JPH03155872A - バルーンインフューザー - Google Patents

バルーンインフューザー

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JPH03155872A
JPH03155872A JP1294223A JP29422389A JPH03155872A JP H03155872 A JPH03155872 A JP H03155872A JP 1294223 A JP1294223 A JP 1294223A JP 29422389 A JP29422389 A JP 29422389A JP H03155872 A JPH03155872 A JP H03155872A
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balloon
insertion needle
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solution
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JP1294223A
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Shoji Kawamoto
川本 昇司
Makiko Kuwabara
桑原 真紀子
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Nissho Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明は所定量の薬液を血管、膀胱、皮下組織等に、少
しずつ持続して注入するためのバルーンインフューザー
に関し、更に詳しくは、バルーン内に貯蔵した薬液を患
者に長時間注入する際に起こる患者の不快感を抑止する
ためのバルーンインフューザーに関する。
〔従来の技術] 従来より、抗生物質や抗ガン剤等の薬液を血管、皮下組
織等に少しずつ注入する方法として、弾性材料からなる
バルーンに薬液を収納し、バルーンの収縮力を利用して
薬液を長時間にわたって血管等に持続注入する装置とし
て、特開昭50−108790号公報等が知られている
。またかかる装置において、患者に薬液を注入する手段
としては、特開平1−70069号公報に紹介されてい
るように、薬液流通路の先端にシャントアダプターを設
けて、翼状針と結合し、患者の皮下に中空針を直接穿刺
する方法が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、患者の血管や皮下組織に長時間、時には
2週間以上に亙って少しづつ薬液を注入するバルーンイ
ンフューザーにおいては、曲がらない硬質の中空針を患
者の体内に長時間挿入、保持することは、たとえ中空針
が患者の皮膚面の穿刺箇所から動かないように固定され
ていても、患者にとって不快であり、また痛みを伴うも
のである。
更に、患者の皮膚面の穿刺箇所には、外部細菌に感染す
る危険が常に存在しており、小型で簡易な薬液注入手段
がバルーンインフューザーのような長時間に亙って薬液
を患者に注入する器具において望まれていた。
〔課題を解決するための手段] 本発明者等はバルーンインフューザーにおけるこれらの
問題を解決するために、鋭意研究した結果本発明に到達
した。
すなわち、本発明は加圧状態で薬液を貯蔵し、かつ開口
部から薬液を流入および流出する弾性材料からなるバル
ーン部と、前記バルーン部を収納し、その開口部に薬液
流入部および薬液流出部が固着されてなるハウジングと
、前記薬液流出部から延びた薬液流通路と、該流通路に
配置された薬液量を制御するための流量制御部と、該流
通路の先端に設けられた人体に薬液を注入するための薬
液注入部とからなるバルーンインフューザーにおいて、
前記薬液注入部は挿入針が穿刺可能な弾性物質を有する
上面部分と、該挿入針が挿入可能な可撓性物質からなる
中空のカニユーレが外部に突出してなる下面部分とが外
周によって結合され、内部に前記薬液流通路から延びて
薬液が通過し、かつ前記挿入針が挿入される通路になる
内腔部が形成されてなるバルーンインフューザーである
また本発明は前記バルーンインフューザーにおいて、流
量制御部のパイプが捲縮構造を有してなるバルーンイン
フューザーである。
更に本発明は前記バルーンインフューザーにおいて、捲
縮構造したパイプがケーシング内に断熱材とともに収納
されてなるバルーンインフューザーである。
更にまた本発明は前記バルーンインフューザーにおいて
、薬液注入部の挿入針の側壁に少なくとも1個の小孔が
設けられてなるバルーンインフューザーである。
〔作用〕
本発明は薬液をバルーン内に充填して膨張したバルーン
の収縮力を利用して、バルーン内の薬液を患者に注入す
るものであり、その際バルーンインフューザーの薬液注
入部として、可撓性物質からなるカニユーレを患者の体
内に挿入し、中空形状のカニエーレ先端から所望する皮
下の器官または組織に、バルーン内に収容されている薬
液を注入するものである。
〔実施例] 以下実施例で本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明のバルーンインフューザーの一実施例の
平面図、第2図は第1図に示すバルーンインフューザー
のバルーン部であって薬液を充填した時の様子を示す拡
大断面図、第3図は捲縮構造をしたパイプを流量制御部
に使用した実施例のバルーンインフューザーの平面図、
第4図は捲縮構造をしたパイプの内部構造を示す切欠説
明図、第5図は薬液注入部の内部構造を示す1切欠説明
図である。
図中Aはバルーン部、Bは薬液注入部、1は外軸、2は
内軸、3はバルーン、6はハウジング、11は薬液流出
チューブ、12は分岐路、15は薬液流入用栓体、17
はクランプ、18は直線状のパイプ、21はI!縮槽構
造したパイプ、22は断熱材、23はケーシング、24
はカニユーレ、25は挿入針、26は弾性物質、27は
小孔、30は内腔部を示す。
第1図および第2図において、バルーン部Aは薬液が充
填される部分であるとともに、該薬液を人体の注入箇所
へ移動せしめる駆動部分であり、円筒状外軸1と、核外
軸l内に滑動自在に内装されてなる内軸2と、これらの
両輪の外部に設けられたバルーン3と、前記外軸lの一
端であって、内軸2が内装される側と反対側の端部に接
続された薬液流入部および薬液流出部とで構成されてい
る。外軸1および内軸2はポリカーボネート、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる。バルーン
3は筒状の形状をしており、外軸1および内軸2を被覆
するように両輪の外部に設けられており、その一端は外
軸1にまた他端は0リング5または金属の螺旋状止め栓
等のシール手段によって気密に密着固定されている。外
軸lの内部は内軸2が滑動する部分であるとともにバル
ーン3内に充填された薬液が人体へ徐々に流出する時の
流路でもある。従って、外軸lの内面と内軸2の外面と
の間には、0.5〜31程度のクリアランスを設けるよ
うにするのが好ましい、バルーン3は患者への薬液注入
量、注入時間等に応じて種々の大きさ、肉厚のものを用
いることができ、本発明に限定されるものでないが、概
ねの値を示すならば、外形は2〜30II11であり、
肉厚は0,1〜2.0鴎であり、また長さは3〜30C
1である。バルーン3は薬液を充填することによって半
径方向とともに長手方向にも膨張しうる構造になってい
る。内軸2はバルーン3の動きに付随して外軸1内を出
たり入ったりし、その位置とバルーン3内に残っている
薬液の量との関係は一定であるので、後述するハウジン
グ6に目盛を設けることによって薬液の流出量を確認す
ることができる。
バルーン3は弾性材料からなるバルーン部からなり、そ
の材料としてはシリコーンゴム、ブチルゴム、ニトリル
ブタジェンゴム、ポリ−1,4−ブタジェン、ポリイソ
プレン、ポリウレタン、ブタジェンスチン共重合体など
の弾性重合体または天然ゴム、これらの重合体混合物、
ラミネート等が挙げられる。
ハウジング6はバルーン3が外部の物体に触れて破損す
るのを防止するとともに、バルーン自体のピンホール等
の欠陥によってバルーンから液洩れが発生した場合に、
外部に薬液が飛散しないように薬液を密封する機能を有
している。ハウジング6はポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン、ポリカーボネート等の合成樹脂からなるのが好ま
しい。
ハウジング6は薬液の患者への注入状況を外部から目視
にて観察できるように透明な材料からなるのが好ましい
ハウジング6は万一バルーン3が破損しても、薬液が外
部に洩れないようにバルーン部Aを密封状態で覆うもの
であるが、内部を完全に気密状態にすると、バルーン3
内に薬液を流入するにつれて内部の空気が圧縮されて圧
力が高くなり、ある程度以上には薬液を流入することが
できなくなる不都合が生じる。そこで、ハウジング6の
適宜の箇所に空気抜きの開口部7を形成し、該開口部7
に空気は通過するが、薬液は通過させない疎水フィルタ
ー8が設けられている。疎水性フィルタ8の材質として
は、ポリエステル、弗素樹脂あるいは両者のラミネート
等が挙げられる。
外軸lの一端であって、内軸2が内装される側と反対側
の端部には薬液流入部および薬液流出部(以下接続部と
いう)10が接続されている。この接続部10は薬液の
バルーン内への流入または薬液のバルーンからの流出の
通路となる部分である。
接続部10のハウジング6の反対側の端部には分岐路1
2が接続されている0本実施例では、この分岐路12は
Y字管で構成されている。分岐路12は薬液流入路13
と薬液流出路14とからなっており、ポリオレフィン、
ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート等で作製されている
。薬液流入路13の先端には注射器(図示せず)等を利
用して薬液をバルーン3内に流入することができる薬液
流入用栓体15が設けられている。薬液流入用栓体15
はシリコーンゴムなどのゴム状弾性体からなり、耐刺通
性(薬液注入針を多数回突き!’II t、ても液密性
が保持され、内部の薬液が洩れないような性質をいう)
に優れた栓体をうろことができる。
一方、薬液流出路14の先端には、薬液流出チューブ1
1が接続されており、このチューブ11は薬液の流れを
随時停止させることができるクランプ17と後述する流
量制御部18を有している。
流量制御部18は薬液の流量を制御する部分であり、本
実施例では極細のパイプで構成されている。
パイプはステンレスなどの金属、セラミックまたはポリ
オレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステルなどの合成
樹脂が使用され、その内径はlO〜500μ、長さは1
 cra以上である。パイプの内径がIOμ未満である
と、薬液中の空気の混入などで薬液の流れが停止する傾
向があり、500μを超えると、薬液流量の制御が困難
になる(中間がある。パイプの長さが1 cm未満であ
ると、薬液量の制御が困難になる傾向がある。また、パ
イプの長さが長くなると、装置が大きくなりすぎる傾向
があるが、パイプの長さが200CIを超えると、第3
図の捲縮構造をしたパイプ21を使用することが好まし
い。捲縮構造をしたパイプとはバネ状またはスパイラル
状の形状をしたパイプをいい、軸方向にある程度伸縮し
うるようにし、パイプをケーシング23内に収納するこ
とで流量制御部18を小型化することができる。ケーシ
ング23内には、第4図に示すように、)在縮構造をし
たパイプ21とともに断熱材22を収納することによっ
て、パイプが外気温度の影響を受けるのを防止すること
できる。断熱材とては多孔質プラスチック、短繊維、不
織布等が使用される。
薬液流出チューブ11の先端部には薬液注入部Bが設け
られている。該チューブIIと薬液注入部Bとは通常は
直接連結するが、チューブ11の先端部にルアーテーパ
−2または螺合型、嵌合壁になった接続具を設けて薬液
注入部Bの先端に設けた接続具と連結することもできる
薬液注入部Bは第5図に示すように挿入針25が穿刺可
能な弾性物質26を有する上面部分と、挿入針26が挿
入可能な可撓性物質からなる中空のカニユーレ24が外
部に突出してなる下面部分とが外周のボディー30によ
って結合され、内部に前記薬液流出チューブ11から延
びて薬液が通過し、かつ挿入針26が挿入される通路に
なる内腔部29が形成されている。挿入針26の側壁に
少なくとも1個の小孔27があると、患者の皮下組織内
にカニユーレ24とともに注入された挿入針26を抜針
する際、内腔部29および挿入針26の内部に存在した
空気が小孔27から挿入針26とともに逃散して好まし
い。内腔部29は薬液流出チューブ11からほぼ同じ内
径で連続して延びているのが内部に滞留する空気が少な
くて好ましい。
弾性物質26およびボディー30の材料としては合成ゴ
ム、天然ゴム等が使用されるが、シリコーンゴムが生体
適合性がよいので好ましい。またカニユーレ24の材料
としては弗素樹脂、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、
ポリエステル、ポリアミド等の可撓性物質が使用される
次に、本発明のバルーンインフューザーの使用方法を第
1図および第5図に基づいて説明する。
薬液の注入は、例えば注射器の注射針を薬液流入用栓体
15に刺し込んでバルーン3内に薬液を充填する。この
際薬液が人体側へ流出しないようにクランプ17を停止
の状態にしておく必要がある。
所定の量の薬液の充填が終わると、注射針を薬液流入用
栓体6から抜き取る。その後はバルーン3内の薬液はバ
ルーンの収縮圧で薬液流出路14から流量制御部18で
流量を制御されながら薬液流出チューブ11および薬液
注入部Bを経て患者の体内に注入される。薬液注入部B
を患者の体内に穿刺するのは、薬液注入部Bの上面部分
にある弾性物質26の部分から穿刺された鋭い尖端部を
有する挿入針25をカニユーレ24の中空部に挿入し、
尖端部はカニユーレ24の先端を越えて中空部から突出
した状態で、患者の皮膚に穿刺する。その後挿入針25
を抜針すると、患者の皮下組織内にはカニユーレ24の
みが穿刺した状態で存在する。
また薬液注入部Bの薬液流出チューブ】1からの入口に
静脈圧、動脈圧などにより薬液が逆流するのを防止する
ために逆止弁(図示せず)を設けてもよい。
〔効果] 本発明のバルーンインフューザーは患者への薬液の注入
が可撓性物質からなるカニユーレを経て行われているた
めに、硬質の金属針と比較してカニユーレは変形可能で
あるので、患者の不快感は少なく、外部細菌の侵入の心
配も少なく、長時間の薬液の注入に最適である。また薬
液注入部は小型であり、バルーンから供給されてくる薬
液を変形可能なチューブを経て患者の体内に注入するの
で、外部からの衝撃によって注入針が患者から脱離する
ことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のバルーンインフューザーの一実施例の
平面図、第2図は第1図に示すバルーンインフューザー
のバルーン部であって薬液を充填した時の様子を示す拡
大断面図、第3図は捲縮構造をしたパイプを流量制御部
に使用した実施例のバルーンインフューザーの平面図、
第4図は捲縮構造をしたパイプの内部構造を示す切欠説
明図、第5図は薬液注入部の内部構造を示す切欠説明図
である。 図中Aはバルーン部、Bは薬液注入部、1は外軸、2は
内袖、3はバルーン、6はハウジング、11は薬液流出
チューブ、12は分岐路、15は薬液流入用栓体、17
はクランプ、18は直線状のパイプ21は捲縮構造をし
たパイプ、22は断熱材、23はケーシング、24はカ
ニユーレ、25は挿入針、26は弾性物質、27は小孔
、30は内腔部を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加圧状態で薬液を貯蔵し、かつ開口部から薬液を
    流入および流出する弾性材料からなるバルーン部と、 前記バルーン部を収納し、その開口部に薬液流入部およ
    び薬液流出部が固着されてなるハウジングと、 前記薬液流出部から延びた薬液流通路と、 該流通路に配置された薬液量を制御するための流量制御
    部と、 該流通路の先端に設けられた人体に薬液を注入するため
    の薬液注入部とからなるバルーンインフューザーにおい
    て、 前記薬液注入部は挿入針が穿刺可能な弾性物質を有する
    上面部分と、該挿入針が挿入可能な可撓性物質からなる
    中空のカニューレが外部に突出してなる下面部分とが外
    周によって結合され、内部に前記薬液流通路から延びて
    薬液が通過し、かつ前記挿入針が挿入される通路になる
    内腔部が形成されてなるバルーンインフューザー。
  2. (2)流量制御部のパイプが捲縮構造を有してなる請求
    項1記載のバルーンインフューザー。
  3. (3)捲縮構造したパイプがケーシング内に断熱材とと
    もに収納されてなる請求項2記載のバルーンインフュー
    ザー。
  4. (4)薬液注入部の挿入針の側壁に少なくとも1個の小
    孔が設けられてなる請求項1〜3記載のバルーンインフ
    ューザー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05237194A (ja) * 1992-02-28 1993-09-17 Nissho Corp 薬液注入用具
JP2006311921A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Shin Etsu Polymer Co Ltd 薬液注入装置用バルーン及び薬液注入装置
JP2017516537A (ja) * 2014-05-29 2017-06-22 アヴェント インコーポレイテッド 患者に流体を送達するための装着可能な流量調節装置
JP2022519590A (ja) * 2019-02-12 2022-03-24 アムジエン・インコーポレーテツド 連続投薬システム及び手法

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