JP2014071758A - アレルギー管理プログラム、アレルギー管理方法、およびアレルギー情報チェック装置 - Google Patents

アレルギー管理プログラム、アレルギー管理方法、およびアレルギー情報チェック装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 医療機関で使用するシステムで登録された食物アレルギー情報の不一致をチェックし、操作者に注意喚起することを目的とする。
【解決手段】 患者情報管理装置2で、患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除されると、アレルギー情報チェック装置1は、患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除を検出し、食事オーダ管理装置4で既に発行された食事に関するオーダのうち、該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在する場合に、その患者の食事についてアレルギー情報を反映させた変更オーダを出力できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データベースに登録されたアレルギー情報を管理する技術に関する。
医療機関では、患者の属性の一部としてアレルギー情報を含むプロファイル情報を患者情報管理システム、医療行為に関して発行される様々なオーダを患者毎に管理する医事オーダ管理システム等が導入されている。
病院の診療部門は、医事オーダ管理システムにより、入院中の患者に提供する食事種(例えば、通常食、検査食、治療食等の種類)を定め、食事に使用する食材等の条件を定めた食事オーダを発行する。発行された食事オーダが給食部門に送信されると、給食部門では、発行された食事オーダに従って患者毎の献立を決定し、調理する。
したがって、診療部門では、患者毎に登録されたアレルギー情報を参照して、アレルギーに関連する食材等を指定した食事オーダを生成している。
なお、患者に提供する食事を管理する栄養管理システムであって、食事種毎に共通の献立や料理毎の禁忌情報を保持しておき、患者毎の食事提供日、食事種、禁忌情報を含む食事箋をもとに共通の献立から提供する献立を決定し、決定した献立に含まれる患者の禁忌情報に一致する料理を抽出し、抽出した料理の代替料理の候補を提供するシステムが知られている。
また、アレルゲン情報管理の手法として、個人毎のアレルギー材料に対する許容値を含むアレルゲン情報データベースと、アレルギー材料を含む給食材料および給食材料の含有量に係る材料情報を給食メニュー毎に管理する材料データベースをもとに、個人毎に、アレルゲン情報を含む給食メニュー情報を提供し、給食材料の代替材料として選択された材料による給食サービスを指示する手法が知られている。
特許第4916238号公報 特開2004−220172号公報
上述のように、医療機関の診療部門では、食事オーダを生成する際に、各患者のプロファイル情報に含まれるアレルギー情報を参照して、アレルギーに関連する食材等を指定している。食事オーダの発行操作は、1回の食事に対して行われることもあるが、一般的には、数日間や数週間分の複数回の食事に対して発行される。
したがって、食事オーダが発行された後に、患者の自己申告によってアレルギー情報が修正されたり、診療部門での検査等によって患者が気づいていないアレルギー情報が検知されたりして、プロファイル情報に新たなアレルギー情報が追加されたり、登録されていたアレルギー情報が削除されたりすることがある。
患者のプロファイル情報を蓄積するデータベース(プロファイルデータベース)でのアレルギー情報を含むプロファイル情報の修正は、医事オーダ管理システムに通知され、参照可能であるが、既に発行された食事オーダに反映されなかった。また、プロファイル情報のアレルギー情報と食事オーダで指定されているアレルギー情報との整合性をチェックする仕組みがなかった。
そのため、患者の修正済みアレルギー情報が考慮されていない食事オーダが維持され、給食部門等で混乱の原因となっていた。
本発明の目的は、食事オーダの発行後に患者のアレルギー情報が修正された場合に、修正されたアレルギー情報と発行された食事オーダで指定されているアレルギー情報との整合性をチェックして、注意を喚起することができるアレルギー管理プログラム、アレルギー管理方法およびアレルギー情報チェック装置を提供することである。
本発明の一態様として開示するアレルギー管理プログラムは、患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除を検出すると、該患者の食事に関する既に発行されたオーダのうち、該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在する場合に、該患者の食事について前記アレルギー情報を反映させた変更オーダを出力する処理をコンピュータに実行させるものである。
上記したアレルギー管理プログラムによれば、患者のプロファイル情報に含まれるアレルギー情報が新たに登録または削除された場合に、既に発行された患者の食事のオーダで影響を受けるものを変更することができる。
開示するアレルギー情報チェック装置の一実施の形態におけるブロック構成例を示す図である。 一実施の形態におけるプロファイル情報の例を示す図である。 一実施の形態における入退院オーダ情報の例を示す図である。 一実施の形態におけるアレルギーマスタのデータ構成例を示す図である。 一実施の形態における食事オーダ情報の例を示す図である。 一実施の形態における食事コメントマスタのデータ構成例を示す図である。 対応情報記憶部に記憶される対応情報の例を示す図である。 一実施の形態におけるアレルギー情報チェック装置の概要処理フローを示す図である。 プロファイル情報の変更時のチェック処理におけるチェック画面の例を示す図である。 図9に示すチェック画面の一部の表示域例を示す図である。 食事オーダ処理に関連する画面の1つである食事オーダ確認画面の例を示す図である。 食事オーダ処理に関連する画面の1つである食事オーダ発行画面の例を示す図である。 食事オーダ発行時のチェック処理におけるチェック画面の例を示す図である。 食事オーダ発行後のチェック処理におけるチェック画面の例を示す図である。 一実施の形態におけるプロファイル情報が変更された場合のチェック処理の処理フロー例を示す図である。 一実施の形態における食事オーダが発行された場合のチェック処理の処理フロー例を示す図である。 一実施の形態におけるアレルギー情報チェック装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、本発明の一態様として開示するアレルギー情報チェック装置について説明する。
図1は、開示するアレルギー情報チェック装置1の一実施の形態におけるブロック構成例を示す図である。
アレルギー情報チェック装置1は、患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除を検出すると、該患者の食事に関する既に発行されたオーダのうち、該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在する場合に、該患者の食事について前記アレルギー情報を反映させた変更オーダを出力することが可能なアレルギー管理を実現するものである。
アレルギー情報チェック装置1は、病院の業務を管理するために設けられたコンピュータまたはコンピュータシステム、例えば、患者情報管理装置2、看護管理装置3、食事オーダ管理装置4、入退院オーダ管理装置5等と接続して、これらの装置によって登録されている食物に関するアレルギー情報が一致するかをチェックする装置である。
患者情報管理装置2は、主に病院の事務部門で使用され、受診した患者の個人属性、受診実績等に関する患者毎のプロファイル情報を生成または更新し、プロファイルデータベース(プロファイルDB)6に記録して管理する。
看護管理装置3は、主に病院の診療部門で使用され、患者に対する看護計画、看護実績等を記録した患者毎のアセスメント情報を管理する。看護管理装置3は、プロファイルデータベース6に記憶されているプロファイル情報を更新するプロファイル情報更新処理の機能を有する。
本実施の形態において、食事オーダ管理装置4、入退院オーダ管理装置5およびオーダデータベース(オーダDB)7は、患者に対する種々の医療行為のオーダを発行し管理する医事オーダ管理システムに含まれる。
食事オーダ管理装置4は、主に病院の診療部門で使用され、食事オーダ発行処理機能を有し、入院中の患者に提供する食事内容、提供計画、禁忌食材に関する指定(アレルギー情報)を示す食事オーダを発行し、または発行済みの食事オーダの内容を示す食事オーダ情報を更新し、オーダデータベース(オーダDB)7に記録する。
入退院オーダ管理装置5は、主に病院の診療部門で使用され、入院オーダまたは退院オーダの発行処理機能を有し、患者の入院または退院の日付等を示すに入院オーダまたは退院オーダを発行し、または発行済みの入院オーダまたは退院オーダの内容を示す入退院オーダ情報を更新し、オーダデータベース(オーダDB)7に記録する。
プロファイルデータベース6は、患者毎のプロファイル情報を記録する。プロファイルデータベース6は、アレルギーマスタ61を備える。アレルギーマスタ61は、プロファイルデータベース6のプロファイル情報に設定されるアレルギー情報のマスタデータであり、アレルギー症状を発生させる可能性がある食材(アレルゲン)が登録されている。プロファイルデータベース6に記録されている各患者のプロファイル情報には、アレルギーマスタ61を参照して登録された食物に関するアレルギー情報が含まれることがある。
オーダデータベース7は、医事管理システムで発行された種々のオーダの内容を示すオーダ情報を記憶し、少なくとも食事オーダ情報および入退院オーダ情報を記憶する。オーダデータベース7は、食事コメントマスタ71を備える。食事コメントマスタ71は、食事オーダに設定されるコメントのマスタデータであり、食事に関する特記事項が登録されている。食事に関する特記事項には、患者の禁忌食材(食物アレルギー情報)を示すコメントが含まれることがある。
なお、図1に示す構成例において、看護管理装置3は、必須の構成要素ではなく、単に、プロファイルデータベース6のプロファイル情報が、患者情報管理装置2以外の装置からも更新されることを表すものである。
アレルギー情報チェック装置1は、プロファイル更新検出部11、チェック対象判定部12、食事オーダ取得部13、プロファイル取得部14、アレルギー情報照合部15、チェック画面表示部16、および対応情報記憶部17を備える。
プロファイル更新検出部11は、患者情報管理装置2または看護管理装置3によってプロファイルデータベース6に記憶されている患者のプロファイル情報に含まれるアレルギー情報が更新されたか、すなわちアレルギー情報が追加または削除されたかを検出する。
チェック対象判定部12は、アレルギー情報の更新が検出されたプロファイル情報に係る患者が、アレルギーチェックの対象者かを判定する。対象者となる患者は、入院中または入院予定の患者であり、チェック対象判定部12は、オーダデータベース7の入退院オーダ情報を参照し、患者が入院中または入院予定であればアレルギーチェックの対象者と判定する。
食事オーダ取得部13は、患者情報管理装置2によってプロファイル情報のアレルギー情報が更新された場合または食事オーダ管理装置4によって食事オーダの発行処理や変更処理が起動された場合に、食事オーダ管理装置4もしくはオーダデータベース7から対象者である患者の食事オーダ情報を取得する。
プロファイル取得部14は、プロファイルデータベース6から対象者である患者のプロファイル情報を取得する。
アレルギー情報照合部15は、プロファイル情報に含まれるアレルギー情報と食事オーダ情報のコメントに含まれるアレルギー情報とを照合し、両アレルギー情報が不一致であるかを判定する。または、アレルギー情報照合部15は、発行確定が指示された食事オーダのアレルギー情報と現在以降に配膳される有効な食事オーダのアレルギー情報とを照合し、両アレルギー情報が不一致であるかを判定する。
チェック画面表示部16は、プロファイル情報に含まれるアレルギー情報および食事オーダ情報のコメントに含まれるアレルギー情報を共に表示し、さらに、両アレルギー情報が不一致と判定された場合に、両アレルギー情報の不一致のために食事オーダの内容確認や食事オーダの修正を促すメッセージを表示するチェック画面を、操作者の端末装置(図1で図示しない)に表示する。
対応情報記憶部17は、アレルギーマスタ61に登録されているアレルギー情報と、食事コメントマスタ71に登録されているアレルギーに関するコメント情報との紐付けを示す対応情報を記憶する。
図2は、プロファイル情報の例を示す図である。
図2(A)は、プロファイル情報のデータ構成例を示す図である。プロファイル情報は、「患者ID(PID)」、「患者氏名」、「アレルギー情報」等のデータ項目を有する。「患者ID(PID)」は患者の識別番号である。「アレルギー情報」は、患者がアレルギー症状を引き起こす食材(アレルゲン)を示す。
図2(B)は、プロファイル情報のアレルギー情報の例を示す図である。アレルギー情報は、さらに、「アレルギーコード」、「食材名」のデータ項目を有する。「属性」は、アレルギーの種類を示し、食物、薬物の種別が記録される。「アレルギーコード」および「食材名」には、患者にアレルギー症状を生じさせる食材(アレルゲン)が記録される。「アレルギーコード」および「食材名」は、後述するアレルギーマスタ61の「アレルギーコード」および「食材名」が参照されて記録される。プロファイル情報には、1または複数のアレルギー情報(食材)が登録可能である。
図3は、オーダデータベースの入退院オーダ情報の例を示す図である。
図3(A)は、プロファイル情報のデータ構成例を示す図である。プロファイル情報は、「患者ID(PID)」、「オーダ種コード」、「オーダ種名」、「日付」等のデータ項目を有する。「患者ID(PID)」は患者の識別番号である。「オーダ種コード」はオーダの種別(入院、退院)を識別するコードである。「日付」は、記録されたオーダ種が実施される日付、つまり「オーダ種別」が“入院”のオーダでは入院の日付が設定され、「オーダ種別」が“退院”のオーダでは退院の日付が設定される。
図3(B)は、「オーダ種コード」と「オーダ種名」の対応例を示す図である。図3(B)に示す例では、「オーダ種コード」の“C001”は“入院”を、“C002”は“退院”をそれぞれ示している。すなわち、入退院オーダ情報に、“C001”が記録されていればそのオーダ(入院オーダ)の「日付」が入院日または入院予定日となり、“C002”が記録されていれば、そのオーダ(退院オーダ)の「日付」が退院日または退院予定日となる。
図4は、アレルギーマスタ61のデータ構成例を示す図である。
アレルギーマスタ61には、アレルギー症状を引き起こす可能性がある食材(アレルゲン)の名称を示す「食材名」と、該食材を識別するコードである「アレルギーコード」との組が登録されている。
図5は、食事オーダ情報の例を示す図である。
図5に示す食事オーダ情報は、ひとりの患者の1回の食事オーダの情報である。
食事オーダ情報は、「食種」、「配膳開始」、「配膳場所」、「食事内容に関するコメント」等のデータ項目を有する。
「食種」は、提供される食事の種類を示し、一般食、治療食、軟食(おかゆ)、欠食等が設定される。「配膳開始」は、食事が提供される日付と区分(朝、昼、夕等)を示し、「配膳場所」は、食事が提供される場所を示す。
「食事内容に関するコメント」は、食事内容に関する特記であり、例えば、提供する食品、提供する量、食物アレルギー情報等のコメントが設定される。「食事内容に関するコメント」は、後述する食事コメントマスタ71の「コメントコード」および「コメント」が参照されて設定される。食事オーダ情報の「食事内容に関するコメント」として、1または複数のコメントが設定可能である。
図6は、食事コメントマスタ71のデータ構成例を示す図である。
食事コメントマスタ71では、食事内容に関する特記事項を示す「コメント」と、コメントを識別するコードである「コメントコード」との組が登録されている。図5に示すデータ構成例は、食事コメントマスタ71のコメントの一部として、食物アレルギー情報に関するコメント例を表している。
図7は、対応情報記憶部17に記憶される対応情報の例を示す図である。
対応情報は、アレルギーマスタ61のアレルギーコードと、食事コメントマスタ71のコメントコードとの紐付けを示す。図7に示す対応情報の例では、例えば、食事コメントマスタ71のコメントコードの“DC800001(卵アレルギー)”とアレルギーマスタ61のアレルギーコードの“A001(卵)”とが紐付けられていることを表している。
次に、アレルギー情報チェック装置1の処理の流れを、図8を用いて、プロファイル情報の変更時、食事オーダの発行時、食事オーダの発行後の3つの場合に分けて概説する。
図8は、アレルギー情報チェック装置1の概要処理フローを示す図である。
[プロファイル情報の変更時]
患者情報管理装置2のプロファイル画面、または、看護管理装置3のアセスメント画面から、利用者がプロファイルデータベース6の患者のアレルギー情報を更新したとする。
なお、患者情報管理装置2のプロファイル画面、看護管理装置3のアセスメント画面による患者のプロファイル情報の更新処理は、一般的なデータベースのデータ更新手法によって実施可能であるので、詳細な説明は省略する。
アレルギー情報チェック装置1において、プロファイル更新検出部11が、プロファイルデータベース6に記憶されているプロファイル情報に含まれるアレルギー情報(以下、プロファイルのアレルギー情報とよぶ)の更新を監視し、更新されたプロファイル情報を検出する(ステップS1)。
チェック対象判定部12が、オーダデータベース7の入退院オーダ情報に記録された入院日、退院日の情報から、患者が入院中または入院予定であるかをチェックし、入院中または入院予定の患者を対象者と判定する(ステップS2)。チェック対象判定部12が、その患者に係る入退院オーダ情報に退院オーダが存在しない場合に、入院オーダの「日付」すなわち入院日が現在日以前(過去)であれば入院中と判定し、入院日が現在日より以降(未来)であれば入院予定と判定する。
次に、食事オーダ取得部13が、対象者である患者の現在以降で有効な食事オーダ情報(第1の食事オーダ情報)をオーダデータベース7から取得する(ステップS3)。
現在以降の有効な食事オーダ情報(第1の食事オーダ情報)とは、現在日およびそれ以降に提供(配膳)される食事オーダに関する情報であり、配膳開始の日付が過去であっても現在以降も有効な指示である食事オーダの情報を含む。また、現在以降の有効な食事オーダ情報に、現在発行処理中または変更中の食事オーダの情報を含む。
さらに、プロファイル取得部14が、患者のプロファイル情報をプロファイルデータベース6から取得する(ステップS4)。
チェック画面表示部16は、操作者が食事オーダ発行の権限を有しているかをチェックし(ステップS5)、食事オーダ発行の権限の有無に対応して発行操作を有効/無効に設定したチェック画面100を表示する(ステップS6)。
図9は、チェック画面100の例を示す図であり、図10は、チェック画面100の一部の表示域の例を示す図である。
チェック画面100は、メッセージ表示域101、プロファイル表示域103、食事オーダ表示域105、食事オーダ処理移行ボタン107、終了ボタン109を備える。
メッセージ表示域101は注意メッセージを表示する領域、プロファイル表示域103はプロファイルのアレルギー情報を表示する領域、食事オーダ表示域105は、食事オーダの内容を表示する領域である。
チェック画面100に「移動食事カレンダ」ボタンとして表す食事オーダ処理移行ボタン107は、食事オーダの処理への移行を指示する指示ボタンであり、「閉じる」ボタンとして表す終了ボタン109は、チェック画面100の表示終了を指示する指示ボタンである。
チェック画面表示部16は、プロファイルのアレルギー情報が更新された時に、患者が入院予定または入院中である場合に、チェック画面100を表示し、操作者が食事オーダ発行の権限を持つと判断したときは、食事オーダ処理移行ボタン107の選択を有効に設定し、操作者が食事オーダ発行の権限を持たないと判断したときは、食事オーダ処理移行ボタン107の選択を無効に設定する。
さらに、チェック画面表示部16は、メッセージ表示域101に、プロファイル情報が更新された旨、食事オーダの内容確認または修正、関連部門への連絡等を促す旨の注意メッセージを表示する。
さらに、チェック画面表示部16は、プロファイル表示領域103に、プロファイル情報の「アレルギー情報」の「食材名」に記録されている食材を全て表示し、食事オーダ表示域105に、現在以降の有効な食事オーダの内容をであって「食事内容に関するコメント」を含む内容を表示する。チェック画面表示部16は、食事オーダのアレルギーコメントを一般表示色と異なる表示色で強調表示することができる。
図10(A)は、チェック画面100のプロファイル表示域103を拡大して示す図であり、図9(B)は、チェック画面100の食事オーダ表示域105を拡大して示す図である。チェック画面100のプロファイル表示域103には、プロファイルのアレルギー情報である“えび、卵、乳製品、小麦”が表示され、食事オーダ表示域105には、3回分の食事オーダの内容が表示され、コメントには、食事オーダのアレルギーコメントの“卵アレルギー、小麦アレルギー、乳製品アレルギー、キウイフルーツアレルギー”が含まれて表示されている。
すなわち、ステップS5の処理で、アレルギー情報照合部15が、プロファイルのアレルギー情報の“えび、卵、乳製品、小麦”と食事オーダのアレルギーコメントの“卵アレルギー、小麦アレルギー、乳製品アレルギー、キウイフルーツアレルギー”とを照合し、アレルギーコメントの“キウイアレルギー”を示すコメントコード“DC800012”に対応するアレルギーコードが存在しないことを利用者が確認できる。利用者が確認した上で、プロファイルのアレルギー情報と食事オーダのアレルギーコメントが不一致であると判断した場合に食事オーダの修正が行なわれる。
[食事オーダ発行時]
チェック画面100の食事オーダ処理移行ボタン107が押下されると、食事オーダ管理装置4による食事オーダ処理が開示され、食事オーダ処理に関連する画面が表示される。
図11は、食事オーダ処理に関連する画面の1つである食事オーダ確認画面110の例を示す図である。
食事オーダ確認画面110は、患者毎の現在日以降で有効な食事オーダの内容を、日付と食事区分(朝、昼、夕)のカレンダ形式で表示するカレンダ表示域111と、カレンダ表示域111で食事オーダを選択すると、選択された食事オーダの内容を表示する食事情報表示域113とを備える。食事情報表示域113にも、食事オーダの内容としてアレルギーコメントが表示される。
食事オーダ確認画面110において、カレンダ表示域111に表示された食事オーダのマスを、マウスクリック等によりコピー&ペースト操作することによって、貼り付けられた日付および食事区分のマスで指定される配膳時間かつ選択された食事オーダの内容の新たな食事オーダの発行が可能である。選択された食事オーダのマスが別のマスに貼り付けられると、食事オーダの発行が確定される。
図12は、食事オーダ処理に関連する画面の1つである食事オーダ発行画面120の例を示す図である。
食事オーダ発行画面120は、患者毎に食事オーダの内容を入力して、食事オーダを発行するための画面である。食事オーダ発行画面120には、食事オーダの内容を入力する入力域の1つとして、アレルギー情報に関するコメントを入力するコメント入力域121を備え、入力した内容で食事オーダの発行を確定する確定ボタン123、プロファイルデータベース6に記録されているプロファイルのアレルギー情報を表示するプロファイル表示域125を備える。
食事オーダ発行画面120の入力域121等に食事オーダの指定が入力され、確定ボタン123が押下されると、食事オーダの発行が確定される。
食事オーダ管理装置4において新たな食事オーダ発行の確定が指示された場合に、アレルギー情報チェック装置1において、食事オーダ情報取得部13は、食事オーダ管理装置4から、オーダ発行の確定が指示された食事オーダの内容を示す食事オーダ情報(第2の食事オーダ情報)を取得する(ステップS7)。なお、食事オーダ管理装置4から取得するこの第2の食事オーダ情報は、未だオーダデータベース7に登録されていない情報である。
プロファイル取得部14が、プロファイルデータベース6から対象者のプロファイルのアレルギー情報を取得する(ステップS4)。
アレルギー情報照合部15が、対応情報記憶部17の対応情報をもとに、プロファイルのアレルギー情報と、オーダ発行の確定が指示された食事オーダ情報(第2の食事オーダ情報)のアレルギーコメントとを照合し、両アレルギー情報に不一致のデータがあるかをチェックし(ステップS8)、両アレルギー情報に不一致のデータがあれば、チェック画面表示部16が、チェック画面130を表示する(ステップS6)。
図14は、チェック画面130の例を示す図である。
チェック画面130は、メッセージ表示域131、プロファイル表示域133、食事オーダ表示域135、確認ボタン137、中断ボタン139を備える。メッセージ表示域131は注意メッセージを表示する領域、プロファイル表示域133はプロファイルのアレルギー情報を表示する領域、食事オーダ表示域135は食事オーダの内容を表示する領域である。
チェック画面130で「はい」ボタンで表す確認ボタン137は、食事オーダ表示域135に表示された内容の食事オーダの発行を確認する指示ボタンであり、「いいえ」ボタンで表す中断ボタン139は、食事オーダ表示域135の内容による食事オーダの発行を中断し、図11または図12に示す画面に戻る指示ボタンである。
チェック画面表示部16は、プロファイルのアレルギー情報と今回オーダ発行の確定が指示された食事オーダ情報のアレルギーコメントとが不一致である場合に、チェック画面130を表示し、メッセージ表示域131に、プロファイルのアレルギー情報と今回発行しようとする食事オーダのアレルギーコメントが不一致である旨、入力された食事オーダの内容確認を促す旨、プロファイルに登録されているアレルギー情報の登録漏れが無いか確認を促す旨の注意メッセージを表示する。
さらに、チェック画面表示部16は、プロファイル表示域133に、プロファイル情報の「アレルギー情報」の「食材名」に記録されている食材を全て表示し、食事オーダ表示域135に、今回オーダ発行の対象となっている食事オーダの内容であって「食事内容に関するコメント」を含む内容を表示する。
チェック画面130のプロファイル表示域133には、プロファイルのアレルギー情報である“えび、卵、乳製品、小麦”が表示され、食事オーダ表示域135には、今回発行の対象である食事オーダの内容が表示され、コメントには、食事オーダのアレルギーコメントの“卵アレルギー、小麦アレルギー”が含まれて表示されている。
すなわち、アレルギー情報照合部15が、プロファイルのアレルギー情報の“えび、卵、乳製品、小麦”と食事オーダのアレルギーコメントの“卵アレルギー、小麦アレルギー”とを照合し、アレルギー情報の“えび、乳製品”を示すアレルギーコード“A009、A005”に対応するコメントコードが存在せず、不一致と判断した結果を受けて、チェック画面130が表示されている。
[食事オーダ発行後]
チェック画面130の確認ボタン137が押下された場合、もしくは食事オーダ発行時のチェックで不一致チェックで不一致が存在しない判定された場合に、食事オーダ発行後のチェック処理として、ステップS3の処理が実行される。
アレルギー情報チェック装置1の食事オーダ取得部13が、オーダデータベース7に記録されている、対象者である患者の現在以降で有効な食事オーダの食事オーダ情報(第1の食事オーダ情報)を取得する(ステップS3)。
アレルギー情報照合部15が、今回発行が確定した食事オーダ(第2の食事オーダ情報)のアレルギーコメントと現在以降の有効な全ての食事オーダ(第1の食事オーダ情報)のアレルギーコメントとを照合し、アレルギーコメントが不一致である食事データがあるかをチェックし(ステップS9)、アレルギーコメントが不一致の食事データがあれば、チェック画面表示部16がチェック画面140を表示する(ステップS6)。
図14は、チェック画面140の例を示す図である。
チェック画面140は、メッセージ表示域141、プロファイル表示域143、食事オーダ表示域145、終了ボタン147を備える。メッセージ表示域141は注意メッセージを表示する領域、プロファイル表示域143はプロファイルのアレルギー情報を表示する領域、食事オーダ表示域145は食事オーダの内容を表示する領域である。チェック画面140で「閉じる」ボタンで表す終了ボタン147は、チェック画面140の表示の終了の指示ボタンである。
チェック画面表示部16は、今回発行が確定した食事オーダのアレルギーコメントと現在以降の有効な食事オーダのアレルギーコメントとが不一致である場合に、チェック画面140を表示し、メッセージ表示域141に、アレルギーコメントが不一致の食事オーダが存在する旨、既に登録されている食事オーダの内容を確認、関係部門への通知を促す旨の注意メッセージを表示する。すなわち、表示さる食事オーダは、前述の第1の食事オーダ情報および第2の食事オーダ情報のものとなる。
さらに、チェック画面表示部16は、プロファイル表示域143に、プロファイル情報の「アレルギー情報」の「食材名」に記録されている全ての食材“えび、卵、乳製品、小麦”が表示される。
チェック画面表示部16は、食事オーダ表示域145に、現在以降の有効な4回分の食事オーダの内容を表示する。
チェック画面140では、第1番目の「07月08日 朝」に配膳開始の食事オーダのアレルギーコメントが“卵アレルギー”、第2番目の「07月18日 夕」に配膳開始の食事オーダのアレルギーコメントが“卵アレルギー、小麦アレルギー、乳製品アレルギー、えびアレルギー”、第3番目の「07月19日 昼」に配膳開始の食事オーダはアレルギーコメントがなく、第4番目の「07月21日 夕」に配膳開始の食事オーダのアレルギーコメントが“卵アレルギー、小麦アレルギー、乳製品アレルギー、キウイフルーツアレルギー”である。したがって、これらの食事オーダのアレルギーコメント(コメントコード)が不一致となっている。アレルギー情報照合部15が、4つの食事オーダのアレルギーコードに不一致があると判定した結果を受けて、チェック画面140が表示されている。チェック画面140の終了ボタン147が押下されると、チェック処理が終了する。
図15および図16は、アレルギー情報チェック装置1の一実施の形態における処理フローを示す図である。
図15は、プロファイル情報が変更された場合のチェック処理の処理フロー例を示す。
プロファイル更新検出部11は、プロファイルデータベース6に記憶されているプロファイル情報のアレルギー情報に関するデータ項目の更新が検出され、更新されたデータ項目にチェック対象となるデータ項目(食物アレルギー項目)があるかを判定する(ステップS11)。プロファイル更新検出部11は、患者情報管理装置2のプロファイル画面において、患者プロファイルのアレルギー情報や注意情報のデータが入力または更新され、更新処理が確定されると、その更新処理の確定を検出する。または、プロファイル更新検出部11は、プロファイル情報の更新を検出する検出ツールから、更新処理の確定の通知を受けてもよい。
更新されたデータ項目にチェック対象となるデータ項目があれば(ステップS11のY)、チェック対象判定部12は、オーダデータベース7の入退院オーダ情報に記録されている入院オーダ、退院オーダから、患者が入院中かまたは入院予定の患者であるかを判定する(ステップS12)。患者が入院中かまたは入院予定であれば(ステップS12のY)、ステップS13の処理へ進む。
更新されたデータ項目にチェック対象となるデータ項目がない場合(ステップS11のN)、または、患者が入院中かまたは入院予定ではない場合(ステップS12のN)は、処理を終了する。
食事オーダ取得部13は、更新されたプロファイル情報の患者IDをもとに、オーダデータベース7から、該当する患者について、現在以降で有効な食事オーダ情報を取得する(ステップS13)。さらに、プロファイル取得部14は、プロファイルデータベース6から、更新されたプロファイル情報を取得する(ステップS14)。
チェック対象判定部12は、実行中のシステム(患者情報管理装置2、看護管理装置3、または食事オーダ管理装置4)から操作者の食事オーダ発行権限の有無を取得し、操作者が食事オーダ発行権限の有無を判定する(ステップS15)。操作者が食事オーダ発行権限を有していれば(ステップS15のY)、チェック画面表示部16は、プロファイルのアレルギー情報、食事オーダ情報、両アレルギー情報の不一致に対する注意メッセージを表示し、食事オーダ処理への移行を有効にしたチェック画面100を表示する(ステップS16)。
表示中のチェック画面100で、終了ボタン109が押下されたら(ステップS17のY)、チェック画面表示部16は、処理を終了し、表示中のチェック画面100で、食事オーダ処理移行ボタン107が押下されたら(ステップS18のY)、食事オーダ管理装置4の食事オーダ処理へ処理が移行し(ステップS19)、処理を終了する。
ステップS15の処理で、操作者が食事オーダ発行権限を有していなければ(ステップS15のN)、チェック画面表示部16は、食事オーダ処理への移行を無効にしたチェック画面100を表示し(ステップS110)、終了ボタン109が押下されたら(ステップS111のY)、処理を終了する。
図16は、食事オーダが発行された場合のチェック処理の処理フロー例を示す。
食事オーダ情報取得部13は、食事オーダ管理装置4において、食事オーダ確認画面110で登録済みの食事オーダのデータが複写されて他の日付の配膳区分に貼り付けられ、または、食事オーダ発行画面120で食事情報が入力されて食事オーダ発行を指示する確定ボタン123が押下されて、食事オーダの確定を検出した場合に(ステップS21のY)、今回オーダ発行の確定が指示された食事オーダに係る患者IDをもとに、プロファイルデータベース6から該当する患者のプロファイル情報を取得する(ステップS22)。
アレルギー情報照合部15は、プロファイルのアレルギー情報と、今回オーダ発行の確定が指示された食事オーダのアレルギーコメントとに不一致があるかをチェックする(ステップS23)。アレルギー情報とアレルギーコメントに不一致があれば(ステップS23のY)、チェック画面表示部16は、チェック画面130を表示する(ステップS24)。チェック画面表示部16は、チェック画面130の指示ボタンが押下されたかを判定し(ステップS25)、確認ボタン137が押下された場合は(ステップS25の「確認ボタン」押下」)、ステップS27の処理へ進み、中断ボタン139が押下された場合は(ステップS25の「中断ボタン」押下)、食事オーダ管理装置4の食事オーダ処理へ戻る。
アレルギー情報とアレルギーコメントに不一致がなければ(ステップS23のN)、食事オーダ情報取得部13は、患者の現在以降の有効な食事オーダ情報を全て取得する(ステップS27)。アレルギー情報照合部15は、今回確定した食事オーダのアレルギーコメントと現在以降の有効な食事オーダのアレルギーコメントとに不一致があるかをチェックし(ステップS28)、両アレルギーコメントに不一致がある場合に(ステップS28のY)、チェック画面表示部16は、チェック画面140を表示する(ステップS29)。
チェック画面表示部16は、チェック画面140の終了ボタン147が押下されたかを判定し(ステップS210)、終了ボタン147が押下された場合は(ステップS210のY)、処理を終了する。
以上説明したアレルギー情報チェック装置1は、図1に示す処理部を備える専用ハードウェアとして実施することができる。
また、アレルギー情報チェック装置1を、図18に示すような、CPU301、メモリ302、記憶装置(ハードディスク)303、入力装置(キーボード)304、表示装置(ディスプレイ)305、通信制御装置306が内部のネットワーク等で接続されたコンピュータ300として実施することができる。
さらに、アレルギー情報チェック装置1を、コンピュータ300で実行可能なプログラムとして実施することができる。この場合に、図1に示すアレルギー情報チェック装置1の処理部の機能を実現するプログラムを実装し、コンピュータ300上で実行することにより、実施する。
すなわち、図1に示したプロファイル更新検出部11、チェック対象判定部12、食事オーダ取得部13、プロファイル取得部14、アレルギー情報照合部15、チェック画面表示部16の機能をコンピュータに実行させる実行プログラムをコンピュータ300に読み込ませ、実行させることによって,アレルギー情報チェック装置1を実現することができる。
この場合に、コンピュータ300のCPU301が、例えば、
・ 上記の実行プログラムおよび対応情報をファイルとしてハードディスク303に格納する、
・ キーボード304から実行プログラムを起動し、起動された実行プログラムが、メモリ302にロードされ、必要に応じて対応情報をハードディスク303からメモリ302に読み出しながら処理を進める、
・ 最後に出力結果である画面をディスプレイ305に表示する、
といった方法で処理を実行する。
なお、実行プログラムは、CD−ROM、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW等やフレキシブルディスク等の記録媒体だけでなく、通信回線の先に備えられた他の記憶装置やコンピュータのハードディスク等に記憶されるものであってもよい。
なお、アレルギー情報チェック装置1を構成する要素は、任意の組合せで実現されてもよい。複数の構成要素が1つの部材として実現されてもよく、1つの構成要素が複数の部材から構成されてもよい。また、アレルギー情報チェック装置1は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において各種の改良および変更を行ってもよいことは当然である。
以上説明したように、開示したアレルギー情報チェック装置1によれば、患者のアレルギー情報が変更された場合に、その患者について既に発行された食事オーダに影響を与えるアレルギー情報が更新されたことを通知すると共に両アレルギー情報の内容を表示し、食事オーダの発行者に対して食事オーダの確認や修正の必要性について注意喚起をすることができる。
これにより、発行した食事オーダのアレルギーコメントの指定にミスが生じている場合等、異なるシステムや処理によって指定されたアレルギー情報が不一致となっている状態を操作者に通知し、食事オーダの内容確認や関係部門への通知の必要性を操作者に気づかせることができ、異なるアレルギー情報の指定による混乱や事故を防ぐことができる。
上記の実施態様において開示した本発明の特徴を以下に列記する。
(付記1) 患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除を検出すると、該患者の食事に関する既に発行されたオーダのうち、該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在する場合に、該患者の食事について前記アレルギー情報を反映させた変更オーダを出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするアレルギー管理プログラム。
(付記2) 前記オーダを作成する際に、確定したオーダに登録されたアレルギー情報と患者プロファイルのアレルギー情報とを比較し、合致しない場合は警告を出力する処理をコンピュータに実行させる前記付記1に記載のアレルギー管理プログラム。
(付記3) 前記変更オーダ情報の内、追加された前記アレルギー情報について強調表示する処理をコンピュータに実行させる前記付記1に記載のアレルギー管理プログラム。
(付記4) 患者のプロファイル情報を管理する患者情報管理装置、および患者に提供される食事の指示を示す食事オーダを管理する食事オーダ管理装置と接続するアレルギー情報チェック装置として機能するコンピュータが実行する方法であって、
前記コンピュータが、
患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除を検出し、
前記患者の食事に関する既に発行されたオーダのうち、該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在する場合に、該患者の食事について前記アレルギー情報を反映させた変更オーダを出力する
ことを特徴とするアレルギー管理方法。
(付記5) 患者のプロファイル情報を管理する患者情報管理装置、および患者に提供される食事の指示を示す食事オーダを管理する食事オーダ管理装置と接続するアレルギー情報チェック装置であって、
前記患者情報管理装置が管理する患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除を検出するプロファイル更新検出部と、
前記食事オーダ管理装置が管理する前記患者の食事に関する既に発行されたオーダのうち、該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在するかを判定するアレルギー情報照合部と、
前記患者の食事に関する既に発行されたオーダのうち、該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在する場合に、該患者の食事について前記アレルギー情報を反映させた変更オーダを示す情報を出力するチェック画面表示部とを備える
アレルギー情報チェック装置。
(付記6) 患者のプロファイル情報を管理する患者情報管理装置、および患者に提供される食事の指示を示す食事オーダを管理する食事オーダ管理装置と接続するアレルギー情報チェック装置として機能するコンピュータに、
患者情報管理装置において患者のプロファイル情報に含まれるアレルギー情報が変更された場合に該変更を検出し、
前記患者情報管理装置から、検出された前記プロファイル情報を取得し、
前記食事オーダ管理装置から、前記患者の現在以降において有効な食事オーダに関する第1の食事オーダ情報を取得し、
取得した前記プロファイル情報に含まれるアレルギー情報、取得した前記第1の食事オーダ情報に含まれるアレルギーコメント、および該アレルギー情報と該アレルギーコメントとの不一致を確認する旨の注意メッセージを表示する画面を出力する処理を実行させるためのアレルギー情報チェックプログラム。
(付記7) 患者のプロファイル情報を管理する患者情報管理装置、および患者に提供される食事の指示を示す食事オーダを管理する食事オーダ管理装置と接続するアレルギー情報チェック装置として機能するコンピュータが実行する方法であって、
前記コンピュータが、
患者情報管理装置において患者のプロファイル情報に含まれるアレルギー情報が変更された場合に該変更を検出し、
前記患者情報管理装置から、検出された前記プロファイル情報を取得し、
前記食事オーダ管理装置から、前記患者の現在以降において有効な食事オーダに関する第1の食事オーダ情報を取得し、
取得した前記プロファイル情報に含まれるアレルギー情報、取得した前記第1の食事オーダ情報に含まれるアレルギーコメント、および該アレルギー情報と該アレルギーコメントとの不一致を確認する旨の注意メッセージを表示する画面を出力する処理を実行する
ことを特徴とするアレルギー情報チェック方法。
(付記8) 患者のプロファイル情報を管理する患者情報管理装置および患者に提供される食事の指示を示す食事オーダを管理する食事オーダ管理装置と接続するアレルギー情報チェック装置であって、
患者情報管理装置において患者のプロファイル情報に含まれるアレルギー情報が変更された場合に該変更を検出するプロファイル更新検出部と、
前記患者情報管理装置から、検出された前記プロファイル情報を取得するプロファイル情報取得部と、
前記食事オーダ管理装置から、前記患者の現在以降において有効な食事オーダに関する第1の食事オーダ情報を取得する食事オーダ情報取得部と、
取得した前記プロファイル情報に含まれるアレルギー情報、取得した前記第1の食事オーダ情報に含まれるアレルギーコメント、および該アレルギー情報と該アレルギーコメントとの不一致を確認する旨の注意メッセージを表示する画面を出力するチェック画面表示部とを備える
ことを特徴とするアレルギー情報チェック装置。
(付記9) プロファイル情報に含まれるアレルギー情報と食事オーダ情報に含まれるアレルギーコメントとに不一致があるかを判定するアレルギー情報照合部を備えて、
前記食事オーダ取得部が、前記食事オーダ管理装置から前記患者の食事オーダとして発行が指示された食事オーダに関する第2の食事オーダ情報を取得し、
前記アレルギー情報照合部が、前記患者のプロファイル情報に含まれるアレルギー情報と、取得した前記第2の食事オーダ情報に含まれるアレルギーコメントとに不一致があるかを判定し、
前記チェック画面表示部が、前記プロファイル情報に含まれるアレルギー情報と、前記第2の食事オーダ情報に含まれるアレルギーコメントとが不一致であると判定した場合に、前記プロファイル情報に含まれるアレルギー情報、前記第2の食事オーダ情報に含まれるアレルギーコメントおよび該アレルギー情報と該アレルギーコメントの不一致を確認する旨の注意メッセージを表示する画面を出力する
ことを特徴とする前記付記8に記載のアレルギー情報チェック装置。
(付記10) 前記チェック画面表示部が、前記患者の前記第1の食事オーダ情報に含まれるアレルギーコメント、前記第2の食事オーダ情報に含まれるアレルギーコメント、および、該第1の食事オーダ情報と該第2の食事オーダ情報のアレルギーコメントの不一致を確認する旨の注意メッセージを表示する画面を出力する
ことを特徴とする前記付記8または前記付記9に記載のアレルギー情報チェック装置。
1 アレルギー情報チェック装置
11 プロファイル更新検出部
12 チェック対象判定部
13 食事オーダ取得部
14 プロファイル取得部
15 アレルギー情報照合部
16 チェック画面表示部
17 対応情報記憶部
2 患者情報管理装置
3 看護管理装置
4 食事オーダ管理装置
5 入退院オーダ管理装置
6 プロファイルデータベース(DB)
61 アレルギーマスタ
7 オーダデータベース(DB)
71 食事コメントマスタ

Claims (5)

  1. 患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除を検出すると、該患者の食事に関する既に発行されたオーダのうち、該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在する場合に、該患者の食事について前記アレルギー情報を反映させた変更オーダを出力する処理をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするアレルギー管理プログラム。
  2. 前記オーダを作成する際に、確定したオーダに登録されたアレルギー情報と患者プロファイルのアレルギー情報とを比較し、合致しない場合は警告を出力する処理をコンピュータに実行させる
    請求項1に記載のアレルギー管理プログラム。
  3. 前記変更オーダ情報の内、追加された前記アレルギー情報について強調表示する処理をコンピュータに実行させる
    請求項1に記載のアレルギー管理プログラム。
  4. 患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除を検出し、
    前記患者の食事に関する既に発行されたオーダのうち、該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在する場合に、該患者の食事について前記アレルギー情報を反映させた変更オーダを出力する処理をコンピュータが実行する
    ことを特徴とするアレルギー管理方法。
  5. 患者情報管理装置での患者のアレルギー情報の新たな登録又は削除を検出する第1の処理部と、
    食事オーダ管理装置が管理する患者の食事に関する既に発行されたオーダのうち、前記該患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在するかを判定する第2の処理部と、
    前記患者の現在以降の食事内容についても影響を与えるオーダが存在する場合に、該患者の食事について前記アレルギー情報を反映させた変更オーダを出力するための情報を出力する第3の処理部とを備える
    アレルギー情報チェック装置。
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