JP2014073225A - 加熱調理プレート及びこれを備えた加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく加熱調理でき、また、精度の良い温度制御加熱ができる、軽量で使い勝手が良い、誘導加熱が可能な加熱調理プレート提供すること。
【解決手段】上面に被調理物2と接触する凸形状部3および被調理物2から流れ出た油・水分5を受けるための凹形状部4を有しているプレート9と、誘導加熱可能な発熱体8とで形成される加熱調理プレート1において、凸形状部3および凹形状部4に沿って、略均肉化されて凹凸形状が形成され、発熱体8が凹形状裏面部7に配されていることにより、油切りが良く誘導加熱可能であり、かつ、加熱調理プレート1の重量を軽量化させることができるとともに、発熱体8から凸形状部3までのヒートマスを小さくして、被調理物2へ早く熱を伝えることができ、時短調理が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭や業務用において調理物を調理するために使用される、誘導加熱可能な加熱調理プレートに関するものである。
被調理物を加熱調理するための調理器において、電磁誘導加熱方式により加熱調理を行うIH調理器が普及している。IH調理器は、加熱源として火を用いず、鍋等の調理容器に渦電流を流すことで、調理容器自身を発熱させ、被調理物を調理する方式である。このようなIH調理器に用いられる調理容器は、前述のように誘導加熱されるものではなくてはならない。そのため、従来、アルミニウム合金等の非磁性材料を調理容器として用いる際には、鉄や磁性ステンレススチール等の磁性材料から成る発熱体を調理容器底面に配して一体成形しているものが一般的である。このように、磁性体材料で形成される発熱体を配した熱伝導性の高い材料を用いて形成される調理用加熱プレートを、グリル装置内で誘導加熱し、被調理物を調理する加熱調理器が提案されている(例えば特許文献1)。なお、加熱調理プレートそのものを誘導加熱可能な素材で形成した加熱調理器も知られている(特許文献2)。
また、調理容器では、調理面が平面であるものが主流であるが、中には、被調理物からでる油や水分を落とし、被調理物に油分等が再付着するのを防ぐために、凹凸を有し、凸部に被調理物を載置して調理する調理容器も一般的に知られている(例えば特許文献3)。
図7は特許文献3記載の加熱調理プレートの略図である。加熱調理プレート1には、被調理物2と接触する凸形状部3と、被調理物2からでる油・水分5等を受けて、被調理物2に再付着することを防ぐ凹形状部で構成されている。
上記構成にすることで、被調理物2から出た油・水分5は、凹形状部に流れ受けるため、被調理物2に再付着し、滞留したりしないため、被調理物2が油によってべたつく、煮え気味になることを防ぐため、被調理物の食味や風味を向上させることができる。
しかしながら、上記のような構成で、誘導加熱可能な加熱調理プレートにするために、加熱調理プレートそのものを誘導加熱可能な素材で形成した場合には、加熱調理プレートの重量が増加してしまう。また、磁性体材料で形成される発熱体を配し、一体成形しようとすると、凸形状部の肉がすべて埋まってしまうため、この場合も加熱調理プレートの重量が増加し、使い勝手が悪くなるという課題がある。さらに、誘導加熱された発熱体から、被調理物へ温度を伝える際に、凸形状部の肉が厚いために、ヒートマスが大きくなるため、加熱調理プレートの調理面の温度の立ち上がりが遅くなり、調理に時間がかかるという課題もある。
特開2010−267422号公報 特開2012−104261号公報 特開平9−299248号公報
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱調理プレートの重量を最小限にした使い勝手がよい、また、温度の立ち上がりが早く時短調理可能な調理性能の高い、誘導加熱可能な調理加熱プレートを提供するものである
被調理物を載置し、誘導加熱されにくいが、熱伝導性の高く軽量な材質で構成されたプレートと、前記プレートの裏面に密着して設けられ、誘導加熱可能な磁性体の材質で構成された発熱体とを備えた加熱調理プレートにおいて、前記プレートは、上面に被調理物と接触する凸形状部および調理物から出る油や水等を受ける凹形状部を有し、かつ、裏面に、前記凸形状部および前記凹形状部に沿って略均肉化されることによって形成される、凸形状裏面部および凹形状裏面部を有し、前記発熱体は、前記プレートの裏面に部分的に配される構成としている。
上記構成にすることにより、熱伝導性が高く軽量であるが、誘導できない材質で形成された加熱調理プレートに、誘導加熱可能である磁性体材質で形成される発熱体を部分的に配したことにより、誘導加熱された発熱体の熱が、熱伝導性のよいプレートを通じて、被調理物へと熱を伝えることができるようになるため、誘導加熱可能な加熱調理プレートを提供することができ、かつ、凹形状部が被調理物からでる油・水分等を受けるため、被調理物への油の再付着等を防止することができる。また、略均肉化された凹凸形状を形成することで、肉厚を薄くすることができるため熱調理プレートを軽量化することができ、ヒートマスを小さくすることができる。
本発明の加熱調理プレートは、誘導加熱可能な磁性体材料で形成された発熱体を加熱調理プレートに配しているため、誘導加熱を熱源とした調理器で使用することが可能である。さらに、凹凸形状を形成したことによって、凹形状部が被調理物からでる油や水分を受けて、再付着を防止するため、被調理物の食味や風味を向上させた調理をすることができる。また、凹凸形状を略均肉化して形成させたことにより、プレートの重量を軽量化できるため、使い勝手のよいものとすることができる。また、ヒートマスを小さくすることができるので、発熱体からの熱をすぐに調理面へと伝えることができるため、時短調理が可能となり、調理性能の高い加熱調理プレートを提供することができる。
本発明の実施の形態1における加熱調理プレートの構成図 本発明の実施の形態2における加熱調理プレートの構成図 本発明の実施の形態3における加熱調理プレートの構成図 本発明の実施の形態4における加熱調理プレートの裏面図 本発明の実施の形態5における加熱調理プレートの構成図 本発明の実施の形態6におけるグリル装置断面図 従来の加熱調理プレートの図
第1の発明は、被調理物を載置し、誘導加熱されにくい材質で構成されたプレートと、前記プレートの裏面に密着して設けられ、誘導加熱される材質で構成された発熱体とを備えた加熱調理プレートにおいて、前記プレートは、上面に被調理物と接触する凸形状部および被調理物から出る油や水等を受ける凹形状部を有し、かつ、裏面に、前記凸形状部および前記凹形状部に沿って略均肉化されることによって形成される、凸形状裏面部および凹形状裏面部を有し、前記発熱体は、前記プレートの裏面に部分的に配したことにより、プレートを誘導加熱されにくいが熱伝導性が高く軽量であるアルミなどの材料で形成しても、誘導加熱可能な磁性体材料で形成された発熱体を配しているため、誘導加熱を熱源と
した調理器で使用することが可能である。さらに、凹凸形状を形成していることによって、凹形状部が被調理物からでる油や水分を受けて、再付着を防止するため、被調理物の食味や風味を向上させた調理をすることができる。また、凹凸形状を略均肉化して形成させたことにより、プレートの重量を軽量化できるため、使い勝手のよいものとすることができる。また、ヒートマスを小さくすることができるので、発熱体からの熱をすぐに調理面へと伝えることができるため、時短調理が可能となり、調理性能を向上させることができる。
第2の発明は、特に第1の発明の発熱体を、プレートの凹形状裏面部に配したことにより、プレートの一部分の必要最小限にのみ発熱体を配することで、比較的重量の重い磁性体材料を少なくすることができ、加熱調理プレート自身を軽量化することができるため、使い勝手を向上させることができる。また、凹形状裏面部は誘導加熱源と最も距離が近い面であり、誘導加熱源とのギャップをより小さくすることで、熱効率が良い加熱調理プレートを提供することができる。
第3の発明は、特に第1の発明の発熱体を、プレートの凸形状裏面部に配したことにより、被調理物と接触する凸形状部と発熱体との距離が最小になるため、被調理物へ熱をより早く伝えることができる。さらに、熱伝導距離が短いため、被調理物へ与える熱の温度も精度よく制御することができる。
第4の発明は、特に第1の発明の発熱体を、プレートの凹形状裏面部および凸形状裏面部に配したことにより、プレートの必要最小限の位置かつ誘導加熱源と最も距離が近い凹形状裏面部で発熱して、プレート全体に熱を伝導させつつ、被調理物への熱伝導が足りず、焼きムラが発生するような部分には、凸形状裏面部で発熱させるようにすることができるため、時短調理を可能にし、さらに、被調理物への焼きムラを低減させることができる。
第5の発明は、特に第1の発明のプレートが有する、凸形状部および凹形状部の間に位置する側部の裏面である側部裏面部を除く部分に、前記発熱体が配されることにより、凹形状裏面部で効率よく発熱し、かつ凸形状裏面部でも発熱させることで、全体の発熱効率を向上させることができる。
第6の発明は、特に第1の発明の発熱体の一部分に、抜き形状を有したことより、発熱体を1枚として扱うことができるため、プレートと一体成形しやすくなる。
第7の発明は、特に第1の発明の発熱体をインサート成形によって前記プレートと一体成形することにより、発熱体とプレートとの密着性を高め、発熱体で発熱した熱をより効率よく調理面へと伝導させることができるため、調理性能の高い加熱調理プレートを提供することができる。
第8の発明は、特に第1の発明の発熱体に圧力をかけて前記プレートと密着され、一体成形することにより、プレート材料が発熱体を覆い囲むことがなくなるため、インサート成形では必要であった表面仕上げなしで、プレートと発熱体とを密着させることができ、成形工数を減らすことができる。さらに、発熱体の表面仕上げ時の研磨代を考慮しなくてよいので、発熱体の厚みを減らすことができ、軽量である加熱調理プレートを提供することができる。
第9の発明は、調理庫と、前記調理庫の下方に配置された加熱コイルと、第1〜第8の発明のいずれか1つに記載の加熱調理プレートとを備えたことにより、油や水分の切れがよく、誘導加熱可能な加熱調理プレートであるため、温度制御もよいので、調理性能の高
い調理器を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における加熱調理プレートの構成図である。
加熱調理プレート1は、アルミニウム等の熱伝導が高く、軽量であるが誘導加熱が困難である材料から成るプレート9と、誘導加熱が容易である磁性体材料から成る発熱体8とが密着して形成されている。プレート9には、上面に被調理物2と接触する凸形状部3および被調理物2から流れ出た油・水分5を受けるための凹形状部4を有している。
また、プレート9は凸形状部3および凹形状部4に沿って、略均肉化されていることで、凸形状裏面部6および凹形状裏面部7ができるため、加熱調理プレート1の裏面部にも凹凸が形成されており、発熱体8は凹形状裏面部7に配されている。このとき、発熱体8は凹形状裏面部7にのみ配されてもよいし、凸形状部3および凹形状部4の間に位置する側部10の裏面である側部裏面部11に回りこむようにして、配されてもよい。
そして、このように構成された加熱調理プレートは、後述のようにグリル装置の調理庫内に配置して用いられる。または、誘導加熱調理器のトッププレート上に配置して使用可能となるように構成しても良い。 上記構成にすることにより、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金等の、誘導加熱されにくいが熱伝導性が高く軽量である材料でプレート9を形成しても、誘導加熱可能な磁性体材料で形成された発熱体8を配したことにより、発熱体8が誘導加熱によって発熱され、その熱を熱伝導性の良い、プレート9が被調理物2への伝えることで、被調理物2を加熱調理することができる。つまり、誘導加熱源12を使用した調理器で使用することが可能な加熱調理プレート1を提供することができる。また、被調理物2からでる油・水分5を凹形状部4が受けることによって、油・水分5の被調理物2への再付着を防ぎ、余分な油を落とすことができるため、被調理物2の食味や風味を良くするなどの調理性能を向上させることができる。
また、凸形状部3および凹形状部4に沿って、略均肉化されていることにより、均肉化されていない場合、凸形状裏面部6と凹形状裏面部7が同一平面になり、凸形状部3の肉が埋まってしまうのに対し、加熱調理プレート1の重量を軽量化させることができるため、使い勝手を向上させることができる。
また、発熱体8は磁性体である鉄やSUSで形成されることが多く、プレート9に使用されている材料の比重よりもずっと重い。そのため、加熱調理プレート1の裏面全面に発熱体8を配するより、部分的に配した方が、加熱調理プレート1の重量が軽くなる。よって、凹凸形状を均肉化し、発熱体8を部分的に配したことにより、加熱調理プレート1はさらに軽量化させることができる。
特に、加熱調理プレート1が、グリル装置の調理庫内で用いられる場合、重量が重いと調理庫内に加熱調理プレート1を出し入れする際に取り出しづらい。また、調理後は特に加熱調理プレート1が熱くなっており、加熱調理プレート1を取り出す際に、加熱調理プレート1が重くて取り出し作業が不安定になると大変危険である。しかし、このように加熱調理プレート1を軽量化することによって、少しの力でスムーズに調理庫内から加熱調理プレート1出し入れすることができる。
さらに、凸形状部3および凹形状部4に沿って、略均肉化されていることにより、ヒー
トマスを小さくすることができるため、発熱体8から被調理物2が載置される凸形状部3まで熱を早く伝えることができ、被調理物2の加熱が早くなるため、時短調理が可能となる。誘導加熱では、ヒータによって加熱するよりも格段に立ち上がりが早いが、このように略均肉化して構成を工夫することで、さらに調理の時間短縮が可能であり、近年使用者から望まれる時短調理を実現できる。
また、誘導加熱は、発熱体8そのものを発熱するため、誘導加熱源12の入力制御によって、発熱量を容易に制御できる。ヒートマスが小さければ、発熱体8から凸形状部3への伝熱も早いため、加熱調理プレート1の温度を容易に制御することもできる。凹形状裏面部7は誘導加熱源12と最も距離が近い面であり、誘導加熱源12と発熱体8のギャップをより小さくすることで、熱効率が良い加熱調理プレート1を提供することもできる。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施形態2における加熱調理プレートの構成図を示すものである。
本実施の形態では、発熱体8をプレートの凸形状裏面部6に配した点において異なっている。その他は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上記構成にしたことにより、誘導加熱源によって加熱される発熱体8は、被調理物2と接触する凸形状部3との距離が最小になるため、被調理物2へ熱をより早く伝えることができ、さらに時短調理を可能にすることができる。また、熱伝導距離が短いため、被調理物2へ与える熱の温度も精度よく制御することができ、調理性能を向上させることができる。このとき、発熱体8は、側部裏面部に渡って配されてもよい。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施形態3における加熱調理プレートの構成図を示すものである。
本実施の形態では、凹形状裏面部7および凸形状裏面部6の両方に発熱体8を配した点において異なっている。その他は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上記構成にしたことにより、凹形状裏面部7に発熱体8を配したことにより、凸形状部3および凹形状部4を略均肉化したまま、誘導加熱源12の最近距離である凹形状裏面部7で発熱するため、効率よく発熱することができ、かつ加熱調理プレート1の重量を軽量化することができる。さらに、凸形状裏面部6も発熱体8を配したことにより、被調理物2と接触する凸形状部3との距離が最小である凸形状裏面部6で発熱するため、被調理物2へ熱をより早く伝えることができる。このことから、基本的には効率よく発熱する凹形状裏面部7に発熱体8を配し、被調理物2への熱伝導が足りず、焼きムラが発生するような箇所の凸形状裏面部6に発熱体8を配することで、時短調理と焼きムラの改善を両立することができる。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施形態4における加熱調理プレートの裏面図である。
本実施の形態では、特に、発熱体8の一部分に抜き形状を有し、一体ものとしている。発熱体8の抜き形状部は、凸形状裏面部6に相当し、発熱体8は凹形状裏面部7に配されていてもよいし、反対に、凹形状裏面部7に相当する部分を抜き形状部とし、凸形状裏面部6に発熱体8を配してもよい。その他は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上記構成にすることによって、発熱体8は分割されず、1枚のものとして扱うことができるため、プレート9と発熱体8とを一体成形する際は、発熱体8の扱いが容易であり、
成形工数や加工工数を減らすことが可能である。このとき、図4のように、加熱調理プレートに温度ムラがある際は、発熱体延長部13のように、凸形状裏面部6に渡って発熱体8を配し、一枚ものとしてもよい。
さらに、発熱体8がインサート成形により、プレート9と一体成形されるならば、発熱体8とプレート9との密着性が高いため、発熱体8で発熱した熱をより効率よく調理面へと伝導させることができるため、調理性能の高い加熱調理プレートを提供することができる。
(実施の形態5)
図7は本発明の実施形態5における加熱調理プレートの構成図である。
本実施の形態では、発熱体8に圧力をかけてプレート9と一体成形している。その他は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
上記方法で成形することにより、インサート成形では、プレート9の材料が発熱体8を覆い囲むように成形するため、加熱調理プレート1裏面の表面仕上げで切削が必要であったが、プレート9と発熱体8とを密着させて、一体成形させることで、前記表面仕上げを省略することができ、成形工数を減らすことができる。さらに、表面仕上げ時の発熱体8の研磨代を考慮しなくてよいので、比較的重い磁性体で形成される発熱体8の厚みを減らすことができ、軽量化することができる。
成形の際は、プレート9から突き出し形状14を形成し、発熱体8の発熱体穴部15とあわせて、発熱体8側から油圧等の圧力をかけることで、プレート9と発熱体8の突合せ面である凹形状裏面部7では、プレート9の材料と発熱体8の材料とが分子レベルで結合し、密着している。また、このとき発熱体8の密着を保持するように、突き出し形状14の先端である突き出し形状先端部16は、圧力を掛けた際にその面積を広げ、発熱体穴部15の端部を覆うように構成してもよい。
(実施の形態6)
図6は本発明の実施形態6におけるグリル装置断面図である。
調理庫17には、調理庫17の下方に配置された誘導加熱源である加熱コイル18と、調理庫底面19上に載置された、本発明の加熱調理プレート1により、被調理物2を加熱調理するものである。このとき、被調理物2を両面焼きするため、調理庫の上方に加熱源20を配置してもよい。被調理物2は、下方を誘導加熱により加熱された加熱調理プレート1で、上方を加熱源20によって加熱調理される。
上記構成にすることにより、加熱調理プレート1には、油や水分を受けるための凹凸形状を形成しているため、油の再付着を防止し、余分な油を落とすことができる。そのため、被調理物2の食味や風味を損なうことがなく、調理性能の高いグリル装置となる。
また、加熱調理プレート1は、加熱コイル18によって誘導加熱されるため、温度制御の精度がよく、さらに調理性能の高いグリル装置を提供することができる。
なお、調理庫17の底面は、耐熱ガラス等の誘導加熱されない材質のものを用いると良い。そしてこの場合、加熱コイル18が底面の下方に存在するため、調理庫17内には従来のグリル装置のようにヒータ等が露出することはなく、お手入れが簡単となり清掃性の高いグリル装置を構成することができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理プレートは、誘導加熱を用いた調理器全般に関して適用することができ、軽量で使い勝手がよく、精度よい温度制御調理を要するものに適する。
1 加熱調理プレート
2 被調理物
3 凸形状部
4 凹形状部
5 油・水分
6 凸形状裏面部
7 凹形状裏面部
8 発熱体
9 プレート
10 側部
11 側部裏面部
12 誘導加熱源
13 発熱体延長部
14 突き出し形状
15 発熱体穴部
16 突き出し形状先端部
17 調理庫
18 加熱コイル
19 調理庫底面
20 加熱源

Claims (9)

  1. 被調理物を載置し、誘導加熱されにくい材質で構成されたプレートと、前記プレートの裏面に密着して設けられ、誘導加熱される材質で構成された発熱体とを備えた加熱調理プレートにおいて、前記プレートは、上面に被調理物と接触する凸形状部および被調理物から出る油や水等を受ける凹形状部を有し、かつ、裏面に、前記凸形状部および前記凹形状部に沿って略均肉化されることによって形成される、凸形状裏面部および凹形状裏面部を有し、前記発熱体は、前記プレートの裏面に部分的に配される、加熱調理プレート。
  2. 前記発熱体は、前記プレートの凹形状裏面部に配される請求項1記載の加熱調理プレート。
  3. 前記発熱体は、前記プレートの凸形状裏面部に配される請求項1記載の加熱調理プレート。
  4. 前記発熱体は、前記プレートの凹形状裏面部および凸形状裏面部に配される請求項1記載の加熱調理プレート。
  5. 前記プレートは、前記凸形状部および前記凹形状部の間に位置する側部を有し、前記発熱体は、前記側部の裏面である側部裏面部を除く部分に配される請求項1記載の加熱調理プレート。
  6. 前記発熱体は、前記発熱体の一部分に抜き形状を有する請求項1記載の加熱調理プレート。
  7. 前記発熱体は、インサート成形によって前記プレートと一体成形される請求項1記載の加熱調理プレート。
  8. 前記発熱体は、圧力をかけて前記プレートと密着され、一体成形される請求項1記載の加熱調理プレート。
  9. 調理庫と、前記調理庫の下方に配置された加熱コイルと、請求項1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理プレートとを備えた加熱調理器。
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