JP2014061548A - H形鋼の曲がり矯正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内圧延ロール、外圧延ロール及びそれらを回転自在に支持する支持装置の組み換え作業を容易に行なうことができるH形鋼の曲がり矯正装置を提供する。
【解決手段】H形鋼の左フランジの内面を圧下する内圧延ロール25,27と、左フランジの外面を圧下する外圧延ロール21と、床11に設置され、内圧延ロールを支持する内圧延ロールハウジング13と、外圧延ロールを支持する外圧延ロールハウジング12と、外圧延ロールハウジングの上部から左右方向に延在している軌道32と、内圧延ロールハウジングを吊下げ支持する吊下げ支持部14と、内圧延ロールハウジングを軌道に沿って移動させる移動手段15と、外圧延ロールハウジングに沿う位置まで移動した内圧延ロールハウジングを着脱自在に外圧延ロールハウジングに結合する結合手段16と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、形鋼工場精製ラインにおいて圧延工程で発生したH形鋼の長手方向曲がりを圧延ロールによる冷間圧延で矯正するH形鋼の曲がり矯正装置に関する。
圧延工程で発生したH形鋼の曲がりは、オフラインに配置した曲がり矯正装置において圧延ロールによる冷間圧延で矯正されている。
曲がり矯正装置に搬送されてくるH形鋼の姿勢は、搬送状態が安定するH姿勢である(図13に示すように、ウェブ1aが水平に延在し、ウェブ1aの左右に一対のフランジ1b1,1b2が位置したH形鋼1の姿勢である)。このH姿勢で圧延工程から搬送されてきたH形鋼1は、図14に示すように、長手方向曲がり(図14は右フランジ1b2を内側として湾曲する右曲がりであるが、左フランジ1b1を内側として湾曲する左曲がりも含む)が発生しやすい。
このH姿勢のH形鋼1の長手方向曲がりを矯正する曲がり矯正装置として、例えば特許文献1の装置が知られている。
この特許文献1の曲がり矯正装置は、図15に示すように、H形鋼1の左フランジ1b1の内面を圧下する内圧延ロール3と、左フランジ1b1の外面を圧下する外圧延ロール4と、内圧延ロール3及び外圧延ロール4を支持する中フレーム5と、中フレーム5の右フレーム部と装置本体6との間に配置されて中フレーム5を支持する油圧シリンダ7と、を備えている。内圧延ロール3は、H形鋼1のウェブ1aを挟んで上下に一対配置されているとともに、中フレーム5の右フレーム部に回転自在に固定されている。外圧延ロール4は、中フレーム5の左フレーム部に油圧シリンダ8を介して回転自在に、且つ左右方向に移動可能に支持されている。また、油圧シリンダ7,8は油圧配管9を介して連通している。
そして、左フランジ1b1を内側として湾曲したH形鋼1の左曲がりを矯正する場合には、油圧シリンダ7内の油を所定の高圧に圧縮すると同時に、油圧シリンダ7と油圧シリンダ8とが油圧配管9により連絡してあるので、内圧延ロール3及び外圧延ロール4間で左フランジ1b1を冷間圧延して左曲がりを矯正する。
また、右フランジ1b2を内側として湾曲したH形鋼1の右曲がりを矯正する場合には、H形鋼1の搬送方向に図10の装置に連続して配置され、図10の装置とは構成部材を左右逆にした右曲がり用の矯正装置(不図示)により、内圧延ロール3及び外圧延ロール4間で右フランジ1b2を冷間圧延することで、H形鋼1の右曲がりが矯正される。
特開平2002−282943号公報
図15の曲がり矯正装置の内圧延ロール3及び外圧延ロール4は、矯正作業の経過とともに摩耗していくので、所定の交換周期でロール組み換え作業が行なわれる。
そして、図15の曲がり矯正装置はH姿勢のH形鋼1を矯正するので、内圧延ロール3及び外圧延ロール4は軸が上下方向に延在して配置されている。
これらのロール組み換えは、内圧延ロール3及び外圧延ロール4を支持する中フレーム5を装置本体6内部の定位置に固定した状態で、中フレーム5の上下に設けた開口部から、内圧延ロール3を支持する軸受を内蔵した支持装置と、外圧延ロール4を支持する軸受を内蔵した支持装置とを出し入れする作業を行なわなければならず、ロール組み換えに、多くの手間を要しているのが現状である。
また、装置本体6内部の中フレーム5上部には、ロール組み換えが可能な作業スペースを確保する必要があり、作業スペースも設けた装置本体6は大型になってしまうので、装置のコンパクト化の面で問題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、コンパクトな装置構成としながら、内圧延ロール、外圧延ロール及びそれらを回転自在に支持する支持装置の組み換え作業を容易に行なうことができるH形鋼の曲がり矯正装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、一の実施形態に係るH形鋼の曲がり矯正装置は、搬送方向に対して直交する左右方向にウェブが延在し、このウェブの左右端から上下方向に左右フランジが延在するH形鋼の長手方向曲がりを矯正する装置であって、前記左右フランジの一方の外面を圧下する外圧延ロールと、床に設置されており、回転軸が上下方向に延在するように軸受を介して前記外圧延ロールを支持する外圧延ロールハウジングと、前記左右フランジの一方の内面を圧下する内圧延ロールと、回転軸が上下方向に延在するように軸受を介して前記内圧延ロールを支持する内圧延ロールハウジングと、前記外圧延ロールハウジングの上部に一端が設けられ、他端が前記左右方向に延在している軌道と、前記内圧延ロールハウジングを前記軌道に吊下げ支持する吊下げ支持部と、前記内圧延ロールハウジングを、前記外圧延ロールハウジングに沿う位置から前記外圧延ロールハウジングに対して離間する位置まで前記軌道に沿って移動させる移動手段と、前記外圧延ロールハウジングに沿う位置まで移動した前記内圧延ロールハウジングを着脱自在に該外圧延ロールハウジングに結合する結合手段と、を備えている。
また、一の実施形態に係るH形鋼の曲がり矯正装置は、前記結合手段が、前記外圧延ロールハウジングに設けた外圧延側凸部と、前記外圧延ロールハウジングに沿う位置まで前記内圧延ロールハウジングが移動したときに、前記外圧延側凸部に上下方向から重合する該内圧延ロールハウジングに設けた内圧延側凸部と、これら外圧延側凸部及び内圧延側凸部に上下方向に連通して設けた貫通穴と、これら貫通穴に挿入することで前記外圧延側凸部及び内圧延側凸部を結合するコッターと、このコッターを昇降させて前記貫通穴への出し入れを行なうコッター昇降機構と、を備えている。
また、一の実施形態に係るH形鋼の曲がり矯正装置は、前記外圧延側凸部が、前記外圧延ロールの交換作業を行う位置から離間した前記外圧延ロールハウジングの所定位置に設けられているとともに、前記内圧延側凸部は、前記内圧延ロールの交換作業を行う位置から離間した前記内圧延ロールハウジングの所定位置に設けられている。
また、一の実施形態に係るH形鋼の曲がり矯正装置は、前記結合手段が、前記内圧延ロールハウジングに設けたコッター係合部と、前記外圧延ロールハウジングに沿う位置まで前記内圧延ロールハウジングが移動したときに、昇降移動させたコッターを前記コッター係合部に係合して前記内圧延ロールハウジングを着脱自在に前記外圧延ロールハウジングに結合するコッター昇降装置と、を備えている。
また、一の実施形態に係るH形鋼の曲がり矯正装置は、前記コッター昇降装置は、前記コッターが昇降する方向に延在している送りねじ軸と、この送りねじ軸に正逆方向の回転を伝達する回転伝達手段と、前記送りねじ軸の外周に螺合している回転不能のナット部材と、このナット部材に連結されて前記送りねじ軸に沿って平行移動する前記コッターと、を備えている。
また、一の実施形態に係るH形鋼の曲がり矯正装置は、前記移動手段が、前記内圧延ロールハウジングを前記軌道に吊下げ支持する前記吊下げ支持部として機能するとともに、前記外圧延ロールハウジングに沿う位置から前記外圧延ロールハウジングに対して離間する位置まで前記軌道上を自走する自走手段である。
本発明に係るH形鋼の曲がり矯正装置によれば、内圧延ロール及び外圧延ロールを交換する際には、内圧延ロールハウジング及び外圧延ロールハウジングを結合している結合手段を解除し、内圧延ロールハウジングを外圧延ロールハウジングから離間した位置まで移動することができるので、広い作業スペースを確保しながら、ロール組み換え作業を容易に行なうことができる。
また、本発明に係る内圧延ロールハウジングは、吊下げ支持された状態で外圧延ロールハウジングに沿う位置、或いは外圧延ロールハウジングから離間した位置まで移動し、床に内圧延ロールハウジングを移動させるための軌道を設けず、大がかりな基礎工事が不要となるので、設置工事費用の低減化を図ることができる。
本発明に係る第1実施形態のH形鋼の曲がり矯正装置を平面視で示した図である。 本発明に係る第1実施形態のH形鋼の曲がり矯正装置の内圧延ロールハウジング及び外圧延ロールハウジングの結合構造を示す図である。 図2のA−A線矢視図である。 本発明に係る第1実施形態の上部内圧延ロール圧下機構、下部内圧延ロール圧下機構及び左圧延ロールの構造を示す図である。 本発明に係る第1実施形態の内圧延ロールハウジング、外圧延ロールハウジング及びハウジング吊下げ支持部の具体的な構造を示す斜視図である。 本発明に係る第1実施形態の内圧延ロールハウジング及び外圧延ロールハウジングを左右方向に分離した状態を示す図である。 図6のC−C線矢視図である。 本発明に係る第2実施形態のH形鋼の曲がり矯正装置の内圧延ロールハウジング、外圧延ロールハウジング及びハウジング吊下げ支持部の具体的な構造を示す斜視図である。 本発明に係る第2実施形態の外圧延ロールハウジングに設けた結合手段の構造を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の内圧延ロールハウジング及び外圧延ロールハウジングが結合している状態を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の結合手段の結合動作を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の内圧延ロールハウジング及び外圧延ロールハウジングが左右方向に分離した状態を示す図である。 H形鋼の形状を示す図である。 H形鋼の長手方向の曲がりを示す図である。 従来のH形鋼の曲がり矯正装置を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、オフラインに配置したH形鋼1の長手方向の左曲がりを矯正する曲がり矯正装置10を示すものである。この矯正装置10に、H姿勢で搬送されてきたH形鋼1が通過することで、左曲がりが矯正される。なお、H形鋼1のH姿勢とは、図10で示したように、ウェブ1aが水平に延在し、ウェブ1aの左右に一対のフランジ1b1,1b2が位置した姿勢である。
図2は、本発明に係る第1実施形態の曲がり矯正装置10をH形鋼1の搬送方向から見た正面図であり、図3は図2のA−A矢視図である。
図2に示すように、本実施形態の曲がり矯正装置10は、床11に設置した外圧延ロールハウジング12と、この外圧延ロールハウジング12の内部に配置される内圧延ロールハウジング13と、外圧延ロールハウジング12の上部からH形鋼1の搬送方向に直交する水平方向に延在している吊下げレール32と、内圧延ロールハウジング13を吊下げ支持するハウジング吊下げ支持部14と、吊下げ支持された内圧延ロールハウジング13を外圧延ロールハウジング12の内部に配置、或いは、内圧延ロールハウジング13を外圧延ロールハウジング12から分離させてH形鋼1の搬送方向に直交する水平方向(図2の左右方向)に移動させるハウジング移動部15と、外圧延ロールハウジング12の内部に配置した内圧延ロールハウジング13を外圧延ロールハウジング12に結合するハウジング結合部16と、を備えている。
外圧延ロールハウジング12は、図2及び図3に示すように、互いに平行に配置された一対の外圧延ハウジング板12a,12bを備え、これら一対の外圧延ハウジング板12a,12bに、H姿勢のH形鋼1が通過する窓12cが形成されている。
一対の外圧延ハウジング板12a,12bの間には、回転軸が上下方向に延在する左外圧延ロール21と、この左外圧延ロール21を回転自在に支持する外圧延ロール支持部22と、回転動力源(不図示)から左外圧延ロール21に回転駆動力を伝達する動力伝達軸23とが配置されており、図4に示すように、左外圧延ロール21が窓12cを通過したH形鋼1の左フランジ1b1の外面に当接可能となっている。
そして、一対の外圧延ハウジング板12a,12bの間の左外圧延ロール21に隣接する空間(図3の右側の空間)12dを、内圧延ロールハウジング13を配置するハウジング配置空間としている(以下、ハウジング配置空間12dと称する)。
内圧延ロールハウジング13は、図2及び図3に示すように、互いに平行に配置された一対の内圧延ハウジング板13a,13bを備え、これら一対の内圧延ハウジング板13a,13bに、前述した一対の外圧延ハウジング板12a,12bの窓12cに対向する切欠き部13cが形成されている。
そして、これら一対の内圧延ハウジング板13a,13bの間に、上部内圧延ロール25、上部ロール支持部26、下部内圧延ロール27、下部ロール支持部28、上部内圧延ロール圧下機構29及び下部内圧延ロール圧下機構30が配置されている。
上部ロール支持部26は、図4に示すように、回転軸が上下方向に延在するように軸受(不図示)を介して上部内圧延ロール25を支持しており、上部内圧延ロール25は、H形鋼1のウェブ1aより上部の左フランジ1b1の内面に当接可能となっている。
また、下部ロール支持部28は、図4に示すように、回転軸が上下方向に延在するように軸受を介して下部内圧延ロール27を支持しており、下部内圧延ロール27は、H形鋼1のウェブ1aより下部の左フランジ1b1の内面に当接可能となっている。
上部内圧延ロール圧下機構29は、図4に示すように、圧下シリンダのピストンロッドが上部ロール支持部26に向けて伸長することで、上部ロール支持部26に支持された上部内圧延ロール25をH形鋼1のウェブ1aより上部の左フランジ1b1の内面から外面に向けて圧下するようになっている。
下部内圧延ロール圧下機構30は、図4に示すように、圧下シリンダのピストンロッドが下部ロール支持部28に向けて伸長することで、下部ロール支持部28に支持された下部内圧延ロール27をH形鋼1のウェブ1aより下部の左フランジ1b1の内面から外面に向けて圧下するようになっている。
また、図2及び図5に示すように、H形鋼1の搬送方向に直交する水平方向(図2左右方向)に一対の梁31a,31bが架設され、これら一対の梁31a,31b上に吊下げレール32が敷設されている。一対の梁31a,31bは、一対の外圧延ハウジング板12a,12bの上部と支柱34との間に掛け渡されている。
ハウジング吊下げ支持部14は、図2及び図5に示すように、内圧延ロールハウジング13の一対の内圧延ハウジング板13a,13bの上部に設けられ、吊下げレール32上を転動する転動部33を備えている。
転動部33は、吊下げレール32上を転動する車輪35と、車輪35の脚36を支持する内圧延ハウジング板13a,13bの側面に固定した脚支持部37とを備えている。そして、本実施形態の転動部33は、回転シャフトである脚36に回転力を伝達することで脚支持部37に対して脚36が上下方向に移動する直動機構とし、この直動機構の脚36に回転力を伝達するサーボモータ38を備えている。
また、全ての転動部33のサーボモータ38が正回転すると、直動機構の脚36が脚支持部37に対して下方に移動することで内圧延ロールハウジング13が上昇していき、全ての転動部33のサーボモータ38が逆回転すると、直動機構の脚36が脚支持部37に対して上方に移動することで内圧延ロールハウジング13が下降していく。
また、ハウジング移動部15は、図2及び図3に示すように、内圧延ロールハウジング13の連結部13dに一端が連結している駆動ロッド15aと、駆動ロッド15aに軸方向の駆動力を伝達する直動アクチュエータ15bとを備えている。
そして、直動アクチュエータ15bが駆動ロッド15aに対して図2の左方に向かう駆動力を伝達すると、ハウジング吊下げ支持部14の転動部33の車輪35が吊下げレール32上を左方に転動し、吊り下げ支持された内圧延ロールハウジング13が外圧延ロールハウジング12のハウジング配置空間12dに配置される(図3参照)。また、直動アクチュエータ15bが駆動ロッド15aに対して図2の右方に向かう駆動力を伝達すると、ハウジング吊下げ支持部14の転動部33の車輪35が吊下げレール32上を右方に転動し、吊り下げ支持された内圧延ロールハウジング13が外圧延ロールハウジング12に対して離間する方向に移動する(図7参照)。
また、ハウジング結合部16は、図2及び図5に示すように、外圧延ハウジング板12a,12bの左外圧延ロール21から離間した側(ハウジング配置空間12d側)の側部に、上下に離間して設けた外圧延側第1凸部〜第3凸部40a〜40cと、内圧延ロールハウジング13が外圧延ロールハウジング12のハウジング配置空間12dに配置されたときに外圧延側第1〜第3凸部40a〜40cに上下方向で重合する内圧延ハウジング13a,13bに設けた内圧延側第凸部1,第2凸部41a,40bと、外圧延側第1〜第3凸部40a〜40c、内圧延側第1,第2凸部41a,40bに形成した貫通穴42a〜42eと、これら貫通穴42a〜42eに挿入されるコッター43とを備えている。
コッター43の下端は、図2に示すように、外圧延ロールハウジング12に配置したコッター昇降機構44に連結している。コッター昇降機構44は、回転力が伝達されることで直動する直動機構44aと、直動機構44aに回転力を伝達するサーボモータ44bとで構成されている。
そして、サーボモータ44bの正回転により直動機構44aが上方移動すると、コッター43が上方に移動し、互いに上下方向で重合している外圧延ロールハウジング12の外圧延側第凸部1〜第3凸部40a〜40c及び内圧延ロールハウジング13の内圧延側第1,第2凸部41a,40bの貫通穴42a〜42eに挿入され、内圧延ロールハウジング12及び外圧延ロールハウジング13が結合する。
また、サーボモータ44bの逆回転により直動機構44aが下方移動すると、コッター43が下方に移動し、内圧延ロールハウジング13の内圧延側第1,第2凸部41a,40bの貫通穴42d,2eから抜け、内圧延ロールハウジング12及び外圧延ロールハウジング13は分離可能とされる。
ここで、H形鋼1の搬送方向には矯正装置10に連続してH形鋼1の長手方向の右曲がりを矯正する矯正装置が配置されており、この装置は、矯正装置10とは構成部材を左右逆にした装置である。
なお、本発明に係る内圧延ロールが上部内圧延ロール25,下部内圧延ロール27に対応し、本発明に係る軌道が吊下げレール32に対応し、本発明に係る吊下げ支持部がハウジング吊下げ支持部14に対応し、本発明に係る移動手段がハウジング移動部15に対応し、本発明に係る結合手段がハウジング結合部16に対応し、本発明に係る外圧延側凸部が外圧延第1凸部〜外圧延第3凸部40a〜40cに対応し、本発明に係る内圧延側凸部が内圧延第1凸部41a,内圧延第2凸部41bに対応している。
本実施形態の曲がり矯正装置10は、転動部33のサーボモータ38の正回転、逆回回転動作により内圧延ロールハウジング13が上昇、或いは下降させて上部内圧延ロール25及び下部内圧延ロール27の上下位置を調整し、上部内圧延ロール圧下機構29及び下部内圧延ロール圧下機構30の動作により上部内圧延ロール25及び下部内圧延ロール27を、H形鋼1の左フランジ1b1の内面から外面に向かう方向に押し付け、回転動力源(不図示)から動力伝達軸23介して回転力が伝達される左外圧延ロール21がH形鋼1を搬送することで(図1のH形鋼1の矢印方向)、上部内圧延ロール25及び下部内圧延ロール27が左フランジ1b1の内面に対して圧下を行い、左外圧延ロール21との間で左フランジ1b1の圧延を行うことにより、H形鋼1の長手方向の左曲がりを矯正する。
また、H形鋼1の搬送方向に矯正装置10に連続して配置され、H形鋼1の長手方向の右曲がりを矯正する装置(不図示)は、上部内圧延ロール及び下部内圧延ロールが右フランジ1b2の内面に対して圧下を行い、右外圧延ロールが右フランジ1b2の外面を支持しつつH形鋼1を搬送することにより右フランジ1b2の圧延を行い、H形鋼1の長手方向の右曲がりを矯正する。すなわち、上述した曲がり矯正装置10と左右対称形となる曲がり矯正装置が、曲がり矯正装置10の搬送方向下流側、または搬送方向上流側に配置される。
ここで、本実施形態の曲がり矯正装置10がH形鋼1の曲がりを矯正する際には、上部内圧延ロール25及び下部内圧延ロール27を支持している内圧延ロールハウジング13と、左外圧延ロール21を支持している外圧延ロールハウジング12とに、H形鋼1を圧下する方向に対して逆側の左右方向に矯正反力が作用する。互いに逆方向(左右方向)の矯正反力が作用する内圧延ロールハウジング13及び外圧延ロールハウジング12は、コッター43を使用したハウジング結合部16により左右方向のガタつきを発生せずに一体に結合されているので、H形鋼1の曲がりを矯正する際の矯正反力を確実に受けることができる。
次に、本実施形態の曲がり矯正装置10において、矯正作業の経過により摩耗した上部内圧延ロール25,下部内圧延ロール27及び左外圧延ロール21を、新たなロールに組み換える手順について、図2、図6及び図7を参照して説明する。
先ず、図2において、コッター昇降機構44のサーボモータ44bを逆回転させることで直動機構44aを下方に移動する。これにより、直動機構44aに連結したコッター43を、内圧延ロールハウジング13の内圧延側第1凸部41a,第2凸部41bの貫通穴42d,42eから抜けた状態とする。これにより、内圧延ロールハウジング13及び外圧延ロールハウジング12は左右方向に分離可能となる。
次いで、ハウジング移動部15の直動アクチュエータ15bを、駆動ロッド15aが右方に移動するように駆動する。これにより、ハウジング吊下げ支持部14の転動部33の車輪35が吊下げレール32上を右方に転動し、吊り下げ支持された内圧延ロールハウジング13は、図6に示すように、外圧延ロールハウジング12に対して離間する方向に移動する。
そして、図7に示すように、外圧延ロールハウジング12に対して分離した内圧延ロールハウジング13は、内部に装着されている上部内圧延ロール25,下部内圧延ロール27、上部ロール支持部26及び下部ロール支持部28を、図7の左側の位置で組み換え作業を行なう。
また、外圧延ロールハウジング12は、図7の左側の位置でクレーン(不図示)により吊り下げ保持した状態で、動力伝達軸23との連結を取り外して組み換え作業を行なう。
したがって、本実施形態の曲がり矯正装置10は、ロール径が小さい上部内圧延ロール25,下部内圧延ロール27は、矯正作業による摩耗が早くロール交換周期が短いが、吊下げ支持された内圧延ロールハウジング13を外圧延ロールハウジング12から離間した位置まで容易に移動させ、広い作業スペースを確保しながら、ロール組み換え作業を容易に行なうことができる。
また、外圧延ロールハウジング12も、内圧延ロールハウジング13の移動方向と逆方向(図6の左側)からクレーンにより吊り上げ移動することで、広い作業スペースを確保しながらロール組み換え作業を容易に行なうことができる。
また、内圧延ロールハウジング13は、上部内圧延ロール25、上部ロール支持部26、下部内圧延ロール27、下部ロール支持部28、上部内圧延ロール圧下機構29及び下部内圧延ロール圧下機構30を備えているので大重量の装置であり、この大重量の装置を、床に設置した軌道上で移動させると、大がかりな基礎工事が必要となる。しかし、本実施形態は、内圧延ロールハウジング13が、外圧延ロールハウジング12からH形鋼1の搬送方向に直交する水平方向に架設した梁31a,31b上の吊下げレール32に吊下げ支持された状態で移動する構成され、大がかりな床の基礎工事が不要となるので、設置工事費用の低減化を図ることができる。
また、図7に示すように、ハウジング結合部16を構成する外圧延ロールハウジング12の外圧延側第1凸部40a(外圧延側第2凸部40b、外圧延側第3凸部40cも同様)は、左外圧延ロール21の交換作業位置(図7の左側)に邪魔にならない、左外圧延ロール21から十分に離間した外圧延ハウジング板12a,12bの側部に設けられているので、左外圧延ロール21の交換作業を容易に行うことができる。
さらに、図7に示すように、ハウジング結合部16を構成する内圧延ロールハウジング13の内圧延側第1凸部41a(内圧延側第2凸部41bも同様)も、上部ロール支持部26、下部内圧延ロール27などの交換作業位置(図7の左側)に邪魔にならないように、上部内圧延ロール25,下部内圧延ロール28の交換作業を行う位置から離間した位置、すなわち、内圧延ハウジング板13a,13bの右側の側部に設けられているので、上部ロール支持部26、下部内圧延ロール27などの交換作業を容易に行うことができる。
次に、図8から図12は、本発明に係る第2実施形態の曲がり矯正装置50を示すものである。なお、図1から図7で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態の曲がり矯正装置50は、外圧延ロールハウジング12と、この外圧延ロールハウジング12の内部に配置される内圧延ロールハウジング51と、外圧延ロールハウジング12の上部からH形鋼1の搬送方向に直交する水平方向に延在し、内圧延ロールハウジング13を吊下げ支持する吊下げレール32と、吊下げ支持された内圧延ロールハウジング51を外圧延ロールハウジング12の内部に配置、或いは、内圧延ロールハウジング51を外圧延ロールハウジング12から分離させてH形鋼1の搬送方向に直交する水平方向に移動させるハウジング自走部52と、外圧延ロールハウジング12の内部に配置した内圧延ロールハウジング51を外圧延ロールハウジング12に結合するハウジング結合部53と、を備えている。
ハウジング自走部52は、内圧延ロールハウジング51の互いに平行配置された一対の内圧延ハウジング板13a,13bの上部に連結し、吊下げレール32上を転動する複数の車輪52aを備え、内蔵されている回転駆動源(不図示)から複数の車輪52aに回転駆動力が伝達される装置である。
このハウジング自走部52が、吊下げレール32上を図8の左方に向かって自走すると、ハウジング自走部52とともに内圧延ロールハウジング51が移動して外圧延ロールハウジング12のハウジング配置空間12dに配置される(図10参照)。また、ハウジング自走部52が吊下げレール32上を図8の右方に向かって自走すると、ハウジング自走部52とともに内圧延ロールハウジング51が外圧延ロールハウジング12に対して離間する方向に移動する(図12参照)。
また、ハウジング結合部53は、外圧延ハウジング板12a,12bの左外圧延ロール21から離間した側(ハウジング配置空間12d側)の側部に設けたコッター昇降装置54と、内圧延ハウジング板13a,13bの切り欠き部13cが設けられていない側部同士に連結されて水平方向に延在する角棒形状のコッター係合部55と、を備えており、コッター係合部55の両端部55aは、内圧延ハウジング板13a,13bの外面から外方に突出している。
本実施形態のコッター昇降装置54について、図9(a)、(b)を参照して説明する。図9(a)は、H形鋼1の搬送方向に沿う方向からコッター昇降装置54を示したものであり、図9(b)は、外圧延ロールハウジング12に対して内圧延ロールハウジング51を出し入れする方向からコッター昇降装置54を示したものである。
コッター昇降装置54は、装置ケース56と、軸線が上下方向に延在し、軸受57a〜57cを介して装置ケース56に回転自在に支持されている送りねじ軸58と、送りねじ軸58の上部に同軸に固定された回転力伝達ギヤ59と、駆動モータ60の駆動軸に直結し、回転力伝達ギヤ59に噛み合っているウォームギヤ61と、回転不能とされて送りねじ軸58の下側の外周に螺合しているナット部材62と、ナット部材62の外周から送りねじ軸58の軸線に直交する方向に突出したコッター連結部63と、このコッター連結部63に上端が連結されながら送りねじ軸58と平行に配置されたコッター64と、を備えている。そして、コッター64の左外圧延ロール21を向く側面は、テーパ面64aとして形成されている。
また、図8及び図9(b)に示すように、装置ケース56の内側には凹部65が形成されており、内圧延ロールハウジング51が外圧延ロールハウジング12のハウジング配置空間12dに配置されるときに、コッター係合部55の両端部55aが凹部65を通過して装置ケース56内部に位置するようになっている。
次に、図10及び図11(a),(b)は、内圧延ロールハウジング51及び外圧延ロールハウジング12の結合状態を示すものである。この内圧延ロールハウジング51及び外圧延ロールハウジング12の結合状態では、コッター係合部55の両端部55aが装置ケース56の内部に位置する。そして、駆動モータ60の正回転がウォームギヤ61、回転力伝達ギヤ59に伝達され、この回転力伝達ギヤ59が送りねじ軸に伝達されることで、回転不能のナット部材62が上方に移動していく。このナット部材62の上方移動とともに移動するコッター64のテーパ面64aが、コッター係合部55の両端部55aに係合することで、内圧延ロールハウジング51が外圧延ロールハウジング12から離間する方向に移動しようとするのを拘束する。
そして、本実施形態は、第1実施形態の装置10と同様に、H形鋼1の搬送方向には曲がり矯正装置50に連続してH形鋼1の長手方向の右曲がりを矯正する矯正装置が配置されており、この装置は、曲がり矯正装置50とは構成部材を左右逆にした装置である。
なお、本発明に係る内圧延ロールが上部内圧延ロール25,下部内圧延ロール27に対応し、本発明に係る軌道が吊下げレール32に対応し、本発明に係る吊下げ支持部がハウジング吊下げ支持部14に対応し、本発明に係る自走手段がハウジング自走部52に対応し、本発明に係る結合手段がハウジング結合部53に対応し、本発明に係る回転伝達手段が、駆動モータ60,ウォームギヤ61,回転力伝達ギヤ59に対応している。
次に、本実施形態の曲がり矯正装置50において、矯正作業の経過により摩耗した上部内圧延ロール25,下部内圧延ロール27及び左外圧延ロール21を、新たなロールに組み換える手順について説明する。
先ず、図11(a),(b)において、駆動モータ60を逆回転させることで、ウォームギヤ61、回転力伝達ギヤ59を介して送りねじ軸に回転力を伝達し、回転不能のナット部材62を下方に移動させていく。このナット部材62の下方移動により、コッター係合部55の両端部55aにテーパ面64aが係合していたコッター64が、コッター係合部55との係合を解除して下方に移動していく。これにより、内圧延ロールハウジング51及び外圧延ロールハウジング12は左右方向に分離可能となる。
次いで、ハウジング自走部52を、図10の右方向に自走させる。ハウジング自走部52の右方向の自走とともに、ハウジング自走部52とともに内圧延ロールハウジング51が外圧延ロールハウジング12に対して離間する方向に移動する(図12参照)。
そして、外圧延ロールハウジング12に対して分離した内圧延ロールハウジング13は、内部に装着されている上部内圧延ロール25,下部内圧延ロール27、上部ロール支持部26及び下部ロール支持部28を、図12の左側の位置で組み換え作業を行なう。
また、外圧延ロールハウジング12は、図12の左側の位置でクレーン(不図示)により吊り下げ保持した状態で、動力伝達軸23との連結を取り外して組み換え作業を行なう。
したがって、本実施形態の曲がり矯正装置50は、内圧延ロールハウジング51を吊り下げ保持しながら吊下げレール3上を自走するハウジング自走部52を備えたことで、内圧延ロールハウジング51が移動する方向に移動手段が存在しないので、第1実施形態よりさらに広い作業スペースを確保することができ、ロール組み換え作業をさらに効率良く行うことができる。
また、本実施形態のハウジング結合部53を構成しているコッター昇降装置54は、外圧延ハウジング板12a,12bの側部に配置した装置ケース56内に上下方向に送りねじ軸58が配置され、駆動モータ60の正逆方向の回転が送りねじ軸58に伝達されることで、送りねじ軸58の外周にナット部材62を介して連結したコッター64が送りねじ軸58に沿って上下方向に移動することで、コッター昇降装置54の内部に移動してきた内圧延ロールハウジング51のコッター係合部55の両端部55aに係合、或いは係合解除を行う構造としている。このように、本実施形態のコッター昇降装置54は、コッター64が送りねじ軸58に沿って上下方向に移動する構造としたことで、コッター64を上下方向に移動させるストローク機構の小型化を図ることができるとともに、コッター昇降装置54の周囲に広い作業スペースを確保することができる。
なお、上述した第1及び第2実施形態においては、H形鋼1の長手方向の左曲がりを矯正する装置と、H形鋼1の長手方向の右曲がりを矯正する装置との2台の矯正装置をH形鋼1の搬送方向に連続して配置する構成としたが、何れか1台のみを配置するだけでもよい。例えば、右曲がりのH形鋼1であっても、上下に反転させれば左曲がりになるので、H形鋼1を反転させる装置を曲がり矯正装置の上流側に備えておれば、1台の曲がり矯正装置で、何れの方向への曲がりにも対応できる。
1…H形鋼、1a…ウェブ、1b1…左フランジ、1b2…右フランジ、10…曲がり矯正装置、11…床、12…外圧延ロールハウジング、12a,12b…外圧延ハウジング板、12c…窓、12d…ハウジング配置空間、13…内圧延ロールハウジング、13a,13b…内圧延ハウジング板、13c…切り欠き部、13d…連結部、14…ハウジング吊下げ支持部、15…ハウジング移動部、15a…駆動ロッド、15b…直動アクチュエータ、16…ハウジング結合部、21…左外圧延ロール、22…外圧延ロール支持部、23…動力伝達軸、25…上部内圧延ロール、26…上部ロール支持部、27…下部内圧延ロール、28…下部ロール支持部、29…上部内圧延ロール圧下機構、30…下部内圧延ロール圧下機構、31…脚支持部、31a,31b…梁、32…吊下げレール、33…転動部、34…支柱、35…車輪、36…脚、37…脚支持部、38…サーボモータ、40a〜40c…外圧延側第1凸部〜外圧延側第3凸部、41a…内圧延側第1凸部、41b…内圧延側第2凸部、42a〜42e…貫通穴、43…コッター、44…コッター昇降機構、44a…直動機構、44b…サーボモータ、50…曲がり矯正装置、51…内圧延ロールハウジング、52…ハウジング自走部、53…ハウジング結合部、54…コッター昇降装置、55…コッター係合部、55a…コッター係合部の両端部、56…装置ケース、57a〜57c…軸受、58…送りねじ軸、59…回転力伝達ギヤ、60…駆動モータ、61…ウォームギヤ、62…ナット部材、63…コッター連結部、64…コッター、64a…テーパ面

Claims (6)

  1. 搬送方向に対して直交する左右方向にウェブが延在し、このウェブの左右端から上下方向に左右フランジが延在するH形鋼の長手方向曲がりを矯正する装置であって、
    前記左右フランジの一方の外面を圧下する外圧延ロールと、
    床に設置されており、回転軸が上下方向に延在するように軸受を介して前記外圧延ロールを支持する外圧延ロールハウジングと、
    前記左右フランジの一方の内面を圧下する内圧延ロールと、
    回転軸が上下方向に延在するように軸受を介して前記内圧延ロールを支持する内圧延ロールハウジングと、
    前記外圧延ロールハウジングの上部に一端が設けられ、他端が前記左右方向に延在している軌道と、
    前記内圧延ロールハウジングを前記軌道に吊下げ支持する吊下げ支持部と、
    前記内圧延ロールハウジングを、前記外圧延ロールハウジングに沿う位置から前記外圧延ロールハウジングに対して離間する位置まで前記軌道に沿って移動させる移動手段と、
    前記外圧延ロールハウジングに沿う位置まで移動した前記内圧延ロールハウジングを着脱自在に該外圧延ロールハウジングに結合する結合手段と、を備えたことを特徴とするH形鋼の曲がり矯正装置。
  2. 前記結合手段は、
    前記外圧延ロールハウジングに設けた外圧延側凸部と、
    前記外圧延ロールハウジングに沿う位置まで前記内圧延ロールハウジングが移動したときに、前記外圧延側凸部に上下方向から重合する該内圧延ロールハウジングに設けた内圧延側凸部と、
    これら外圧延側凸部及び内圧延側凸部に上下方向に連通して設けた貫通穴と、
    これら貫通穴に挿入することで前記外圧延側凸部及び内圧延側凸部を結合するコッターと、
    このコッターを昇降させて前記貫通穴への出し入れを行なうコッター昇降機構と、を備えていることを特徴とする請求項1記載のH形鋼の曲がり矯正装置。
  3. 前記外圧延側凸部は、前記外圧延ロールの交換作業を行う位置から離間した前記外圧延ロールハウジングの所定位置に設けられているとともに、
    前記内圧延側凸部は、前記内圧延ロールの交換作業を行う位置から離間した前記内圧延ロールハウジングの所定位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載のH形鋼の曲がり矯正装置。
  4. 前記結合手段は、
    前記内圧延ロールハウジングに設けたコッター係合部と、
    前記外圧延ロールハウジングに沿う位置まで前記内圧延ロールハウジングが移動したときに、昇降移動させたコッターを前記コッター係合部に係合して前記内圧延ロールハウジングを着脱自在に前記外圧延ロールハウジングに結合するコッター昇降装置と、を備えていることを特徴とする請求項1記載のH形鋼の曲がり矯正装置。
  5. 前記コッター昇降装置は、前記コッターが昇降する方向に延在している送りねじ軸と、この送りねじ軸に正逆方向の回転を伝達する回転伝達手段と、前記送りねじ軸の外周に螺合している回転不能のナット部材と、このナット部材に連結されて前記送りねじ軸に沿って平行移動する前記コッターと、を備えていることを特徴とする請求項4記載のH形鋼の曲がり矯正装置。
  6. 前記移動手段は、前記内圧延ロールハウジングを前記軌道に吊下げ支持する前記吊下げ支持部として機能するとともに、前記外圧延ロールハウジングに沿う位置から前記外圧延ロールハウジングに対して離間する位置まで前記軌道上を自走する自走手段であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載のH形鋼の曲がり矯正装置。
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