JP2014072665A - 在席状況表示システム、電話装置、在席状況判別方法及び在席状況判別プログラム - Google Patents

在席状況表示システム、電話装置、在席状況判別方法及び在席状況判別プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使用者に在席及び離席の都度操作を求めることなく適切に在席状況を把握する。
【解決手段】或る利用者が利用する席に常設される電話装置であって、前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信手段と、前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定手段と、少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別手段と、前記判別結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする電話装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、電話機付近に在席しているか否かを判別する為の、在席状況表示システム、電話装置、在席状況判別方法及び在席状況判別プログラムに関する。
オフィス等では、一般的に公衆網と接続された主装置が設置され、この主装置に複数のボタン電話機が接続されることにより構内電話網が実現されている。そして、主装置は交換機として動作し、各ボタン電話機間での内線通話やボタン電話機と公衆網に接続された外部電話機との外線通話を実現する。また、通常、複数のボタン電話機は各個人の座席等に配置される。
このような電話システムにおいて、特に内線での通話を試みる際に各個人が自席に在席しているか否かという在席状況を把握したいという要求がある。
このような要求を満たす技術として、特許文献1に記載の技術が有る。特許文献1に記載の技術では各個人が自席から離席する際に、予め離席する旨を主装置に登録しておく。こうすることにより、発呼者は被発呼者が離席している旨のメッセージの返却を主装置から受けることとなり、被発呼者が離席していることが把握可能となる。もっとも、特許文献1に記載の技術では実際に内線での呼び出しを行わなければ被発呼者が離席しているか否かを把握することができなかった。この点に鑑みた技術が特許文献2に記載されている。
特許文献2に記載の技術においても、各個人は自身が離席する際に自身のボタン電話機にて操作を行う。すると、これら各ボタン電話機の離席状況が一覧として表示部に表示される。
これにより、実際に内線での呼び出しを試みることなく、各座席の在席状況を把握することが可能となる。
特開平1−117459号公報 特開平11−17814号公報
上述したような技術を用いることにより、各席での在席状況を把握することが可能となる。しかしながら上述したような一般的技術では離席する際及び自席に在席する際に予め所定の操作を行わなければならないという問題が有った。
この問題点について詳述する。上述したような一般的な技術では、在席/不在の判断を多機能電話機の機能ボタンにアサインし、多機能電話機の使用者が、この「在席機能ボタン」を押下することで在席/不在という状況を主装置が把握していた。そして、この在席/不在という状況を在席状況表示機に表示していた。
もっとも、在席機能ボタンの操作を必ず行うように使用者全員に徹底することは困難であった。また、操作を心掛けていたとしても、多機能電話機の使用者が在席機能ボタンを押し忘れるという事態も高頻度で発生していた。
このような場合には、使用者が在席していないにも関わらず、在席表示となったままとなり、使用者間での混乱を招いていた。また、近くに使用者が存在するが、在席状況表示機が不在表示のままとなっている場合も考えられ、この場合安易に使用者が不在と判断する事態が発生していた。
このように、使用者に在席及び離席の都度操作を求めるという構成では、操作が煩雑となり、また、在席/不在の表示自体の信憑性が低くなり、結果として利便性の低下を招いていた。
そこで、本発明は、使用者に在席及び離席の都度操作を求めることなく適切に在席状況を把握することが可能な、在席状況表示システム、電話装置、在席状況判別方法及び在席状況判別プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、或る利用者が利用する席に常設される電話装置であって、前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信手段と、前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定手段と、少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別手段と、前記判別結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする電話装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、複数の電話装置と、在席状況を利用者に表示する表示装置と、を備える在席状況表示システムであって、前記電話装置は上記本発明の第1の観点により提供される電話装置であり、前記表示装置は、前記複数の電話装置のそれぞれの前記出力手段が出力する判別結果をまとめて表示することを特徴とする在席状況表示システムが提供される。
本発明の第3の観点によれば、或る利用者が利用する席に常設される電話装置が行う在席状況判別方法であって、前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信ステップと、前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定ステップと、少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別ステップと、前記判別結果を出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする在席状況判別方法が提供される。
本発明の第4の観点によれば、或る利用者が利用する席に常設される電話装置を在席状況判別装置として機能させる在席状況判別プログラムであって、前記電話装置を、前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信手段と、前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定手段と、少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別手段と、前記判別結果を出力する出力手段と、を備える在席状況判別装置として機能させることを特徴とする在席状況判別プログラムが提供される。
本発明によれば、使用者に在席及び離席の都度操作を求めることなく適切に在席状況を把握することが可能となる。
本発明の実施形態の基本的構成である、ボタン電話主装置に接続した多機能電話機とタブレット端末を表す図である。 本発明の実施形態の多機能電話機及びタブレット端末の機能ブロックを表すブロック図である。 本発明の実施形態の基本的動作を表すフローチャートである。 本発明の実施形態の第5の変形例の基本的動作を表すフローチャートである。
まず、本発明の実施形態の概略を説明する。本発明の実施形態は、概略、ボタン電話装置やPBX(Private Branch eXchange)等が含まれる電話システムにおいて、オフィス内の個人の席に設置され、主装置に接続されるボタン電話の一種としての卓上電話機(例えば、多機能電話機(本発明の「電話装置」に対応する。))と、この個人が使用する無線の携帯情報端末(例えば、タブレット端末、フィーチャーフォン、スマートフォン、PHS(Personal Handyphone System)端末など)が、無線接続にて連動して動作する前提において、多機能電話機は無線携帯情報端末から出力される電波の受信電界強度を測定し、その強度に応じて、この個人の在席状況(例えば、在席/近傍/不在)を判断し、在席状況表示機に表示するというものである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の基本的構成である、ボタン電話主装置に接続した多機能電話機とタブレット端末を表す図である。
図1を参照すると本実施形態は、ボタン電話主装置10、多機能電話機20、在席状況表示機30及びタブレット端末40を含む。また、多機能電話機20及び在席状況表示機30は、ボタン電話主装置10を介して相互に接続されている。また、在席状況表示機30とタブレット端末40は無線通信により接続されている。ここで、多機能電話機20は利用者が利用する席に常設して利用され、引っ越し等の特殊な状況でなければ移動されることなく利用される。一方で、タブレット端末40は携帯可能となっており、通常は、利用者が携帯する。但し、利用者は在席中にはタブレット端末40を机に置いたり、座席に着席した状態のままで手に持って利用する。もっとも、この場合であっても、離席する際はタブレット端末40を持って離席することを想定する。
なお、本実施形態において、各装置間の通信方法や接続方法は特に限定されず、任意の方法及び規格に準拠することができる。また、多機能電話機20、在席状況表示機30及びタブレット端末40は図示の都合上それぞれが一台ずつ表されているが、これは台数を限定する趣旨ではなく任意の台数が含まれていて良い。また、ボタン電話主装置10も単体の装置として実現されることが一般的であるが、複数の装置が接続され、これら複数の装置が協働することによりボタン電話主装置10を実現するようにしても良い。
ボタン電話主装置10及び多機能電話機20の基本的構成に関しては当業者によく知られているのでここでは説明を省略する。
在席状況表示機30は各座席での利用者の在席状況を表示する装置であり、在席状況を表示する為の表示部31を含んでいる。表示部31に表示されている情報の具体的内容に関しては後述する。
タブレット端末40はタブレット型の携帯可能な端末である。タブレット端末40は本実施形態特有の装置として実現しても良いが、汎用の装置に本実施形態特有のソフトウェアを組み込む(インストールする)ことにより実現しても良い。なお「タブレット型」であるということはあくまで例示に過ぎず、本実施形態における端末の形状を限定するものではない。無線通信機能を備え、利用者が携帯可能なコンピュータであれば任意のコンピュータにより実現することができる。例えば、スマートフォンと呼ばれる多機能な携帯電話機をタブレット端末40の代替とすることもできる。
また、本実施形態では、ボタン電話主装置10に接続した多機能電話機20が、無線通信によりタブレット端末40とのペアリングが可能であることを特徴とする。
ここで、無線通信は例えば、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi(wireless fidelity)(登録商標)といった任意の規格に準拠しておこなうことができる。また、ここで「ペアリング」とは多機能電話機20とタブレット端末40相互に他方を認識させ、相互が通信可能になることを言う。一般的に、ペアリングを最初にするためには、利用者はそのための操作(例えば、PINコードやパスコードと呼ばれる暗証番号の入力や、他方の端末が無線接続してくることに対しての承認操作)をする必要があるが、2度目以降のペアリングのためには、利用者はそのための操作をする必要がなく、多機能電話機20とタブレット端末40が自動処理を行う。なお、ペアリングという文言は例示に過ぎず、規格によっては「認証」等と呼ばれる概念を含んでいるものであるとする。
また、本実施形態では多機能電話機20が、タブレット端末40から出力される無線電波の多機能電話機20の受信部における受信電界強度の強弱を示す指標であるRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度表示信号)を検出することを特徴とする。ここで、RSSIに係る無線電波は、タブレット端末40から出力されたBluetooth(登録商標)の無線電波、Wi−Fiの無線電波などである。但し、ペアリングをBluetooth(登録商標)又はWi−Fiに行うとしても、これとは別に、タブレット端末40から出力された携帯通話網を利用した通信・通話用の無線電波のRSSIを測定してもよい。もっとも、この場合には、通信・通話状態に応じた選択及び/又は補正を適宜行う。また、多機能電話機20は、タブレット端末40から受信の無線電波の受信電界強度の強弱(以下、単に「受信電界強度」と呼ぶ。)から在席状況を把握することができる。すなわち受信電界強度を基に、例えば、在席、近傍及び不在の何れかを判定し、判定結果をボタン電話装置10を経由して在席状況表示機30に通知することを特徴とする。
図1の例に示す位置関係の例においては、タブレット端末40はBさんが利用するタブレット端末40−Bであり、Bさんが利用する多機能電話機20−Bが測定する受信電界強度に基づいて「電界強度:弱(近傍)」に位置していると判断されている。
次に、本実施形態の機能電話機20及びタブレット端末40の機能ブロックを表すブロック図である図2を参照して多機能電話機20及びタブレット端末40の構成を説明する。
多機能電話機20は大きく分けると、制御部21、無線部22、主装置インタフェース部23及びペアリング部26を含む。
制御部21は、多機能電話機20全体を制御する部分である。また、制御部21は在席状況判別部24を含んでいる。在席状況判別部24は電界強度を在席状況に変換する部分である。
また、無線部22はタブレット端末40と無線通信を行う為の通信モジュールである。無線部22はタブレット端末40と無線通信を行うと共に、タブレット端末40から受信した受信信号の受信電界強度を測定する機能も有している。
主装置インタフェース部23は、タブレット端末40がボタン電話主装置10と通信を行うためのインタフェースである。
受話器25は利用者が手に持って通話を行うための一般的なハンドセットであり、利用者の発した音声を集音するマイクと、音声を出力するスピーカ等を含む。
ペアリング部26は、タブレット端末40との無線通信に際してペアリングを行う部分である。ペアリング部26は多機能電話機20を識別するための情報や認証情報等のペアリングに必要な情報を記憶しており、このペアリングに必要な情報を無線部22を介してタブレット端末40に送信する。また、ペアリング部26は、タブレット端末40からペアリングに必要な情報を無線部22を介して受信する。そして、ペアリング部26はこれらの情報に基づいてペアリングを実現する。なお、初回のペアリング時には利用者からの操作が必要となるが次回以降ペアリングを実行したタブレット端末40とは、利用者の操作を要することなくペアリング部26が自動でペアリングを実行する。
また、本実施形態では、タブレット端末40からの受信電波についての受信電界強度を無線部22が検出して制御部21へ通知し、制御部21の在席状況判別部24は、受信電界強度に基づいて、在席状況を判別し、判別結果である在席状況を主装置インタフェース部23を介して制御部21からボタン電話主装置10へ通知する。
また、多機能電話機20は、3つのスイッチ(SW1、SW2及びSW3)を含む。
SW1は、ユーザの操作に応じて切り替えられるスイッチである。ユーザのSW1への操作を契機として、多機能電話機20のペアリング部26とタブレット端末40のペアリング部43が初回のペアリングを開始する。なお、このスイッチをオンとしたままにしておけば、一度ペアリングが行われてから多機能電話機20とタブレット端末40が一度離れ、更にその後に近接した場合には、両者のペアリングは自動的に行われる。
更に、多機能電話機20の受話器25へボタン電話主装置10の音声を通すか、タブレット端末40の音声を通すかを切り替えるSW3と、SW3の切り替えを利用者が選択する為のSW2が含まれる。SW2はユーザの操作を受け付け、操作があった場合には、その旨を制御部21に通知する。通知を受けた制御部21はSW3を切り替える。
なお、各SWは、回路内に実際に含まれる物理的に動作する切り替えスイッチ(論理ゲートやアナログスイッチなど)を含むが、ユーザに対するインタフェース部分をソフトウェアによるものとしても良い。また、各SWは物理的なキーの内の何れかのキーの押下に対応して動作しても良いが、例えばタッチパネルで受け付けた操作や受話器25等を利用した音声による操作に対応して動作しても良い。
タブレット端末40は制御部41、無線部42及びペアリング部43を含む。制御部41はタブレット端末40全体を制御する部分である。無線部42は多機能電話機20と無線通信を行う為の通信モジュールである。
ペアリング部43は、多機能電話機20との無線通信に際してペアリングを行う部分である。ペアリング部43は多機能電話機20を識別するための情報や認証情報等のペアリングに必要な情報を記憶しており、このペアリングに必要な情報を無線部42を介して多機能電話機20に送信する。また、ペアリング部43は、多機能電話機20からペアリングに必要な情報を無線部42を介して受信する。そして、ペアリング部43はこれらの情報に基づいてペアリングを実現する。なお、初回のペアリング時には利用者からの操作が必要となるが次回以降ペアリングを実行した多機能電話機20とは、利用者の操作を要することなくペアリング部43が自動でペアリングを実行する。
タブレット端末40及び多機能電話機20に含まれる制御部41及び制御部21は、それぞれハードウェアにより実現されても良いが、ハードウェアとソフトウェアが協働して実現されても良い。例えば、CPU等の演算処理装置がメモリ上に格納されたソフトウェアを読み込み、このソフトウェアに従った演算処理に基づいて各ハードウェアを制御することにより実現されても良い。
続いて、上述した図1及び2並びに図3のフローチャートを参照して本実施形態の基本的動作について説明する。
まず図2において、Bさんが利用する多機能電話機20−Bとタブレット端末40−BがBluetooth(登録商標)無線におけるペアリングができているか否かを確認する(ステップS101)。ペアリングは、多機能電話機40−BのSW1を押下することにより多機能電話機20−Bの無線部22がペアリングモードとなり、ペアリング処理終了後にタブレット端末40と多機能電話機20−Bは無線接続状態を確立する。
なお、本実施形態ではペアリング部26及びペアリング部43が自動ペアリング機能を含んでいることを想定しているため、一度ペアリングの手続を実行後は利用者によるSW1の押下を必要とすることなくペアリングが実行される。
なお、多機能電話機20やタブレット端末40が自動ペアリング可能な台数を超えて他の機器とペアリングをしてしまった場合や、多機能電話機20やタブレット端末40のペアリング部26及びペアリング部43が何らかの要因で初期化されてしまった場合等には再度利用者によるSW1の押下を必要としたペアリングの実行が必要となる。もっとも、これは運用上は例外的な事項となる。そのため、通常はペアリングが可能か否かというのはタブレット端末40と多機能電話機20の距離がペアリング可能なほど近いものであるか否かということをそのまま意味することになる。
ここで、ペアリングができていない場合は(ステップ101においてNo)、ペアリングを試行する(ステップS102)。
そして、ペアリングを試行したにも関わらず、ペアリングができない場合は(ステップ103においてNo)、タブレット端末40と多機能電話機20とがBluetooth(登録商標)やWi−Fiなどによる通信をできないということであり、これは、利用者は在席しておらず、且つ利用者は多機能電話機20の近傍にもいないと考えられるので、その旨を主装置インタフェース部23を経由してボタン電話主装置10へ通知し、ボタン電話主装置10は、在席状況表示機30へ通知する。通知を受けた在席状況表示機30は、通知内容である「在席しておらず近傍にもいない」旨を表示部31に表示する(ステップS104)。
一方、ペアリングができており無線接続状態の確立が完了すると(ステップS101においてYes及びステップS103においてYes)、タブレット端末40−Bとの電界強度を無線部22が検出して制御部21へ通知することが可能となる。そして、無線部22は電界強度の検出を開始し、検出した電界強度を在席状況判別部24に通知する(ステップS105)。また、今回の説明では無線部22は電界強度を256段階で制御部21へ通知するものとする。なお、段階数は256段階には限定されず、更に多くの段階数又は更に少ない段階数で判断するようにしても良い。
次に、制御部21の在席状況判別部24において、電界強度に基づいて在席状況に変換する(ステップ106)。
上述のように今回の説明では電界強度を256段階として取り扱っている。そして、例えば256段階の電界強度が0〜10の場合には「検出できず(不在)」と変換し、11〜128の場合には「弱(近傍)」と変換し、129〜255の場合には「強(在席)」と変換する。
なお、この変換方法はあくまで例示であり、例えば変換値の上限や下限等の数値は具体的な分類方法を限定するものではない。また、変換の段階も4つ以上であっても良い。また、表現方法も一例に過ぎず、例えば(不在)ではなく(離席)でも良く、(近傍)ではなく(近く)でも良く、(在席)ではなく(着席)でも良い。また、ステップS104を省略し、在席状況判別部24による判別結果のみを表示するようにしても良い。
もっとも、今回はステップS104を実行し、以下の[例1]又は[例2]として示す何れかの表示例に沿って表示を行うものとする。
[例1]
・ペアリングできなければ、「在席はしておらず更に当該電話装置の近傍でもない」
・ペアリングできても、0〜10ならば、「在席はしておらず更に当該電話装置の近傍でもない」
・ペアリングできて、11〜128ならば、「在席していないが当該電話装置の近傍にいる」、
・ペアリングできて、129〜255ならば、「在席している」
[例2]
・ペアリングできなければ、「在席はしておらず更に当該電話装置の近傍でもない」
・ペアリングできても、0〜128ならば、「在席していないが当該電話装置の近傍にいる」、
・ペアリングできて、129〜255ならば、「在席している」
そして、ステップ106では[例1]のパターンを採用するのであれば[例1]のうちの下の3つの何れかを表示することとなる。一方で、[例2]のパターンを採用するのであれば[例2]のうちの下の2つの何れかを表示するこことなる。
ここで図1において、タブレット端末40−Bを持ったBさんは、多機能電話機20との電界強度:弱(近傍)に位置している。
続いて、制御部21は主装置インタフェース部23を経由してボタン電話主装置10へ在席状況判別部24での変換結果である最新の在席状況を通知し、ボタン電話主装置10は、在席状況表示機30へ通知する。なお、ボタン電話主装置10が各多機能電話機20から通知された通知結果を取りまとめて在席状況表示機30へ通知するようにしても良いが、何らかの通信方式により各多機能電話機20が各々直接在席状況表示機30へ通知するようにしても良い。
通知を受けた在席状況表示機30は、通知内容を表示部31に表示する。図1の位置関係であればタブレット端末40を−B持ったBさんは、多機能電話機20−Bとの電界強度:弱(近傍)に位置するため、[例1]のパターンを採用した場合であっても[例2]のパターンを採用した場合であっても在席状況表示機30の表示部31には「Bさん:近傍」と表示する。
また、本実施形態では各多機能電話機20それぞれについて予め利用者名が紐付けられていることを想定しているため、「Aさん」、「Bさん」等の表示がなされているが、例えば多機能電話機20を番号で管理し、「101番」、「102番」等の表示にするようにしても良い。
所定の時間経過後(ステップS107)、在席状況判別部24は、再度ステップS101に戻り処理を継続する。
なお、ステップS107における「所定の時間」は任意の長さの時間とすることができる。すなわちペアリングの確認及び電界強度の測定の頻度は任意のタイミングで行われるようにすれば良い。例えば或る特定の周期で行われるようにしても良いが、一定又は不定の任意の所定の周期で行うようにしても良い。この周期は、無線通信を実行する際の通信規格や、利用者が離席する頻度及びタブレット端末40のバッテリー能力等に応じて任意の周期とすれば良い。
また、電界強度の強さに応じてこの所定の周期を変動させるようにしても良い。例えば電界強度が著しく低い場合には周期を長くして、電界強度が高い場合には周期を短くするなどしても良い。
以上説明した本実施形態は以下のような効果を奏する。
第1の効果は多機能電話機と無線通信可能な端末を所有することで、自動的に在席状況表示機に在席状況が表示され、一般的なボタン電話装置のように多機能電話機の機能ボタン等に「在席ボタン」を設定し、「在席ボタン」を押下する、という操作を必要としないことである。
その理由は、電界強度に基づいて在席状況を判断できるからである。
第2の効果は、最新の在席状況の更新も自動的に行われることである。
その理由は、電界強度に基づく在席状況の判断を自動的に繰り返すからである。
第3の効果は、一般的な在席又は不在を判断する技術と比較して、より精度の高い在席状況の判断が可能となることである。
その理由は、在席状況表示機に「近傍」と表示するため、在席こそしていないが多機能電話機の近くにはいる、ということが分かるからである。
第4の効果は在席状況表示機30を見て、在席していると思って電話をかけようとしている/または通話している人にとっては、相手方は確実に席にいると考えることができ、例えば資料を見ながら話をする等の場合、確実に席にいるという前提の下、話を進められることである。
その理由は、多機能電話機は個人席に設置される電話機であるため、在席と判断した場合、確実に使用者は席にいると判断することができるからである。
この点、本実施形態のように多機能電話機を利用するのではなく、例えばPHS基地局が、携帯端末(例えばPHS子機)の電波強度を測定して、在/不在を判断するようなことも考えられる。このような場合には、利用者がPHS基地局近傍に存在することは分かるかもしれない。もっとも、PHS基地局は利用者の座席毎に設置されるようなものではない。よって、例えばPHS基地局が存在する部屋に在席していることは分かるかもしれないが確実に座席にいるとまでは言い切れない。
一方で、本実施形態では個人席に設置される電話機の近傍にいるか否かを検出するのであるから上述のように、在席と判断した場合、確実に使用者は席にいると判断することが可能となる。
この点について更に検討する。PHSは中距離通信を行うことを目的としており、機種や規格にもよるがPHS端末と基地局の距離が概ね100メートルから数キロメートルの場合に無線通信を行うことを想定したものである。また、環境に応じて電波の伝送損失も一定とはならない。そのため、部屋(例えば数メートル四方)単位で基地局を設置したとしても、或る基地局から数メートル程度近傍にいるのか数十メートル程度近傍にいるのかを充分に判別できるような判断基準(例えばRSSIの基準値)を設定するのは困難である。結果として、或る部屋の隣の部屋もしくは更に遠くの部屋にPHS端末が存在していたとしても、このPHS端末がこの或る部屋に在席しているという誤った判断をしてしまうことが想定される。更に、PHSを使用した場合には或る部屋に設置したとしても、その或る部屋に在室しているか判別できない場合も有りうる以上、部屋内に設置された複数の座席中のどの座席に在席しているかの判断はより困難である。
一方で、本実施形態ではBluetooth(登録商標)又はWi−Fiといった比較的近距離での通信を想定した規格を用いるので、PHSと比較してより高精度に距離を判別することが可能となる。従って本実施形態では、在席しているか否かという数メートル単位での判断を行うことが可能となる。
また、PHS基地局を例えば部屋の中央に設置した場合であって、このPHS基地局から別々の方向に同程度の距離離れた席が複数存在した場合には、基地局が測定装置となってRSSIを測定したとしても一体複数の席の中のどの席に在席しているかは判別することはできない。
一方で、本実施形態では座席毎に測定装置である多機能電話機を設置するため、より正確に在席しているか否かを判別することができる。
加えて、PHS基地局というのは通常部屋単位で設置することはなく、建物単位で設置されれば充分なものである。よって、PHS基地局を部屋毎に設置するためには追加のコストが多く発生してしまう。
一方で、本実施形態は元々各座席に設置される多機能電話機に機能を追加しているだけである。例えば、多機能電話機に近距離無線通信用のモジュールを追加し、多機能電話機を制御するソフトウェアに変更を加えるだけ実現することができる。また、タブレット端末に関しては、元々持っている近距離無線通信用のモジュールをそのまま利用し、例えば追加でアプリケーションソフトウェアを組み込むことで実現できる。すなわち、元々必要のないPHS基地局を新たに追加する場合に比べて大幅にコストを削減することが可能となる、という点においても有利な効果を奏すると言える。
また、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
変形例として具体的には以下のようなものが考えられる。
例えば、第1の変形例として在席状況表示機30を他の装置と兼用することが考えられる。例えば、各多機能電話機20の一部又は全部に在席状況表示機30としての機能を追加するようにしても良い。すなわち、多機能電話機20が有する表示部に他の各多機能電話機20に関しての在席状況を表示するようにしても良い。
また、在席状況表示機30は、ボタン電話主装置10にLAN(Local Area Network)を介して接続されたパーソナルコンピュータに含まれたものであってもよい。すなわちパーソナルコンピュータに接続されたディスプレイやパーソナルコンピュータと一体となったディスプレイを表示部31として、これに在席状況を表示するようにしても良い。
また、電話システムと連動するプレゼンス情報の表示機が存在する場合にはこのプレゼンス情報として表示する情報の一部として各多機能電話機20に関しての在席状況を表示するようにしても良い。
更に、第2の変形例として、在席状況に応じて多機能電話機20の機能に関する設定を切り替えるようにしても良い。この場合、制御部21が在席状況判別部24の判定結果に応じて機能に関する設定を切り替える。
切り替え対象とする機能は任意のものを選択できる。例えば、電界強度が弱くなり「検出できず(不在)」となった場合に多機能電話機20又はボタン電話主装置10の機能によって、着信はできるが相手側には不在である旨のメッセージを流すような状態に切り替えても良い。また、多機能電話機20をいわゆる留守番電話状態へと自動に切り替えるようにしても良い。このようにすることで発呼者は被発呼者が(不在)であったとしても被発呼者宛てに少なくとも伝言メッセージを残すことが可能となる。
また、或る多機能電話機20に関して電界強度が弱くなり「検出できず(不在)」となった場合に、この或る多機能電話機20宛の呼び出しを他の多機能電話機20や他の端末に転送するような設定に切り替えるようにしても良い。このように設定した場合には在席状況表示機30に(転送)等と表示するようにしても良い。
また、他にも自動的に着信音を切り替えるようにし、例えば「弱(近傍)」と判断された場合には着信音の音量を大きくし、「強(在席)」と判断された場合には着信音の音量を小さくするようにしても良い。
また、第3の変形例として、多機能電話機20とタブレット端末40のペアリングや認証の関係を一対一ではなく多対一、一対多、多対多、とすることも考えられる。
職種によっては、一つの座席を複数人で共用するような場面も想定される、このような場合には一つの多機能電話機20に複数のタブレット端末40が自動ペアリングできるようにする(一対多)。こうすることにより、その座席を利用する人物が誰かしら在席しているのか、それとも誰一人在席していない(すなわち不在)のかを在席状況として把握することができる。
例えば、その多機能電話機20には「事務」という名称を紐付けておけば、ある座席に誰かしらの事務担当者が在席しているか否かを把握することが可能となる。
また、一人の或る人物が複数の座席を利用するような場合も想定できる。この場合、複数の多機能電話機20(例えば多機能電話機20−1と多機能電話機20−2)に一つのタブレット端末40が自動ペアリングできるようにする(多対一)。
或る人について、その者のタブレット端末40に対して複数の多機能電話機20を自動ペアリングしておけば、その複数の多機能電話機20における在席状況を合わせて、その或る人がどの席に在席しているかというような情報を生成して、表示することもできる。
つまり、マルチペアリングという機能を備えたタブレット端末40であれば、例えば、そのタブレット端末40を多機能電話機20−1と多機能電話機20−2それぞれに対して自動ペアリングの設定をしておけば、その後接続先を自動に切り替えるため、接続先が変わるたびに再度のペアリング設定を行う必要は無い。
こうすることにより、この或る人物がタブレット端末40を携帯して例えば多機能電話機20−1の設置されている座席に在席している場合には、多機能電話機20−1の設置されている座席の在席状況は(在席)となり、多機能電話機20−2の設置されている座席の在席状況は(不在)となる。他方、この或る人物がタブレット端末40を携帯して例えば多機能電話機20−2の設置されている座席に在席している場合には、多機能電話機20−1の設置されている座席の在席状況は(不在)となり、多機能電話機20−2の設置されている座席の在席状況は(在席)となる。
これにより、他者は2つの座席を使い分けているこの或る人物がどちらの座席に在席しているのかをも判断することが可能となる。
また、第4の変形例としてRSSI以外の他の尺度を用いて在席状況を判断するようにしたり、この他の尺度とRSSIとの両方に基づいてするようにしても良い。
ここで他の尺度としては例えばS(信号)とN(ノイズ)の比を対数で表したS/N比(Signal to Noise ratio)を利用することが考えられる。
また、第5の変形例として、所定の場合には在席状況表示機30への通知を行わないようにすることにより、省電力化及び回線の混雑防止を図るようにしても良い。
具体的には図4に表されるようにステップ106を細分化する。そして、まず、ステップS105で測定された最新の電界強度に基づいて在席状況変換を行う(ステップS106−1)。
次に、今回のステップS106−1における変換結果と、前回の変換結果(今回のステップS106−1が連続してn(≧2)回目以降のものであればn−1回目のステップS106−1の変換結果、今回のステップS105が初回のものであればステップS104における変換結果、となる)を比較する。
そして、前回の比較結果から変化がない場合には(ステップS106−2にてNo)、今回は在席状況表示機30への通知を行うことなくステップS107へ進む。一方で、前回の比較結果から変化があった場合には(ステップS106−2にてYes)、今回のステップS106−1における変換結果をボタン電話主装置10及び在席状況表示機30に通知し、通知内容を表示部31に表示する(ステップS106−3)。なお、一度も在席状況表示機30への通知を行っていない場合にもステップ106−2においてYesとなる。
なお、上記のボタン電話主装置、多機能電話機、在席状況表示機及びタブレット端末のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記のボタン電話主装置、多機能電話機、在席状況表示機及びタブレット端末により行なわれる在席状況判別方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 或る利用者が利用する席に常設される電話装置であって、
前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信手段と、
前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定手段と、
少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別手段と、
前記判別結果を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする電話装置。
(付記2) 前記判別結果は前記席に、在席している、在席していないが当該電話装置の近傍にいる、及び、在席はしておらず更に当該電話装置の近傍でもない、という旨をそれぞれ意味する3種類の判別結果を少なくとも含むことを特徴とする付記1に記載の電話装置。
(付記3) 前記測定手段が前記数値化する測定対象量は前記携帯端末からの出力電波に関する当該電話装置の受信部における受信電界強度であり、
前記在席状況判別手段は、前記受信電界強度が第1の所定値を超えていれば前記判別結果は前記「在席している」として、前記受信電界強度が前記第1の所定値より小さい所定値である第2の所定値未満であれば前記判別結果が前記「在席はしておらず更に当該電話装置の近傍でもない」として、前記受信電界強度が前記第1の所定値以下であって且つ前記第2の所定値以上であれば前記判別結果が前記「在席していないが当該電話装置の近傍にいる」とすることを特徴とする付記2に記載の電話装置。
(付記4) 前記在席状況判別手段は、更に、前記携帯端末と当該電話装置とが前記無線通信を行えるか否かにも基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別し、
前記在席状況判別手段は、前記受信電界強度が第1の所定値を超えていれば前記判別結果は前記「在席している」として、前記携帯端末と当該電話装置とが前記無線通信を行えなければ、前記判別結果が前記「在席はしておらず更に当該電話装置の近傍でもない」とすることを特徴とする付記2に記載の電話装置。
(付記5) 前記判別結果に応じて当該電話装置における電話機能に関する設定を変更することを特徴とする付記1乃至4の何れか1に記載の電話装置。
(付記6) 前記席は複数の利用者により共用され、前記複数の利用者にそれぞれ対応する複数の前記携帯端末と対応付けられ、
前記在席状況判別手段は、対応付けられた前記複数の携帯端末のうち少なくとも1つの携帯端末について「在席している」と判定するための条件が満たされたならば、当該席について、「在席している」旨を出力することを特徴とする付記1乃至5の何れか1に記載の電話装置。
(付記7) 複数の電話装置と、在席状況を利用者に表示する表示装置と、を備える在席状況表示システムであって、
前記電話装置は付記1乃至6の何れか1に記載の電話装置であり、
前記表示装置は、前記複数の電話装置のそれぞれの前記出力手段が出力する判別結果をまとめて表示することを特徴とする在席状況表示システム。
(付記8) 複数の電話装置を含んだ在席状況表示システムであって、
前記複数の電話装置のそれぞれが付記1乃至6の何れか1に記載の電話装置であり、
一人の或る利用者が利用する一つの前記携帯端末が前記複数の電話装置に対応付けられ、
前記複数の電話装置に対応付けられた表示手段は、各電話装置が出力する判別結果に基づいて、前記或る利用者がどの席に在席しているかを含む情報を表示することを特徴とする在席状況表示システム。
(付記9) 或る利用者が利用する席に常設される電話装置が行う在席状況判別方法であって、
前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信ステップと、
前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定ステップと、
少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別ステップと、
前記判別結果を出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする在席状況判別方法。
(付記10) 或る利用者が利用する席に常設される電話装置を在席状況判別装置として機能させる在席状況判別プログラムであって、
前記電話装置を、
前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信手段と、
前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定手段と、
少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別手段と、
前記判別結果を出力する出力手段と、
を備える在席状況判別装置として機能させることを特徴とする在席状況判別プログラム。
本発明は、座席に設置された機器の近傍に在席しているか否かを判断するという用途であれば任意の装置及びシステムに好適である。
1、2、3 SW
10 ボタン電話主装置
20 多機能電話機
21、41 制御部
22、42 無線部
23 主装置インタフェース部
24 在席状況判別部
25 受話器
26、43 ペアリング部
30 在席状況表示機
31 表示部
40 タブレット端末

Claims (10)

  1. 或る利用者が利用する席に常設される電話装置であって、
    前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信手段と、
    前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定手段と、
    少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別手段と、
    前記判別結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする電話装置。
  2. 前記判別結果は前記席に、在席している、在席していないが当該電話装置の近傍にいる、及び、在席はしておらず更に当該電話装置の近傍でもない、という旨をそれぞれ意味する3種類の判別結果を少なくとも含むことを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  3. 前記測定手段が前記数値化する測定対象量は前記携帯端末からの出力電波に関する当該電話装置の受信部における受信電界強度であり、
    前記在席状況判別手段は、前記受信電界強度が第1の所定値を超えていれば前記判別結果は前記「在席している」として、前記受信電界強度が前記第1の所定値より小さい所定値である第2の所定値未満であれば前記判別結果が前記「在席はしておらず更に当該電話装置の近傍でもない」として、前記受信電界強度が前記第1の所定値以下であって且つ前記第2の所定値以上であれば前記判別結果が前記「在席していないが当該電話装置の近傍にいる」とすることを特徴とする請求項2に記載の電話装置。
  4. 前記在席状況判別手段は、更に、前記携帯端末と当該電話装置とが前記無線通信を行えるか否かにも基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別し、
    前記在席状況判別手段は、前記受信電界強度が第1の所定値を超えていれば前記判別結果は前記「在席している」として、前記携帯端末と当該電話装置とが前記無線通信を行えなければ、前記判別結果が前記「在席はしておらず更に当該電話装置の近傍でもない」とすることを特徴とする請求項2に記載の電話装置。
  5. 前記判別結果に応じて当該電話装置における電話機能に関する設定を変更することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電話装置。
  6. 前記席は複数の利用者により共用され、前記複数の利用者にそれぞれ対応する複数の前記携帯端末と対応付けられ、
    前記在席状況判別手段は、対応付けられた前記複数の携帯端末のうち少なくとも1つの携帯端末について「在席している」と判定するための条件が満たされたならば、当該席について、「在席している」旨を出力することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電話装置。
  7. 複数の電話装置と、在席情報を利用者に表示する表示装置と、を備える在席状況表示システムであって、
    前記電話装置は請求項1乃至6の何れか1項に記載の電話装置であり、
    前記表示装置は、前記複数の電話装置のそれぞれの前記出力手段が出力する判別結果をまとめて表示することを特徴とする在席状況表示システム。
  8. 複数の電話装置を含んだ在席状況表示システムであって、
    前記複数の電話装置のそれぞれが請求項1乃至6の何れか1項に記載の電話装置であり、
    一人の或る利用者が利用する一つの前記携帯端末が前記複数の電話装置に対応付けられ、
    前記複数の電話装置に対応付けられた表示手段は、各電話装置が出力する判別結果に基づいて、前記或る利用者がどの席に在席しているかを含む情報を表示することを特徴とする在席状況表示システム。
  9. 或る利用者が利用する席に常設される電話装置が行う在席状況判別方法であって、
    前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信ステップと、
    前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定ステップと、
    少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別ステップと、
    前記判別結果を出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とする在席状況判別方法。
  10. 或る利用者が利用する席に常設される電話装置を在席状況判別装置として機能させる在席状況判別プログラムであって、
    前記電話装置を、
    前記或る利用者が携帯して利用する携帯端末であって当該電話装置と対応付けられた携帯端末、と無線通信を行う無線通信手段と、
    前記無線通信に関連し且つ当該電話装置と前記携帯端末との間の距離に応じて変動する測定対象量を、所定の尺度で数値化する測定手段と、
    少なくとも前記測定手段が数値化した前記測定対象量に基づいて、前記携帯端末を利用する前記或る利用者が前記席に在席しているか否かを判別する在席状況判別手段と、
    前記判別結果を出力する出力手段と、
    を備える在席状況判別装置として機能させることを特徴とする在席状況判別プログラム。
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