JP2014072223A - 着磁装置及び着磁方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣の磁石片に逆磁界が生じることがなく、外径、磁石片の形状及び極数などの異なる回転子の磁石片に着磁することができる着磁装置を得ること。
【解決手段】第1コイル11bが巻装され、列方向幅Hが磁石片111の列方向幅Kより小さい第1着磁ヘッド11aを有する第1ヨーク11と、第2コイル12bが巻装され、前記第1着磁ヘッド11aが所定の磁石片111の列方向前側に対向するように位置するとき、前記所定の磁石片111から奇数個離間した磁石片111の列方向前側又は列方向後側に対向するように位置するように位置決めされ、列方向幅Hが前記磁石片の列方向幅Kより小さい第2着磁ヘッド12aを有する第2ヨーク12と、前記第1ヨーク11と第2ヨーク12とを磁気的に繋ぐ第3ヨーク13と、を備える。
【選択図】図1−1

Description

本発明は、回転電機の回転子の鉄心内又は鉄心上、リニアモータの固定子のベース(鉄心)上に列配置された複数の未着磁の磁石片を着磁する着磁装置及び着磁方法に関する。
従来、複数の磁極用永久磁石片と、パルス電流を流す着磁ヘッドであって周方向幅が前記磁極用永久磁石片の周方向幅よりも大きく前記磁極用永久磁石片の数と同数の着磁ヘッドと、前記磁極用永久磁石片を固着する円筒状回転機ヨークとを含む磁極用永久磁石片を磁化する着磁装置において、該着磁ヘッドを該永久磁石片に対して所定の角度で回転させることができる着磁ヘッド回転手段を含む回転機の磁極用永久磁石片着磁装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、外周部にロータ磁石材料を設けたロータを挿嵌するロータ挿嵌孔部を有するヨーク本体と、前記ヨーク本体に設けられ、前記ロータ挿嵌孔部に所定の着磁磁界を発生させる着磁磁界作用手段と、を備え、前記ロータ挿嵌孔部に前記ロータを挿嵌し、前記着磁磁界を発生させることにより、前記着磁磁界中に配置された前記ロータ磁石材料を着磁して永久磁石とするロータ磁石材料着磁装置において、前記ロータ挿嵌孔部であって、前記ヨーク本体と挿嵌される前記ロータ外周部の前記ロータ磁石材料との間に介在するように設けられ、前記ヨーク本体から前記ロータ磁石材料に導かれる磁束の通路を形成するための、周方向幅が前記ロータ磁石材料の周方向幅よりも大きく該ロータ磁石材料の数と同数のヨーク片を含み、前記ヨーク片は、その内径面が挿嵌される前記ロータの外径に対応して調整可能に設けられ、前記ヨーク片を介して前記ロータ磁石材料に着磁磁界を及ぼすことにより、複数種類の外径のロータに設けられたロータ磁石材料着磁装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、モータのロータに一体的に設けられた回転位置検出用のセンサマグネットを着磁するための着磁装置であって、前記ロータの所定位置に保持された前記センサマグネットを複数極着磁可能に配設された複数の着磁コイルと、前記複数の着磁コイルのそれぞれに同軸的に配設された複数の鉄心と、前記着磁コイルに着磁用電流をそれぞれ個別に流す制御を行うコイル通電制御手段と、前記複数極より少ない極数を着磁する場合に不必要となる極に対応する鉄心を前記着磁コイルに対して軸方向に挿抜する鉄心挿抜手段とを有する着磁装置が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−75733号公報 特開平09−168259号公報 特開2010−21463号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の技術によれば、着磁ヘッドの周方向幅が磁石片の周方向幅よりも大きく、かつ、隣合う着磁ヘッド間に磁束線が小さく周回するため、磁石片の極間が狭い回転子においては、磁石片端部に磁束線が磁化容易方向を向かない、また、角度を付けすぎると隣の磁石片に逆磁界が生じる、という問題がある。また、外径、磁石片の形状及び極数などの異なる回転子には、着磁することができない、という問題がある。
また、上記特許文献2に記載された従来の技術によれば、1台のロータ磁石材料着磁装置で複数種類の外径のロータに設けられたロータ磁石材料に着磁することができるが、ヨーク片は、周方向幅が前記ロータ磁石材料の周方向幅よりも大きく、該ロータ磁石材料の数と同数であるので、ロータ磁石材料の極間が狭い回転子においては、隣のロータ磁石材料に逆磁界が生じるという問題があり、また、極数の異なる複数種類のロータのロータ磁石材料に着磁することはできない、という問題がある。
また、上記特許文献3に記載された従来の技術によれば、1台の着磁装置で異なる極数のセンサマグネットに着磁することができるが、4極着磁時には全ての着磁コイル及び鉄心を用いて着磁し、2極着磁時には不必要となる極に対応する鉄心を着磁コイルから抜くという、4極/2極等の特定の極数のセンサマグネットにしか対応できない、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、隣の磁石片に対する逆磁界の影響を抑えることができ、外径、磁石片の形状及び極数などの異なる回転電機の回転子又はリニアモータの固定子の磁石片に着磁することができる着磁装置及び着磁方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、鉄心内又は鉄心上に列配置された複数の未着磁の磁石片を、隣合う磁石片同士の外側面の極性が互いに異なるように着磁する着磁装置において、第1コイルが巻装され、列方向幅が前記磁石片の列方向幅より小さい第1着磁ヘッドを有する第1ヨークと、第2コイルが巻装され、前記第1着磁ヘッドが所定の磁石片の列方向前側に対向するように位置するとき、前記所定の磁石片から奇数個離間した磁石片の列方向前側又は列方向後側に対向するように位置するように位置決めされ、列方向幅が前記磁石片の列方向幅より小さい第2着磁ヘッドを有する第2ヨークと、前記第1ヨークと第2ヨークとを磁気的に繋ぐ第3ヨークと、を備え、前記第1コイルと第2コイルは、該第1、第2コイルへの通電により前記第1ヨークの第1着磁ヘッドから出た磁束線が前記所定の磁石片→前記鉄心内→前記奇数個離間した磁石片→前記第2着磁ヘッドを有する第2ヨーク→前記第3ヨーク→前記第1ヨークの順に周回するように巻装されていることを特徴とする。
本発明によれば、隣の磁石片に対する逆磁界の影響を抑えることができ、外径、磁石片の形状及び極数などの異なる回転電機の回転子又はリニアモータの固定子の磁石片に着磁することができる着磁装置及び着磁方法が得られる。
図1−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態1を示す正面図である。 図1−2は、実施の形態1の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片から離間させ着磁ヘッドと磁石片とを磁石片の列方向に相対移動させた状態を示す正面図である。 図1−3は、実施の形態1の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片に近接させた状態を示す正面図である。 図2−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態2を示す正面図である。 図2−2は、実施の形態2の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片から離間させ着磁ヘッドと磁石片とを磁石片の列方向に相対移動させた状態を示す正面図である。 図2−3は、実施の形態2の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片に近接させた状態を示す正面図である。 図3−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態3を示す正面図である。 図3−2は、実施の形態3の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片から離間させ着磁ヘッドと磁石片とを磁石片の列方向に相対移動させた状態を示す正面図である。 図3−3は、実施の形態3の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片に近接させた状態を示す正面図である。 図4−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態4を示す斜視図である。 図4−2は、実施の形態4の着磁装置と磁石片とを磁石片の列直角方向に相対移動させた状態を示す斜視図である。 図5−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態5を示す部分正面図である。 図5−2は、実施の形態5の着磁装置で図5−1に示す回転子とは異なる回転子に着磁する様子を示す部分正面図である。 図6−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態7を示す正面図である。 図6−2は、実施の形態7の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向に1極分相対移動させた状態を示す正面図である。 図6−3は、実施の形態7の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向にさらに1極分相対移動させた状態を示す正面図である。 図7−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態8を示す正面図である。 図7−2は、実施の形態8の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向に2極分相対移動させた状態を示す正面図である。 図7−3は、実施の形態8の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向にさらに2極分相対移動させた状態を示す正面図である。 図7−4は、実施の形態8の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向にさらに2極分相対移動させた状態を示す正面図である。 図8−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態9を示す斜視図である。 図である。 図8−2は、実施の形態9の着磁装置と磁石片とを磁石片の列直角方向に相対移動させた状態を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る着磁装置及び着磁方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態1を示す正面図であり、図1−2は、実施の形態1の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片から離間させ着磁ヘッドと磁石片とを磁石片の列方向に相対移動させた状態を示す正面図であり、図1−3は、実施の形態1の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片に近接させた状態を示す正面図である。
図1−1に示すように、実施の形態1の着磁装置10は、回転電機の6極回転子110の鉄心112の外周部に埋設され鉄心112の周方向に列配置された6個の平板状の未着磁の磁石片111の着磁を行なう。磁石片111は、隣合う磁石片111同士の外側面の極性が互いに異なるように着磁される。
磁石片111の極ピッチ(角度:以下同じ)αは、60°である。6極回転子110は、軸周りに回動可能に保持され、磁石片111を分割着磁するために、所定の角度ずつ回動される。なお、6極回転子110を回動させる代りに、着磁装置10を軸周りに回動させてもよい。すなわち、6極回転子110と着磁装置10とを相対的に回動(移動)させればよい。
着磁装置10は、外形が長方形厚板形状の第3ヨーク13と、L字形厚板形状の第1、第2ヨーク11、12とを備えている。第1、第2ヨーク11、12の一辺は、第1、第2着磁ヘッド11a、12aを構成している。第1、第2着磁ヘッド11a、12a間のスロットピッチ(角度:以下同じ)βは、180°となっていて、第1、第2着磁ヘッド11a、12aの端面同士は、対向している。
また、第2の着磁ヘッド12aは、第1の着磁ヘッド11aが対向する磁石片111から3個(奇数個)離間した磁石片111に対向している。第1、第2着磁ヘッド11a、12aの周方向幅(列方向幅)Hは、磁石片111の周方向幅(列方向幅)Kよりも小さい(1/2程度)。
第1、第2着磁ヘッド11a、12aには、夫々、第1、第2コイル11b、12bが巻装されている。第1、第2コイル11b、12bは、着磁される磁石片111の外側面の極性が、一方がN極、他方がS極になるように、例えば、第1コイル11bは、第1着磁ヘッド11aの端面側から見て反時計方向巻き、第2コイルは、第2着磁ヘッド12aの端面側から見て時計方向巻きとなっている。第1、第2コイル11b、12bは、直列に接続され、磁石片111に着磁するために、パルス大電流が流される。
第1、第2ヨーク11、12の他辺は、第1、第2脚部11c、12cを構成し、第1、第2脚部11c、12cは、夫々、第3ヨーク13の上部と下部に、上下方向(第1、第2着磁ヘッド11a、12aが磁石片111から離間する方向)に摺動可能に係合(接触)し、第3ヨーク13は、第1、第2ヨーク11、12を磁気的に繋いでいる。
次に、実施の形態1の着磁装置10による6極回転子110の磁石片111への着磁方法について説明する。まず、図1−1に示すように、第1の工程で、第1、第2着磁ヘッド11a、12aに、磁石片111のa部(磁石片111の時計回り方向前側:列方向前側)の外側面がS極、b部(反時計回り方向に3個分離間した磁石片111の時計回り方向前側:列方向前側)の外側面がN極に着磁されるように磁場を発生させる。
このとき、第1ヨーク11の第1着磁ヘッド11aから発生した磁束線Jは、磁石片111→鉄心112内→3個離間した磁石片111→第2着磁ヘッド12aを有する第2ヨーク12→第3ヨーク13→第1ヨーク11の順に周回し、2個の磁石片111の列方向前側を磁化する。
次に、図1−2に示すように、第2の工程で、第1、第2ヨーク11、12を上、下に移動させて第1、第2着磁ヘッド11a、12aを、6極回転子110の磁石片111から離間させ、6極回転子110を時計回り方向へ回動させ、磁石片111を列方向に相対移動させて第1、第2着磁ヘッド11a、12aを、夫々、磁石片111のc部(磁石片111の時計回り方向後側:列方向後側)、d部(磁石片111の時計回り方向後側:列方向後側)に対向させる。
次に、図1−3に示すように、第3の工程で、第1、第2ヨーク11、12を下、上に移動させて第1、第2着磁ヘッド11a、12aを、6極回転子110に近接させ、第1、第2着磁ヘッド11a、12aに、磁石片111のc部(磁石片111の時計回り方向後側)の外側面がS極、d部(磁石片111の時計回り方向後側)の外側面がN極に着磁されるように磁場を発生させる。このときも、第1の工程と同様に、磁束線Jが周回する。
以上説明した第1〜第3の工程と同様の着磁工程を、他の対向する2対の未着磁の磁石片111に対しても行ない、隣合う磁石片111の外側面の極性が異なるように着磁する。着磁される回転子(ロータ)は、インナーロータであってもアウターロータであってもよい。磁石片の材料としては、アルニコ、フェライト、コバルト、ネオジム等を用いることができ、磁石片の形状は、長方形、楕円形、扇形、台形、カマボコ形等であってもよい。
第1、第2着磁ヘッド11a、12a間のスロットピッチβ(図1−1参照)は、磁石片111の極ピッチαより大きく、第1、第2着磁ヘッド11a、12aの周方向幅(列方向幅)Hは、磁石片111の周方向幅(列方向幅)Kよりも小さくなっている。
以上説明した実施の形態1の着磁装置10は、第1、第2着磁ヘッド11a、12a間のスロットピッチβを、磁石片111の極ピッチαより大きくし、第1、第2着磁ヘッド11a、12aの周方向幅(列方向幅)Hを、磁石片111の周方向幅(列方向幅)Kよりも小さくしたので、第1、第2コイル11b、12bの絶縁及び冷却のためのスペースを大きくとることができ、着磁装置10を高耐久化、長寿命化することができる。
第1、第2コイル11b、12bは、着磁される磁石片111の外側面の極性が、一方がN極、他方がS極になるように、例えば、第1コイル11bは、第1着磁ヘッド11aの端面側から見て反時計巻き、第2コイルは、第2着磁ヘッド12aの端面側から見て時計方向巻きとなっていて、磁束線Jの方向が揃うので、発生磁場が強く、磁石片111の磁化効率が高い。
実施の形態1に示すように、回転子の極数が、2+4N(N=0、1、2、・・・)極の場合、対向して配置される磁石片111の外側面の極性は、一方がN極、他方がS極になる。従って、第1、第2着磁ヘッド11a、12a間のスロットピッチβを180°とすれば、2+4N(N=0、1、2、・・・)極の極数違いの回転子の着磁作業を、同一の着磁装置10で行なうことができる。
また、第1、第2ヨーク11、12は、回転子の位置を中心として、径方向に移動するので、外径の異なる回転子の着磁作業を、同一の着磁装置10で行なうことができる。すなわち、着磁装置10を、極数違い及び外径違いの回転子の着磁作業に共用することができる。また、着磁ヘッドの周方向幅(列方向幅)が磁石片の周方向幅(列方向幅)よりも小さく、磁石片を分割着磁するので、隣の磁石片に対する逆磁界が小さくなる。
実施の形態2.
図2−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態2を示す正面図であり、図2−2は、実施の形態2の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片から離間させ着磁ヘッドと磁石片とを磁石片の列方向に相対移動させた状態を示す正面図であり、図2−3は、実施の形態2の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片に近接させた状態を示す正面図である。
図2−1に示すように、実施の形態2の着磁装置20は、回転電機の8極回転子120の鉄心122の外周部に埋設され鉄心122の周方向に列配置された8個の平板状の未着磁の磁石片121の着磁を行なう。磁石片121は、隣合う磁石片121同士の外側面の極性が互いに異なるように着磁される。
磁石片121の極ピッチα(図2−2参照)は、45°である。8極回転子120は、軸周りに回動可能に保持され、磁石片121を分割着磁するために、所定の角度ずつ回動される。なお、8極回転子120を回動させる代りに、着磁装置20を軸周りに回動させてもよい。
着磁装置20は、外形が長方形厚板形状の第3ヨーク23と、L字形厚板形状の第1、第2ヨーク21、22とを備えている。第1、第2ヨーク21、22の一辺は、第1、第2着磁ヘッド21a、22aを構成している。第1、第2着磁ヘッド21a、22a間のスロットピッチβは、140°となっている。第2の着磁ヘッド22aは、第1の着磁ヘッド21aが対向する磁石片121から3個(奇数個)離間した磁石片121に対向している。第1、第2着磁ヘッド21a、22aの周方向幅(列方向幅)Hは、磁石片121の周方向幅(列方向幅)Kより小さくなっている。
第1、第2着磁ヘッド21a、22aには、夫々、第1、第2コイル21b、22bが巻装されている。第1、第2コイル21b、22bは、着磁される磁石片121の外側面の極性が、一方がN極、他方がS極になるように、例えば、第1コイル21bは、第1着磁ヘッド21aの端面側から見て反時計巻き、第2コイルは、第2着磁ヘッド22aの端面側から見て時計方向巻きとなっている。第1、第2コイル21b、22bは、直列に接続され、磁石片121に着磁するために、パルス大電流が流される。
第1、第2ヨーク21、22の他辺は、第1、第2脚部21c、22cを構成し、第1、第2脚部21c、22cは、夫々、第3ヨーク23の上部と下部に接触し、第3ヨーク23は、第1、第2ヨーク21、22を磁気的に繋いでいる。第3ヨーク23と第2ヨーク22の間のe部には隙間が生じるが、着磁が弱くなるような大きな損失が生じることはない。
次に、実施の形態2の着磁装置20による8極回転子120の磁石片121への着磁方法について説明する。まず、図2−1に示すように、第1の工程で、第1、第2着磁ヘッド21a、22aに、磁石片121のf部(磁石片121の時計回り方向前側:列方向前側)の外側面がS極、g部(反時計回りに3個分離間した磁石片121の時計回り方向後側:列方向後側)の外側面がN極に着磁されるように磁場を発生させる。
このとき、第1ヨーク21の第1着磁ヘッド21aから発生した磁束線Jは、磁石片121→鉄心122内→3個分離間した磁石片121→第2着磁ヘッド22aを有する第2ヨーク22→第3ヨーク23→第1ヨーク21の順に周回し、2個の磁石片121の夫々列方向前側と列方向後側を磁化する。
次に、図2−2に示すように、第2の工程で、第1、第2ヨーク21、22を、8極回転子120の径方向外方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド21a、22aを、8極回転子120の磁石片121から離間させ、8極回転子120を時計回り方向へ磁石片1213個分回動させ、磁石片121を列方向に相対移動させて第1、第2着磁ヘッド21a、22aを、夫々、磁石片121のh部(磁石片121の時計回り方向前側:列方向前側)、i部(反時計回りに3個分離間した磁石片121の時計回り方向後側:列方向後側)に対向させる。
次に、図2−3に示すように、第3の工程で、第1、第2ヨーク21、22を、8極回転子120の径方向内方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド21a、22aを、8極回転子120に近接させ、着磁電源と第1、第2コイル21b、22bの間にサイリスタ又はコンタクタなどを介在させて着磁電流の方向を切替え、第1、第2着磁ヘッド21a、22aに、磁石片121のh部(磁石片121の時計回り方向前側:列方向前側)の外側面がN極、i部(反時計回りに3個分離間した磁石片121の時計回り方向後側:列方向後側)の外側面がS極に着磁されるように磁場を発生させる。このとき、磁束線Jは、第1の工程とは逆に、反時計回りに周回する。
以上説明した第2〜第3の着磁工程を繰り返し、他の未着磁の対となって対向する磁石片121に対しても着磁を行ない、隣合う磁石片121の外側面の極性が異なるように着磁する。以上説明した実施の形態2の着磁装置20及び着磁方法は、実施の形態1の着磁装置10及び着磁方法と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
図3−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態3を示す正面図であり、図3−2は、実施の形態3の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片から離間させ着磁ヘッドと磁石片とを磁石片の列方向に相対移動させた状態を示す正面図であり、図3−3は、実施の形態3の着磁装置の着磁ヘッドを磁石片に近接させた状態を示す正面図である。
図3−1に示すように、実施の形態3の着磁装置30は、回転電機の4極回転子130の鉄心132の外周部に接着され鉄心132の周方向に列配置された4個の湾曲板状の未着磁の磁石片131の着磁を行なう。磁石片131は、隣合う磁石片131同士の外側面の極性が互いに異なるように着磁される。
磁石片131の極ピッチαは、90°である。4極回転子130は、軸周りに回動可能に保持され、磁石片131を分割着磁するために、90°ずつ回動される。なお、4極回転子130を回動させる代りに、着磁装置30を軸周りに回動させてもよい。
着磁装置30は、外形が長方形厚板形状の第3ヨーク33と、L字形厚板形状の第1、第2ヨーク31、32とを備えている。第1、第2ヨーク31、32の一辺は、第1、第2着磁ヘッド31a、32aを構成している。第1、第2着磁ヘッド31a、32a間のスロットピッチβは、95°となっていて、第2の着磁ヘッド32aは、第1の着磁ヘッド31aが対向する磁石片131から1個(奇数個)離間した磁石片131に対向している。第1、第2着磁ヘッド31a、32aの周方向幅(列方向幅)Hは、磁石片131の周方向幅(列方向幅)Kより小さくなっている。
第1、第2着磁ヘッド31a、32aには、夫々、第1、第2コイル31b、32bが巻装されている。第1、第2コイル31b、32bは、着磁される磁石片131の外側面の極性が、一方がS極、他方がN極になるように、例えば、第1コイル31bは、第1着磁ヘッド31aの端面側から見て反時計方向巻き、第2コイル32bは、第2着磁ヘッド32aの端面側から見て時計方向巻きとなっている。第1、第2コイル31b、32bは、直列に接続され、磁石片131に着磁するために、パルス大電流が流される。
第1、第2ヨーク31、32の他辺は、第1、第2脚部31c、32cを構成し、第1、第2脚部31c、32cは、夫々、第3ヨーク33の下部側面と下端面に接触し、第1第2着磁ヘッド31a、32aが磁石片131から離間する方向に摺動可能であり、第3ヨーク33は、第1、第2ヨーク31、32を磁気的に繋いでいる。第3ヨーク33の下端面と第2ヨーク32の第2脚部32cの上端面とは一部しか接触していないが、着磁が弱くなるような大きな損失が生じることはない。
次に、実施の形態3の着磁装置30による4極回転子130の磁石片131への着磁方法について説明する。まず、図3−1に示すように、第1の工程で、第1、第2着磁ヘッド31a、32aに、磁石片131のj部(磁石片131の時計回り方向前側:列方向前側)の外側面がS極、k部(1個分離間した磁石片131の時計回り方向後側:列方向後側)の外側面がN極に着磁されるように磁場を発生させる。
このとき、第1ヨーク31の第1着磁ヘッド31aから発生した磁束線Jは、磁石片131→鉄心132内→1個分離間した磁石片131→第2着磁ヘッド32aを有する第2ヨーク32→第3ヨーク33→第1ヨーク31の順に周回し、2個の磁石片131の夫々列方向前側と列方向後側を磁化する。
次に、図3−2に示すように、第2の工程で、第1、第2ヨーク31、32を、4極回転子130の径方向外方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド31a、32aを磁石片131から離間させ、4極回転子130を時計回り方向へ90°回動させ、磁石片131を列方向に相対移動させて第1、第2着磁ヘッド31a、32aを、夫々、磁石片131のl部(磁石片131の時計回り方向前側:列方向前側)、m部(反時計方向回りに1個分離間した磁石片131の時計回り方向後側:列方向後側)に対向させる。
次に、図3−3に示すように、第3の工程で、第1、第2ヨーク31、32を、4極回転子130の径方向内方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド31a、32aを、磁石片131に近接させ、着磁電源と第1、第2コイル31b、32bの間にサイリスタ又はコンタクタなどを介在させて着磁電流の方向を切替え、第1、第2着磁ヘッド31a、32aに、磁石片131のl部(磁石片131の時計回り方向前側:列方向前側)の外側面がN極、m部(反時計方向回りに1個分離間した磁石片131の時計回り方向後側:列方向後側)の外側面がS極に着磁されるように磁場を発生させる。このとき、第1の工程と逆方向に磁束線Jが周回する。
以上説明した第2〜第3の工程を繰り返し、他の未着磁の磁石片131に対しても着磁を行ない、隣合う磁石片131の外側面の極性が異なるように着磁する。実施の形態2の8極回転子120と同様に、回転子の極数が、4N(N=1、2、3、・・・)極の場合、対向して配置される磁石片131の外側面の極性は、同極性となる。
対向して配置される磁石片131の外側面の極性を同極性に着磁すると、回転子130の中央で発生磁場が打ち消し合い、磁石片131に生じる磁場が小さくなるので、第1、第2着磁ヘッド31a、32a間のスロットピッチβを、180°から1極分角度をずらしている。
従って、4N(N=1、2、3、・・・)極の着磁装置30を共用化する場合は、第1、第2着磁ヘッド31a、32a間のスロットピッチβを、90°〜180°とし、極数に応じて回転子を所定角度回動させることにより、回転子の極数違いの回転子の着磁作業を、同一の着磁装置30で行なうことができる。
以上説明した実施の形態3の着磁装置30及び着磁方法は、実施の形態1の着磁装置10及び着磁方法と同様の効果を奏する。
実施の形態4.
図4−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態4を示す斜視図であり、図4−2は、実施の形態4の着磁装置と磁石片とを磁石片の列直角方向に相対移動させた状態を示す斜視図である。
図4−1に示すように、実施の形態4の着磁装置40は、実施の形態1と同じ6極回転子110の鉄心の外周部に埋設され鉄心の周方向に列配置された6個の平板状の未着磁の磁石片111の着磁を行なう。磁石片111は、隣合う磁石片111同士の外側面の極性が互いに異なるように着磁される。着磁装置40は、外形が長方形厚板形状の第3ヨーク43と、L字形厚板形状の第1、第2ヨーク41、42と、第1、第2ヨーク41、42の第1、第2着磁ヘッド41a、42aに巻装された第1、第2コイル41b、42bとを備えている。
実施の形態4の着磁装置40の第1、第2、第3ヨーク41、42、43、第1、第2着磁ヘッド41a、42a及び第1、第2コイル41b、42bの形状は、実施の形態1の着磁装置10と類似しているが、着磁装置10の第1、第2着磁ヘッド11a、12aの磁石片111の列方向に直角方向の長さが、磁石片111の長さLと同一であるのに対して、実施の形態4の着磁装置40の第1、第2着磁ヘッド41a、42aの磁石片111の列方向に直角方向の長さLは、磁石片111の長さLよりも短くされている。
次に、実施の形態4の着磁装置40による6極回転子110の磁石片111への着磁方法について説明する。まず、図4−1に示すように、第1の工程で、着磁装置40を6極回転子110の磁石片111の長手方向一側に位置させ、磁石片111のn部及びo部(長手方向一側)に着磁する。
次に、図示しない第2の工程で、第1、第2着磁ヘッド41a、42aを磁石片111から離間させ、6極回転子110を軸方向に移動させ、磁石片111の長手方向他側に位置させ、磁石片111のp部及びq部(図4−2参照:長手方向他側)に対向させる。
次に、図4−2に示すように、第3の工程で、第1、第2着磁ヘッド41a、42aを磁石片111に近接させ、磁石片111のp部及びq部(長手方向他側)を着磁する。
以上説明した第1〜第3の工程と、実施の形態1で説明した第2〜第3の工程を組合わせ、他の未着磁の磁石片111に対しても着磁を行ない、隣合う磁石片111の外側面の極性が異なるように着磁する。
実施の形態1〜3においては、着磁装置の第1、第2着磁ヘッドの磁石片の列方向に直角方向の長さは、特に限定されず、この第1、第2着磁ヘッドの長さが磁石片の長さより長い方が、磁石片の長さ方向を一度に着磁することができるので、望ましい。ただし、第1、第2着磁ヘッドの磁石片の列方向に直角方向の長さが長いと、第1、第2コイル長さが長くなり抵抗成分が大きくなるため、大きな着磁電流を流す必要がある。そのため、高額な電源設備が必要になる場合、又は、第1、第2ヨークの絶縁に懸念がある場合は、第1、第2着磁ヘッドの長さを磁石片の長さより短くし、磁石片の長手方向を分割して着磁する。この磁石片の長さ方向分割着磁方法は、実施の形態2及び3の着磁方法にも適用することができる。
実施の形態5.
図5−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態5を示す部分正面図であり、図5−2は、実施の形態5の着磁装置で図5−1に示す回転子とは異なる回転子に着磁する様子を示す部分正面図である。
図5−1に示すように、実施の形態5の着磁装置50は、小型の10極花型回転子150aの外周部に埋設された10個の湾曲板状の磁石片151aの着磁を行なう。着磁装置50は、外形が長方形厚板形状の図示しない第3ヨークと、L字形厚板形状の第1ヨーク51と、L字形厚板形状の図示しない第2ヨークとを備えている。第1ヨーク51及び第2ヨークの一辺は、第1着磁ヘッド51a及び図示しない第2着磁ヘッドを構成している。第1着磁ヘッド51a及び第2着磁ヘッドの周方向幅(列方向幅)Hは、磁石片151aの周方向幅(列方向幅)Kより小さくなっている。
第1着磁ヘッド51a及び第2着磁ヘッドには、夫々、第1コイル51b及び図示しない第2コイルが巻装されている。第1着磁ヘッド51a及び第2着磁ヘッドの磁石片151aに対向する端面は、10極花型回転子150aの外側面の曲率半径Rと同等の曲率半径となっている。第1ヨーク51及び第2ヨークの他辺は、第1脚部51c及び図示しない第2脚部を構成し、第1脚部51c及び第2脚部は、夫々、第3ヨークに接触している。
図5−2に示すように、実施の形態5の着磁装置50で、大形の6極回転子150bの外周部に埋設された6個の平板状の磁石片151bの着磁を行なうこともできる。実施の形態1〜4においては、第1、第2着磁ヘッドの端面形状は特に限定していないが、磁石片の外側面の形状に合わせた方が、磁石片と第1、第2着磁ヘッドの間の間隙が小さくなって発生磁場が強くなり、望ましい。
第1、第2着磁ヘッドの端面形状は、着磁作業の対象とする回転子の磁石片の中で曲率半径Rが最も小さい10極花型回転子150aの磁石片151aの外側面の曲率半径に合わせることにより、10極花型回転子150aに第1、第2着磁ヘッドが近接したときの磁石片151aとの間隙は小さくなる。図5−1のr部に僅かな間隙が生じるが、磁化が弱くなるような大きな損失は生じない。また、6極回転子150bに第1、第2着磁ヘッドが近接したときの磁石片151bとの隙間も小さくなる。図5−2のs部に僅かな間隙が生じるが、磁化が弱くなるような大きな損失は生じない。
実施の形態6.
実施の形態1〜5においては、第1、第2ヨークの形状は、特に限定しないが、図1−1〜図5−2に示すような回転子の磁石片に着磁する場合は、第1、第2ヨークと第3ヨークが容易に接触できるように、第1、第2ヨークをL字形とすることが望ましい。
図1−1に示すように、第3ヨーク13の長さを、着磁対象とする回転子の中で外径が最も大きい回転子110に対応できる長さとし、第1、第2ヨーク11、12を移動させることにより、外径違いや極数違いの小さい回転子にも対応することができる。また、回転子110と第3ヨーク13との間のQ部(図1−1参照)に磁束線Jが通らないように間隙を設けることにより、損失を抑制し磁石片111の磁化を強くすることができる。
実施の形態7.
図6−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態7を示す正面図であり、図6−2は、実施の形態7の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向に1極分相対移動させた状態を示す正面図であり、図6−3は、実施の形態7の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向にさらに1極分相対移動させた状態を示す正面図である。
図6−1に示すように、実施の形態7の着磁装置70は、リニアモータの固定子170のベース(鉄心:以下同じ)172の上に列配置された複数の直方体状の未着磁の磁石片171の着磁を行なう。磁石片171は、隣合う磁石片171同士の外側面の極性が互いに異なるように着磁される。着磁装置70と固定子170とは、磁石片171を分割着磁するために、磁石片171の列方向に、磁石片171の極ピッチPずつ相対移動する。
着磁装置70は、外形が門形厚板形状であり、磁石片171と対向する第1、第2ヨーク71、72と、第1、第2ヨーク71、72間を繋ぐ第3ヨーク73とを有している。第1、第2ヨーク71、72は、第1、第2着磁ヘッドを構成している。第1、第2着磁ヘッド71、72間のスロットピッチPは、磁石片171の極ピッチPよりも大きい。第1、第2着磁ヘッド71、72の列方向幅Hは、磁石片171の列方向幅Kより小さくなっている。
第1、第2着磁ヘッド71、72には、夫々、第1、第2コイル71b、72bが巻装されている。第1、第2コイル71b、72bは、着磁される隣合う磁石片171の上側面の極性が、一方がS極、他方がN極になるように、図6−2に示すように、第1着磁ヘッド71から出た磁束線Jが、磁石片171→鉄心172内→1個離間した磁石片171→第2着磁ヘッド72→第3ヨーク73→第1着磁ヘッド71の順に周回するように、第1コイル71bが、第1着磁ヘッド71の端面側から見て時計回り巻きに、第2コイル72bが、第2着磁ヘッド72の端面側からみて反時計回り巻きに巻装されている。
第1、第2着磁ヘッド71、72と第3ヨーク73とは、分離構造としてもよいが、着磁作業の対象となるリニアモータの固定子170の中で、磁石片171の列方向幅K及び極ピッチPが同一で、固定子170の全長が異なるものが多い場合は、第1、第2着磁ヘッド71、72と第3ヨーク73とは、一体構造とするのがよい。
図6−1に示すように、第1の工程で、第1、第2着磁ヘッド71、72に、磁石片171のt部(磁石片171の列方向前側)の外側面がN極に着磁されるように磁場を発生させる。
次に、第2の工程で、着磁装置70を、上方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド71、72を、磁石片171から離間させ、着磁装置70を極ピッチP分列方向前方へ移動させ、図6−2に示すように、第1、第2着磁ヘッド71、72を、夫々、磁石片171のu部(前方隣の磁石片171の前側)、v部(磁石片171の後側)に対向させる。
次に、第3の工程で、着磁装置70を、下方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド71、72を、磁石片171に近接させ、着磁電源と第1、第2コイル71b、72bの間にサイリスタ又はコンタクタなどを介在させて着磁電流の方向を切替え、第1、第2着磁ヘッド71、72に、磁石片171のu部(前方隣の磁石片171の前側)の外側面がS極、v部(磁石片171の後側)の外側面がN極に着磁されるように磁場を発生させる。
以上説明した第2〜第3の工程を繰り返し、他の未着磁の磁石片171に対しても着磁を行ない、隣合う磁石片171の外側面の極性が異なるように着磁する。すなわち、次の第2の工程で、着磁装置70を、上方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド71、72を、磁石片171から離間させ、着磁装置70を極ピッチP分前方へ移動させ、図6−3に示すように、第1、第2着磁ヘッド71、72を、夫々、磁石片171のw部(前方隣の磁石片171の前側)、x部(磁石片171の後側)に対向させる。
次に、第3の工程で、着磁装置70を、下方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド71、72を、磁石片171に近接させ、着磁電源と第1、第2コイル71b、72bの間にサイリスタ又はコンタクタなどを介在させて着磁電流の方向を切替え、第1、第2着磁ヘッド71、72に、磁石片171のw部(前方隣の磁石片171の前側)の外側面がN極、x部(磁石片171の後側)の外側面がS極に着磁されるように磁場を発生させる。
以上説明した実施の形態7の着磁装置70及び着磁方法は、実施の形態1の着磁装置10及び着磁方法と同様の効果を奏する。
実施の形態8.
図7−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態8を示す正面図であり、図7−2は、実施の形態8の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向に2極分相対移動させた状態を示す正面図であり、図7−3は、実施の形態8の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向にさらに2極分相対移動させた状態を示す正面図であり、図7−4は、実施の形態8の着磁装置と磁石片とを磁石片の列方向にさらに2極分相対移動させた状態を示す正面図である。
図7−1に示すように、実施の形態8の着磁装置80は、リニアモータの固定子180のベース182の上に列配置された複数の直方体状の未着磁の磁石片181の着磁を行なう。磁石片181は、隣合う磁石片181同士の外側面の極性が互いに異なるように着磁される。着磁装置80と固定子180とは、磁石片181を分割着磁するために、磁石片181の列方向に、磁石片181の極ピッチPの2倍(2極分)ずつ相対移動する。
着磁装置80は、外形が2連の門形厚板形状であり、2台の門形の着磁装置をヨークで接続している。着磁装置80は、一対となって磁石片171と対向する第1、第2ヨーク81、82及び他の一対となって磁石片181と対向する第3、第4ヨーク83、84と、第1〜第4ヨーク81〜84間を繋ぐ第5ヨーク85とを有している。
第1〜第4ヨーク81〜84は、夫々第1〜第4着磁ヘッドを構成している。第1、第2着磁ヘッド81、82間及び第3、第4着磁ヘッド83、84間のスロットピッチPは、磁石片181の極ピッチPよりも大きい。第1、第3着磁ヘッド81、83間及び第2、第4着磁ヘッド82、84間のスロットピッチPは、磁石片181の極ピッチPの3倍(3極分)となっている。第1〜第4着磁ヘッド81〜84の列方向幅H(図7−2参照)は、磁石片181の列方向幅Kより小さくなっている。
第1、第2着磁ヘッド81、82には、夫々、第1、第2コイル81b、82bが巻装されている。第1、第2コイル81b、82bは、図7−2に示すように、着磁される磁石片181の上側面の極性が、一方がN極、他方がS極になるように、第2着磁ヘッド82から出た磁束線Jが、磁石片181→鉄心182内→1個離間した磁石片181→第1着磁ヘッド81→第5ヨーク85→第2着磁ヘッド82の順に周回するように、第1コイル81bが第1着磁ヘッド81の端面側から見て時計回り巻きに、第2コイル82bが第2着磁ヘッド82の端面側からみて反時計回り巻きに巻装されている。第3、第4着磁ヘッド83、84には、夫々、第3、第4コイル83b、84bが巻装されているが、その巻装方法は、夫々第1、第2コイル81b、82bと逆回り巻きとなっている。
第1〜第4着磁ヘッド81〜84と第5ヨーク85とは、分離構造としてもよいが、着磁作業の対象となるリニアモータの固定子180の中で、磁石片181の列方向幅K及び極ピッチPが同一で、固定子180の全長が異なるものが多い場合は、第1〜第4着磁ヘッド81〜84と第5ヨーク85とは、一体構造とするのがよい。
図7−1に示すように、第1の工程で、第1、第2着磁ヘッド81、82に、磁石片181のy1部(磁石片181の列方向前側)の外側面がN極に着磁されるように磁場を発生させる。
次に、第2の工程で、着磁装置80を、上方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド81、82を、磁石片181から離間させ、着磁装置80を列方向前方へ2極分移動させ、図7−2に示すように、第1、第2着磁ヘッド81、82を、夫々、磁石片181のy2部(2極分前方の磁石片181の前側)、y3部(1極分前方の磁石片181の後側)に対向させる。
次に、第3の工程で、着磁装置80を、下方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド81、82を、磁石片181に近接させ、第1、第2着磁ヘッド81、82に、磁石片181のy2部の外側面がN極、y3部の外側面がS極に着磁されるように磁場を発生させる。
次に、第4の工程で、着磁装置80を、上方へ移動させて第1、第2着磁ヘッド81、82を、磁石片181から離間させ、着磁装置80を列方向前方へさらに2極分移動させ、図7−3に示すように、第1、第2、第3、第4着磁ヘッド81、82、83、84を、夫々、磁石片181のy4部、y5部、y6部、y7部に対向させる。
次に、第5の工程で、着磁装置80を、下方へ移動させて第1、第2、第3、第4着磁ヘッド81、82、83、84を、磁石片181に近接させ、第1、第2、第3、第4着磁ヘッド81、82、83、84に、磁石片181のy4部の外側面がN極、y5部の外側面がS極、y6部の外側面がS極、y7部の外側面がN極に着磁されるように磁場を発生させる。
次に、第6の工程で、着磁装置80を、上方へ移動させて第1、第2、第3、第4着磁ヘッド81、82、83、84を、磁石片181から離間させ、着磁装置80を列方向前方へさらに2極分移動させ、図7−4に示すように、第3、第4着磁ヘッド83、84を、夫々、磁石片181のy8部、y9部に対向させる。
次に、第7の工程で、着磁装置80を、下方へ移動させて第3、第4着磁ヘッド83、84を、磁石片181に近接させ、第3、第4着磁ヘッド83、84に、磁石片181のy8部の外側面がS極、y9部の外側面がN極に着磁されるように磁場を発生させる。
以上説明した工程を繰り返し、他の未着磁の磁石片181に対しても着磁を行ない、隣合う磁石片181の外側面の極性が異なるように着磁する。
実施の形態8の着磁装置80は、実施の形態1〜7の着磁装置の場合と同様に、対となる第1、第2着磁ヘッド81、82及び第3、第4着磁ヘッド83、84のスロットピッチPを磁石片181の極ピッチPより大きくすることにより、第1〜第4コイル81b〜84bの絶縁や冷却のスペースを大きくすることができ、着磁装置80が長寿命になる。また、磁束線Jが大きく周回するので、磁石片181の端部を強く磁化することができ、着磁率を大きくすることができる。実施の形態8の着磁装置80及び着磁方法は、実施の形態1の着磁装置10及び着磁方法と同様の効果を奏する。
なお、実施の形態8では、着磁装置80は、2台の門形の着磁装置をヨークで接続した例を示したが、3台以上の門形の着磁装置をヨークで接続するようにしてもよい。
実施の形態9.
図8−1は、本発明に係る着磁装置の実施の形態9を示す斜視図であり、図8−2は、実施の形態9の着磁装置と磁石片とを磁石片の列直角方向に相対移動させた状態を示す斜視図である。
図8−1に示すように、実施の形態9の着磁装置90は、リニアモータの固定子190のベース192の上に列配置された複数の直方体状の未着磁の磁石片191の着磁を行なう。磁石片191は、隣合う磁石片191同士の外側面の極性が互いに異なるように着磁される。着磁装置90と固定子190とは、磁石片191を分割着磁するために、磁石片191の列方向に、磁石片191の極ピッチ(図示せず)ずつ相対移動する。
着磁装置90は、門形厚板形状であり、磁石片191と対向する第1、第2ヨーク91、92と、第1、第2ヨーク91、92間をつなぐ第3ヨーク93とを有している。第1、第2ヨーク91、92は、第1、第2着磁ヘッドを構成している。第1、第2着磁ヘッド91、92には、夫々第1、第2コイル91b、92bが巻装されている。第1、第2着磁ヘッド91、92間のスロットピッチ(図示せず)は、磁石片191の極ピッチよりも大きい。第1、第2着磁ヘッド91、92の列方向幅は、磁石片191の列方向幅より小さくなっている。
実施の形態9の着磁装置90の第1、第2着磁ヘッド91、92、第3ヨーク93及び第1、第2コイル91b、92bの形状は、実施の形態7の着磁装置70と類似しているが、着磁装置70の第1、第2着磁ヘッド71、72の磁石片171の列方向に直角方向の長さが、磁石片171の長さと同一であるのに対して、実施の形態9の着磁装置90の第1、第2着磁ヘッド91、92の磁石片191の列方向に直角方向の長さは、磁石片191の長さよりも短くされている。
次に、実施の形態9の着磁装置90によるリニアモータの固定子190の磁石片191への着磁方法について説明する。まず、図8−1に示すように、第1の工程で、着磁装置90を固定子190の磁石片191の長手方向一側に位置させ、磁石片191のZ1部及びZ2部(長手方向一側)に着磁する。
次に、図示しない第2の工程で、第1、第2着磁ヘッド91、92を磁石片191から離間させ、着磁装置90と固定子190とを磁石片191の列直角方向(長手方向)に相対移動させ、磁石片191の長手方向他側に位置させ、磁石片191のZ3部及びZ4部(長手方向他側)に対向させる。
次に、図8−2に示すように、第3の工程で、第1、第2着磁ヘッド91、92を磁石片191に近接させ、第1、第2着磁ヘッド91、92に、磁石片191のZ3部及びZ4部(長手方向他側)に着磁する。
以上説明した第1〜第3の工程と、実施の形態7で説明した第2〜第3の工程を組合わせ、他の未着磁の磁石片191に対しても着磁を行ない、隣合う磁石片191の外側面の極性が異なるように着磁する。
実施の形態7、8においては、着磁装置の着磁ヘッドの磁石片の列方向に直角方向の長さは、特に限定されないが、この着磁ヘッドの長さが磁石片の長さより長い方が、磁石片の長さ方向を一度に着磁することができるので、望ましい。ただし、着磁ヘッドの磁石片の列方向に直角方向の長さが長いとコイル長さが長くなり抵抗成分が大きくなるため、大きな着磁電流を流す必要がある。そのため、高額な電源設備が必要になる場合、又は、着磁ヘッドの絶縁に懸念がある場合は、着磁ヘッドの長さを磁石片の長さより短くし、磁石片の長手方向を分割して着磁する。この磁石片の長さ方向分割着磁方法は、実施の形態8の着磁方法にも適用することができる。実施の形態9の着磁装置90及び着磁方法は、実施の形態1の着磁装置10及び着磁方法と同様の効果を奏する。
10,20,30,40,50,70,80,90 着磁装置、11,21,31,41,51,71,81,91 第1ヨーク、11a,21a,31a,41a,51a,71,81,91 第1着磁ヘッド、11b,21b,31b,41b,51b,71b,81b,91b 第1コイル、11c,21c,31c,41c,51c 第1脚部、12,22,32,42,72,82,92 第2ヨーク、12a,22a,32a,42a,52a,72,82,92 第2着磁ヘッド、12b,22b,32b,42b,72b,82b,92b 第2コイル、12c,22c,32c 第2脚部、13,23,33,43,73 第3ヨーク、85 第5ヨーク、110,120,130,150a,150b 回転子、170,180,190 固定子、111,121,131,151a,151b 磁石片、112,122,132,172,182,192 鉄心。

Claims (9)

  1. 鉄心内又は鉄心上に列配置された複数の未着磁の磁石片を、隣合う磁石片同士の外側面の極性が互いに異なるように着磁する着磁装置において、
    第1コイルが巻装され、列方向幅が前記磁石片の列方向幅より小さい第1着磁ヘッドを有する第1ヨークと、
    第2コイルが巻装され、前記第1着磁ヘッドが所定の磁石片の列方向前側に対向するように位置するとき、前記所定の磁石片から奇数個離間した磁石片の列方向前側又は列方向後側に対向するように位置するように位置決めされ、列方向幅が前記磁石片の列方向幅より小さい第2着磁ヘッドを有する第2ヨークと、
    前記第1ヨークと第2ヨークとを磁気的に繋ぐ第3ヨークと、を備え、
    前記第1コイルと第2コイルは、該第1、第2コイルへの通電により前記第1ヨークの第1着磁ヘッドから発生した磁束線が、前記所定の磁石片→前記鉄心内→前記奇数個離間した磁石片→前記第2着磁ヘッドを有する第2ヨーク→前記第3ヨーク→前記第1ヨークの順に周回するように巻装されていることを特徴とする着磁装置。
  2. 前記第1、第2着磁ヘッドは、前記磁石片に近接する着磁位置から前記磁石片から離間する位置に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の着磁装置。
  3. 前記第1、第2着磁ヘッドの前記磁石片の列方向に直角方向の長さは、該磁石片の長さより短いことを特徴とする請求項1に記載の着磁装置。
  4. 前記第1、第2着磁ヘッドの端面は、湾曲した前記鉄心の曲率半径と近似する曲率半径で湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の着磁装置。
  5. 前記複数の未着磁の磁石片が列配置された鉄心は、回転電機の回転子の鉄心であることを特徴とする請求項1に記載の着磁装置。
  6. 前記複数の未着磁の磁石片が列配置された鉄心は、リニアモータの固定子のベースであることを特徴とする請求項1に記載の着磁装置。
  7. 請求項1に記載の着磁装置を2台以上備え、該2台以上の着磁装置をヨークで接続したことを特徴とする請求項6に記載の着磁装置。
  8. 請求項1に記載の着磁装置の第1、第2着磁ヘッドを、鉄心内又は鉄心上に列配置された複数の未着磁の磁石片のうち所定の磁石片の列方向前側、及び、該所定の磁石片から列方向に奇数個離間した磁石片の列方向前側又は後側に、夫々近接させ、該所定の磁石片及び奇数個離間した磁石片の外側面の一部を、互いに異なる極性に着磁する工程と、
    前記着磁装置の第1、第2着磁ヘッドと前記鉄心とを前記磁石片の列方向に所定距離相対移動させ、前記第1、第2着磁ヘッドを、夫々異なる磁石片の外側面の一部に近接させ、隣合う磁石片同士の外側面が互いに異なる極性となるように着磁する工程と、
    を含み、夫々の磁石片を分割着磁することを特徴とする着磁方法。
  9. 請求項3に記載の着磁装置の第1、第2着磁ヘッドを、鉄心内又は鉄心上に列配置された複数の未着磁の磁石片のうち所定の磁石片の列方向前側の長手方向一側、及び、該所定の磁石片から列方向に奇数個離間した磁石片の列方向前側又は後側の長手方向一側に、夫々近接させ、該所定の磁石片及び奇数個離間した磁石片の外側面の一部を、互いに異なる極性に着磁する工程と、
    前記着磁装置の第1、第2着磁ヘッドを、前記磁石片の長手方向他側に相対移動させ、前記所定の磁石片の列方向前側の長手方向他側、及び、該所定の磁石片から列方向に奇数個離間した磁石片の列方向前側又は後側の長手方向他側に、夫々近接させ、該所定の磁石片及び奇数個離間した磁石片の外側面の一部を、互いに異なる極性に着磁する工程と、
    前記着磁装置の第1、第2着磁ヘッドと前記鉄心とを前記磁石片の列方向に所定距離相対移動させ、前記第1、第2着磁ヘッドを、夫々異なる磁石片の外側面の一部に近接させ、隣合う磁石片同士の外側面が互いに異なる極性となるように着磁する工程と、
    を含み、夫々の磁石片を分割着磁することを特徴とする着磁方法。
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