンタに対して係合させることができる。インクカートリッジの係合状態が良好になることにより、ICチップのインクジェットプリンタに対する接触状態も良好にすることができる。
そして、本発明に係るインクカートリッジによれば、付勢部は圧縮コイルばねからなることにより、簡易に付勢部を構成することができる。
また、本発明に係るインクカートリッジによれば、係合部材のスライド係合部が、カートリッジ本体の案内溝により案内されるので、係合部材を安定的に動作させることができる。
さらに、本発明に係るインクカートリッジによれば、蓋部の係止柱にリブが形成されていることにより、蓋部の嵌合力を大きくすることができる。
さらにまた、本発明に係るインクカートリッジによれば、大気導入口と連通する連通路に、多孔質部材を備えた第1室及び第2室を設け、第1室の多孔質部材はインクタンクのインクと接触していることにより、インクタンクから大気導入口側へのインクの逆流を防止することができる。
本実施形態におけるインクカートリッジの斜視図である。 インクカートリッジの分解斜視図である。 インクカートリッジの蓋部を除いた状態の斜視図である。 インク使用時におけるインク及び空気の流れを表したカートリッジ本体の正面図(蓋部を除く)である。 カートリッジ本体と係合部材との分解斜視図である。 インクカートリッジのインクジェットプリンタへの取付前の状態を表した正面図である。 インクカートリッジをインクジェットプリンタに取付けた状態を表した正面図である。 第2の形態の係合部材を有したインクカートリッジの係合部材付近拡大斜視図である。 第3の形態の係合部材を有したインクカートリッジの係合部材付近拡大斜視図である。 カートリッジ本体に取付けられる蓋部の図である。 蓋部を除いたインクカートリッジの正面図であって、インクタンクと大気との連通について説明する図である。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態におけるインクカートリッジの斜視図を示している。この図に示すように、本実施形態のインクカートリッジは、インクを収納する箱状のカートリッジ本体1と、カートリッジ本体1の一側面に対して着脱自在な係合部材14と、カートリッジ本体1の他側面に対して取付けられICチップ7を保持したチップ保持部材8とを有して構成されている。
カートリッジ本体1の上面には、インク注入口を塞ぐシールフィルム3や、大気導入口を塞ぐ大気導入口フィルム5が被着されている。また、カートリッジ本体1の下面には、図示しないインクジェットプリンタに対してカートリッジ本体1内のインクを供給するインク吐出口11が設けられている。係合部材14は、インクジェットプリンタに対して弾性的に係止されるプリンタ係合部23を備えている。
図2は、インクカートリッジの分解斜視図である。カートリッジ本体1は、インク吐出口11が形成される下面と直交する面の一つが着脱自在な蓋部1aとなっており、カートリッジ本体1を構成する部材に蓋部1aを係止することによって、箱状のカートリッジ本体1が形成される。
カートリッジ本体1は、内部が中空状となっていて、その大部分はインクを収納するインクタンク36を構成している。インクタンク36は一面が開口しているが、この開口を覆うように溶着フィルム2が設けられる。溶着フィルム2はインクタンク36の外周部に熱溶着され、これによってインクタンク36が密閉される。カートリッジ本体1には、インクタンク36に隣接して小室状の第1室34及び第2室35が形成されており、これらにはそれぞれ多孔質部材9,9が充填される。
カートリッジ本体1の上部には、インク注入口30が形成されており、ゴム栓4及びシールフィルム3によってインク注入口30が塞がれる。また、カートリッジ本体1のインク吐出口11には、インクが漏出しないように、インク吐出口用栓10とシールフィルム45が設けられてこれを塞いでいる。
カートリッジ本体1に取付けられるチップ保持部材8は、カートリッジ本体1の他側面から突出する略直方体状に形成されており、その先端側面を構成するようにICチップ7が取付けられる。
図3には、インクカートリッジの蓋部1aを除いた状態の斜視図を示している。インクタンク36は、カートリッジ本体1の外周部に沿って形成された隔壁19によって区画されている。カートリッジ本体1は、インクタンク36内のインクをインクジェットプリンタに対して供給するインク供給口37を有している。インク供給口37の入口37aには、メッシュ部材12が設けられていて、不純物やインクの微細な塊などがインクジェットプリンタ側に供給されないようにしている。
インクタンク36内には、インク供給口37のインクタンク側入口37aを取り囲むように、インク供給室18が形成されている。インク供給室18は内側隔壁18aによってインクタンク36と隔てられている。インク供給室18は、インク供給口37を介してインク吐出口11と連通していると共に、インク注入口30とも連通している。
インク供給室18は、近接配置された2つの隔壁15間に形成される微細経路16によって、インクタンク36と連通している。微細経路16は、下端部がインクタンク36の下端部付近となるように配置されている。また、微細経路16の上端部は、インク供給室18内においてインク供給口37の入口よりも上方となるように配置されている。
カートリッジ本体1の上面には、大気導入口31が形成されている。大気導入口31は、インクタンク36の側部に沿うように形成された連通路33を経て、カートリッジ本体1下部の第2室35、第1室34に連通する。第1室34は、大気導入部32によりインクタンク36と連通している。
インクは、インクタンク36内部を真空に減圧したあと、上部のインク注入口30から注入される。なお、このとき、インク吐出口11及び大気導入口31は塞がれている。インク注入口30から注入されたインクは、まずインク供給室18を充填し、そこから微細経路16を経てインクタンク36内に注入される。注入されるインクの上面はインク供給室18の上端よりも上方となるので、インクの注入が完了した状態においてインク供給室18は完全にインクで充填された状態となる。
図4には、インク使用時におけるインク及び空気の流れを表したカートリッジ本体1の正面図(蓋部1aを除く)を示している。インクがインクジェットプリンタに供給されると、インクはカートリッジ本体1下部のインク吐出口11からインクジェットプリンタに吸引され、インクカートリッジから流出する。インクが減少した分、インク供給室18内の圧力は低下し、その負圧によってインクタンク36内のインクが微細経路16を介してインク供給室18内に供給される。
インク供給室18内の負圧によりインクタンク36からインクを吸い上げるには、微細経路16の寸法を適切に設定することが必要である。具体的には、微細経路16の幅を0.5〜1mm、微細経路16の深さを0.3〜1.5mmの範囲で設定している。
使い終わった際のインクの残留を少なくするには、微細経路16の下端位置をインクタンク36のできるだけ下部に配置することが望ましいが、インクを円滑に流動させるためには、インクタンク36の下端部との間に若干の隙間を必要とする。そこで、微細経路16の下端位置とインクタンク36を形成する隔壁19との間に0.5〜1.0mmの間隔を設けてある。
また、微細経路16の下端位置付近がインクタンク36において最下部となるように、隔壁19には微細経路16の下端位置が配置される側に向かって下り傾斜状となる傾斜面19aが形成されている。この傾斜面19aは、5〜10°の傾斜角度となるように形成されている。
図5には、カートリッジ本体1と係合部材14との分解斜視図を示している。カートリッジ本体1の一側部には、係合部材14を揺動自在に支持する支軸部26が形成されている。また、カートリッジ本体1の蓋部1a及びそれと対向する面には、それぞれ係合部材14を揺動方向に案内する案内溝部24が形成されている。
係合部材14は、支軸部26に対して揺動自在に取付けられる揺動中心部20と、揺動中心部20の上部に略V字状をなすように形成されたアーム部21と、アーム部21をカートリッジ本体1の外方に向かって付勢する圧縮コイルばねからなる付勢部13とを有して構成されている。カートリッジ本体1とアーム部21には、それぞれ付勢部13に挿通されて付勢部13の伸縮を案内する付勢部受け突起25が形成されている。
アーム部21は、略V字状のうちカートリッジ本体1側の一方の辺が、手で操作するための操作片21aとなっており、略V字状のうち他方の辺が、インクジェットプリンタに対して係合自在なプリンタ係合部23を有した係合片21bとなっている。アーム部21の操作片21aには、カートリッジ本体1と蓋部1aに形成された案内溝部24に対してスライド自在に係合される突起状のスライド係合部22が形成されている。案内溝部24は、係合部材14の揺動方向に沿うように形成されているので、スライド係合部22が案内溝部24に係合されていることにより、係合部材14を揺動方向に円滑に動作させることができる。
図6にはインクカートリッジのインクジェットプリンタへの取付前の状態を表した正面図を、図7にはインクカートリッジをインクジェットプリンタに取付けた状態を表した正面図を、それぞれ示している。図6に示すように、インクカートリッジは、インクジェットプリンタを構成するキャリッジ40に対して着脱される。キャリッジ40はインクカートリッジを保持するように凹状に形成されており、底面にはインク供給針42が設けられている。
キャリッジ40の一側面には、インクカートリッジの係合部材14を係合自在なプリンタ側係止部41が設けられ、キャリッジ40の他側面には、インクカートリッジのICチップ7と接触する電極43が設けられている。
アーム部21は、付勢部13によってカートリッジ本体1の外方に向かって付勢されているので、アーム部21の係合片21bは、カートリッジ本体1の外方に押圧された状態となっており、図7に示すように、インクカートリッジをキャリッジ40に取付けることによって、係合片21bがキャリッジ40のプリンタ側係止部41に係合し、インクジェットプリンタに対するインクカートリッジの係合状態を維持することができる。インクカートリッジをプリンタから取り外す場合には、アーム部21の操作片21aをカートリッジ本体1側に押圧することにより、係合片21bのプリンタ側係止部41に対する係合状態が解除される。
図8には、第2の形態の係合部材50を有したインクカートリッジの係合部材50付近拡大斜視図を示している。この形態の係合部材50は、揺動中心部51から上方に伸びるアーム部52を有している点は第1の形態の係合部材14と同様である。ただし、アーム部52の形状が異なっており、揺動中心部51からカートリッジ本体1の外方に向かってカーブするように形成されて上端部に操作部52aを有すると共に、揺動中心部51から操作部52aまで略直線状に伸びる部分をさらに有している。
揺動中心部51からカートリッジ本体1の外方に向かってカーブする部分には、プリンタ係合部52cが形成されている。また、揺動中心部51から上方に直線状に伸びる部分には、スライド係合部52bが形成されている。圧縮コイルばねからなる付勢部53が設けられる点は、第1の形態の係合部材14と同様である。
図9には、第3の形態の係合部材55を有したインクカートリッジの係合部材55付近拡大斜視図を示している。この形態の係合部材55は、第1の形態の係合部材14と概ね同様の形状を有しており、揺動中心部56から上方に伸びるアーム部57を備え、アーム部57は操作部57aとプリンタ係合部57c及びスライド係合部57bを備えている。一方で、本形態の係合部材55は、付勢部58がコイルばねではなくねじりばねからなっている。
図10には、カートリッジ本体1に取付けられる蓋部1aの図を示している。図10(a)は蓋部1aの斜視図であり、図10(b)は図10(a)の部分拡大図であり、図10(c)は係止柱1bの平面図である。図10(a)に示すように、蓋部1aには、外周に沿って複数の係止柱1bが形成されている。係止柱1bは、図2に示されているように、カートリッジ本体1の外周部に形成される係止穴1dに対して圧入、係止されるものである。
図10(b)及び図10(c)に示すように、係止柱1bの周面には、長手方向に沿って伸びるリブ1cが周方向3箇所に形成されている。係止柱1bにリブ1cが形成されていることにより、係止柱1bをカートリッジ本体1の係止孔1dに対して圧入した際に、より強固に固定することができる。
リブ1cは、0.1〜0.2mmの高さを有しており、係止柱1bが係止孔1dに対して挿入されることで、係止孔1dの内壁に対し食い込むように圧入される。また、リブ1cは図10(c)に示すように、断面略三角柱状に形成されており、頂点部における二辺のなす角度は45〜60°に設定される。これにより、リブ1cの根元部はある程度の幅を有することになり、安定的に係止孔1dに対し圧入することができる。
図11には、蓋部1aを除いたインクカートリッジの正面図であって、インクタンク36と大気との連通について説明する図を示している。大気導入口31とインクタンク36の間に設けられた第1室34と第2室35内の多孔質部材9は、多数の隙間及び孔を有した多孔質の材料によって構成されている。多孔質部材9が液体と接触すると、毛細管現象により当該液体が多孔質部材9に充填される。
第1室34と第2室35は、インクタンク36の底部に配置する必要がある。また、第1室34は、連通路33においてインクタンク36に隣接するように配置される。印刷が開始されると、インクタンク36内の圧力が低下するので、大気導入口31から空気が吸引され、第2室35及び第1室34を経てインクタンク36に侵入する。このとき、第1室34及び第2室35の多孔質部材9に充満するインクの一部は、インクタンク36側に移動して、空気が多孔質部材9を通ることができるようになる。
印刷が行われていない状態では、多孔質部材9の毛細管現象により、インクタンク36内のインクが多孔質部材9に吸引されて、空気の流動に対する抵抗力を発生する。このように、多孔質部材9により空気がインクタンク36に侵入する量とスピードをコントロールし、インクがインクタンク36から漏れないようにしている。
また、インクタンク36の温度が上昇したような場合にも、インクタンク36内の圧力が上昇し、インクが大気導入口31側に逆流する可能性があるが、多孔質部材9に吸引されることによって、逆流を防止し、外部にインクが流出することを防止することができる。
インクタンク36においてインクの液面より上方の空気の圧力をP2、インクタンク36の底部からインクの液面までの高さをh1、インクヘッドから第1室34の出口までの高さをh2、インクの密度をρ、重力加速度をgとすると、ヘッドが受ける圧力P1は、P2+ρgh1+ρgh2で表される。
大気圧をP0とすると、連通路33は大気と連通しているので、第1室34の多孔質部材9における圧力はP0となる。また、インクタンク36内の圧力P2はP0−ρgh1で表される。これを前記式に適用すると、P1=P0+ρgh2となる。すなわち、印刷時においてインクヘッドが受ける圧力は、h1と関係ないと言うことになる。つまり、インクが減ってもインクヘッドが受ける圧力は変わらないので、印刷途中における圧力変動の影響がなく、印刷を安定的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
1 カートリッジ本体
1a 蓋部
1b 係止柱
1c リブ
1d 係止穴
2 溶着フィルム
3 シールフィルム
4 ゴム栓
5 大気導入口フィルム
7 ICチップ
8 チップ保持部材
9 多孔質部材
10 インク吐出口用栓
11 インク吐出口
12 メッシュ部材
13 付勢部
14 係合部材
15 隔壁
16 微細経路
17 インク取入れ口
18 インク供給室
18a 内側隔壁
19 隔壁
19a 傾斜面
20 揺動中心部
21 アーム部
21a 操作片
21b 係合片
22 スライド係合部
23 プリンタ係合部
24 案内溝部
25 付勢部受け突起
26 支軸部
30 インク注入口
31 大気導入口
32 大気導入部
33 連通路
34 第1室
35 第2室
36 インクタンク
37 インク供給口
37a 入口
40 キャリッジ
41 プリンタ側係止部
42 インク供給針
43 電極

Claims (8)

  1. インクジェットプリンタに装着されてインクを供給するインクカートリッジにおいて、
    インクを収容するインクタンクと、該インクタンクのインクを前記インクジェットプリンタに供給するインク供給口とを有したカートリッジ本体を備え、
    前記インクタンク内には、前記インク供給口のインクタンク側入口を取り囲むようにインク供給室が形成され、該インク供給室は前記インクタンクと微細経路を介して連通されてなることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記微細経路のインクタンク側端部は、前記インクタンクの下端部近傍に配置されることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
  3. 前記インクタンクの底壁は、前記微細経路のインクタンク側端部が配置される側に向かって下り傾斜状の傾斜面を有してなることを特徴とする請求項2記載のインクカートリッジ。
  4. 前記カートリッジ本体に対して着脱自在な係合部材が設けられ、
    前記係合部材は、前記カートリッジ本体に形成される支軸部に対して揺動自在に取付けられる揺動中心部と、該揺動中心部から上方に向かって伸び前記インクジェットプリンタに対する係合部を有したアーム部と、該アーム部を前記インクジェットプリンタに対する係合方向に向かって付勢する付勢部とを有してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  5. 前記付勢部は圧縮コイルばねからなることを特徴とする請求項4記載のインクカートリッジ。
  6. 前記係合部材のアーム部にはスライド係合部が形成され、前記カートリッジ本体のうち前記係合部材が設けられる面と直交する面には、前記スライド係合部をスライド自在に係合させる案内溝部が形成され、該案内溝部は前記アーム部の揺動方向に沿って形成されることを特徴とする請求項4または5記載のインクカートリッジ。
  7. 前記カートリッジ本体は、前記インク供給口の出口が形成される面と直交する面の一つが、それ以外の面を構成する本体部に対して係止される蓋部からなり、該蓋部は前記本体部に対して挿入固定される突起状の係止柱を複数備え、該係止柱は、挿入方向に伸びるリブを有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  8. 前記カートリッジ本体には大気と連通する大気導入口が形成され、前記インクタンクの下部には前記連通口と連通する大気導入部が形成され、該大気導入部と前記大気導入口の間には連通路が形成され、
    前記連通路には、それぞれ多孔質部材が設けられた第1室及び第2室が形成され、前記第1室の多孔質部材は前記インクタンク内のインクに接触し、前記第2室は前記第1室よりも前記大気導入口側に配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
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