JP2014061755A - 液圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール性を向上させた液圧制御装置を提供する。
【解決手段】液圧制御装置のブロック3内の制御弁、液圧ポンプ等を制御する制御回路が収容されたバスバー体12から、ブロック3側に向けて、電動モータ25に電力を供給するモータポスト30を立設する。モータポスト30には、大径部30Lとそれに連続する小径部30sを形成し、大径部30Lの端面に熱硬化性シール部材を塗布してシール部40を形成し、ブロック3には、モータポスト30が挿入される、大径孔3aL,小径孔3asを有した挿入孔3aを形成する。前記熱硬化性シール部材の硬化後にモータポスト30を挿入孔3aに挿入し、モータポスト30の通電部31の先端に設けた端子部33を、電動モータ25に形成された受電部25aに嵌合して電気的に接続し、ビス51,52により一体化する。
【選択図】図3

Description

本発明は、液圧ユニットと電子制御装置が一体化された液圧制御装置に関する。
従来の液圧制御装置としては、例えば特許文献1に記載のブレーキ圧制御装置が知られている。特許文献1には、ECU(Electronic Control Unit)からの電力をモータに供給するターミナルを保護及び絶縁するためのターミナルホルダーをハウジング内の挿通孔に挿入し、ターミナルホルダーと挿通孔の間にシール部材としてのOリング(オーリング)を配置してブレーキフルードがECU内部に浸入するのを防止することが開示されている。
特開2010−47131号公報
しかしながら特許文献1に記載のブレーキ圧制御装置は、シール部材としてOリングを用いているため、ターミナルホルダーをハウジング内の挿通孔に挿入するときに、捻れが生じてシール性が低下する恐れがあった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、シール性を向上させた液圧制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の液圧制御装置は、液圧を供給する液圧回路、液圧の供給を制御する制御弁および前記液圧を供給するための液圧ポンプを収容した液圧ブロックと、前記液圧ポンプを駆動する電動アクチュエータと、前記電動アクチュエータを駆動制御するための回路が搭載された制御基板と、前記制御基板から電動アクチュエータに電力を供給するモータポストとを備えて構成された液圧制御装置において、前記液圧ブロックには前記モータポストが挿入される挿入孔が形成され、前記モータポストは通電部と通電部を被覆する絶縁部とを備え、前記絶縁部の少なくとも一部の外周に熱硬化性シール部材からなるシール部を形成し、前記シール部によって、前記挿入孔と前記モータポストの間をシールすることを特徴としている。
本発明によれば、シール部を構成する熱硬化性シール部材がモータポストに硬化するので、モータポストを液圧ブロックの挿入孔に挿入するときに、前記シール部材と挿入孔との摩擦による捻れを抑制しシール性の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態例の液圧制御装置全体の分解斜視図。 本発明の一実施形態例の要部平面図。 図1の液圧制御装置を矢印Y方向に見た要部の正面分解図。 図1の液圧制御装置を矢印Y方向に見た要部の正面図。 本発明の他の実施形態例の要部正面図。 本発明の実施形態例におけるシール位置と変形量の関係を示す特性図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。
自動車のブレーキシステムは、断面積の小さい一方のシリンダに設けた一方のピストンにブレーキペダルを連結し、該一方のシリンダには断面積の大きい他方のシリンダを連結して圧油を満たし、他方のシリンダに設けた他方のピストンを、ブレーキ倍力装置と更には、横滑り等が生じた場合に姿勢を制御する車両姿勢制御装置であるESC(Electronic Stability Control)を介して各車輪のブレーキに連結している。
本実施形態は、前記ESC装置を制御する電子制御装置に適用したものである。
まずABS装置の構成を簡単に説明する。ABS装置は、ブレーキペダルの踏み込み量に応じてブレーキ圧を発生させるマスターシリンダと、該マスターシリンダと車輪のホィールシリンダとを連通させるメイン通路と、該メイン通路に設けられブレーキ液圧を制御する電磁開閉弁としての常開ソレノイド型の増圧弁と、メイン通路に設けられブレーキ液圧を制御する電磁開閉弁としての常閉ソレノイド型の減圧弁と、メイン通路に設けられてホィールシリンダにブレーキ液圧を吐出する液圧ポンプ(プランジャポンプ等)と、ホィールシリンダから排出された1ブレーキ液を前記減圧弁を介して貯留する一方、プランジャポンプの作動によりブレーキ液をメイン通路に供給するリザーバタンクとを備えている。
前記増圧弁はブレーキ操作時にマスターシリンダからのブレーキ液圧をホィールシリンダに供給するために制御するものであり、前記減圧弁はホィールシリンダの圧力が所定値以上になって車輪にスリップが生じた際に開弁してブレーキ液をリザーバタンクへ戻すために制御するものである。
前記増圧弁および前記減圧弁(液圧の供給を制御する制御弁)は、後述する電子制御装置からの制御信号に基づいて通電または非通電して開閉操作される。そして、増圧弁の開閉により各ホィールシリンダのブレーキ液圧が増減あるいは保持される。
前記増圧弁および前記減圧弁を設けた液圧ユニットとしての油圧ユニット1と、該油圧ユニット1を制御する電子制御装置2とを図1〜図4に示す。
尚、図1は全体の分解斜視図、図2は図1のブロック3側から矢印X方向に見た平面図、図3は図1の矢印Y方向に見た要部の正面分解図、図4は図1の矢印Y方向に見た要部正面図を各々示している。
図1の下部の油圧ユニット1は、アルミニュウム合金材によって形成されたブロック3の上面に保持穴を形成し、該保持穴に、前記増圧弁および減圧弁として機能する複数のソレノイドバルブ4と、油圧センサ5と、ソレノイドバルブ4を開閉制御するためのコイルユニット6とを備えて構成されている。また、ブロック3には、ソレノイドバルブ4と連通するメイン通路やサブ通路(液圧回路)が形成され、前記メイン通路にブレーキ油圧を供給する図示しないプランジャポンプが設けられ、ブロック3の下部には前記液圧ポンプ(プランジャポンプ等)を駆動する電動モータ25(電動アクチュエータ)が設けられている(図3、図4)。
図1の上部の電子制御装置2は、バスバー構成体7と、プリント基板8と、金属製のカバー9とにより構成されている。
油圧ユニット1には電子制御装置2を構成するバスバー構成体7が結合されている。該バスバー構成体7は、略四角形の平面板からなるバスバー体12と、該バスバー体12から油圧ユニット1側に立設された四角形の筒状の周囲壁10と、バスバー体12の互いに対向する両辺7a,7b側に各々形成されたフランジ部27とを備えている。
前記バスバー体12には、コネクタを支持する四角形の板状のコネクタ支持部13が、該バスバー体12を図1の左方(図2〜図4の右方)へ延長する方向へ一体に形成されて片持ち支持されている。該コネクタ支持部13には、油圧ユニット1側へ突出する状態で、コネクタ14が形成されている。
前記バスバー体12の両辺7a,7bに形成されたフランジ27には、ビスが挿入される孔27a〜27dが設けられ、該孔27a〜27dと対向するブロック3の部位には前記ビスが螺着されるネジ孔28a〜28dが形成されている。
プリント基板8には、前記コイルユニット6にソレノイドバルブ4の開閉動作の切り換え信号を出力したり、前記電動モータ25のステータに電力を供給したりするための図示しないパワー電子回路が設けられている。
このパワー電子回路は、インバータの駆動を制御する図示しない半導体スイッチ素子(MOS−FET)を備えており、図3、図4に示すようにプリント基板8は、バスバー体12に設けた複数の接続端子19の各一端にはんだ接続部を介して接続されている。
前記半導体スイッチ素子の放熱のため、プリント基板8には放熱シート8aが接着されている。
バスバー体12には、通電部31と該通電部31を被覆する絶縁部32を有した円柱形状のモータポスト30がブロック3側に向けて立設され、前記複数の接続端子19のいずれかの他端はモータポスト30の通電部31の一端部(バスバー体12側端部)に電気的に接続されている。
モータポスト30は、ブロック3を貫通して形成された挿入孔3aに挿入され、通電部31の他端の端子部33は、電動モータ25に凹形状に形成された受電部25aに嵌合して電気的に接続される。
尚、モータポスト30の構成と、モータポスト30と挿入孔3a間をシールするシール部の構成は後で詳細に説明する。
プリント基板8の、コネクタ支持部13寄りで且つバスバー体12の辺7b側の部位には、電磁ノイズを低減させる電磁フィルタ回路を構成するアルミ電解コンデンサ16aとコイル17aが配設され、各々の端子はプリント基板8にはんだ付けされている。
また、図1、図3、図4のように、バスバー体12およびコネクタ支持部13には、図示しない信号コネクタに接続される複数の端子や、モータリレーや半導体スイッチ素子(FET)を駆動するための制御信号用の端子などがプリント基板8側へ向って突設されており、これらはプリント基板8に接続されている。
また、図3、図4に示すように、プリント基板8のコネクタ支持部13寄りの部位には接続端子20が設けられており、該接続端子20の先端部は前記コネクタ14の内部に臨んでいる。コネクタ14から、接続端子20を介してプリント基板8の前記パワー電子回路に給電され、更に前記モータポスト30を介して電動モータ25に給電される。
また、図2に示すように、バスバー体12の一辺7a(アルミ電解コンデンサ16a,コイル17aの配設位置とは対向する側の辺)側のコネクタ支持部13寄りの部位にはアルミ電解コンデンサ16b、コイル17bが配設されている。
尚、図2は、図1に示す油圧ユニット1と電子制御装置2を一体化したときに、ソレノイドバルブ4、油圧センサ5、コイルユニット6がバスバー体12の周囲壁10で囲まれる領域に収容された状態をブロック3側から図示矢印X方向にみた平面図である。
バスバー体12の前記周囲壁10とは反対側の面には、カバー9が設けられている。即ち、バスバー体12からコネクタ支持部13にわたってカバー9が装着され、該カバー9とバスバー体12・コネクタ支持部13との間に前記プリント基板8が収容されている。
該カバー9は、図1に示すように外周部9aと該外周部9aの一方の端面を塞ぐ蓋部9bとから構成されている。該カバー9における外周部9aの他方の端面の周縁には、図1に示すように外側へ向って突出させてフランジ部9cが形成されている。カバー9としては、放熱性および耐ノイズ性を確保するため、金属製のものが用いられている。
一方、バスバー体12・コネクタ支持部13には、両者にわたって、周縁には図1に示すように外周突起部11aが形成され、該外周突起部11aの内側に畝状突起部11bが形成され、両者の間にシール面11が形成されている。該シール面11にはカバー9の前記フランジ部9cの下面が当接している。
前記カバー9の前記フランジ部9cの先端を前記バスバー構成体7へ向って延長させた部分には係合部9eが形成され、バスバー構成体7には該係合部9eと係合してバスバー構成体7からカバー9が外れるのを拘束する係止部10eが形成されている。
次に本発明の要部であるモータポスト、モータポストが挿入される挿入孔、挿入孔とモータポストの間をシールするシール部の各詳細を説明する。尚、図3、図4は、図1を、図1の背面(バスバー構体7の一辺7a側)から図示矢印Y方向に見た要部の正面を表しているが、図2で図示したアルミ電解コンデンサ16b、コイル17bおよび油圧センサ5は図示省略している。
本実施形態例におけるモータポスト30は、バスバー体12からブロック3側に向けて立設された本体内部が通電部31として形成され、その通電部31の外周に、通電部31を被覆する絶縁部32が形成され、通電部31の先端に2本の端子からなる端子部33が設けられている。
前記絶縁部32のバスバー体12側の略半分の部位の径を比較的大きくして大径部30Lを形成し、ブロック3側の略半分の部位の径を比較的小さくして小径部30sを形成している。さらに、通電部31の端子部33側の先端は、小径部30sの径寸法から徐々にそれよりも小さい寸法となるように形成されて端子部33に固着されている。
前記大径部30Lと小径部30sの境界部位、すなわち大径部30Lの小径部30s側端面には、熱硬化性シール部材からなるシール部40が塗布等により形成されている。
ブロック3の前記モータポスト30と対向する部位には、該部位をモータポスト30の軸方向に貫通した挿入孔3aが形成されている。
この挿入孔3aは、モータポスト30が挿入されたときの形状に合わせた、モータポスト30の小径部30sの全域が挿入可能な比較的径の小さい小径孔3asと、大径部30Lの小径部30s側端の部位およびシール部40が挿入可能な比較的径の大きい大径孔3aLとを有している。
前記シール部40を構成する熱硬化性シール部材は、モータポスト30を挿入孔3aに挿入する前に塗布され、モータポスト30に接着する。その後、モータポスト30をブロック3の挿入孔3aに挿入し、ビス51をフランジ部27の孔27a〜27dに通してブロック3のネジ孔28a〜28dに螺合しビス止めを行い、ビス52を、電動モータ25のフランジ25bに設けた孔(図示省略)に通してブロック3の下面に設けたネジ孔(図示省略)に螺合しビス止めを行なう。
尚図3、図4では、孔27c、27dおよびネジ孔28c、28dのみを図示している。
このようにして油圧ユニット1と電子制御装置2が一体化される。これによって、従来のOリングを用いることなくブロック3の挿入孔3aとモータポスト30の間をシールすることができる。
シール部40の熱硬化性シール部材はモータポスト30に硬化するので、モータポスト30の挿入時に前記シール部材と挿入孔3aとの摩擦による捻じれを抑制することができ、シール性の低下を抑制できる。
また、モータポスト30にシール部40を形成した後にブロック3の挿入孔3aに挿入するので、モータポスト30とシール部材とを一体的に挿入することができ、従来のようにOリングを別個に挿入するなどの工数を低減させることができる。
また、モータポスト30の大径部30Lの小径部30s側端面は、熱硬化性シール部材を塗布する目標部位となるためシール部40を容易に形成することができる。
また、前記シール部40形成時の熱硬化性シール部材、例えばゴム系熱硬化接着剤(CIPG;Cured In Place Gasket)は、モータ駆動回路のノイズ除去用の部品(アルミ電解コンデンサ、コイル)の防振接着剤を共用して、同時に硬化することにより、組み付け工程を削減することができる。
すなわち、モータポスト30をブロック3の挿入孔3aに挿入する前に、図2に示す位置P1(モータポスト30のシール部40の形成位置)、位置P2(アルミ電解コンデンサ16bの配設位置)、位置P3(コイル17bの配設位置)にゴム系熱硬化接着剤(CIPG)を塗布して同時に硬化させるものである。
また、モータポスト30を前記挿入孔3aに挿入した後、ビス51、52によってビス止めし一体化することにより、シール部40をモータポスト30の挿入方向に押圧してシールすることになるので、接触性が向上してシール性が向上する。
また、モータポスト30はシール部40を支点として振動するが、モータポストのシール位置による振動モードは図6のように表される。図6はECU(電子制御装置2)側とモータ(電動モータ25)側の間の各シール位置における変形量の関係を示しており、(b)のように支点から外れるほど固有振動数が下がって振幅が大きくなり、振動発生加速度も大きくなるので、支点は(a)のように中央がベストである。
各製品毎のレイアウト上の制約(大きさ、厚み等の制約)を考慮して、本実施形態例では、モータポスト30の大径部30Lの軸方向長さL1と小径部30sの軸方向長さL2との比L1/L2が0.8〜1.2の範囲となる位置にシール部40を形成するものである。
このように構成することによって、モータポスト30の固有振動数を大きくして振幅を小さくすることができ、振動の大きさを低減することができる。これによって、電子制御装置2に搭載されている、比較的低周波数を検出する加速度センサなどに悪影響を与えることがない。
また、本発明の他の実施形態例として、図5に示すように、大径部、小径部を設けずに同一径でモータポスト50を構成し、モータポスト50の外周部位にシール部60を形成しても良い。図5において図4と同一部分は同一符号をもって示している。
図5において、モータポスト50は、バスバー体12からブロック3側に向けて立設された本体内部が通電部51として形成され、その通電部51の外周に、通電部51を被覆する絶縁部52が形成され、通電部51の先端に2本の端子からなる端子部53が設けられている。
通電部51の端子部53側の先端は、モータポスト50の本体の径寸法から徐々にそれよりも小さい径寸法となるように形成されて端子部53に固着されている。
モータポスト50の軸方向略中央部位の絶縁部52には、熱硬化性シール部材からなるシール部60が塗布等により形成されている。
ブロック3の前記モータポスト50と対向する部位には、該部位をモータポスト50の軸方向に貫通した挿入孔3bが形成されている。
この挿入孔3bの径は、モータポスト50の絶縁部52よりも若干大きい径に形成されている。
前記シール部60を構成する熱硬化性シール部材は、モータポスト50を挿入孔3bに挿入する前に塗布され、モータポスト50に硬化する。その後、モータポスト50をブロック3の挿入孔3bに挿入し、前記図3の場合と同様にビス51、52によってビス止め、固定を行って油圧ユニット1と電子制御装置2を一体化させる。
これによって、従来のOリングを用いることなくブロック3の挿入孔3bとモータポスト50の間をシールすることができる。
また、本実施形態例においても前記図3、図4の場合と同様に、モータポスト50の挿入時にシール部60のシール部材と挿入孔3bとの摩擦による捻じれを抑制することができ、シール性の低下を抑制できる。
また、モータポスト50とシール部材とは一体的に挿入することができ、従来のようにOリングを別個に挿入するなどの工数を低減させることができる。
また、図2に示す位置P1〜P3にゴム系熱硬化接着剤(CIPG)を塗布して同時に硬化させることにより、組み付け工程を削減することができることも、前記実施形態例(図3、図4)と同様である。
また本実施形態例の場合もモータポスト50はシール部60を支点として振動するので、前記図3、図4の場合と同様に、シール部60を、モータポスト50の軸方向長さの略半分に位置する部位に形成する。
すなわち、モータポスト50の、バスバー体12側端からシール部60までの軸方向長さL1とシール部60から通電部51の電動モータ25側端までの軸方向長さL2との比L1/L2が0.8〜1.2の範囲となる位置にシール部60を形成するものである。
このように構成することによって、モータポスト50の固有振動数を大きくして振幅を小さくすることができ、振動の大きさを低減することができる。これによって、電子制御装置2に搭載されている、比較的低周波数を検出する加速度センサなどに悪影響を与えることがない。
以上のように本発明の実施形態例によれば、シール性を向上させた液圧制御装置を提供することができる。
従来技術、例えば特許文献1に記載の技術では、ECU側からOリングをOリング収容孔に挿入した後にモータ側からターミナルを挿入することになるので、ターミナルの挿入によってOリングに挿入圧がかかり、ターミナルとの間の摩擦により捻れが生じる恐れがあった。
また、ターミナルの挿入とOリングの取り付けを別々に行なう必要があるため、Oリングのコストに加え、取り付け工数がかかることによりコスト低減が難しい問題がある。また、ハウジングに径の異なる孔を加工する必要があるため、加工工数がかかる問題があった。
これに対して本実施形態例では、Oリングを廃止して部品点数削減による原価低減を実現することができる。また、組み付け工数削減が可能となる。また、Oリングの捻れや誤組み付けを防止でき、品質向上が図れる。また、シール部の形成位置をモータポストの軸方向略中央部にすることで、モータポストの固有振動数を上げて振幅を下げ、耐振性を向上することができる。
これによって、電子制御装置に搭載されている、比較的低周波数を検出する加速度センサなどに悪影響を与えることがない。
また図3、図4の実施形態例では、シール部40をモータポストの大径部30Lと小径部30sが連続する部位の大径部先端面に形成したので、ビス止めにより油圧ユニット1と電子制御装置2を一体化したとき、シール部40をモータポスト30の挿入方向に押圧してシールすることになるので、接触性が向上してシール性が向上する。
また図5の実施形態例では、モータポスト50に大径部、小径部を設けていないので、モータポスト50、ブロック3の挿入孔3bの製造工程が簡素化される。
1…液圧ユニット
2…電子制御装置
3…ブロック
3a,3b…挿入孔
3aL…大径孔
3as…小径孔
4…ソレノイドバルブ
5…油圧センサ
6…コイルユニット
7…バスバー構体
7a,7b…辺
8…プリント基板
9…カバー
10…周囲壁
12…バスバー体
13…コネクタ支持部
14…コネクタ
16a,16b…アルミ電解コンデンサ
17a,17b…コイル
19,20…接続端子
25…電動モータ
25a…受電部
25b…フランジ
27…フランジ部
27a〜27d…孔
28a〜28b…ネジ孔
30,50…モータポスト
30L…大径部
30s…小径部
31,51…通電部
32,52…絶縁部
33,53…端子部
40,60…シール部
51,52…ビス

Claims (3)

  1. 液圧を供給する液圧回路、液圧の供給を制御する制御弁および前記液圧を供給するための液圧ポンプを収容した液圧ブロックと、前記液圧ポンプを駆動する電動アクチュエータと、前記電動アクチュエータを駆動制御するための回路が搭載された制御基板と、前記制御基板から電動アクチュエータに電力を供給するモータポストとを備えて構成された液圧制御装置において、
    前記液圧ブロックには前記モータポストが挿入される挿入孔が形成され、
    前記モータポストは通電部と通電部を被覆する絶縁部とを備え、
    前記絶縁部の少なくとも一部の外周に熱硬化性シール部材からなるシール部を形成し、
    前記シール部によって、前記挿入孔と前記モータポストの間をシールすることを特徴とする液圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の液圧制御装置において、
    前記モータポストの絶縁部は、前記制御基板側の大径部と、大径部の前記電動アクチュエータ側に小径部が形成されており、
    前記液圧ブロックの挿入孔は、前記大径部が挿入される大径孔と、前記小径部が挿入される小径孔が形成され、
    前記シール部は、前記大径部の先端面に形成されていることを特徴とする液圧制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液圧制御装置において、
    前記シール部は、モータポストの前記制御基板側端からシール部までの軸方向長さと、モータポストの前記電動アクチュエータ側端からシール部までの軸方向長さとの比が0.8から1.2の範囲となる位置に形成されていることを特徴とする液圧制御装置。
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