JP2014066918A - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像レンズ20は、近赤外線吸収特性を有する材料を含み、かつ式:0.8≦P0/Pn≦1.2を満足する。
P0:撮像レンズ20を、光軸を面内に含み、かつ撮像レンズ20の中心を通る面で切断したときの断面において、撮像素子30の撮像面30aの中心に集光する光のうち、撮像レンズ20の中心を通る1光のレンズ内光路長をA0、最も外側を通る2光のレンズ内光路長をB0およびC0としたとき、P0=(A0+B0+C0)/3で求められる値
Pn:上記断面において、撮像素子30の撮像面30aの中心を除く任意の位置に集光する光のうち、撮像レンズ20の中心を通る1光の光路長をAn、最も外側を通る2光の光路長をBnおよびCnとしたとき、Pn=(An+Bn+Cn)/3で求められる値
【選択図】図1
Description
0.8≦P0/Pn≦1.2 …(1)
ここで、P0およびPnは以下の方法で求められる値である。
P0:該撮像レンズを、光軸を面内に含み、かつ撮像レンズの中心を通る面で切断したときの断面において、前記撮像素子の撮像面の中心に集光する光のうち、前記撮像レンズの中心を通る1光のレンズ内光路長をA0、最も外側を通る2光のレンズ内光路長をB0およびC0としたとき、
P0=(A0+B0+C0)/3
により求められる値
Pn:前記撮像レンズの断面において、前記撮像素子の撮像面の中心を除く任意の位置に集光する光のうち、前記撮像レンズの中心を通る1光の光路長をAn、最も外側を通る2光の光路長をBnおよびCnとしたとき、
Pn=(An+Bn+Cn)/3
により求められる値
図1は、第1の実施形態に係る撮像レンズを備えた撮像装置の要部構成を概略的に示す断面図である。本実施形態の撮像レンズは、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報機器に組み込まれる小型カメラ等の撮像装置の、固体撮像素子に結像させるレンズ系の全部または一部を構成するレンズである。
0.8≦P0/Pn≦1.2 …(1)
式(1)において、P0およびPnは以下の方法で求められる値である。
すなわち、P0は、撮像レンズ20を、光軸xを面内に含み、かつ撮像レンズ20の中心を通る面で切断したときの断面において、固体撮像素子30の撮像面30aの中心に集光する光のうち、撮像レンズ20の中心を通る1光(L1)のレンズ内光路長をA0、最も外側を通る2光(L2、L3)のレンズ内光路長をB0およびC0としたとき、
P0=(A0+B0+C0)/3
により求められる値であり(図2)、
Pnは、上記撮像レンズ20断面において、固体撮像素子30の撮像面30aの中心を除く任意の位置に集光する光のうち、撮像レンズ20の中心を通る1光(L4)のレンズ内光路長をAn、最も外側を通る2光(L5、L6)のレンズ内光路長をBnおよびCnとしたとき、
Pn=(An+Bn+Cn)/3
により求められる値である(図3)。
0.9≦P0/Pn≦1.1 …(2)
を満足するように構成されていることが好ましく、上記P0/Pnの値が略1となるように構成されていることがより好ましい。
A1/nCuPO4
(式中、Aは、アルカリ金属(Li、Na、K、Rb、Cs)、アルカリ土類金属(Mg、Ca、Sr、Ba)およびNH4からなる群より選ばれる少なくとも1種であり、nは、Aがアルカリ金属またはNH4の場合は1であり、Aがアルカリ土類金属の場合は2である。)
なお、「結晶子」とは単結晶とみなせる単位結晶を意味し、「粒子」は複数の結晶子によって構成される。
(a)Cu2+を含む塩と、PO4 3−を含む塩または有機物とを、Cu2+に対するPO4 3−のモル比(PO4 3−/Cu2+)が10〜20となるような割合で、かつAn+の存在下に混合する工程
(b)工程(a)で得られた生成物を560〜760℃で焼成する工程
(c)工程(b)で得られた焼成物を、数平均凝集粒子径が5〜200nmとなるように解砕する工程
Cu2+を含む塩としては、硫酸銅(II)五水和物、塩化銅(II)二水和物、酢酸銅(II)一水和物、臭化銅(II)、硝酸銅(II)三水和物等が挙げられる。
焼成温度は、560〜760℃が好ましく、580〜750℃がより好ましい。焼成温度が560℃以上であれば、構造相転移により結晶構造が変化し、構造相転移後の結晶構造は室温に冷却した後も維持される。焼成温度が760℃以下であれば、加熱分解が抑えられる。なお、焼成温度が低すぎると、前記温度範囲で焼成した場合と結晶構造が異なってしまい、十分な分光特性が得られないおそれがある。
解砕方法としては、公知の乾式粉砕法または湿式粉砕法が挙げられ、数平均凝集粒子径を200nm以下としやすい点から、湿式粉砕法が好ましい。乾式粉砕法としては、ボールミル、ジェットミル、ミル型粉砕機、ミキサー型粉砕機等を用いる方法等が挙げられる。湿式粉砕法としては、湿式ミル(ボールミル、遊星ミル等)、クラッシャー、乳鉢、衝撃粉砕装置(ナノマイザー等)、湿式微粒子化装置等を用いる方法等が挙げられ、湿式微粒子化装置を用いる方法が好ましい。
図4は、第2の実施形態に係る撮像レンズを示す断面図である。本実施形態の撮像レンズも、第1の実施形態の撮像レンズと同様、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA等の情報機器に組み込まれる小型カメラ等の撮像装置の、固体撮像素子に結像させるレンズ系の全部または一部を構成するレンズである。なお、本実施の形態においては、重複する説明を避けるため、第1の実施の形態と共通する点については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
化合物(F1)は、スクアリリウム骨格の左右にベンゼン環が結合し、さらにベンゼン環の4位に窒素原子が結合するとともに、該窒素原子を含む飽和複素環が形成された構造を有する化合物である。
R4およびR6は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基もしくはアルコキシ基、または−NR7R8(R7およびR8は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、または−C(=O)−R9(R9は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20のアルキル基または炭素数6〜11のアリール基もしくはアルアリール基))を示す。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。アルキル基は、直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれであってもよい。R4およびR6は、いずれか一方が水素原子で、他方が−NR7R8である組合せが好ましい。
R1とR2、R2とR5、およびR1とR3は、それぞれ独立して、互いに連結して窒素原子と共に員数が5または6のそれぞれ複素環A、複素環B、および複素環Cを形成していてもよい。但し、式(F1)は、複素環A、複素環B、および複素環Cから選ばれる少なくとも1以上の環構造を有する。
複素環Aが形成される場合のR1とR2は、これらが結合した2価の基−Q−として、水素原子が炭素数1〜6のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基で置換されてもよいアルキレン基、またはアルキレンオキシ基を示す。
複素環Bが形成される場合のR2とR5、および複素環Cが形成される場合のR1とR3は、これらが結合したそれぞれ2価の基−X1−Y1−および−X2−Y2−(窒素に結合する側がX1およびX2)として、X1およびX2がそれぞれ下記式(1x)または(2x)で示される基であり、Y1およびY2がそれぞれ下記式(1y)〜(5y)から選ばれるいずれかで示される基である。X1およびX2が、それぞれ下記式(2x)で示される基の場合、Y1およびY2はそれぞれ単結合であってもよい。
R7、R8、R9、R4、R6、R21〜R27、複素環を形成していない場合のR1〜R3、およびR5は、これらのうちの他のいずれかと互いに結合して5員環または6員環を形成してもよい。R21とR26、R21とR27は直接結合してもよい。
複素環を形成していない場合のR1およびR2は、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、アリル基、炭素数6〜11のアリール基またはアルアリール基を示す。複素環を形成していない場合の、R3およびR5、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、または、炭素数1〜6のアルキル基もしくはアルコキシ基を示す。
なお、化合物(F1)は、上記一般式(F1)で示される構造の共鳴構造を有する式(F1−1)で示される化合物(F1−1)も含む。
化合物(F12)において、−NR7R8は、−NH−C(=O)−(CH2)m−CH3(mは、0〜19)、−NH−C(=O)−Ph−R10(R10は、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、または炭素数1〜3のパーフロロアルキル基を示す。)等が好ましい。
化合物(F12)として、例えば、下記式(F12−1)で示される化合物、下記式(F12−2)で示される化合物等が挙げられる。
化合物(F13)として、例えば、下記式(F13−1)で示される化合物等が挙げられる。
例えば、化合物(F11−1)等の化合物(F11)は、例えば、米国特許第5,543,086号明細書に記載された方法で製造できる。化合物(F12)は、例えば、J.Org.Chem.2005,70(13),5164−5173に記載の方法で製造できる。
反応式(F3)によれば、1−メチル−2−ヨード−4−アミノベンゼンのアミノ基に所望の置換基R9を有するカルボン酸塩化物を反応させてアミドを形成する。次いで、ピロリジンを反応させ、さらに3,4−ジヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン(以下、スクアリン酸という。)と反応させることで、化合物(F12−1)、化合物(F12−2)等が得られる。
反応式(F4)では、まず、8−ヒドロキシジュロリジンにトリフルオロメタンスルホン酸無水物(Tf2O)を反応させ、8−トリフルオロメタンスルホン酸ジュロリジンとし、次いで、これにベンジルアミンを反応させ8−ベンジルアミノジュロリジンを得、さらにこれを還元して8−アミノジュロリジンを製造する。次いで、8−アミノジュロリジンのアミノ基に所望の置換基R9(化合物(F13−1)の場合、−C7H15)を有するカルボン酸塩化物を反応させてジュロリジンの8位に−NH−C(=O)R9を有する化合物を得る。次いで、この化合物の2モルをスクアリン酸1モルと反応させることで、化合物(F13−1)等が得られる。
選択波長遮蔽層としては、420〜695nmの可視光を透過し、710〜1100nmの波長領域の光を遮蔽する光学特性を有することが好ましい。光を遮蔽する波長領域は、710〜1200nmがより好ましい。このような選択波長遮蔽層を形成することにより、近赤外線領域の光を高性能に遮蔽できる。選択波長遮蔽層はさらに、400nm以下の紫外線波長領域の光を遮蔽する光学特性を有することが好ましく、410nm以下の光の遮蔽性を有することがより好ましい。
粉末状態の近赤外線吸収粒子について、X線回折装置(RIGAKU社製、RINT−TTR−III)を用いてX線回折の測定を行い、結晶構造の同定を行った。また、結晶子の大きさを、2θ=14°の反射についてシェラーの方法により計算によって求めた。
近赤外線吸収粒子を水に分散させた粒子径測定用分散液(固形分濃度:5質量%)について、動的光散乱式粒度分布測定装置(日機装社製、マイクロトラック超微粒子粒度分析計UPA−150)を用いて数平均凝集粒子径を測定した。
(製造例1)
52質量%リン酸水素二カリウム(純正化学製)水溶液500gに、撹拌下、5質量%硫酸銅・五水和物(純正化学製)水溶液500gを加え、5時間以上室温にて撹拌し、水色溶液(PO4 3−/Cu2+(モル比)=15)を得た。
52質量%リン酸水素二カリウム(純正化学製)水溶液500gに、撹拌下、5質量%硫酸銅・五水和物(純正化学製)水溶液500gを加え、5時間以上室温にて撹拌し、水色溶液(PO4 3−/Cu2+(モル比)=15)を得た。
エタノール1Lに、リン酸水素二カリウム(純正化学製)136.09gおよび酸化銅(II)(関東化学製)79.555gを分散させ、超音波処理を行った。さらに、0.2mmφのアルミナビーズ200gを投入し、24時間ボールミル処理を行った。ボールミル処理後、アルミナビーズを分離し、原料スラリーを得た。
製造例1で得られた近赤外線吸収粒子に、100℃で8時間予備乾燥を行ったポリエステル樹脂を、近赤外線吸収粒子30質量%およびポリエステル樹脂70質量%となるように添加した後、Vブレンダーにより3時間混合した。この混合物を2軸混練押出機(栗本鐵工所製、型名 KEX25)により、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数30rpmの条件で、混練押出して、射出成型用マスターバッチを得た。得られた射出成型用マスターバッチを射出成型機に供給し、平凸レンズの形状のレンズを成型した。得られた撮像レンズは、前述した式(1)を満足するものであった。
製造例2で得られた近赤外線吸収粒子を用いた以外は実施例1と同様にして射出成型用マスターバッチを得、さらに、この射出成型用マスターバッチを用いて平凸レンズの形状のレンズを成型した。得られた撮像レンズは、前述した式(1)を満足するものであった。
製造例3で得られた近赤外線吸収粒子を用いた以外は実施例1と同様にして射出成型用マスターバッチを得、さらに、この射出成型用マスターバッチを用いて平凸レンズの形状のレンズを成型した。得られた撮像レンズは、前述した式(1)を満足するものであった。
J.Org.Chem.2005,70(13),5164−5173に記載の方法にしたがって合成した近赤外線吸収色素(F12−1)に、100℃で8時間予備乾燥を行ったポリエステル樹脂を、近赤外線吸収色素(F12−1)1質量%およびポリエステル樹脂99質量%となるように添加した後、Vブレンダーにより混合した。この混合物を2軸混練押出機により混練押出して、射出成型用マスターバッチを得た。得られた射出成型用マスターバッチを射出成型機に供給し、平凸レンズの形状のレンズを成型した。得られた撮像レンズは、前述した式(1)を満足するものであった。
製造例1で得られた近赤外線吸収粒子に、100℃で8時間予備乾燥を行ったシクロオレフィン樹脂(日本ゼオン社製、商品名 ゼオネックスE48R)を、近赤外線吸収粒子30質量%およびシクロオレフィン樹脂70質量%となるように添加した後、Vブレンダーにより3時間混合した。この混合物を2軸混練押出機(栗本鐵工所製、型名 KEX25)により、シリンダー温度260℃、スクリュー回転数30rpmの条件で、混練押出して、射出成型用マスターバッチを得た。得られた射出成型用マスターバッチを射出成型機に供給し、凸メニスカスの形状のレンズを成型した。得られた撮像レンズは、前述した式(1)を満足するものであった。
製造例2で得られた近赤外線吸収粒子を用いた以外は実施例5と同様にして射出成型用マスターバッチを得、さらに、この射出成型用マスターバッチを用いて凸メニスカスの形状のレンズを成型した。得られた撮像レンズは、前述した式(1)を満足するものであった。
製造例3で得られた近赤外線吸収粒子を用いた以外は実施例516と同様にして射出成型用マスターバッチを得、さらに、この射出成型用マスターバッチを用いて凸メニスカスの形状のレンズを成型した。得られた撮像レンズは、前述した式(1)を満足するものであった。
J.Org.Chem.2005,70(13),5164−5173に記載の方法にしたがって合成した近赤外線吸収色素(F12−1)に、100℃で8時間予備乾燥を行ったシクロオレフィン樹脂(日本ゼオン社製、商品名 ゼオネックスE48R)を、近赤外線吸収色素(F12−1)1質量%およびシクロオレフィン樹脂99質量%となるように添加した後、Vブレンダーにより混合した。この混合物を2軸混練押出機により混練押出して、射出成型用マスターバッチを得た。得られた射出成型用マスターバッチを射出成型機に供給し、凸メニスカスの形状のレンズを成型した。得られた撮像レンズは、前述した式(1)を満足するものであった。
Claims (5)
- 撮像素子の撮像面に被写体の像を結像させる撮像レンズであって、
近赤外線吸収特性を有する材料を含み、かつ該撮像レンズが次式(1)を満足している、撮像レンズ。
0.8≦P0/Pn≦1.2 …(1)
ここで、P0およびPnは以下の方法で求められる値である。
P0:該撮像レンズを、光軸を面内に含み、かつ撮像レンズの中心を通る面で切断したときの断面において、前記撮像素子の撮像面の中心Cに集光する光のうち、前記撮像レンズの中心を通る1光のレンズ内光路長をA0、最も外側を通る2光のレンズ内光路長をB0およびC0としたとき、
P0=(A0+B0+C0)/3
により求められる値
Pn:前記撮像レンズの断面において、前記撮像素子の撮像面の中心を除く任意の位置に集光する光のうち、前記撮像レンズの中心を通る1光のレンズ内光路長をAn、最も外側を通る2光の光路長をBnおよびCnとしたとき、
Pn=(An+Bn+Cn)/3
により求められる値 - 該撮像レンズが次式(2)を満足している、請求項1に記載の撮像レンズ。
0.9≦P0/Pn≦1.1 …(2) - 前記近赤外線吸収特性を有する材料が、下式で表わされる化合物(例えば、LiCuPO4、Mg1/2CuPO4等)の結晶子を含む、請求項1または2に記載の撮像レンズ。
A1/nCuPO4
(式中、Aは、アルカリ金属(Li、Na、K、Rb、Cs)、アルカリ土類金属(Mg、Ca、Sr、Ba)およびNH4からなる群より選ばれる少なくとも1種であり、nは、Aがアルカリ金属またはNH4の場合は1であり、Aがアルカリ土類金属の場合は2である。) - 前記近赤外線吸収特性を有する材料が、下記一般式(F1)で表されるスクアリリウム化合物を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
R4およびR6は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基もしくはアルコキシ基、または−NR7R8(但し、R7およびR8は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、または−C(=O)−R9(但し、R9は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20のアルキル基または炭素数6〜11のアリール基もしくはアルアリール基))を示し;
R1とR2、R2とR5、およびR1とR3は、それぞれ独立して、互いに連結して窒素原子と共に員数が5または6のそれぞれ複素環A、複素環B、および複素環Cを形成していてもよく(但し、式(F1)は、複素環A、複素環B、および複素環Cから選ばれる少なくとも1以上の環構造を有する);
複素環Aが形成される場合のR1とR2は、これらが結合した2価の基−Q−として、水素原子が炭素数1〜6のアルキル基または炭素数6〜10のアリール基で置換されてもよいアルキレン基、またはアルキレンオキシ基を示し;
複素環Bが形成される場合のR2とR5、および複素環Cが形成される場合のR1とR3は、これらが結合したそれぞれ2価の基−X1−Y1−および−X2−Y2−(窒素に結合する側がX1およびX2)として、X1およびX2がそれぞれ下記式(1x)または(2x)で示される基であり、Y1およびY2がそれぞれ下記式(1y)〜(5y)から選ばれるいずれかで示される基であり、X1およびX2が、それぞれ下記式(2x)で示される基の場合、Y1およびY2はそれぞれ単結合であってよく、
R7、R8、R9、R4、R6、R21〜R27、複素環を形成していない場合のR1〜R3、およびR5は、これらのうちの他のいずれかと互いに結合して5員環または6員環を形成してもよく、R21とR26、R21とR27は直接結合してもよく;
複素環を形成していない場合のR1およびR2は、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基、アリル基、炭素数6〜11のアリール基またはアルアリール基を示し、複素環を形成していない場合の、R3およびR5、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、または、炭素数1〜6のアルキル基もしくはアルコキシ基を示す。) - 撮像面を有する撮像素子と、前記撮像素子の撮像面に被写体の像を結像させる撮像レンズとを備えた撮像装置であって、前記撮像レンズが、請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像レンズからなる、撮像装置。
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