JP2014065113A - 動力工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッテリを有し、エンジンの排気熱からバッテリを保護できるように改良された動力工具を提供する。
【解決手段】 エンジン111と、モータ141と、先端工具207を駆動する駆動軸215と、エンジン111を収容する本体部101と、モータ141に電流を供給するバッテリ137と、を有し、エンジン111が駆動軸215を駆動するように構成された動力工具であり、本体部101は、エンジン111の排気が排出される排気口191aを有し、バッテリ137は、本体部101において、排気口191aの法線上以外の領域に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンにより先端工具を回転駆動させて所定の作業を行う動力工具に関する。
特開2011−244724号公報(特許文献1)は、エンジンを駆動源として先端工具を駆動する携帯型動力工具としての刈払機の構成を開示している。特開2011−244724号公報に記載の刈払機は、燃料切れによりエンジンが駆動できなくなった場合には、切替スイッチにより駆動源をエンジンから電気モータに切替えて先端工具を駆動できるように構成している。
特開2011−244724号公報号公報
特開2011−244724号公報に記載の携帯型作業機は、電動モータ駆動用としてのバッテリを備えているが、当該バッテリについて、エンジンが排出する排気熱から保護する配慮がされていなかった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、バッテリを有し、エンジンが排出する排気熱からバッテリを保護できるように改良された動力工具を提供することをその目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る動力工具の好ましい形態は、エンジンと、モータと、先端工具を駆動する駆動軸と、エンジンを収容する本体部と、モータに電流を供給するバッテリと、を有し、エンジンが駆動軸を駆動するように構成されている。本体部は、エンジンの排気が排出される排気口を有する。バッテリは、本体部において、排気口から排出される排気の排出方向側の排気口の法線上以外の領域に配置されている。なお、本発明における「モータ」は、エンジンと協働してあるいは単独で先端工具を駆動する工具駆動用モータ、エンジンを始動するためのエンジン始動用モータを好適に包含する。また、本発明の「動力工具」としては、刈払機、草刈り機、チェンソー、エンジンカッター(カットオフソー)噴霧器、集塵機等、作業者が携帯して作業を行う動力工具を好適に包含する。また、ここでいう「排気口の法線」とは、排気口が形成する面に関する法線をいう。
本発明によれば、本体部に配設されるバッテリにつき、排気口の法線上以外の領域に配設している。このため、排気口から排出される排気がバッテリに吹きかかることを回避し、エンジンの排気熱からバッテリを保護することができる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、排気口から排出される排気の排気方向は、本体部から駆動軸が突出する方向と反対方向であり、バッテリは、本体部における排気口よりも駆動軸側に配置されている。この場合、バッテリは、エンジンのピストンが摺動する方向から見たときに、駆動軸と重なる位置に配置されることが好ましい。
この形態によれば、バッテリが排気方向と反対側の駆動軸側に配置される構成であり、排気口に対して離間して配置することが可能となる。これによりバッテリに対する排気の吹きかかりが回避されることに加え、伝熱も減少されることになり、バッテリの保護効果を向上できる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、バッテリは、本体部に対して着脱可能に構成されている。
この形態によれば、バッテリ残量が低下した場合、本体部からバッテリを取外して充電し、予備バッテリを接続部に装着することが可能となる。これにより、連続して長時間の作業を行うことが可能となる。この場合、本体部に対するバッテリの着脱は、摺動によることが好ましく、その摺動方向については、エンジンのピストンの摺動方向、または駆動軸が突出する突出方向に沿う方向に設定することが好ましい。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、モータを制御するためのコントローラを有する。コントローラは、本体部において、エンジンを基準としてバッテリ側に配置されている。
この形態によれば、バッテリと同様、コントローラに排気口から排出される排気が吹きかかることを回避し、エンジンの排気熱からコントローラを保護することができる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、バッテリを覆うバッテリカバーが設けられている。この場合、バッテリカバーは、本体部に対して着脱可能にあるいは回動動作による開閉可能に取付けられることが好ましい。
この形態によれば、動力工具を用いての作業中において、あるいは保管時において、外部から加えられる外力に対するバッテリの保護効果が得られる。
本発明に係る動力工具の更なる形態によれば、モータは、エンジンと協働して駆動軸を駆動するように構成されている。
この形態によれば、大排気量のエンジンを必要とすることなく、動力工具の出力を向上することが可能になる。
本発明によれば、バッテリを有し、エンジンの排気熱からバッテリを保護できるように改良された動力工具が提供されることとなった。
本発明の実施形態に係る刈払機の全体構成を示す概略図である。 刈払機の駆動機構部の構成を示す側断面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図1及び図2を参照しつつ説明する。本実施形態では、動力工具の一例として刈払機を用いて説明する。図1に示すように、刈払機200は、操作桿201と、操作桿201の一端部に取付けられた動力ユニット203と、操作桿201の他端部に取付けられたギアヘッド205と、ギアヘッド205に着脱可能に取付けられる円盤状の刈刃207と、刈刃207を覆うように操作桿201の他端部に取付けられた安全カバー209と、操作桿201の中間部に取付けられて操作桿201の延在方向と交差する方向に突出する略U形のハンドル211とを備えている。刈払機200は、操作桿201に着脱自在に装着される肩掛けバンド(便宜上、図示を省略する)により肩掛けで保持した状態において、両手でハンドル211を把持し、刈刃207を回転させて被加工材としての草や小径木を刈払う作業工具である。この刈刃207が、本発明における「先端工具」に対応する。
なお、本実施形態では、便宜上、刈刃207側(図1の右側)を、「前側」ないし「前方側」として規定し、動力ユニット203側を、「後側」ないし「後方側」として規定する。また、ハンドル211先端の突出方向を、「上側」ないし「上方側」と規定し、その反対側を、「下側」ないし「下方側」と規定する。
操作桿201は、中空長尺状のパイプ形状をしており、直線状に延びている。操作桿201の内部には、ドライブシャフト215(図2の二点鎖線参照)が収容されている。動力ユニット203から出力されるトルクは、操作桿201内のドライブシャフト215を経由してギアヘッド205に伝達され、刈刃207を回転させる。このドライブシャフト215が、本発明における「駆動軸」に対応する。ハンドル211には、後述するエンジン111の出力を操作するためのスロットルレバー(便宜上、図示を省略する)、及びエンジン111を停止させるストップスイッチ(便宜上図示を省略する)が設けられている。スロットルレバーは、エンジン111の出力を調整するために作業者が操作する操作部材である。
なお、ギアヘッド205は、ドライブシャフト215に対して所定の傾斜角度で交差して斜め下方に延在する刈刃取付軸213、ドライブシャフト215の回転を刈刃取付軸213に伝達するための、便宜上図示を省略する駆動側ギア及び被動側ギアを備え、刈刃取付軸213に刈刃207が着脱可能に取付けられる。
図2は動力ユニット203の構成を説明する図である。図2に示すように、動力ユニット203は、刈刃207を駆動するための駆動機構部を構成するものであり、エンジン111、エンジン111の燃料を貯える燃料タンク181、エンジン111を始動するためのリコイルスタータ171、エンジン111から排出される排気を大気に放出するマフラー191(図1参照)、及び電動モータ141を備えるほか、便宜上図示を省略する部材として、エンジン111に吸入される空気をろ過するエアフィルタ、エンジン111に吸入される空気に燃料を混合して混合気を形成するキャブレター等を備えている。
本実施形態に係る動力ユニット203は、先端工具としての刈刃207を駆動する原動機として、エンジン111と電動モータ141との異なる2つの原動機を有するハイブリッド駆動式として構成される。動力ユニット203は、エンジン111及び電動モータ141を収容する本体ハウジング101を有する。この本体ハウジング101が、本発明における「本体部」に対応する。本体ハウジング101の一つの側面部(前面部)には、開口部101aが形成され、この開口部101aと対向する部位の外側にハウジングカバー102が固定状に取付けられている。ハウジングカバー102は、操作桿201を接続するための開口102aを有し、この接続用の開口102aに操作桿201の一端が嵌め込まれて接続される。すなわち、操作桿201は、本体ハウジング101に対して着脱可能に連接される。
一方の原動機を構成するエンジン111は、レシプロ式エンジンであり、シリンダ113、シリンダ113内に収容されたピストン115、シリンダ113に設けられた点火プラグ117、シリンダ113の下方に配置されて当該シリンダ113に接合されるクランクケース119、シリンダ113とクランクケース119との接合部において、複数の軸受121を介して回転自在に支持されたクランクシャフト123、及びピストン115とクランクシャフト123とを連接する連接ロッド125等を備える。このエンジン111が、本発明における「エンジン」に対応する。エンジン111は、操作桿201の長軸方向(延在方向)に関して、本体ハウジング101内の概ね中央部に配置されている。
クランクシャフト123は、操作桿201内のドライブシャフト215の軸線と同一軸線上に配置されている。クランクシャフト123の一方側は、操作桿201側(本体ハウジング101の開口101a側)に向けて延在されている。クランクシャフト123とドライブシャフト215との間には中間軸161が配置されている。中間軸161は、クランクシャフト123の軸線と同一軸線上に配置され、ハウジングカバー102内に軸受165を介して回転可能に支持される。中間軸161は、筒状の軸部材164を主体として構成され、この軸部材164の軸孔にドライブシャフト215(図2の二点鎖線参照)が、例えばスプライン嵌合により着脱自在に接続される。
クランクシャフト123と中間軸161との間には、遠心クラッチ151が配置されている。遠心クラッチ151は、クランクシャフト123の一方側に固定状に連結されている。遠心クラッチ151は、クラッチシュー151aと、カップ状のクラッチドラム163を有し、クラッチドラム163が中間軸161の軸方向の一端側に固定されて一体化されている。そして、遠心クラッチ151は、クランクシャフト123と共に回転することに伴い発生する遠心力によってクラッチシュー151aが外側に拡開し、クラッチドラム163の周壁内面に接触してクランクシャフト123の回転を中間軸161に伝達する。すなわち、遠心クラッチ151は、クランクシャフト123の回転数が所定の回転数よりも低い場合には、クランクシャフト123の回転を中間軸161に伝達しないが、クランクシャフト123の回転数が所定の回転数を超えた場合には、クランクシャフト123の回転を中間軸161に伝達するように構成されている。中間軸161が回転されると、その回転はドライブシャフト215を経てギアヘッド205に伝達され、刈刃207が駆動される。なお、遠心クラッチ151は、電磁クラッチに変更可能である。
他方の原動機を構成する電動モータ141は、エンジン111を挟んでドライブシャフト215の反対側、すなわち後方側に配置されている。動力の伝達経路で見た場合には、電動モータ141、エンジン111、ドライブシャフト215の順序で配置されている。換言すれば、エンジン111は、電動モータ141とドライブシャフト215との間に配置された構成とされる。電動モータ141は、アウタロータ型モータであり、ステータコア143、ステータコイル145、アウタロータ147、マグネット149を備えており、クランクシャフト123と同軸状に配置されている。この電動モータ141が、本発明における「モータ」に対応する。
ステータコア143は、磁性材料で形成された円盤状部材であり、スリーブ143aを介してシリンダ113及びクランクケース119の外面に固定されるとともに、その中央孔部をクランクシャフト123が遊嵌状に貫通している。ステータコイル145は、ステータコア143に巻かれており、通電されることによってステータコア143を励磁する。
アウタロータ147は、円筒状の周壁147aと底壁147bを有するカップ状部材であり、周壁147aがステータコア143の外周面に被さるように配置されている。マグネット149は、周壁147aの内周面に配置されてステータコア143の外周面に対向している。アウタロータ147の底壁147bは、中央部に円形の筒部147cを有し、この筒部147cがクランクシャフト123の他端部外面に嵌合され、キー結合されている。すなわち、電動モータ141のアウタロータ147がクランクシャフト123に結合されており、これにより電動モータ141がエンジン111の出力をアシストする構成である。
電動モータ141の後方、すなわち、電動モータ141を挟んでエンジン111の反対側には、エンジン111を始動するためのリコイルスタータ171が配置されている。リコイルスタータ171は、電動モータ141のアウタロータ147と同一軸線上で対向状に配置されるとともに、本体ハウジング101に回転可能に取付けられたプーリ173、プーリ173に周回状に巻き付けられたロープ175、ロープ175に接続された操作レバー177を有する。そして操作レバー177によりロープ175を引き操作してプーリ173を回転させ、当該プーリ173の回転を電動モータ141のアウタロータ147を経由してクランクシャフト123に伝達するように構成される。すなわち、本実施形態では、リコイルスタータ171によるエンジン111の始動は、電動モータ141を介して行うように構成されている。なお、リコイルスタータ171は、プーリ173からアウタロータ147へのエンジン111を始動させる方向への回転を伝達し、逆方向への回転は伝達しないように構成されるが、そのことについては、従来周知ゆえ、詳細な説明を省略する。
なお、ハンドル211には、便宜上図示を省略するが、駆動モード選択用の操作部材として、手動による切替操作が可能とされた駆動モード切替スイッチが配置されている。この駆動モード切替スイッチは、エンジン111と電動モータ141を同時に駆動する第1の駆動モードと、エンジン111のみを駆動する第2の駆動モードとの間で切替え可能に構成される。
ハンドル211に配置されたスロットルレバーは、エンジン111への吸気(空気或いは混合気)の流入量を調整してエンジン111の出力(回転数)を調節するための操作部材であるが、電動モータ141の駆動・停止及び出力(回転数)を操作する操作部材を兼用している。
図1に示すように、本実施の形態においては、エンジン111から排出される排気を大気に放出するマフラー191が、動力ユニット203における本体ハウジング101の後側上部に配置されている。そしてマフラー191の排気口191aから排出される排気の排出方向が、刈払機200の後方、すなわち本体ハウジング101からドライブシャフト215が突出する方向(前方)の反対方向となるように設定されている。このマフラー191の排気口191aが、本発明における「排気口」に対応する。
また、図1に示すように、本体ハウジング101には、電動モータ141に電力を供給するバッテリパック137が配置されている。このバッテリパック137が、本発明における「バッテリ」に対応する。バッテリパック137は、マフラー191から排出される排気の排出方向に関して、マフラー191を基準として排気の排出方向の反対側、つまり本体ハウジング101の前側上部に配置されている。すなわち、バッテリパック137は、ピストン115の移動方向から見たとき、ドライブシャフト215の一部(後端部)と重なる位置に配置される。
本体ハウジング101の前側上部は、バッテリパック配置領域として設定される。このバッテリパック配置領域に対して、バッテリパック137は、例えば一対のガイドレールを介して上下方向、すなわちピストン115の移動方向、あるいは前後方向、すなわちドライブシャフト215の突出方向に沿って移動(摺動)することで着脱可能に構成される。また、本体ハウジング101に装着されたバッテリパック137は、バッテリカバー138によって覆われる。このバッテリカバー138が、本発明における「バッテリカバー」に対応する。バッテリカバー138は、バッテリパック137を保護するプロテクターとして備えられ、本体ハウジング101に対して着脱可能に、あるいは左右方向(図1の紙面直交方向)に延びる軸周りに開閉可能に取付けられる。
また、動力ユニット203の本体ハウジング101には、エンジン111の点火時期等、エンジン111の駆動に関する制御を行うコントローラ139が配置されている。このコントローラ139が、本発明における「コントローラ」に対応する。コントローラ139は、本体ハウジング101の前側下部、すなわち、バッテリパック137の下方に配置されている。コントローラ139は、第1の駆動モードが選択され、且つエンジン111が駆動された場合、エンジンについては、スロットルレバーの引き操作量に応じて点火時期等、エンジン111に関する所定の制御を行い、電動モータ141については、スロットルレバーが引き操作されたときに駆動、引き操作が解除されたときに停止、引き操作量に応じて出力(回転数)を制御するように構成される。一方、第2の駆動モードが選択され、且つエンジン111が駆動された場合には、スロットルレバーの引き操作量に応じて点火時期等、エンジン111の駆動に関する所定の制御を行うように構成される。
本実施の形態に係る刈払機200は、上記のように構成されている。従って、駆動モード切替スイッチを操作して第1の駆動モードを選択後、リコイルスタータ171によりエンジン111を始動するとともに、スロットルレバーを引き操作すれば、エンジン111と電動モータ141が同時に駆動される。電動モータ141はエンジン111の出力をアシストする。クランクシャフト123の回転数が所定の回転数を超えた領域では、遠心クラッチ151が作動してクランクシャフト123の回転が中間軸161へと伝達され、更にはドライブシャフト215及びギアヘッド205の刈刃取付軸213を経由して刈刃207に伝達される。すなわち、エンジン111と電動モータ141を同時に駆動した場合には、エンジン111の出力及び電動モータ141の出力によって刈刃207を駆動することができる。
一方、第2の駆動モードを選択した場合には、スロットルレバーを引き操作しても電動モータ141は駆動されない。従って、この場合は、エンジン111を始動後、スロットルレバーを引き操作すると、クランクシャフト123の回転数が所定の回転数を超えた領域では、前記第1の駆動モードの場合と同様、遠心クラッチ151が作動して刈刃207を駆動することができる。
このように、本実施形態によれば、エンジン111と電動モータ141を同時に駆動できる構成としたので、大排気量のエンジン111を必要とすることなく、刈払機200の出力を向上することが可能になる。
また、本実施形態によれば、第1の駆動モードと、エンジン111のみを駆動する第2の駆動モードのいずれか一方を選択して刈刃207を駆動できる。このため、作業者は、例えば刈刃207に作用する負荷が異なる等の作業態様に応じて駆動モードを選択し、被加工材の刈取り作業を効率的に行うことが可能となる。
さて、本実施形態によれば、エンジン111から排出される排気を大気に放出するためのマフラー191を、本体ハウジング101の後側上部に配置するとともに、マフラー191から排出される排気の排出方向を後方に定め、その一方、電動モータ141に電力を供給するバッテリパック137を、マフラー191の排気口191aの法線上以外の領域、具体的には本体ハウジング101の前側上部に配置する構成としている。このような構成としたことで、マフラー191の排気口191aから排出される排気がバッテリパック137に吹きかかることを回避し、エンジン111の排気熱からバッテリパック137を保護することができる。
また、本実施形態によれば、バッテリパック137は、本体ハウジング101において、マフラー191よりもドライブシャフト215側に配置されている。すなわち、エンジン111のピストン115が摺動する方向から見たときに、ドライブシャフト215と重なる位置にバッテリパック137が配置されている。これによりバッテリパック137をマフラー191から離間して配置することが可能となり、マフラー191からバッテリパック137への熱伝達を低減できる。
また、本実施形態によれば、バッテリパック137は、ピストン115の移動方向、あるいはドライブシャフト215の突出方向に沿って移動(摺動)することで着脱可能に構成されている。具体的には、バッテリパック137を、後方から前方に向かって移動させて本体ハウジング101に装着する構成、あるいは上方から下方に向かって移動させて本体ハウジング101に装着する構成が可能である。このような構成とすることで、本体ハウジング101によってバッテリパック137を下方から受けるように設定することが可能なため、例えバッテリパック137が取付不良であっても、本体ハウジング101から脱落することを防止できる。
上記のように構成することで、バッテリパック137のバッテリ残量が低下したような場合、バッテリパック137を本体ハウジング101から取外して充電する一方、予備バッテリを本体ハウジング101に装着することが可能となる。これにより、連続して長時間の作業を行うことが可能となる。また、本実施形態によれば、バッテリパック137を覆うバッテリカバー138を備え、本体ハウジング101に装着された状態のバッテリパック137を覆う構成としたので、バッテリパック137を効果的に保護できる。
また、本実施形態によれば、電動モータ141を制御するためのコントローラ139についても、本体ハウジング101の前側下部、すなわちバッテリパック137の下方に配置する構成としたことにより、バッテリパック137と同様、マフラー191から排出される排気がコントローラ139に吹きかかることを回避し、エンジン111の排気熱からコントローラ139を保護することができる。
なお、上述した実施形態は、動力工具の一例として、刈払機200の場合で説明したが、刈払機に限らず、草刈り機、チェンソー、エンジンカッター(カットオフソー)噴霧器、集塵機等、作業者が携帯して作業を行う動力工具に適用することが可能である。
上記発明の趣旨に鑑み、下記のごとき態様が構成可能である。
(態様1)
「エンジンと、
モータと、
先端工具を駆動する駆動軸と、
前記エンジンを収容する本体部と、
前記モータに電流を供給するバッテリと、を有し、
前記エンジンが前記駆動軸を駆動するように構成された動力工具であって、
前記本体部は、前記エンジンの排気が排出される排気口を有し、
前記バッテリは、前記本体部において、前記排気口から前記排気が排出される排出方向に関して、前記排気口を基準として前記排出方向側とは反対側の領域に配置されていることを特徴とする動力工具。」
態様1によれば、本体部に配設されるバッテリにつき、排気口から排気が排出される排出方向に関して、排気口を基準として排出方向側とは反対側の領域に設定している。このため、排気口から排出される排気がバッテリに吹きかかることを回避し、エンジンの排気熱からバッテリを保護することができる。
(実施形態の各構成要素と本発明の構成要素との対応関係)
本実施形態における各構成要素と、本発明における構成要素との発明特定事項との関係は、以下のとおりである。もちろん、本実施形態における各構成要素は、対応する本発明の特定事項に関する一つの実施構成例に過ぎず、本発明の各構成要素はこれに限定されるものではない。
本体ハウジング101が、本発明の「本体部」に対応する構成の一例である。
刈刃207が、本発明の「先端工具」に対応する構成の一例である。
エンジン111が、本発明の「エンジン」に対応する構成の一例である。
ピストン115が、本発明の「ピストン」に対応する構成の一例である。
ドライブシャフト215が、本発明の「駆動軸」に対応する構成の一例である。
電動モータ141が、本発明の「モータ」に対応する構成の一例である。
バッテリパック137が、本発明の「バッテリ」に対応する構成の一例である。
コントローラ139が、本発明の「コントローラ」に対応する構成の一例である。
マフラー191の排気口191aが、本発明の「排気口」に対応する構成の一例である。
バッテリカバー138が、本発明の「バッテリカバー」に対応する構成の一例である。
101 本体ハウジング(本体部)
101a 開口部
102 ハウジングカバー
102a 開口
111 エンジン(エンジン)
113 シリンダ
115 ピストン
117 点火プラグ
119 クランクケース
121 軸受
123 クランクシャフト(出力軸)
125 連接ロッド
137 バッテリパック
138 バッテリカバー
139 コントローラ(コントローラ)
141 電動モータ(モータ)
143 ステータコア
143a スリーブ
145 ステータコイル
147 アウタロータ
147a 周壁
147b 底壁
147c 筒部
149 マグネット
151 遠心クラッチ
151a クラッチシュー
161 中間軸
163 クラッチドラム
164 軸部材
165 軸受
171 リコイルスタータ
173 プーリ
175 ロープ
177 操作レバー
181 燃料タンク
191 マフラー
191a 排気口(排気口)
200 刈払機(動力工具)
201 操作桿
203 動力ユニット
205 ギアヘッド
207 刈刃(先端工具)
209 安全カバー
211 ハンドル
213 刈刃取付軸
215 ドライブシャフト(駆動軸)

Claims (7)

  1. エンジンと、
    モータと、
    先端工具を駆動する駆動軸と、
    前記エンジンを収容する本体部と、
    前記モータに電流を供給するバッテリと、を有し、
    前記エンジンが前記駆動軸を駆動するように構成された動力工具であって、
    前記本体部は、前記エンジンの排気が排出される排気口を有し、
    前記バッテリは、前記本体部において、前記排気口から排出される排気の排出方向側の前記排気口の法線上以外の領域に配置されていることを特徴とする動力工具。
  2. 請求項1に記載の動力工具であって、
    前記排気口から排出される排気の排気方向は、前記本体部から前記駆動軸が突出する方向と反対方向であり、
    前記バッテリは、前記本体部における前記排気口よりも前記駆動軸側に配置されていることを特徴とする動力工具。
  3. 請求項1または2に記載の動力工具であって、
    前記バッテリは、前記エンジンのピストンが摺動する方向から見たときに、前記駆動軸と重なる位置に配置されていることを特徴とする動力工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の動力工具であって、
    前記バッテリは、前記本体部に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする動力工具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の動力工具であって、
    前記モータを制御するコントローラを有し、
    前記コントローラは、前記本体部において、前記エンジンを基準として前記バッテリ側に配置されていることを特徴とする動力工具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の動力工具であって、
    前記バッテリを覆うバッテリカバーが設けられていることを特徴とする動力工具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の動力工具であって、
    前記モータは、前記エンジンと協働して前記駆動軸を駆動するように構成されていることを特徴とする動力工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106941943A (zh) * 2017-03-21 2017-07-14 安徽农业大学 一种新型高枝锯

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