JP2014076581A - 未加硫タイヤの予熱装置および予熱方法並びにタイヤの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】成形した未加硫タイヤの加硫工程に至るまでの間の変形を抑制するとともに、加硫時間を短縮できる未加硫タイヤの予熱装置および予熱方法並びにタイヤの製造方法を提供する。
【解決手段】横置きした未加硫タイヤGの上側ビード部G1、下側ビード部G1、下側サイド部G3および下側ショルダ部G4のそれぞれの外表面を保持部材となる上側サイドプレート14c、下側サイドプレート14d、下側保持部材8により覆って、これら部位を一定位置に保持するとともに、トレッド部G2に非伸縮性の環状規制部材7を外巻して取付け、温水またはスチームからなる予熱媒体H1を注入して膨張させた加硫用ブラダ2によりタイヤ内面を保持した状態にする。
【選択図】図2
【解決手段】横置きした未加硫タイヤGの上側ビード部G1、下側ビード部G1、下側サイド部G3および下側ショルダ部G4のそれぞれの外表面を保持部材となる上側サイドプレート14c、下側サイドプレート14d、下側保持部材8により覆って、これら部位を一定位置に保持するとともに、トレッド部G2に非伸縮性の環状規制部材7を外巻して取付け、温水またはスチームからなる予熱媒体H1を注入して膨張させた加硫用ブラダ2によりタイヤ内面を保持した状態にする。
【選択図】図2
Description
本発明は、未加硫タイヤの予熱装置および予熱方法並びにタイヤの製造方法に関し、さらに詳しくは、成形した未加硫タイヤの加硫工程に至るまでの間の変形を抑制するとともに、加硫時間を短縮できる未加硫タイヤの予熱装置および予熱方法並びにタイヤの製造方法に関するものである。
大型のORタイヤなどの大型タイヤの製造過程では、部材の自重が大きいために、成形した未加硫タイヤ(グリーンタイヤ)が加硫するまでの待機時間に変形し易いという問題がある。このような未加硫タイヤの変形を抑えるための方法が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の提案では、上側ビード部を保持部材で保持しつつ受け台の上に未加硫タイヤを横置きして、気体を注入して膨張させたブラダによってタイヤ内面を保持した状態で未加硫タイヤを一時保管するようにしている。しかしながら、未加硫タイヤのトレッド部は何ら拘束されていないため、膨張させたブラダにより付与される内圧よってトレッド部が膨出変形し、これに伴って他の部位も変形するという問題が生じる。
また、大型タイヤの製造においては、ゴム部材(特にトレッドゴム)の肉厚が大きいため、多大な加硫時間を要するというもう一つの問題がある。そこで、加硫時間を短縮するために、加硫工程に至るまでの待機時間中に未加硫タイヤを予熱することも種々提案されている。しかしながら、予熱をすることにより未加硫タイヤを構成する未加硫ゴムが柔らかくなるので、未加硫タイヤの変形が益々生じ易くなるという新たな問題が生じる。
本発明の目的は、成形した未加硫タイヤの加硫工程に至るまでの間の変形を抑制するとともに、加硫時間を短縮できる未加硫タイヤの予熱装置および予熱方法並びにタイヤの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の未加硫タイヤの予熱装置は、横置きした未加硫タイヤの上側ビード部、下側ビード部、下側サイド部および下側ショルダ部のそれぞれの外表面を覆って、これら部位を一定位置に保持する保持部材と、トレッド部に外巻して取付けられる非伸縮性の環状規制部材と、前記未加硫タイヤの内部に配置される加硫用ブラダと、この加硫用ブラダに温水またはスチームからなる予熱媒体を供給する予熱媒体供給機構とを備えたことを特徴とする。
本発明の未加硫タイヤの予熱方法は、横置きした未加硫タイヤの上側ビード部、下側ビード部、下側サイド部および下側ショルダ部のそれぞれの外表面を保持部材により覆って、これら部位を一定位置に保持するとともに、トレッド部に非伸縮性の環状規制部材を外巻して取付け、温水またはスチームからなる予熱媒体を注入して膨張させた加硫用ブラダによりタイヤ内面を保持した状態にすることを特徴とする。
本発明のタイヤの製造方法は、上述した未加硫タイヤの予熱方法を行なった後に、前記加硫用ブラダとともに予熱した未加硫タイヤを加硫用モールドの内部に設置し、次いで、加硫用モールドを閉型した後、前記加硫用ブラダに加硫媒体を注入して膨張させて未加硫タイヤを加硫することを特徴とする。
本発明の予熱装置および予熱方法によれば、温水またはスチームからなる予熱媒体を注入して膨張させた加硫用ブラダによりタイヤ内面を保持することで、予熱媒体の熱によって未加硫タイヤをタイヤ内面側から予熱することができる。そして、横置きした未加硫タイヤの上側ビード部、下側ビード部、下側サイド部および下側ショルダ部のそれぞれは、保持部材によって一定位置に保持され、トレッド部は非伸縮性の環状規制部材によって膨出変形が規制されるので、予熱していながらも加硫工程に至るまでの間の未加硫タイヤの変形を抑制することもできる。タイヤの加硫工程では、予熱されるとともに不用意な変形が少ない未加硫タイヤを加硫できるので、加硫時間を短縮するには有利になる。
以下、本発明の未加硫タイヤの予熱装置および予熱方法並びにタイヤの製造方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示する本発明の未加硫タイヤの予熱装置1は、成形された未加硫タイヤGを加硫工程に至るまでの待機時間中、保持しながら予熱する装置である。この予熱装置1は、横置きした未加硫タイヤGの上側ビード部G1、下側ビード部G1、下側サイド部G3および下側ショルダ部G4のそれぞれの外表面を覆って、これら部位を一定位置に保持する保持部材を有している。
この実施形態では、上側ビード部G1、下側ビード部G1を保持する保持部材としてそれぞれ、未加硫タイヤGの加硫用モールドを構成する上側サイドプレート14c、下側サイドプレート14dが使用されている。下側サイド部G3および下側ショルダ部G4を保持する保持部材としては、環状の下側保持部材8が使用されている。下側保持部材8は、保持する部位を一定位置に保持できるものであればよく、例えば、金属、樹脂等で形成される。下側保持部材8はトレッド部G2の表面よりも外周側まで延設する。下側保持部材8は、保持する部位の外表面形状に近似した表面を有することが好ましい。本発明ではこのように、未加硫タイヤGの下側のすべての領域および上側ビード部G1が保持部材により保持される。
上側ビード部G1や下側ビード部G1を保持する保持部材に、上側サイドプレート14cや下側サイドプレート14d以外のものを使用することもできるが、この実施形態のように加硫用モールドの一部を流用して、上側サイドプレート14cや下側サイドプレート14dを用いると、これら部位を保持する保持部材を特別に用意する必要がなくなる。しかも、上側サイドプレート14cおよび下側サイドプレート14dの表面形状は、加硫後のタイヤ表面形状なので、この点においても好ましい。
予熱装置1はさらに、未加硫タイヤGのトレッド部G2に外巻して取付けられる非伸縮性の環状規制部材7と、未加硫タイヤGの内部に配置される加硫用ブラダ2と、この加硫用ブラダ2に温水またはスチームからなる予熱媒体H1を供給する予熱媒体供給機構9とを備えている。
環状規制部材7としては、例えば、ベルトスリングのような種々の繊維材から形成された非伸縮性のベルト体や鋼板製のベルト体等を用いて、適切な周長で固定できる構成にする。環状規制部材7の使用本数は、トレッド部G2の幅に応じて1本から複数本の適宜の数にする。
加硫用ブラダ2は、未加硫タイヤGを加硫する際に使用する筒状のゴム製ブラダである。加硫用ブラダ2の上端縁部3a、下端縁部3bはそれぞれ、中心ポスト4に取り付けられた円盤状の上端保持部6a、下端保持部6bによりクランプされて保持されている。中心ポスト4には、注入孔5aおよび排出孔5bが設けられている。予熱媒体供給機構9は、供給路9aを通じて注入孔5aに連結されている。排出孔5bには排出路9bが連結されている。
この予熱装置1を用いて未加硫タイヤGを予熱するには、図1に例示するように、加硫用ブラダ2を収縮させた状態で、成形された未加硫タイヤGを予熱装置1に横置きにしてセットする。環状規制部材7は、トレッド部G2の外周長にジャストフィットする程度の長さで取付ける。
次いで、図2に例示するように、所定温度の予熱媒体H1を予熱媒体供給機構9から、開閉弁を開弁した供給路9aを経て、注入孔5aを通じて加硫用ブラダ2に供給する。供給する予熱媒体H1の温度は、例えば50℃〜120℃程度、さらに好ましくは、60℃〜100℃程度であり、未加硫タイヤGが加硫しない、或いは、加硫が進まない範囲で決定する。この時、排出路9bの開閉弁は閉弁しておく。
所定量の予熱媒体H1を加硫用ブラダ2に供給した後は供給路9aの開閉弁を閉弁する。尚、予熱媒体H1を加硫用ブラダ2から排出する場合は、開閉弁を開弁した排出路9bを経て外部に排出する。供給した予熱媒体H1によって加硫用ブラダ2が膨張し、膨張した加硫用ブラダ2によりタイヤ内面を保持した状態にする。膨張した加硫用ブラダ2により未加硫タイヤに付与する内圧は例えば、0.015〜0.25MPa程度にする。この保持状態で未加硫タイヤGを加硫するまで待機させる。大型タイヤの場合は、数時間以上待機することもある。
本発明によれば、温水またはスチームからなる予熱媒体H1を注入して膨張させた加硫用ブラダ2によりタイヤ内面を保持するので、予熱媒体H1の熱によって未加硫タイヤGがタイヤ内面側から予熱される。この保持状態では、横置きした未加硫タイヤGの上側ビード部G1、下側ビード部G1、下側サイド部G3および下側ショルダ部G4のそれぞれの部位は、保持部材によって一定位置に保持されているので、ほとんど変形が生じることがない。また、トレッド部G2は非伸縮性の環状規制部材7によって膨出変形が規制される。
したがって、予熱によって未加硫タイヤGを構成する未加硫ゴムが柔らかくなるにも関わらず、加硫工程に至るまでの間の未加硫タイヤGの変形が抑制される。その後のタイヤの加硫工程では、予熱されるとともに不用意な変形が少ない未加硫タイヤGを加硫できるので、加硫時間を短縮するには有利になる。
予熱装置1によって未加硫タイヤGを保持している間、上側サイド部および上側ショルダ部には、未加硫タイヤGの自重や予熱媒体H1の重さがほとんど作用せず、変形が生じ難い。そのため、この実施形態では、これらの部位を保持部材により保持していないが、本発明では、これら部位の外表面を覆って一定位置に保持する保持部材を設けることもできる。
環状規制部材7に加温機構を備えることもできる。例えば、環状規制部材7によって50℃〜80℃程度で予熱する。これにより、トレッド部G2を外表面から予熱することができる。
図3に例示する予熱装置1の別の実施形態では、排出路9bに予熱媒体循環機構10が接続されている。そして、予熱媒体循環機構10は配管を通じて予熱媒体供給機構9に接続されている。その他の構成は先の実施形態と同じである。
予熱媒体循環機構10は、予熱媒体H1を所定温度範囲に維持して加硫用ブラダ2に循環させるものである。具体的には、予熱装置1で未加硫タイヤGを保持している間、供給路9aおよび排出路9bは開閉弁を開弁状態にして、注入孔5aから加硫用ブラダ2に注入した予熱媒体H1を排出孔5bから排出させて、排出路9bを通じて予熱媒体循環機構10に戻す。予熱媒体循環機構10では、戻された予熱媒体H1を所定温度範囲(例えば50℃〜120℃程度、さらに好ましくは、60℃〜100℃程度)に加熱して予熱媒体供給機構9に送り出す。予熱媒体供給機構9では、送り込まれた予熱媒体H1を供給路9aを通じて注入孔5aから加硫用ブラダ2に注入する。
この実施形態では、常に所定温度範囲の予熱媒体H1を加硫用ブラダ2に循環させるので、未加硫タイヤGを予熱媒体H1の温度まで加熱し易くなる。予熱媒体供給機構9と予熱媒体循環機構10とを一体化させることもできる。
本発明の空気入りタイヤの製造方法は、上述したように未加硫タイヤGを予熱した後で、図4に例示するように、加硫用ブラダ2とともに予熱した未加硫タイヤGを、加硫装置11に設置された加硫用モールドの内部に設置する。この実施形態では、加硫用モールドが上型14a、下型14b、環状の上側サイドプレート14c、環状の下側サイドプレート14dで構成されている。
加硫用ブラダ2は、上端保持部6aおよび下端保持部6bを介して中心機構12に取付けられる。中心機構12には、下端保持部6bが取付けられた上方位置に注入孔13aおよび排出孔13bが設けられている。注入孔13aには加硫媒体H2を供給する供給路15aが接続され、排出孔13bには加硫媒体H2を排出する排出路15bが接続されている。加硫媒体H2としては、予熱媒体H1と同様に温水またはスチームを用いることができる。
中心機構12として予熱装置1の中心ポスト4を用いることもできる。換言すると、予熱装置1の中心ポスト4として、加硫装置11の中心機構12を流用することもできる。
次いで、加硫用モールド14a、14b、14c、14dを閉型した後、未加硫タイヤGの内側に配置された加硫用ブラダ2の内部に加硫媒体H2を注入、充填して加硫用ブラダ2を膨張させる。加硫媒体H2の温度は、例えば130℃〜180℃程度である。
膨張した加硫用ブラダ2によって未加硫タイヤGの内周面を押圧して未加硫タイヤGを加硫用モールド14a、14b、14c、14dに押圧しつつ加熱する。加硫中は未加硫タイヤGを所定圧力で押圧しつつ、所定温度に加熱するため、例えば、加硫媒体H2となる温水を注入孔13aから加硫用ブラダ2に注入しつつ排出孔13bから排出する。
この加硫工程では、予熱されるとともに不用意な変形が少ない未加硫タイヤGを加硫できるので、加硫時間を短縮することができる。
本発明は、タイヤサイズで言うとリム径の呼びが25インチ以上の重荷重用ラジアルタイヤに適用すると効果的である。このような大型タイヤの場合は予熱媒体H1および加硫媒体H2として温水を用いる。
同じ仕様のORの未加硫タイヤ(サイズ2700R49(外径2700mm、リム径49インチ))を、加硫工程に至るまでの待機時間(5時間)中に、表1に示すように待機条件を異ならせ、その後、加硫を行なった。それぞれの未加硫タイヤについて、待機時間経過直後の外観変形具合およびトレッドゴム内部温度、加硫時間を評価し、その結果を表1に示す。
実施例1は図2に例示したように、未加硫タイヤの上側ビード部、下側ビード部、下側サイド部および下側ショルダ部を保持部材により保持するとともに、トレッド部に環状規制体を外巻した状態にして、120℃の温水によって膨張させた加硫用ブラダによってタイヤ内面を保持した。加硫用ブラダは120℃の温水を充填後に密封状態にして、そのまま未加硫タイヤを5時間予熱した。実施例2は、図3に例示したように、温水を120℃で維持して加硫用ブラダに循環させたことが実施例1との相違点である。比較例は、図1に例示した上側ビード部を保持する保持部材および環状規制体を省略し、空気によって膨張させた加硫用ブラダによってタイヤ内面を保持した。
[変形具合]待機時間経過直後の未加硫タイヤの外観が、待機前に比してどの程度変形したかを目視により評価した。実質的に変化がない場合を○、目立つ変形があった場合を×で表記した。
[トレッドゴム内部温度] トレッドゴムのタイヤ幅方向および厚さ方向中心位置での温度を測定した。
[加硫時間]最深位置の未加硫ゴムが十分に加硫するまでに要する時間を測定した。比較例を基準の100として指数評価し、数値が小さい程、加硫時間が短いことを示す。
表1の結果から、実施例1、2は比較例に比して、待機時間中の未加硫タイヤの変形が小さく、加硫時間も短縮できることが分かる。
1 予熱装置
2 加硫用ブラダ
3a 上端縁部
3b 下端縁部
4 中心ポスト
5a 注入孔
5b 排出孔
6a 上端保持部
6b 下端保持部
7 環状規制部材
8 下側保持部材
9 予熱媒体供給機構
9a 供給路
9b 排出路
10 予熱媒体循環機構
11 加硫装置
12 中心機構
13a 注入孔
13b 排出孔
14a 上型
14b 下型
14c 上側サイドプレート
14d 下側サイドプレート
15a 供給路
15b 排出路
G 未加硫タイヤ
G1 ビード部
G2 トレッド部
G3 サイド部
G4 ショルダ部
H1 予熱媒体
H2 加硫媒体
2 加硫用ブラダ
3a 上端縁部
3b 下端縁部
4 中心ポスト
5a 注入孔
5b 排出孔
6a 上端保持部
6b 下端保持部
7 環状規制部材
8 下側保持部材
9 予熱媒体供給機構
9a 供給路
9b 排出路
10 予熱媒体循環機構
11 加硫装置
12 中心機構
13a 注入孔
13b 排出孔
14a 上型
14b 下型
14c 上側サイドプレート
14d 下側サイドプレート
15a 供給路
15b 排出路
G 未加硫タイヤ
G1 ビード部
G2 トレッド部
G3 サイド部
G4 ショルダ部
H1 予熱媒体
H2 加硫媒体
Claims (7)
- 横置きした未加硫タイヤの上側ビード部、下側ビード部、下側サイド部および下側ショルダ部のそれぞれの外表面を覆って、これら部位を一定位置に保持する保持部材と、トレッド部に外巻して取付けられる非伸縮性の環状規制部材と、前記未加硫タイヤの内部に配置される加硫用ブラダと、この加硫用ブラダに温水またはスチームからなる予熱媒体を供給する予熱媒体供給機構とを備えたことを特徴とする未加硫タイヤの予熱装置。
- 前記予熱媒体を所定温度範囲に維持して前記加硫用ブラダに循環させる予熱媒体循環機構を設けた請求項1に記載の未加硫タイヤの予熱装置。
- 前記上側ビード部、下側ビード部を保持する保持部材がそれぞれ、この未加硫タイヤの加硫用モールドを構成する上側サイドプレート、下側サイドプレートである請求項1または2に記載の未加硫タイヤの予熱装置。
- 横置きした未加硫タイヤの上側ビード部、下側ビード部、下側サイド部および下側ショルダ部のそれぞれの外表面を保持部材により覆って、これら部位を一定位置に保持するとともに、トレッド部に非伸縮性の環状規制部材を外巻して取付け、温水またはスチームからなる予熱媒体を注入して膨張させた加硫用ブラダによりタイヤ内面を保持した状態にすることを特徴とする未加硫タイヤの予熱方法。
- 前記予熱媒体を所定温度範囲に維持して前記加硫用ブラダに循環させる請求項4に記載の未加硫タイヤの予熱方法。
- 前記上側ビード部、下側ビード部を保持する保持部材としてそれぞれ、この未加硫タイヤの加硫用モールドを構成する上側サイドプレート、下側サイドプレートを使用する請求項4または5に記載の未加硫タイヤの予熱方法。
- 請求項4〜6のいずれかに記載の未加硫タイヤの予熱方法を行なった後に、前記加硫用ブラダとともに予熱した未加硫タイヤを加硫用モールドの内部に設置し、次いで、加硫用モールドを閉型した後、前記加硫用ブラダに加硫媒体を注入して膨張させて未加硫タイヤを加硫することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
WO2016129112A1 (ja) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | タイヤ予熱装置、タイヤ加硫システム、タイヤ予熱方法、及びタイヤ製造方法 |
CN107688688A (zh) * | 2016-08-03 | 2018-02-13 | 波音公司 | 与覆盖成形关联的系统和方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016129112A1 (ja) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | タイヤ予熱装置、タイヤ加硫システム、タイヤ予熱方法、及びタイヤ製造方法 |
CN107688688A (zh) * | 2016-08-03 | 2018-02-13 | 波音公司 | 与覆盖成形关联的系统和方法 |
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