JP2014073540A - ロボット、およびロボットシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】都度、煩雑なティーチングを行なうことなく、簡便に切り替えのできるロボットシステムを提供する。
【解決手段】ロボットシステム1000は、ロボット100と、第1ネットワーク端子500dを備えた作業台200と、を有するロボットシステムであって、ロボット100は、ロボット本体10と、ロボット本体10が固定された台座部20と、台座部20に設けられ台座部20を作業台200に固定する固定部材300と、第1ネットワーク端子500dに接続する第2ネットワーク端子500rと、を備え、第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rとの接続によって、ロボット本体10の制御情報もしくは稼動情報を、または、ロボット本体10の制御情報および稼動情報を伝達する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボット、およびロボットシステムに関する。
経済の成熟と共にニーズが多様化し、生産ラインにおいては、多品種少量生産に対応したセル生産方式の導入が進行している。セル生産方式は、大量消費時代に対応した大規模自動化ラインとは異なり、1人から数人の作業者が、部品の取り付けから組み立て、加工、検査までの全工程あるいは多工程を担当する生産方式であり、ラインの切り替えに労力や時間を要さないことがメリットである。セル生産方式の生産性は、多くの工程をこなすことのできる作業者のスキルに負うところが大きかったが、近年、よりその生産性を高めるために、セル生産方式に対応した、簡便に切り替えや設置ができるロボットへのニーズが高まっている。
例えば特許文献1には、実際にロボットハンドの位置や向きの変更を繰り返すティーチング作業を行なうことなく、自動的にティーチングを行なうことが可能なロボット制御システム(制御方法)が提案されている。このロボット制御システムは、作業対象物が搭載される領域を撮像した画像データから、目印の位置や目印に対応する初期位置の情報を得て、その情報に基づきロボットハンドを移動させることにより、作業者がティーチングペンダントなどを操作して実際のロボットハンドの位置の変更を繰り返すティーチング作業を行なうことなく、自動的にティーチングを行なうことができるとしている。
また、例えば特許文献2には、安価に生産管理やロボットの保守を行なうことができる産業用ロボットの制御システムが提案されている。この制御システムは、専用の通信手段を必要とせずに、インターネットなどの既存のネットワークインフラを利用してロボットと外部ネットワークとを接続して情報を送受信することによりロボットを制御可能としたもので、安価に生産管理、設備保守を行なうことのできる、優れた産業用ロボットを実現できるとしている。
特開2011−110627号公報 特開2002−132322号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロボット制御システムは、実際のロボットハンドの位置や向きの変更を繰り返すティーチング作業は省かれたが、それを実現するために付随する装置が必要であったり、新たな付随作業が必要となったりするという課題があった。
具体的には、個々のロボット毎に、新たにカメラやパソコンなどの付随装置を準備する必要があったり、それに伴うロボット制御プログラムの書き込みなどが必要であったりした。また、切り替えの都度、作業対象物が搭載される領域を適確に撮像するための操作が必要であったり、新たな作業やそれに対応する新たな目印が追加される都度、個々のロボット毎に、新たな作業内容(データ)の登録作業が必要であったりした。作業の改善や変更が行われた場合にも、都度、ロボット毎に登録した作業内容を変更するなどの管理が必要であった。
また、特許文献2に記載の産業用ロボットの制御システムは、既存のネットワークインフラを利用してロボットと外部ネットワークとを接続しているため、安価にシステムを構築することができるが、LAN(Local Area Network)ケーブルを、ロボットの移動と共に、設置位置まで引き回さなければならないという課題があった。ロボットと作業者とが共存して作業を行なう環境では、LANケーブルの引き回しは、作業者の作業の邪魔となったり、作業者の安全作業環境の確保や、作業者やロボットの移動に対しての妨げとなったりするなどの課題があった。また、これを回避するため、無線LANを活用した場合には、情報セキュリティーに脆弱さがあったり、高速に大容量の情報伝達をすることが困難であったりするなどの課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例に係るロボットシステムは、ロボットと、第1ネットワーク端子を備えた作業台と、を有するロボットシステムであって、前記ロボットは、ロボット本体と、前記ロボット本体が固定された台座部と、前記台座部に設けられ前記台座部を前記作業台に固定する固定部材と、前記第1ネットワーク端子に接続する第2ネットワーク端子と、を備え、前記第1ネットワーク端子と前記第2ネットワーク端子との接続によって、前記ロボット本体の制御情報もしくは稼動情報を、または、前記ロボット本体の制御情報および稼動情報を伝達することを特徴とする。
本適用例によれば、固定部材によって台座部を作業台に固定することで、ロボットと作業台とを一体化することができる。その結果、稼動に伴うロボットの振動を抑えることができたり、重量物を扱う場合のロボットの安定性を向上させたりすることができる。さらに、ロボットは、作業台に固定することによって安定性が向上するので、ロボット単体で剛性を高めたり無用に重量を増加させたりする必要がなくなり、小型、軽量化できるため、移動や設置がより容易となる。
また、ロボットが備える第2ネットワーク端子を、作業台に備えられた第1ネットワーク端子に接続することで、例えば、第1ネットワーク端子が予め外部に準備された情報ネットワークに繋がる場合は、ロボット本体の制御情報もしくは稼動情報を、または、ロボット本体の制御情報および稼動情報を、情報ネットワークとの間で伝達することができる。
つまり、予め複数の作業者の稼働情報や、複数のロボットの稼動情報、制御情報を、情報ネットワークを介して伝達するしくみを整えておくことで、作業台にロボットを設置するだけで簡便に情報ネットワークを含む生産システムが構築される。その結果、接続ケーブルなどをロボットの移動に合わせて引き回したりする必要がなくなるため、ロボットの移設が容易となり、また引き回した接続ケーブルが作業者の作業環境やロボットを移動させる経路に対して障害となることがなくなる。
このように、本適用例によれば、複数の作業者やロボットの稼働(稼動)情報やロボットの制御情報を統合管理するシステムを備えた作業ラインを構成し維持するに当たって、作業目的に応じたロボットへの交換、および設置を簡便に行なうことが可能となる。また、ロボットと共存して働く作業者の安全な作業環境を整えることができる。
[適用例2] 上記適用例に係るロボットシステムにおいて、前記作業台は、電力供給用の第1コネクターと、前記第1コネクターと接続し外部電源に接続される電源コンセントプラグと、を備え、前記ロボットは、前記第1コネクターに接続し前記ロボット本体に電力を供給する第2コネクターと、を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、ロボットが備える第2コネクターを作業台に備えられた電力供給用の第1コネクターに接続することで、ロボット本体に電力を供給することができる。つまり、外部電源に接続される電源が整えられた作業台が準備されているため、電源ケーブルをロボットの移動に合わせて引き回したりする必要がなくなるため、ロボットの移設が容易となり、また引き回したケーブルが作業者の作業環境やロボットを移動させる経路に対して障害となることがなくなる。
このように、本適用例によれば、上記適用例の効果に加えて、さらに、作業目的に応じたロボットへの交換、および設置を簡便に行なうことが可能となる。また、ロボットと共存して働く作業者の安全な作業環境を整えることができる。
[適用例3] 上記適用例に係るロボットシステムにおいて、前記作業台は、固有の識別情報を有していることが好ましい。
本適用例のように、作業台が固有の識別情報を有していることにより、ロボット本体の制御情報および稼動情報に作業台の識別情報を付加したり、ロボット本体に送る制御情報を選択したりすることができる。その結果、例えば、予め準備された情報ネットワークに接続された複数の作業台からなる作業ラインで、作業台毎の作業内容が異なる場合などにおいて、作業台に設置するロボットを変えた場合であっても、情報ネットワークを介して、作業台に割り当てられた所定の制御情報を正しくロボットに伝送することができる。また、作業台毎の作業内容に応じた稼動情報を、情報ネットワークを介して収集することができる。
[適用例4] 上記適用例に係るロボットシステムにおいて、前記作業台は、有線LANによって情報ネットワークに接続されることが好ましい。
本適用例のように、作業台が、有線LANによって情報ネットワークに接続される場合には、無線LANに比較し、高速に大容量の情報の伝達を行なう環境が整え易い。また、有線LANは、無線LANに比較して高いセキュリティー環境を構築し易い。
[適用例5] 上記適用例に係るロボットシステムにおいて、前記固定部材は、前記作業台にさらに備えられた第1の嵌合部材と、前記台座部に設けられ、前記第1の嵌合部材と嵌合する第2の嵌合部材と、を含み構成されていることを特徴とする。
本適用例によれば、固定部材は、作業台にさらに備えられた第1の嵌合部材と、台座部に設けられ、第1の嵌合部材と嵌合する第2の嵌合部材とを含み構成されている。つまり、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とを嵌合させてロボットを作業台に固定させることにより、より簡便にロボットを固定することができるばかりでなく、ロボットの設置位置を作業台との関係において常に一定の位置にすることができる。
例えば、作業台における第1の嵌合部材の位置と、ロボットにおける第2の嵌合部材の位置が予め把握されている場合には、ロボットを作業台に固定した場合に、ロボットと作業台との位置関係を所定の精度の範囲内において特定することができる。その結果、ロボットを設置する都度、位置合わせなどを行なう必要が無くなり、初期設定など、ロボットに対するティーチングを簡略化することができる。
[適用例6] 上記適用例に係るロボットシステムにおいて、前記第1の嵌合部材と前記第2の嵌合部材とが嵌合する位置に前記ロボットが位置決めされると、前記第1ネットワーク端子と第2ネットワーク端子とは、それぞれが嵌合し接続される位置に配置され、前記第1コネクターと前記第2コネクターとは、それぞれが嵌合し接続される位置に配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とが嵌合する位置にロボットを設置した場合に、第1ネットワーク端子と第2ネットワーク端子と、および第1コネクターと前記第2コネクターとが嵌合し接続される位置に配置される。つまり、ロボットと作業台とを、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とが嵌合するように固定することで、同時に第1ネットワーク端子と第2ネットワーク端子と、および第1コネクターと前記第2コネクターとが接続される。従って、ロボットを作業台に固定する作業を行なうことで同時に電力が供給され、ネットワークの物理的接続作業が完了するため、ロボットの設置作業が簡便となる。また、電源ケーブルやネットワーク接続ケーブルの差し忘れや、作業中に誤って抜けてしまう事故が防止できる。
[適用例7] 本適用例に係るロボットは、ロボット本体と、前記ロボット本体が固定された台座部と、前記台座部に設けられ、前記台座部を作業台に固定する固定部材と、前記作業台に備えられ、第1ネットワーク端子に接続する第2ネットワーク端子と、を備え、前記第1ネットワーク端子と前記第2ネットワーク端子との接続によって、前記ロボット本体の制御情報もしくは稼動情報を、または、前記ロボット本体の制御情報および稼動情報を伝達することを特徴とする。
本適用例によれば、固定部材によって台座部を作業台に固定することで、ロボットと作業台とを一体化することができる。その結果、稼動に伴うロボットの振動を抑えることができたり、重量物を扱う場合のロボットの安定性を向上させたりすることができる。さらに、ロボットは、作業台に固定することによって安定性が向上するので、ロボット単体で剛性を高めたり無用に重量を増加させたりする必要がなくなり、小型、軽量化できるため、移動や設置がより容易となる。
また、ロボットが備える第2ネットワーク端子を、作業台に備えられた第1ネットワーク端子に接続することで、例えば、第1ネットワーク端子が予め外部に準備された情報ネットワークに繋がる場合は、ロボット本体の制御情報もしくは稼動情報を、または、ロボット本体の制御情報および稼動情報を、情報ネットワークとの間で伝達することができる。
つまり、例えば、予め複数の作業者の稼働情報や、複数のロボットの稼動情報、制御情報を、情報ネットワークを介して伝達するしくみを整えておくことで、作業台にロボットを設置するだけで簡便に情報ネットワークを含む生産システムが構築される。その結果、接続ケーブルなどをロボットの移動に合わせて引き回したりする必要がなくなるため、ロボットの移設が容易となり、また引き回した接続ケーブルが作業者の作業環境やロボットを移動させる経路に対して障害となることがなくなる。
このように、本適用例によれば、複数の作業者やロボットの稼働(稼動)情報やロボットの制御情報を統合管理するシステムを備えた作業ラインを構成し維持するに当たって、作業目的に応じたロボットへの交換、および設置を簡便に行なうことが可能となる。また、ロボットと共存して働く作業者の安全な作業環境を整えることができる。
[適用例8] 上記適用例に係るロボットにおいて、前記作業台に備えられた電力供給用の第1コネクターに接続し、前記ロボット本体に電力を供給する第2コネクターを備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、ロボットが備える第2コネクターを作業台に備えられた電力供給用の第1コネクターに接続することで、ロボット本体に電力を供給することができる。つまり、例えば、予め電源などのインフラが整えられ、床面に堅固に固定された作業台を準備しておくことで、電源ケーブルなどをロボットの移動に合わせて引き回したりする必要がなくなるため、ロボットの移設が容易となり、また引き回したケーブルが作業者の作業環境やロボットを移動させる経路に対して障害となることがなくなる。
このように、本適用例によれば、上記適用例の効果に加えて、さらに、作業目的に応じたロボットへの交換、および設置を簡便に行なうことが可能となる。また、ロボットと共存して働く作業者の安全な作業環境を整えることができる。
実施形態1に係るロボットシステムを示す斜視図。 (a),(b)固定部材の例を示す断面図。 第1コネクター、第2コネクターを示す簡略図。 (a)〜(c)情報ネットワークを含み構成された生産ラインの例を示す概念図。 変形例1に係るロボットシステムを示す側面図。
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るロボットシステム1000を示す斜視図である。
ロボットシステム1000は、セル生産方式に対応した産業用ロボットシステムであり、ロボット100、作業台200、およびロボット100を作業台200に固定する固定部材300などから構成されている。
ロボット100は、双腕の多関節ロボットであり、ロボット本体10と可搬型の台座部20などから構成されている。
作業台200は、床に堅固に固定され、設置されるロボット100によって所定の作業が行われる作業スペースを構成している。また、ロボット100の稼動および所定の作業に必要なインフラを備えている。
固定部材300は、ロボット100を作業台200に固定するための部材であり、ロボット側固定部材300rと作業台側固定部材300dなどから構成されている。ロボット100を作業台200に固定することで、移動型のロボット100を安定して(高い剛性で)床に設置させることができる。また、固定と同時に作業台200が備えるインフラをロボット100連結し、電力などを供給することができる。
以下、それぞれの構成を具体的に説明する。
ロボット100は、人間の両腕に相当する2本の作業アーム1を有する双腕式ロボットである。ロボット本体10は、作業アーム1、胴体部2などから構成されており、可搬型の台座部20に搭載されることで、設置場所の移動が容易になっている。また胴体部2には、ロボット本体10の制御プログラムを記憶するための記憶装置11と、記憶装置11によって記憶された制御プログラムを解析、実行する主演算装置12と、外部ネットワークインフラ(情報ネットワーク261)との接続を行なうインターフェイス装置13とを備えている。
なお、本実施形態は、好適例として、双腕式ロボットにより説明しているが、これに限定するものではない。例えば、1本の作業アームからなる単腕ロボットであっても良いし、さらには、直交型ロボット、水平多関節ロボット、垂直多軸型多関節ロボットなどであっても良い。
ロボット本体10は、複数のボルトとナット(図示省略)によって台座部20に強固に固定され、一体化されている。なお、固定は、ボルトとナットによる方法に限定するものではなく、ロボット本体10と台座部20とが一体化可能な結合方法であれば良い。
台座部20は、キャスター21を備え、ロボット本体10を搭載して作業環境内(フロアF)を容易に移動可能としている。また、台座部20の正面には、ロボット側固定部材300rを含み、ロボット本体10と作業台200とを連結するロボット側インターフェイス130が備えられている。なお、正面とは、ロボット100および作業台200ともに、ロボット100を設置する際に、それぞれが対面し、向かい合う前面を言う。また、フロアFは、実用上水平な面で構成される。フロアFに対して鉛直方向を下方向、鉛直方向と逆方向を上方向、あるいは高さ方向として説明する。
作業台200は、設置されるロボット100によって所定の作業が行われる作業スペースとして、充分な剛性を備えたテーブル220を構成し、フロアFに固定金具210によって堅固に固定されている。作業台200には、ロボット100の稼動および所定の作業に必要なインフラとして、ロボット100の駆動電力供給用の電源配線250、およびLANケーブル260などが配設されている。また、作業台200の正面には、作業台側固定部材300dを含み、ロボット本体10と作業台200とを連結する作業台側インターフェイス230が備えられている。
電力としては、例えば、好適例として、200v3相交流を利用している。作業台200は、電源配線250によって接続される200v3相交流用の電源コンセントプラグ251を備え、電源コンセントプラグ251は、200v3相交流電源(図示省略)に接続される。
なお、電源配線250は、200v3相交流に限定するものではなく、100v交流や直流電源からの電力を供給するものであっても良い。また、電源配線250は、1系統の配線に限定するものではなく、複数系統を備えても良い。
情報ネットワーク261は、例えば、好適例として、有線LANで構成されたイーサネット(登録商標)を利用している。作業台200は、情報ネットワーク261に接続されたLANケーブル260を備えている。
ロボット側インターフェイス130と、対向する作業台側インターフェイス230とが連結されることにより、ロボット100が作業台200に固定され、作業台200が備えるインフラと接続される。その結果、ロボット100に電力が供給され、ロボット100と情報ネットワーク261とが接続される。
作業台側インターフェイス230は、左右一対の作業台側固定部材300dと、その間に配置される第1コネクター400dおよび第1ネットワーク端子500dなどから構成され、それぞれは、図1に示すように、作業台200の正面上部(テーブル220の表面下)にフロアFと略平行(実用上平行)に並んで配置されている。
ロボット側インターフェイス130は、左右一対のロボット側固定部材300rと、その間に配置される第2コネクター400rおよび第2ネットワーク端子500rなどから構成される。また、ロボット100と作業台200とを向かい合わせた場合、左右一対の作業台側固定部材300dと左右一対のロボット側固定部材300rとが、また、第1コネクター400dと第2コネクター400rとが、また、第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rとがそれぞれ向き合うように、台座部20の正面上部の位置にフロアFと略平行に並んで配置されている。
ロボット100と作業台200とが、向かい合う固定部材300(作業台側固定部材300dとロボット側固定部材300rと)によって連結し固定された場合に、それぞれ向かい合う第1コネクター400dと第2コネクター400rとが、また、第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rとが連結される。
なお、ロボット側インターフェイス130に含まれる作業台側固定部材300d、第1コネクター400d、第1ネットワーク端子500d、および作業台側インターフェイス230に含まれるロボット側固定部材300r、第2コネクター400r、第2ネットワーク端子500rのそれぞれは、必ずしも、図1に示すように一箇所に隣接して並んでいる必要はない。ロボット100と作業台200とが、作業台側固定部材300dとロボット側固定部材300rとによって連結し固定された場合に、それぞれ向かい合う第1コネクター400dと第2コネクター400rとが、また、第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rとが嵌合し連結される位置に配置されていれば、バラバラに配置されていても良い。
固定部材300(ロボット側固定部材300rおよび作業台側固定部材300d)の具体的な例を説明する。
図2(a)は、固定部材300の一例としての固定部材300a(ロボット側固定部材300raおよび作業台側固定部材300da)を示す断面図である。
ロボット側固定部材300raは、第2の嵌合部材としてのオス型嵌合部材であり、弾性体で形成され、図2(a)に示すように、突出部にくびれ(凹凸)を有する音叉形状の嵌合部を備えている。
作業台側固定部材300daは、第1の嵌合部材としてのメス型嵌合部材であり、作業台側固定部材300daの突出部に合わせた形状の内壁を有している。ロボット側固定部材300raを作業台側固定部材300daに嵌合させた場合に、ロボット側固定部材300raの突出部が作業台側固定部材300daの内壁を弾性力により押圧することで固定される。
図2(b)は、固定部材300の一例としての固定部材300b(ロボット側固定部材300rbおよび作業台側固定部材300db)を示す断面図である。
ロボット側固定部材300rbは、第2の嵌合部材としてのオスネジ嵌合部材であり、作業台側固定部材300dbは、第1の嵌合部材としてのメスネジ嵌合部材である。図2(b)に示すように、ロボット側固定部材300rbを作業台側固定部材300dbにねじ込むことで、台座部20を作業台200(テーブル220)に固定することができる。
なお、固定部材300は上述の形態に限定するものではなく、台座部20と作業台200とが堅固に連結し固定される部材であれば良い。好ましくは、固定部材300は、台座部20に備えられた第2の嵌合部材と、作業台200に備えられた第1の嵌合部材と、を含み構成され、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とが嵌合する位置にロボット100が設置された場合に、第1コネクター400dと第2コネクター400rとが、また、第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rとが嵌合し接続される位置に配置されていれば良い。
第1コネクター400d、第2コネクター400rの具体的な例を説明する。
図3は、第1コネクター400dと第2コネクター400rなどからなるコネクターセット400を示す簡略図である。
第1コネクター400dは、作業台側インターフェイス230に備えられた、電力として200v3相交流を供給する電力供給用のメスコネクターであり、3相交流および接地電位に対応する4つのメス電極401dを備えている。4つのメス電極401dのそれぞれは、電源配線250によって、200v3相交流用の電源コンセントプラグ251に接続されている。
第2コネクター400rは、ロボット側インターフェイス130に備えられた、ロボット本体10に電力を供給するオスコネクターであり、第1コネクター400dに接続することにより機能(つまり、ロボット100に電力を供給)する。第2コネクター400rは、4つのメス電極401dのそれぞれに対応する4つのオス電極401rを備えている。
第1コネクター400dと第2コネクター400rとは、ロボット側固定部材300rbおよび作業台側固定部材300dbにより、台座部20と作業台200とが連結されることによって嵌合し接続される位置関係で設置されている。また、第1コネクター400d、第2コネクター400rは、メス電極401dとオス電極401rとがスムーズに接続されるためのテーパー状に形成された当接面402d,402rを有しており、接続される際には、当接面402dと当接面402rとのそれぞれが当接しながらメス電極401dとオス電極401rとをガイドし電極が嵌合する位置を合わせる。
図1に戻り、第1ネットワーク端子500d、第2ネットワーク端子500rについて説明する。
第1ネットワーク端子500dは、作業台側インターフェイス230に備えられた、LANケーブル260の一方の端(終端)を成すメスコネクターである。LANケーブル260の他方の端は、情報ネットワーク261に接続されている。第1ネットワーク端子500dには、情報ネットワーク261における固有の識別番号(例えばプライベートIP(Internet Protocol)アドレス)が割り振られている。
第2ネットワーク端子500rは、第1ネットワーク端子500dに対応するオスコネクターであり、ロボット側インターフェイス130に備えられている。第2ネットワーク端子500rは、ロボット本体10が備えるインターフェイス装置13に接続されている。
LANケーブル260は、具体的には、ツイストペアケーブル、同軸ケーブル、光ケーブルなどで構成することができる。また、第1ネットワーク端子500d、第2ネットワーク端子500rは、LANケーブル260の構成に応じたコネクターで構成される。
第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rとは、ロボット側固定部材300rbおよび作業台側固定部材300dbにより、台座部20と作業台200とが連結されることによって嵌合し接続される位置関係で設置されている。
第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rとが接続されることにより、ロボット本体10の制御情報もしくは稼動情報を、または、ロボット本体10の制御情報および稼動情報を情報ネットワーク261との間で授受することができる。
ロボット本体10の制御情報とは、ロボット本体10の動作を制御する制御プログラムや、生産ラインで稼動させるためのティーチングデータなどである。
また、ロボット本体10の稼動情報とは、制御情報に応じてロボット本体10が動作している情報や動作した結果の情報であり、例えば、ロボット本体10を駆動するモーターのエンコーダー情報や、動作異常などに伴うエラー情報、あるいは、生産ラインとしての給材・除材情報や、出来高情報などの稼動実績情報などを含むことができる。
(実施例)
次に、ロボットシステム1000により構成した生産ラインについて説明する。
図4(a)〜(c)は、情報ネットワーク261を含み構成された生産ラインの例を示す概念図である。それぞれ、作業台200A〜Dの4つの作業台によって構成された生産ライン2000〜2002を上方から見た図で示している。
生産ライン2000は、ロボット100、作業台200A〜D、情報端末270、情報ネットワーク261、サーバー800、作業者900などから構成されている。
4つの作業台200A〜Dは、順に横に配置され、ロボット100は、作業台200Bおよび作業台200Dに設置されている。ロボット100が設置されない作業台200Aおよび作業台200Cには、作業者900が配置されている。
情報端末270は、作業者900が作業に伴い必要な情報を情報ネットワーク261との間で送受するための情報端末であり、情報ネットワーク261に接続されている。
サーバー800は、生産ライン2000の生産管理およびロボット100の制御管理を集中的に行なうホストコンピューターであり、情報ネットワーク261に接続されている。サーバー800には、生産ライン2000で必要なロボット100の制御情報(例えば、ロボット100のティーチングデータ)などが格納されている。
ロボット100は、固定部材300により作業台200に固定されている。従って、ロボット100には電源が供給され、情報ネットワーク261との接続が完了している。また、固定部材300は、第1および第2の嵌合部材により構成されており、ロボット100と作業台200との所定の初期位置関係が成立している。
サーバー800は、ロボット100が設置された作業台200が持つ固有の識別番号の情報からロボット100が行なう作業に必要なティーチングデータをロボット100に転送することができる。
ティーチングデータを受信したロボット100は、ティーチングデータを制御プログラムの一部として記憶装置11に記憶し、主演算装置12によってロボット本体10を稼動させる。
ロボット100は、作業台200A〜Dのいずれに設置することもできる。作業者900は、情報端末270と共に作業台200A〜Dのいずれに就くこともできる。
ロボット100は、設置された作業台200に対応した作業を行なうティーチングデータをサーバー800からダウンロードし、所定の作業を行なう。
ロボット100同士は、情報ネットワーク261を通じて接続されているため、それぞれの稼動情報を交換することができる。その結果、例えば、ロボット100間の協調動作のタイミングなどを管理できる。
また、ロボット100と情報端末270との間や、サーバー800を介してロボット100と情報端末270との間の情報伝達を行なうことで、例えば、作業者900によるロボット100に対する給材や除材作業のタイミング管理などや、ロボット100の作業速度調節などの作業者900とロボット100との連係が可能である。
また、ロボット100の稼動状態管理をサーバー800で行なうことで、ロボット100が発するエラー信号を受けてサーバー800がアラームを発することができる。
生産ライン2001は、サーバー800を備えていない点を除き、生産ライン2000と同じである。
ロボット100が備える、記憶装置11、主演算装置12、インターフェイス装置13などの機能により、ロボット100がサーバー800としての機能を兼ねている例を示している。例えば、図4(b)に示す作業台200Dに設置されたロボット100sにサーバー800としての機能を持たせることで、上述した生産ライン2000と同じ機能構成とすることができる。
生産ライン2002は、生産ライン2000の作業台200Cの位置に固定ロボット850を設置した例である。作業台200Cにおける作業者900に代わり固定ロボット850が設置されている点を除き、生産ライン2000と同じである。
固定ロボット850は、常設タイプのロボットであり、床に堅固に固定されている。また、情報ネットワーク261との接続がされている。生産ラインは、上述した実施例のように、作業者900やロボット100のような可搬型のロボットからだけでなく、常時固定設置されるロボットを含んで構成することもできる。
以上述べたように、本実施形態によるロボット100、あるいはロボットシステム1000によれば、以下の効果を得ることができる。
固定部材300によって台座部20を作業台200に固定することで、ロボット100と作業台200とを一体化することができる。その結果、稼動に伴うロボット100の振動を抑えることができたり、重量物を扱う場合のロボット100の安定性を向上させたりすることができる。さらに、ロボット100は、作業台200に固定することによって安定性が向上するので、ロボット100単体で剛性を高めたり無用に重量を増加させたりする必要がなくなり、小型、軽量化できるため、移動や設置がより容易となる。
また、ロボット100が備える第2ネットワーク端子500rを、作業台200に備えられた情報ネットワーク261に繋がる第1ネットワーク端子500dに接続することで、ロボット本体10の制御情報もしくは稼動情報を、または、ロボット本体10の制御情報および稼動情報を、情報ネットワーク261との間で伝達することができる。
つまり、予め複数の作業者900の稼働情報や、複数のロボット100の稼動情報、制御情報を、情報ネットワーク261を介して伝達するしくみを整えておくことで、作業台200にロボット100を設置するだけで簡便に情報ネットワーク261を含む生産システムが構築される。その結果、接続ケーブルなどをロボット100の移動に合わせて引き回したりする必要がなくなるため、ロボットの移設が容易となり、また引き回した接続ケーブルが作業者の作業環境やロボットを移動させる経路に対して障害となることがなくなる。
また、ロボット100が備える第2コネクター400rを作業台200に備えられた電力供給用の第1コネクター400dに接続することで、ロボット本体10に電力を供給することができる。つまり、外部電源に接続される電源が整えられた作業台200が準備されているため、電源ケーブルをロボット100の移動に合わせて引き回したりする必要がなくなるため、ロボット100の移設が容易となり、また引き回したケーブルが作業者の作業環境やロボットを移動させる経路に対して障害となることがなくなる。
また、作業台200が情報ネットワーク261において固有の識別情報を有していることにより、ロボット本体10の制御情報および稼動情報に作業台200の識別情報を付加したり、ロボット本体10に送る制御情報を選択したりすることができる。その結果、例えば、作業台200毎の作業内容が異なる場合などにおいて、設置するロボット100を変えた場合であっても、情報ネットワーク261を介して、作業台200に割り当てられた所定の制御情報を正しくロボットに伝送することができる。また、作業台200毎の作業内容に応じた稼動情報を、情報ネットワーク261を介して収集することができる。
また、情報ネットワーク261が有線LANであるため、無線LANに比較し、高速に大容量の情報の伝達を行なう環境が整え易い。また、有線LANは、無線LANに比較して高いセキュリティー環境を構築し易い。
また、固定部材300は、作業台200に備えられた第1の嵌合部材(作業台側固定部材300da、あるいは作業台側固定部材300db)と、台座部20に設けられ、第1の嵌合部材と嵌合する第2の嵌合部材(ロボット側固定部材300ra、あるいはロボット側固定部材300rb)とを含み構成されている。つまり、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とを嵌合させてロボット100を作業台200に固定させることにより、より簡便にロボット100を固定することができるばかりでなく、ロボット100の設置位置を作業台200との関係において常に一定の位置にすることができる。つまり、作業台200における第1の嵌合部材の位置と、ロボット100における第2の嵌合部材の位置を予め把握しておくことで、ロボット100を作業台200に固定した場合に、ロボット100と作業台200との位置関係を所定の精度の範囲内において特定することができる。その結果、ロボット100を設置する都度、位置合わせなどを行なう必要が無くなり、初期設定など、ロボット100に対するティーチングを簡略化することができる。
また、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とが嵌合する位置にロボット100を設置した場合に、第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rと、および第1コネクター400dと第2コネクター400rとが嵌合し接続される位置に配置される。つまり、ロボット100と作業台200とを、第1の嵌合部材と第2の嵌合部材とが嵌合するように固定することで、同時に第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rと、および第1コネクター400dと第2コネクター400rとが接続される。従って、ロボット100を作業台200に固定する作業を行なうことで同時に電力が供給され、ネットワークの物理的接続作業が完了するため、ロボット100の設置作業が簡便となる。また、電源ケーブルやネットワーク接続ケーブル(LANケーブル260)の差し忘れや、作業中に誤って抜けてしまう事故が防止できる。
以上のように、本実施形態によれば、複数の作業者やロボットの稼働(稼動)情報やロボットの制御情報を統合管理するシステムを備えた作業ラインを構成し維持するに当たって、作業目的に応じたロボットへの交換、および設置を簡便に行なうことが可能となる。また、ロボットと共存して働く作業者の安全な作業環境を整えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。ここで、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略している。
(変形例1)
図5は、変形例1に係るロボットシステム1012を示す側面図である。
ロボットシステム1012は、ロボット102、作業台202、およびロボット102を作業台202に固定する固定部材としてのクランプ302などから構成されている。
上述した実施形態では、固定部材が、ロボット側、および作業台側の両方に備えられるとして説明したが、この構成に限定するものではない。図5に示すように、台座部20に備えるクランプ302によって、作業台202のテーブル222をクランプして固定する方法、つまりロボット102側だけに備えられる固定部材によって固定される構成であっても良い。
図5に示す例では、台座部20が備える上下機構700によって、クランプ302の高さ位置を可変としている。
上下機構700は、ボールネジ部701、ナット部702などで構成されている。ナット部702はボールネジ部701に取り付けられている。ボールネジ部701が回動すると、ナット部702の位置がボールネジ部701の延在方向に変化する。上下機構700は、台座部20の正面に、ボールネジ部701が高さ方向に延在した状態で取り付けられており、ナット部702に取り付けられたクランプ302がボールネジ部701の回転に応じて上下し高さを変更することができる。
このように構成することで、クランプ302によって固定される作業台202と台座部20との高さ方向の位置関係が固定されない(ある程度自由位置でクランプできる)。つまり、活用する作業台202の種類などの自由度が増す。
なお、この場合には、ロボット102を設置するに当たり、第1コネクター400dと第2コネクター400rと、また、第1ネットワーク端子500dと第2ネットワーク端子500rとが支障無く接続されるように、それぞれの設置位置を調整する必要がある。また、ロボット102と作業台202との位置関係が特定されないため、ロボット102を設置した後に、初期位置の確認を行なう必要がある。
1…作業アーム、2…胴体部、10…ロボット本体、11…記憶装置、12…主演算装置、13…インターフェイス装置、20…台座部、21…キャスター、100,100s…ロボット、130…ロボット側インターフェイス、200…作業台、210…固定金具、220…テーブル、230…作業台側インターフェイス、250…電源配線、251…電源コンセントプラグ、260…LANケーブル、261…情報ネットワーク、270…情報端末、300,300a,300b…固定部材、300d,300da,300db…作業台側固定部材、300r,300ra,300rb…ロボット側固定部材、302…クランプ、400…コネクターセット、400d…第1コネクター、400r…第2コネクター、401d…メス電極、401r…オス電極、402d,402r…当接面、500d…第1ネットワーク端子、500r…第2ネットワーク端子、700…上下機構、701…ボールネジ部、702…ナット部、800…サーバー、850…固定ロボット、900…作業者、1000…ロボットシステム、2000〜2002…生産ライン。

Claims (8)

  1. ロボットと、第1ネットワーク端子を備えた作業台と、を有するロボットシステムであって、
    前記ロボットは、ロボット本体と、前記ロボット本体が固定された台座部と、前記台座部に設けられ前記台座部を前記作業台に固定する固定部材と、前記第1ネットワーク端子に接続する第2ネットワーク端子と、を備え、
    前記第1ネットワーク端子と前記第2ネットワーク端子との接続によって、前記ロボット本体の制御情報もしくは稼動情報を、または、前記ロボット本体の制御情報および稼動情報を伝達することを特徴とするロボットシステム。
  2. 前記作業台は、電力供給用の第1コネクターと、前記第1コネクターと接続し外部電源に接続される電源コンセントプラグと、を備え、
    前記ロボットは、前記第1コネクターに接続し前記ロボット本体に電力を供給する第2コネクターと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記作業台は、固有の識別情報を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロボットシステム。
  4. 前記作業台は、有線LANによって情報ネットワークに接続されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のロボットシステム。
  5. 前記固定部材は、前記作業台にさらに備えられた第1の嵌合部材と、前記台座部に設けられ、前記第1の嵌合部材と嵌合する第2の嵌合部材と、を含み構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のロボットシステム。
  6. 前記第1の嵌合部材と前記第2の嵌合部材とが嵌合する位置に前記ロボットが位置決めされると、
    前記第1ネットワーク端子と第2ネットワーク端子とは、それぞれが嵌合し接続される位置に配置され、
    前記第1コネクターと前記第2コネクターとは、それぞれが嵌合し接続される位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のロボットシステム。
  7. ロボット本体と、
    前記ロボット本体が固定された台座部と、
    前記台座部に設けられ、前記台座部を作業台に固定する固定部材と、
    前記作業台に備えられ、第1ネットワーク端子に接続する第2ネットワーク端子と、
    を備え、
    前記第1ネットワーク端子と前記第2ネットワーク端子との接続によって、前記ロボット本体の制御情報もしくは稼動情報を、または、前記ロボット本体の制御情報および稼動情報を伝達することを特徴とするロボット。
  8. 前記作業台に備えられた電力供給用の第1コネクターに接続し、前記ロボット本体に電力を供給する第2コネクターを備えていることを特徴とする請求項7に記載のロボット。
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