JP2014073567A - 動力工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンとモータを有する動力工具において、合理的な駆動を実現する動力工具を提供する。
【解決手段】エンジン311と、電動モータ341と、刈刃を駆動するギアヘッドを有する動力工具として刈払機が構成される。刈払機は、電動モータ341に電流を供給するバッテリパック337と、刈刃の駆動を制御するためのコントローラ339と、を有する。エンジン311の出力軸と電動モータ341の出力軸は、同軸状に配置されている。刈払機は、エンジン311がギアヘッドを駆動することで刈刃が駆動可能に構成されている。さらに、コントローラ339は、刈刃を駆動するように制御する第1制御モードと、バッテリパック337を充電するように制御する第2制御モードと、を有する。そして、第2制御モードは、エンジンが刈刃を駆動することなく発電機として電動モータ341を駆動してバッテリパック337を充電するように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、先端工具を駆動させる動力工具に関する。
特開2011−244724号公報には、エンジンとモータを備えた刈払機が記載されている。この刈払機は、駆動源としてエンジンとモータとを切り替えて、エンジンとモータのいずれかでブレードを駆動させるように構成されている。
特開2011−244724号公報
ところで、特開2011−244724号公報に記載の刈払機においては、駆動源としてのエンジンとモータは、それぞれ別に駆動するように構成されているため、一方の駆動源が駆動しているときは、他方の駆動源は停止している。すなわち、刈払機のような動力工具を使用するユーザにとって、一方の駆動源を駆動しているときは、他方の駆動源は不要である。そこで、本発明は、エンジンとモータを有する動力工具において、合理的な駆動を実現する動力工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る動力工具の好ましい形態によれば、エンジンと、モータと、発電機と、先端工具を駆動する駆動軸を有する動力工具が構成される。当該動力工具は、コントローラに電流を供給するバッテリと、先端工具の駆動を制御するコントローラと、を有する。そして、動力工具は、エンジンが駆動軸を駆動することで先端工具が駆動可能に構成されている。エンジンの出力軸とモータの出力軸は、同軸状に配置されている。また、コントローラは、先端工具を駆動するように制御する第1制御モードと、バッテリを充電するように制御する第2制御モードと、を有する。そして、第2制御モードは、エンジンが先端工具を駆動することなく発電機を駆動してバッテリを充電するように構成されている。モータは、駆動軸を駆動するように構成されている形態、および/またはエンジンを始動させるセルモータとして構成されている形態を好適に包含する。また、当該動力工具は、エンジンとモータが駆動軸を同時に駆動することで先端工具が駆動可能に構成されていてもよい。
本発明によれば、第2制御モードにおいては、先端工具が駆動されることなくバッテリを充電するためにエンジンが駆動される。すなわち、バッテリ充電のための専用の制御モードが設けられている。したがって、バッテリ残量が少なくなった場合に、バッテリを充電することができる。バッテリが充電されることで、モータが所定の駆動を行うことができる。特に、エンジンとモータによって駆動軸を同時に駆動させることで先端工具が駆動可能な動力工具において有用である。すなわち、合理的な駆動を実現する動力工具を提供することができる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、第2制御モードにおいて、モータは発電機として駆動するように構成されている。そして、第2制御モードは、エンジンがモータを駆動してバッテリを充電するように構成されている。
本形態によれば、モータを発電機として利用することができる。すなわち、モータが発電機を兼用するように構成されている。これにより、モータ以外に別体の発電機を設ける必要がない。したがって、動力工具を小型化することができる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、第1制御モードと第2制御モードを切り替え可能な切替部材を有する。そして、切替部材は、ユーザによって手動で操作可能に構成されている。
本形態によれば、ユーザが第1制御モードと第2制御モードを選択して動力工具を駆動させることができる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、切替部材は、さらにエンジンの駆動状態を可変に構成されている。
本形態によれば、制御モードを切り替える切替部材によって、さらにエンジンの駆動状態を変更することができる。すなわち、切替部材を複数設ける必要がない。なお、エンジンの駆動状態を切り替えるとは、例えば、チョークレバーによってエンジンに対する空気の供給量を変更すること、コントローラによってエンジンの点火タイミングを変更すること、エンジンに対する燃料の供給量を変更すること等が含まれる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、先端工具を駆動させるためにユーザが操作可能な操作部材を有する。そして、第2制御モードは、ユーザが操作部材を操作した場合に、エンジンの駆動が停止されるように構成されている。
本形態によれば、第2制御モードが選択されている際に、ユーザが誤って先端工具を駆動させるための操作部材を操作した場合に、エンジンの駆動が停止される。すなわち、ユーザの誤操作によって不意に先端工具が駆動されてしまうことを防止することができる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、コントローラは、第2制御モードにおいて、バッテリの残量に応じてエンジンの回転数を制御するように構成されている。
本形態によれば、コントローラは、エンジンの回転数を制御することで、バッテリの充電を最適化することができる。これにより、バッテリへの過電流の供給や、過充電を防止することができる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、第2制御モードは、バッテリの残量が所定量以上である場合に、エンジンの駆動が停止されるように構成されている。
本形態によれば、バッテリの残量が所定量以上である場合に、バッテリへの充電を停止することができる。これにより、例えばバッテリの充電が満充電になった場合に、バッテリへの過充電を防止することができる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、第2制御モードが選択されていること、および/またはバッテリの残量が所定量以上であることを報知する報知手段を有する。
本形態によれば、バッテリが充電するためにエンジンが駆動していることを報知することができる。また、バッテリの残量が所定量以上になったことを報知することができ、これによりモータが駆動可能であることを報知することができる。
本発明によれば、エンジンとモータを有する動力工具において、エンジンとモータを有する動力工具において、合理的な駆動を実現する動力工具を提供することができる。
本発明の実施形態に係る動力工具の全体構成を示す斜視図である。 動力工具の本体部の断面図である。 動力工具の本体部の背面図である。 図3における切替部材を切り替えた状態を示す本体部の背面図である。 動力工具の駆動系統を示すブロック図である。
本発明の実施形態につき、図1〜図5を参照して、詳細に説明する。本実施形態は、動力工具の一例として刈払機を用いて説明する。図1に示すように、刈払機1は、操作桿2、動力ユニット3、ギアヘッド4、ハンドル7を主体として構成されている。操作桿2は、中空のパイプ部材であり、内部にはドライブシャフト355(図2参照)が配置されている。動力ユニット3は、操作桿2の後端部に配置されている。ギアヘッド4は、操作桿2の前端部に配置されており、刈刃5が着脱可能に取り付けられるように構成されている。また、操作桿2の前端部には、刈刃5を部分的に覆うように安全カバー6が配置されている。また、ハンドル7は、操作桿2の中間部に配置されている。ハンドル7には、動力ユニット3に接続されているスロットルレバー8が配置されている。
図2に示すように、本体部2は、本体ハウジング301、バッテリ収容部360、およびリコイルスタータ400を主体として構成されている。本体ハウジング301は、動力ユニット3の外郭を形成している。バッテリ収容部360は、本体ハウジング301の前側(図2の右側)に配置されており、バッテリパック337が着脱可能に装着されるように構成されている。リコイルスタータ400は、動力ユニット3の後側(図2の左側)に配置されている。
図2に示すように、本体ハウジング301には、駆動機構部310が収容されている。駆動機構部310は、エンジン311と電動モータ341を主体として構成されている。この駆動機構部310は、エンジン311と電動モータ341の両方の出力が、ドライブシャフト355を介してギアヘッド4に伝達されるように構成されている。これにより、ギアヘッド4が刈刃5を回転させるように構成されている。すなわち、刈刃5は、異なる種類の2つの原動機であるエンジン311と電動モータ341によって駆動されるハイブリッド式動力工具として構成されている。
エンジン311は、レシプロ式エンジンとして構成されており、シリンダ313、ピストン315、点火プラグ317、クランクケース319、クランクシャフト323、および連接ロッド325を主体として構成されている。ピストン315は、シリンダ313内に摺動可能に配置されている。点火プラグ317は、シリンダ313内にピストン315の上方に配置されている。クランクケース319は、シリンダ313に連接し、シリンダ313の下方に配置されている。クランクシャフト323は、軸受に回転可能に支持され、クランクケース319内に配置されている。連接ロッド325は、ピストン315とクランクシャフト323を連接している。このエンジン311が、本発明における「エンジン」に対応する実施構成例である。また、クランクシャフト323が、本発明における「エンジンの出力軸」に対応する実施構成例である。
クランクシャフト323は、ドライブシャフト355の延在方向(図2の左右方向)と平行に延在するように配置されている。クランクシャフト323の一方側(図2の左側)には、リコイルスタータ400が配置されている。一方、クランクシャフト323の他方側(図2の右側)には、電動モータ341が配置されている。
電動モータ341は、アウタロータ型モータとして構成されており、クランクシャフト323と同軸状に配置されている。この電動モータ341は、ステータコア343、ステータコイル345、アウタロータ347、マグネット349を主体として構成されている。ステータコア343は、磁性材料で形成された円盤状部材である。このステータコア343は、スリーブ343aを介してシリンダ313およびクランクケース319の外面に固定されている。すなわち、クランクシャフト323がスリーブ343aに挿通され、これにより固定されたステータコア343に対してクランクシャフト323が回転可能に配置されている。ステータコイル345は、ステータコア343に巻かれており、通電されることによってステータコア343を励磁する。
アウタロータ347は、略円筒状部材であり、クランクシャフト323と一体に回転するようにクランクシャフト323に固定されている。これにより、アウタロータ347とクランクシャフト323は同軸状に配置されている。マグネット349は、ステータコア343の外周面に対向するようにアウタロータ347の内周面に配置されている。アウタロータ347は、接続ロッド348を介して遠心クラッチ351に接続されており、これによりアウタロータ347と遠心クラッチ351は一体に回転するように構成されている。さらに、遠心クラッチ351の外側には、クラッチドラム353が配置されている。そして、遠心クラッチ351が回転することで、遠心力によって遠心クラッチ351とクラッチドラム353が係合し、エンジン311および電動モータ341の回転がクラッチドラム353に伝達される。すなわち、遠心クラッチ351の回転数が所定の回転数を超えると、クラッチドラム353が遠心クラッチ351と一体に回転するように構成されている。クラッチドラム353は、ドライブシャフト355を介してギアヘッド4に接続されている。これにより、エンジン311および電動モータ341の出力がギアヘッド4に伝達され、刈刃5を回転させて所定の作業を行うように構成されている。この電動モータ341が、本発明における「モータ」に対応する実施構成例である。また、アウタロータ347が、本発明における「モータの出力軸」に対応する実施構成例である。また、ギアヘッド4が、本発明における「駆動軸」に対応する実施構成例である。
図2、図3に示すように、リコイルスタータ400は、ケース401、リコイルスタータハンドル402、リコイルロープ403、およびロープリール404を主体として構成されている。このリコイルスタータ400は、カップリング370を介してクランクシャフト323に接続されている。これにより、リコイルロープ403を引くことで、クランクシャフト323を回転させてエンジン311を始動するように構成されている。なお、リコイルスタータ400の詳細な構造については、便宜上説明を省略する。また、刈払機1には、図示しない始動スイッチが設けられており、始動スイッチが押圧された時に電動モータ341をセルモータとして駆動させることで、エンジン311を始動するように構成されている。すなわち、リコイルスタータ400と始動スイッチのいずれの構成要素を用いてもエンジン311は始動可能に構成されている。また、図3〜図5に示すように、刈払機1には、チョークレバー383が設けられており、エンジン311が吸入する空気量を調節可能に構成されている。
図5に示すように、コントローラ339は、エンジン311、電動モータ341等を制御するように構成されている。このコントローラ339は、スロットルレバー8、エンジン311、電動モータ341、モード切替スイッチ336、バッテリパック337、センサ380、LED381、および駆動制御スイッチ382に接続されている。このコントローラ339が、本発明における「コントローラ」に対応する実施構成例である。
このコントローラ339は、エンジン311がドライブシャフト355を駆動するように制御することで刈刃5が駆動される第1制御モード(駆動モードとも称す)と、エンジン311が電動モータ341を駆動するように制御することで電動モータ341が発電機として駆動される第2制御モード(充電モードとも称す)を有する。図3、図4に示すように、コントローラ339に接続されている駆動制御スイッチ382がユーザによって手動で操作されることで、第1制御モードと第2制御モードが切り替えられるように構成されている。図3に示す位置に駆動制御スイッチ382が配置されている時は、第1制御モードが選択される。一方、図4に示す位置に駆動制御スイッチ382が配置されている時は、第2制御モードが選択される。この第1制御モード、第2制御モードがそれぞれ、本発明における「第1制御モード」、「第2制御モード」に対応する実施構成例である。また、駆動制御スイッチ382が、本発明における「切替部材」に対応する実施構成例である。
図3に示すように、第1制御モードが選択されると、コントローラ339は、モード切替スイッチ336によって選択されたモードに基づいて、エンジン311および/または電動モータ341によってドライブシャフト355を駆動するように制御する。すなわち、第1モードにおいては、エンジン311と電動モータ341の駆動によって刈刃5を駆動する。また、第2モードにおいては、エンジン311のみによって刈刃5を駆動する。
第1モードが選択された場合には、スロットルレバー8が操作されると、エンジン311と電動モータ341が同時に駆動される。アウタロータ347の回転数が所定の回転数を超えると、遠心クラッチ351が作動してアウタロータ347の回転がクラッチドラム353に伝達される。すなわち、エンジン311と電動モータ341の回転がクラッチドラム353に伝達される。これにより、エンジン311と電動モータ341によってドライブシャフト355が駆動される。その結果、ドライブシャフト355によってギアヘッド4が駆動される。すなわち、刈払機1は、エンジン311と電動モータ341の両方の駆動によって刈刃5を駆動する。
第2モードが選択された場合には、スロットルレバー8が操作されると、エンジン311のみが駆動される。クランクシャフト323に接続されたアウタロータ347の回転数が所定の回転数を超えると、遠心クラッチ351が作動してクランクシャフト323の回転がクラッチドラム353に伝達される。これにより、エンジン311がアウタロータ347およびクラッチドラム353を介してドライブシャフト355を駆動する。その結果、ドライブシャフト355によってギアヘッド4が駆動される。すなわち、刈払機1は、エンジン311のみの駆動によって刈刃5を駆動する。このスロットルレバー8が、本発明における「操作部材」に対応する実施構成例である。
図4に示すように、第2制御モードが選択されると、コントローラ339は、エンジン311が電動モータ341を発電機として駆動するように制御する。すなわち、エンジン311は、遠心クラッチ351が作動しない程度の低い回転数で駆動される。その結果、アウタロータ347が回転され、電動モータ341が発電機として駆動され、刈刃5は駆動されない。これにより、電動モータ341からバッテリパック337に電流が供給されてバッテリパック337が充電される。なお、第2制御モードが選択されているときは、コントローラ339は、LED381が点灯するように制御する。
また、第2制御モードにおいては、センサ380がバッテリパック337の電圧を検出する。すなわち、バッテリパック337のバッテリの残量を検出する。コントローラ339は、検出されたバッテリの残量に基づいて、エンジン311の回転数を制御する。すなわち、発電機としての電動モータ341によって生成される電流値を制御する。コントローラ339は、バッテリパック337への充電が最適化されるようにエンジン311を制御し、これによりバッテリパック337に対する過充電を防止できる。また、バッテリパック337に対する過電流の供給を防止することができる。
例えば、バッテリ充電の最適化のために、コントローラ339は、センサ380によって検出された電圧値に基づいて、バッテリパック337が満充電に近づくについて、充電電流を下げるように、エンジン311の回転数を下げる。そして、バッテリパック337の電圧が満充電である電圧値である場合に、コントローラ339は、エンジン311の駆動を停止する。
なお、コントローラ339がエンジン311の駆動を停止するときのバッテリパック337の電圧値は、満充電に対応する電圧値に限られない。例えば、バッテリパック337への満充電の繰り返しによるバッテリパック337の消耗を低減するために、バッテリパック337の満充電のときの電圧値の80%の電圧値のときに、コントローラ339がエンジン311の駆動を停止するように構成されていてもよい。このコントローラ339がエンジン311の駆動を停止するために設定されたバッテリの電圧値が、本発明における「所定量」に対応する実施構成例である。
なお、コントローラ339がエンジン311の駆動を停止した場合も、コントローラ339はLED381を点灯させる。これにより、バッテリパック337のバッテリ残量が所定量以上であることをユーザに報知することができる。LED381の点灯は、第2制御モードが選択された場合にLED381を点灯する態様と異ならせてもよい。例えば、第2制御モードが選択された場合には、LED381が点灯され、コントローラ339がエンジン331を停止した場合には、LED381が点滅されるように構成されていてもよい。また、LED381が発する光の色を変えるように構成されていてもよい。このLED381が、本発明における「報知手段」に対応する実施構成例である。
第2制御モードは上記の通り、バッテリパック337を充電させるための制御モードである。したがって、ユーザによって、スロットルレバー8が操作されると、コントローラ339は、エンジン311の駆動を停止するように制御する。すなわち、充電モードである第2制御モードが選択されているにも関わらず、スロットルレバー8が操作されると、コントローラ339はユーザの誤操作であると判断し、エンジン311の駆動を停止する。これにより、刈払機1の駆動を停止し、ユーザの安全を確保する。
以上の本実施形態によれば、第2制御モードにおいては、刈刃5を駆動することなくバッテリパック337を充電するためにエンジン311が駆動される。すなわち、バッテリパック337を充電するための専用の充電モードが設けられている。これにより、バッテリ残量が少なくなった場合にも、エンジン311を駆動するための燃料を用いて、バッテリを充電することができる。バッテリが充電されることで、電動モータ341が駆動可能となる。すなわち、エンジン311と電動モータ341によって刈刃5を駆動することができるとともに、電動モータ341によってエンジン311を始動させることができる。
また、本実施形態によれば、ユーザが手動で駆動制御スイッチ382を操作することにより、第1制御モードと第2制御モードを選択することができる。すなわち、ユーザが充電モードである第2制御モードを適宜選択可能である。
また、本実施形態によれば、第2制御モードにおいては、電動モータ341を発電機として利用することができる。すなわち、刈払機1に電動モータ341と発電機の両方を設ける必要がなく、刈払機1が軽量化および小型化される。一方で、本発明においては、発電機を電動モータ341と別体に設けることも可能である。
また、本実施形態によれば、第2制御モードにおいて、コントローラ339は、バッテリパック337のバッテリ残量に基づいて、エンジン311の回転数を制御するため、バッテリパック337への過電流の供給や過充電を防止することができる。
また、本実施形態によれば、第1および第2モードを選択して刈刃5を駆動することができる。したがって、刈刃5に作用する負荷に応じて駆動モードを切り替えることで、刈払機1の出力を切り替えることができる。結果として、エネルギ効率を高めることができる。
また、本実施形態によれば、電動モータ341としてアウタロータ型のモータを設けたため、電動モータ341の大きさを大きくすることなく、大きな出力トルクを得ることができる。すなわち、アウタロータ147の回転中心から外周までの距離(半径)を大きくすることができ、これにより大きな出力トルクを得ることができる。その結果、刈払機1が小型化される。
以上においては、電動モータ341は、アウタロータ型のモータを設けたが、これには限られず、インナロータ型のモータを用いてもよい。また、電動モータ341が発電機として機能するように構成されていたが、これには限られず、電動モータ341以外に別体の発電機が設けられていてもよい。
また、以上においては、エンジン311とドライブシャフト355(ギアヘッド4)の間に遠心クラッチ351が設けられていたが、これには限られない。すなわち、クラッチ機構として、電磁クラッチなどの他のクラッチ機構を用いてもよい。
また、以上においては、第1モードまたは第2モードによって刈刃5を駆動するように構成されていたが、これには限られない。例えば、刈払機1は、第1モードのみを有しており、第2モードを有していなくてもよい。また一方で、刈払機1は、第2モードのみを有しており、第1モードを有していなくてもよい。
また、以上においては、報知手段としてLED381が設けられていたが、これには限られない。例えば、LED381を設けることなく、音を発生するスピーカーや振動を発生するアクチュエータを刈払機1に設けていてもよい。
また、以上においては、駆動制御スイッチ382とチョークレバー383が別体に設けられていたが、これには限られない。例えば、駆動制御スイッチ382がチョークレバー383の機能を有するように構成してもよい。これにより、チョークレバー383を省略することができ、刈払機1をコストダウンすることができる。
また、以上においては、動力工具として、刈払機1を用いて説明したが、他の動力工具に本発明を適用することもできる。エンジンとモータを有していれば、チェンソー、ハンマドリル、丸鋸などの動力工具に本発明を適用することもできる。
(実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係)
本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。なお、本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。
刈払機1は、本発明の「動力工具」に対応する構成の一例である。
ギアヘッド4は、本発明の「駆動軸」に対応する構成の一例である。
スロットルレバー8は、本発明の「操作部材」に対応する構成の一例である。
エンジン311は、本発明の「エンジン」に対応する構成の一例である。
クランクシャフト323は、本発明の「エンジンの出力軸」に対応する構成の一例である。
バッテリパック337は、本発明の「バッテリ」に対応する構成の一例である。
コントローラ339は、本発明の「コントローラ」に対応する構成の一例である。
電動モータ341は、本発明の「モータ」に対応する構成の一例である。
アウタロータ347は、本発明の「モータの出力軸」に対応する構成の一例である。
LED381は、本発明の「報知手段」に対応する構成の一例である。
駆動制御スイッチ382は、本発明の「切替部材」に対応する構成の一例である。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る作業工具は、下記の態様が構成可能である。
(態様1)
「エンジンと、
モータと、
先端工具を駆動する駆動軸と、
前記先端工具の駆動を制御するコントローラと、
前記コントローラに電流を供給するバッテリと、を有し、
少なくとも前記エンジンが前記駆動軸を駆動することで前記先端工具が駆動可能に構成されている動力工具であって、
前記コントローラは、前記先端工具を駆動するように制御する第1制御モードと、前記バッテリを充電するように制御する第2制御モードと、を有し、
前記第2制御モードは、前記エンジンが前記先端工具を駆動することなく発電機を駆動して前記バッテリを充電するように構成されていることを特徴とする動力工具。」
(態様2)
「態様1に記載の動力工具であって、
前記エンジンがと前記モータが前記駆動軸を同時に駆動することで前記先端工具が駆動可能に構成されていることを特徴とする動力工具。」
(態様3)
「態様1または2に記載の動力工具であって、
前記モータは、前記第2制御モードにおいて、前記発電機として駆動するように構成されており、
前記第2制御モードは、前記エンジンが前記モータを駆動して前記バッテリを充電するように構成されていることを特徴とする動力工具。」
(態様4)
「態様1〜3のいずれか1つに記載の動力工具であって、
前記エンジンの出力軸と前記モータの出力軸は同軸状に配置されていることを特徴とする動力工具。」
(態様5)
「態様1〜4のいずれか1つに記載の動力工具であって、
前記エンジンと前記駆動軸の間にクラッチ機構が設けられていることを特徴とする動力工具。」
(態様6)
「請求項1〜9または態様1〜5のいずれか1項に記載の動力工具であって、
前記エンジンのみが前記駆動軸を駆動するエンジン駆動モードと、をさらに有し、
前記エンジンと前記モータが前記駆動軸を同時に駆動するハイブリッド駆動モードと前記エンジン駆動モードが選択的に切り替えられて、前記先端工具が駆動されるように構成されていることを特徴とする動力工具。」
1 刈払機
2 操作桿
3 動力ユニット
4 ギアヘッド
5 刈刃
6 安全カバー
7 ハンドル
8 スロットルレバー
301 本体ハウジング
310 駆動機構部
311 エンジン
313 シリンダ
315 ピストン
317 点火プラグ
319 クランクケース
323 クランクシャフト
325 連接ロッド
336 モード切替スイッチ
337 バッテリパック
339 コントローラ
341 電動モータ
343 ステータコア
343a スリーブ
345 ステータコイル
347 アウタロータ
348 接続ロッド
349 マグネット
351 遠心クラッチ
353 クラッチドラム
355 ドライブシャフト
360 バッテリ収容部
370 カップリング
400 リコイルスタータ
401 ケース
402 リコイルスタータハンドル
403 リコイルロープ
404 ロープリール

Claims (9)

  1. エンジンと、
    モータと、
    発電機と、
    先端工具を駆動する駆動軸と、
    前記先端工具の駆動を制御するコントローラと、
    前記コントローラに電流を供給するバッテリと、を有し、
    前記エンジンが前記駆動軸を駆動することで前記先端工具が駆動可能に構成されている動力工具であって、
    前記エンジンの出力軸と前記モータの出力軸は、同軸状に配置されており、
    前記コントローラは、前記先端工具を駆動するように制御する第1制御モードと、前記バッテリを充電するように制御する第2制御モードと、を有し、
    前記第2制御モードは、前記エンジンが前記先端工具を駆動することなく前記発電機を駆動して前記バッテリを充電するように構成されていることを特徴とする動力工具。
  2. 請求項1に記載の動力工具であって、
    前記エンジンと前記モータが前記駆動軸を同時に駆動することで前記先端工具が駆動可能に構成されていることを特徴とする動力工具。
  3. 請求項2に記載の動力工具であって、
    前記モータは、前記第2制御モードにおいて、前記発電機として駆動するように構成されており、
    前記第2制御モードは、前記エンジンが前記モータを駆動して前記バッテリを充電するように構成されていることを特徴とする動力工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の動力工具であって、
    前記第1制御モードと前記第2制御モードを切り替え可能な切替部材を有し、
    前記切替部材は、ユーザによって手動で操作可能に構成されていることを特徴とする動力工具。
  5. 請求項4に記載の動力工具であって、
    前記切替部材は、さらに前記エンジンの駆動状態を可変に構成されていることを特徴とする動力工具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の動力工具であって、
    前記先端工具を駆動させるためにユーザが操作可能な操作部材を有し、
    前記第2制御モードは、ユーザが前記操作部材を操作した場合に、前記エンジンの駆動が停止されるように構成されていることを特徴とする動力工具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の動力工具であって、
    前記コントローラは、前記第2制御モードにおいて、前記バッテリの残量に応じて前記エンジンの回転数を制御するように構成されていることを特徴とする動力工具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の動力工具であって、
    前記第2制御モードは、前記バッテリの残量が所定量以上である場合に、前記エンジンの駆動が停止されるように構成されていることを特徴とする動力工具。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の動力工具であって、
    前記第2制御モードが選択されていること、および/または前記バッテリの残量が前記所定量以上であることを報知する報知手段を有することを特徴とする動力工具。
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