JP2014070737A - 摩耗を補償する封止リング組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】封止組立体のコンポーネントが摩耗するので、従来のセグメント化された封止リング組立体は、長期に亘って一定の封止を維持することができなかった。
【解決手段】往復ピストンシステム用の封止組立体210は、封止リング212の一部分の当初の幅を、カバーリング214の環状凹部219の幅よりも大きくすることによって、封止組立体210のリングコンポーネントの間における不均一な摩耗率を補償する。ここで、封止リング212の上記部分は、カバーリング214の隙間218と少なくとも部分的に重複するが、封止リング212の隙間216とは重複しない。
【選択図】図6A

Description

本発明は、往復動するピストンまたはシャフトのための封止組立体に関し、この封止組立体は、該封止組立体のコンポーネント間における不均一な摩耗率を補償する。
本技術分野において、往復動式の圧縮装置およびポンプ装置のためのセグメント化された組立体が、広く知られている。公知のセグメント化された封止リング組立体は、往々にして、例えばカバーリングおよび封止リングといった、複数の部材を備える。これら部材は、該部材に加えられる圧力の相違に起因して、時間とともに異なる比率で摩耗する傾向がある。往復ピストンシステムにおいて、封止組立体のリングの摩耗率は、該リングの各々が摺動面(例えば、シリンダシャフトの内部)と接触したときに該リングに生じる接触応力に比例する。この接触応力は、封止された圧力、より正確には、封止組立体における圧力差に比例する。この圧力差が大きくなると、封止組立体に掛かる接触応力も大きくなる。
封止組立体の全寿命に亘って各リングに圧力が掛かることから、上記の圧力差によって、封止リングは、カバーリングよりも速く摩耗する傾向がある。封止リングがカバーリングよりも速く摩耗する傾向は、本技術分野において、「優先摩耗(preferential wear)」として言及される。優先摩耗は、時間とともに、封止リングとカバーリングとの間を空ける隙間をもたらす。なお、この作用については、後述する。この課題は、従来技術に係る技術文献「乾式水素圧縮機の能力に対するピストンリングデザインの影響」(Norbert Feistel博士、スイス国ウィンタートゥールのBurckhardt Compression AG社により出版)にて認識されている。このような従来技術に係る1つの装置が、米国特許公報第4,185,842号公報に開示されている。この特許文献は、断面L字状のカバーリングおよび封止リングを備える封止組立体を教示している。
カバーリングにおける隙間は、漏れを許容し得るものであって、これは、封止リングがカバーリングの隙間を覆うことを除いて、突合継手リングと類似している。同様に、封止リングにおける隙間は、漏れを許容し得るものであって、これは、カバーリングが封止リングの隙間を覆うことを除いて、突合継手リングと類似している。それ故に、まず、封止組立体は、一組のリングとして、シャフトまたはピストンの周縁全体を封止可能である。封止組立体に作用する圧力差は、新しい場合、カバーリングの隙間の例外を除いて、比較的に均一である。なお、この隙間において、封止リングは曝され、且つ自身で全ての封止を担う。この位置において、優先摩耗が発生し始める。封止リングは、この位置で全圧力差に曝され、故に、カバーリングは、この位置で封止を行うことがない。封止リングは、この位置で該封止リングに亘る圧力差を受け、且つ、カバーリングはこの圧力差を受けないので、封止リングに作用する接触応力は、カバーリングに作用する接触応力よりも遥かに大きくなる。このため、封止リングの摩耗率は、カバーリングよりも遥かに大きくなる。封止リングが摩耗し始めるのに伴って、カバーリングと封止リングとの間で、周方向の隙間が空くことになる。これは、封止リングが単体として全ての封止を提供している径方向位置を増加させる効果をもたらす。
径方向隙間の径方向長さが増加するにつれて、カバーリングは、結果として、如何なる封止も提供することはなく、カバーリングに亘る圧力差と、カバーリングに作用する接触応力は、減衰し、カバーリングの摩耗率は、減少する。カバーリングと封止リングとの間の周方向隙間のサイズは、該隙間が周方向において完全に封止されるまで、増大し続ける。このように、封止リングは、突合継手リングに類似することになり、封止リングにおいて隙間内にガスが流入するのを許容する。
他の関連する従来技術文献には、米国特許出願No.2003/0006562号公報、米国特許No.6,322,080号公報が含まれる。米国特許出願No.2003/0006562号公報は、同心状の舌部と溝部の構成を備えた封止組立体を開示している。舌部と溝部の構成は、封止組立体を構成するために、2つのリングを互いに機械的に結合している。この構成により、2つのリングは、封止リング上の摩耗がカバーリングに対して圧力の方向に力を発生しようとすべく、互いに結合される。効果においては、封止リングは、カバーリングをシャフトまたはシリンダ内へ「引く」。封止リングは、このシャフトまたはシリンダに対して、走行する。そうすることによって、カバーリングは、移動しているシャフトまたはシリンダに対して押圧し、摺動面に対するカバーリングの接触ストレスを増大するとともに、摺動面に対する封止リングの接触ストレスを減少させる。このような方法で2つのリングを互いに結合することによって、不均一なリング摩耗を最小限とすることができる。しかしながら、この構造において舌部と溝部の構成があることによって、封止リングの舌部の部分に、せん断ストレスの集中を生じさせ、封止組立体の故障をもたらす。米国特許No.6,322,080号公報は、封止リングキャップの領域に向かって厚さが減ずる径方向の壁厚さを有する封止リングを開示している。本発明とは反対に、この装置の封止リングのみが、カバーリングではなく摺動面(すなわち、ピストンの移動シャフト)と接触する。
本発明によって対処される主な課題は、封止組立体のコンポーネントが摩耗することにより、公知のセグメント化された封止リング組立体が長期に亘って一定の封止を維持することができないことにある。
一局面において、本発明は、以下の構成を備える封止組立体を提供することによって、従来技術の欠点に対処する。この封止組立体は、封止リング隙間と、封止リング内壁と、該封止リング内壁とは反対側に位置する封止リング外壁と、封止リング径方向幅を有する封止リング上壁と、該封止リング上壁とは反対側に位置する封止リング底壁とを有する封止リングと、カバーリング隙間と、カバーリング内壁と、該カバーリング内壁とは反対側に位置するカバーリング外壁と、カバーリング上壁と、該カバーリング上壁とは反対側に位置するカバーリング底壁と、該カバーリング底壁とは反対側に位置する床を含む環状凹部と、カバーリング内壁およびカバーリング外壁のうちの一方とは反対側に位置する凹部壁とを有するカバーリングとを備える。封止リング内壁および封止リング外壁のうちの一方は、封止壁である。床は、凹部径方向幅を有し、凹部壁より先端側に位置する封止端部を含む。封止リングおよびカバーリングは、組み立て位置を有し、該組み立て位置において、封止リングは、カバーリングの環状凹部に配置される。封止リング隙間は、カバーリング隙間と重複しない。封止リングおよびカバーリングは、組み立て位置に配置されたときに、第1領域と第2領域とを形成する。第1領域は、封止リング隙間と重複し、且つ、カバーリング隙間と重複しない。第2領域は、カバーリング隙間と重複し、且つ、封止リング隙間と重複しない。凹部径方向幅は、第2領域において、封止リング径方向幅よりも小さい。
他の局面において、本発明は、以下の構成を備える装置を提供することによって、従来技術の欠点に対処する。この装置は、シリンダと、シリンダ内に配置され、該シリンダ内で往復動するように構成されたピストンとを備える。ここで、ピストンは、上述の封止組立体を少なくとも1つ有し、該少なくとも1つの封止組立体の各々は、環状の溝部に配置される。
さらに他の局面において、本発明は、以下の構成を備える装置を提供することによって、従来技術の欠点に対処する。この装置は、シリンダと、シリンダ内に配置され、該シリンダ内で往復動するように構成されたシャフトとを備える。ここで、シリンダは、上述の封止組立体を少なくとも1つ有し、少なくとも1つの封止組立体の各々は、環状の溝部に配置される。
本開示によって、以下に詳細に説明するように、本発明のさらなる態様を提示する。
態様1として、封止組立体は、封止リング隙間と、封止リング内壁と、該封止リング内壁とは反対側に位置する封止リング外壁と、封止リング径方向幅を有する封止リング上壁と、該封止リング上壁とは反対側に位置する封止リング底壁とを有する封止リングと、カバーリング隙間と、カバーリング内壁と、該カバーリング内壁とは反対側に位置するカバーリング外壁と、カバーリング上壁と、該カバーリング上壁とは反対側に位置するカバーリング底壁と、該カバーリング底壁とは反対側に位置する床を含む環状凹部と、カバーリング内壁およびカバーリング外壁のうちの一方とは反対側に位置する凹部壁とを有するカバーリングとを備える。封止リング内壁および封止リング外壁のうちの一方は、封止壁である。床は、凹部径方向幅を有し、凹部壁より先端側に位置する封止端部を含む。封止リングおよびカバーリングは、組み立て位置を有し、該組み立て位置において、封止リングは、カバーリングの環状凹部に配置される。封止リング隙間は、カバーリング隙間と重複しない。封止リングおよびカバーリングは、組み立て位置に配置されたときに、第1領域と第2領域とを形成する。第1領域は、封止リング隙間と重複し、且つ、カバーリング隙間と重複しない。第2領域は、カバーリング隙間と重複し、且つ、封止リング隙間と重複しない。凹部径方向幅は、第2領域において、封止リング径方向幅よりも小さい。
態様2として、態様1および3〜10のいずれかに係る封止組立体において、第1領域は、封止リング隙間の中点から、時計回り方向および反時計回り方向に、少なくとも15°のラジアル角度だけ延在する。
態様3として、態様1、2、および4〜10のいずれかに係る封止組立体において、封止壁は、第2領域において、環状凹部の床の封止端部を越えて突出する。
態様4として、態様1〜3、および5〜10のいずれかに係る封止組立体において、凹部径方向幅は、第1領域において、封止リング径方向幅以下である。
態様5として、態様1〜4、および6〜10のいずれかに係る封止組立体において、カバーリングの、第1領域に配置されている部分の弧長は、封止組立体の径方向幅の少なくとも5倍である。
態様6として、態様1〜5、および7〜10のいずれかに係る封止組立体において、カバーリングの、第1領域に配置されている部分の弧長は、封止組立体の径方向幅の8倍〜10倍である。
態様7として、態様1〜6、および8〜10のいずれかに係る封止組立体において、封止リング径方向幅は、第1領域および第2領域に亘って一定である。
態様8として、態様1〜7、9、および10のいずれかに係る封止組立体において、環状凹部は、矩形の断面を有する。
態様9として、態様1〜8、および10のいずれかに係る封止組立体において、封止リングは、矩形の断面を有する。
態様10として、態様1〜9のいずれかに係る封止組立体は、封止リングおよびカバーリングが組み立て位置に配置されたときに、カバーリングに対する封止リングの回転を防止するための手段をさらに備える。
態様11として、態様1〜10のいずれかに係る封止組立体において、カバーリングの、第1領域に配置されている部分の弧長は、封止組立体の径方向幅の15倍以下、好ましくは10倍以下である。
態様12として、態様1〜6、および8〜11のいずれかに係る封止組立体において、凹部径方向幅は、第1領域および第2領域に亘って一定である。
態様13として、態様1〜12のいずれかに係る封止組立体において、第1領域は、封止リング隙間の中点から、該封止リング隙間の周方向の両端部を越えるまで、時計回り方向および反時計回り方向に、所定のラジアル角度だけ延在する。
態様14として、装置は、シリンダと、シリンダ内に配置され、該シリンダ内で往復動するように構成されたピストンとを備える。ここで、ピストンは、態様1〜12のいずれかに係る封止組立体を少なくとも1つ有し、該少なくとも1つの封止組立体の各々は、環状の溝部に配置される。
態様15として、装置は、シリンダと、シリンダ内に配置され、該シリンダ内で往復動するように構成されたシャフトとを備える。ここで、シリンダは、態様1〜10のいずれかに係る封止組立体を少なくとも1つ有し、少なくとも1つの封止組立体の各々は、環状の溝部に配置される。
従来技術に係る第1の封止組立体の分解図であって、この封止組立体は、シリンダの内部を封止するためのものである。 組み立てた状態の図1Aの封止組立体を、低圧側から見た底面図である。 図1Aに示す、従来技術に係る封止組立体の部分断面図であって、この封止組立体は、典型的な往復ピストンシステムに設置されており、封止組立体のコンポーネントが摩耗する前の状態を示す。 図2Aの封止組立体の部分断面図であって、封止組立体のコンポーネントが摩耗した後の状態を示す。 従来技術に係る第2の封止組立体の分解図であって、この封止組立体は、シャフト上で封止するためのものである。 組み立てた状態の図3Aの封止組立体の底面図である。 図3Aに示す、従来技術に係る封止組立体の部分断面図であって、この封止組立体は、典型的な往復ピストンシステムに設置されており、封止組立体のコンポーネントが摩耗する前の状態を示す。 図4Aの封止組立体の部分断面図であって、封止組立体のコンポーネントが摩耗した後の状態を示す。 本発明の第1の実施形態に係る封止組立体を、低圧側から見た底面図である。 図5Aに示す封止組立体の上面図である。 図5Bに示す封止組立体を、図5Bの線6A−6Aに沿って切断した部分断面図であって、この封止組立体は、典型的な往復ピストンシステムに設置されており、封止組立体のコンポーネントが摩耗する前の状態を示す。 図6Aの封止組立体の部分断面図であって、封止組立体のコンポーネントが摩耗した後の状態を示す。 本発明の第2の実施形態に係る封止組立体の部分断面図であって、封止組立体のコンポーネントが摩耗する前の状態を示す。 図7Aの封止組立体の部分断面図であって、封止組立体のコンポーネントが摩耗した後の状態を示す。 本発明の第3の実施形態に係る封止組立体の底面図である。
以下の詳細な説明は、好ましい例示的実施形態を提供するのみであって、本発明の範囲、応用性、または構成を限定することを意図するものではない。むしろ、以下の例示的実施形態の詳細な説明は、本発明の好ましい例示的実施形態を実施可能とするための説明を、当業者に提供するものである。本発明の概念および範囲を逸脱することなく、要素の配置および機能において種々の変更を加えることができる点を理解されたい。
本発明の説明を補助するために、本発明の部分を説明すべく、方向を表す語を明細書および特許請求の範囲において使用し得る(例えば、上、下、左、右等)。これらの方向を表す語は、本発明の説明および特許請求を補助することを意図しただけのものであって、如何なる事項であっても本発明を限定することを意図したものではない。また、添付の図面に関連して明細書にて用いられている参照符号は、他の特徴のための文脈を提供するために、明細書において追加の説明をすることなく、1以上の後続の図面において繰り返し使用される。
本稿で使用されているように、「径方向」、「径方向に」との語は、半径に沿って形成された長さを言及している。
上述したように、本発明によって対処される主な課題は、封止組立体のコンポーネントが摩耗するので、公知のセグメント化された封止リング組立体が長期に亘って一定の封止を維持することができないことにある。
図1A〜図2Bは、従来技術の第1の実施形態に係る封止組立体10を示す。図3A〜図4Bは、従来技術の第2の実施形態に係る封止組立体110を示す。なお、図3A〜図4Bに示す実施形態においては、第1の実施形態と共通の要素は、第1の実施形態の参照符号に100を加算した参照符号によって示されている。例えば、図1A〜図2Bの実施形態における封止リング12は、図3A〜図4Bの実施形態における封止リング112に対応する。説明を簡潔とするために、第1の実施形態と共通の、第2の実施形態におけるいくつかの要素は、図3A〜図4Bにおいて符号が付されてはいるが、明細書においては説明を省略する。従来技術に係る封止組立体10、110は、発明の詳細な説明に含まれている。何故ならば、封止組立体10、110は、本稿にて提示される本発明の例示的実施形態といくつかの特徴を共有しており、それ故に、本発明の理解を促進させることができるからである。
図1Aは、封止組立体10の分解図を示す。封止組立体10は、封止リング12とカバーリング14とを備える。図1Bに示すように、カバーリング14は、環状凹部19を有しており、封止リング12は、封止組立体10が組み立てられたときに、環状凹部19に配置される。この実施例においては、環状凹部19は、矩形の断面領域を有しており、凹部壁21と直交する凹部床20を含む。封止リング12は、該封止リング12に配置される封止リング隙間16を有する。また、カバーリング14は、該カバーリング14に配置されたカバーリング隙間18を有する。この実施形態においては、図1Bに特に示すように、これら隙間16、18は、互いに反対側(すなわち、相手から180°の位置)となるように、正確に配置されている。このように隙間16、18が互いに反対側となる配置は、封止リング12またはカバーリング14に少なくとも1つの突部(図示せず)を設けること、および、封止リング12またはカバーリング14に相補的形状を有する少なくとも1つの受け部(図示せず)を設けることによって、維持され得る。封止組立体10がピストン34の周りに設置され、シリンダ36内に配置されると(図2Aを参照のこと)、隙間16、18は、僅かに圧縮される。こうして、自己バネ力がリング12、14内に生成され、この力により、リング12、14が、シリンダ36の内面を外方へ押圧する。これにより、リング12、14とシリンダ36との間の封止の性能を向上させる。
封止リング12は、封止リング内壁22、封止リング外壁24、封止リング底壁23、および封止リング上壁25を有する。封止リング12は、矩形の断面を有する。封止リング12が環状凹部19に配置されると、封止リング12の封止リング上壁25は、カバーリング14の凹部床20と当接し、封止リング12とカバーリング14とが対面する外周縁に、封止端部27を形成する。カバーリング14は、カバーリング内壁26、カバーリング外壁28、カバーリング底壁33、およびカバーリング上壁37を有する。この実施形態においては、封止リング外壁24は、封止壁30を形成し、カバーリング外壁28は、封止壁32を形成する。
図2Aは、封止組立体10の部分断面図を示しており、この封止組立体10は、典型的な往復ピストンシステムに設置され、摩耗が殆どない(または全くない)状態を示している。図示のように、封止組立体10は、ピストン34に形成された環状凹部40内に設置されており、シリンダ36によって環囲されている。ピストン34は、シリンダ36内を往復動する。ピストン34の環状凹部40は、高さ42および幅44を有する。封止組立体10は、高さ38および径方向の幅39を有する。封止リング12は、高さ46および径方向の幅48を有する。そして、カバーリング14の環状凹部19は、高さ46および径方向の幅49を有する。封止組立体10の全体の高さ38と、封止リング12の高さ46との差は、参照符号50によって示されている。この実施形態においては、この高さ50は、カバーリング外壁28の高さに相当する。ピストン34の外径54は、ピストン34の共通の中心線35とシリンダ36との間で計測され、シリンダ36の内径52は、この中心線35から計測される。これら2つの直径52、54の間の差は、ピストン34とシリンダ36との間の隙間56のサイズと等しくなる。この実施例においては、封止壁30、32は、ピストン34とシリンダ36との間の隙間を封止している。
封止組立体10に如何なる摩耗が発生する前は、封止組立体10の径方向幅39は、均一である。何故ならば、カバーリング14の環状凹部19の径方向幅が、封止組立体10の全周に亘って、封止リング12の径方向幅48と(隙間16、18は例外として)同じとなっているからである。上述のように、封止組立体10が摩耗し始めるにつれて、封止リング外壁24は、カバーリング外壁28よりも高い比率で摩耗する。換言すれば、封止リング12の径方向幅48のサイズは、カバーリング14の環状凹部19の径方向幅49よりも速く減少する。結果的に、図2Bに示すように、環状凹部19の凹部壁21と、封止リング内壁22との間で、隙間58が開き始める。図2Bにおいて、カバーリング14の摩耗部分60の幅と、封止リング12の摩耗部分62の幅が、図示されている。実際上は、参照符号60、62は、封止リング12またはカバーリング14の摩耗部分の全幅を、正確に示してはいない。何故ならば、環状凹部40内のリング12、14の位置は、リング12、14の隙間16、18によって発生される自己バネ力に起因して、時間とともに変化するからである。上述のように、この実施形態においては、カバーリング14と封止リング12との間の周方向の隙間58のサイズは、封止組立体10全体を周回するまで、増大し続ける。そして、気体が隙間58を通って自由に流れることになるので、封止組立体10は、故障し始めてしまう。
図3Aは、従来技術に係る封止組立体110の分解図を示す。この実施形態においては、封止組立体110が配置される環状凹部140は、ピストン134の代わりに、シリンダ136に配置されている。カバーリング114の環状凹部119は、カバーリング114の内側部に(すなわち、カバーリング内壁126の近傍に近接して)配置されている。したがって、この実施形態においては、封止リング112の封止壁130は、封止リング内壁122に相当し、カバーリング114の封止壁132は、カバーリング内壁126に相当する。それ以外の点に関しては、従来技術の実施形態に係る封止組立体110は、図1A〜図2Bの封止組立体の実施形態と機能的に同等であり、当業者であれば、封止組立体110が封止組立体10と同様の摩耗問題を生じる傾向があることを、理解されるであろう。
説明と図面を簡略化するために、図2A〜図2Bには、1つのみの封止組立体10が示されており、図4A〜図4Bには、1つのみの封止組立体110が示されている。しかしながら、往復ピストンのアプリケーションにおいては複数の封止組立体10を1つのピストン34に設けること、または、往復シャフトのアプリケーションにおいては複数の封止組立体110を1つのシャフト136に設けることが一般的であることを、理解されたい。
図5A〜図6Bは、本発明の第1の実施形態に係る封止組立体210を示す。図5A〜図6Bに示す実施形態においては、封止組立体10の実施形態と共通の要素は、封止組立体10の参照符号に200を加算した参照符号によって、示されている。例えば、図5A〜図6Bの実施形態における封止リング212は、図1A〜図2Bの実施形態における封止リング12に対応する。説明を簡潔とするために、上述の実施形態と共通の、本実施形態におけるいくつかの要素は、図5A〜図6Bにおいて符号が付されてはいるが、明細書においては説明を省略する。
図6Aを参照して、封止リング212は、第1領域268と第2領域270とを備えるように製造される。第1領域268においては、環状凹部219の凹部径方向幅249は、封止リング212の径方向幅248と同じとなっており、第2領域270においては、環状凹部219の凹部径方向幅249は、封止リング212の径方向幅248よりも小さくなっている。これにより、封止リング212の封止壁230は、第2領域270においてはカバーリング外壁228を越えて突出するが、第1領域268においてはカバーリング外壁228から突出しない。
この例示的実施形態においては、環状凹部219の凹部径方向幅249は、第2領域270において、封止リング212の径方向幅248よりも小さくするために、縮減されている。したがって、封止リング212の径方向幅248は、全周に亘って一定となっている。なお、代替的には、封止リング212の径方向幅248を第2領域において増加させ、且つ、環状凹部219の凹部径方向幅249を全周に亘って一定としてもよい。
この実施形態においては、封止リング外壁224は、封止壁230である。したがって、環状凹部219と封止リング212の径方向幅の差によって、封止リング外壁224が、カバーリング外壁228を越えて外方へ突出する。(封止組立体110のように)封止リング内壁222が封止壁となっている実施形態においては、環状凹部219と封止リング212の径方向幅の差によって、封止リング内壁222が、カバーリング内壁226を越えて内方へ突出する。
第1領域268は、封止リング隙間216の位置と重複している。したがって、カバーリング214の封止壁232は、以下の領域において、封止シリンダ236と接触する。すなわち、この領域においては、環状凹部219の凹部径方向幅249が封止リング212の径方向幅248よりも小さくなっている場合、封止リング隙間216が形成されていることによって、気体が封止組立体210を通過可能となる。本稿で詳細に説明するように、第一領域268は、好ましくは、封止リング隙間216の位置を越えて延在する。
図6Bを参照して、封止組立体210が摩耗し始めるにつれて、第2領域270における、封止リング212の径方向幅248の当初の「オーバーサイズ」は、リング212、214の摩耗率の差を補償し、環状凹部219の凹部壁221と封止リング内壁222との間に隙間が形成されてしまうのを防止する。封止リング212が優先的に摩耗することによって、第2領域270における、環状凹部219の凹部径方向幅249と封止リング212の径方向幅248との間の差が、徐々に減少することになる。結果として、図6Bに示すように、環状凹部219の凹部径方向幅249は、封止リング212の径方向幅248と同じとなる。
封止すべき流体の圧力は、カバーリング214によって封止リング212に対して負荷を与えるために用いられ、これにより、2つのリング212、214の間に隙間が形成されることがない。仮に、2つのリング212、214の間に隙間が形成され始めたとすると、封止リング212に作用する接触力は、減少し始める一方で、カバーリング214に作用する接触力は、増加し始める。これにより、隙間のサイズを減少させる傾向が生じる。したがって、封止組立体210の構成によって、封止リング212とカバーリング214との間に隙間が形成される前に、封止組立体210に、より多くの摩耗を生じさせることを可能とする。これにより、封止組立体210は、封止組立体10、110よりも長い動作寿命を有することが可能となる。
再度、封止組立体210の底面図と上面図をそれぞれ示す図5Aおよび図5Bを参照して、この実施形態においては、封止リング212の径方向幅248は、封止組立体210の全周の約85%の周方向領域にて、環状凹部219の凹部径方向幅249よりもサイズが大きくなっている。なお、この周方向の部分は、カバーリング隙間218を中心として配置されている。封止リング212の径方向幅248の当初のサイズが環状凹部219の凹部径方向幅249よりも大きく形成されている、封止組立体210の周方向部分は、第2領域270を画定する。セクター267の円の円周は、第2領域270と、封止組立体210の周縁の中心点264から、径方向幅248と凹部径方向幅249が等しくなっている封止組立体210の周縁上の点まで、放射状に延びる2本の線とによって、画定される。
封止リング212の径方向幅248の当初のサイズが環状凹部219の凹部径方向幅249と同じとなっている、封止組立体210の周方向部分は、第1領域268を画定している。この実施形態においては、第1領域268は、好ましくは、封止リング隙間216の中点274を中心として配置され、中点274から時計回り方向および反時計回り方向に、約30°のラジアル角度で延在する。
上述したように、第1領域268は、少なくとも、封止リング隙間216の幅に相当する、封止組立体210の周方向部分に亘って、延在することが好ましい。セクター266の円の円周は、第1領域268と、中心点264から封止リング隙間216の端部まで放射状に延びる2本の線とによって、画定される。この実施形態においては、第1領域268および第2領域270の結合された長さは、封止組立体210の全周を含む。
カバーリング214の、第1領域268に属する部分の弧長は、少なくとも、封止組立体210の径方向幅239の5倍であることが好ましい。より好ましくは、カバーリング214の、第1領域268に属する部分の弧長は、封止組立体210の径方向幅239の8倍〜10倍の範囲である。
図7Aおよび図7Bは、本発明の第2の実施形態に係る封止組立体310を示す。図7Aおよび図7Bに示す実施形態においては、封止組立体110、210の実施形態と共通の要素は、これら実施形態の参照符号に100および200をそれぞれ加算した参照符号によって示されている。説明を簡潔とするために、第1の実施形態と共通の、第2の実施形態におけるいくつかの要素は、図7Aおよび図7Bにおいて符号が付されてはいるが、明細書においては説明を省略する。また、例えば径方向幅239のような、第1の実施形態に係る封止組立体210に関して記載された寸法要素の多くは、図7Aもしくは図7Bに図示されず、または、第2の実施形態に係る封止組立体310に関して記載されてはいない。しかしながら、これら寸法要素も、第2の実施形態に係る封止組立体310に含まれているものと理解されたい。
図7Aは、第2の実施形態に係る封止組立体310の部分断面図を示す。封止組立体310は、シリンダ336内を往復動するように構成されたシャフト334を封止する。この実施形態においては、環状凹部340は、シリンダ336に配置されており、この環状凹部340内に、封止組立体310が配置されている。カバーリング314の環状凹部319は、カバーリング314の内側部に(すなわち、カバーリング内壁326に近接して)配置されている。したがって、この実施形態においては、封止リング312の封止壁330は、封止リング内壁322に相当し、カバーリング314の封止壁332は、カバーリング内壁326に相当する。それ以外の点に関しては、当業者によって理解されるように、第2の実施形態に係る封止組立体310は、図5A〜図6Bに示す第1の実施形態に係る封止組立体210と機能的に同等である。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る封止組立体410の底面図を示す。この封止組立体410は、封止リング隙間416を有する封止リング412と、カバーリング隙間418を有するカバーリング414とを備える。この実施形態においては、リング412、414が互いに対して回転するのを防止するために、封止組立体410は、カバーリング414に対する封止リング412の回転を防止するための手段を備える。これにより、封止リング隙間416の位置は、カバーリング隙間418とは反対の位置に維持されることになる。この実施形態においては、このような手段は、カバーリング414の全周に亘って延在しない環状凹部419を、カバーリング414に設けることを含む。これにより、隆起部480がカバーリング414に形成される。封止リング412とカバーリング414が組み立てられた場合、封止リング隙間416は、カバーリング414の隆起部480の側方に位置するように、配置される。これにより、カバーリング414に対する封止リング412の回転を防止することができる。他の実施例に係る、カバーリング414に対する封止リング412の回転を防止するための手段は、ピンとスロットの構造を使用することを含む。なお、ピンは、双方の部材に挿通されてもよい。または、カバーリング414に対する封止リング412の回転を防止するための手段は、2つのリングの相対回転を防止するための他の手段を含んでもよい。
以上、本稿にて説明されたシステムおよび/または方法の例示的実施例について説明してきたが、当業者であれば、本稿で述べたシステムおよび方法の斬新な教示および利点から実質的に逸脱することなく、例示的実施形態において追加的な修正を加えることができる点を、容易に理解されるであろう。したがって、これらの、および全てのこのような修正は、本稿で述べたシステムおよび/または方法の範囲内に含まれるように意図されたものである。本稿で述べたシステムおよび/または方法は、添付の例示的な特許請求の範囲によって、より明確に定義され得る。

Claims (15)

  1. 封止リング隙間と、封止リング内壁と、該封止リング内壁とは反対側に位置する封止リング外壁と、封止リング径方向幅を有する封止リング上壁と、該封止リング上壁とは反対側に位置する封止リング底壁とを有する封止リングと、
    カバーリング隙間と、カバーリング内壁と、該カバーリング内壁とは反対側に位置するカバーリング外壁と、カバーリング上壁と、該カバーリング上壁とは反対側に位置するカバーリング底壁と、該カバーリング底壁とは反対側に位置する床を含む環状凹部と、前記カバーリング内壁および前記カバーリング外壁のうちの一方とは反対側に位置する凹部壁とを有するカバーリングと、を備え、
    前記封止リング内壁および前記封止リング外壁のうちの一方は、封止壁であり、
    前記床は、凹部径方向幅を有し、前記凹部壁より先端側に位置する封止端部を含み、
    前記封止リングおよび前記カバーリングは、組み立て位置を有し、該組み立て位置において、前記封止リングは、前記カバーリングの前記環状凹部に配置され、
    前記封止リング隙間は、前記カバーリング隙間と重複せず、
    前記封止リングおよび前記カバーリングは、前記組み立て位置に配置されたときに、第1領域と第2領域とを形成し、
    前記第1領域は、前記封止リング隙間と重複し、且つ、前記カバーリング隙間と重複せず、
    前記第2領域は、前記カバーリング隙間と重複し、且つ、前記封止リング隙間と重複せず、
    前記凹部径方向幅は、前記第2領域において、前記封止リング径方向幅よりも小さい、封止組立体。
  2. 前記第1領域は、前記封止リング隙間の中点から、時計回り方向および反時計回り方向に、少なくとも15°のラジアル角度だけそれぞれ延在する、請求項1に記載の封止組立体。
  3. 前記封止壁は、前記第2領域において、前記環状凹部の前記床の前記封止端部を越えて突出する、請求項1または2に記載の封止組立体。
  4. 前記凹部径方向幅は、前記第1領域において、前記封止リング径方向幅以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の封止組立体。
  5. 前記カバーリングの、前記第1領域に配置されている部分の弧長は、前記封止組立体の径方向幅の少なくとも5倍、好ましくは8倍である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の封止組立体。
  6. 前記カバーリングの、前記第1領域に配置されている部分の弧長は、前記封止組立体の径方向幅の15倍以下、好ましくは10倍以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の封止組立体。
  7. 前記カバーリングの、前記第1領域に配置されている部分の弧長は、前記封止組立体の径方向幅の8倍〜10倍である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の封止組立体。
  8. 前記封止リング径方向幅は、前記第1領域および前記第2領域に亘って一定である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の封止組立体。
  9. 前記凹部径方向幅は、前記第1領域および前記第2領域に亘って一定である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の封止組立体。
  10. 前記環状凹部は、矩形の断面を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の封止組立体。
  11. 前記封止リングは、矩形の断面を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の封止組立体。
  12. 前記封止リングおよび前記カバーリングが前記組み立て位置に配置されたときに、前記カバーリングに対する前記封止リングの回転を防止するための手段をさらに備える、請求項1〜11のいずれか1項に記載の封止組立体。
  13. 前記第1領域は、前記封止リング隙間の中点から、該封止リング隙間の周方向の両端部を越えるまで、時計回り方向および反時計回り方向に、所定のラジアル角度だけ延在する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の封止組立体。
  14. シリンダと、
    前記シリンダ内に配置され、該シリンダ内で往復動するように構成されたピストンと、を備え、
    前記ピストンは、請求項1〜13のいずれか1項に記載の封止組立体を少なくとも1つ有し、少なくとも1つの前記封止組立体の各々は、環状の溝部に配置される、装置。
  15. シリンダと、
    前記シリンダ内に配置され、該シリンダ内で往復動するように構成されたシャフトと、を備え、
    前記シリンダは、請求項1〜12のいずれか1項に記載の封止組立体を少なくとも1つ有し、少なくとも1つの前記封止組立体の各々は、環状の溝部に配置される、装置。
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