JP2014064803A - カテーテル固定具 - Google Patents

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智 平賀
Seiki Arikawa
清貴 有川
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Abstract

【課題】取り付け操作が容易であり、確実にカテーテルを皮下埋め込みポートに固定することができるカテーテル固定具を提供する。
【解決手段】本発明のカテーテル固定具は、皮下埋め込みポートを収容可能な内腔を有する本体を備え、本体は皮下埋め込みポートを収容したときにカテーテル接続部に対応する位置に、内腔と外部とを連通する通孔を有する。さらに、本体の通孔を囲繞する部分は、本体の他の部分よりも剛性が大きく形成されている。このように、カテーテル固定具を皮下埋め込みポートを覆う大きさにすることで容易に取り扱うことができる。また、カテーテル固定具はカテーテルおよびカテーテル接続部の近傍のみならず皮下埋め込みポート全体を覆うため、カテーテルの皮下埋め込みポートへの固定を確実に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カテーテル固定具に関する。
現在がん治療の化学療法や高カロリー輸液の持続注入(IVH)目的のため、カテーテルを皮下に留置する方法がある。このようなカテーテルは、先端が中心静脈内に位置し、末端は皮下埋め込みポートに接続される。
カテーテルと皮下埋め込みポートの接続は、皮下埋め込みポートに設けられたコネクタを介して行われる。そして、接続したカテーテルの外れや接続部分でのカテーテルのキンクを防止するため、カテーテルおよびコネクタを覆うような固定用部材が一般に用いられている(例えば、特許文献1)。
特表2009−530027号公報
しかしながら、特許文献1に記載の固定用部材では、固定用部材をカテーテルおよびコネクタに被嵌することが困難であるという問題がある。特に、術中、衛生のためにゴム手袋をはめている医師にとって、小さい固定用部材の取り扱いは容易ではない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、取り付け操作が容易であり、確実にカテーテルを皮下埋め込みポートに固定することができるカテーテル固定具を提供するものである。
このような目的は、下記(1)〜(2)に記載の本発明により達成される。
(1)カテーテル接続部を有する皮下埋め込みポートのカテーテル固定具であって、前記皮下埋め込みポートを収容可能な内腔を有する本体を備え、前記本体は、前記皮下埋め込みポートを収容したときに前記カテーテル接続部に対応する位置に、前記内腔と外部とを連通する通孔を有し、前記本体の前記通孔を囲繞する部分は、前記本体の他の部分よりも剛性が大きいことを特徴とするカテーテル固定具。
(2)前記本体は、表面から前記通孔および前記内腔まで貫通し、前記通孔の開口から前記本体の前記開口と対向する部分まで延びるスリットを有する(1)に記載のカテーテル固定具。
本発明によれば、カテーテル固定部材を皮下埋め込みポートを覆う大きさにすることで容易に取り扱うことができる。また、カテーテル固定部材はカテーテルおよびカテーテル接続部の近傍のみならず皮下埋め込みポート全体を覆うため、カテーテルの皮下埋め込みポートへの固定を確実に行うことができる。
本発明の実施形態に係るカテーテル固定具を皮下埋め込みポートに取り付けカテーテルを固定した状態を表す図である。 本発明の実施形態に係るカテーテル固定具の斜視図である。 本発明の実施形態に係るカテーテル固定具の、(a)平面図、(b)側断面図、(c)底面図である。 本発明の変形例に係るカテーテル固定具の、(a)平面図、(b)側断面図、(c)底面図である。 本発明の変形例に係るカテーテル固定具の、(a)平面図、(b)側断面図、(c)底面図である。
以下、本発明のカテーテル固定具の好適な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るカテーテル固定具1を皮下埋め込みポート8に取り付けカテーテル9を固定した状態を表す図である。図2は、本発明の実施形態に係るカテーテル固定具1の斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係るカテーテル固定具1の、(a)平面図、(b)側断面図、(c)底面図である。
本実施形態のカテーテル固定具1は、図1に示すように、皮下埋め込みポート8に装着し、皮下埋め込みポート8のカテーテル接続部であるコネクタ82にカテーテル9を固定する。
初めに本実施形態で使用する皮下埋め込みポート8について説明する。皮下埋め込みポート8は血管内への抗がん剤や栄養輸血等の薬剤の投与や持続注入に用いられる。皮下埋め込みポート8は、上面視円形の扁平な本体81と本体81の内部と連通する細管であるコネクタ83を有する。
本体81は内部に薬剤等を貯留する空間を有する。そしてこの空間に体外から薬剤を供給するため、本体81は穿刺部83を備える。穿刺部83は繰り返しの穿刺に対する耐久性が高く形成されている。こうして体内に設置した皮下埋め込みポート8に外部から薬剤等を供給し、血管に投与する。
コネクタ82は本体81からの薬剤等の出口となる部分である。本実施形態のコネクタ82は本体81の空間と連通する細管である。コネクタ82の外周面はカテーテル9との接続を確実にするためタケノコ状に形成されている。
図2、図3に示すように、本実施形態のカテーテル固定具1は、平面視略円形の扁平な本体11を備える。本体11は、内部に皮下埋め込みポート8を収納可能な大きさの内腔13を有している。さらに、本体11の壁面には、内腔13と外部を連通する通孔14が形成されている。以下、カテーテル固定具1の通孔14側を先端側、通孔14に臨む壁面側を基端側と呼ぶことがある。
本体11は、図2に示すように、平面視で略円形の略回転楕円体形状をなしており、その一部が外方に膨出して固定部111を形成している。なお、本体11の形状は本実施形態に限定されるものではなく、皮下埋め込みポート8の形状に合せて適宜設定される。すなわち、皮下埋め込みポート8を覆うことができれば本体11はいかなる形状としてもよい。
本体11は、内腔13を有する。内腔13は皮下埋め込みポート8を受け入れ可能な大きさに形成される。図3(b)に示すように、内腔13は本体11の大部分を占める。すなわち、本体11は略楕円体殻形状をなしている。
固定部111は、本体11から側方に膨出した部分である。固定部111はカテーテル9をコネクタ82に固定する。本実施形態では、固定部111の内部に通孔14が設けられている。通孔14は、内腔13とカテーテル固定具1の外部とを連通する。通孔14には、後に説明するように、カテーテル固定具1に収納された皮下埋め込みポート8のコネクタ82が配置される。そして、コネクタ82にはカテーテル9が接続されている。したがって、カテーテル9とコネクタ82の接続部分は固定部111に包囲されて固定される。
固定部111の肉厚は本体11の他の部分の肉厚よりも厚く形成されている。他の部分は皮下埋め込みポート8のカテーテル固定具1への装着性の点から薄く形成されていることが好ましい。また、皮下へ埋め込む観点からも皮下埋め込みポート8の肉厚は薄いほうが嵩張りが小さく好ましい。一方、固定部111はカテーテル9をコネクタ82に強固に固定するため厚めに形成されていることが好ましい。
図3(a)、(b)に示すように、本体11の上面には開口15が形成されている。開口15により皮下埋め込みポート8の穿刺部83が開放されることにより、穿刺を容易にすることが可能となる。
図3(c)に示すように、本体11の下面にはスリット12が設けられている。スリット12は固定部111の先端から本体11を回転楕円体とみなしたときの回転軸を越えて基端側まで伸びている。また、スリット12はその全長にわたって、内腔13又は通孔14まで到達する深さに形成されている。このようなスリット12を設けることにより、スリット12を押し広げて皮下埋め込みポート8にカテーテル固定具1を装着することができる。
本体11としては可撓性のある材料であればいかなる材料を用いてもよい。このような材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、スチレン・ブタジエンゴムなどの合成ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やポリビニリデンフルオライド、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)などのフッ素樹脂、ポリウレタンエラストマーなどの熱可塑性エラストマー、などが挙げられる。
なお、カテーテル固定具1の材料として、シリコーンゴム、ウレタンゴム等の透明な材料を用いると、皮下埋め込みポート8を収納した状態が外部から視認可能であるため好ましい。
本実施形態のカテーテル固定具1の寸法例について説明する。カテーテル固定具1の大きさは使用する皮下埋め込みポート8の大きさにより適宜設定される。本実施形態では、例えば、カテーテル固定具1は外径が10〜20mm程度、内径が5〜10mm程度である。固定部111は、平面視におけるカテーテル固定具1の外接円の周から外方に1〜10mm程度膨出している。また、通孔14の径は使用する皮下埋め込みポート8のコネクタ82の大きさにより適宜設定されるが、本実施形態では0〜5mm程度である。径が0mmの場合とは、通孔14が形成されていてもカテーテル固定具1の弾性により通孔14が埋まっている状態である。このような場合であっても、カテーテル固定具1は可撓性を有するため、カテーテル9およびコネクタ82を挿通すれば通孔が押し開かれ、カテーテル9をコネクタ82に固定することができる。
本発明の他の変形例について図4を用いて述べる。本変形例では、カテーテル固定具1は上面に開口を有さない。このような構成とすると皮下埋め込みポート8の固定がさらに確実となる。なお、この場合、カテーテル固定具1の皮下埋め込みポート8の穿刺部83を覆う部分の肉厚は極力薄く形成することが好ましい。
また、本発明のさらに他の変形例について図5を用いて説明する。本変形例では、本体11の上側から下側に向かって4つの貫通孔16が形成されている。また、皮下埋め込みポート8にも同様に4つの貫通孔が形成されている。したがって、それぞれの貫通孔に例えば糸を架けるなどにより、カテーテル固定具1と皮下埋め込みポート8を固定することができる。
次に本実施形態のカテーテル固定具1の使用例について説明する。本実施形態のカテーテル固定具1は、予め末端を除き体内に埋め込まれたカテーテル9に対して皮下埋め込みポート8を接続する際に使用される。
カテーテル9の皮下埋め込みポート8への接続は、皮下埋め込みポート8のコネクタ82にカテーテル9を外挿することにより行う。このときコネクタ82の外周面はカテーテル9が抜け止めされるようにタケノコ状に形成されているため、カテーテル9は強固に固定される。次いで、皮下埋め込みポート8を、カテーテル固定具1の裏側からスリット12を通してカテーテル固定具1の内腔13の中に収納する。皮下埋め込みポート8をカテーテル固定具1に収納することで、コネクタ82に接続されたカテーテル9の末端はカテーテル固定具1の固定部111で周囲から締め付けられる。したがって、カテーテル9の末端はコネクタ82から外れないように固定される。特許文献1に記載の固定用部材はコネクタの周囲のみを覆うサイズであるが、本発明のカテーテル固定具1はポート全体を収納するサイズであり大きいので、取扱が容易である。なお、収納の際は、皮下埋め込みポート8に設けられた穿刺部83が、図1のようにカテーテル固定具1の開口15と同一面上になるようにする。
次に、皮下埋め込みポート8に形成された貫通孔(図示せず)及びこれと一致するように形成されたカテーテル固定具1の貫通孔16に糸を通す。この糸の先端にはフック状の針が付属しており、フック状の針を皮下の筋肉組織に刺し、糸を皮下の筋肉組織に通し結ぶことでカテーテル固定具1と皮下埋め込みポート8を皮下の筋肉組織に固定することができる。皮下の筋肉組織への固定の際には、皮下埋め込みポート8に設けられた穿刺部83及び開口15が、筋肉組織とは逆側の皮下組織側を向くように固定される。なお、糸を結ぶ際にフック状の針はカットされ、体内に残ることはない。また、皮下の筋肉組織への固定において、皮膚は切開され、ポケット状の空間が皮下脂肪と筋肉組織の間に開けられ、空間に皮下埋め込みポート8が埋め込まれる。
皮下の切開部が縫合され、皮下に埋め込まれた固定された皮下埋め込みポートは、抗がん剤や栄養剤といった薬剤を、注射によって皮膚の上から穿刺部83を通して体内に注入する端末として用いられる。
1 カテーテル固定具
11 本体
111 固定部
12 スリット
13 内腔
14 通孔
15 開口
16 貫通孔
8 皮下埋め込みポート
81 本体
82 コネクタ
83 穿刺部
9 カテーテル

Claims (2)

  1. カテーテル接続部を有する皮下埋め込みポートのカテーテル固定具であって、
    前記皮下埋め込みポートを収容可能な内腔を有する本体を備え、
    前記本体は、前記皮下埋め込みポートを収容したときに前記カテーテル接続部に対応する位置に、前記内腔と外部とを連通する通孔を有し、
    前記本体の前記通孔を囲繞する部分は、前記本体の他の部分よりも剛性が大きいことを特徴とするカテーテル固定具。
  2. 前記本体は、表面から前記通孔および前記内腔まで貫通し、前記通孔の開口から前記本体の前記開口と対向する部分まで延びるスリットを有する請求項1に記載のカテーテル固定具。
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