JP2014068883A - 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】断層画像に対するマスク処理を精度よく実施する。
【解決手段】放射線照射部を移動させながら放射線画像検出器と放射線照射部との間の被写体に対して複数の方向から放射線を照射し、放射線画像検出器で放射線を検出して撮影された複数の投影画像を取得し(ステップ100)、取得した複数の投影画像から再構成して被写体の断層画像を生成し(ステップ102)、複数の投影画像の各々の、被写体の画像を含む被写体領域と被写体の画像を含まない直接線領域とを分離するための複数の投影画像マスクを生成し(ステップ104)、断層画像の被写体領域と直接線領域とを分離するための断層画像マスクを、複数の投影画像マスクから再構成して生成し(ステップ106)、断層画像に断層画像マスクを適用してマスク処理を行う(ステップ108)。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法に係り、特に被写体に対して異なる方向から放射線を照射して撮影された放射線画像から断層画像を生成する画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法に関する。
従来、医療診断を目的とした放射線撮影を行う放射線画像撮影装置が知られている。この種の放射線画像撮影装置として、例えば、乳がんの早期発見等を目的として被験者の乳房を撮影するマンモグラフィが挙げられる。また、マンモグラフィにおいて、被験者の乳房を複数の方向から放射線を照射して撮影するトモシンセシス撮影を行う技術が知られている。
このトモシンセシス撮影により取得された乳房のスライス画像は高濃度(乳腺が多い)な乳房(いわゆるDense乳房)に対して特に有効であるとされている。この理由として、1つの方向から撮影された場合には、乳腺は透過率が低く、例えば腫瘤等が乳腺の存在によって隠れてしまい画像に反映されずに誤診につながるおそれがあるが、複数の方向から撮影することによりこの腫瘤が画像に反映されやすくなることが挙げられる。
トモシンセシス撮影では、被写体に対して異なる方向から放射線を照射して撮影された放射線画像から再構成して、所定のスライス間隔で撮影面に平行な断層画像を生成する。
ところで、断層画像を表示する場合に、被写体の画像が含まれない直接線領域を黒く表示する方が、画像としての品位が上がる(眩しさを低減できる、被写体領域が見やすくなる等)。また、断層画像に対して階調(濃度)を反転させる反転処理を施した場合には、直接線領域が白くなり眩しくなってしまうため、直接線領域については黒い状態を維持したいという要望もある。
なお、マンモグラフィにより撮影された放射線画像に対してPPV(Pixel Padding Value)処理を施して、直接線領域をマスク処理する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、被写体の撮像部位の断面形状に対応した2次元モデルを撮影像のサイノグラムの境界にフィッティングさせ、フィッティングされた2次元モデル(フィット曲線)に基づいて不完全撮影像(被写体の一部のみが投影されている撮影像)からはみ出した撮像部位の2次元輪郭情報を推定することで、3次元輪郭情報を得る技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−297393号公報 特開2007−143954号公報
上記特許文献1に記載の技術は、放射線画像のマスクを作成して直接線領域をマスク処理する技術であって、断層画像のマスクを作成する技術ではない。図12に示すように、トモシンセシス撮影では被写体にコーンビームの放射線を照射して放射線画像を得るが、例えば、被写体(ここでは乳房)に対して垂直方向から放射線を照射したときに得られた放射線画像に対応するマスクを作成したとしても、当該マスクと、複数の放射線画像から再構成された断層画像に対応するマスクとでは、被写体領域や直接線領域のサイズ等が異なるため、そのままでは適用できない。また、上記特許文献2に記載の技術において用いられるサイノグラムの境界データも、放射線画像における境界データであり、断層画像における境界データではない。
本発明は、断層画像に対するマスク処理を精度よく実施することができる画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像処理装置は、放射線照射部を移動させながら前記放射線画像検出器と前記放射線照射部との間の被写体に対して複数の方向から放射線を照射し、前記放射線画像検出器で放射線を検出して撮影された複数の投影画像を取得する取得手段と、前記取得された複数の投影画像から再構成して前記被写体の断層画像を生成する断層画像生成手段と、前記複数の投影画像の各々の、前記被写体の画像を含む被写体領域と前記被写体の画像を含まない直接線領域とを分離するための複数の投影画像マスクを生成する投影画像マスク生成手段と、前記断層画像の前記被写体領域と前記直接線領域とを分離するための断層画像マスクを、前記複数の投影画像マスクから再構成して生成する断層画像マスク生成手段と、前記断層画像に前記断層画像マスクを適用してマスク処理を行うマスク処理手段と、を備えている。
このように、投影画像マスクから再構成して断層画像マスクを生成するため、断層画像に対応する断層画像マスクが得られ、マスク処理を精度よく実施することができる。
なお、請求項2に記載のように、前記断層画像マスク生成手段は、前記断層画像生成手段により生成された複数の断層画像を、前記放射線照射部側の第1断層画像群と前記放射線検出器側の第2断層画像群とに分けたときの、前記第1断層画像群に含まれる複数の断層画像の各々に対応する複数の断層画像マスクを生成し、前記マスク処理手段は、前記第2断層画像群に対してマスク処理を行う場合には、前記第2断層画像群に対する前記複数の断層画像マスクの対応順序を、前記第1断層画像群に対する前記複数の断層画像マスクの対応順序と逆にして各断層画像マスクを適用し、マスク処理を行うようにしてもよい。
これにより、断層画像マスクの生成時間を短縮でき、また、第1断層画像群の断層画像に対応する断層画像マスクを第2断層画像群の断層画像のマスク処理に適用することで、第2断層画像群の断層画像に対応する断層画像マスクを第1断層画像群の断層画像のマスク処理に適用する場合に比べてマスク処理の精度も維持される。
また、請求項3に記載の発明のように、前記断層画像に対して前記マスク処理以外の画像処理を行う場合に、前記マスク処理が行われる前に前記画像処理を行う画像処理手段を更に備えていてもよい。
このように、マスク処理が行われる前にマスク処理以外の画像処理を行うことで、アーチファクトの発生を抑制できる。
請求項4に記載の発明のように、前記断層画像マスク生成手段は、前記断層画像マスクの全領域のうち、前記複数の方向から照射される放射線の各々の照射領域が重なる領域を、前記投影画像マスクから再構成して生成するようにしてもよい。
全領域について再構成を行う場合に比べて、マスクの生成処理が高速化する。
請求項5に記載の発明のように、前記複数の投影画像マスクが被写体領域である部分を被写体領域とし、前記複数の投影画像マスクの少なくとも1つの投影画像マスクが直接線領域である部分を直接線領域として演算して断層画像マスクの再構成を行なうようにしてもよい。
このような構成によれば、加算処理を行って再構成を行う場合に比べて、断層画像マスクの生成処理が高速化する。
請求項6に記載の発明のように、前記断層画像マスク生成手段は、前記複数の投影画像マスクの各々を縮小した複数の縮小マスクから前記断層画像マスクを再構成して生成し、前記マスク処理手段は、前記断層画像マスクを元のサイズに復元して前記マスク処理を行うようにしてもよい。
投影画像マスクを縮小した縮小マスクから断層画像マスクを再構成して生成することで、縮小せずに再構成する場合に比べて断層画像マスクの生成処理が高速化する。
請求項7に記載の発明のように、前記断層画像マスク生成手段により生成された断層画像マスクを、一次元状の形式又は関数形式のデータで記憶する記憶手段を更に設け、前記マスク処理手段は、前記記憶手段に記憶されたデータにより表わされた断層画像マスクを用いて前記マスク処理を行うようにしてもよい。
ビットマップの形式で断層画像マスクの画像情報を記憶する場合に比べて記憶容量を削減できる。
請求項8の発明は、放射線検出器に対向して設けられた放射線照射部を移動しながら前記放射線画像検出器上の被写体に対して複数の方向から放射線を照射し、前記放射線画像検出器で放射線を検出して複数の放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置と、前記放射線画像撮影装置で撮影された複数の放射線画像から断層画像を生成してマスク処理を行う、前記請求項1から前記請求項7の何れか1項に記載の画像処理装置と、を備えた放射線画像撮影システムである。
また、請求項9の発明は、コンピュータを、放射線検出器に対向して設けられた放射線照射部を移動しながら前記放射線画像検出器上の被写体に対して複数の方向から放射線を照射し、前記放射線画像検出器で放射線を検出して撮影された複数の投影画像を取得する取得手段、前記被写体の断層画像を、前記取得された複数の投影画像から再構成して生成する断層画像生成手段、前記複数の投影画像の各々の、前記被写体の画像を含む被写体領域と前記被写体の画像を含まない直接線領域とを分離するための複数の投影画像マスクを生成する投影画像マスク生成手段、前記断層画像の前記被写体領域と前記直接線領域とを分離するための断層画像マスクを、前記複数の投影画像マスクから再構成して生成する断層画像マスク生成手段、及び前記断層画像に前記断層画像マスクを適用してマスク処理を行うマスク処理手段、として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項10の発明は、放射線検出器に対向して設けられた放射線照射部を移動しながら前記放射線画像検出器上の被写体に対して複数の方向から放射線を照射し、前記放射線画像検出器で放射線を検出して撮影された複数の投影画像を取得する取得工程と、前記被写体の断層画像を、前記取得された複数の投影画像から再構成して生成する断層画像生成工程と、前記複数の投影画像の各々の、前記被写体の画像を含む被写体領域と前記被写体の画像を含まない直接線領域とを分離するための複数の投影画像マスクを生成する投影画像マスク生成工程と、前記断層画像の前記被写体領域と前記直接線領域とを分離するための断層画像マスクを、前記複数の投影画像マスクから再構成して生成する断層画像マスク生成工程と、前記断層画像に前記断層画像マスクを適用してマスク処理を行うマスク処理工程と、を備えた画像処理方法である。
このような放射線画像撮影システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法も、上記請求項1の画像処理装置と同様に作用するため、マスク処理を精度よく実施することができる。
以上説明したように、本発明によれば断層画像に対するマスク処理を精度よく実施することができる、という効果が得られる。
実施の形態の放射線画像撮影装置の構成の一例を示す平面図である。 実施の形態の放射線画像撮影装置の撮影時における構成の一例を示す図である。 実施の形態の放射線画像撮影装置の撮影時の説明を行うための説明図である。 実施の形態の放射線画像撮影システムの構成の一例を示すブロック図である。 投影画像における被写体領域(本実施形態では乳房Nを含む部分)と被写体が含まれない直接線領域の一例を模式的に示す図である。 実施の形態の断層画像出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。 断層画像マスクの適用前の断層画像の一例を示す図である。 断層画像マスクの適用後の(すなわちマスク処理後の)断層画像の一例を示す図である。 マスク処理前に画像処理を実施する断層画像出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。 二値の各画素値を有する画像情報を模式的に示す図である。 一次元状の画像情報を説明するための模式図である。 断層画像を2つの群に分けたときの一方の群に対応する断層画像マスクを他方の群のマスク処理にも用いる場合の説明図である。 被写体に対して異なる照射角度で照射された放射線の照射範囲の各々が重なる領域を説明する説明図である。 被写体にコーンビームの放射線を照射して得られた放射線画像と断層画像とのサイズ差を説明する説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態は本発明を限定するものではない。
図1〜図3に示すように、本実施の形態の放射線画像撮影装置10は、被験者Wが立った立位状態において、当該被験者Wの乳房N、を放射線(例えば、X線)により撮影する装置であり、例えば、マンモグラフィと称される。なお、以下では、撮影の際に放射線画像撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wに近い手前側を放射線画像撮影装置10の装置前方側とし、放射線画像撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wから離れた奥側を放射線画像撮影装置10の装置後方側とし、放射線画像撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wの左右方向を放射線画像撮影装置10の装置左右方向として説明する(図1〜図3の各矢印参照)。
また、放射線画像撮影装置10の撮影対象は、乳房Nに限られず、例えば、身体の他の部位、物体であってもよい。また、放射線画像撮影装置10としては、被験者Wがイス(車イスを含む)等に座った座位状態において、その被験者Wの乳房Nを撮影する装置であってもよく、少なくとも被験者Wの上半身が立位した状態でその被験者Wの乳房Nが左右別個に撮影可能な装置であればよい。
放射線画像撮影装置10は、図1に示すように、装置前方側に設けられた側面視略C字状の測定部12と、測定部12を装置後方側から支える基台部14と、を備えている。
測定部12は、立位状態にある被験者Wの乳房Nと当接する平面状の撮影面20が形成された撮影台22と、乳房Nを撮影台22の撮影面20との間で圧迫するための圧迫板26と、撮影台22及び圧迫板26を支持する保持部28と、を備えて構成されている。なお、圧迫板26には、放射線を透過する部材が用いられる。
また、測定部12は、管球などの放射線源30(図4参照)が設けられ、放射線源30から撮影面20に向けて検査用の放射線を照射する放射線照射部24と、保持部28とは分離され放射線照射部24を支持する支持部29とを備えている。
測定部12には、基台部14に回動可能に支えられている回動軸16が設けられている。回動軸16は、支持部29に対して固定されており、回動軸16と支持部29は一体に回動するようになっている。
保持部28に対しては、回動軸16が連結されて一体に回動する状態と、回動軸16が分離されて空転する状態とに切り替え可能とされている。具体的には、回動軸16及び保持部28にそれぞれギアが設けられ、このギア同士の噛合状態・非噛合状態を切替えるようになっている。
なお、回動軸16の回動力の伝達・非伝達の切り替えは、種々の機械要素を用いることができる。
保持部28は、撮影面20と放射線照射部24とが所定間隔離れるように撮影台22と放射線照射部24とを支持すると共に、圧迫板26と撮影面20との間隔が可変であるように圧迫板26をスライド移動可能に保持している。
乳房Nが当接する撮影面20は、放射線透過性や強度の観点から、例えば、カーボンで形成されている。撮影台22の内部には、乳房N及び撮影面20を通過した放射線が照射され、その放射線を検出する放射線検出器42が配置されている。放射線検出器42が検出した放射線が可視化されて放射線画像が生成される。
本実施の形態の放射線画像撮影装置10は、少なくとも、被写体としての乳房Nに対して、複数の方向から放射線を照射して撮影を行うことができる装置とされている。図2、図3は、それぞれ、当該撮影時における放射線画像撮影装置10の姿勢、当該撮影時における放射線照射部24の位置を示している。図2及び図3に示すように、当該撮影は、放射線照射部24を支持すると共に、保持部28を介して撮影台22を支持する支持部29を傾けて撮影を行うものである。
放射線撮影装置10では、図3に示すように、乳房Nに対して複数の方向から放射線を照射して撮影(トモシンセシス撮影)を行う場合、保持部28に対して回動軸16が空転して撮影台22と圧迫板26が動かず、支持部29が回動することにより放射線照射部24のみが円弧状に移動する。なお、本実施の形態では、図3に示すように角度αから所定角度θずつ撮影位置を移動させて、放射線照射部24の位置がP1〜Pnのn箇所で撮影が行われる。
また、本実施の形態の放射線画像撮影装置10では、乳房Nに対して、CC(Cranio & Caudal:頭尾方向)撮影とMLO(Mediolateral-Oblique:内外斜位方向)撮影との両者を行うことができる装置とされている。なお、CC撮影時においては、撮影面20が上方を向いた状態に保持部28の姿勢が調整されると共に、放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に保持部28の姿勢が調整される。これにより、立位状態の被験者Wの頭側から足側に向かって、放射線照射部24から乳房Nへ放射線が照射されて、CC撮影がなされる。また、MLO撮影時では、一般的に、CC撮影時に比べて撮影台22を45°以上90°未満回転させた状態に保持部28の姿勢が調整され、撮影台22の装置前方側の側壁角部22Aに被験者Wの腋窩をあてるようにポジショニングされる。これにより、被験者Wの胴体の軸中心側から外側へ向かって、放射線照射部24から乳房Nへ放射線が照射されて、MLO撮影がなされる。
なお、撮影台22の装置前方側の面には、撮影時において、被験者Wの乳房Nよりも下方の胸部分を当接させる胸壁面25が形成されている。胸壁面25は平面状とされている。
図4には、本実施の形態の放射線画像撮影システム5の構成の一例のブロック図を示す。
本実施の形態の放射線画像撮影システム5は、放射線画像撮影装置10、画像処理装置50、及び表示装置80を備えて構成されている。
放射線画像撮影装置10は、放射線照射部24、放射線検出器42、操作パネル44、撮影装置制御部46、及び通信I/F部48を含んで構成されている。
撮影装置制御部46は、放射線画像撮影装置10全体の動作を制御する機能を有するものであり、CPU(Central Processing Unit)60、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含むメモリ、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等から成る不揮発性の記憶部を備えて構成されている。また、撮影装置制御部46は、放射線照射部24、放射線検出器42、操作パネル44、及び通信I/F部48と接続されている。
撮影装置制御部46は、操作パネル44(曝射スイッチ)によりオペレータから照射指示を受け付けると、指定された曝射条件に基づいて設定された撮影メニュー(詳細後述)に従って、放射線照射部24に設けられた放射線源30から撮影面20に対して放射線を照射させる。なお、本実施形態において、放射線源30は、コーンビームの放射線(例えば、円錐状のX線ビーム)を照射する。
放射線検出器42は、画像情報を担持する放射線の照射を受けて画像情報を記録し、記録した画像情報を出力するものであり、例えば、放射線感応層を配置し、放射線をデジタルデータに変換して出力するFPD(Flat Panel Detector)として構成されている。放射線検出器42は、放射線が照射されると、放射線画像を示す画像情報を撮影装置制御部46へ出力する。本実施の形態では、放射線検出器42によって、乳房Nを透過した放射線の照射を受けて放射線画像を示す画像情報が得られる。
操作パネル44は、曝射条件や姿勢情報等の各種の操作情報、各種の操作指示等が設定される機能を有するものである。
操作パネル44で設定される曝射条件には、管電圧、管電流、照射時間、及び姿勢情報等の情報等が含まれている。操作パネル44で指定される姿勢情報には、乳房Nに対して複数の方向から撮影を行う場合の撮影位置(撮影姿勢、角度)を表す情報等が含まれている。
なお、これらの曝射条件、姿勢情報等の各種の操作情報及び各種の操作指示等は、操作パネル44によりオペレータが設定するようにしてもよいし、他の制御装置(RIS:Radiology Information System、放射線情報システム、放射線を用いた、診療、診断等の情報の管理を行うシステム)等から得るようにしてもよいし、予め記憶部に記憶させておいてもよい。
操作パネル44から各種情報が設定されると、撮影装置制御部46は、設定された各種情報に基づいて設定された撮影メニューに従って、放射線照射部24から放射線を被験者Wの撮影部位(乳房N)に照射させて放射線画像の撮影を実行する。撮影装置制御部46は、乳房Nに対して複数の方向から放射線を照射して撮影を行う場合には、撮影面20が上方を向いた状態に保持部28の姿勢を調整すると共に放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢を調整する。そして、撮影装置制御部46は、図3に示すように、支持部29を回動させて放射線照射部24を円弧状に角度αから角度θずつ移動させて撮影条件に基づいて放射線照射部24に設けられた放射線源30から撮影面20に対して異なる角度で個別に放射線を照射させる。これによりn枚の放射線画像が得られる。
通信I/F部48は、放射線画像撮影装置10と、画像処理装置50と、の間で撮影された放射線画像や各種情報等をネットワーク49を介して送受信するための機能を有する通信インターフェイスである。
画像処理装置50は、放射線画像撮影装置10から取得した放射線画像から再構成した断層画像を生成する機能を有しており、腫瘤等の関心物を、医師等が観察するための画像処理を放射線画像に対して行う機能を有している。なお、以下では、医師等、撮影された放射線画像や生成された断層画像の観察や腫瘍等の診断等を行う者をユーザとい、放射線画像撮影装置10においてトモシンセシス撮影により放射線検出器42が放射線を検出することで得られた放射線画像を「投影画像」と呼称する。
画像処理装置50は、CPU52、ROM54、RAM56、HDD58、通信I/F部60、画像表示指示部62、指示受付部64、断層画像生成部66、投影画像マスク生成部68、断層画像マスク生成部70、マスク処理部72、及び記憶部74を備えて構成されている。これらは、コントロールバスやデータバス等のバス75を介して互いに情報等の授受が可能に接続されている。
CPU52は、画像処理装置50全体の制御等を行うものであり、具体的には、ROM54に格納されているプログラム55を実行することにより制御を行っている。なお、本実施の形態では、プログラム55は、予め格納されている構成としているがこれに限らず、プログラム55をCD−ROMやリムーバブルディスク等の記録媒体等に記憶しておき記録媒体からROM54等にインストールするようにしてもよいし、インターネット等の通信回線を介して外部装置からROM54等にインストールするようにしてもよい。RAM56は、CPU52でプログラム55を実行する際の作業用の領域を確保するものである。HDD58は、各種データを記憶して保持するものである。
通信I/F部60は、画像処理装置50と、放射線画像撮影装置10と、の間で撮影された放射線画像や各種情報等をネットワーク49を介して送受信するための機能を有する通信インターフェイスである。
画像表示指示部62は、放射線画像を表示させるように表示装置80のディスプレイ82に指示する機能を有するものである。
本実施の形態の表示装置80は、撮影された放射線画像の表示を行う機能を有するものであり、放射線画像が表示されるディスプレイ82及び指示入力部84を備えて構成されている。また、指示入力部84は、腫瘤等の関心物を観察したいユーザ(例えば、医師等)が放射線画像の表示に関する指示を入力するための機能を有するものであり、例えば、タッチディスプレイや、キーボード、及びマウス等が挙げられる。
指示受付部64は、表示装置80の指示入力部84により入力されたユーザからの指示を受け付ける機能を有するものである。
断層画像生成部66は、トモシンセシス撮影により得られた複数の投影画像を取得し、取得した複数の投影画像から被写体の断層画像を再構成して、所定のスライス間隔で撮影面20に平行な断層画像を生成する機能を有する。なお、本実施の形態では、「平行」としているが、略平行も含むものとする。
断層画像生成部66は、放射線源30をP1、P2、P3、・・・、Pnの位置に移動して撮影された複数の投影画像から所定のスライス間隔で断層画像を生成する。なお、放射線源30が放射線を照射する角度によって、関心物が放射線画像上に投影される位置が異なる。そこで、断層画像生成部66は、放射線画像撮影装置10から当該放射線画像を撮影した際の撮影条件を取得し、当該撮影条件に含まれる放射線の照射角度に基づいて、複数の放射線画像間における関心物の移動量を算出して、シフト加算法等、公知の再構成方法に基づいて断層画像の再構成を行う。シフト加算法は、対象部分が強調され周辺部分がぼけるように投影画像をシフトして加算する公知の方法である。
なお、再構成処理方法としては、シフト加算法の外、従来公知のCT再構成法を用いることができる。例えば、CT再構成法の代表的な手法であるFBP法(Filtered Back Projection法)を用いることができる。FBP法は、断層撮影の平行平面式断層走査をコーンビームCT走査の一部として捉え、フィルタ逆投影法を拡張した再構成手法である。投影画像を逆投影(加算処理)しただけででは周辺部分にノイズ(ぼけ)が生じるため、FBP法では投影画像にフィルタをかけた後に逆投影して本来の対象に近い像を得るようにしている。更にまた、特開2011−125698号公報に記載の、反復再構成法を用いることもできる。この反復再構成法もCT用の再構成法ではあるが、FBP法と同様に、トモシンセシス撮影時の再構成にも適用できる。
投影画像マスク生成部68は、上記複数の位置で撮影された複数の投影画像のマスク画像(以下、投影画像マスクという)の各々を生成する。ここで、投影画像マスクとは、図5の模式図に示すように、投影画像において被写体が含まれる被写体領域(本実施形態では乳房Nを含む部分)と被写体が含まれない直接線領域とを分離するための画像であって、例えば、被写体領域の画素値を0とし、直接線領域の画素値を1とする等、二値の画像情報として表わすことができる。また、投影画像マスクを、被写体領域の画素値を1とし、直接線領域の画素値を0とする二値の画像情報として表わしてもよい。また、投影画像マスクの生成方法であるが、投影画像マスク生成部68は、例えば、閾値を用いてPPV(Pixel Padding Value)処理を施し、投影画像マスクを生成することができる。また、特許文献1(特開2009−297393号公報)等に記載の公知技術を用いてもよい。また、特開平6−251149号公報に記載の技術を用いて投影画像を輪郭領域(被写体領域)と背景領域(直接線領域)とにクラスタリングして投影画像マスクを生成してもよい。更に又、特開2004−283281号公報に記載の技術を用いて、複数の画素間の輝度の変化に対応する輪郭データを得て二値化することで被写体のエッジを抽出し、これにより投影画像マスクを生成してもよい。
なお、以上例示した方法は、トモシンセシス撮影用の手法というより、通常の2次元撮影(放射線源30を移動させないで固定位置から放射線を被写体に照射して撮影する通常の撮影)で得られた放射線画像の被写体抽出に使用される方法として知られている。トモシンセシス撮影における線量は、2次元撮影時の線量に比べて低いため、トモシンセシス撮影により得られた投影画像が2次元撮影で得られた放射線画像と全く同じ種類の画像であるとはいえないが、特徴的には同じであるため、2次元撮影で得られた放射線画像に使用される方法を、トモシンセシス撮影で得られた投影画像の処理に用いることに何ら問題は無い。
断層画像マスク生成部70は、断層画像のマスク画像(以下、断層画像マスクという)を生成する。断層画像マスクとは、投影画像マスクと同様に、断層画像において被写体領域と直接線領域とを分離するための画像であって、例えば、被写体領域の画素値を1とし、直接線領域の画素値を0とする等、二値の画像情報として表わすことができる。本実施形態では、マスク処理部72において断層画像マスクを適用して直接線領域をマスクするマスク処理を実施するため、断層画像マスクを、直接線領域をマスクするためのマスク画像として生成することもできる。
本実施の形態では、断層画像マスク生成部70は、投影画像マスク生成部68により生成された投影画像マスクから再構成して、各断層画像に対応する断層画像マスクの各々を生成する。例えば、投影画像から断層画像を生成するときに用いられる公知の再構成処理方法を、断層画像マスクの生成にも適用して生成する。例えば、シフト加算法を用いてもよいし、FBP法を用いてもよいし、反復再構成法を用いてもよい。なお、断層画像マスク生成部70は、断層画像生成部66において生成された複数の断層画像の各々に対応した複数の断層画像マスクを生成する。
マスク処理部72は、断層画像マスク生成部70で生成された断層画像マスクを、断層画像生成部66で生成された断層画像に適用して、断層画像の直接線領域をマスクする(例えば、所定の画素値、例えば黒で塗りつぶす)マスク処理を施す。CPU52は、マスク処理部72においてマスクされた断層画像の画像情報を画像表示指示部62に出力し、表示装置80のディスプレイ82に表示することができる。或いは、マスク処理部72は、CPU52を介さずに直接画像表示指示部62にマスクした断層画像の画像情報を出力することもできる。
なお、断層画像生成部66、投影画像マスク生成部68、断層画像マスク生成部70、及びマスク処理部72の各々は、ハードウェア、例えば、一般的な電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、或いはFPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されたハードウェア等、により実現することができる。
記憶部74は、放射線画像撮影装置10で撮影した投影画像、断層画像、投影画像マスク、及び断層画像マスクの各々を表わす画像情報等を記憶する機能を有するものであり、例えば、ハードディスク等の大容量記憶装置である。また、本実施の形態では、記憶部74には、放射線画像撮影装置10で放射線画像の撮影を行った際の撮影条件(放射線の照射角度等)も記憶されている。
次に、本実施の形態の放射線画像撮影システム5の作用について図面を参照して説明する。
放射線画像の撮影を行う場合、放射線画像撮影装置10は、撮影メニューが設定されると、撮影メニューに従って撮影が実行される。
放射線撮影装置10は、乳房Nに対して複数の方向から放射線を照射して撮影を行う撮影指示が入力された場合、図2に示すように、撮影面20が上方を向いた状態に保持部28の姿勢を調整すると共に放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢を調整する。
被験者Wは、放射線画像撮影装置10の撮影面20に乳房Nを当接させる。放射線画像撮影装置10は、この状態でオペレータから操作パネル44に対して圧迫開始の操作指示が行われると、圧迫板26が撮影面20に向けて移動する。
本実施形態に係る放射線撮影装置10は、この状態で操作パネル44に、乳房Nに対して複数の方向から放射線を照射して撮影を行う撮影指示が入力された場合、図3に示すように、支持部29のみを回動させて放射線照射部24を円弧状に角度αから所定角度θずつ移動させ、放射線照射部24の位置がP1〜Pnのn箇所で各々撮影条件に基づいた放射線の照射を行う。放射線照射部24から個別に照射された放射線は、それぞれ乳房Nを透過した後に放射線検出器42に到達する。
放射線検出器42は、放射線が照射されると、照射された放射線による投影画像を示す画像情報をそれぞれ撮像装置制御部46へ出力する。上記のように、放射線照射部24の位置がP1〜Pnのn箇所で放射線の照射が行われた場合には、n枚の投影画像の画像情報を撮影装置制御部46へ出力することとなる。
撮影装置制御部46は、入力された各画像情報を画像処理装置50へ出力する。なお、上記のように、放射線照射部24の位置がP1〜Pnのn箇所で放射線の照射が行われた場合には、撮影装置制御部46のCPUは、n枚の投影画像の画像情報を画像処理装置50へ出力する。
画像処理装置50は、放射線画像撮影装置10から取得したn枚の投影画像から断層画像を再構成し、別途生成した断層画像マスクを断層画像に適用してマスク処理を行ない、マスク処理後の断層画像を表示装置80に表示させる断層画像出力処理を行う。
図6に、本実施の形態の画像処理装置50において実行される、断層画像出力処理の流れの一例のフローチャートを示す。なお、本処理は、ROM54に格納されている制御プログラム55がCPU52で処理されることにより実行される。
ステップ100において、CPU52は、放射線画像撮影装置10から複数の(ここではn枚の)投影画像の画像情報を取得する。
ステップ102において、CPU52は、断層画像生成部66を制御して、複数の投影画像から断層画像を再構成させる。
ステップ104において、CPU52は、投影画像マスク生成部68を制御して、各投影画像の投影画像マスクを生成させる。
ステップ106において、CPU52は、断層画像マスク生成部70を制御して、上記生成した投影画像マスクから断層画像マスクを再構成させ、上記再構成して生成した断層画像の各々に対応した断層画像マスクの各々を生成させる。
ステップ108において、CPU52は、マスク処理部72を制御して、上記生成した断層画像マスクを、対応する断層画像に提供してマスク処理を行わせ、マスク処理された断層画像を生成させる。
ステップ110において、CPU52は、マスク処理された断層画像の画像情報を画像表示指示部62に出力し、ディスプレイ82に表示させる。
なお、ステップ102の処理と、ステップ104及びステップ106の処理とは、並列に行われるようにしてもよいし、ステップ102の処理の後に、ステップ104及びステップ106の処理が行われるようにしてもよいし、ステップ104及びステップ106の処理の後にステップ102の処理が行われるようにしてもよい。
図7Aに、断層画像マスクの適用前の断層画像の一例を示し、図7Bに、断層画像マスクの適用後の(すなわちマスク処理後の)断層画像の一例を示す。このように、断層画像の直接線領域をマスクすることができるため、断層画像を表示したときの眩しさを低減でき、また被写体(関心物)も見やすくなる。
なお、断層画像に対して、強調処理、ノイズ除去処理、圧縮処理、或いは階調変換処理等のように、断層画像に断層画像マスクを適用するマスク処理以外の画像処理を行う場合には、図8のステップ103に示すように、ステップ108のマスク処理の前に行うことが好ましい。
これは、断層画像に対してマスク処理を実施すると、マスクされた部分とそれ以外の部分との境界部分に急峻なエッジが発生し、この状態で上記例示した画像処理を行うと、断層画像にアーチファクトが発生する可能性があるためである。
以上、説明したように本実施の形態の放射線画像撮影システム5では、放射線画像撮影装置10が、被験者Wの乳房Nに異なる方向から放射線を照射して、いわゆるトモシンセシス撮影により複数の投影画像を撮影する。画像処理装置50は、撮影された複数の投影画像を取得して記憶部74に記憶する。本実施の形態の画像処理装置50は、複数の投影画像から複数の断層画像を再構成すると共に複数の投影画像マスクを生成し、記憶部74に記憶する。更に、画像処理装置50は、複数の投影画像マスクから各断層画像に対応した断層画像マスクを再構成して、記憶部74に記憶する。そして、断層画像に断層画像マスクを適用してマスク処理を行う。
このように、投影画像から再構成された投影画像マスクを用いて断層画像マスクを再構成して断層画像に適用してマスク処理を行うため、断層画像に対するマスク処理を精度よく行うことができる。
なお、画像処理装置50の作用は、上記に限定されない。
例えば、投影画像マスク生成部68において生成した投影画像マスクを縮小し、断層画像マスク生成部70において、縮小した投影画像マスクを用いて縮小版の断層画像マスクを再構成するようにしてもよい。記憶部24には、縮小版の断層画像マスクの画像情報を記憶しておく。そして、マスク処理部72において、縮小版の断層画像マスクを読出し、元のサイズに復元してから断層画像に適用してマスク処理する。
画像の再構成処理は、画像の各画素に対して線形な処理時間が必要となるため、縮小版の投影画像マスクから再構成を行うことにより、縮小しない等倍の投影画像マスクから再構成を行う場合に比べて高速に処理できる。また、断層画像マスクを記憶するために必要な記憶容量も削減できる。
また、投影画像マスクや断層画像マスクの画像情報を、図9Aの模式図に示すように画素単位の画素値(ここでは0、1の二値を例示した)を配列した二次元状の情報(ビットマップデータ)として記憶しておくこともできるが、例えば、図9Bの模式図に示すように、x−y平面上の被写体領域或いは直接線領域の輪郭線上のx軸の座標値x1〜x13を、y軸の座標値1〜13の順に配列した一次元状の情報として記憶しておくこともできる。このように、各マスクを一次元状の情報として記憶することにより、必要な記憶容量を削減でき、画像情報の書込や読出にかかる時間も短縮され、処理が高速化する。特に断層画像は、投影画像に比べて数が多いため、断層画像に対応する断層画像マスクの各々を一次元状の形式で記憶しておくことにより、断層画像マスクの記憶に必要な記憶容量が大幅に削減される。
更に又、投影画像マスクや断層画像マスクの被写体領域又は直接線領域の輪郭線を表わした関数を生成して、関数形式で各マスクを記憶しておくようにしてもよい。より具体的には、投影画像マスクや断層画像マスクに対して、例えば、関数モデルの最小二乗フィッティング(最小二乗法による関数近似)を行うことで、関数モデルの各パラメータの値を求め、各マスクを表わす関数を生成することができる。このように関数形式で各マスクを記憶しておくことによっても、必要な記憶容量を削減できる。
なお、投影画像マスクを一次元状の形式或いは関数形式で記憶した場合、断層画像マスク生成部70が断層画像マスクを生成する際に、二次元状の画像情報に展開して再構成に用いることができる。また、断層画像マスクを一次元状の形式或いは関数形式で記憶した場合、マスク処理部72によりマスク処理を行う場合に、二次元状の画像情報に展開してマスク処理に用いることができる。
また、断層画像マスク生成部70は、全ての断層画像に対応する断層画像マスクを生成する代わりに、断層画像生成部66で生成された複数の断層画像を、図10に示すように、放射線源30側の第1断層画像群と、放射線検出器42側の第2断層画像群とに分けたときの、第1断層画像群の断層画像に対応する断層画像マスクのみを生成してもよい。このとき、第2断層画像群に含まれる断層画像の数を、第1断層画像群に含まれる断層画像の数と同数となるように分割してもよい。
マスク処理部72は、第1断層画像群の断層画像に対応する断層画像マスクを用いて、第1断層画像群及び第2断層画像群の双方の群の断層画像の各々にマスク処理を実施する。
具体的には、マスク処理部72は、第1断層画像群の各断層画像に対しては、断層画像マスク生成部70により生成された複数の断層画像マスクを、対応する断層画像マスクをその対応順序を変えずに適用してマスク処理を施す。また、第2断層画像群に対してマスク処理を行う場合には、第2断層画像群に対する複数の断層画像マスクの対応順序を、第1断層画像群に対する複数の断層画像マスクの対応順序と逆にして各断層画像マスクを適用し、マスク処理を行う。
例えば、複数の断層画像が6枚生成されたとして、該6枚の断層画像を、放射線源30に近い側の断層画像から順にD1、D2、D3、D4、D5、D6と呼称する。そして、を、放射線源30側のD1、D2、D3が第1断層画像群の断層画像として分割され、放射線検出器42側のD4、D5、D6が第2断層画像群の断層画像として分割される。一方、断層画像マスク生成部70は、D1、D2、D3に対応する断層画像マスクM1、M2、M3を生成する。マスク処理部72は、第1断層画像群のD1、D2、D3に対してマスク処理する場合には、断層画像マスクM1、M2、M3を対応順序を変えずに適用して実施する。すなわち、D1に対してM1を適用し、D2に対してM2を適用し、D3に対してM3を適用してマスク処理を実施する。また、マスク処理部72は、第2断層画像群のD4、D5、D6に対してマスク処理する場合には、第2断層画像群D4、D5、D6に対する断層画像マスクM1、M2、M3の対応順序を、第1断層画像群に対する対応順序と逆にして適用する。すなわち、D4に対してM6を適用し、D5に対してM2を適用し、D6に対してM1を適用してマスク処理を実施する。
図10に示すように、放射線は放射線源30から照射されるため、放射線源30側の方が密度高く放射線が照射されることとなる。従って、第2断層画像群に比べて第1断層画像群の方が、より実際の状態が反映されているといえる。そこで、上記説明したように、第1断層画像群の断層画像マスクを第2断層画像群の断層画像マスクとしても用いることで、効率的且つ精度高くマスク処理を行うことができる。
更に又、断層画像マスク生成部70は、断層画像マスクを生成する際に、全ての領域について再構成処理を実施しなくてもよい。すなわち、断層画像マスクの全領域のうち一部の領域を投影画像マスクから再構成して生成するようにしてもよい。
より具体的には、例えば、図11の模式図に示すように、異なる方向から照射された放射線の照射範囲の各々が重なる領域のみを対象として再構成処理を実施するようにしてもよい。これは、放射線の照射範囲が重ならない領域は、再構成処理を行わなくても被写体領域外の直接線領域であると判断できるためである。断層画像マスク生成部70は、撮影条件に基づいて放射線の照射範囲が重なる領域及び重ならない領域を判定し、照射範囲が重なる領域のみを対象として再構成処理を実施して、各断層画像の断層画像マスクを生成する。照射範囲が重ならない領域については、直接線領域として処理する。これにより、断層画像マスクの生成処理が高速化される。
更に又、シフト加算法やFBP法等の一般的な再構成方法では、複数の画像を加算して再構成を行うが、断層画像マスク生成部70は、投影画像マスクを再構成して断層画像マスクを生成する際、通常の断層画像の再構成と同様に投影画像マスクを単純に加算して加算した投影画像マスクの枚数で除算して断層画像マスクを再構成するのではなく、以下に説明する方法で再構成してもよい。
例えば、複数の投影画像マスクを重ね合せた状態で、複数の投影画像マスクが被写体領域である部分を被写体領域とし、複数の投影画像マスクの少なくとも1つの投影画像マスクが直接線領域である部分を直接線領域として演算して断層画像マスクの再構成を行なう。これは、各投影画像マスクの被写体領域を0で表わし、直接線領域を1で表わしたときの論理和演算に等しい。ただし、被写体領域及び直接線領域をどの数値で表現するかは特に限定されず、各投影画像マスクの被写体領域を1で表わし、直接線領域を0で表わすようにしてもよい。この場合であっても、複数の投影画像マスクが被写体領域である部分を被写体領域とし、複数の投影画像マスクの少なくとも1つの投影画像マスクが直接線領域である部分を直接線領域として演算すればよい。この方法で再構成を行なう場合、除算は不要である。
このように処理することにより、全ての画素値を単純に加算して断層画像マスクを再構成して生成する場合に比べて、断層画像マスクの生成処理が高速化される。
更に又、上記実施の形態では、公知の再構成手法を用いて投影画像マスクから断層画像マスクを再構成することにより、断層画像マスクを生成する例について説明したが、これ以外にも、以下に説明する方法で断層画像マスクを生成することができる。
例えば、放射線を被写体(放射線検出器42の検出面)に対して垂直方向から照射して得られた投影画像に基づいて生成された投影画像マスクを用い、該投影画像マスクの被写体領域のサイズが、別途生成される断層画像の各々に対応したサイズとなるように被写体領域を各断層画像に対応して拡大或いは縮小し、拡大或いは縮小後の被写体領域以外の領域を直接線領域として、断層画像マスクの各々を生成する。断層画像マスクを生成する際の拡大率或いは縮小率は、コーン角、被写体の種類、或いはスライス間隔等に応じて、断層画像マスクの深さ方向(放射線検出器42の検出面に対して垂直方向)における位置毎に予め設定しておくことができる。なお、被写体(本実施形態では乳房N)の形状は、単純な円形或いは楕円形でない場合も多く、拡大縮小するだけでは被写体領域の形状及び直接線領域の形状が実際と若干異なることがあるが、投影画像マスクから再構成処理して断層画像マスクを生成する方法に比べて、高速に断層画像マスクを生成できる。
又、投影画像マスクを用いずに断層画像マスクを生成するようにしてもよい。例えば、投影画像マスク生成部68で投影画像マスクを生成する手法と同様に、断層画像生成部66で生成された各断層画像を解析して断層画像マスクを生成することもできる。すなわち、断層画像マスク生成部70は、断層画像に閾値を用いてPPV(Pixel Padding Value)処理を施し、断層画像マスクを生成することができる(例えば、閾値以下の領域を直接線領域とする等)。また、前述した特許文献1(特開2009−297393号公報)等に記載の公知技術を用いてもよい。また、特開平6−251149号公報に記載の技術を用いて断層画像を輪郭領域(被写体領域)と背景領域(直接線領域)とにクラスタリングして断層画像マスクを生成してもよい。更に又、特開2004−283281号公報に記載の技術を用いて、複数の画素間の輝度の変化に対応する輪郭データを得て二値化することで被写体のエッジを抽出し、これにより断層画像マスクを生成してもよい。
なお、断層画像生成部66により生成される断層画像の数は投影画像の数に比べて多いため、断層画像マスク生成部70において、上記のように個々の断層画像を解析して断層画像マスクを生成すると時間がかかる。また、断層画像生成部66により断層画像を再構成するときにアーチファクトが生じることがあるが、断層画像を解析して断層画像マスクを生成する場合、こうしたアーチファクトの影響を考慮した上で断層画像マスクを生成する必要があり、これにより解析に時間がかかることがある。しかしながら、この手法で生成した断層画像マスクを断層画像に適用することで、精度高くマスク処理を行うことができる。
また、本実施の形態では、画像処理装置50の記憶部74に記憶されている投影画像から断層画像及び投影画像マスクを生成しているが、これに限らず、ネットワーク49等を介して外部から受信した投影画像から断層画像及び投影画像マスクを生成するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、マンモグラフィにより撮影された投影画像の断層画像の生成に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の放射線画像撮影装置により撮影された投影画像の断層画像の生成に適用してもよい。
また、トモシンセシス撮影に用いられる放射線は、特に限定されるものではなく、X線やγ線等を適用することができる。
その他、本実施の形態で説明した放射線画像撮影システム5、放射線画像撮影装置10、画像処理装置50、及び表示装置80の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施形態では、断層画像生成部66、投影画像マスク生成部68、断層画像マスク生成部70、及びマスク処理部72の各々を、ハードウェア(例えば、一般的な電子回路や、ASIC、或いはFPGA等により構成されたハードウェア)により実現する例について説明したが、CPU52がプログラムを実行することにより実現される機能としてもよい。
また、本実施の形態で説明した断層画像出力処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
5 放射線画像撮影システム
10 放射線画像撮影装置
42 放射線検出器
50 画像処理装置
62 画像表示指示部
64 指示受付部
66 断層画像生成部
68 投影画像マスク生成部
70 断層画像マスク生成部
72 マスク処理部
74 記憶部
80 表示装置
N 乳房

Claims (10)

  1. 放射線照射部を移動させながら前記放射線画像検出器と前記放射線照射部との間の被写体に対して複数の方向から放射線を照射し、前記放射線画像検出器で放射線を検出して撮影された複数の投影画像を取得する取得手段と、
    前記取得された複数の投影画像から再構成して前記被写体の断層画像を生成する断層画像生成手段と、
    前記複数の投影画像の各々の、前記被写体の画像を含む被写体領域と前記被写体の画像を含まない直接線領域とを分離するための複数の投影画像マスクを生成する投影画像マスク生成手段と、
    前記断層画像の前記被写体領域と前記直接線領域とを分離するための断層画像マスクを、前記複数の投影画像マスクから再構成して生成する断層画像マスク生成手段と、
    前記断層画像に前記断層画像マスクを適用してマスク処理を行うマスク処理手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記断層画像マスク生成手段は、前記断層画像生成手段により生成された複数の断層画像を、前記放射線照射部側の第1断層画像群と前記放射線検出器側の第2断層画像群とに分けたときの、前記第1断層画像群に含まれる複数の断層画像の各々に対応する複数の断層画像マスクを生成し、
    前記マスク処理手段は、前記第2断層画像群に対してマスク処理を行う場合には、前記第2断層画像群に対する前記複数の断層画像マスクの対応順序を、前記第1断層画像群に対する前記複数の断層画像マスクの対応順序と逆にして各断層画像マスクを適用し、マスク処理を行う
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記断層画像に対して前記マスク処理以外の画像処理を行う場合に、前記マスク処理が行われる前に前記画像処理を行う画像処理手段を更に備えた
    請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記断層画像マスク生成手段は、前記断層画像マスクの全領域のうち、前記複数の方向から照射される放射線の各々の照射領域が重なる領域を、前記投影画像マスクから再構成して生成する
    請求項1から請求項3の何れか1項記載の画像処理装置。
  5. 前記断層画像マスク生成手段は、前記複数の投影画像マスクが被写体領域である部分を被写体領域とし、前記複数の投影画像マスクの少なくとも1つの投影画像マスクが直接線領域である部分を直接線領域として演算して断層画像マスクの再構成を行なう
    請求項1から請求項3の何れか1項記載の画像処理装置。
  6. 前記断層画像マスク生成手段は、前記複数の投影画像マスクの各々を縮小した複数の縮小マスクから前記断層画像マスクを再構成して生成し、
    前記マスク処理手段は、前記断層画像マスクを元のサイズに復元して前記マスク処理を行う
    請求項1から請求項5の何れか1項記載の画像処理装置。
  7. 前記断層画像マスク生成手段により生成された断層画像マスクを、一次元状の形式又は関数形式のデータで記憶する記憶手段を更に設け、
    前記マスク処理手段は、前記記憶手段に記憶されたデータにより表わされた断層画像マスクを用いて前記マスク処理を行う
    請求項1から請求項6の何れか1項記載の画像処理装置。
  8. 放射線検出器に対向して設けられた放射線照射部を移動しながら前記放射線画像検出器上の被写体に対して複数の方向から放射線を照射し、前記放射線画像検出器で放射線を検出して複数の放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置と、
    前記放射線画像撮影装置で撮影された複数の放射線画像から断層画像を生成してマスク処理を行う、前記請求項1から前記請求項7の何れか1項に記載の画像処理装置と、
    を備えた放射線画像撮影システム。
  9. コンピュータを、
    放射線検出器に対向して設けられた放射線照射部を移動しながら前記放射線画像検出器上の被写体に対して複数の方向から放射線を照射し、前記放射線画像検出器で放射線を検出して撮影された複数の投影画像を取得する取得手段、
    前記被写体の断層画像を、前記取得された複数の投影画像から再構成して生成する断層画像生成手段、
    前記複数の投影画像の各々の、前記被写体の画像を含む被写体領域と前記被写体の画像を含まない直接線領域とを分離するための複数の投影画像マスクを生成する投影画像マスク生成手段、
    前記断層画像の前記被写体領域と前記直接線領域とを分離するための断層画像マスクを、前記複数の投影画像マスクから再構成して生成する断層画像マスク生成手段、及び
    前記断層画像に前記断層画像マスクを適用してマスク処理を行うマスク処理手段、
    として機能させるための画像処理プログラム。
  10. 放射線検出器に対向して設けられた放射線照射部を移動しながら前記放射線画像検出器上の被写体に対して複数の方向から放射線を照射し、前記放射線画像検出器で放射線を検出して撮影された複数の投影画像を取得する取得工程と、
    前記被写体の断層画像を、前記取得された複数の投影画像から再構成して生成する断層画像生成工程と、
    前記複数の投影画像の各々の、前記被写体の画像を含む被写体領域と前記被写体の画像を含まない直接線領域とを分離するための複数の投影画像マスクを生成する投影画像マスク生成工程と、
    前記断層画像の前記被写体領域と前記直接線領域とを分離するための断層画像マスクを、前記複数の投影画像マスクから再構成して生成する断層画像マスク生成工程と、
    前記断層画像に前記断層画像マスクを適用してマスク処理を行うマスク処理工程と、
    を備えた画像処理方法。
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