JP2014066817A - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光偏向器から被走査体までの出射光学系における光学部品を効率的に配置することで、薄型化を図ることができる光走査装置を提供する。
【解決手段】光走査装置11aは、ビームBMを出射する複数の光源51と、複数の光源51から出射されたビームBMを偏向する光偏向器52と、光偏向器52で偏向されたビームBMをそれぞれ反射させて、対応する感光体ドラム13へ導く複数の反射ミラー53と、光偏向器52を回転させる駆動部55とを備えている。回転軸方向Zと直交し光偏向器52を通る平面を基準面BSとするとき、駆動部55が収容された筐体内の空間は、基準面BSで第1領域AR1と第2領域AR2とに分割され、駆動部55は、第1領域AR1に配置されている。第1ビームBM1および第2ビームBM2は、それぞれ異なる角度で反射ミラー53に入射する構成とされている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ビームを出射する複数の光源と、複数の光源から出射されたビームを偏向する光偏向器とを備え、それぞれのビームが複数の被走査体を走査する光走査装置に関し、また、光走査装置を備える画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置では、感光体を露光するため、光走査装置が用いられている。タンデム式のカラーレーザビームプリンタにおいては、光走査装置によって、複数の感光体に対応する数のビームで感光体を走査し、各色を重ね合わせることでカラー画像を形成している。このような光走査装置の構成として、複数の感光体を走査する光走査部に単一の光偏向器(回転多面鏡)を共用する方式が適用されており、光偏向器の数を減らすことで、画像形成装置のコンパクト化を図っている(例えば、特許文献1参照。)。
また、光偏向器に対して複数のビームを入射させる構成では、それぞれのビームの光路を分離するために、光偏向器に入射させるビームの入射角を異ならせる方式が採用されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2009−251308号公報 特開2011−100007号公報
ところで、特許文献1に記載の光学走査装置や、特許文献2に記載の光走査装置といった複数のビームを照射する光走査装置では、折り返しミラー等の光学部品によって、複数のビームを対応する感光体に導いているが、ビームの入射角に応じた位置に光学部品を配置しなければならず、離間して配置された光学部品のための広い空間を必要とするため、光走査装置の小型化が困難になるという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、光偏向器から被走査体までの出射光学系における光学部品を効率的に配置することで、薄型化を図ることができる光走査装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光走査装置は、ビームを出射する複数の光源と、前記複数の光源から出射されたビームを偏向する光偏向器とを備え、それぞれのビームが複数の被走査体を走査する光走査装置であって、前記光偏向器で偏向されたビームをそれぞれ反射させて、対応する被走査体へ導く複数の反射ミラーと、前記光偏向器を回転させる駆動部とを備え、前記光偏向器の回転軸と平行な方向を回転軸方向とし、前記回転軸方向と直交し前記光偏向器を通る平面を基準面とするとき、前記駆動部が収容された筐体内の空間は、前記基準面で第1領域と第2領域とに分割され、前記駆動部が配置された前記第1領域は、前記回転軸方向の幅が前記第2領域より大きく設定されており、前記光源から出射されたビームのうち2つは、前記基準面に対して前記回転軸方向でそれぞれ異なる角度の第1入射角と第2入射角とで前記反射ミラーに入射する構成とされ、前記第2入射角より大きい前記第1入射角で入射するビームは、前記第1領域に配置された前記反射ミラーに導かれることを特徴とする。
この構成によると、光偏向器から被走査体までの出射光学系における光学部品を効率的に配置することで、光走査装置の薄型化を図ることができる。つまり、光偏向器で回転走査する光走査装置では、駆動部を配置するための空間(第1領域)を確保する必要があった。ここで、最大の角度(第1入射角)で入射するビームは、回転軸方向に大きく広がるため、対応する反射ミラーを第1領域に配置することで、広い空間を有する第1領域を有効に利用することができる。
本発明に係る光走査装置では、前記光源から出射されたビームのうち2つは、前記光偏向器に対して、一方が前記第1入射角と同じ角度で入射し、他方が前記第2入射角と同じ角度で入射する構成とされていることを特徴とする。
この構成によると、光偏向器への入射角をそれぞれ異なる角度とすることで、光偏向器からの入射角を異なる角度とした構成とすることができる。従って、光源から光偏向器までの入射光学系における光学部品の配置を調整することで、容易に光走査装置の薄型化を図ることができる。
本発明に係る光走査装置では、前記光偏向器と前記反射ミラーとの間に配置され、前記光偏向器で偏向されたビームを収束する第1レンズを備えていることを特徴とする。
この構成によると、第1レンズによってビームを収束することで、ビームを被走査体の一点に集光させ、画像形成における解像度を向上させることができる。また、ビーム毎に第1レンズを設けた場合、それぞれのビームに対して個別に照射する角度や位置を調整することが容易になる。
本発明に係る光走査装置では、前記光偏向器で偏向されたビームを前記回転軸方向で傾斜させる第2レンズを備え、前記第2レンズは、前記光偏向器で偏向された2つのビームのうち、一方を前記第1入射角に傾斜させる第1傾斜部と、他方を前記第2入射角に傾斜させる第2傾斜部とが設けられていることを特徴とする。
この構成によると、第2レンズによってビームの角度を調整するので、入射光学系における光学部品の配置が制限されない構造とすることができる。
本発明に係る光走査装置では、前記第2入射角は、0度であることを特徴とする。
この構成によると、複数のビームのうち1つを基準面と平行に出射させることで、基準面に対する傾斜を無視することができ、出射光学系における配置を容易に設計することができる。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る光走査装置を備えていることを特徴とする。
この構成によると、本発明に係る光走査装置を備えることで、本発明に係る光走査装置と同様の作用効果を奏する。
本発明によると、光偏向器から被走査体までの出射光学系における光学部品を効率的に配置することで、光走査装置の薄型化を図ることができる。つまり、光偏向器で回転走査する光走査装置では、駆動部を配置するための空間(第1領域)を確保する必要があった。ここで、最大の角度(第1入射角)で入射するビームは、回転軸方向に大きく広がるため、対応する反射ミラーを第1領域に配置することで、広い空間を有する第1領域を有効に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 本発明の実施の形態1に係る光走査装置の上面図である。 本発明の実施の形態1に係る光走査装置の概略側面図である。 本発明の実施の形態1に係る光走査装置における反射ミラーの位置を示す説明図である。 比較例における反射ミラーの位置を示す説明図である。 実施の形態1に係る光走査装置の変形例1における反射ミラーの位置を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る光走査装置の上面図である。 本発明の実施の形態2に係る光走査装置における反射ミラーの位置を示す説明図である。 実施の形態2に係る光走査装置の変形例2における反射ミラーの位置を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る光走査装置の上面図である。 本発明の実施の形態3に係る光走査装置における反射ミラーの位置を示す説明図である。 実施の形態3に係る光走査装置の変形例3における反射ミラーの位置を示す説明図である。 実施の形態3に係る光走査装置の変形例4における反射ミラーの位置を示す説明図である。 実施の形態1に係る光走査装置の変形例5の概略側面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略側面図である。
画像形成装置1は、原稿を読み取って用紙に画像形成する複写機能を有しており、画像読取装置2、画像読取装置2の上側に設けられた原稿搬送装置(ADF)3、画像読取装置2の下側に設けられた画像形成部4、給紙カセット5、および排紙トレイ7を備えている。
原稿搬送装置3は、奥一辺のヒンジ(支点、図示しない)によって画像読取装置2に対して開閉自在に支持されており、手前側端部が上下されることによって開閉される。原稿搬送装置3が開かれると、画像読取装置2の上方が開放され、原稿を手置きで置くことができるようになっている。また、原稿搬送装置3は、載置された原稿を画像読取装置2の上に自動で搬送する。
画像読取装置2は、奥一辺のヒンジ(支点)42によって画像形成部4に対して開閉自在に支持されており、手前側端部が上下されることによって開閉される。画像読取装置2は、載置された原稿または原稿搬送装置3から搬送された原稿を読み取って画像データを生成する。
画像形成装置1では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成部4には、4種類のトナー像を形成するための現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、および帯電器15が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられ、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
ドラムクリーニング装置14は、感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去および回収する。帯電器15は、感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させる。光走査装置11は、感光体ドラム13の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置12は、感光体ドラム13の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム13の表面に各色のトナー像が形成される。なお、光走査装置11については、後述する図2および図3を参照して詳細を説明する。
感光体ドラム13の上側には、中間転写ベルト21が配置されている。中間転写ベルト21は、矢印Cの方向へ周回移動し、ベルトクリーニング装置25によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム13の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト21の表面にカラーのトナー像が形成される。
2次転写装置26の転写ローラ26aは、中間転写ベルト21との間にニップ域が形成されており、用紙搬送経路R1を通じて搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト21の表面のトナー像が転写されて定着装置17に搬送される。
定着装置17は、用紙を挟んで回転する定着ローラ31および加圧ローラ32を備えている。定着装置17は、定着ローラ31および加圧ローラ32の間にトナー像が転写された記録用紙を挟み込んで加熱および加圧し、トナー像を記録用紙に定着させる。
給紙カセット5は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのトレイであり、光走査装置11の下側に設けられている。用紙は、ピックアップローラ33によって給紙カセット5から引き出されて、用紙搬送経路R1を通じて搬送され、2次転写装置26や定着装置17を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ7へと搬出される。用紙搬送経路R1には、用紙を一旦停止させて、用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ26aとの間のニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて用紙の搬送を開始するレジストローラ34、用紙の搬送を促す搬送ローラ35、および排紙ローラ36が配置されている。
また、用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ34へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を排紙トレイ7へと搬出する。
次に、本発明の実施の形態1に係る光走査装置の構成について、図面を参照して説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る光走査装置の上面図であって、図3は、本発明の実施の形態1に係る光走査装置の概略側面図である。なお、図3では、図の見易さを考慮して、コリメータ61、誘導ミラー62、およびシリンドリカルレンズ63を省略している。
本発明の実施の形態1に係る光走査装置11aは、ビームBMを出射する複数の光源51と、複数の光源51から出射されたビームBMを偏向する光偏向器52とを備えており、それぞれのビームBMが複数の被走査体(例えば、感光体ドラム13)を走査する。光走査装置11aは、さらに、光偏向器52で偏向されたビームBMをそれぞれ反射させて、対応する感光体ドラム13へ導く複数の反射ミラー53と、光偏向器52を回転させる駆動部55とを備えている。
具体的には、本実施の形態では、4つの光源51を備える構成とされており、以下ではそれぞれを区別するため、第1光源51a、第2光源51b、第3光源51c、および第4光源51dと呼び、これらを併せて光源51と呼ぶことがある。また、各光源51から出射されるビームBMを区別するため、第1光源51aから出射されるビームBMを第1ビームBM1と呼び、第2光源51bから出射されるビームBMを第2ビームBM2と呼び、第3光源51cから出射されるビームBMを第3ビームBM3と呼び、第4光源51dから出射されるビームBMを第4ビームBM4と呼び、これらを併せて、ビームBMと呼ぶことがある。さらに、複数の反射ミラー53を区別するため、第1ビームBM1を導く反射ミラー53を第1反射ミラー53aと呼び、第2ビームBM2を導く反射ミラー53を第2反射ミラー53bと呼び、第3ビームBM3を導く反射ミラー53を第3反射ミラー53cと呼び、第4ビームBM4を導く反射ミラー53を第4反射ミラー53dと呼び、これらを併せて、反射ミラー53と呼ぶことがある。
本発明の実施の形態1に係る光走査装置11aは、光源51から照射されたビームBMの進行方向の上流から下流に向けて、光源51、コリメータ61、誘導ミラー62、シリンドリカルレンズ63、光偏向器52、第1レンズ(以下では、fθレンズ56と呼ぶ。)、反射ミラー53、および補助ミラー(第1補助ミラー54aまたは第2補助ミラー54b)が順に配置された光学走査系を備える構成とされている。
光源51は、例えば、レーザダイオードなどである。光源51から出射されるビームBMにおける光軸に垂直な断面(ビーム断面)は、円形状とされている。コリメータ61は、光源51から拡散するように出射される円錐状のビームBMを平行状のビームBMに整形する光学部品である。誘導ミラー62は、光源51から出射されたビームBMを光偏向器52に向かって誘導する光学部品である。なお、第1ビームBM1、第2ビームBM2、第3ビームBM3、および第4ビームBM4のうちいずれを誘導ミラー62で導く構造とするかは適宜選択すればよく、誘導ミラー62の数は、光源51の配置に応じて、適宜変更すればよい。シリンドリカルレンズ63は、光偏向器52の偏向面52aに対してビームBMを収束させるための光学部品である。
光偏向器52は、上面視(図2参照)で光走査装置11aの略中央に配置され、複数の偏向面52aが形成されたポリゴンミラー(回転多面鏡)であり、駆動部55により回転軸55a回りに回転駆動される。本実施の形態では、光偏向器52は、4つの偏向面52aを備え、上面視において四角形状とされているが、これに限定されず、複数の偏向面52aを備えた多角形状とされていればよい。なお、以下では説明の簡略化のため、回転軸55aと平行な方向を回転軸方向Zとし、回転軸方向Zで光偏向器52を基準として、駆動部55が配置された側を下方と呼び、駆動部55の反対側を上方と呼ぶ。つまり、駆動部55は、光偏向器52の下方に配置されている。
本実施の形態では、光走査装置11aは、上方に感光体ドラム13が配置されており、上面が開放されている。光偏向器52で偏向されたビームBMは、反射ミラー53および補助ミラーによって上方へ導かれ、それぞれ対応する感光体ドラム13に照射される。具体的には、4つの感光体ドラム13は、副走査方向Xに一定の距離を保って配置されており、副走査方向Xと直交する主走査方向Yに沿ってそれぞれの表面を走査される。
第1レンズは、光偏向器52で偏向されたビームBMを感光体ドラム13の表面に収束させるfθレンズ56である。本実施の形態では、2つのfθレンズ56(第1fθレンズ56aおよび第2fθレンズ56b)を備える構成とされており、副走査方向Xで光偏向器52を中心として対称に配置されている。光走査装置11aは、複数の偏向面52aに同時にビームBMが入射する構成とされており、第1ビームBM1と第2ビームBM2とが同一の偏向面52aに入射し、一方のfθレンズ56(第1fθレンズ56a)が配置された側(図2では、光偏向器52の左側)に偏向される。さらに、第3ビームBM3と第4ビームBM4とは、第1ビームBM1と第2ビームBM2とが入射した偏向面52aとは異なる面であって、同一の偏向面52aに入射し、他方のfθレンズ56(第2fθレンズ56b)が配置された側(図2では、光偏向器52の右側)に偏向される。
反射ミラー53、第1補助ミラー54a、および第2補助ミラー54bは、ビームBMを反射する光学部品である。なお、本明細書では、光偏向器52で偏向されたビームBMを最初に反射するミラーを反射ミラー53と呼び、2回目以降に反射するミラーを補助ミラー(第1補助ミラー54aおよび第2補助ミラー54b)と呼ぶ。具体的には、第1補助ミラー54aは、第2反射ミラー53bで反射された第2ビームBM2を感光体ドラム13へ導き、第2補助ミラー54bは、第4反射ミラー53dで反射された第4ビームBM4を感光体ドラム13へ導く。また、第1反射ミラー53a、第2反射ミラー53b、および第1補助ミラー54aは、光偏向器52に対して第1fθレンズ56aが配置された側(図2では、左側)に配置されている。そして、第3反射ミラー53c、第4反射ミラー53d、および第2補助ミラー54bは、光偏向器52に対して第2fθレンズ56bが配置された側(図2では、右側)に配置されている。なお、反射ミラー53および補助ミラーの具体的な位置関係については、後述する図4を参照して説明する。
本実施の形態では、光偏向器52で偏向されたビームBMを1回または2回反射させる構成としているが、これに限定されず、補助ミラーの数を増やして3回以上反射させる構成としてもよい。つまり、補助ミラーの数を適宜調整することで、ビームBMを反射させる回数を調整して、ビームBMを導く方向や位置を適宜調整することができる。
上述したように、光走査装置11aは、副走査方向Xで光偏向器52を中心として対称に配置された2つの光学走査系を備える構成とされており、それぞれの光学走査系は、2つの光源51を有している。つまり、一方の光学走査系は、第1光源51a、第2光源51b、光偏向器52、第1fθレンズ56a、第1反射ミラー53a、第2反射ミラー53b、および第1補助ミラー54aを備える構成とされ、第1ビームBM1および第2ビームBM2を走査させる。他方の光学走査系は、第3光源51c、第4光源51d、光偏向器52、第2fθレンズ56b、第3反射ミラー53c、第4反射ミラー53d、および第2補助ミラー54bを備える構成とされ、第3ビームBM3および第4ビームBM4を走査させる。なお、コリメータ61、誘導ミラー62、およびシリンドリカルレンズ63は、光源51の配置に応じて適宜設けられていればよい。2つの光学走査系では、同一の光偏向器52が用いられており、それぞれの光学走査系から照射されたビームBMを、異なる偏向面52aに入射させて異なる方向に分散することで、反射ミラー53などの光学部品を密集させない構造としている。
次に、それぞれの光学走査系における光学部品の位置関係について、図4および図5を参照して説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る光走査装置における反射ミラーの位置を示す説明図であって、図5は、比較例における反射ミラーの位置を示す説明図である。なお、図4および図5では、図の見易さを考慮して、誘導ミラー62を省略している。また、第1入射角θa1および第2入射角θa2を示すために、基準面BSと平行な補助線が引いてある。
図4は、図3から第1光源51aおよび第2光源51bを有する光学走査系のビームBM(第1ビームBM1および第2ビームBM2)の光路を抜き出して示している。なお、第3光源51cおよび第4光源51dを有する光学走査系は、回転軸方向Zで第1光源51aおよび第2光源51bを有する光学走査系と同様の配置とされているため、説明を省略する。つまり、第3光源51cおよび第4光源51dを有する光学走査系では、図4において、第1光源51aが第3光源51cに、第2光源51bが第4光源51dに、第1ビームBM1が第3ビームBM3に、第2ビームBM2が第4ビームBM4に、第1fθレンズ56aが第2fθレンズ56bに、第1反射ミラー53aが第3反射ミラー53cに、第2反射ミラー53bが第4反射ミラー53dに、第1補助ミラー54aが第2補助ミラー54bにそれぞれ相当する。従って、第3光源51cおよび第4光源51dを有する光学走査系は、第1光源51aおよび第2光源51bを有する光学走査系と同様の機能を有する。
本実施の形態では、回転軸方向Zと直交し光偏向器52を通る平面を基準面BSとするとき、駆動部55および反射ミラー53が収容された筐体内の空間は、基準面BSで回転軸方向Zに第1領域AR1と第2領域AR2とに分割され、駆動部55は、第1領域AR1に配置されている。つまり、光偏向器52より下方の空間は第1領域AR1とされ、光偏向器52より上方の空間は第2領域AR2とされている。第1領域AR1は、回転軸方向Zの幅(第1領域幅ZL1)が第2領域AR2の回転軸方向Zの幅(第2領域幅ZL2)より大きく設定されている。
第1光源51aは第2領域AR2に配置され、第2光源51bは第1領域AR1に配置されている。また、誘導ミラー62は、ビームBMの進行方向を回転軸方向Zで変更しない配置とされている。つまり、光源51から出射されたビームBMは、基準面BSに対して平行に進行し、シリンドリカルレンズ63によって、基準面BSに対して傾斜し、且つ、光偏向器52に向かう方向へ進行方向を変更される。
第1反射ミラー53aおよび第1補助ミラー54aは、第1領域AR1に配置されており、第2反射ミラー53bは、第2領域AR2に配置されている。第1fθレンズ56aの回転軸方向Zでの位置は特に限定されず、第1ビームBM1および第2ビームBM2の光路上に配置されていればよい。なお、第1補助ミラー54aを配置する位置は特に限定されず、第2領域AR2に配置されていてもよい。
以下では、説明の簡略化のため、ビームBMが基準面BSに対して回転軸方向Zで傾斜した角度について、第1ビームBM1が光偏向器52に入射するときの角度を第1偏向角θb1と呼び、第2ビームBM2が光偏向器52に入射するときの角度を第2偏向角θb2と呼び、第1ビームBM1が第1反射ミラー53aに入射するときの角度を第1入射角θa1と呼び、第2ビームBM2が第2反射ミラー53bに入射するときの角度を第2入射角θa2と呼ぶ。
具体的には、第1ビームBM1は、第1偏向角θb1で上方から偏向面52aに入射する。また、第2ビームBM2は、第2偏向角θb2で下方から偏向面52aに入射する。第1ビームBM1および第2ビームBM2は、偏向面52aおよび第1fθレンズ56aにおいて、回転軸方向Zで偏向されないため、第1偏向角θb1および第2偏向角θb2を維持した状態でさらに進行する。上方(第2領域AR2)から光偏向器52に入射した第1ビームBM1は、光偏向器52を過ぎると下方(第1領域AR1)を進行し、第1偏向角θb1と等しい第1入射角θa1で第1反射ミラー53aに入射し、感光体ドラム13に導かれる。また、下方(第1領域AR1)から光偏向器52に入射した第2ビームBM2は、光偏向器52を過ぎると上方(第2領域AR2)を進行し、第2偏向角θb2と等しい第2入射角θa2で第2反射ミラー53bに入射し、第1補助ミラー54aを介して感光体ドラム13に導かれる。
本実施の形態では、第1偏向角θb1は、第2偏向角θb2より大きく設定されており、第1入射角θa1は、第2入射角θa2より大きく設定されているため、基準面BSから第1反射ミラー53aまでの距離を大きくする必要がある。ところで、第1領域AR1には駆動部55が配置されており、第1領域幅ZL1が大きく設計されているため、第1反射ミラー53aを配置するための充分な空間が確保されている。また、第2入射角θa2を第1入射角θa1より小さく設定することで、基準面BSから第2反射ミラー53bまでの距離を小さくすることができ、第1領域幅ZL1に対して第2領域幅ZL2を小さくすることができる。
また、第2反射ミラー53bは、第1反射ミラー53aより光偏向器52に近い位置に配置されていることが望ましい。つまり、光偏向器52から第2反射ミラー53bまでの距離を短くすることで、基準面BSから第2反射ミラー53bまでの距離をさらに短くすることができ、光走査装置11aを容易に薄型化することができる。
図5は、比較例である従来の光走査装置100のビームBMの光路を示している。比較例は、本実施の形態と略同様の構成とされているが、第1偏向角θb1、第2偏向角θb2、第1入射角θa1、および第2入射角θa2の関係が異なる。比較例では、第1偏向角θb1と第2偏向角θb2とが等しい角度に設定されており、第1入射角θa1と第2入射角θa2とが等しい角度である。その結果、基準面BSから第2反射ミラー53bまでの距離を大きくする必要があり、第2領域AR2の回転軸方向Zの幅(比較幅ZL3)が大きくなる。本実施の形態と比較すると、第2領域AR2の回転軸方向Zの幅が第2領域幅ZL2より大きい比較幅ZL3となるため、筐体を薄型化することが困難となる。なお、第2入射角θa2を小さくすることで比較幅ZL3を小さくすることができるが、第1ビームBM1と第2ビームBM2との光路が接近すると、例えば、第1ビームBM1が第2反射ミラー53bで反射されて、感光体ドラム13に照射される光量が低減するなど、画像形成の不良を生じる虞があるため、第1入射角θa1および第2入射角θa2を小さくするのには限度がある。
上述したように、本発明の実施の形態1に係る光走査装置11aは、光源51(第1光源51aおよび第2光源51b)から出射されたビームBMのうち2つ(第1ビームBM1および第2ビームBM2)は、基準面BSに対して回転軸方向Zでそれぞれ異なる角度の第1入射角θa1と第2入射角θa2とで反射ミラー53(第1反射ミラー53aおよび第2反射ミラー53b)に入射する構成とされ、第2入射角θa2より大きい第1入射角θa1で入射するビームBM(第1ビームBM1)は、第1領域AR1に配置された反射ミラー53(第1反射ミラー53a)に導かれる。
この構成によると、光偏向器52から被走査体(感光体ドラム13)までの出射光学系における光学部品を効率的に配置することで、光走査装置11aの薄型化を図ることができる。つまり、光偏向器52で回転走査する光走査装置11aでは、駆動部55を配置するための空間(第1領域AR1)を確保する必要があった。ここで、最大の角度(第1入射角θa1)で入射するビームBM(第1ビームBM1)は、回転軸方向Zに大きく広がるため、対応する反射ミラー53(第1反射ミラー53a)を第1領域AR1に配置することで、広い空間を有する第1領域AR1を有効に利用することができる。
本実施の形態では、光偏向器52と反射ミラー53との間に配置され、光偏向器52で偏向されたビームBMを収束する第1レンズ(fθレンズ56)を備えている。この構成によると、fθレンズ56によってビームBMを収束することで、ビームBMを感光体ドラム13の一点に集光させ、画像形成における解像度を向上させることができる。
次に、実施の形態1に係る光走査装置の変形例1について説明する。
図6は、実施の形態1に係る光走査装置の変形例1における反射ミラーの位置を示す説明図である。なお、図では、図の見易さを考慮して、誘導ミラー62を省略している。また、第1入射角θa1を示すために、基準面BSと平行な補助線が引いてある。
変形例1は、実施の形態1と略同様の構成とされており、第2入射角θa2が異なる。具体的には、変形例1では、第2入射角θa2は0度とされており、第2偏向角θb2は0度とされている。この構成によると、複数のビームBMのうち1つを基準面BSと平行に出射させることで、基準面BSに対する傾斜を無視することができ、出射光学系における配置を容易に設計することができる。
なお、第2入射角θa2には、許容可能な誤差が設定されており、例えば、0.2〜0.3度程度であれば、fθレンズ56などによって補正することができる。
また、本発明はこれに限定されず、第1入射角θa1が第2入射角θa2より大きく設定されていれば、第2入射角θa2を変更してもよい。つまり、第1ビームBM1と第2ビームBM2との両方が光偏向器52に対して上方から入射する構成とし、第2反射ミラー53bが第1領域AR1に配置されている構成としてもよい。
次に、本発明の実施の形態2に係る光走査装置の構成について、図面を参照して説明する。
図7は、本発明の実施の形態2に係る光走査装置の上面図であって、図8は、本発明の実施の形態2に係る光走査装置における反射ミラーの位置を示す説明図である。なお、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同じ符号を付し、その説明を省略する。また、図8では、図の見易さを考慮して、誘導ミラー62を省略しており、第1入射角θa1および第2入射角θa2を示すために、基準面BSと平行な補助線が引いてある。
本発明の実施の形態2に係る光走査装置11bでは、実施の形態1に対して、fθレンズ56が配置されている位置が異なる。本実施の形態では、反射ミラー53と被走査体(感光体ドラム13)との間に配置され、光偏向器52で偏向されたビームBMをそれぞれ収束する複数の第1レンズ(fθレンズ56)を備えている。この構成によると、fθレンズ56によって、ビームBMを感光体ドラム13の一点に集光させ、画像形成における解像度を向上させることができる。また、ビームBM毎にfθレンズ56を設けることで、それぞれのビームBMに対して個別に照射する角度や位置を調整することが容易になる。
具体的には、本実施の形態は、光源51から照射されたビームBMの進行方向の上流から下流に向けて、光源51、コリメータ61、誘導ミラー62、シリンドリカルレンズ63、光偏向器52、反射ミラー53、補助ミラー(第1補助ミラー54aまたは第2補助ミラー54b)、およびfθレンズ56が順に配置された光学走査系を備える構成とされている。また、光走査装置11bは4つのfθレンズ56を備える構成とされ、fθレンズ56は、第1反射ミラー53a、第1補助ミラー54a、第3反射ミラー53c、および第2補助ミラー54bの上方にそれぞれ配置されている。
図8に示すように、第1ビームBM1は、第1偏向角θb1で上方から偏向面52aに入射する。また、第2ビームBM2は、第2偏向角θb2で下方から偏向面52aに入射する。第1ビームBM1および第2ビームBM2は、偏向面52aにおいて、回転軸方向Zで偏向されないため、第1偏向角θb1および第2偏向角θb2を維持した状態でさらに進行する。上方(第2領域AR2)から光偏向器52に入射した第1ビームBM1は、光偏向器52を過ぎると下方(第1領域AR1)を進行し、第1偏向角θb1と等しい第1入射角θa1で第1反射ミラー53aに入射し、fθレンズ56を介して感光体ドラム13に導かれる。また、下方(第1領域AR1)から光偏向器52に入射した第2ビームBM2は、光偏向器52を過ぎると上方(第2領域AR2)を進行し、第2偏向角θb2と等しい第2入射角θa2で第2反射ミラー53bに入射し、第1補助ミラー54aおよびfθレンズ56を介して感光体ドラム13に導かれる。
なお、第3光源51cおよび第4光源51dを有する光学走査系は、実施の形態1と同様にして、回転軸方向Zで第1光源51aおよび第2光源51bを有する光学走査系と同様の配置とされているため、説明を省略する。
実施の形態2についても、第2入射角θa2を適宜変更することができる。次に、実施の形態2に係る光走査装置の変形例2について説明する。
図9は、実施の形態2に係る光走査装置の変形例2における反射ミラーの位置を示す説明図である。なお、図では、図の見易さを考慮して、誘導ミラー62を省略している。また、第1入射角θa1を示すために、基準面BSと平行な補助線が引いてある。
変形例2は、実施の形態2と略同様の構成とされており、第2入射角θa2が異なる。具体的には、変形例2では、第2入射角θa2は0度とされており、第2偏向角θb2は0度とされている。
次に、本発明の実施の形態3に係る光走査装置の構成について、図面を参照して説明する。
図10は、本発明の実施の形態3に係る光走査装置の上面図であって、図11は、本発明の実施の形態3に係る光走査装置における反射ミラーの位置を示す説明図である。なお、実施の形態1および実施の形態2と同様の機能を有する構成要素については同じ符号を付し、その説明を省略する。また、図11では、図の見易さを考慮して、誘導ミラー62を省略しており、第1入射角θa1および第2入射角θa2を示すために、基準面BSと平行な補助線が引いてある。
本発明の実施の形態3に係る光走査装置11cでは、実施の形態1に対して、fθレンズ56の換わりに、光偏向器52で偏向されたビームBMを回転軸方向Zで傾斜させる第2レンズ57を備えている。
実施の形態3に係る光走査装置11cは、光源51から照射されたビームBMの進行方向の上流から下流に向けて、光源51、コリメータ61、誘導ミラー62、シリンドリカルレンズ63、光偏向器52、第2レンズ57、反射ミラー53、および補助ミラー(第1補助ミラー54aまたは第2補助ミラー54b)が順に配置された光学走査系を備える構成とされている。
第2レンズ57は、2つ設けられ、実施の形態1におけるfθレンズ56と同様の位置に配置されており、副走査方向Xで光偏向器52を中心として対称に配置されている。また、第2レンズ57は、光偏向器52で偏向された2つのビームBM(第1ビームBM1および第2ビームBM2)のうち、一方(第1ビームBM1)を第1入射角θa1に傾斜させる第1傾斜部57aと、他方(第2ビームBM2)を第2入射角θa2に傾斜させる第2傾斜部57bとが設けられている。この構成によると、第2レンズ57によってビームBMの角度を調整するので、入射光学系における光学部品の配置が制限されない構造とすることができる。なお、第2レンズ57は、fθレンズ56と同様に、ビームBMを感光体ドラム13の表面に収束させる。
図11に示すように、第1ビームBM1は、第1偏向角θb1で上方から偏向面52aに入射する。また、第2ビームBM2は、第1偏向角θb1と等しい第2偏向角θb2で下方から偏向面52aに入射する。第1ビームBM1および第2ビームBM2は、偏向面52aにおいて、回転軸方向Zで偏向されないため、第1偏向角θb1および第2偏向角θb2を維持した状態でさらに進行する。上方(第2領域AR2)から光偏向器52に入射した第1ビームBM1は、光偏向器52を過ぎると下方(第1領域AR1)を進行し、第2レンズ57の第1傾斜部57aに入射する。また、下方(第1領域AR1)から光偏向器52に入射した第2ビームBM2は、光偏向器52を過ぎると上方(第2領域AR2)を進行し、第2レンズ57の第2傾斜部57bに入射する。
第2レンズ57において、第1ビームBM1は、第1偏向角θb1を維持した状態で出射され、第2ビームBM2は、第2偏向角θb2より小さい第2入射角θa2に傾斜させて出射される。その結果、第1ビームBM1は、第1偏向角θb1と等しい第1入射角θa1で第1反射ミラー53aに入射し、第2ビームBM2は、第1入射角θa1より小さい第2入射角θa2で第2反射ミラー53bに入射する。つまり、第2レンズ57では、第2反射ミラー53bに入射する第2ビームBM2を傾斜させることで、第1ビームBM1が第1反射ミラー53aに入射する角度を、第2入射角θa2より大きい第1入射角θa1としている。
その後、第1ビームBM1は、第1反射ミラー53aによって感光体ドラム13に導かれ、第2ビームBM2は、第2反射ミラー53bおよび第1補助ミラー54aを介して感光体ドラム13に導かれる。
実施の形態3では、第1偏向角θb1と第2偏向角θb2とは、同じ角度に設定されており、第1入射角θa1は、第2入射角θa2より大きく設定されている。実施の形態3でも、実施の形態1と同様に、第2入射角θa2を第1入射角θa1より小さく設定することで、基準面BSから第2反射ミラー53bまでの距離を小さくすることができ、第1領域幅ZL1に対して第2領域幅ZL2を小さくすることができる。
なお、第3光源51cおよび第4光源51dを有する光学走査系は、実施の形態1および実施の形態2と同様にして、回転軸方向Zで第1光源51aおよび第2光源51bを有する光学走査系と同様の配置とされているため、説明を省略する。
実施の形態3についても、第2入射角θa2を適宜変更することができる。次に、実施の形態3に係る光走査装置の変形例3について説明する。
図12は、実施の形態3に係る光走査装置の変形例3における反射ミラーの位置を示す説明図である。なお、図では、図の見易さを考慮して、誘導ミラー62を省略している。また、第1入射角θa1を示すために、基準面BSと平行な補助線が引いてある。
変形例3は、実施の形態3と略同様の構成とされており、第2入射角θa2が異なる。具体的には、変形例3では、第2ビームBM2は、第2傾斜部57bで傾斜されて第2入射角θa2を0度とされている。つまり、第2ビームBM2は、基準面BSに対して平行にして第2レンズ57から出射されている。
また、実施の形態3では、第1偏向角θb1および第2偏向角θb2を適宜変更することができる。次に、実施の形態3に係る光走査装置の変形例4について説明する。
図13は、実施の形態3に係る光走査装置の変形例4における反射ミラーの位置を示す説明図である。なお、図では、図の見易さを考慮して、誘導ミラー62を省略している。また、第1入射角θa1および第2入射角θa2を示すために、基準面BSと平行な補助線が引いてある。
変形例4では、第1偏向角θb1は、第2偏向角θb2より小さく設定されている。そして、第1ビームBM1は、第1傾斜部57aによって第1偏向角θb1より大きい第1入射角θa1に傾斜させて出射される。また、第2ビームBM2は、第2傾斜部57bによって第2偏向角θb2より小さい第2入射角θa2に傾斜させて出射される。ここで、第1入射角θa1は、第2入射角θa2より大きい角度に設定されている。つまり、第2レンズ57は、第1ビームBM1と第2ビームBM2との両方を傾斜させる構成とされている。
また、筐体に凹凸を設けて駆動部55を上方へ持ち上げてもよい。次に、実施の形態1に係る光走査装置の変形例5について説明する。
図14は、実施の形態1に係る光走査装置の変形例5の概略側面図である。なお、図14では、図の見易さを考慮して、コリメータ61、誘導ミラー62、およびシリンドリカルレンズ63を省略している。
変形例5では、上方へ突出した凸部11dが筐体における駆動部55の下方に対応する位置に設けられている。駆動部55は、凸部11dに応じて上方へ持ち上げられている。なお、光偏向器52の高さは、実施の形態1と同じである。つまり、回転軸方向Zにおいて、実施の形態1よりも駆動部55が光偏向器52に近づけられている。なお、これに限定されず、例えば、実施の形態2および実施の形態3に対して、凸部11dを設けた筐体を適用してもよい。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 画像形成装置
11、11a、11b、11c 光走査装置
13 感光体ドラム(被走査体の一例)
51 光源
51a 第1光源
51b 第2光源
51c 第3光源
51d 第4光源
52 光偏向器
53 反射ミラー
53a 第1反射ミラー
53b 第2反射ミラー
53c 第3反射ミラー
53d 第4反射ミラー
54a 第1補助ミラー
54b 第2補助ミラー
55 駆動部
55a 回転軸
56 fθレンズ(第1レンズ)
57 第2レンズ
57a 第1傾斜部
57b 第2傾斜部
61 コリメータ
62 誘導ミラー
63 シリンドリカルレンズ
AR1 第1領域
AR2 第2領域
BM ビーム
BM1 第1ビーム
BM2 第2ビーム
BM3 第3ビーム
BM4 第4ビーム
BS 基準面
X 副走査方向
Y 主走査方向
Z 回転軸方向
θa1 第1入射角
θa2 第2入射角
θb1 第1偏向角
θb2 第2偏向角

Claims (6)

  1. ビームを出射する複数の光源と、前記複数の光源から出射されたビームを偏向する光偏向器とを備え、それぞれのビームが複数の被走査体を走査する光走査装置であって、
    前記光偏向器で偏向されたビームをそれぞれ反射させて、対応する被走査体へ導く複数の反射ミラーと、
    前記光偏向器を回転させる駆動部とを備え、
    前記光偏向器の回転軸と平行な方向を回転軸方向とし、前記回転軸方向と直交し前記光偏向器を通る平面を基準面とするとき、
    前記駆動部および前記反射ミラーが収容された筐体内の空間は、前記基準面で前記回転軸方向に第1領域と第2領域とに分割され、前記駆動部が配置された前記第1領域は、前記回転軸方向の幅が前記第2領域より大きく設定されており、
    前記光源から出射されたビームのうち2つは、前記基準面に対して前記回転軸方向でそれぞれ異なる角度の第1入射角と第2入射角とで前記反射ミラーに入射する構成とされ、
    前記第2入射角より大きい前記第1入射角で入射するビームは、前記第1領域に配置された前記反射ミラーに導かれること
    を特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記光源から出射されたビームのうち2つは、前記光偏向器に対して、一方が前記第1入射角と同じ角度で入射し、他方が前記第2入射角と同じ角度で入射する構成とされていること
    を特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光走査装置であって、
    前記光偏向器と前記反射ミラーとの間および/または前記反射ミラーと前記被走査体との間に配置され、前記光偏向器で偏向されたビームを収束する第1レンズを備えていること
    を特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記光偏向器で偏向されたビームを前記回転軸方向で傾斜させる第2レンズを備え、
    前記第2レンズは、前記光偏向器で偏向された2つのビームのうち、一方を前記第1入射角に傾斜させる第1傾斜部と、他方を前記第2入射角に傾斜させる第2傾斜部とが設けられていること
    を特徴とする光走査装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の光走査装置であって、
    前記第2入射角は、0度であること
    を特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の光走査装置を備えている画像形成装置。
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