JP2014061575A - クーラントろ過装置及びろ過方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】、クーラントろ過装置の構成の簡素化を図りつつ、クーラントに混入した異物のろ過をより確実に行なう。
【解決手段】クーラントの循環系配管12を構成する、水平配管部22自体に構築される異物除去手段26を備える。異物除去手段26のセパレータ24は、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮ることで、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントWに混入する異物を、クーラントの流れを利用して、若しくは異物に作用する重力によって、セパレータ24に受動的に取り込む。セパレータ24に一旦取り込んだ異物を、水平配管部22から排出して回収することで、クーラントをろ過する。水平配管部22を通過して循環系配管12の更に下流側へと流れ、研削機10の研削点ないし計測点10aへと再供給されるクーラントは、異物が除去された状態となる。
【選択図】図1
【解決手段】クーラントの循環系配管12を構成する、水平配管部22自体に構築される異物除去手段26を備える。異物除去手段26のセパレータ24は、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮ることで、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントWに混入する異物を、クーラントの流れを利用して、若しくは異物に作用する重力によって、セパレータ24に受動的に取り込む。セパレータ24に一旦取り込んだ異物を、水平配管部22から排出して回収することで、クーラントをろ過する。水平配管部22を通過して循環系配管12の更に下流側へと流れ、研削機10の研削点ないし計測点10aへと再供給されるクーラントは、異物が除去された状態となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、切削加工等に用いられるクーラントに混入した異物を除去するための、ろ過装置及びろ過方法に関するものである。
部品の製造において、主に最終工程にて実施される研削、計測工程では、クーラント(研削液)を循環させて再利用することが一般的である。このため、再利用されるクーラントに異物が混入していると、図5(a)に示されるように、ワーク100の機械加工面102に、切削屑等の異物104が付着してしまう場合がある。
このような場合には、工具ヘッド(又は測定子)106を用いて、機械加工面102の研削を行なう際に、図5(b)に示されるように、工具ヘッド(又は測定子)106と機械加工面102との間に、異物104を巻き込んで研削が行なわれることによる、いわゆる「異物引きずり(模式的に符号Dで示す)」が発生し、機械加工面102に傷を発生させてしまうおそれがある。
したがって、従来から、研削機や測定器のクーラントの循環系には、クーラントに混入する異物をろ過するための、クーラントろ過装置が設けられている(例えば、特許文献1〜3参照)。
このような場合には、工具ヘッド(又は測定子)106を用いて、機械加工面102の研削を行なう際に、図5(b)に示されるように、工具ヘッド(又は測定子)106と機械加工面102との間に、異物104を巻き込んで研削が行なわれることによる、いわゆる「異物引きずり(模式的に符号Dで示す)」が発生し、機械加工面102に傷を発生させてしまうおそれがある。
したがって、従来から、研削機や測定器のクーラントの循環系には、クーラントに混入する異物をろ過するための、クーラントろ過装置が設けられている(例えば、特許文献1〜3参照)。
さて、従来のクーラントろ過装置は、フィルタを用いるものや、フィルタを用いずに沈降槽にて異物を分離するものが存在する。これら従来のクーラントろ過装置は、クーラントから異物104を除去する能力においては、十分なものである。しかしながら、フィルタの点検、交換作業が必要であり、交換作業手順を誤ると、せっかくフィルタに補足した異物104を、クーラントのクリーン側に戻してしまうといった不具合が発生するものである。又、使用中にフィルタの破れ等が発生すると、異物104の補足自体できなくなるおそれがある。更に、フィルタのメッシュよりも細かい異物104が補足されずに、クーラント内に残り、それらが互いに結合して大きな異物104へと成長するおそれがある。そして、補足されなかった異物104がワーク100の機械加工面102へと再供給されると、上述の問題を引き起こす要因となる。
又、従来のフィルタを用いないクーラントろ過装置は、異物の除去を確実にするためには、ある程度の大きさの異物沈降槽が必要となり、設備の小型化を促進する上での障壁となっている。
又、従来のフィルタを用いないクーラントろ過装置は、異物の除去を確実にするためには、ある程度の大きさの異物沈降槽が必要となり、設備の小型化を促進する上での障壁となっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、クーラントろ過装置の構成の簡素化を図りつつ、クーラントに混入した異物のろ過をより確実に行なうことにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)クーラントの循環系配管を構成する、水平配管部の管内に、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮るようにして配置されたセパレータを含み、前記水平配管部内のクーラントに混入する異物を、前記セパレータに取り込むことが可能な、異物除去手段を備えるクーラントろ過装置(請求項1)。
本項に記載のクーラントろ過装置は、クーラントの循環系配管を構成する、水平配管部自体に構築される、異物除去手段を備えるものである。この異物除去手段は、セパレータは、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮る、セパレータを含んでいる。そして、水平配管部内のクーラントに混入する異物を、クーラントの流れを利用して、若しくは異物に作用する重力によって、セパレータに受動的に取り込むものである。そして、セパレータに異物を取り込むことで、クーラントをろ過する。このため、水平配管部を通過して循環系配管の更に下流側へと流れるクーラントは、異物が除去された状態となる。
本項に記載のクーラントろ過装置は、クーラントの循環系配管を構成する、水平配管部自体に構築される、異物除去手段を備えるものである。この異物除去手段は、セパレータは、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮る、セパレータを含んでいる。そして、水平配管部内のクーラントに混入する異物を、クーラントの流れを利用して、若しくは異物に作用する重力によって、セパレータに受動的に取り込むものである。そして、セパレータに異物を取り込むことで、クーラントをろ過する。このため、水平配管部を通過して循環系配管の更に下流側へと流れるクーラントは、異物が除去された状態となる。
なお、異物の除去作用を十分に発揮させるために、異物除去手段が配置される水平配管部の長さを十分に確保し、若しくは、循環系配管を構成する複数箇所の水平配管部に設けることが望ましい。又、水平配管部内のクーラントに混入する異物を、クーラントの流れを利用して、若しくは異物に作用する重力によって、セパレータに受動的に取り込む機能を発揮する限りにおいて、水平配管部は完全に水平である必要はない。この限りにおいて、水平配管部には若干の傾斜を有する、略水平配管部を含むものである。
(2)上記(1)項において、前記セパレータは、前記水平配管部におけるクーラントの流れ方向上流から下流に向けて下方傾斜する遮蔽プレートであるクーラントろ過装置(請求項2)。
本項に記載のクーラントろ過装置は、セパレータが、水平配管部におけるクーラントの流れ方向上流から下流に向けて下方傾斜する遮蔽プレートを備えるものである。そして、遮蔽プレートと管内壁とにより囲まれた部分に、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントに混入する異物を、クーラントの流れ若しくは異物に作用する重力によって取り込むものである。そして、セパレータに取り込んだ異物を回収することで、クーラントをろ過するものである。
本項に記載のクーラントろ過装置は、セパレータが、水平配管部におけるクーラントの流れ方向上流から下流に向けて下方傾斜する遮蔽プレートを備えるものである。そして、遮蔽プレートと管内壁とにより囲まれた部分に、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントに混入する異物を、クーラントの流れ若しくは異物に作用する重力によって取り込むものである。そして、セパレータに取り込んだ異物を回収することで、クーラントをろ過するものである。
(3)上記(1)(2)項において、前記異物除去手段は、前記異物に対し、磁気を作用させる励磁手段を含むクーラントろ過装置(請求項3)。
本項に記載のクーラントろ過装置は、異物除去手段が励磁手段を含み、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントに混入する異物や、セパレータに取り込まれた異物に対し、励磁手段により磁気を作用させる。そして、鉄系等の磁性を有する異物のセパレータ内への取り込みを促し、又、セパレータ内に保持するものである。
本項に記載のクーラントろ過装置は、異物除去手段が励磁手段を含み、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントに混入する異物や、セパレータに取り込まれた異物に対し、励磁手段により磁気を作用させる。そして、鉄系等の磁性を有する異物のセパレータ内への取り込みを促し、又、セパレータ内に保持するものである。
(4)上記(3)項において、前記励磁手段は、前記水平配管部の外周壁面の、管路断面が前記セパレータによって部分的に遮られる範囲に沿って、磁石が配置されてなるクーラントろ過装置(請求項4)。
本項に記載のクーラントろ過装置は、水平配管部の外周壁面の、管路断面がセパレータによって部分的に遮られる範囲に沿って配置された磁石の磁力によって、鉄系等の磁性を有する異物を、セパレータ内に保持するものである。
なお、ここで用いられる磁石は、永久磁石や電磁石等を適宜用いるものである。永久磁石の場合には、水平配管部の外周壁面に対して移動させ、若しくは離間接近させることで、磁力を調整するものである。また、電磁石の場合には、励磁電流を調整することで、磁力を調整するものである。
本項に記載のクーラントろ過装置は、水平配管部の外周壁面の、管路断面がセパレータによって部分的に遮られる範囲に沿って配置された磁石の磁力によって、鉄系等の磁性を有する異物を、セパレータ内に保持するものである。
なお、ここで用いられる磁石は、永久磁石や電磁石等を適宜用いるものである。永久磁石の場合には、水平配管部の外周壁面に対して移動させ、若しくは離間接近させることで、磁力を調整するものである。また、電磁石の場合には、励磁電流を調整することで、磁力を調整するものである。
(5)上記(1)から(4)項において、前記水平配管部が、前記水平配管部の上流側及び下流側に位置する接続配管部に対して、配管の軸周りに回転可能に設置されているクーラントろ過装置(請求項5)。
本項に記載のクーラントろ過装置は、水平配管部の上流側及び下流側に位置する接続配管部に対して、水平配管部を配管の軸周りに回転させることで、水平配管部の管路断面におけるセパレータの位置を変えて、異物の捕獲及び回収を行なうものである。具体的には、水平配管部の管内のセパレータが、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮る位置にあるとき、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントに混入する異物を、クーラントの流れ若しくは異物に作用する重力によって、セパレータへと取り込むものである。
本項に記載のクーラントろ過装置は、水平配管部の上流側及び下流側に位置する接続配管部に対して、水平配管部を配管の軸周りに回転させることで、水平配管部の管路断面におけるセパレータの位置を変えて、異物の捕獲及び回収を行なうものである。具体的には、水平配管部の管内のセパレータが、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮る位置にあるとき、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントに混入する異物を、クーラントの流れ若しくは異物に作用する重力によって、セパレータへと取り込むものである。
一方、水平配管部の管内のセパレータが、管路断面を管内壁上端からから所定高さに渡って遮る位置となるように、水平配管部を配管の軸周りに回転させることで、セパレータに取り込まれた異物を、異物に作用する重力によって、セパレータから管路内のクーラントへと浮遊させる。この状態で、配管内のクーラントを排出することで、異物の回収を行なうものである。
又、水平配管部の外周壁面の、管路断面が前記セパレータによって部分的に遮られる範囲に沿って、磁石が配置されてなる励磁手段を備える場合には、例えば、励磁手段の位置を固定した状態で、水平配管部を配管の軸周りに回転させ、水平配管部の管路断面におけるセパレータの位置を変えることで、セパレータに取り込まれた異物に作用する磁気を減少させ、又は、セパレータから異物が出ることを促すように、磁気を作用させる。そして、セパレータから管路内のクーラントへと浮遊させて、配管内のクーラントを排出することで、異物の回収を行なうものとなる。
又、水平配管部の外周壁面の、管路断面が前記セパレータによって部分的に遮られる範囲に沿って、磁石が配置されてなる励磁手段を備える場合には、例えば、励磁手段の位置を固定した状態で、水平配管部を配管の軸周りに回転させ、水平配管部の管路断面におけるセパレータの位置を変えることで、セパレータに取り込まれた異物に作用する磁気を減少させ、又は、セパレータから異物が出ることを促すように、磁気を作用させる。そして、セパレータから管路内のクーラントへと浮遊させて、配管内のクーラントを排出することで、異物の回収を行なうものとなる。
(6)上記(1)から(5)項において、前記異物除去手段は、前記水平配管部に対して逆流方向にクーラントを供給する、逆洗手段を備えるクーラントろ過装置(請求項6)。
本項に記載のクーラントろ過装置は、異物除去手段の逆洗手段によって、水平配管部に対して逆流方向にクーラントを供給することで、配管内をフラッシング(逆洗)するものである。そして、フラッシングの実施により、セパレータに取り込まれた異物を、管路内のクーラントへと浮遊させ、配管内のクーラントを積極的に排出することで、異物の回収を、より効率的に行なうものとなる。
本項に記載のクーラントろ過装置は、異物除去手段の逆洗手段によって、水平配管部に対して逆流方向にクーラントを供給することで、配管内をフラッシング(逆洗)するものである。そして、フラッシングの実施により、セパレータに取り込まれた異物を、管路内のクーラントへと浮遊させ、配管内のクーラントを積極的に排出することで、異物の回収を、より効率的に行なうものとなる。
(7)クーラントの循環系配管を構成する、水平配管部の管内に、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮るようにしてセパレータを配置し、前記水平配管部内のクーラントに混入する異物を、クーラントの流れ若しくは異物に作用する重力によって前記セパレータに一旦取り込んだ後に、前記水平配管部から排出するクーラントろ過方法(請求項7)。
(8)上記(7)項において、前記セパレータに、前記水平配管部におけるクーラントの流れ方向上流から下流に向けて下方傾斜する遮蔽プレートを用い、該遮蔽プレートと管内壁とで囲まれた部分に異物を捕獲するクーラントろ過方法(請求項8)。
(9)上記(7)(8)項において、前記異物に対し、選択的に磁気を作用させるクーラントろ過方法(請求項9)。
(10)上記(9)項において、前記水平配管部の外周壁面の、管路断面が前記セパレータによって部分的に遮られる範囲に沿って、磁石を配置するクーラントろ過方法(請求項10)。
(8)上記(7)項において、前記セパレータに、前記水平配管部におけるクーラントの流れ方向上流から下流に向けて下方傾斜する遮蔽プレートを用い、該遮蔽プレートと管内壁とで囲まれた部分に異物を捕獲するクーラントろ過方法(請求項8)。
(9)上記(7)(8)項において、前記異物に対し、選択的に磁気を作用させるクーラントろ過方法(請求項9)。
(10)上記(9)項において、前記水平配管部の外周壁面の、管路断面が前記セパレータによって部分的に遮られる範囲に沿って、磁石を配置するクーラントろ過方法(請求項10)。
(11)上記(7)から(10)項において、前記水平配管部を、前記水平配管部の上流側及び下流側に位置する接続配管部に対して、配管の軸周りに回転可能に設置し、前記水平配管部を回転させて管路断面におけるセパレータの位置を変えて、異物の捕獲及び回収を行なうクーラントろ過方法(請求項11)。
(12)上記(7)から(11)項において、前記水平配管部に対して、逆流方向にクーラントを供給して、前記セパレータに捕獲された異物の回収を促すクーラントろ過方法(請求項12)。
そして、上記(7)から(12)項に記載の、クーラントろ過方法によれば、各々、上記(1)から(6)項のクーラントろ過装置に対応する作用を奏するものである。
(12)上記(7)から(11)項において、前記水平配管部に対して、逆流方向にクーラントを供給して、前記セパレータに捕獲された異物の回収を促すクーラントろ過方法(請求項12)。
そして、上記(7)から(12)項に記載の、クーラントろ過方法によれば、各々、上記(1)から(6)項のクーラントろ過装置に対応する作用を奏するものである。
本発明はこのように構成したので、クーラントろ過装置の構成の簡素化を図りつつ、クーラントに混入した異物のろ過をより確実に行なうことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて説明する。なお、以下の説明において、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、同一の符号を付して、詳しい説明を省略する。
図1(a)(b)に示される研削機10は、クーラントの循環系配管12を備えている。クーラントの循環系配管12は、研削機10の研削点ないし計測点10aの工具ヘッド又は測定子に対し、クーラントを供給すると共に、ワークの加工又は測定に際して使用されたクーラントを回収し、クーラントに混入した異物をろ過して、研削点ないし計測点10aへと再び供給するものである。
クーラントの循環系配管12は、具体的には、タンク14、ポンプ16、フィルタ18及びクーラントろ過装置20を備えている。このうち、タンク14、ポンプ16、フィルタ18については、従来のクーラントろ過装置に用いられるものを、適宜採用することが可能である。
クーラントの循環系配管12は、具体的には、タンク14、ポンプ16、フィルタ18及びクーラントろ過装置20を備えている。このうち、タンク14、ポンプ16、フィルタ18については、従来のクーラントろ過装置に用いられるものを、適宜採用することが可能である。
一方、本発明の実施の形態に係るクーラントろ過装置20は、図1(c)(d)に示されるような特徴を有している。このクーラントろ過装置20は、クーラントの循環系配管12を構成する配管中から、適宜選択された水平配管部22を、構成要素に含むものである。この水平配管部22は、後述の励磁手段34の影響を受けて磁化されることがないように、ステンレス等の非磁性体により構成されている。そして、水平配管部22の管内に、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮るセパレータ24を含んでいる。このセパレータ24は、水平配管部22内を流れ若しくは満たされたクーラントに混入する異物104(図5参照)を取り込み、回収する、異物除去手段26を構成するものである。
なお、異物除去手段26による異物の除去作用を十分に発揮させるために、異物除去手段26が配置される水平配管部22の長さを十分に確保し、若しくは、循環系配管12を構成する複数箇所の水平配管部22に設けることが望ましい。又、水平配管部22内のクーラントに混入する異物104(図5)を、セパレータ24に取り込む機能を発揮する限りにおいて、水平配管部22は完全に水平である必要はない。この限りにおいて、水平配管部22には、若干の傾斜を有する、略水平配管部を含むものである。
なお、異物除去手段26による異物の除去作用を十分に発揮させるために、異物除去手段26が配置される水平配管部22の長さを十分に確保し、若しくは、循環系配管12を構成する複数箇所の水平配管部22に設けることが望ましい。又、水平配管部22内のクーラントに混入する異物104(図5)を、セパレータ24に取り込む機能を発揮する限りにおいて、水平配管部22は完全に水平である必要はない。この限りにおいて、水平配管部22には、若干の傾斜を有する、略水平配管部を含むものである。
セパレータ24は、水平配管部22におけるクーラントの流れ方向(矢印F)の上流から下流に向けて下方傾斜する、複数の遮蔽プレート28によって構成されている。このため、遮蔽プレート28及び管内壁30により囲まれた部分が、いわゆる袋小路状に形成される(本説明では、この遮蔽プレート28及び管内壁30により囲まれた部分を、便宜上「袋小路部32」という。)。これら遮蔽プレート28の、設置間隔及び設置高さについては、異物104を捕獲するに適するように、適宜設定されるものである。図示の例では、水平配管部22の管路断面は四角形状をなしており、各遮蔽プレート28は同一形状で、かつ、水平配管部22の管路断面の下半分を塞ぐ四角形状を有している。しかしながら、水平配管部22の管路断面の形状は図示の例に限定されるものではなく、別の多角形ないし円形であっても良い。この場合には、遮蔽プレート28の形状についても、対応する多角形ないし半円形となる。
又、少なくとも、水平配管部22を平面視した状態において、隣接する遮蔽プレート28同士で、袋小路部32を覆い隠すことなく、各袋小路部32に異物104が沈降するものである限り、水平配管部22内の流れ態様を考慮して、各遮蔽プレート28の形状が異なるように(例えば、上流から下流に向けて高さを変化させる等)、形成することとしても良い。
又、少なくとも、水平配管部22を平面視した状態において、隣接する遮蔽プレート28同士で、袋小路部32を覆い隠すことなく、各袋小路部32に異物104が沈降するものである限り、水平配管部22内の流れ態様を考慮して、各遮蔽プレート28の形状が異なるように(例えば、上流から下流に向けて高さを変化させる等)、形成することとしても良い。
又、異物除去手段26には、セパレータ24に取り込まれた異物104に対し、磁気を作用させる励磁手段34を含んでいる。この励磁手段34は、水平配管部22の外周壁面36の、管路断面がセパレータ24によって部分的に遮られる範囲に沿って、磁石が配置されてなるものである。図示の例では、例示手段34は、管路断面が四角形状をなす水平配管部22の、外周下壁面に、一定間隔で複数の磁石が設けられている。
又、ここで用いられる磁石としては、永久磁石や電磁石等が挙げられる。永久磁石の場合には、水平配管部22の外周壁面36に対して移動させ、若しくは離間接近させることができるように、水平配管部22と独立した適切な保持機構によって保持されていることが望ましい。又、電磁石の場合には、同様の保持機構若しくは励磁電流を調整可能な回路構成を有していることが望ましい。
又、ここで用いられる磁石としては、永久磁石や電磁石等が挙げられる。永久磁石の場合には、水平配管部22の外周壁面36に対して移動させ、若しくは離間接近させることができるように、水平配管部22と独立した適切な保持機構によって保持されていることが望ましい。又、電磁石の場合には、同様の保持機構若しくは励磁電流を調整可能な回路構成を有していることが望ましい。
更に、水平配管部22は、水平配管部22の上流側及び下流側に位置する接続配管部38、40に対して、配管の軸周りに回転可能に設置されている。より具体的には、水平配管部22と、接続配管部38、40とは、適切なシール構造を有する継ぎ手42を介して、配管の軸周りに回転可能に連結されている。又、図示の例では、水平配管部22の外周壁面36には、配管の中心軸を回転中心とするギヤ44(図1(c))が固定されており、このギヤ44と噛合うウォームギヤ46(図1(c))によってギヤ44を駆動することで、水平配管部22を配管の軸周りに回転させることが可能となっている。
なお、図示の例では、ウォームギヤ46にはハンドル48(図1(c))が固定されており、このハンドル48を手動により回転させることで、水平配管部22を回転させることができる。一方、電動モータ等の動力源を用いて、水平配管部22を自動的に回転するよう構成することも可能である。
なお、図示の例では、ウォームギヤ46にはハンドル48(図1(c))が固定されており、このハンドル48を手動により回転させることで、水平配管部22を回転させることができる。一方、電動モータ等の動力源を用いて、水平配管部22を自動的に回転するよう構成することも可能である。
更に、異物除去手段26は、水平配管部22に対して逆流方向にクーラントを供給するための、逆洗手段50を備えている。具体的には、逆洗手段50は、ポンプ52と、水平配管部22の下流側に位置する接続配管部40に設けられ、ポンプ52に接続される流入バルブ54と、接続配管部38、40に設けられた排出バルブ56、58とを含むものである。なお、ポンプ52は、タンク14からクーラントを吸引して、流入バルブ54へと供給するものである。又、排出バルブ56、58は、クーラントを排出する排出管路(図示省略)に接続されている。
これらポンプ52、流入バルブ54、排出バルブ56、58の構成については、特に限定されるものではない。又、ポンプ52の運転動作、及び、流入バルブ54、排出バルブ56、58の開閉動作については、手動操作によるものでもよく、電磁バルブ等を用いて適切なタイミングで、自動的に切り換わるように構成されていても良い。
これらポンプ52、流入バルブ54、排出バルブ56、58の構成については、特に限定されるものではない。又、ポンプ52の運転動作、及び、流入バルブ54、排出バルブ56、58の開閉動作については、手動操作によるものでもよく、電磁バルブ等を用いて適切なタイミングで、自動的に切り換わるように構成されていても良い。
続いて、図2から図4を参照しながら、クーラントろ過装置20により、クーラントWからの異物を除去する手法について説明する。
まず、図2に示されるように、水平配管部22内のクーラントWの流れが停止している状態においては、クーラントWに混入した異物104は重力を受けて、水平配管部22内で、自重によりクーラントW中を下降する。そして、セパレータ24を構成する、遮蔽プレート28と管内壁30とにより形成される袋小路部32へと沈降していく。更に、励磁手段34の磁力に引き寄せられて、袋小路部32を構有する管内壁30に異物104が堆積するようにして、セパレータ24に補足される。
まず、図2に示されるように、水平配管部22内のクーラントWの流れが停止している状態においては、クーラントWに混入した異物104は重力を受けて、水平配管部22内で、自重によりクーラントW中を下降する。そして、セパレータ24を構成する、遮蔽プレート28と管内壁30とにより形成される袋小路部32へと沈降していく。更に、励磁手段34の磁力に引き寄せられて、袋小路部32を構有する管内壁30に異物104が堆積するようにして、セパレータ24に補足される。
又、図3に示されるように、水平配管部22内のクーラントWに、流れFがある状態においては、異物104の自重によるセパレータ24への沈降に加え、クーラントWの上流から下流への流れFに乗って移動する異物104が、クーラントの流れ方向(矢印F)の上流から下流に向けて下方傾斜する、複数の遮蔽プレート28に沿って、袋小路部32へと案内される。そして、励磁手段34の磁力に引き寄せられて、袋小路部32を構有する管内壁30に異物104が堆積するようにして、セパレータ24に補足される。
一方、セパレータ24に補足された異物104の回収作業は、水平配管部22内のクーラントWの流れが停止している状態で行なわれる。この際、図4に示されるように、水平配管部22を配管の軸周りに回転させて、水平配管部22の管路断面におけるセパレータ24の位置を変える。そして、セパレータ24が、管路断面を管内壁上端からから所定高さに渡って遮る位置となるように、水平配管部22を配管の軸周りに半回転させる。そして、セパレータ24に取り込まれた異物104を、自重によって、セパレータ24から管路内のクーラントWへと浮遊させるものである。なおこの際、異物104の浮遊を促すために、励磁手段34の磁力が異物104に作用しないように、励磁手段34を離間させ、若しくは励磁電流を停止する。そして、配管内のクーラントを排出することで、異物104の回収を行なうものである。
又、袋小路部32を構有する管内壁30に沈降した異物104は、堆積によって互いに結合し、大きく成長することもある。このため、異物104の回収をより効率的に行なうために、適宜フラッシングを行なう。
フラッシングを実施する際には、ポンプ52を作動させ、かつ、流入バルブ54及び排出バルブ56を開放して、水平配管部22に逆方向のクーラントの流れRを作ることで、逆洗を行なうものである。また、ポンプ52を停止させ、排出バルブ58を開放して、クーラントWの通常の流れFも利用することで、フラッシングと交互の流れを発生させ、より効果的に異物104の排出を行なうことも可能である。
フラッシングを実施する際には、ポンプ52を作動させ、かつ、流入バルブ54及び排出バルブ56を開放して、水平配管部22に逆方向のクーラントの流れRを作ることで、逆洗を行なうものである。また、ポンプ52を停止させ、排出バルブ58を開放して、クーラントWの通常の流れFも利用することで、フラッシングと交互の流れを発生させ、より効果的に異物104の排出を行なうことも可能である。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。
すなわち、本発明の実施の形態に係るクーラントろ過装置20は、クーラントの循環系配管12を構成する、水平配管部22自体に構築される異物除去手段26を備えるものであり、この異物除去手段26は、セパレータ24を含んでいる。セパレータ24は、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮ることで、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントWに混入する異物104を、クーラントWの流れを利用して、若しくは異物104に作用する重力によって、セパレータ24に受動的に取り込むものである。そして、セパレータ24に一旦取り込んだ異物104を、水平配管部22から排出して回収することで、クーラントWをろ過することが可能となる。このため、水平配管部22を通過して循環系配管12の更に下流側へと流れ、研削機10の研削点ないし計測点10aへと再供給されるクーラントWは、異物が除去された状態となる。そして、補足されなかった異物104がワーク100(図5)の機械加工面102(図5)へと再供給されることに起因する、「異物引きずり」の発生を回避することが可能となる。
すなわち、本発明の実施の形態に係るクーラントろ過装置20は、クーラントの循環系配管12を構成する、水平配管部22自体に構築される異物除去手段26を備えるものであり、この異物除去手段26は、セパレータ24を含んでいる。セパレータ24は、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮ることで、水平配管部内を流れ若しくは満たされたクーラントWに混入する異物104を、クーラントWの流れを利用して、若しくは異物104に作用する重力によって、セパレータ24に受動的に取り込むものである。そして、セパレータ24に一旦取り込んだ異物104を、水平配管部22から排出して回収することで、クーラントWをろ過することが可能となる。このため、水平配管部22を通過して循環系配管12の更に下流側へと流れ、研削機10の研削点ないし計測点10aへと再供給されるクーラントWは、異物が除去された状態となる。そして、補足されなかった異物104がワーク100(図5)の機械加工面102(図5)へと再供給されることに起因する、「異物引きずり」の発生を回避することが可能となる。
又、セパレータ24は、水平配管部22におけるクーラントWの流れ方向Fの上流から下流に向けて下方傾斜する、遮蔽プレート28を備えるものである。そして、遮蔽プレート28と管内壁30とにより囲まれた部分(袋小路部32)に、水平配管22内を流れ若しくは満たされたクーラントWに混入する異物104を、クーラントWの流れ若しくは異物104に作用する重力によって取り込むものである。そして、セパレータ24に取り込んだ異物104を回収することで、クーラントWをろ過することが可能となる。
又、異物除去手段26が、セパレータ24に取り込まれた異物104に対し、磁気を作用させる励磁手段34を含むことにより、磁力によって、鉄系等の磁性を有する異物104をセパレータ24内に保持することが可能となる。
又、水平配管部22の上流側及び下流側に位置する接続配管部38、40に対して、水平配管部22を配管の軸周りに回転させることで、水平配管部22の管路断面におけるセパレータ24の位置を変えて、異物104の捕獲及び回収を効率的に行なうものである。すなわち、図2、図3に示されるように、水平配管部22の管内のセパレータ24が、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮る位置にあるとき、水平配管部22内を流れ若しくは満たされたクーラントWに混入する異物104を、クーラントWの流れF若しくは異物104に作用する重力によって、セパレータ24へと取り込むことが可能となる。
又、水平配管部22の上流側及び下流側に位置する接続配管部38、40に対して、水平配管部22を配管の軸周りに回転させることで、水平配管部22の管路断面におけるセパレータ24の位置を変えて、異物104の捕獲及び回収を効率的に行なうものである。すなわち、図2、図3に示されるように、水平配管部22の管内のセパレータ24が、管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮る位置にあるとき、水平配管部22内を流れ若しくは満たされたクーラントWに混入する異物104を、クーラントWの流れF若しくは異物104に作用する重力によって、セパレータ24へと取り込むことが可能となる。
一方、水平配管部22の管内のセパレータ24が、図4に示されるように、管路断面を管内壁上端からから所定高さに渡って遮る位置となるように、水平配管部22を配管の軸周りに回転させることで、セパレータ24に取り込まれた異物104を、異物104に作用する重力によって、セパレータ24から管路内のクーラントWへと浮遊させ、配管内のクーラントWを排出することで、異物の回収を行なうことが可能となる。
又、水平配管部22の外周壁面36の、管路断面がセパレータ24によって部分的に遮られる範囲に沿って、磁石が配置されてなる励磁手段34を備えるが、例えば、励磁手段34の位置を固定した状態で、水平配管部22を配管の軸周りに回転させ、水平配管部22の管路断面におけるセパレータ24の位置を変えることで、セパレータ24に取り込まれた異物104に作用する磁気を減少させ、又は、セパレータ24から異物104が出ることを促すように、磁気を作用させることができる。そして、セパレータ24から管路内のクーラントWへと異物104を浮遊させ、配管内のクーラントWを排出することで、異物104の回収を円滑に行なうことが可能となる。
更に、配管内のクーラントWを排出して異物104の回収を行なう際に、逆洗手段50によって、水平配管部22に対して逆流方向RにクーラントWを供給することで、配管内をフラッシング(逆洗)することが可能である。そして、フラッシングの実施により、セパレータ24に取り込まれた異物を、管路内のクーラントWへと浮遊させ、配管内のクーラントWを積極的に排出することで、異物104の回収をより効率的に行なうことが可能となる。
なお、セパレータ24を構成する遮蔽プレート28の傾斜角度については、水平配管部22におけるクーラントWの流量、流速等を考慮して、セパレータ24に異物104が効率的に取り込まれるような角度に設定されるものである。又、本発明には、異物104がセパレータ24に取り込まれる効果が得られる限り、クーラントWの流量、流速等の如何によっては、遮蔽プレート28を傾斜させずに、水平配管部22の管内壁30と直交する方向に設ける構成も、含まれるものである。
12:クーラントの循環系配管、20:クーラントろ過装置、22:水平配管部、24:セパレータ、26:異物除去手段、28:遮蔽プレート、30:管内壁、32:袋小路部、34:励磁手段、36:外周壁面、 38、40:接続配管部、50:逆洗手段、52:ポンプ、54:流入バルブ、 56、58:排出バルブ、104:異物、W:クーラント
Claims (12)
- クーラントの循環系配管を構成する、水平配管部の管内に、
管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮るようにして配置されたセパレータを含み、前記水平配管部内のクーラントに混入する異物を、前記セパレータに取り込むことが可能な、異物除去手段を備えることを特徴とするクーラントろ過装置。 - 前記セパレータは、前記水平配管部におけるクーラントの流れ方向上流から下流に向けて下方傾斜する遮蔽プレートであることを特徴とする請求項1記載のクーラントろ過装置。
- 前記異物除去手段は、前記異物に対し、磁気を作用させる励磁手段を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のクーラントろ過装置。
- 前記励磁手段は、前記水平配管部の外周壁面の、管路断面が前記セパレータによって部分的に遮られる範囲に沿って、磁石が配置されてなることを特徴とする請求項3記載のクーラントろ過装置。
- 前記水平配管部が、前記水平配管部の上流側及び下流側に位置する接続配管部に対して、配管の軸周りに回転可能に設置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のクーラントろ過装置。
- 前記異物除去手段は、前記水平配管部に対して逆流方向にクーラントを供給する、逆洗手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のクーラントろ過装置。
- クーラントの循環系配管を構成する、水平配管部の管内に、
管路断面を管内壁下端から所定高さに渡って遮るようにしてセパレータを配置し、前記水平配管部内のクーラントに混入する異物を、クーラントの流れ若しくは異物に作用する重力によって前記セパレータに一旦取り込んだ後に、前記水平配管部から排出することを特徴とするクーラントろ過方法。 - 前記セパレータに、前記水平配管部におけるクーラントの流れ方向上流から下流に向けて下方傾斜する遮蔽プレートを用い、該遮蔽プレートと管内壁とで囲まれた部分に異物を捕獲することを特徴とする請求項7記載のクーラントろ過方法。
- 前記異物に対し、選択的に磁気を作用させることを特徴とする請求項7又は8記載のクーラントろ過方法。
- 前記水平配管部の外周壁面の、管路断面が前記セパレータによって部分的に遮られる範囲に沿って、磁石を配置することを特徴とする請求項9記載のクーラントろ過方法。
- 前記水平配管部を、前記水平配管部の上流側及び下流側に位置する接続配管部に対して、配管の軸周りに回転可能に設置し、前記水平配管部を回転させて管路断面におけるセパレータの位置を変えて、異物の捕獲及び回収を行なうことを特徴とする請求項7から10のいずれか1項記載のクーラントろ過方法。
- 前記水平配管部に対して、逆流方向にクーラントを供給して、前記セパレータに捕獲された異物の回収を促すことを特徴とする請求項7から11のいずれか1項記載のクーラントろ過方法。
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-
2012
- 2012-09-21 JP JP2012208296A patent/JP2014061575A/ja active Pending
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