JP2014063242A - 移動体情報通信装置 - Google Patents

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真治 加藤
Yasuo Sasaki
康夫 佐々木
Seiji Furuya
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Takeharu Sakata
武晴 坂田
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Abstract

【課題】事故による衝撃を検出した際にカメラが撮影した車両周辺の映像を保存するにあたり路車間通信により取得した信号機の情報を利用するようにした移動体情報通信装置を提供する。
【解決手段】移動体に搭載され、少なくとも信号機の信号機情報を送信する路側機からの情報を受信する移動体情報通信装置において、前記路側機から送信される信号機情報を受信する通信部7と、前記移動体からの映像を撮影するカメラ11、12と、前記カメラ11,12により撮影された映像を記憶する映像記憶部14と、自車に加えられる衝撃を検知する衝撃検知センサ15と、前記衝撃検知センサが衝撃を検出した場合、前記カメラ11,12により撮影した映像を保存させる際、前記信号機情報に基づき、少なくとも信号機の色情報を前記映像と共に保存させる制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体情報通信装置に関するものであり、特に、移動体に搭載され、信号機等に設置された路側機との間で情報を送受信するドライブレコーダ機能を備えた移動体情報通信装置に関するものである。
近年、情報通信技術を用いて、交通事故や渋滞等の道路交通情報の提供、運転支援、車両間での情報交換等を行うことにより、道路交通の問題の解決を図る高度交通通信システム(ITS:intelligent transport systems)の開発が進んでいる。
ITSの中でも特に安全運転支援システムを扱う分野における自動車向け無線通信の形態は路車間通信と車車間通信とに大別できる。路車間通信は信号機等に設置された路側機と車両が情報を通信するのに対し、車車間通信は車両同士が直接情報の通信を行う。
信号機等に設置された路側機や高速道路のそばに設置された路側機などと車両とが情報を通信する路車間通信装置も知られている。このような路車間通信装置としては、例えば、下記の特許文献1(特開2012−084167号公報)に開示されている路上通信システムや特許文献2(特開2005−227987号公報)に開示されている信号情報提供システムを挙げることができる。
特許文献1に開示されている路上間通信システムは、交通信号制御機が、現時点で表示している信号灯色(以下、作成時信号灯色という)と当該作成時信号灯色が開始してからの経過時間、各信号灯色の点灯時間に基づいて、作成時信号灯色及び将来に表示する予定の各信号灯色並びにこれらの継続時間に関する信号情報を作成し、交差点に流入する各道路に設置された各路上装置に送信し、当該路上装置が車載装置(移動体情報通信装置)に対して当該信号情報を送信するように構成されている。
特許文献2に開示されている信号情報提供システムは、信号機の信号情報を送信する信号情報送信装置を設置し、車両には、信号情報を受信する信号情報受信装置と、信号機の信号の規制状態の変化を事前に報知する車両用装置を設置し、車両用装置は、車両の現在位置を検出する検出手段と、地図上の現在位置に基づいて信号情報受信装置を介して信号機の識別番号に応じた信号情報を受信して利用者に報知するように構成されている。
また、車両事故の発生原因を解析するための装置として、車両に設置したカメラを用いて事故発生前後にカメラが撮影した車両周辺の映像をメモリに記憶し、あるいは、事故発生前後の車速、加速度、ブレーキ圧、ハンドル舵角等の車両走行情報を記録するドライブレコーダが知られている。
例えば、特許文献3(特開2004−224105号公報)では、車両に搭載した前方カメラ及び後方カメラを用いて車両の前後の映像を撮影し、その映像を車両の位置情報及び時刻情報とともにバッファに常時記録しておき、衝撃検知センサが衝撃を検知したとき、バッファに記録されている映像等を映像記憶部に記憶して保存するように構成されたドライブレコーダを提案している。
また、特許文献4(特開2006−127206号公報)では、車外撮影用の撮像カメラと、衝撃等を感知する衝撃感知センサ、画像データを一時的に保持するための画像バッファリング部、及び、画像データの圧縮処理を行う画像圧縮部、圧縮された画像データを
記録する為の画像記録部、カーバッテリーからの給電を受ける電源部と当該電源部内に具備されている二次給電装置から構成され、事故による衝撃を検出した際にカメラが撮影した車両周辺の映像を保存するようにしたドライブレコーダを提案している。
特開2012−084167号公報 特開2005−227987号公報 特開2004−224105号公報 特開2006−127206号公報
特許文献1、特許文献1のような路上通信システムを構成する移動体情報通信装置にドライブレコーダの機能を搭載することが可能である。すなわち、特許文献3や特許文献4のように車両にカメラを搭載し、移動体情報通信装置によってカメラの映像の録画、保存を制御することができる。
しかしながら、特許文献3や特許文献4のドライブレコーダでは、事故による衝撃を検出した際にカメラが撮影した車両周辺の映像を保存し、あるいは、その時の車速、加速度、ブレーキ圧、ハンドル舵角等の車両走行情報を記録するものではあるが、カメラで撮影した映像に必ずしも信号機の映像が含まれるとは限らない。その場合、信号機がどのような状態であったかを確認できないという不具合が生じる。そのような状況では、別の方法により信号機の状態を検証しなければならない。
本発明は、上記の問題点を解消することを課題とするものであり、事故による衝撃を検出した際にカメラが撮影した車両周辺の映像を保存するにあたり、路車間通信により取得した信号機の情報を利用するようにした移動体情報通信装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、移動体に搭載され、少なくとも信号機の信号機情報を送信する路側機からの情報を受信する移動体情報通信装置において、前記路側機から送信される信号機情報を受信する通信部と、前記移動体からの映像を撮影するカメラと、前記カメラにより撮影された映像を記憶する映像記憶部と、自車に加えられる衝撃を検知する衝撃検知センサと、前記衝撃検知センサが衝撃を検出した場合、前記カメラにより撮影した映像を保存させる際、前記信号機情報に基づき、少なくとも信号機の色情報を前記映像と共に保存させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる移動体情報通信装置において、前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、地図情報を記憶する地図情報記憶部と、を備え、前記信号機情報は信号機のID情報を含み、前記制御部は、前記現在位置と前記地図情報と前記ID情報に基づいて前記移動体の進行方向前方の信号機を特定し、該当する路側機から送信される信号機情報を特定することを特徴とする。
本願の請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる移動体情報通信装置において、前記制御部は、前記現在位置と前記地図情報に基づいて移動体の進行方向と交差点を特定して前記移動体の進行方向前方の信号機を特定することを特徴とする。
本願の請求項4にかかる発明は、請求項2又は請求項3にかかる移動体情報通信装置に
おいて、前記制御部は、マップマッチングにより前記移動体の進行方向前方の信号機を特定することを特徴とする。
本願の請求項5にかかる発明は、請求項1にかかる移動体情報通信装置において、交差点の手前に設置され、進行方向前方の信号機のIDを含む情報を送信するビーコン発信機からの情報を受信するビーコン受信部を備え、前記制御部は前記ビーコン受信部が受信した情報に含まれるIDに基づいて移動体の進行方向前方の信号機を特定することを特徴とする。
請求項1にかかる発明においては、移動体に搭載され、少なくとも信号機の信号機情報を送信する路側機からの情報を受信する移動体情報通信装置において、前記路側機から送信される信号機情報を受信する通信部と、前記移動体からの映像を撮影するカメラと、前記カメラにより撮影された映像を記憶する映像記憶部と、自車に加えられる衝撃を検知する衝撃検知センサと、前記衝撃検知センサが衝撃を検出した場合、前記カメラにより撮影した映像を保存させる際、前記信号機情報に基づき、少なくとも信号機の色情報を前記映像と共に保存させる制御部と、を備える。
このように構成することにより、事故による衝撃を検出した際にカメラが撮影した車両周辺の映像を保存するにあたり、路車間通信により取得した信号機の色の情報を同時に保存することができ、事故の際に信号機がどのような状態であったかを容易に確認することができる。従って事故の際に別の方法により信号機の状態を検証する必要もなくなる。
請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかる移動体情報通信装置において、前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、地図情報を記憶する地図情報記憶部と、を備え、前記信号機情報は信号機のID情報を含み、前記制御部は、前記現在位置と前記地図情報と前記ID情報に基づいて前記移動体の進行方向前方の信号機を特定し、該当する路側機から送信される信号機情報を特定することにより、容易に移動体の進行方向前方の信号機の信号機情報を得ることができる。
請求項3にかかる発明においては、請求項2にかかる移動体情報通信装置において、前記制御部は、前記現在位置と前記地図情報に基づいて移動体の進行方向と交差点を特定して前記移動体の進行方向前方の信号機を特定することで、容易に移動体の進行方向前方の信号機の信号機情報を得ることができる。
請求項4にかかる発明においては、請求項2又は請求項3にかかる移動体情報通信装置において、前記制御部は、マップマッチングにより前記移動体の進行方向前方の信号機を特定することにより、容易に移動体の進行方向前方の信号機の信号機情報を得ることができる。
請求項5にかかる発明においては、請求項1にかかる移動体情報通信装置において、交差点の手前に設置され、進行方向前方の信号機のIDを含む情報を送信するビーコン発信機からの情報を受信するビーコン受信部を備え、前記制御部は前記ビーコン受信部が受信した情報に含まれるIDに基づいて移動体の進行方向前方の信号機を特定する。このような構成により容易に移動体の進行方向前方の信号機の信号機情報を得ることができる。
本発明の実施例における移動体情報通信装置の構成ブロック図である。 移動体情報通信装置の信号機情報取得の処理手順を示すフローチャートである。 移動体情報通信装置のカメラ画像の記録処理手手順を示すフローチャートである。 車車間通信により自車に最も早く接近する他の車両を特定する概念を説明する図である。 本発明の他の実施例における移動体情報通信装置の構成ブロック図である。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための移動体情報通信装置を例示するものであって、本発明をこの移動体情報通信装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の移動体情報通信装置にも等しく適応し得るものである。例えば、本発明にかかる移動体情報通信装置は、ナビゲーション装置に組み込まれた装置であってもよく、また、車両から取り外して持ち運びが可能な装置であってもよい。
図1は、本発明の実施例における移動体情報通信装置10の構成ブロック図である。移動体情報通信装置10は、制御部1と、表示部2と、操作部3と、現在位置検出部4と、地図情報記憶部5と、走行軌跡記憶部9と、バッテリ6と、通信部7と、報知部8と、前方カメラ11と、後方カメラ12と、バッファ13と、映像記憶部14と、衝撃検知センサ15とを備える。移動体情報通信装置10は、移動体、例えば、自動車等の車両に搭載される。
制御部1は、移動体情報通信装置10の全体を総括的に制御する制御手段である。制御部1は、CPUとROMとRAM(いずれも不図示)とを含む。ROMには、制御部1が実行するプログラム、プログラムの実行に必要なパラメータやデータが記憶される。CPUは、ROMに記憶されている各種プログラムを実行する。RAMは、各種処理の過程で得られるデータや、各種処理の結果得られるデータを一時的に格納する。これらのCPU、RAM、ROM等は、バスを介して接続される。なお、CPU、ROM及びRAMは、これらの一部または全部を1チップに集積化しても構わない。
表示部2は、地図画面(目的地への経路、自車(移動体情報通信装置10が搭載された移動体)の現在位置を示すマーク等を含む地図画像を表示する画面)やメニュー画面を表示するための表示手段である。また、表示部2には、前方カメラ11により撮影された映像又は後方カメラ12により撮影された映像を表示させることもできる。
操作部3は、ユーザがメニュー等を操作するための入力操作手段である。なお、操作部3としては、移動体情報通信装置10の本体に各種のキーやボタンを設けてもよいし、表示部2にタッチパネル機能を付加してもよい。また、操作部3としては、移動体情報通信装置10本体を遠隔操作するためのリモートコントローラとしてもよい。
現在位置検出部4は、自車の現在位置を検出するものであり、GPS受信機、自立航法手段、位置計算用CPU等を含んで構成される。自立航法手段は、操角センサ、加速度センサ、距離センサや方位センサ等からなり、自車の走行距離と進行方向とをそれぞれ検出し、これらの値の積算値に基づいて現在位置を求める。また、GPS受信機は、複数のGPS衛星から送られてくる電波をGPSアンテナで受信し、3次元測位処理又は2次元測位処理を行うことにより、自車の絶対位置及び走行方向を計算する。ここで、走行方向は、現時点の自車位置と直前の自車位置とに基づいて計算される。なお、走行方向の検出方法は、特に限定されず、例えば、タイヤの回転方向から検出することとしてもよいし、方位センサを用いて検出してもよい。また、現在位置検出部4は、移動体情報通信装置10が搭載された自車の走行速度から検出してもよい。走行速度は、車速センサや加速度セン
サの出力から算出してもよいし、GPS履歴間の走行距離とGPS受信時刻との差から算出してもよい。
地図情報記憶部5には、移動体情報通信装置10によって参照される地図情報や、当該地図情報上の特定の地点がユーザの自宅の位置や会社の位置等として記憶される。地図情報には、ネットワークデータ(ノードデータ、リンクデータ)が含まれる。地図情報記憶部5としては、NANDフラッシュやSDメモリカードなどを好適に用いることができる。地図情報記憶部5は、移動体情報通信装置10に内蔵しても構わないし、移動体情報通信装置10に着脱可能な構成としても構わない。なお、地図情報には、地図画像が含まれていてもよい。地図画像は、地図情報に含まれるネットワークデータに基づき、表示部2に描画させてもよい。また、地図情報は、予め地図情報記憶部5に記憶される以外にも、後述する通信部7が路側機などから受信し、受信した地図情報を地図情報記憶部5に記憶させてもよい。
ここで、地図情報に含まれるネットワークデータは、道路をその屈曲点、分岐点等の結節点をノードとするノードデータと、それぞれのノード間を結ぶ経路をリンクとしたリンクデータとから構成される。ノードデータは、ノード番号、ノードの位置座標(緯度・経度)、道路種別、交差点情報や交差点名称などを示す情報等のノード属性、さらに接続リンク本数、接続リンク番号のデータを含んで構成されてもよい。また、リンクデータは、リンクの始点及び終点となるノード番号、道路種別(一般道路、高速道路)、距離及び/又は所要時間等を含むリンクコスト、国道○号線のような道路名称、進行方向のデータ、制限速度情報等を含んで構成される。リンクデータには、上記に加えて、リンク属性として、橋、トンネル、踏切、料金所、駐車可能領域を含む駐車場等のデータが付与される。
本実施例においては、自車が現在走行している道路や道路上の交差点手前の位置などは、制御部1が現在位置検出部4によって検出される自車の現在位置(進行方向や走行速度も加えてもよい)と地図情報とに基づき、マップマッチング処理を行うことで特定することができる。
なお、マップマッチング処理については、制御部1が行なってもよいが、現在位置検出部4が行なってもよい。すなわち、GPS受信機及び/又は自律航法手段を用いて検出した現在位置と地図情報とに基づき、マップマッチング処理を行い、マップマッチング処理を行なった現在位置を修正された現在位置として制御部1へ出力してもよい。
走行軌跡記憶部9は、移動体情報通信装置10が搭載された自車の走行軌跡情報が記憶される。具体的には、現在位置検出部4によって検出される自車の現在位置と地図情報記憶部5に記憶されている地図情報とに基づいて、所定時間毎、現在位置が検出される毎、或いは所定距離毎に自車の走行位置に関する情報を自車の走行軌跡情報として記憶する。自車の走行位置に関する情報(走行軌跡情報)としては、日時(例えば、位置座標を記憶した日時)、各日時における現在位置を示す緯度X及び経度Zからなる位置座標(マップマッチング処理後の位置座標でもよい)、自車が走行している道路の道路名(国道○号線など)と、その道路における自車の現在位置から最も近い(最寄の)ノード番号が記憶される。
なお、走行軌跡のデータ量が走行軌跡記憶部9の容量を越える場合、制御部1は古いデータを消去して新しいデータを記憶させる。また、走行軌跡記憶部9への記憶は、ユーザが操作部3を用いて記録指示を行ったときから記録停止の指示(電源オフでもよい)が行われるまでの間の車両情報及び地図情報に基づき生成してもよいし、移動体情報通信装置10の電源がオンされている場合は常に生成してもよい。また、走行軌跡情報は、移動体情報通信装置10が生成せずとも、他の装置が生成した走行軌跡情報を有線/無線通信な
どの種々の方法で取得し、走行軌跡記憶部9に記憶してもよい。

バッテリ6は、移動体情報通信装置10の携帯使用時における電源供給手段であり、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池を好適に用いることが可能である。もちろん、バッテリ6として、アルカリマンガン乾電池やマンガン乾電池などの一次電池を用いても構わないし、燃料電池を用いても構わない。
通信部7は、自車(移動体)の移動体情報通信装置10と通信可能な信号機等に設置された路側機(図示せず)から送信される信号機の信号機情報を受信する受信部(図示せず)とを有する。通信方法は、無線通信や赤外線通信などの非接触通信とすることが好ましい。路側機から送信される信号機情報には、該当する信号機のID、当該信号機がその時点で点灯している色の情報、点灯開始時刻、残り点灯時間などの情報が含まれる。
報知部8は、各種情報の報知処理を行う。例えば、報知部8は、各種の情報、例えば、走行中の道路名や交差点名、あるいは、信号機情報を車両の運転者に報知することができる。報知方法は、内容を理解することができる方法であれば特に制限されないが、例えばスピーカ(不図示)を介して所定の音声を出力することにより行うことができる。また、各種情報の報知は、表示部2に所定の文字や画像等を表示することによって行ってもよく、その場合、表示部2も報知部として機能する。あるいは、音声と表示を同時に行うこととしてもよい。なお、報知部8及び表示部2は、別の構成として設けているが、報知方法が表示部2への所定の文字や画像等の表示を含む場合には、報知部8に表示部2が含まれる構成としてもよい。
前方カメラ11は、自車の前方に設置され、前方の映像を撮影するための撮影手段である。また、後方カメラ12は、自車の後方に設置され、後方の映像を撮影するための撮影手段である。なお、前方カメラ11及び後方カメラ12は、自車の左右に設置され、計4台のカメラにより構成してもよい。
バッファ13は、前方カメラ11及び/又は後方カメラ12により撮影された映像を一時的に記憶する記憶手段である。バッファ13には、例えば、LIFO(Last In First Out)で10分間の映像を格納することができる。バッファ13には、例えば、10分間の映像が格納された後、次の10分間の映像が上書きされる。
映像記憶部14は、バッファ13に記憶された映像のうち、制御部1により保存が指定された前方カメラ及び/又は後方カメラの映像が記憶される。
衝撃検知センサ15は、自車に加えられる衝撃を検知する。衝撃検知センサ15としては、例えば、加速度センサ、圧力センサ等を挙げることができる。衝撃検知センサ15は、検知した信号の値が所定の閾値を超える場合、衝撃が加えられたことを示す信号を出力する。
制御部1は、衝撃検知センサが15衝撃を検出した場合、カメラにより撮影した映像を保存させる際、受信した信号機情報に基づき、少なくとも信号機の色情報を映像と共に保存させる制御を行う。
次に、移動体情報通信装置10の動作について、図2、図3の処理フローチャートに基づいて説明する。図2は、路側機からの信号機情報取得の処理手順を示すフローチャート、図3は、カメラ画像の記録の処理手順を示すフローチャートである。
先ず、図2を参照して路側機から送信される信号機情報の取得の処理手順について説明
する。制御部1は、通信部7を介して路側機と常時通信を行っており、路側機からの信号機の信号機情報を受信する(ステップS101)。信号機情報には、該当する信号機のID、当該信号機がその時点で点灯している色の情報、点灯開始時刻、点灯継続時間や残り点灯時間などの情報が含まれる。
次に制御部1は、車両の進行方向前方の信号機のIDを含む信号機情報を取得したか否かを判定する(ステップS102)。そしてIDに基づいて進行方向前方の信号機を特定する(ステップS103)。車両の進行方向前方の信号機のIDを含む信号機情報を取得していない場合には(ステップS102のNO)、ステップS101の信号機情報の受信を繰り返す。
ステップS103の処理で進行方向前方の信号機が特定されたならば、制御部1は受信した信号機情報に基づいて前方信号機の色を特定し(ステップS104)、特定された前方信号機の色を報知部8に報知する(ステップS105)。この報知により自車両の利用車(運転者)に前方信号機の色を認識させることができる。
次いで、制御部1は自車両が交差点を通過したか否かを判定する(ステップS106)。交差点の通過は交差点の退出路に設置された路側機が送信するビーコンを受信することで判定することができる。また、現在位置と地図情報に基づくマップマッチング処理に基づいて交差点を通過したか否かを判定することもできる。交差点の通過が判定される(ステップS106のNO)と本フローに基づく信号機情報の取得処理は終了する。なお、次の交差点に接近するとこの処理が再度実行されることはいうまでもない。
次に、図3を参照してカメラ画像の記録の処理手順について説明する。制御部1は、カメラ(前方カメラ11,後方カメラ12)が撮影した映像をバッファ13に記憶する(ステップS201)。次いで、衝撃検知センサ15が衝撃を検出したか否かを判定する(ステップS202)
衝撃を検出しなければステップS201の処理に戻り、衝撃を検出したならば(ステップS202のYES)、制御部1は、車両の進行方向前方の信号機の信号機情報を取得しているか否かを判定する(ステップS203)。進行方向前方の信号機の信号機情報を取得していなければ、ステップS205の処理に進み、バッファ13に記憶した映像を記憶手段である映像記憶部14に保存する。
進行方向前方の信号機の信号機情報を取得していれば(ステップS203のYES)、制御部1は、バッファ13に記憶した映像を信号機情報と共に記憶手段である映像記憶部14に保存して処理を終了する。保存される信号機情報は、少なくとも該当する進行方向前方の信号機の色情報であってよい。
このような処理により、事故による衝撃を検出した際にカメラが撮影した車両周辺の映像を保存するにあたり、路車間通信により取得した信号機の色の情報を同時に保存することができ、事故の際に信号機がどのような状態であったかを容易に確認することができる。従って事故の際に別の方法により信号機の状態を検証する必要もなくなる。
なお、以上の説明において、カメラは前方カメラ11,後方カメラ12を有する例を説明したが、前方カメラ11を左右2台、後方カメラ12を左右2台設ける構成とすることもできる。このように構成すれば、広範囲の映像を取得することができる。
また、移動体情報通信装置10に他の車両に設置された移動体情報通信装置と通信する車車間通信の機能を付加すれば、複数設置されたカメラ(前方カメラ11,後方カメラ12)の映像のうち、自車両に最も早く接近する他の車両に向いているカメラの映像を選択
して記憶することもできる。
図4は、その概念を説明する図である。図4に示すように、道路16を走行している自車17の前後の他車18f及び18rから現在位置、移動速度等を含む走行情報を取得し、前後の他車18f及び18rまでの距離Lf及びLrを算出する。そして、この距離Lf及びLrの変化を算出することにより、他車18f及び18rが自車17に接近しているか否かを判定することができる。なお、自車17に接近する他車があるか否かは、他車18f及び18rから受信した他車18f及び18rの移動速度と、自車17の移動速度とを比較して判定することもできる。
図5は、本発明の他の実施例における移動体情報通信装置10の構成ブロック図である。実施例1においては、地図情報、現在位置に基づき車両の進行方向前方の信号機を特定する構成を説明した。しかしながら、前方信号機は他の方法によっても特定することができる。図5に示す移動体情報通信装置10は、実施例1の移動体情報通信装置10の構成に加えて、ビーコン受信部16を備えている。
図5に示す移動体情報通信装置10においてビーコン受信部16以外の構成は、図1に示す移動体情報通信装置10の構成と同様であり、説明の重複を避けるため以下においてはビーコン受信部16の機能についてのみ説明する。
交差点の手前に車線毎に進行方向前方の信号機の付与されたIDの情報を送信するビーコン発信機(図示せず)が設けられている。移動体情報通信装置10は、ビーコン受信部16によりビーコン発信機が送信する信号機のIDの情報を受信する。これにより、制御部1は、ビーコン受信部16により受信したID情報に基づいて車両の進行方向前方の信号機を特定し、該当する路側機から送信される信号機情報を特定することができる。従って、容易に移動体の進行方向前方の信号機の信号機情報を得ることができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更することが可能である。
また、前方カメラ11又は後方カメラ12により撮影した映像は、一旦バッファ13に格納させた後、衝撃検知センサ15が衝撃を検知した時点で映像記憶部14に記憶させるようにしているが、バッファ13に格納せず、映像記憶部14に直接映像を記憶させるようにしてもよい。この場合、衝撃を検知する以前に記憶された映像は、衝撃を検知した後、上書きを禁止する状態で映像記憶部14に保存するようにすればよい。
さらに、上述した実施例では、移動体として車両にカメラを設置した場合について説明したが、移動体としては、例えば、自転車やオートバイ等の二輪車や、歩行者であってもよい。
1・・・制御部
2・・・表示部
3・・・操作部
4・・・現在位置検出部
5・・・地図情報記憶部
6・・・バッテリ
7・・・通信部
8・・・報知部
9・・・走行履歴記憶部
10・・・移動体情報通信装置
11・・・前方カメラ
12・・・後方カメラ
13・・・バッファ
14・・・映像記憶部
15・・・衝撃検知センサ
16・・・ビーコン受信部

Claims (5)

  1. 移動体に搭載され、少なくとも信号機の信号機情報を送信する路側機からの情報を受信する移動体情報通信装置において、
    前記路側機から送信される信号機情報を受信する通信部と、
    前記移動体からの映像を撮影するカメラと、
    前記カメラにより撮影された映像を記憶する映像記憶部と、
    自車に加えられる衝撃を検知する衝撃検知センサと、
    前記衝撃検知センサが衝撃を検出した場合、前記カメラにより撮影した映像を保存させる際、前記信号機情報に基づき、少なくとも信号機の色情報を前記映像と共に保存させる制御部と、
    を備えることを特徴とする移動体情報通信装置。
  2. 前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、地図情報を記憶する地図情報記憶部と、を備え、
    前記信号機情報は信号機のID情報を含み、
    前記制御部は、前記現在位置と前記地図情報と前記ID情報に基づいて前記移動体の進行方向前方の信号機を特定し、該当する路側機から送信される信号機情報を特定することを特徴とする請求項1に記載の移動体情報通信装置。
  3. 前記制御部は、前記現在位置と前記地図情報に基づいて移動体の進行方向と交差点を特定して前記移動体の進行方向前方の信号機を特定することを特徴とする請求項2に記載の移動体情報通信装置。
  4. 前記制御部は、マップマッチングにより前記移動体の進行方向前方の信号機を特定することを特徴とする請求項2又は請求3に記載の移動体情報通信装置。
  5. 交差点の手前に設置され、進行方向前方の信号機のIDを含む情報を送信するビーコン発信機からの情報を受信するビーコン受信部を備え、前記制御部は前記ビーコン受信部が受信した情報に含まれるIDに基づいて移動体の進行方向前方の信号機を特定することを特徴とする請求項1に記載の移動体情報通信装置。
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