JP2014067564A - 固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014067564A
JP2014067564A JP2012211573A JP2012211573A JP2014067564A JP 2014067564 A JP2014067564 A JP 2014067564A JP 2012211573 A JP2012211573 A JP 2012211573A JP 2012211573 A JP2012211573 A JP 2012211573A JP 2014067564 A JP2014067564 A JP 2014067564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel electrode
fuel
nickel oxide
powder
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012211573A
Other languages
English (en)
Inventor
Isahide Yamazaki
勇英 山▲崎▼
Masatoshi Ikeda
昌稔 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP2012211573A priority Critical patent/JP2014067564A/ja
Publication of JP2014067564A publication Critical patent/JP2014067564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】本発明はアンモニアを燃料とした場合に、好適な燃料極を有する固体酸化物形燃料電池を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、アンモニアを燃料とする固体酸化物形燃料電池であって、該電池の燃料極が、平均粒子径が0.3〜3μm、比表面積が2〜60m/gである酸化ニッケル粉末(X)と、平均結晶子径が1〜50nm、比表面積が2〜100m/gの酸化ニッケル(Y)と、安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末とを含む燃料極材料より得られるものである固体酸化物形燃料電池及び、発電方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法に関する。詳しくは燃料としてアンモニアを用いた固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法に関するものである。
一般的な固体酸化物形燃料電池(以下、「SOFC」という場合がある)は、空気極で酸素分子が電子を得て酸素イオンとなり、この酸素イオンが固体電解質を経由して燃料極へ移動し、燃料ガス例えば水素と反応して電子を放出する。この電子は外部回路を経由して燃料極から空気極に流れるが、この過程で物理的な仕事が行われる。かかるSOFC用セルの動作の原動力となるのは、空気極と燃料極における酸素濃度の差である。この酸素濃度差と温度により、SOFC用セルの起電力は一義的に決まるものである。
固体酸化物形燃料電池の燃料極材料としては、一般に酸化ニッケルとジルコニアの粉末を混合してなるニッケル−ジルコニアサーメットが、高い電極触媒活性と電解質との熱膨張差緩和性を有することから用いられてきた。(なお、酸化ニッケルは燃料電池として作動するときは水素などの燃料によって還元され、金属ニッケルになっているが、ここでは酸化ニッケルと金属ニッケルを区別せずニッケルと称する。)即ち、ニッケルは電極活性と電子導電性を有する材料である。
一方、アンモニアを燃料として用いた固体酸化物形燃料電池も提案されている。アンモニアを燃料とした場合には、燃料極において、アンモニアが分解して水素と窒素が生成し、前記酸素イオンが生成した水素と反応して電子を放出することになる。したがって、アンモニアを燃料とする場合には、燃料極にてアンモニアを効率的に分解する必要がある。そこで、燃料極材料の電極触媒としてニッケル、コバルト、鉄などを用い、かつ、アンモニア分解触媒としてモリブデン、タングステン、鉄、ルテニウム、コバルト、ニッケルなどを用いたものが提案されている(特許文献1)。固体電解質に用いられるジルコニアにセリウムなどをドープした材料を用いることで優れた電力特性を示すものである。
特開2011−204416号公報
しかし、燃料としてアンモニアを用いる燃料電池においては、一般に燃料極の電極触媒として用いられる金属および/または金属酸化物では、その平均結晶子径が比較的大きいため、十分なアンモニア分解活性が得られず、そのため十分な量の水素が供給できないことにより、起電力が小さくなるという問題があった。また、燃料電池の起動や作動停止に伴う室温から作動温度までの昇温と作動温度から室温までの熱サイクルや、700〜1000℃等の作動温度で長時間曝されることによって、燃料極成分の凝集や導電ネットワーク構造が分断されて電極活性が低下することにより、起電力が時間とともに低下するおそれがあった。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討の結果、燃料としてアンモニアを用いる燃料電池においては、アンモニア分解触媒として適切な平均結晶子径と比表面積、電極触媒として適切な平均粒子径と比表面積の酸化ニッケル粉末を混合して使用することにより、燃料極として十分なアンモニア分解活性を持つとともに、良好な発電性能を持ち、しかも、高温に長時間曝されても酸化ニッケルの凝集が抑制され、高い耐久性能を示す燃料極材料が得られることを見出し、本発明を完成した。すなわち、第一発明は、アンモニアを燃料とする固体酸化物形燃料電池であって、該電池の燃料極が、平均粒子径が0.3〜3μm、比表面積が2〜60m/gである酸化ニッケル粉末(X)と、平均結晶子径が1〜50nm、比表面積が2〜100m/gの酸化ニッケル(Y)と、安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末とを含む燃料極材料より得られるものであることを特徴とする固体酸化物形燃料電池である。
第二発明は、当該電池を用いて、固体酸化物形燃料電池の燃料極にアンモニアを供給しかつ空気極に空気を供給することを特徴とする発電方法である。
本発明を用いることで、燃料としてアンモニアを用いる燃料電池において、燃料極として十分なアンモニア分解活性を持つとともに、良好な発電性能を持ち、しかも、高温に長時間曝されても酸化ニッケルの凝集が抑制され、高い耐久性能を示し、長時間高い起電力を生み出すことができるものである。
本発明の構成は、アンモニアを燃料とする固体酸化物形燃料電池であって、該電池の燃料極が、平均粒子径が0.3〜3μm、比表面積が2〜60m/gである酸化ニッケル粉末(X)と、平均結晶子径が1〜50nm、比表面積が2〜100m/gの酸化ニッケル(Y)と、安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末とを含む燃料極材料より得られるものであることを特徴とする固体酸化物形燃料電池である。
好ましくは(1)該酸化ニッケル(X)と該酸化ニッケル(Y)と(以下「混合酸化ニッケル」)の合計を100質量%としたとき、該酸化ニッケル粉末(X)が10〜90質量%の範囲内であり、該酸化ニッケル粉末(Y)が10〜90質量%の範囲内であること、
(2)前期燃料極材料が、該混合酸化ニッケル粉末45〜75質量%と、安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末25〜55質量%とを含むことである。
該固体酸化物形燃料電池は、基本骨格として固体電解質、その一方に燃料極、他方に空気極を有するものである。
更に、本発明は、前記固体電解質形燃料電池の燃料極にアンモニアを供給し、かつ、空気極に空気を供給することを特徴とする発電方法である。
(粒子径測定等)
本発明における粉末の平均粒子径(50体積%径)は、例えば堀場製作所製のレーザー回折式粒度分布測定装置「LA−920」を用い、蒸留水中に分散剤として0.2質量%のメタリン酸ナトリウムを添加した水溶液を分散媒とし、該分散媒の約100cm中に各粒子を0.01〜0.5質量%添加し、3分間超音波処理して分散させた後の測定値である。なお、平均粒子径とは、粒度分布の測定結果において、累積グラフにおける50体積%での粒径をいう。また、本発明における粉末の平均結晶子径は、X線回折法により測定した値からシェラー(Scherrer)式により各結晶子径を算出したNiOの(111)面と(200)面の値の平均値をいう。比表面積は、窒素ガス吸着BET法で測定した値をいう。
(燃料極)
本発明にかかる燃料極は、平均粒子径が0.3〜3μm、比表面積が2〜60m/gである酸化ニッケル粉末(X)と、平均結晶子径が1〜50nm、比表面積が2〜100m/gの酸化ニッケル(Y)と、安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末とを含む燃料極材料より得られるものである。これによりアンモニア分解活性と電極活性の経時安定性が向上するものである。
(酸化ニッケル粉末(X))
本発明にかかる燃料極材料では、平均粒子径が0.3〜3μm、比表面積が2〜60m/gである酸化ニッケル粉末(X)を用いることで燃料極での導電性を向上することができる。該酸化ニッケル粉末(X)は燃料極中で主に電極触媒として働くものである。該平均粒子径が0.3μm未満では、燃料極中の導電パスを形成しにくくなり、導電性が低くなる恐れがある。また、平均粒子径が3μmを超える範囲では電極触媒としての電極活性が不十分になるおそれがある。平均粒子径は、0.35〜2.5μmの範囲内が好ましく0.4〜2μmの範囲内がさらに好ましい。該比表面積が2m/g未満では、電極活性自体が大きく低下して満足する発電性能が得られない。また、60m/gを超えると、燃料極形成時の焼成や燃料電池運転時の長時間曝されことにより凝集が起こりやすくなり電極活性が低下するおそれがある。該比表面積は2.5〜30m/gの範囲内が好ましく、3〜20m/gの範囲内がさらに好ましい。
(酸化ニッケル粉末(X)の製法)
酸化ニッケル粉体(X)は、平均粒子径が0.3〜3μm、比表面積が2〜60m/gの範囲内であれば、市販の酸化ニッケル粉末でよい。また、酸化ニッケル以外のニッケル源のなかでも熱処理により酸化ニッケルとなるものであればニッケル源として用いることができ、特に熱処理時の分解ガスの影響や取り扱いの容易さから酢酸ニッケル、炭酸ニッケル、ギ酸ニッケル、水酸化ニッケル、硝酸ニッケルおよびシュウ酸ニッケルよりなる群から選ばれる少なくとも1種以上を酸化雰囲気中で、800〜1300℃で熱処理することにより得ることができる。
(酸化ニッケル粉末(Y))
本発明にかかる燃料極材料では、平均結晶子径が1〜50nm、比表面積が2〜100m/gの酸化ニッケル粉末(Y)を用いることで、燃料極でのアンモニア分解活性を向上することができる。すなわち、該酸化ニッケル粉末(Y)は燃料極中で主にアンモニア分解触媒として働くものである。該平均結晶子径が1nm未満では、燃料極形成時の焼成や燃料電池運転時の長時間曝されことにより凝集が起こりやすくなりアンモニア分解活性が低下するおそれがある。また、平均結晶子径が50nmを超える範囲ではアンモニア分解活性が不十分になるおそれがある。平均結晶子径は、1〜40nmの範囲内が好ましく5〜30nmの範囲内がさらに好ましい。該比表面積が2m/g未満では、アンモニア分解活性が低下するおそれがある。また、100m/gを超えると、燃料極形成時の焼成や燃料電池運転時の長時間曝されことにより凝集が起こりやすくなりアンモニア分解活性が時間とともに低下するおそれがある。該比表面積は10〜80m/gの範囲内が好ましく、20〜70m/gの範囲内がさらに好ましい。
(酸化ニッケル粉体(Y)の製法)
酸化ニッケル粉体(Y)は、平均結晶子径が1〜50nm、比表面積が2〜80m/gの範囲であれば、市販の酸化ニッケル粉末でよい。また、酸化ニッケル以外のニッケル源のなかでも熱処理により酸化ニッケルとなるものであればニッケル源として用いることができ、特に熱処理時の分解ガスの影響や取り扱いの容易さから酢酸ニッケル、炭酸ニッケル、ギ酸ニッケル、水酸化ニッケル、硝酸ニッケルおよびシュウ酸ニッケルよりなる群から選ばれる少なくとも1種以上を酸化雰囲気中で、600〜1100℃で熱処理することにより得ることができる。
(混合酸化ニッケル粉末)
本発明にかかる(1)該酸化ニッケル(X)と該酸化ニッケル(Y)である混合酸化ニッケル粉末における酸化ニッケル粉末(X)と酸化ニッケル粉末(Y)との混合割合は、酸化ニッケル粉末(X)の割合を10〜90質量%、酸化ニッケル粉末(Y)の割合を10〜90質量%(合計で100質量%)とすることが好ましい。酸化ニッケル粉末(X)の割合が10質量%未満では、燃料極での電極活性が不足し、十分な発電性能が得られないおそれがある。逆に、酸化ニッケル粉末(X)の割合が90質量%を超えると燃料極でのアンモニア分解活性が不足し、発電性能が低下するおそれがある。さらに好ましくは、酸化ニッケル粉末(X)の割合が30〜80質量%、酸化ニッケル粉末(Y)の割合が20〜70質量%である。
本発明の燃料極材料には、上記のような酸化ニッケル粉末(X)とともに、電解質との熱膨張の整合化、酸化ニッケル粉末(X)、(Y)の凝集防止、酸化ニッケル粉末(X)、(Y)とのサーメット化による三次元構造安定化と多孔性の保持のために、安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末が含有されている。
該燃料極材料は、混合酸化ニッケル粉末の割合が45〜75質量%、後述する安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末の割合が25〜55質量%であるものが好適に用いることもできる。酸化ニッケル粉末(X)と酸化ニッケル粉末(Y)、安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末とを混合する方法としては、単にこれら粉末を順次または同時に添加することによって燃料極材料とすることができるが、その混合方法は出来るだけ均一に混合されればよく特に制限はない。例えば、各種ミル、ジェットミキサー、流動混合機、V型混合機や攪拌擂潰機等が好適に使用される。
(燃料極の製法)
本発明の燃料極材料は、固体酸化物形燃料電池の電解質支持型セル用の燃料極あるいは燃料極支持型セルの燃料極基板を形成するために使用される。電解質支持型セル用の燃料極の場合は固体電解質上に塗布するために燃料極ペーストとする。具体的には、本発明の燃料極材料を、エチルセルロース、ポリエチレングリコールなどのバインダー;エタノール、トルエン、α−テルピネオール、カルビトールなどの溶剤;グリセリン、グリコール、フタル酸ジブチルなどの可塑剤、更には必要に応じて配合される分散剤、消泡剤、界面活性剤、レベリング性向上剤、レオロジー調整剤などと共に、例えば、らいかい機、3本ロールミルや遊星ミルなどを用いて混練して、均一に混合された適度な粘度のペーストとする。コーティングやディッピングによって固体電解質上に燃料極を形成する場合は、B型粘度計で1〜50mPa・s、より好ましくは2〜20mPa・sの範囲に調整するのがよい。スクリーン印刷により燃料極を形成する場合の好ましいスラリー粘度は、ブルックフィールズ粘度計で50,000〜2,000,000mPa・s、より好ましくは80,000〜1,000,000mPa・s、更に好ましくは100,000〜500,000mPa・sの範囲である。上記燃料極ペーストは、例えばバーコーター、スピンコーター、ディッピング装置などにより固体電解質上にコーティングし、或いはスクリーン印刷法などで薄膜状に製膜した後、40〜150℃の温度、例えば50℃、80℃、120℃の様な一定の温度、或いは順次連続的に昇温して加熱乾燥する。次いで、好適には1200〜1450℃で焼成し、燃料極を形成する。この際、1300℃以上であれば焼結が十分に進み強固なサーメットが得られ十分な導電率を有する。一方、焼結温度を1450℃以下にすることにより、過度の焼結によるアンモニア分解活性や電極反応活性の低下を十分に抑制することができる。このときの燃料極層の厚みは、10〜300μm程度が適当であり、好ましくは15〜100μm、さらに好ましくは20〜50μmの範囲である。
また、燃料極支持型セル用の燃料極基板の場合は燃料極スラリーとする。具体的には、本発明の燃料極材料を、(メタ)アクリル共重合体樹脂、ポリビニルブチラール樹脂などのバインダー;エタノール、イソプロパノール、トルエン、酢酸エチルなどの溶剤;グリセリン、グリコール、フタル酸ジブチルなどの可塑剤、更には必要に応じて配合される分散剤、消泡剤、界面活性剤、レベリング性向上剤、レオロジー調整剤などと共に、例えばボールミルやビーズミルなどを用いて混練して、均一に混合された適度な粘度のスラリーとする。ドクターブレード法によって燃料極基板を形成する場合は、B型粘度計で1〜50mPa・s、より好ましくは2〜20mPa・sの範囲に調整するのがよい。押出成形法により燃料極を形成する場合の好ましいスラリー粘度は、ブルックフィールズ粘度計で50,000〜2,000,000mPa・s、より好ましくは80,000〜1,000,000mPa・s、更に好ましくは100,000〜500,000mPa・sの範囲である。上記燃料極スラリーは、例えばドクターブレードを備えたシート成形機により高分子フィルム上にキャスティングした後、或いは押出成形機などでスラリーを押出成形して薄膜状に製膜した後、同様に40〜150℃の温度、例えば50℃、80℃、120℃の様な一定の温度、或いは順次連続的に昇温して加熱乾燥する。次いで、さらに同様に好適には1200〜1450℃で焼成し、燃料極を形成する。この際、1300℃以上であれば焼結が十分に進み強固なサーメットが得られ十分な導電率を有する。一方、焼結温度を1450℃以下にすることにより、過度の焼結によるアンモニア分解活性や電極反応活性の低下を十分に抑制することができる。このときの燃料極基板の厚みは0.3〜3mmが好適であり、さらに好ましくは0.5〜2mm、特に好ましくは0.6〜1.5mmの範囲である。
(固体電解質)
固体電解質は、公知のものを用いればよい。例えば、本発明に係る固体酸化物形燃料電池を使用する条件下において、酸素イオン導電率が高い安定化ジルコニアもしくはランタンガレート系ペロブスカイト型酸化物が選択される。安定化ジルコニアは、酸化スカンジウム、酸化イットリウム、酸化イッテルビウムから選択される少なくとも1種の酸化物を3〜15モル%固溶した安定化ジルコニアが好ましい。特に強度の面ではイットリウムが好ましく、導電性の面ではスカンジウムが好ましい。これらの添加量はジルコニウムに対して1〜10質量%程度ドープされ、好ましくは3質量%以上、8質量%未満である。
その結晶構造は、主体が正方晶系や主体が立方晶系、あるいは正方晶と立方晶との混晶であってもよいが、特に立方晶系を主体とする結晶構造の安定化ジルコニアの場合にその効果が有効に発揮され、9〜12モル%スカンジア安定化ジルコニア、8〜10モル%イットリア安定化ジルコニア、10〜13モル%イッテルビア安定化ジルコニアが特に好ましいものとして推奨される。また、ランタンガレート系電解質としては、LaGaOペロブスカイトを基本構造とし、そのランタンやガリウムの一部が、ストロンチウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム、インジウム、コバルト、鉄、ニッケル、銅などで置換された、La1−XSrGa1−YMg3−δ、La1−XSrGa1−YMgCo3−δ、La1−XSrGa1−YFe3−δ、La1−XSrGa1−YNi3−δ、(0<X≦0.2、0<Y≦0.2、0<Z≦0.1、δは酸素欠損量である)が例示される。中でもLa0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23−δやLa0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.115Co0.0853−δが高い酸素イオン導電性を有するので特に好ましい。固体電解質の厚さは、電解質支持型セルの場合は要求される導電率や強度に合わせて、例えば、4〜6モル%のスカンジアを含む正方晶系安定化ジルコニアからなる電解質支持基板としては100μm以下とすることが好ましく、10モル%以上のスカンジアを含む立方晶系安定化ジルコニアでは500μm以下が好ましく、さらに好ましくは300μm以下とする。燃料極支持型セルの場合は、要求される緻密性に合わせて、3〜50μm、好ましくは5〜40μmとする。
(空気極)
空気極としては、電子導電性とイオン導電性の両方を有し、酸化雰囲気下でも安定なペロブスカイト形酸化物からなるものが一般的に用いられる。具体的には、La0.8Sr0.2MnO、La0.6Sr0.4CoO、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8等、ランタンの一部をストロンチウムで置換したランタンマンガナイトや、ランタンの一部をストロンチウムで置換したランタンフェライトやランタンコバルタイト等が、空気極材料として好ましい。また、空気極の酸素イオン導電性を高めるために、希土類などをドープしたセリアを適宜混合することもできる。
上記空気極材料は、上述した燃料極材料と同様に、空気極ペーストとした上で、固体電解質上へ空気極を形成するために使用することができる。この際、電解質と空気極との間に絶縁物質が生成するのを防ぐために、反応防止層を設けてもよい。かかる反応防止層は、一般的に、希土類ドープセリアにより形成する。反応防止層と空気極は、個別に焼成を行ってもよいし、或いは燃料極と同時に焼成してもよい。
(固体酸化物形燃料電池用セル)
本発明にかかる固体酸化物形燃料電池用セルは、本発明にかかる燃料極材料により固体電解質の片面に燃料極を形成し、該固体電解質の他面に空気極を形成することにより得られるものである。燃料極および空気極は上記の手順により固体電解質の両面に各々形成されることにより固体酸化物形燃料電池用セルとなる。
固体酸化物形燃料電池用セルにおいて、燃料極材料中の酸化ニッケル粉末は、電池作動雰囲気下では還元されて燃料極中で金属ニッケルとなり、アンモニア分解の反応場および電極反応の反応場を形成する。よって、本発明の燃料極では、従来のものよりもアンモニア分解活性に優れるとともに、電極反応活性にも優れ、また、酸化ニッケル粉末同士の凝集や気孔率の変化が抑制され安定した微細構造を保つことが出来る。その結果、本発明に係る固体酸化物形燃料電池はアンモニアを燃料とした場合に、十分な初期発電性能を有する上に、長時間発電しても燃料極の劣化が起こり難いという優れた特性を有する。
なお、本発明ではアノード中のニッケル成分はすべて酸化ニッケルと表示しているが、実際の燃料電池作動中のセルでは酸化ニッケルは還元されて金属ニッケルになっていることは言うまでも無い。
(発電方法)
本発明にかかる固体酸化物形燃料電池の燃料極にアンモニアを供給し、かつ、空気極に空気を供給することにより発電することができる。燃料極に導入する燃料はアンモニアであり、アンモニアの濃度は100容量%であっても良いが、燃料極の反応に不活性なガスあるいは、水素と混合して使用することもできる。混合できる不活性なガスとしては、窒素、アルゴン、ヘリウムであり、その混合量は特に限定されないが、燃料極に導入するガスに対して1〜50容量%の範囲内が好ましい。また、水素を混合する場合のその混合量は特に限定されないが、燃料極に導入するガスに対して1〜90容量%の範囲内が好ましく、更に好ましくは5〜50容量%の範囲内である。
空気極に導入するガス、酸素を含むものであれば何れのものであっても良く、酸素、空気を用いることができるが、空気極の反応に不活性なガスであれば酸素等と混合し使用することもできる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例により制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。なお、以下では「安定化ジルコニア」を単に「SZ」と表す。なお、比表面積の測定には、全自動BET表面積測定装置(製品名「Marcsorb HM Model−1201」、株式会社マウンテック製)を用いた。また、X線回折測定には、X線回折装置(製品名「X’Pert Pro MPD」、スペクトリス株式会社製)を用いた。X線源には、CuKα(0.154nm)を用い、測定条件として、X線出力45kV、40mA、ステップサイズ0.017°、スキャンステップ時間100秒、測定温度25℃で測定した。
(実施例1)
(1)酸化ニッケル粉末(Y)の製造
塩基性炭酸ニッケル(和光純薬製)を磁製るつぼに入れ上蓋をして500℃で10時間熱処理して、酸化ニッケル粉末(Y−1)を得た(平均結晶粒子径:15nm、比表面積:69m/g)。なお、該酸化ニッケル粉末の平均結晶粒子径はX線回折法により算出したものであり、比表面積はBET窒素吸着法によって測定したものである。
(2)燃料極材料の製造
酸化ニッケル粉末(X)として、市販の酸化ニッケル粉末(正同化学製、製品名:Green、平均粒子径:0.7μm、比表面積:3.5m/g)50質量%と、酸化ニッケル粉末(Y)として、前記酸化ニッケル粉末(Y−1)50質量%を混合しエタノールを溶媒として、5mmφジルコニアボールが入ったボールミルで60回転/分で10時間湿式混合した。このボールミルの中に、該混合粉体65質量部に対して、10モル%スカンジア1モル%セリア安定化ジルコニア(第一稀元素製:10ScCeSZ、平均粒子径:0.6μm、比表面積:11m/g)35質量部添加し、さらに60回転/分で10時間湿式混合した後、これを乾燥、粉砕して燃料極材料(A−1)を得た。
得られた燃料極材料粉体を反応管に充填し、アンモニア分解活性を測定した。
反応条件は、アンモニア40体積%、水蒸気45体積%、窒素15体積%の混合ガスを用いて、ガス空間速度30,000h−1、反応温度800℃、反応圧力0.101325MPa(常圧)の条件下で測定し、下記式によりアンモニア分解率を算出したところ、95%であった。
Figure 2014067564
(3)燃料極ペーストの製造
前記燃料極材料(A−1)100質量部に対して、バインダーとしてエチルセルロースを2質量部、溶媒としてα−テルピネオールを40質量部加え、3本ロールミルを用いて混練し、燃料極ペースト(AP−1)とした。
(4)空気極ペーストの製造
La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8(セイミケミカル製、平均粒子径:0.5μm)80質量部と20モル%ガドリニアドープセリア(セイミケミカル製、平均粒子径:0.5μm)20質量部を混合し、さらにバインダーとしてエチルセルロースを2質量%、溶媒としてα−テルピネオールを30質量部加え、3本ロールミルを用いて混練し、空気極ペーストとした。
(5)中間層ペーストの製造
20モル%ガドリニアドープセリア(セイミケミカル製:Ce0.8Gd0.2、平均粒子径:0.5μm、比表面積:10m/g)に、ポリエチレングリコール(分子量300)35質量部加え、3本ロールミルを用いて混練し、反応防止層ペーストとした。
(6)電解質支持膜型セルの製造
6モル%のスカンジアで安定化されたジルコニア電解質シート(6ScSZシート:30mmφ×厚さ100μm)の片面に、スクリーン印刷により、前記燃料極ペースト(AP−1)を10mmφの形状に塗布し、90℃で5時間乾燥した。次に、その反対側に、スクリーン印刷により、前記中間層ペーストを10mmφの形状に塗布し、同様に乾燥した。これを1300℃で5時間焼結して中間層を形成した。続いて、この中間層の上に前記空気極ペーストを同じく10mmφの形状にスクリーン印刷し、90℃で5時間乾燥後、1000℃で3時間焼結することによって、燃料電池用の電解質支持膜型セルを得た。燃料極、空気極、中間層の各膜厚は、それぞれ約40μm、30μm、10μmであった。
(比較例1、2)
(1)燃料極材料の製造
酸化ニッケルYとして、実施例1の酸化ニッケル粉末(Y−1)65質量部、前記10モル%スカンジア1モル%セリア安定化ジルコニア35質量部を使用し、実施例1と同様にして、比較の燃料極材料(a−1)を得た。該燃料極材料粉体(a−1)を実施例1と同様にしてアンモニア分解活性を測定したところ、アンモニア分解率は95%であった。
また、酸化ニッケル粉末(X)として、実施例1の市販の酸化ニッケル粉末65質量部前記10モル%スカンジア1モル%セリア安定化ジルコニア35質量部を使用し、実施例1と同様にして、比較の燃料極材料(a−2)を得た。該燃料極材料粉体(a−2)を実施例1と同様にしてアンモニア分解活性を測定したところ、アンモニア分解率は88%であった。
(2)燃料極ペーストの製造
前記比較の燃料極材料(a−1)もしくは(a−2)100質量部をそれぞれ使用した以外は、実施例1と同様にして、比較の燃料極ペースト(ap−1)または(ap−2)を得た。
(3)電解質支持膜型セルの製造
実施例1と比較の燃料極ペースト(ap−1)もしくは(ap−2)を使用した以外は同様にして、比較の燃料電池用の電解質支持膜型セルを得た。
(実施例2)
以下に、電極支持型セルの例として燃料極支持型セルに関し実施例および比較例として示す。
(1)燃料極基板の製造
実施例1の燃料極材料(A−1)100質量部に対して、バインダーとしてメタクリレート系共重合体(分子量:80000、ガラス転移温度:−8℃)を固形分として15質量部、溶剤としてトルエン/イソプロパノール(質量比:3/2)50質量部、分散剤としてソルビタン脂肪酸エステル(花王製)3質量部、可塑剤としてジブチルフタレート2質量部を、ジルコニアボールが装入された100Lのナイロンポット製のボールミル装置に添加し、40rpmで24時間混練して燃料極材料スラリーを得た。このスラリーを、碇型の攪拌機を備えた内容積が50Lのジャケット付丸底円筒型減圧脱泡容器へ移し、攪拌機を30rpmで回転させながら、ジャケット温度を40℃で減圧(30〜160Torr)下に濃縮・脱泡し、粘度が2.9Pa・sの塗工用スラリーを得た。得られたスラリーを塗工装置のスラリーダムに移し、ドクターブレード法によってPETフィルム上に塗工し、塗工部に続く乾燥機(50℃、80℃、110℃の3ゾーン)を0.2m/分の速度で通過させて溶剤を蒸発・乾燥することにより、厚さが400μmのグリーンシートを得た。得られたグリーンシートを約38mmφに切断した後、1350℃で5時間焼成することにより、厚さが360μmで30mmφの燃料極基板(AS−1)を得た。
(2)燃料極支持型セルの製造
前記のようにして得た燃料極基板(AS−1)上に、10モル%スカンジア1モル%セリア安定化ジルコニア(第一稀元素製:10ScCeSZ、平均粒子径:0.6μm、比表面積:11m/g)のペーストをスクリーン印刷して乾燥後、1350℃で2時間焼成し、電解質膜を燃料極基板上に製膜した。ついで、この電解質膜上に実施例1で作製した空気極ペーストをスクリーン印刷して乾燥後、1000℃で2時間焼成し、空気極を電解質膜上に製膜し、燃料極支持型セルを得た。電解質、空気極の各膜厚は、それぞれ約35μm、30μmであった。
(比較例3,4)
(1)燃料極基板の製造
実施例2の燃料極材料を比較例1の比較の燃料極材料(a−1)もしくは比較例2の比較の燃料極材料(a−2)100質量部を使用する以外は、実施例2と同様にして、比較の燃料極基板(as−1)または比較の燃料極基板(as−2)を得た。
(2)燃料極支持型セルの製造
実施例2の燃料極基板を前記の比較の燃料極基板(as−1)もしくは比較の燃料極基板(as−2)を使用する以外は、実施例2と同様にして、比較の燃料極支持型セルを得た。
(試験例)
前記実施例1および比較例1、2で得た電解質支持型セルと前記実施例2および比較例3、4で得た燃料極支持型セルについて、800℃で発電試験を行ない、I−Vカーブを測定した。すなわち、当該セルの燃料極側にニッケル網(80メッシュ)を、空気極側に白金網(80メッシュ)によりセル挟持し、さらに当該ニッケル網と白金網の両側に金属マニホルドを設け、燃料ガスとしてアンモニア(流量0.167L/min)、酸化剤ガスとして空気(流量0.250L/min)を供給した。測定に当たっては、電流測定器としてアドバンテスト社製の型番「TR6845」、電流電圧発生器としては高砂製作所社製の型番「GP016−20R」を使用した。発電試験開始時と200時間後の最大出力密度(W/cm2)を求めた。結果と表1に示す。
本発明に係る燃料極材料を用いた実施例1および2では、最適な酸化ニッケル粉末の配合となっているため、燃料極としてのアンモニア分解活性にすぐれ、該燃料極を有する固体酸化物燃料電池は、初期の発電性能および耐久性に優れるものであった。一方、比較例1および3では、酸化ニッケル粉末(Y)のみの配合となっているため、燃料極としてアンモニア分解活性には優れるものの、燃料極における酸化ニッケルの安定性が悪いために、該燃料極を有する固体酸化物燃料電池の耐久性が悪いものであった。また、比較例2および3では、酸化ニッケル粉末(X)のみの配合となっているため、燃料極としてもアンモニア分解活性に劣るものであり、該燃料極を有する固体酸化物燃料電池の発電特性が低いものであった。
Figure 2014067564
本発明は、アンモニアを燃料とする固体酸化物形燃料電池用燃料極材料として用いることができ、更には前記材料を用いて燃料電池とすることができる。

Claims (4)

  1. アンモニアを燃料とする固体酸化物形燃料電池であって、該電池の燃料極が、平均粒子径が0.3〜3μm、比表面積が2〜60m/gである酸化ニッケル粉末(X)と、平均結晶子径が1〜50nm、比表面積が2〜100m/gの酸化ニッケル粉末(Y)と、安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末とを含む燃料極材料より得られるものであることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記酸化ニッケル粉末(X)と前記酸化ニッケル粉末(Y)と(以下「混合酸化ニッケル粉末」)の合計を100質量%としたとき、該酸化ニッケル粉末(X)が10〜90質量%の範囲内であり、該酸化ニッケル粉末(Y)が10〜90質量%の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記燃料極材料が、前記混合酸化ニッケル粉末45〜75質量%と、安定化ジルコニア粉末および/またはドープセリア粉末25〜55質量%を含むことを特徴とする請求項1記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の固体電解質形燃料電池の燃料極にアンモニアを供給し、かつ、空気極に空気を供給することを特徴とする発電方法。
JP2012211573A 2012-09-25 2012-09-25 固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法 Pending JP2014067564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012211573A JP2014067564A (ja) 2012-09-25 2012-09-25 固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012211573A JP2014067564A (ja) 2012-09-25 2012-09-25 固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014067564A true JP2014067564A (ja) 2014-04-17

Family

ID=50743761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012211573A Pending JP2014067564A (ja) 2012-09-25 2012-09-25 固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014067564A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081841A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 ダイハツ工業株式会社 燃料電池
JP2017021945A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 日本特殊陶業株式会社 固体酸化物形電気化学セル、固体酸化物形電気化学セルの製造方法、固体酸化物形燃料電池、及び高温水蒸気電気分解装置
JP2017076520A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 固体酸化物形燃料電池用の電極材料とこれを用いた固体酸化物形燃料電池

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11219710A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 固体電解質型燃料電池の電極およびその製造方法
JP2004296093A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Nippon Shokubai Co Ltd 固体酸化物形燃料電池用アノード支持基板およびその製法
JP2006040612A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Hosokawa Funtai Gijutsu Kenkyusho:Kk 固体電解質形燃料電池の燃料極原料粉体、その製造方法、燃料極及び固体電解質形燃料電池
US20090110992A1 (en) * 2007-10-30 2009-04-30 Bloom Energy Corporation SOFC electrode sintering by microwave heating
JP2009140730A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Nippon Shokubai Co Ltd 固体酸化物形燃料電池用の燃料極材料およびその製造方法
JP2010100929A (ja) * 2008-09-24 2010-05-06 Sumitomo Electric Ind Ltd ガス分解素子、アンモニア分解素子、発電装置および電気化学反応装置
JP2011204416A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Nippon Shokubai Co Ltd 固体酸化物形燃料電池用燃料極材料、それを用いた燃料極、並びに固体酸化物形燃料電池用セル。

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11219710A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 固体電解質型燃料電池の電極およびその製造方法
JP2004296093A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Nippon Shokubai Co Ltd 固体酸化物形燃料電池用アノード支持基板およびその製法
JP2006040612A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Hosokawa Funtai Gijutsu Kenkyusho:Kk 固体電解質形燃料電池の燃料極原料粉体、その製造方法、燃料極及び固体電解質形燃料電池
US20090110992A1 (en) * 2007-10-30 2009-04-30 Bloom Energy Corporation SOFC electrode sintering by microwave heating
JP2009140730A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Nippon Shokubai Co Ltd 固体酸化物形燃料電池用の燃料極材料およびその製造方法
JP2010100929A (ja) * 2008-09-24 2010-05-06 Sumitomo Electric Ind Ltd ガス分解素子、アンモニア分解素子、発電装置および電気化学反応装置
JP2011204416A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Nippon Shokubai Co Ltd 固体酸化物形燃料電池用燃料極材料、それを用いた燃料極、並びに固体酸化物形燃料電池用セル。

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081841A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 ダイハツ工業株式会社 燃料電池
JP2017021945A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 日本特殊陶業株式会社 固体酸化物形電気化学セル、固体酸化物形電気化学セルの製造方法、固体酸化物形燃料電池、及び高温水蒸気電気分解装置
JP2017076520A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 固体酸化物形燃料電池用の電極材料とこれを用いた固体酸化物形燃料電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10193161B2 (en) Anode for solid oxide fuel cell and production method therefor, and method for producing electrolyte layer-electrode assembly for fuel cell
JP4953152B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池
JP2009140730A (ja) 固体酸化物形燃料電池用の燃料極材料およびその製造方法
KR20130099704A (ko) 고체산화물 연료전지용 기능층 소재, 및 상기 소재를 이용하여 제조된 기능층과 상기 기능층을 포함하는 고체산화물 연료전지
KR20130123189A (ko) 고체산화물 연료전지용 음극 지지체 및 그 제조방법과 이를 포함한 고체산화물 연료전지
Baharuddin et al. Synthesis and characterization of cobalt-free SrFe0· 8Ti0· 2O3-δ cathode powders synthesized through combustion method for solid oxide fuel cells
JP5260209B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池用セルの製造方法および固体酸化物形燃料電池用セル
KR20110107187A (ko) 금속 도핑 산화물 입자, 이의 제조 방법, 및 이를 이용한 고체 산화물 전해질
JP6573243B2 (ja) 空気極組成物、空気極およびこれを含む燃料電池
JP5611249B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池および該燃料電池のカソード形成用材料
JP2007200664A (ja) 固体電解質型燃料電池の製造方法
JP2014067564A (ja) 固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法
JP6664132B2 (ja) 多孔質構造体とその製造方法、及びそれを用いた電気化学セルとその製造方法
JP3729194B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池
JP2017071830A (ja) 水蒸気電解用セルおよびその製造方法
JP4496749B2 (ja) 固体酸化物型燃料電池
JP2014067562A (ja) 固体酸化物形燃料電池及びそれを用いた発電方法
KR101679423B1 (ko) 복합체 나노튜브를 포함하는 고체산화물 연료전지 및 복합체 나노튜브의 제조방법
JP2008077998A (ja) 固体酸化物形燃料電池
US20080102340A1 (en) Solid oxide fuel cell
KR20160038833A (ko) 전해질막, 이를 포함하는 연료 전지, 상기 연료 전지를 포함하는 전지 모듈 및 상기 전해질막의 제조방법
JP6086686B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池、それを用いた発電方法
KR20160054897A (ko) 고체산화물 연료전지 집전체용 페이스트 조성물, 이를 포함하는 집전체 및 이를 포함하는 고체산화물 연료전지
KR20160136750A (ko) 저온형 고체 산화물 연료 전지
JP2005139024A (ja) 混合導電性セラミックス材料およびこの材料を用いた固体酸化物形燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161206