JPH03280971A - カテーテル組立体 - Google Patents

カテーテル組立体

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JPH03280971A
JPH03280971A JP2081827A JP8182790A JPH03280971A JP H03280971 A JPH03280971 A JP H03280971A JP 2081827 A JP2081827 A JP 2081827A JP 8182790 A JP8182790 A JP 8182790A JP H03280971 A JPH03280971 A JP H03280971A
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JP
Japan
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catheter
injection port
fitting member
fitted
enlarged diameter
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JP2081827A
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Motoshi Yamazaki
山崎 元志
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Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、薬液を注入するためのカテーテル組立体、特
に皮下に埋め込んで使用される皮下埋込型のカテーテル
組立体に関する。
〈従来の技術〉 切除不能な悪性腫瘍に対しては、抗癌剤の投与による化
学療法が行なわれているが、全身投与法では副作用を生
じるため、その投与量、投与期間等に著しい制約を受け
、よって、有効な薬剤の腫瘍組織内濃度を得ることは困
難である。
そこで、このような抗癌剤化学療法の欠点を補い、可能
な限り腫瘍局所に高濃度の薬剤を作用させる方法として
、抗癌剤の動脈内注入療法(動性療法)が行なわれてい
る。
このような動性療法としては、例えば、大腿動脈よりイ
ントロデューサーを用いて薬液注入用のカテーテルを挿
管し、X線透視下でカテーテルの位置を確認しながらカ
テーテルの先端を目的部位(腫瘍局所へ通じる動脈上流
)まで挿入し、次いで、カテーテル内のルーメンを通じ
て抗癌剤を目的部位へ注入するものである。
この方法によれば、担癌臓器の腫瘍局所へ通じる動脈の
末梢に薬液を直接投与するので、治療効果が大きいとい
う利点がある。
しかるに、この方法には、第1に、カテーテルを経皮的
に挿入しているため、長く留置していると感染の危険が
高(なること、第2に、腫瘍への薬液の投与は、長期間
に渡り繰り返し行なう必要があるが、上記感染を防ぐた
めに、治療を行なう度にカテーテルを挿入、抜去しなけ
ればならず、患者の負担が大きいという欠点がある。
そこで、体内に長期間留置した状態で使用可能な皮下埋
込型のカテーテル組立体が開発されている。 このカテ
ーテル組立体は、横断面がほぼ円形の内部空間と、この
空間に連通ずる薬液注入口と、この薬液注入口に装着さ
れたゴム製の栓体(セプタム)と、薬液流出用の管体と
を有する薬液注入ポートと、薬液注入用のルーメンが形
成されたカテーテルとを有し、前記薬液注入ポートの管
体内腔にルーメンが連通ずるように前記カテーテルを管
体に接続したものである。
この皮下埋込型カテーテル組立体は、カテーテルを担癌
臓器の栄養動脈血管内に目的部位まで挿入し、薬液注入
ポートを皮下組織に固定した状態で留置される。 そし
て、薬液を注入する際には、皮膚の上から触診により薬
液注入ポートの薬液注入口を認識し、次いで、薬液の入
ったシリンジにチューブを介してその基端が接続された
針管(例えばL型針)の先端を薬液注入口のセプタムに
穿刺、貫通し、その後、シリンジを操作して、針管、薬
液注入ポートおよびこれに連通ずるカーテルのルーメン
を通じて目的部位へ薬液を注入する。
ところで、このようなカテーテル組立体の薬液注入ポー
トとカテーテルとの接続は、従来、カテーテルの基端を
薬液注入ポートの薬液流出口に接着剤を用いて固着する
ことにより行なわれていたが、これには次のような欠点
があった。
すなわち、動性療法を行なうに際し、カテーテルの長さ
(目的部位までの長さ)を症例に応じて設定する必要が
あるが、カテーテルの基端は薬液注入ポートに予め固着
されているため、カテーテルの基端側を切断してカテー
テルの長さを調節することはできず、結局、カテーテル
の長さが異なる数種のカテーテル組立体を予め用意し、
これらを適宜交換、選択して使用しなければならない。
なお゛、この場合、カテーテルの先端には、先端加工が
施されているため、カテーテルの先端側を切断して長さ
を調節することもできない。
そこで、カテーテルの基端部を切断して所望の長さに調
節した後、このカテーテルを薬液注大ポートに接続する
方法が採られるようになった。
この場合のカテーテルの接続方法としては、薬液注入ポ
ートの内部空間から延長して設けられた軟質のチューブ
内にカテーテルの基端部を挿入し、このチューブの外周
から糸で縛ることによりチューブとカテーテルとを密着
させる方法があるが、この方法では、糸をきつく縛ると
カテーテルのルーメンが閉塞するので、ある程度ゆるく
縛らねばならず、薬液漏れのおそれやカテーテルが抜は
易いという欠点がある。
これに対し、カテーテルの基端部のルーメン内に剛性を
有する金属管を嵌入した上で、前記と同様カテーテルの
基端部をチューブ内に挿入し、チューブの外周から糸で
縛る方法もあり、この方法では、金属管の存在により糸
をきつく縛ってもルーメンが閉塞しないため、前記欠点
は解消される。
しかしながら、このような糸で縛ることによりカテーテ
ルを接続する方法では、その接続作業に手間と時間がか
かり、また、−旦接続されると、これを取り外す作業も
容易ではない。
しかも、このような接続作業は、人間の手作業によるた
め、均一性に欠け、チューブとカテーテルとの圧着力が
弱いものもあり、薬液漏れやカテーテルが容易に抜ける
おそれのある製品があった。
特に、皮下埋込型カテーテル組立体の場合、圧着力の低
下による薬液漏れや、カテーテルの抜けに伴なう薬液漏
れが生じると、人体内の不適当な箇所に薬液が注入され
ることとなり、しかも、皮下に埋め込んだ状態で使用さ
れるため、このような事故を発見することも困難である
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、管体とカテーテルとの着脱が容易であ
り、しかもこれらの接続部分における液漏れやカテーテ
ルの抜けがないカテーテル組立体を提供することにある
く課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記(1)〜(5)の本発明により
達成される。
(1)先端部に拡径部を有する管体と、この管体の基端
側の外周に設置された第1嵌合部材と、r配管体に嵌入
されるカテーテルと、前記カテーテルに遊嵌され、その
内部にテーパ部を有し、前記第1嵌合部材と嵌合する第
2嵌合部材とを有し、 前記カテーテルの基端を前記管体にその拡径部を越える
ように嵌入した状態で、前記第1嵌合部材と前記第2嵌
合部材とを嵌合すると、前記第2嵌合部材のテーパ部が
前記拡径部の周囲のカテーテルを拡径部に圧着するよう
構成されるカテーテル組立体。
(2)薬液を貯溜する内部空間と、この内部空間に連通
ずる薬液注入口と、この薬液注入口を封止する弾性体と
を有する薬液注入ポートを備え、前記管体の内腔が前記
薬液注入ポートの前記内部空間に連通ずるように前記管
体の基端側が前記薬液注入ポートに固定されている上記
(1)に記載のカテーテル組立体。
(3)前記拡径部は、球状をなしている上記(1)また
は(2)に記載のカテーテル組立体。
(4)前記第1嵌合部材と前記第2嵌合部材とは、螺合
により嵌合する上記(1)〜(3)のいずれかに記載の
カテーテル組立体。
(5)前記カテーテル組立体は、皮下に埋め込んで使用
されるものである上記(1)〜(4)のいずれかに記載
のカテーテル組立体。
〈作用〉 このようなカテーテル組立体によれば、カテーテルの基
端部を切断してカテーテルの長さを所望の長さに調節す
ることができ、しかもカテーテルの接続は、カテーテル
を管体に嵌入し、第1嵌合部と第2嵌合部とを嵌合する
だけでよいため、その作業が容易であり、カテーテルの
取り外しも容易に行なうことができる。
また、第1嵌合部材と第2嵌合部材とを嵌合した際、第
2嵌合部材のテーパ部が拡径部に嵌入されているカテー
テルをかしめるように拡径部に圧着するため、管体とカ
テーテルとが強固に接続さね、液漏れやカテーテルの抜
けを生じることはない。
〈実施例〉 以下、本発明のカテーテル組立体を添付図面に示す好適
実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明の皮下埋込型カテーテル組立体の構成
例を示す斜視図、第2図および第3図は、それぞれ、第
1図に示す皮下埋込型カテーテル組立体の断面側面図で
ある。
これらの図に示すように、皮下埋込型カテーテル組立体
(以下、単にカテーテル組立体という)100は、薬液
注入ポート1と5この薬液注入ポート1の側部に固定さ
れた管体11と、この管体11に一端が嵌入されるカテ
ーテル14と、薬液注入ポート1の管体11の周囲に嵌
合するコネクタ16とを有する。
薬液注入ポート1は、剛性材料よりなる本体2を有し、
この本体2の内部には、薬液を貯溜する空間として、好
ましくは横断面が実質的に円形または楕円形の内部空間
3が形成されている。
なお、円形の内部空間3の直径は、5〜40am程度、
特に6〜20+am程度とするのが好ましい。
この内部空間3の図中上部には、薬液を注入するための
薬液注入口4が形成され、この薬液注入口4には、薬液
注入口4を気密的に封止する弾性体(セプタム)5が嵌
入されている。
この弾性体5は、穿刺後自己閉塞可能なもの、すなわち
、針管を刺通し抜去した後、自ら閉塞して気密性(液密
性)を保つようなものである。
弾性体5の構成材料としては、シリコーン、イソプレン
、天然ゴム等の各種ゴム類、ポリウレタン、ポリアミド
エラストマー ポリブタジェン、軟質塩化ビニル等の各
種樹脂、またはこれらのうち2以上を組み合わせたもの
等が挙げられるが、そのなかでも特に、生体に対し不活
性で、比較的物性変化の少ないシリコーンゴムが好まし
い。
本体2の図中上部には、薬液注入口4の外周に沿って突
出するリブ部6が形成されている。
このリブ部6を設けたことにより、皮膚の上から触診に
より薬液注入口4の位置を確認する際に、容易かつ確実
に認識することができる。
また、本体2の図中下部外周には、薬液注入ポート1を
皮下組織に固定するための円盤状のフランジ部7が形成
されており、このフランジ部7には、複数の貫通孔8が
形成されている(第1図参照)。 薬液注入ポート1の
固定は、例えば、各貫通孔8に糸を通し、その糸を筋等
の皮下組織に結ぶことにより行なわれる。
本体2の構成材料としては、生体に対し不活性なもので
あればいかなるものでもよ(、例えば、ポリプロピレン
、ポリエチレン(特に高密度PE)、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリ
アセタール、ポリサルフォン、ポリエーテルスルフォン
、アクリル樹脂、ABS樹脂、フッ素樹脂、シリコーン
、ポリウレタン、ポリイミド等の各種樹脂、またはこれ
らの樹脂中にガラス繊維、ナイロン繊維、テトロン繊維
等の繊維や無機微粉末等を配合したもの、アルミナ、シ
リカ、アパタイト等の各種セラミックス、ステンレス、
チタン、シンチューまたはクロムメツキのような生体適
合性を得るためのメツキを施した金属のよう゛な各種金
属類等が挙げられる。
第2図および第3図に示すように、本体2には、本体2
の側部を貫通し、その内腔12が内部空間3に連通ずる
ように管体11の基端が固定的に設置されている。 こ
の管体11の内腔12が薬液流出用の流路となる。
管体11の先端部には、少なくともその外径が他の部分
より大である拡径部13が形成されCいる。 この拡径
部13において、嵌入されたカテーテルが圧着され、管
体11と強固に接続される。
なお、拡径部13の形状は、第2図に示すような球形ま
たはこれに近似した形状であるのが好ましい。
また、第5図に示すように、拡径部13は、管体11の
基端側へ向ってその外径が漸増する円錐形状であっても
よい。
管体11の各部寸法は特に限定されないが、次のような
範囲とするのが好ましい。
すなわち、管体11の内径は、0.1〜b程度5特に0
.2〜2mm程度とするのが好ましく、管体11の外径
は、0.3〜4.5mm程度、特に0.5〜2.5mm
程度とするのが好ましい。
また、拡径部13の外径(最大直径)は、0.4〜5m
m程度、特に0.7〜4m+n程度とするのが好ましく
、さらには、後述するカテーテル14のルーメン15の
直径の1.1〜3倍程度、特に1.4〜2.5倍程度と
するのが好ましい。 拡径部13の外径が小さすぎると
、カテーテル14の抜けが生じ易(、また大きすぎると
、カテーテル14を拡径部13を越えて嵌入することが
困難となり、カテーテル14をかしめることができなく
なる。
また、拡径部13の形成位置として、管体11の先端面
から拡径部13の中央の位置までの距離L(第2図参照
)は、0〜1511I11程度、特に1〜10mm程度
とするのが好ましい。
なお、管体11の構成材料としては、前記本体2と同様
のものを用いることができるが、そのなか゛でも、特に
ステンレス、チタンのような各種金属類が好ましい。
本体2側部の管体11の周囲には、孔部9が形成され、
この孔部9の内周面には、雌ねじ10が形成されている
管体11の先端部には、薬液注入用のルーメン15が形
成されたカテーテル14の基端部14aが接続される。
 これにより、前記薬液注入ポート1の内部空間3とル
ーメン15とが、管体11の内腔12を介して連通ずる
(第3図参照)。
また、カテーテル14の先端部14bには、例えば球形
様の先端加工が施されている(第1図参照)。
カテーテル14の外径は、0.2〜5mm程度程度、特
に0.4〜4mm程度が好ましく、またカテーテル14
の内径(ルーメン15の直径)は、0.1〜4.5mm
程度、特に0.2〜2.5aun程度とするのが好まし
い。
また、カテーテル14の構成材料としては、例えばシリ
コーンゴム、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ナイロン、EVA等の可撓性を
有する材料が挙げられる。
このようなカテーテル14には、第2嵌合部材であるコ
ネクタ16が遊嵌、すなわち、カテーテル14に対し、
回軸自在かつ軸方向に移動自在に装着されている。 こ
のコネクタ16は、前記本体2に形成された孔部9と嵌
合するものであり、従って、本構成例では、本体2の孔
部9が形成された部分が第1嵌合部材に相当する。
このコネクタ16は、コネクタ16を操作する際に把持
する把持部18と、本体2の孔部9へ嵌合する部分であ
るねじ部19とで構成されるコネクタ本体17と、この
コネクタ本体17内に設置されたかしめ部材22とを有
する。
このようなコネクタ16の内部には、カテーテル15が
挿通可能な貫通孔21が形成され、この貫通孔21のね
じ部19側においては、貫通孔21の内径が、前記管体
11の拡径部13の外径よりも大きくなっている。
ねじ部19の外周面には、前記孔部9の雌ねじ10と螺
合しつる雄ねじ20が形成されている。
かしめ部材22は、リング状の部材であり、その内径が
一定の直管部23と、その内径が管体11の方向へ向っ
て漸増するテーパ管を形成するテーパ部24とで構成さ
れている。 この場合、直管部23の内径は、カテーテ
ル14の外径より大きく、かつ管体11の拡径部13の
外径より小さいのが好ましい。
また、テーパ部24は、管体11の拡径部13に嵌入さ
れたカテーテル15を拡径部13に圧着し、かしめるた
めのものである。 テーパ部24の軸線に対する傾斜角
(テーパ角)は、15〜90′程度、特に20〜60°
程度とするのが好ましい。
コネクタ本体17およびかしめ部材22の構成材料とし
ては、前記薬液注入ポート1の本体2と同様のものを用
いることができ、特にかしめ部材22については、ステ
ンレス、チタンのような各種金属類を用いるのが好まし
い。
なお、薬液注入ポート1の孔部1oとコネクタ16のね
じ部19との嵌合構造は図示の構成例に限定されず、例
えば、薬液注入ポート1側を雄型形状とし、コネクタ1
6側を雌型形状としてもよい。 また、これらの嵌合構
造は、図示のごとき螺合に限定されない。
カテーテル14は、その基端部14aの所定位置を切断
することにより、カテーテル14の長さが調節される。
 この切断前の状態を第4図に示す。
同図に示すように、カテーテル14の基端部14aは、
ルーメン15とハブ25の内腔26とが連通するように
ハブ25の先端部に固着されている。
このハブ25は、例えば、カテーテル14を目的部位へ
挿入する際に先行して挿入するガイドワイヤーをルーメ
ン15内へ挿通させるために使用されるもので、その内
腔26の基端側聞口には、この開口を封止する蓋体27
が装着されている。 使用時には、この蓋体27は取り
外される。
また、ハブ25の先端部は、前記コネクタ16を装着可
能な構造、すなわち、コネクタエ6のねじ部19と嵌合
(111合)する形状となっている。 図示の構成例で
は、ハブ25の先端部に、第2図および第3図に示す薬
液注入ポート1の孔部9および雌ねじ10とそれぞれ同
様の孔部28および雌ねじ29が形成されている。
カテーテル14の切断前の操作、例えばカテーテル14
を目的部位へ挿入する操作に際しては、コネクタ16の
雄ねじ20を孔部28の雌ねじに螺合してコネクタ16
をハブに装着した状態としておく、 これにより、操作
中にコネクタ16がカテーテル14上を自由に移動して
操作の妨げとなることが防止される。
次に、カテーテル組立体100の使用方法の一例につい
て説明する。
[1]常法に従い、例えば大腿動脈、鎖骨下動脈、上腕
動脈、腋窩動脈のような穿刺部位に消毒、局所麻酔等を
施す。
[2]セルジンガー法、カットダウン法、シース法等に
より、カテーテル14を前記穿刺部位より血管内に挿入
する。
このとき、カテーテル14の基端14aは、第4図に示
すようにハブ25に固着され、かつコネクタ16は、そ
のねじ部19においてハブ25の孔部28に螺合された
状態とされる。
[3]X11透視下でカテーテル14の位置を確認しな
がら、ガイドワイヤー(図示せず)を用いてカテーテル
14の先端部14bを目的部位(例えば、腫瘍局所へ通
じる動脈上流)まで挿入する。
[4]例えば、鎖骨下窩、右下腹部のような薬液注入ポ
ート1の埋入部位まで、皮下トンネルを通してカテーテ
ルを埋没誘導する。
[5]前記埋入部位の皮下組織を剥離し、ポケット、を
作製する。
[6]コネクタ16を所定方向に回転してコネクタ16
をハブ25より取り外し、カテーテル14の先端側へ移
動する(第4図に示す状態)。
[7]カテーテル14の基端部14aの所定位置、例え
ば第4図中のA−A線の位置で切断し、カテーテル14
を所望の長さに調節する。
この切断により分離されたハブ25は、廃棄する。
[8]第2図に示すように、カテーテル14の基端部1
4aの切断端面(基端面)141と管体11の先端とを
接近させ、次いで、カテーテル14の基端部14aを管
体11に嵌入する。
このとき、切断端面141が管体11の拡径部13を越
えるようにカテーテル14を嵌入する。
[9]コネクタ16を前記とは逆方向に回転して、コネ
クタ16のねじ部19に形成された雄ねじ20と薬液注
入ポートlの孔部9内に形成された雌ねじ10とを螺合
する。
この螺合に伴ない、第3図に示すように、テーパ部24
の内面が、拡径部13に嵌入されているカテーテル14
を拡径部13の外面に圧着する。 これにより管体11
とカテーテル14とは強固に接続され、カテーテル14
の抜けが防止される。
[10]カテーテル14が管体11から抜けないことを
確認したら、薬液注入ポートlおよびカテーテル14の
基端部を皮下のポケットに埋込む。
[11]薬液注入ポート1のフランジ部7に形成された
貫通孔8に糸を通し、その糸を筋等の皮下組織に結び、
薬液注入ポート1を固定する。
この後、埋入部位を皮膚縫合する。
[12]例えば抗癌剤のような薬液を注入する際には、
皮膚の上から触鈴により薬液注入ポート1の薬液注入口
4を認識し、次いで、薬液の入ったシリンジにチューブ
を介してその基端が接続された針管(例えばL型針)の
先端を薬液注入口4の弾性体5に穿刺、貫通し、その後
、シリンジを操作して、針管、薬液注入ポート1、管体
11の内腔12およびこれに連通ずるカーテル14のル
ーメン15を通じて薬液を送液し、カテーテル14の先
端開口より目的部位へ薬液を注入する。
なお、このとき、カテーテル14と管体11とは強固に
、液密に接続されているため、これらの接続部付近にて
注入する薬液の液漏れが生じることは皆無である。
以上、本発明を皮下埋込型のカテーテル組立体について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第2図および第3図に示す構成において、管体
11を固定する薬液注入ポートに代わり、管体11の基
端部を第4図に示すようなハブに固定した構成のもので
もよい。 このものは、シース(図示せず)を用いてカ
テーテル14を血管内に挿入する器具として適用すると
有利である。
すなわち、カテーテル14の基端部14aとハブ25と
が着脱自在であるため、シースを抜去する際には、ハブ
25をカテーテル14の基端部14aから離脱させてこ
れを行なえばよく、従来のようにシースを分割しなくて
もよい(特開昭62−266077号)。 そして、シ
ースを抜去した後は、ハブ25とカテーテル14の基端
部14aとを再び接続し、ハブ25より薬液の注入等を
行なうことができる。
〈発明の効果〉 本発明のカテーテル組立体によれば、カテーテルの基端
部を切断してカテーテルの長さを自由に調節することが
可能であるとともに、管体とカテーテルの接続が強固に
なされるため、これらの接続部分における液漏れやカテ
ーテルの抜けが生じない。
また、管体とカテーテルとの着脱は容易であり、操作性
にも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカテーテル組立体の構成例を示す斜
視図である6 第2図は、第1図に示すカテーテル組立体におけるコネ
クタが離脱した状態を示す断面側面図である。 第3図は、第1図に示すカテーテル組立体におけるコネ
クタが嵌合した状態を示す断面側面図である。 第4図は、本発明におけるカテーテルの切断前の状態を
示す断面側面図である。 第5図は、本発明における管体の拡径部の他の構成例を
示す断面側面図である。 符号の説明 100・・・カテーテル組立体 1・・・薬液注入ポート 2・・・本体 3・・・内部空間 4・・・薬液注入口 5・・・弾性体 6・・・リプ部 7・・・フランジ部 8・・・貫通孔 9・・・孔部 10・・・雌ねじ 11・・・管体 12・・・内腔 13・・・拡径部 14・・・カテーテル 14a・・・基端部 14b・・・先端部 141・・・切断端面 15・・・ルーメン 16・・・コネクタ 17・・・コネクタ本体 18・・・把持部 19・・・ねじ部 20・・・〜雄ねじ 21・・・貫通孔 22・・・かしめ部材 23・・・直管部 24・・・テーパ部 25・・・ハブ 26・・・内腔 27・・・蓋体 28・・・孔部 29・・・雌ねじ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)先端部に拡径部を有する管体と、この管体の基端
    側の外周に設置された第1嵌合部材と、前記管体に嵌入
    されるカテーテルと、前記カテーテルに遊嵌され、その
    内部にテーパ部を有し、前記第1嵌合部材と嵌合する第
    2嵌合部材とを有し、 前記カテーテルの基端を前記管体にその拡径部を越える
    ように嵌入した状態で、前記第1嵌合部材と前記第2嵌
    合部材とを嵌合すると、前記第2嵌合部材のテーパ部が
    前記拡径部の周囲のカテーテルを拡径部に圧着するよう
    構成されるカテーテル組立体。
  2. (2)薬液を貯溜する内部空間と、この内部空間に連通
    する薬液注入口と、この薬液注入口を封止する弾性体と
    を有する薬液注入ポートを備え、前記管体の内腔が前記
    薬液注入ポートの前記内部空間に連通するように前記管
    体の基端側が前記薬液注入ポートに固定されている請求
    項1に記載のカテーテル組立体。
  3. (3)前記拡径部は、球状をなしている請求項1または
    2に記載のカテーテル組立体。
  4. (4)前記第1嵌合部材と前記第2嵌合部材とは、螺合
    により嵌合する請求項1〜3のいずれかに記載のカテー
    テル組立体。
  5. (5)前記カテーテル組立体は、皮下に埋め込んで使用
    されるものである請求項1〜4のいずれかに記載のカテ
    ーテル組立体。
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