JP2014063531A - 自動化機器の状態管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の自動化機器の稼働状態を、各機器が自動的に調整して連携制御をする。
【解決手段】制御の対象となる複数の自動化機器20が、仮想的にループ状の通信ネットワーク32に接続されている。全ての自動化機器20はそれぞれ、自機の稼働状態を他の機器に通知するための稼働情報を生成する情報生成手段52と、通信ネットワークの上流側の隣接する機器から稼働情報を受信し、その稼働情報に自機の稼働情報を付加して下流側の隣接する機器に送信する通信制御手段54と、通信ネットワークの上流側の任意の機器から転送が開始され、上流側の隣接する機器から受信した稼働情報を読み取って、自機のその後の稼働状態を決定し、下流側の隣接する機器に送信するための自機の稼働情報を、通信制御手段54に通知する状態制御手段56とを備える。即ち、各機器は、転送データの内容に応じて、自機のその後の稼働状態を、取扱中モードか休止モードのいずれかに決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、媒体を収容した自動化機器が複数台設置されている場所で、各機器の稼働状態を取扱中モードと休止モードのいずれかに切り替えて、収容した媒体の平準化を図る自動化機器の状態管理システムとコンピュータプログラムと記録媒体に関する。
並行して運用する複数の自動化機器の稼働状態情報を収集して、全体として通常モードのものと省エネモードのものが特定のパターンで混在するように制御する技術が知られている。この制御により、自動的に待機電力の節減等を図ることができる。
特許第3527993号公報
既知の従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
複数の自動化機器の稼働状態を外部から監視して集中的に制御をするには、制御用のコンピュータを必要とする。従って、ごく少数の自動化機器を制御する場合には制御システムが高コストになる。これに対して特許文献1のようなシステムでは、各機器がそれぞれ自動制御により自己の稼働状態を決定するので、コスト削減に繋がる。しかしながら、各機器が、それぞれ全ての機器の状態情報を収集して自己の状態を決定するには、相互に頻繁に情報交換のための通信を実行しなければならない。また、稼働状態の切り替えのために、設置された自動化機器の台数等を考慮した最適なパターンを、予め準備しなければならない。
上記の課題を解決するために、本発明は複数の自動化機器の稼働状態の切り替えを、より少ない通信量で連携制御できる、自動化機器の状態管理システムと、コンピュータプログラムと記録媒体を提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
<構成1>
制御の対象となる複数の自動化機器が、仮想的にループ状の通信ネットワークに接続されており、
全ての自動化機器はそれぞれその動作に必要な媒体を収容しており、
自機の稼働状態を他の機器に通知するための稼働情報を生成する情報生成手段を備え、
前記機器の稼働状態には、機器の取り扱いが可能な取扱中モードと、機器の保守管理のために取り扱いを一時的に休止している休止モードが含まれており、
前記通信ネットワークの上流側に隣接する機器から前記稼働情報を受信し、その稼働情報に自機の稼働情報を付加した転送データを、前記通信ネットワークの下流側に隣接する機器に送信する通信制御手段と、
予め設定したイベントを検出したとき、自機を起点として、自機の稼働情報を含む転送データの転送を開始し、自機の上流側に隣接する機器から前記転送データを受信したときは、その転送データを読み取って、その転送データの内容に応じて、自機のその後の稼働状態を、取扱中モードか休止モードのいずれかに決定して状態を制御する状態制御手段を備えたことを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
<構成2>
構成1に記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
前記複数の機器の中で、予め設定したイベントを検出した機器が、当該イベントの内容に応じて自機のその後の稼働状態を取扱中モードか休止モードのいずれかに決定して状態を制御するとともに、前記稼働状態を含む稼働情報を生成して、当該機器を起点として最も下流の機器まで前記転送データの転送がされることを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
<構成3>
構成1または2に記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
前記稼働情報には、自機に収容された現金を含む媒体残数を示す情報が含まれており、
前記状態制御手段は、
前記自機を起点として最も下流の機器まで前記転送データの転送がされた後、自機にその転送データが戻されたとき、制御対象となる全ての機器のうちの、取扱中モードの機器の媒体残数と自機の媒体残数を比較して、予め設定した基準を満たすとき、自機の次の状態を休止モードに決定することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
<構成4>
構成3に記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
前記状態制御手段は、
取扱中モードから休止モードに移行できる自動化機数に制限が設定されていて、
あと1台だけ別モードに移行できるという状態にあると判断したとき、自機と下流の機器の媒体残数を比較して、下流の機器の媒体残数が少ないときは、自機を取扱中モードのままにしておくように制御することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
<構成5>
構成1乃至4のいずれかに記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
前記稼働情報には、自機に障害が発生した旨の情報が含まれることを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
<構成6>
構成1乃至5のいずれかに記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
各機器は、前記通信制御手段が、隣接する下流側の機器に転送データを送信して、その送信に失敗したときには、前記情報生成手段は、該当する下流側の機器に通信障害が発生した旨の稼働情報を生成し、前記通信制御手段が、その稼働情報を転送データに含めてさらに下流側の機器に送信することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
<構成7>
構成3または4に記載のに記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
制御対象となる全ての機器のうちの、取扱中モードの機器の過去の取引件数と自機の過去の取引件数を比較して、予め設定した基準を満たすとき、自機の次の状態を休止モードに決定することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
<構成8>
構成3または4に記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
前記制御対象の自動化機器に、通信障害が発生した機器が含まれるとき、当該通信障害が発生した機器を前記ループ状のネットワークから一時的に除外して、新たなループ状のネットワークを設定することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
<構成9>
構成1乃至8のいずれかに記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
前記転送データが、前記各機器の動作を管理するサーバに対して、所定のタイミングで送信されることを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
<構成10>
自動化機器のコンピュータを、構成1に記載の各手段として機能させるコンピュータプログラム。
<構成11>
構成10に記載のコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
〈構成1の効果〉
ループ状の通信ネットワークに接続された複数の自動化機器が、転送データに含まれた上流の単数または複数の機器の稼働状態を、転送データにより認識して、自機のその後の稼働状態を決定する。下流側の自動化機器のその後の稼働状態を知らなくても自機の稼働状態を取扱中モードか休止モードかを決定できる。転送データを一巡させて連携制御が完了させれば、通信量が少なくて済む。ループ状の通信ネットワークは固定不変でもよいが、例えば、複数のループを設定しておいて、一定の条件に従って、いずれかのループを選択してもよい。
ネットワーク上の各機器が取扱中モードか休止モードかを示す情報は、最新のもののみを有効として取り扱うとよい。
〈構成2の効果〉
稼働状態を決定する原因となるイベントを検出した機器が、最も上流の機器となって、稼働情報の転送が開始される。最も下流の機器まで前記転送データの転送がされて1セットの連携制御を完了する。
〈構成3の効果〉
媒体残数の少ない機器が先に休止モードになるので、媒体残数を平準化できる。
〈構成4の効果〉
下流の機器の媒体残数が少ないときは、自機を取扱中モードのままにしておくことができる。
〈構成5の効果〉
障害が発生した旨の情報は連携制御に重要な情報であって、これが下流側の機器に伝達される。
〈構成6の効果〉
隣接する下流側の機器と通信をして失敗をしたときには、その下流側の機器に代わって通信障害が発生した旨の稼働情報を生成し、次に続くさらに下流側の機器に転送データを送信するので、通信障害を自動的に検出し、同時に、転送データの転送を継続できる。
〈構成7の効果〉
例えば、取引件数が少ない機器が後から休止モードになるように制御でき、使用頻度の高い機器が取扱中モードを維持できる。
〈構成8の効果〉
ループ状のネットワークを固定せずに柔軟に運用して、通信効率を上げることができる。
〈構成9の効果〉
各機器の動作を管理するサーバに必要な情報が含まれることがあるので、適宜、所定のタイミングで転送データを送信するとよい。
実施例1のシステムを示す概略説明図である。 実施例で使用するデータの構成例説明図である。 ATM1で障害が発生した場合の連携制御例説明図である。 ATM1でイベントが発生し、ATM2に障害が発生している場合の連携制御説明図である。 ATM1がタイムアウトイベントを生じた場合の連携制御動作説明図である。 最上流機器による転送データ送信動作のフローチャートである。 上流から転送データを受信した機器の動作フローチャートである。 転送データの送信処理動作のさらに詳細なフローチャートである。 自機障害検出時の動作フローチャートである。 連携制御時間を終了したときの動作フローチャートである。 タイムアウト制御の動作フローチャートである。 タイムアウトイベントのあった機器の動作フローチャートである。 実施例4の制御動作説明図である。 最上流の機器の動作フローチャートである。 最上流の機器以外の機器の動作フローチャートである。 ATM管理システムの一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は実施例1のシステムを示す概略説明図である。
図のように、制御の対象となる複数の自動化機器20が、仮想的にループ状の通信ネットワーク32に接続されている。この図の例では、自動化機器20は、金融機関に設置されているATMである。ある金融機関の営業店に3台のATMが設置されている場合を例にとって説明する。
図のように、各自動化機器20はいずれも、既知の現実の通信ネットワーク30、例えば、ローカルエリアネットワークに接続されている。いずれの自動化機器20も、それぞれ双方向に自由にデータ通信ができる。しかしながら、この実施例のシステムを運用する場合には、通信の順番を特定する。即ち、各現実の通信ネットワーク30に、それぞれATM1、ATM2、ATM3という名称を付けたとき、これらの間での通信方向を、ATM1−ATM2−ATM3という方向で、このとおりの順番に決めてしまう。
また、各自動化機器20の内部には、図の上部に示したハードウエアが設けられ、図に示したデータを使用して、コンピュータプログラムによる演算処理が実行される。即ち、全ての自動化機器20はそれぞれ、通信装置58と回路基板60と電源装置62と表示装置64と現金入出金機66と自機診断回路68とを備えている。通信装置58はネットワーク30を使用した通信を実行する既知の装置である。回路基板60は、自動化機器20の主要な内部回路を搭載している。
電源装置62は回路基板60を動作させるための電力を供給する。表示装置64は自動化機器20を利用者が操作するときに使用するもので、既知のものでは操作パネルと一体化されたものが多い。従ってここでは、表示装置64は操作盤も含むものとして説明する。現金入出金機66はATMの最も重要な機能部品で、紙幣等を収納した金庫もこれに含まれる。自機診断回路68は、装置各部の状態を監視し診断をして障害を検出する回路である。
自動化機器20は、内蔵するコンピュータにより制御される。そのコンピュータは、記憶装置40と演算処理装置50とを備えている。記憶装置40には、稼働情報42と転送データ44と機器アドレスリスト46とが記憶されている。これらのデータの具体例は、後で詳細に説明する。情報生成手段52と通信制御手段54と状態制御手段56とは、コンピュータプログラムである。これらは演算処理装置50にインストールされて内蔵するコンピュータに該当する機能を付与する。
情報生成手段52は、各自動化機器20が、自機の稼働状態を他の機器に通知するための稼働情報42を生成する機能を持つ。通信制御手段54は、通信ネットワークの上流側に隣接する機器から稼働情報42を受信し、その稼働情報42に自機の稼働情報42を付加した転送データ44を、通信ネットワークの下流側に隣接する機器に送信する機能を持つ。転送データ44は、通信ネットワークの上流側の任意の機器を起点として転送が開始され、自機の上流側に隣接する機器から受信される。転送データには、後で説明する図2(b)に示すような情報が含められる。
状態制御手段56は、受信した転送データ44を読み取って、自機の上流側の機器の稼働状態に応じて、自機のその後の稼働状態を決定して状態を制御する機能を持つ。さらに、自機の下流側に隣接する機器に転送するための自機の稼働情報42を通信制御手段に通知する機能を持つ。また、予め設定したイベントを検出したとき、自機を起点として前記転送データの転送を開始する制御を行う機能を持つ。
自動化機器20には、例えば、金融機関に設置されたATM(自動現金預払機)、通帳記帳機、両替機等の他、鉄道で使用される乗車券の自動販売機、一般商品の自動販売機、あるいはゲーム機等が挙げられる。いずれも、ピーク時の利用度を考慮して同じ機能を持つ機器を複数配置しており、利用度の低いときに、一部を省エネモードにすることで、消費電力の節減を図ることができる。
省エネモードとは、電力を節減するために、正常に使用できる状態で動作する回路への電力の供給を遮断して、機能の一部を停止させている状態をいう。省エネモードでは、少なくとも、通信機能と、省エネモードから正常に使用できる状態に復旧する機能とを保持しているものとする。なお、例えば、ATMの現金入出金装置の金庫に、紙幣が十分に収納されていないような場合、金庫の交換のために、操作を禁止することがある。以下の実施例では、この状態を休止モードと呼んでいる。自機に障害が発生した場合、金庫が一杯になった場合にも、係員の操作を待つため、休止モードになる。例えば、このときには、通信機能を残して電源を遮断することもあり、省エネモードに近い状態になる。そこで、以下、休止モードも省エネモードの一種として取り扱う。
制御の対象となる自動化機器20は何台あってもよい。これらの機器はローカルエリアネットワーク等の通信ネットワークに接続されている。そして、仮想的にループ状に接続されている。即ち、各自動化機器20の通信制御手段は、自機の上流側に隣接する機器と自機の下流側に隣接する機器との間でのみ通信を行う。しかし、自機の下流側に隣接する機器に障害が発生して通信ができないときは、さらに下流側の機器と通信を行う。
稼働情報42とは、少なくとも各機器が、省エネモードにあるか、正常に使用できる状態にあるかを区別することができる情報のことをいう。情報のデータ形式は任意である。稼働情報42には、故障をして使用できない状態にあるかどうか、使用中の状態にあるかどうか、使用されないまま、一定の待機時間を経過した状態にあるかどうかを示す情報も含めるとよい。
さらに、例えば、ATMでは、過去の一定の期間中に何件分の取引に使用されたかどうかという過去取引件数データや、現金入出金機66の金庫に収容された紙幣等の媒体の現在量(媒体残数)データ等も、稼働情報42に含めるとよい。なお、以下のATMの実施例では、正常に使用できる状態にある場合を取扱中モードと呼ぶ。また、まさに取引中のときは取引発生データが含められ、取引の終了後一定の待機時間、例えば、30分を経過した状態にあるときはタイムアウト発生データが含められる。
転送データ44は、ネットワークの上流側から下流側に転送される。ループ状の通信ネットワーク32だから、最も上流の機器から最も下流の機器まで転送データ44が転送されたときに、転送データ44の転送を終了するとよい。これで1セットの連携制御を完了させることができる。また、再び最も上流の機器に転送データ44が転送されてから転送データ44の転送を終了してもよい。実施例2で説明するように、ここまでを1セットの連携制御と呼んでもよい。転送データ44は、機器から機器へ転送されるたびに、順次各機器の稼働情報42が付加されるので、各機器の受信する転送データ44の内容はそれぞれ異なる。
ループ状の通信を実現するために、各自動化機器20の記憶装置40には機器アドレスリスト46が記憶されている。そして、図1の実施例に示すように、ATM1からATM2に対して、ATM1の稼働情報を含む転送データ44−1が転送される。また、ATM2からATM3に対して、ATM1とATM2の稼働情報を含む転送データ44−2が転送される。さらに、この例では、ATM3からATM1に対して、ATM1とATM2とATM3の稼働情報を含む転送データ44−3が転送される。
各自動化機器20は、自機の上流側の機器の稼働状態に応じて、自機のその後の稼働状態を決定するとともに、その決定に従って自機の状態を制御する。従って、下流側の機器の状態は無視し、受信した転送データ44の内容の範囲で、自機のその後の稼働状態を決定する。決定した稼働状態が転送データ44に付加されて下流側の機器に転送される。各機器は予め定めた条件判断に従って自機の稼働状態を決定する。下流側の機器の状態変化を予想する必要はない。なお、最も上流の機器は、他の機器の状態を全く意識せずに自機の稼働状態を決定するとしてもよいし、記憶装置40には、この条件判断の基準48が記憶されている。
最も上流の機器は最も下流の機器から転送データ44が戻されたときに、自機の稼働状態を決定するようにしても構わない。いずれにしても、全ての機器が全ての機器の状態を認識してから一斉に自機の状態を決定するとしたら、特許文献1のように、全ての機器の状態に応じた、次の状態のパターンを決めておかなければならない。これに対して、本発明では、各機器が転送データ44を転送するときに、順次自機の稼働状態を決めていくので、通信量を最小限にできるという効果がある。
例えば、複数の機器の中で、予め設定したイベントを検出した機器が、当該イベントの内容に応じて条件判断をし、自機のその後の稼働状態を決定して状態を制御する。同時に、その稼働状態を含む稼働情報42を生成して、当該機器を起点として転送データ44の転送が開始される。
稼働状態を決定する原因となるイベントを検出した機器が、最も上流の機器となって、稼働情報42の転送が開始される。下流の機器は、上流の全ての機器の稼働状態の変化等を知り、自機のその後の稼働状態を決定して連携することができる。図1の例では、ATM1が最も上流の機器であり、ATM3が最も下流の機器である。
イベントには、例えば、ATMの場合、自機に故障が発生、ネットワークや他の機器に故障を発見、自機が故障から復旧した、自機を使用して取引が開始された、自機がタイムアウトになった等の事象をいう。稼働情報42の転送を開始するイベントの種類は、上記の条件判断の基準48に含められて、記憶装置に記憶される。
転送される稼働情報42には、各機器の状態を示す数値データと、各機器が取扱中モードか省エネモードかを区別する稼働状態とを含めるとよい。数値データには、例えば、過去の一週間の使用回数といった使用頻度を示すデータを含めるとよい。また、現在の媒体残数、例えば、金庫に収納した紙片の枚数や、取引履歴印字用シートの残数等も数値データである。各機器の状態を示す各種の数値データが含まれることにより、上流の機器の状態を下流の機器はより具体的に認識できる。
各機器が、隣接する下流側の機器に転送データ44を送信して、その送信に失敗することがある。送信に対して応答がタイムアウトで確認できないときには、該当する下流側の機器に通信障害が発生した旨の稼働情報42を生成して、その稼働情報42を転送データ44に含めてさらに下流側の機器に送信する。即ち、隣接する下流側の機器と通信をして失敗をしたときには、その下流側の機器に代わって通信障害が発生した旨の稼働情報42を生成し、次に続くさらに下流側の機器に転送データ44を送信するとよい。これにより、通信障害を自動的に検出し、同時に、転送データ44の転送を継続できる。
機器の稼働状態には、利用者による機器の取り扱いが可能な取扱中モードと、機器が取扱中モードへの復帰に必要な最小限の機能を残して電源を遮断している省エネモードとが含まれる。必要最小限の機器を取扱中モードにして、待機電力を節減する。さらに、機器の稼働状態には、利用による機器の取り扱いが可能な取扱中モードと、機器の取り扱いを一時的に休止している休止モードとが含まれる。例えば、現金を取り扱う自動化機器20の動作に必要な現金等の媒体の収容量が不足している機器を省エネモードや休止モードにして、設置されている機器同士の媒体収納量を平準化することができる。
上記のような情報を含む転送データ44を受信したとき、各自動化機器20は、次のように稼働状態を決定する。例えば、自機がタイムアウトになったときには、最少稼働台数を残して取扱中モードから省エネモードに稼働状態を移行させることができる。例えば、全部で3台のATMが連携制御の対象になっているときには、少なくとも1台を取扱中モードにしておく。この場合には、最少稼働台数は1台である。
なお、例えば、受信した転送データ44に含まれた全ての取扱中モードの機器の数値情報(取り扱い件数)と、自機のそれとを比較する。上流の取扱中モードのどの機器と比べても、自機の過去の取引件数が低いときは、自機を省エネモードにする。それ以外の場合には、取扱中モードのままでいる。過去の取り扱い件数がもっと低い他の機器がその後タイムアウトになったときに、省エネモードに移行する。これにより、過去の取り扱い件数の低い機器が先に省エネモードに移行するよう制御される。
一方、いずれかの機器に障害が発生したときや、ネットワークに通信障害が発生したときは、無条件で全ての機器が取扱中モードになる。こうした比較的簡単な条件判断の基準48を決めて、記憶装置に記憶させておく。
上流側から順次自機の稼働状態を決定していき、最も下流の機器だけが、制御対象の全ての機器の稼働状態を考慮して自機の稼働状態を決定することになる。条件判断の基準が最適化されていれば、最も上流の機器から最も下流の機器まで転送データ44が転送されていく間に、ループ状の通信ネットワーク32上の全ての機器が、順次適切な稼働状態に設定される。従って、少ない通信量で、短時間に、各機器を、例えば、取扱中モードか省エネモードのいずれかの状態に、各機器の状態を適切に振り分けることができる。
以上のシステムでは、ループ状の通信ネットワーク32に接続された複数の自動化機器20が、転送データ44に含まれた上流の単数または複数の機器の稼働状態を、転送データ44により認識して、自機のその後の稼働状態を決定する。下流側の自動化機器20のその後の稼働状態を判断要素に含めない。転送データ44を上流から下流まで一巡させれば、連携制御が完了するから、通信量が少なくて済む。この実施例では、転送データを上流から下流まで一巡させたとき、1セットの連携制御が終了させることができる。しかし、実施例2以降は、転送データを一周させる。ループ状の通信ネットワーク32は固定不変でもよいが、例えば、複数のループを設定しておいて、一定の条件に従って、いずれかのループを選択してもよい。
図2以下は、具体的な複数のATMの連携制御例説明図である。
図1に示したシステムでは、3台のATMを連携制御する。この実施例では、最も上流の機器ATM1から最も下流の機器ATM3まで転送データ44が転送され、その後ATM1にその転送データが戻されたときに、1セットの連携制御が終了したということにする。上記のイベントはどの機器で何時発生するか分からない。短時間の間に数セットの連携制御が連続して実行される場合もあり得る。従って、転送データ44のヘッダにはそれぞれ、イベント発生時刻と最も上流の機器の識別記号等を含めるとよい。
図1の例で、最も上流の機器から送信された稼働情報42が、ループ状の通信ネットワーク32を一周して最も上流の機器に受信されたとき、1セットの連携制御が終了するように制御している。最も下流の機器に転送データ44が受信され、それが最も上流の機器に戻ってきたときには、最も上流の機器は、通信ネットワーク全体が健全に動作し、連携制御が完結したことを確認できる。この確認処理は、状態制御手段56が実行する。転送データがタイムアウトで戻らないときには、実施例1で下流側の機器の障害を検出したのと同じ処理をすればよい。また、ここまでで、各機器は、自機のその後の適切な状態を決定しているから、全ての機器の稼働情報を認識でき、最後にATM1が自機の状態を決定することもできる。
図2は実施例で使用するデータの構成例説明図である。
図2(a)は、制御の対象になる自動化機器20のループ状ネットワーク中のアドレスリストである。(b)は各自動化機器20の生成する稼働情報の例である。動作モードや媒体残数等、それぞれを記号や数で表示する。(c)は条件判断の基準48中に含められるデータである。ここで示す時間範囲で、連携制御がされる。これ以外の時間では、全ての自動化機器20が取扱中モードにされる。また、少なくとも3台中2台は取扱中モードにするというルールを決める。これを最小稼働台数として記憶装置に記憶させておく。取引タイムアウト時間は30分とする。
図3はATM1で障害が発生した場合の連携制御例説明図である。
図の横軸は転送データの経路を示す。転送データは図の右方向に転送される。各機器の稼働情報には、動作モードと通信障害の有無と自機の故障の有無と自機で待機状態から取引が発生した状態になったことを示す情報と、タイムアウトが発生したことを示す情報と、過去の取引件数と、媒体残数を示す情報とが含まれている。これらが、順に転送される。
まず、ATM1で障害が発生し、自機診断回路68がこれを検出する。状態制御手段56はATM1を点検のための休止モードにする。情報生成手段52は、この状態情報を含む転送データ44を生成する。その結果は記憶装置40に記憶される。通信制御手段54は機器アドレスリスト46を参照して、ATM2に対して転送データ44を転送するように、通信装置58を制御する。
転送データ44を受信したATM2は、その直前のモードが例えば、省エネモードであっても、ATM1に障害が発生したことから、自機の次の状態を取扱中モードにするように決定する。直前のモードに関する情報を下流の機器に通知する必要は無い。状態変化が分かり易いように、図中にその内容を示した。ATM2の状態情報を含む転送データ44がATM3に転送される。ATM3はこれまで取扱中モードであった。ATM1に障害が発生したことから、自機の次の状態も取扱中モードに決定する。ATM3の状態情報を含む転送データ44がATM1に転送されて、1セットの連携制御を終了する。
転送データを受信し、自機の稼働情報を生成して付加した転送データを送信したときに、通信障害を検知した場合には、例えば、転送データの転送を中止する。そして、新たなイベントが発生したことを他の機器に伝えるために、この機器が最上流機器になって、新たな転送データの転送を開始する。即ち、通信障害の検知により、無条件で全ての機器が取扱中モードになるのなら、上流から転送された転送データを破棄してしまって構わない。
取扱中モードで待機していた機器を使用した取引が開始されたときは、例えば、その両側の機器が自動的に取扱中モードになるとよい。従って、取引が開始されたイベントを検出した機器が最上流のATMとして転送データの送信を開始すると、下流に隣接する機器は、取扱中モードになる。さらに、最下流に位置するATMも、転送データを受信した後に取扱中モードになるように制御される。
図4は、ATM1でイベントが発生し、ATM2に障害が発生している場合の連携制御説明図である。
図のように、ATM1イベントが発生したので、ATM1で次の稼働状態を決定した後に、転送データをATM2に転送した。しかし、ATM2から応答が無く、ATM2に障害が発生していることをATM1が検知した。ATM1はATM22の代わりに稼働情報を生成して、転送データに含める。そして、その転送データをATM2を飛び越してATM3に転送する。ATM3はATM2の障害発生を知って、自機の次の稼働状態を取扱中モードにする。そして、その稼働情報を含めた転送データを生成してATM1に転送する。これで、1セットの連携制御を終了する。このように、障害が発生した場合には全てのATMが無条件に取扱中モードになるよう連携制御される。
図5はATM1がタイムアウトイベントを生じた場合の連携制御動作説明図である。
ATM1が直前の取引終了から30分を経過するとタイムアウトが発生する。ここで、ATM1は、過去の取引件数を基準に取扱中モードから省エネモードに移行するように制御される。過去の取引件数は200件である。最少稼働台数を保証することを前提にして、上流の取扱中モードの機器と比較して自機の取引件数が一番低いときは、省エネモードに移行する。ATM1は最上流の機器だから比較するものが無い。従って、条件を満たさないから、自機のその後の稼働状態を取扱中モードに決定する。そうして、転送データをATM2に転送する。
ATM2では、ATM1が取扱中モードで、自機より下流にもう一台ATMがあるから、最少稼働台数は保証できると判断し、取引件数の比較をする。ATM1よりもATM2の取引件数が少ない。取引件数が上流の機器以下のときという条件を満たす。従って、ATM2は次の状態を省エネモードに決定する。そして、転送データを生成してATM3に転送する。
ATM3は既にATM2が省エネモードになったため、その他の条件判断は無しに、自機の状態を取扱中モードに決定する。なお、例えば、4台のATMが連携していて、2台のATMが省エネモードになってよいときには、上記のATM2と同じ判断をすればよい。ATM3からATM1に転送データが戻ったときに1セットの連携制御が終了する。
なお、例えば、ATM2もATM3も取引件数がATM1より多いときは、取引件数が上流の機器以下のときという条件を満たさない。従って、上記の1セットの連携制御でどのATMも省エネモードにならない。その後、他のATMのタイムアウトを待てばよい。
この他に、もっと簡素化された確実な制御も可能である。
まず、データ転送のきっかけになるイベントは、障害検出と取引発生と取引タイムアウトのみとする。障害検出時は、全てのATMが一斉に取扱中モードになる。取引発生時は、隣接するATMを強制的に取扱中モードにする。取引タイムアウトの場合には、最上流のATMが、ループを一周して戻ってきた転送データの内容に応じて、省エネモードに移行する。これだけでも、制御対象機器の適切な省エネ制御が可能になる。具体的には次のように制御する。
例えば、最上流のATMは、タイムアウトしたことを全てのATMに通知し、その転送データが戻ってきたときに、他のATMの稼働情報を知る。一回りして戻ってきた転送データを解析して、取扱中モードのATMの台数をカウントする。例えば、一回りした転送データを受信した最上流のATMが、取扱中モードの機器の台数をカウントして最少稼働台数を越えていると判断したときは、自機が省エネモードに移行してよいと判断する。
さらに、省エネモードに移行する前に、例えば、転送データに含まれた全ての取扱中モードのATMの過去の取り扱い件数を比較する。自機の取り扱い件数が最少であれば、自機のその後の状態を省エネモードに決定する。一方、上記取り扱い件数が他の機器よりも多い場合には、自機のその後の状態を取扱中モードに決定する。この場合には、省エネモードの機器の台数が最少稼働台数を越えたままの状態になる。しかしながら、他の機器も、その後次々と取引タイムアウトになるから、利用度の低いATMから順次取扱中モードに移行することができる。
最下流のATMと、一回りした転送データを受信した最上流のATMは、いずれも、連携制御の対象となっている全てのATMの最新の稼働状態を知ることができる。この一方あるいは両方だけが、省エネモードへの移行判断をするという制御をしてもよい。過去の取り扱い件数のほかに、媒体残数を比較して、自機の媒体残数が少ない場合に省エネモードになるという制御もできる。
図6は最上流機器による転送データ送信動作のフローチャートである。
以下のフローチャートでは、上記のシステムの基本動作の主要な手順を説明する。図6において、状態制御手段56はステップS11で、イベントの監視をする。イベントは割り込みにより通知されるから待機すればよい。この判断の結果がイエスのときはステップS12の処理に移行し、ノーのときは待つ。ステップS12では、現在時刻と図2(c)に示したデータとを比較して、連携制御をすべき時間中かどうかを判断する。この判断の結果がイエスのときはステップS13の処理に移行し、ノーのときは待機する。
ステップS13で、状態制御手段56は条件判断の基準48を読み出して、イベントの内容に応じた自機の稼働状態を決定する。ステップS14では、情報生成手段52が決定した稼働状態に基づいて自機の稼働情報を生成する。ステップS15では、自機を最上流機器に設定する。このときは、例えば、転送データに最上位機器の識別情報や転送データの識別情報を含める等の処理をする。そして、ステップS16で、転送データの生成をし、ステップS17で通信制御手段54が転送データの送信処理をする。
その後、転送データが1周して戻るのを待つ。ステップS18で通信制御手段54が転送データの戻りを確認すると、ステップS19で1セットの処理を終了する。なお、転送データの戻りを確認できずにタイムアップしたような場合には、状態制御手段56が既に説明したネットワーク障害発生のイベント処理をする。ネットワークに障害が発生して全ての機器が相互に通信できないような場合にみ、各機器が障害の発生を検出したらただちに取扱中モードになればよい。
図7は上流から転送データを受信した機器の動作フローチャートである。
まず、ステップS21で、通信制御手段54が転送データの受信をする。ステップS22では、状態制御手段56が条件判断の基準48を参照して自機の稼働状態を決定する。その後、ステップS23で、情報生成手段52が既に説明した要領で自機の稼働情報を生成する。ステップS24では、生成した自機の稼働情報を付加するように転送データの編集をする。その後、通信制御手段54がステップS25で転送データの送信処理をする。
図8は転送データの送信処理動作のさらに詳細なフローチャートである。
転送データを送信するときには、通信制御手段54は、自機に隣接する機器のアドレスを取得する。即ち、ステップS31で、通信制御手段54は、記憶装置40に記憶された機器アドレスリスト46を参照する。次に、通信制御手段54は、転送データの送信準備をして、ステップS32で、送信先に障害が発生しているかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS33の処理に移行し、ノーのときはステップS35の処理に移行する。
ステップS33では、送信先の障害情報を生成する。即ち、下流側に隣接する機器の障害を検出すると、その障害情報を生成し、ステップS34で、生成した障害情報を付加するために転送データの再編集をする。ステップS35では、ネットワーク障害が発生しているかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときは既に説明したように自機を取扱中モードにしてネットワークの復旧を待つ。ノーのときはステップS36の処理に移行する。ステップS36では、ステップS38では、転送データの送信をする。ネットワーク全体の障害のときは、図6のステップS19で説明したとおりの処理になる。
図9は自機障害検出時の動作フローチャートである。
ステップS41で、自機診断回路68が自機の障害発生を検出する。ステップS42では、これを受けて、稼働情報42が自機を休止モードに設定する。情報生成手段52は、ステップS43で、自機の稼働情報の生成をする。以下は、既に説明したとおりの転送データ送信をする。例えば、この転送データを受信した各機器は全て取扱中モードになる。
図10は連携制御時間を終了したときの動作フローチャートである。
ステップS51で、時刻情報を読み取り、図2(c)のデータと照合をして、連携制御時間の終了を検出する。その後は、ステップS52で、取扱中モードに設定をする。
図11は取引タイムアウト制御の動作フローチャートである。
ステップS61で、状態制御手段56は、自機が取引中かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS62の処理に移行する。ノーのときは待機する。取引が開始されると、ステップS62で、取引が終了したかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS63の処理に移行し、ノーのときは待機する。ステップS63では、状態制御手段56がタイマ設定をする。例えば、30分というタイマを設定する。ステップS64では、タイムアウトが発生したかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS65の処理に移行し、ノーのときはタイマを監視し続ける。ステップS65では、既に説明した要領で稼働状態選択処理をする。
図12は、取引タイムアウトイベントのあった機器の動作フローチャートである。
タイムアウトイベントが発生した機器は図12のように動作して、転送データを送信する。これがループを一周して戻ったときに、下記の動作を実行する。まず、ステップS91では、通信制御手段52が、転送データが戻ったかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS92の処理に移行し、ノーのときは待機する。
ステップS92以下は、状態制御手段56が制御する。始めに、転送データに含まれた全ての機器の稼働情報を解析して、取扱中モードの機器数をカウントする。そして、ステップS93で、省エネモードへ移行可かどうかという判断をする。既に最小稼働台数の機器が省エネモードの状態にあるときは、この判断はノーになる。この判断の結果がイエスのときはステップS94の処理に移行し、ノーのときはそのまま処理を終了する。従って、取扱中モードのまま、判断処理を終了する。
ステップS94では、取扱中モードの機器の選択をする。即ち、取扱中モードの機器の数値情報だけを以下の判断の対象にする。ステップS95では、取引件数の比較をする。ステップS96で、自機の取引件数が最小かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS97の処理に移行し、ノーのときはステップS98へ移行する。
ステップS97では、自機のその後の状態を省エネモードにして処理を終了する。一方、ステップS98では、媒体残数が最小かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS99の処理に移行し、ノーのときはそのまま処理を終了する。ステップS99では、自機のその後の状態を省エネ(休止)モードに決定する。金庫の交換等を行う場合には、休止モードとし、まだしばらくは稼働が可能な場合には省エネモードにするとよい。
図13は、実施例4の制御動作説明図である。
図の上から下に向かう矢印の方向に時間が経過するものとする。まず、ATM1に取引中等の何らかのイベントが発生して、ATM1が最上流の機器になったとする。この場合には、転送データが一周してATM1に戻る。そのときに戻った転送データを解析すると、ATM1〜ATM3までの各機器が取扱中モードか省エネモードかを判断することができる。即ち、何台の機器が取扱中モードかをカウントすることができる。これは、最新の全機器の状態を示す情報である。
いずれかの機器に次のイベントが発生するまでは、この状態が続くはずである。そこで、ATM1は、その転送データを記憶装置に記憶しておく。その内容は、図2(b)に示したとおりである。例えば、この中の取扱台数というデータが有効であるとするフラグをオンにしておく。この例では、3台全ての機器が取扱中モードであるという内容になっている。なお、他の機器ATM2とATM3も、転送データを記憶している。しかし、これらの機器は、ATM1に転送データが戻った時点での各機器の状態を知ることができない。従って、取扱台数を有効とするフラグをオフにしておく。
次にATM3に例えば、タイムアウトイベントが発生したとする。このとき、ATM3は取扱台数を有効とするフラグがオフだから、他の機器の状態を確認できない。従って、省エネモードへの移行判断はしないで、イベント発生を示す情報をそのまま下流に転送する。自機の稼働状態は取扱中モードのままにする。一方、ATM3から転送データを受信したATM1は、取扱台数を有効とするフラグがオンになっている。従って、ここで、3台全ての機器が取扱中モードであると認識できる。
最少稼働台数は2台である。自機が省エネモードになっても、最少稼働台数を下回らない。そこで、ATM1は次の状態を省エネモードと決定する。そして、ここで、転送データに、取扱台数が2である旨の情報を含める。これで、ATM1より下流のATMは、最新の他の機器の状態を知ることができる。なお、最上流のATM3は取扱台数を有効とするフラグがオフだから、転送データに取扱台数のデータは含めないか、無効にしておく。さらに、ATM1は自機がこれまで記憶していた取扱台数を無効にする。この情報は最新ではなくなり、その後内容が変化する可能性があるからである。
ATM3は、転送データを受信すると、その内容から、既に取扱台数が最少稼働台数に達していることを知り、省エネモードへの移行判断はしない。また、受信した転送データを記憶装置に記憶し。この中の取扱台数というデータが有効であるとするフラグをオンにしておく。以上のような制御により、最上流の機器以外でも、転送データを受信したときに、最少稼働台数の制限を守りながら省エネモードへの移行が可能になる。とくに、連携制御の対象台数が多いときには、省エネモードへの移行制御がすみやかにできる。
ATM1は、最少稼働台数の制限に関する判断に加えて、上記の実施例で説明したように、他のATMと数値情報を比較して、自機が省エネモードになるべきかどうか判断してもよい。数値情報はあるイベントが発生してから他のイベントが発生するまでに大幅に変化することは少ない。従って、全ての機器が、転送データを受信するたびに全ての機器の数値情報を更新して記憶していて、それを利用して判断してもよい。
数値情報の比較を含めると、例えば、制限内で、あと1台だけ省エネモードに移行できるという状態のとき、自機と下流の機器の媒体残数を比較して、下流の機器の媒体残数が少ないときは、自機は取扱中モードのままにしておくといった制御ができる。以下に、実施例4の制御動作における主要な手順をフローチャートで説明する。
図14は、最上流の機器の動作フローチャートである。
このフローチャートは、最上流の機器に転送データが戻ったときの主要動作を示す。即ち、最上流の機器は、ステップS101において通信制御手段54は、転送データの戻るのを待つ。転送データが戻ったときには、ステップS101において、情報生成手段52が、転送データとともに取扱台数を記憶し、ステップS103でその取扱台数を示すデータが有効である旨のフラグをオンにしておく。
図15は、最上流の機器以外の機器の動作フローチャートである。
まず、ステップS111で、通信制御手段54は、転送データの受信を待つ。転送データを受信したときは、ステップS112に進む。ステップS112では、状態制御手段56は、取扱台数のデータが有効であることを示すフラグを参照して、そのフラグがオンかどうかを判断する。オンであれば、ステップS113に進む。オフであれば、ステップS117に進む。
ステップ113では、記憶装置に記憶された転送データに含まれた取扱台数のデータを参照する。そして、既に説明した要領で、最少稼働台数の制限を守って、自機の次の状態を省エネモードにできるかどうかを判断する。数値情報を加味してもよい。自機の次の状態を決定すればよく、自機の直前の状態は無視して構わない。こうてステップS114で自機のモードを選択した後、ステップS115に進む。
ステップS115では、通信制御手段54が、自機の状態も含めて更新した取扱台数のデータを、転送データに付加して、下流の機器に転送する。同時に、ステップS116で、状態制御手段56は、自機の記憶装置に記憶した取扱台数のデータが有効である旨のフラグをオフにする。これ以外の転送データの取り扱いに関する処理は、先の実施例で述べたとおりである。
取扱台数のデータが有効であることを示すフラグがオフの機器は、ステップS117において、状態制御手段56は、上流側の機器から取扱台数を示す有効なデータの転送が有ったかどうかを判断する。取扱台数を示す有効なデータの転送を受けた場合には、ステップS117以下の処理に進む。ステップS118(自機のモード選択)とステップS119(取扱台数データを付加して転送)とは、ステップS114とステップS115の処理と同一である。
以上の実施例を整理する。連携対象となる複数台の自動化機器が、ループ状の通信ネットワークに接続されていて、予め設定したイベントを検出した機器が、最上流の機器となって、転送データの転送を開始する。イベントには、全ての機器を取扱中モードにさせてしまうものと、次の状態を省エネモードにすることを許容するものを含める。
次の状態を省エネモードにする場合には、最小稼働台数の制限を守ることを前提にする。最小稼働台数は固定値であるが、今現在の取扱中モードの機器台数(取扱台数)は、順次変化する。上流の機器から受信した転送データには、少なくとも、上流の各機器が取扱中モードか省エネモードかを示す情報が含まれている。これは最新の情報である。この情報を利用して、下流の機器の状態を無視して自機の次の状態を決定することができる。即ち、自機が省エネモードになったとしても、予め定められた最小稼働台数を下回らないと判断できる。最下流の機器は、上流の全ての機器の状態を知って自機の次の状態を決定できる。最上流の機器は、ループを一周して戻ってきた転送データを知って次の状態を決定できる。連携制御する機器の性質や環境を考慮して、いずれかの方法を採用すればよい。
また、実施例4のように、最も最近発生したイベントで最上流となった機器は、取扱台数を示す有効な情報を受信しているから、この機器に限っては、記憶装置に保存した転送データを利用できる。さらに、その機器から、取扱台数を示す情報の転送を受けた下流の機器も、この情報を利用できる。これらの制御により、イベントが発生してから転送データを一周させるだけで、複数台の機器の省エネモードへの速やかな移行を連携制御できる。イベントが発生する度にn対nの双方向通信を行って情報交換する必要がない。
また、転送データに含まれた数値データは、省エネモードに移行する場合の判断基準に含めることができる任意のデータを採用できる。例えば、過去一週間の取扱件数の累積値等が好適する。金庫の中の紙幣や硬貨、あるいはレシート印刷用紙等の媒体の残量等も好適する。これらの情報や、制御用のコンピュータプログラムは、固定的でなく、全て、適当なタイミングで各機器の記憶装置にダウンロードできるので、任意の数の機器を自由に連携制御できる。
いずれの場合でも、上流側の機器の数値データと自機の数値データとを比較する。例えば、自機の取扱件数の累積値が最も低い場合とか、取扱中モードの機器の最低のものから数えて2番目のもの以下というように予め設定した基準を満たすとき、自機を省エネモードにするとよい。下流側の機器は無視して構わないが、最小稼働台数の制限は守るようにするとよい。
このほかに、バッテリのみで駆動される自動化機器やバックアップ用バッテリを使用している自動化機器が、複数連携制御されるとき、バッテリの蓄電量を平準化することもできる。即ち、制御対象となる全ての機器のうちの、取扱中モードの機器の駆動用バッテリの蓄電量と自機の駆動用バッテリの蓄電量を比較して、バッテリの蓄電量が低いものほど、先に省エネモードに移行するように、上記の基準を設定するとよい。いずれにしても、予め設定した任意の基準を満たすとき、自機の次の状態を省エネモードに決定すればよい。
上記の実施例において、例えば、連携制御の対象機器のうち1台に障害が発生したとき、障害の復旧まで時間がかかることがある。その場合には、各機器の、図2(a)に示したようなアドレスリストから、障害の発生した機器のアドレスを削除したり、該当するアドレスを使用不可とするフラグを立てるとよい。これにより、ループ状のネットワークを一時的に変更するとよい。これにより、データの転送がより円滑に進む。また、障害が復旧した機器は、自機が最上流の機器になって転送データを送信し、この転送データを受信した他の機器は該当する使用不可のフラグを消せばよい。こうして、任意の機器をループ状のネットワークから一時的に除外し、その後再び加入させることができる。また、この要領で、全く新たな機器をループ状のネットワークに加入させることもできる。
図16は、ATM管理システムの一例を示すブロック図である。
一般には、金融機関の営業店で、複数台の機器20(ここではATM)を設置したときには、それらの取引業務を管理するサーバ70が、ネットワーク30を介して接続されている。上記の連携制御により、各機器20が相互に通信を行って自動的に自機の状態を決定すれば、サーバ70の負担が軽減される。しかしながら、連携制御によって機器間で転送されるデータには、サーバ70が認識しておくべき情報が含まれることも少なく無い。障害が発生したときや、媒体残数が少ない場合等はその例である。そこで、例えば、最上流の機器がループを一周した転送データを受信したときに、その転送データをサーバ70に送信すべきかどうかを判断する。そして、必要と判断したきは、図のように、ネットワーク30を通じてサーバ70に送信するとよい。
なお、上記の機器の演算処理装置にインストールされたコンピュータプログラムは、それぞれ独立したプログラムモジュールを組み合わせて構成してもよいし、全体を一体化したプログラムにより構成してもよい。コンピュータプログラムにより制御される処理の全部または一部を同等の機能を備えるハードウエアで構成しても構わない。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。また、ネットワークを通じて任意のコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
10 自動化機器の状態管理システム
20 自動化機器
30 現実の通信ネットワーク
32 ループ状の通信ネットワーク
40 記憶装置
42 稼働情報
44 転送データ
46 機器アドレスリスト
48 条件判断の基準
50 演算処理装置
52 情報生成手段
54 通信制御手段
56 状態制御手段
58 通信装置
60 回路基板
62 電源装置
64 表示装置
66 現金入出金機
68 自己診断回路

Claims (11)

  1. 制御の対象となる複数の自動化機器が、仮想的にループ状の通信ネットワークに接続されており、
    全ての自動化機器はそれぞれその動作に必要な媒体を収容しており、
    自機の稼働状態を他の機器に通知するための稼働情報を生成する情報生成手段を備え、
    前記機器の稼働状態には、機器の取り扱いが可能な取扱中モードと、機器の保守管理のために取り扱いを一時的に休止している休止モードが含まれており、
    前記通信ネットワークの上流側に隣接する機器から前記稼働情報を受信し、その稼働情報に自機の稼働情報を付加した転送データを、前記通信ネットワークの下流側に隣接する機器に送信する通信制御手段と、
    予め設定したイベントを検出したとき、自機を起点として、自機の稼働情報を含む転送データの転送を開始し、自機の上流側に隣接する機器から前記転送データを受信したときは、その転送データを読み取って、その転送データの内容に応じて、自機のその後の稼働状態を、取扱中モードか休止モードのいずれかに決定して状態を制御する状態制御手段を備えたことを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
  2. 請求項1に記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
    前記複数の機器の中で、予め設定したイベントを検出した機器が、当該イベントの内容に応じて自機のその後の稼働状態を取扱中モードか休止モードのいずれかに決定して状態を制御するとともに、前記稼働状態を含む稼働情報を生成して、当該機器を起点として最も下流の機器まで前記転送データの転送がされることを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
    前記稼働情報には、自機に収容された現金を含む媒体残数を示す情報が含まれており、
    前記状態制御手段は、
    前記自機を起点として最も下流の機器まで前記転送データの転送がされた後、自機にその転送データが戻されたとき、制御対象となる全ての機器のうちの、取扱中モードの機器の媒体残数と自機の媒体残数を比較して、予め設定した基準を満たすとき、自機の次の状態を休止モードに決定することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
  4. 請求項3に記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
    前記状態制御手段は、
    取扱中モードから休止モードに移行できる自動化機数に制限が設定されていて、
    あと1台だけ別モードに移行できるという状態にあると判断したとき、自機と下流の機器の媒体残数を比較して、下流の機器の媒体残数が少ないときは、自機を取扱中モードのままにしておくように制御することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
    前記稼働情報には、自機に障害が発生した旨の情報が含まれることを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
    各機器は、前記通信制御手段が、隣接する下流側の機器に転送データを送信して、その送信に失敗したときには、前記情報生成手段は、該当する下流側の機器に通信障害が発生した旨の稼働情報を生成し、前記通信制御手段が、その稼働情報を転送データに含めてさらに下流側の機器に送信することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
  7. 請求項3または4に記載のに記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
    制御対象となる全ての機器のうちの、取扱中モードの機器の過去の取引件数と自機の過去の取引件数を比較して、予め設定した基準を満たすとき、自機の次の状態を休止モードに決定することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
  8. 請求項3または4に記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
    前記制御対象の自動化機器に、通信障害が発生した機器が含まれるとき、当該通信障害が発生した機器を前記ループ状のネットワークから一時的に除外して、新たなループ状のネットワークを設定することを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の自動化機器の状態管理システムにおいて、
    前記転送データが、前記各機器の動作を管理するサーバに対して、所定のタイミングで送信されることを特徴とする自動化機器の状態管理システム。
  10. 自動化機器のコンピュータを、請求項1に記載の各手段として機能させるコンピュータプログラム。
  11. 請求項10に記載のコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
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