JP2017078503A - シール構造およびシール部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間に亘って確実にシール性を確保し、シール性の向上を図ることができるシャフトのシール構造およびシール部材を提供する。
【解決手段】円錐台形状に構成され、下底側端部11に形成される第一開口部11aと、上底側端部12に形成される第二開口部12aと、側面部13の重複部14と、を備え、重複部14における重ね合わせ幅H1・H2を調整することによって、第一開口部11aの外径D1と第二開口部12aの内径D2を調整可能に構成したシール部材10を用いて、シール部材10を、下底側端部11側から凹部2aに嵌め入れるとともに外径D1を調整して、凹部2aの底部2dと内周面2cに下底側端部11の角部11b・11cを線接触させ、シャフト3を、シール部材10の第一開口部11aと第二開口部12aおよびシャフト孔2bに挿通し、上底側端部12の内径D2を調整して、上底側端部12の角部12bをシャフト3に線接触させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーシングと、該ケーシングを貫通するシャフトの隙間を封止するためのシール構造およびシール部材の技術に関する。
例えば、バルブ等のようにシャフトがケーシングを貫通する構造を有する装置では、シャフトの貫通部において、シール性を確保することが重要である。
シャフトの貫通部におけるシール性を確保するための一般的な方法としては、従来、図6に示すようなラビリンスシール51を用いる方法がある。
ケーシング2とシャフト3が備えられる構成のバルブ50において、ケーシング2とシャフト3の間に存在する隙間を封止するために、リング状のシール部材を複数重ねたラビリンスシール51を配置する構成が一般的に採用される。
しかしながら、図6に示すようなラビリンスシール51を用いる構成では、ラビリンスシール51とケーシング2およびシャフト3の間には隙間が設定されているため、その隙間から流体(例えば、ガス)が漏れ出ることが避けられなかった。
そこで、シャフト貫通部のシール性を高めるための技術が種々検討されており、例えば、シャフト貫通部のシール性を向上させるための技術としては、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1に示された技術は、C型形状を有したシールリング(所謂、C型シールリング)を用いるものであり、C型シールリングの大きさを調整することで、C型形状の切れ目(合口)の隙間をできる限り小さくして、これにより、合口からの漏れを防止してシャフト貫通部のシール性を向上させる構成としている。
特開2012−42005号公報
しかしながら、C型シールリングは、変形や膨張等することによってC型形状の切れ目(合口)に隙間が生じる場合があるため、シャフト貫通部のシール性を確実に確保することが困難であった。また、ラビリンスシールは、使用期間が長くなると摩耗が生じ、隙間が大きくなることでよりシール性が悪化するという問題があった。
このため、長期間に亘って確実にシール性を確保し、シール性の向上を図ることができるシール構造およびこれを実現するシール部材の開発が望まれていた。
本発明は、斯かる現状の課題に鑑みてなされたものであり、長期間に亘って確実にシール性を確保し、シール性の向上を図ることができるシール構造およびシール部材を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明に係るシャフトのシール構造は、ケーシングと、該ケーシングを貫通するシャフトの隙間を封止するためのシール構造であって、外周側に第一の円弧と内周側に第二の円弧を有する略扇型の金属板を、前記第一の円弧が略円形を形成し、かつ、前記第二の円弧が略円形を形成するように湾曲させて、かつ、前記略扇型の金属板の周方向における両端部を重ね合わせて円錐台形状に構成し、前記第一の円弧からなる略円形の第一開口部が形成される下底側端部と、前記第二の円弧からなる略円形の第二開口部が形成される上底側端部と、前記下底側端部と前記上底側端部を繋ぐ側面部と、前記側面部において、前記略扇型の金属板の周方向における両端部を重ね合わせてなる重複部と、を備え、前記重複部の重ね合わせ幅を変更することによって、前記下底側端部の外径と前記上底側端部の内径を調整可能に構成したシール部材を用いて、前記ケーシングの内側に、円柱状の空隙部たる凹部が形成されており、前記凹部に、前記シャフトを挿通するためのシャフト孔が形成されており、前記シール部材が、前記下底側端部側から前記凹部に嵌め入れられており、前記重複部の重ね合わせ幅が変更されることによって前記下底側端部の外径が調整され、前記凹部の底部と内周面に前記下底側端部が線接触されるとともに、前記シャフトが、前記凹部に配置された前記シール部材の前記第一開口部と前記第二開口部および前記シャフト孔に挿通されており、前記重複部の重ね合わせ幅が変更されることによって前記上底側端部の内径が調整され、前記上底側端部が前記シャフトに線接触されるものである。
また、本発明に係るシール部材は、ケーシングと、該ケーシングを貫通するシャフトの隙間を封止するためのシール部材であって、外周側に第一の円弧と内周側に第二の円弧を有する略扇型の金属板を、前記第一の円弧が略円形を形成し、かつ、前記第二の円弧が略円形を形成するように湾曲させて、かつ、前記略扇型の金属板の周方向における両端部を重ね合わせて円錐台形状に構成し、前記第一の円弧からなる略円形の第一開口部が形成される下底側端部と、前記第二の円弧からなる略円形の第二開口部が形成される上底側端部と、前記下底側端部と前記上底側端部を繋ぐ側面部と、前記側面部において、前記略扇型の金属板の周方向における両端部を重ね合わせてなる重複部と、を備え、前記重複部の重ね合わせ幅を変更することによって、前記下底側端部の外径と前記上底側端部の内径を調整可能に構成され、前記ケーシングの内側に形成された円柱状の空隙部たる凹部に、前記下底側端部側から嵌め入れられて、前記凹部の底部と内周面に前記下底側端部が線接触され、かつ、前記凹部に形成されたシャフト孔と前記第一開口部と前記第二開口部に前記シャフトが挿通されて、前記上底側端部が前記シャフトに線接触されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明に係るシール構造およびシール部材によれば、より確実にシール性を確保することができ、これにより、シャフト貫通部におけるシール性の向上を図ることができる。
本発明の一実施例に係るシール構造を示す断面模式図。 本発明の一実施例に係るシール部材を示す図、(a)上底部側からみた模式図、(b)図2(a)におけるA−A断面図。 本発明の一実施例に係るシール部材を示す斜視模式図。 シール部材の基になる略扇型の金属板を示す模式図。 本発明の一実施例に係るシール部材の挙動(バルブ内の圧力が上昇した場合)の説明図。 従来のシール構造(ラビリンスシールを用いる場合)を示す断面模式図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
本発明の一実施形態に係るシール構造について、図1を用いて説明する。
図1に示す如く、本発明の一実施形態に係るシール構造は、バルブ1を構成するケーシング2とシャフト3の間に存在する隙間のシール構造であり、その隙間を封止するためにシール部材10を用いる構成としている。
本実施形態に示すバルブ1は、所謂EGRバルブとして用いられるものであり、バルブ1には、高温かつ高圧の排気ガスが流通する。
図1に示す如く、ケーシング2は、バルブ1が備える図示しない弁体を被装するとともに、流体(本実施形態では排気ガス)が流通する流路を形成する部材である。
ケーシング2には、シール部材10を嵌入させるための凹部2aが形成されており、該凹部2aにおいて、シャフト3を挿通するためのシャフト孔2bが形成されている。
凹部2aは、略円柱状の空隙部たる凹みであり、本実施形態では、その円柱の軸心位置とシャフト孔2bの円の中心を一致させている。
シャフト3は、バルブ1が備える図示しない弁体を軸支するための部材であり、シャフト孔2bに挿通され、図示しない支持部材(メタル軸受等)によって軸回りに回転可能に支持されている。
そして、本発明の一実施形態に係るシャフト3のシール構造では、ケーシング2とシャフト3の間に存在する隙間を、シール部材10によって封止する構成としている。
ここで、シール部材10の構成について、図2〜図4を用いて説明する。
図2(a)(b)および図3に示す如く、シール部材10は、略円錐台状の形状を有する金属製の部材であり、下底側端部11、上底側端部12、側面部13を備えている。
下底側端部11は、円錐台状の形状を有するシール部材10における「下底」に対応する側の端部であり、上底側端部12は、円錐台状の形状を有するシール部材10における「上底」に対応する側の端部である。尚、本実施形態では、円錐台形状における先細り側の端部を「上底」と呼び、先太り側の端部を「下底」と呼ぶ。
また、図2(a)(b)および図3に示す如く、シール部材10は、下底側端部11において、略円形の第一開口部11aが形成されており、上底側端部12において、略円形の第二開口部12aが形成されている。
さらに、シール部材10は、側面部13において、金属板が重ね合わせられた部位である重複部14が形成されている。尚、本実施形態では、重複部14の重ね合わせ幅を、外周側端部の重ね合わせ幅H1と、内周側端部の重ね合わせ幅H2によって規定する。
尚、重ね合わせ幅H1は、下底側端部11における金属板の各端部の距離であり、重ね合わせ幅H2は、上底側端部12における金属板の各端部の距離である。
このような形状を有するシール部材10は、図4に示すような外周側に第一の円弧5aと内周側に第二の円弧5bを有する略扇型の金属板5を用いて、第一の円弧5aが略円形になり、かつ、第二の円弧5bが略円形になるように湾曲させて、さらに、略扇型の金属板の周方向における両端部5c・5dを重ね合わせて円錐台状に構成することによって製造することができる。尚、シール部材10の製造に際しては、例えば、プレス成形等の手法を併用しても良い。
そして、このような構成のシール部材10では、重複部14の重ね合わせ幅H1・H2を変更することによって、下底側端部11(即ち、第一開口部11a)と上底側端部12(即ち、第二開口部12a)の大きさを調整することができ、より詳しくは、下底側端部11の外径D1と上底側端部12の内径D2を調整することができる。
尚、重複部14においては内周側および外周側に段差が発生するが、シール性を確保するためには、このような段差はできる限り小さくすることが好ましい。このため、シール部材10を構成する略扇型の金属板は、周方向における両端部を、端に向かって厚みが小さくなるように傾斜させることが好ましい。
次に、シール部材10の配置状況および挙動について、図5を用いて説明する。
図5に示す如く、シール部材10は、重複部14の重ね合わせ幅H1・H2を調整して、下底側端部11の外径D1を凹部2aの内周面2cの内径に一致させて、該下底側端部11側から凹部2aに嵌め込んで配置される。
凹部2aに嵌め込まれたシール部材10は、下底側端部11の角部11b・11cが、凹部2aの内周面2cと底部2dに対してそれぞれ、1周以上の周長に亘って連続して線接触させるように構成しており、バルブ1では、角部11b・11cが線接触する部位において2重の気密ラインが形成されている。
また、凹部2aに配置されたシール部材10には、シャフト3が挿通されている。
シャフト3は、シャフト孔2bおよび第二開口部12aと第一開口部11aに挿通されており、シール部材10の上底側端部12の外径D2がシャフト3の外径に一致し、上端側端部12の角部12bが外周面3aに接するように、重複部14の重ね合わせ幅H1・H2を調整している。
シール部材10は、上底側端部12の角部12bが、シャフト3の外周面3aに対して、1周以上の周長に亘って連続して線接触させるように構成しており、バルブ1では、角部12bが線接触する部位において気密ラインが形成されている。
このようにシール部材10を用いたバルブ1のシール構造では、下底側端部11側でシール部材10とケーシング2のシール性を確保し、上底側端部12側でシール部材10とシャフト3のシール性を確保することができるため、ケーシング2とシャフト3の間に存在する隙間のシール性を確実に確保することができる。
また、バルブ1内の圧力が高まると、シール部材10には、図5に示すような力Fが作用する。力Fは、側面部13に対して垂直な力である。
本発明に係るシール構造において、シール部材10は、下底側端部11側から凹部2aに嵌め入れられているため、バルブ1の内側から外側に向かって拡径する傾斜を有している。このため、シール部材10に力Fが作用したときには、その傾斜方向に沿って、力Fの分力f1・f2が生じる。
分力f1は、上底側端部12の角部12bをシャフト3の外周面3aにより強く押圧することに寄与するとともに、第二開口部12aを絞るように作用する。
また、分力f2は、下底側端部11の角部11cを底部2dにより強く押圧することに寄与する。
このため、シール部材10に力Fが作用したときにおいて、上底側端部12は、第二開口部12aが絞られるように重複部14の重ね合わせ幅H2が変更され、上底側端部12とシャフト3の外周面3aとのシール性がより高められる。
また、シール部材10は、力Fが作用したときに、下底側端部11は、凹部2aの底部2dにより強く押圧されることとなるため、下底側端部11と凹部2aとのシール性がより高められる。
また、シール部材10は、使用期間が長くなって摩耗が生じたとしても、力Fの作用によって、上底側端部12の第二開口部12aが絞られるように重複部14の重ね合わせ幅H2が変更されるため、シール部材10とシャフト3のとの間の隙間が自然に解消され、長期間に亘って確実にシール性を確保することができる。例えば、ラビリンスシールを用いた場合には、摩耗によってシール性が少しずつ悪化していくのに対し、シール部材10を用いた場合には、シール部材10が摩耗したとしても、シール部材10において重複部14が存在し、シール部材10が、シャフト3の軸方向視において、シャフト3と凹部2aの間の空間を埋めうる投影面積を有する限り、長期間に亘って確実にシール性を確保することができる。
即ち、シール部材10は、ラビリンスシール等の従来のシール部材に比して長寿命であるという特徴を有している。
さらに、シール部材10は、力Fが作用したときに、重複部14では、金属板5の両端部5c・5d(図4参照)同士がさらに強く押圧されることとなるため、重複部14におけるシール性がより高められる。
即ち、シール部材10を用いたバルブ1のシール構造では、簡易な構成でありながら、バルブ1内の圧力が高まるほど、よりシール性が高くなるという特徴を有している。
また、シール部材10は、シャフト3の挙動に合わせて、重複部14の重ね合わせ幅H1・H2が適宜変更されるため、シャフト3の芯ずれにも対応することができ、シャフト3に若干の芯ずれが生じた場合でもシール性を確保することができる。
即ち、本発明の一実施形態に係るシール構造は、ケーシング2と、該ケーシング2を貫通するシャフト3の隙間を封止するためのシール構造であって、外周側に第一の円弧5aと内周側に第二の円弧5bを有する略扇型の金属板5を、第一の円弧5aが略円形を形成し、かつ、第二の円弧5bが略円形を形成するように湾曲させて、かつ、金属板5の周方向における両端部5c・5dを重ね合わせて円錐台形状に構成し、第一の円弧5aからなる略円形の第一開口部11aが形成される下底側端部11と、第二の円弧5bからなる略円形の第二開口部12aが形成される上底側端部12と、下底側端部11と上底側端部12を繋ぐ側面部13と、側面部13において、金属板5の周方向における両端部5c・5dを重ね合わせてなる重複部14と、を備え、重複部14の重ね合わせ幅H1・H2を調整することによって、下底側端部11の外径D1と上底側端部12の内径D2を調整可能に構成したシール部材10を用いて、ケーシング2の内側に、円柱状の空隙部たる凹部2aが形成されており、凹部2aに、シャフト3を挿通するためのシャフト孔2bが形成されており、シール部材10が、下底側端部11側から凹部2aに嵌め入れられており、重複部14の重ね合わせ幅H1・H2が変更されることによって下底側端部11の外径D1が調整され、凹部2aの底部2dと内周面2cに下底側端部11の角部11b・11cが線接触されるとともに、シャフト3が、凹部2aに配置されたシール部材10の第一開口部11aと第二開口部12aおよびシャフト孔2bに挿通されており、重複部14の重ね合わせ幅H1・H2が変更されることによって上底側端部12の内径D2が調整され、上底側端部12の角部12bがシャフト3に線接触されるものである。
また、本発明の一実施形態に係るシール部材10は、ケーシング2と、該ケーシング2を貫通するシャフト3の隙間を封止するための部材であって、外周側に第一の円弧5aと内周側に第二の円弧5bを有する略扇型の金属板5を、第一の円弧5aが略円形を形成し、かつ、第二の円弧5bが略円形を形成するように湾曲させて、かつ、金属板5の周方向における両端部5c・5dを重ね合わせて円錐台形状に構成し、第一の円弧5aからなる略円形の第一開口部11aが形成される下底側端部11と、第二の円弧5bからなる略円形の第二開口部12aが形成される上底側端部12と、下底側端部11と上底側端部12を繋ぐ側面部13と、側面部13において、金属板5の周方向における両端部5c・5dを重ね合わせてなる重複部14と、を備え、重複部14の重ね合わせ幅H1・H2を調整することによって、下底側端部11の外径D1と上底側端部12の内径D2を調整可能に構成され、ケーシング2の内側に形成された円柱状の空隙部たる凹部2aに、下底側端部11側から嵌め入れられて、凹部2aの底部2dと内周面2cに下底側端部11の角部11b・11cが線接触され、かつ、凹部2aに形成されたシャフト孔2bと第一開口部11aと第二開口部12aにシャフト3が挿通されて、上底側端部12の角部12bがシャフト3に線接触されるものである。
このような構成のシャフト3のシール構造およびシール部材10によれば、長期間に亘って確実にシール性を確保することができ、これにより、シャフト3の貫通部におけるシール性の向上を図ることができる。
尚、本実施形態では、EGRバルブたるバルブ1を例示しているが、バルブ1に流通する流体は、排気ガス(気体)には限定されず、本発明の一実施形態に係るシャフト3のシール構造およびシール部材10は、気体以外(例えば、液体)を扱うバルブにおいても適用することができる。
1 バルブ
2 ケーシング
2a 凹部
2b シャフト孔
3 シャフト
5 金属板
5a 第一の円弧
5b 第二の円弧
5c 端部
5d 端部
10 シール部材
11 下底部
11a 第一開口部
12 上底部
12a 第二開口部
13 側面部
14 重複部

Claims (2)

  1. ケーシングと、該ケーシングを貫通するシャフトの隙間を封止するためのシール構造であって、
    外周側に第一の円弧と内周側に第二の円弧を有する略扇型の金属板を、前記第一の円弧が略円形を形成し、かつ、前記第二の円弧が略円形を形成するように湾曲させて、かつ、前記略扇型の金属板の周方向における両端部を重ね合わせて円錐台形状に構成し、
    前記第一の円弧からなる略円形の第一開口部が形成される下底側端部と、
    前記第二の円弧からなる略円形の第二開口部が形成される上底側端部と、
    前記下底側端部と前記上底側端部を繋ぐ側面部と、
    前記側面部において、前記略扇型の金属板の周方向における両端部を重ね合わせてなる重複部と、
    を備え、
    前記重複部の重ね合わせ幅を変更することによって、前記下底側端部の外径と前記上底側端部の内径を調整可能に構成したシール部材を用いて、
    前記ケーシングの内側に、円柱状の空隙部たる凹部が形成されており、
    前記凹部に、前記シャフトを挿通するためのシャフト孔が形成されており、
    前記シール部材が、
    前記下底側端部側から前記凹部に嵌め入れられており、前記重複部の重ね合わせ幅が変更されることによって前記下底側端部の外径が調整され、前記凹部の底部と内周面に前記下底側端部が線接触されるとともに、
    前記シャフトが、
    前記凹部に配置された前記シール部材の前記第一開口部と前記第二開口部および前記シャフト孔に挿通されており、前記重複部の重ね合わせ幅が変更されることによって前記上底側端部の内径が調整され、前記上底側端部が前記シャフトに線接触される、
    シール構造。
  2. ケーシングと、該ケーシングを貫通するシャフトの隙間を封止するためのシール部材であって、
    外周側に第一の円弧と内周側に第二の円弧を有する略扇型の金属板を、前記第一の円弧が略円形を形成し、かつ、前記第二の円弧が略円形を形成するように湾曲させて、かつ、前記略扇型の金属板の周方向における両端部を重ね合わせて円錐台形状に構成し、
    前記第一の円弧からなる略円形の第一開口部が形成される下底側端部と、
    前記第二の円弧からなる略円形の第二開口部が形成される上底側端部と、
    前記下底側端部と前記上底側端部を繋ぐ側面部と、
    前記側面部において、前記略扇型の金属板の周方向における両端部を重ね合わせてなる重複部と、
    を備え、
    前記重複部の重ね合わせ幅を変更することによって、前記下底側端部の外径と前記上底側端部の内径を調整可能に構成され、
    前記ケーシングの内側に形成された円柱状の空隙部たる凹部に、前記下底側端部側から嵌め入れられて、前記凹部の底部と内周面に前記下底側端部が線接触され、かつ、
    前記凹部に形成されたシャフト孔と前記第一開口部と前記第二開口部に前記シャフトが挿通されて、前記上底側端部が前記シャフトに線接触される、
    シール部材。
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