JP5833397B2 - H形鋼の曲がり矯正装置 - Google Patents
H形鋼の曲がり矯正装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5833397B2 JP5833397B2 JP2011213147A JP2011213147A JP5833397B2 JP 5833397 B2 JP5833397 B2 JP 5833397B2 JP 2011213147 A JP2011213147 A JP 2011213147A JP 2011213147 A JP2011213147 A JP 2011213147A JP 5833397 B2 JP5833397 B2 JP 5833397B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling roll
- housing
- inner rolling
- section steel
- roll housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
曲がり矯正装置に搬送されてくるH形鋼の姿勢は、搬送状態が安定するH姿勢である(図6に示すように、ウェブ1aが水平に延在し、ウェブ1aの左右に一対のフランジ1b1,1b2が位置したH形鋼1の姿勢である)。このH姿勢で圧延工程から搬送されてきたH形鋼1は、図7に示すように、長手方向曲がり(図7は右フランジ1b2を内側として湾曲する右曲がりであるが、左フランジ1b1を内側として湾曲する左曲がりも含む)が発生しやすい。
この特許文献1の曲がり矯正装置は、図8に示すように、H形鋼1の左フランジ1b1の内面を圧下する内圧延ロール3と、左フランジ1b1の外面を圧下する外圧延ロール4と、内圧延ロール3及び外圧延ロール4を支持する中フレーム5と、中フレーム5の右フレーム部と装置本体6との間に配置されて中フレーム5を支持する油圧シリンダ7、とを備えている。内圧延ロール3は、H形鋼1のウェブ1aを挟んで上下に一対配置されているとともに、中フレーム5の右フレーム部に回転自在に固定されている。外圧延ロール4は、中フレーム5の左フレーム部に油圧シリンダ8を介して回転自在に、且つ左右方向(H形鋼1の搬送方向に対して直交する方向)に移動可能に支持されている。また、油圧シリンダ7,8は油圧配管9を介して連通している。
また、右フランジ1b2を内側として湾曲したH形鋼1の右曲がりを矯正する場合には、H形鋼1の搬送方向に図8の装置に連続して配置され、図8の装置とは構成部材を左右逆にした右曲がり用の矯正装置(不図示)により、内圧延ロール3及び外圧延ロール4間で右フランジ1b2の内外面を左右方向から圧下してH形鋼1の右曲がりが矯正される。
図8の曲がり矯正装置はH姿勢のH形鋼1を矯正するので、内圧延ロール3及び外圧延ロール4は軸が上下方向に延在して配置されており、これらのロール組み換えは、内圧延ロール3及び外圧延ロール4を支持する中フレーム5を装置本体6内部の定位置に固定した状態で、中フレーム5の上下に設けた開口部から、内圧延ロール3を支持する軸受を内蔵した支持装置と、外圧延ロール4を支持する軸受を内蔵した支持装置とを出し入れする作業を行なわなければならない。したがって、図8の曲がり矯正装置は、ロール組み換えに多くの手間を要するのが現状である。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、ロール組み換え作業を簡単に行なうことができるH形鋼の曲がり矯正装置を提供することを目的としている。
さらに、請求項4記載の発明は、請求項3記載のH形鋼の曲がり矯正装置において、前記ハウジング位置調整機構は、さらに前記内圧延ロールハウジングと前記外圧延ロールハウジングとを離間する左右方向に押圧するコッター抜け止め用シリンダを備えている。
図1は、オフラインに配置したH形鋼1の長手方向の左曲がりを矯正する矯正装置10を示すものである。この矯正装置10に、H姿勢で搬送されてきたH形鋼1が通過することで、左曲がりが矯正される。なお、H形鋼1のH姿勢とは、図6で示したように、ウェブ1aが水平に延在し、ウェブ1aの左右に一対のフランジ1b1,1b2が位置した姿勢である。
装置架台11の床部には、内圧延ロールハウジング12が分離する左右方向(H形鋼1の搬送方向に対して直交する方向)に沿って軌道30が敷設されており、この軌道30は、装置架台11の外部まで延設されている。
内圧延ロールハウジング12には、上部内圧延ロール14、上部ロール支持部19、下部内圧延ロール15、下部ロール支持部20、上部内圧延ロール圧下機構16及び下部内圧延ロール圧下機構17が配置されている。
上部ロール支持部19は、上部内圧延ロール14の回転軸を支持する軸受(不図示)を備えた装置であり、回転ピン19aを介して内圧延ロールハウジング12に支持され、H形鋼1の搬送方向に対して直交する平面内で揺動自在とされ、図2に示した状態では、上部内圧延ロール14の回転軸(不図示)が上下方向に延在するように配置されている。そして、上部内圧延ロール14は、回転軸方向を上下方向とした状態で、窓18を通過するH形鋼1のウェブ1aより上部の左フランジ1b1の内面に当接可能となっている。
上部ロール支持部19は、内圧延ロールハウジング12に配置した上部昇降機構32aにより上下方向位置が調整可能とされ、下部ロール支持部20も、内圧延ロールハウジング12に配置した下部昇降機構32bにより上下方向位置が調整可能とされている。
そして、内圧延ロールハウジング12の下端部には、軌道30上を転動する車輪31が設けられている。
そして、サーボモータ28bの正回転により直動機構28aが上方移動すると、コッター27が上方に移動して内圧延ロールハウジング12及び外圧延ロールハウジング13が結合する。
また、サーボモータ28bの逆回転により直動機構28aが下方移動すると、コッター27が下方に移動し、少なくとも、結合凸部13aの貫通穴13a1及び結合凸部12aの貫通穴12a1から抜け、内圧延ロールハウジング12及び外圧延ロールハウジング13は左右方向(H形鋼1の搬送方向に対して直交する方向)に分離可能とされる。
ここで、上部内圧延ロール14,下部内圧延ロール15が本発明に係る内圧延ロールに対応し、左外圧延ロール23が本発明に係る外圧延ロールに対応し、結合凸部12a,12bが本発明に係る第1結合凸部に対応し、結合凸部13aが本発明に係る第2結合凸部に対応し、上部内圧延ロール圧下機構16及び下部内圧延ロール圧下機構17が本発明に係る内圧延ロール圧下手段に対応し、テーパ形状の外周面を持つコッター27が本発明に係るハウジング位置調整機構に対応している。
まず、ハウジング着脱部26(図3(a)参照)による内圧延ロールハウジング12及び外圧延ロールハウジング13の結合状態を解除する。結合状態の解除は、コッター昇降機構28のサーボモータ28bを逆回転させることで直動機構28aを下方移動させ、コッター27を結合凸部13aの貫通孔13a1及び結合凸部12aの貫通孔12a1から抜くことで行なう。
ここで、H形鋼1は、フランジ厚み、ウェブ厚みが複数種類の断面寸法を有しているが、本実施形態の曲がり矯正装置10は、断面寸法が異なるH形鋼1を矯正する場合には、図5で示す矯正変更動作を行なう。
また、本実施形態の曲がり矯正装置10は、上記した上部ロール支持部19、下部ロール支持部20の回転に伴い、上部内圧延ロール14、下部内圧延ロール15の回転軸が上下方向からずれるので、これを修正するように、図3(a)で示す内圧延ロールハウジング12の左右方向への移動を行なう。
、12a1,12b1…貫通穴、13…外圧延ロールハウジング、13a…結合凸部、13a1…貫通穴、13b…軸受、14…上部内圧延ロール、15…下部内圧延ロール、16…上部内圧延ロール圧下機構、17…下部内圧延ロール圧下機構、18…窓、19…上部ロール支持部、19a…回転ピン、20…下部ロール支持部、20a…回転ピン、23…左外圧延ロール、24…回転動力源、25…動力伝達軸、26…ハウジング着脱部、27…コッター、28…コッター昇降機構、28a…直動機構、28b…サーボモータ、29…コッター抜け止め用シリンダ、29a…ピストンロッド、30…軌道、31…車輪、32a…上部昇降機構、32b…下部昇降機構
Claims (4)
- 搬送方向に対して直交する左右方向にウェブが延在し、このウェブの左右端から上下方向に左右フランジが延在するH形鋼の長手方向曲がりを矯正する装置であって、
前記左右フランジの一方の内面を圧下する内圧延ロールを回転自在に支持する内圧延ロール支持部と、
この内圧延ロール支持部を支持する内圧延ロールハウジングと、
前記内圧延ロールを前記左右フランジの一方の内面に向けて圧下させる内圧延ロール圧下手段と、
前記左右フランジの一方の外面を圧下する外圧延ロールと、
回転軸が上下方向に延在するように前記外圧延ロールを支持する外圧延ロールハウジングと、
前記内圧延ロールハウジング及び前記外圧延ロールハウジングを分割可能に結合するハウジング着脱部と、を備え、
前記内圧延ロール支持部は、前記H形鋼の搬送方向に対して直交する左右方向に沿って移動することで、前記外圧延ロールハウジングと離間可能とされ、
前記内圧延ロール支持部は、前記内圧延ロールの回転軸が上下方向に延在する状態から、該内圧延ロールが前記内圧延ロールハウジングから前記外圧延ロールハウジングの側へ突出した状態となるまで、前記H形鋼の搬送方向に直交する平面内で揺動自在となるように前記内圧延ロールハウジングに支持されてなることを特徴とするH形鋼の曲がり矯正装置。 - 前記内圧延ロールハウジング及び前記外圧延ロールハウジングを分離可能に結合するハウジング着脱部を備え、
このハウジング着脱部は、前記内圧延ロールハウジングを前記外圧延ロールハウジングに向う前記左右方向に移動させ、前記内圧延ロールハウジングの左右方向位置を調整するハウジング位置調整機構を備えていることを特徴とする請求項1記載のH形鋼の曲がり矯正装置。 - 前記ハウジング着脱部は、
前記内圧延ロールハウジングの側部に設けた第1結合凸部と、
前記外圧延ロールハウジングの側部に設けられ、前記第1結合凸部に上下方向から重合する第2結合凸部と、
これら第1及び第2結合凸部に上下方向に連通して設けた貫通穴と、
これら貫通穴に挿入することで前記第1及び第2結合凸部を結合するコッターと、を備えているとともに、
前記コッターは、基端側から先端側に向かうに従い、漸次縮径したテーパ外周を有し、
前記第1及び第2結合凸部の前記貫通穴へのコッターの挿入量を増大すると、前記テーパ外周及び前記第1結合穴の内面の係合により、前記内圧延ロールハウジングを前記外圧延ロールハウジングに向かう前記左右方向に移動させ、
前記内圧延ロールハウジングの左右方向位置を調整する前記ハウジング位置調整機構として機能することを特徴とする請求項2記載のH形鋼の曲がり矯正装置。 - 前記ハウジング位置調整機構は、さらに前記内圧延ロールハウジングと前記外圧延ロールハウジングとを離間する左右方向に押圧するコッター抜け止め用シリンダを備えることを特徴とする請求項3記載のH形鋼の曲がり矯正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011213147A JP5833397B2 (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | H形鋼の曲がり矯正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011213147A JP5833397B2 (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | H形鋼の曲がり矯正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013071168A JP2013071168A (ja) | 2013-04-22 |
JP5833397B2 true JP5833397B2 (ja) | 2015-12-16 |
Family
ID=48476093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011213147A Active JP5833397B2 (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | H形鋼の曲がり矯正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5833397B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5900438B2 (ja) * | 2012-08-30 | 2016-04-06 | Jfeスチール株式会社 | H形鋼の曲がり矯正装置 |
CN105964735B (zh) * | 2016-07-05 | 2018-06-22 | 日照兴业汽车配件有限公司 | 一种汽车纵梁扭曲矫正装置 |
CN107052667B (zh) * | 2017-03-14 | 2018-10-16 | 无锡洲翔成套焊接设备有限公司 | 焊接t型钢变形综合矫正装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS518049Y2 (ja) * | 1971-11-24 | 1976-03-03 | ||
JPS6341305U (ja) * | 1986-09-04 | 1988-03-18 | ||
JPH0747168B2 (ja) * | 1989-04-11 | 1995-05-24 | 川崎製鉄株式会社 | 形鋼の圧延装置 |
JPH11319950A (ja) * | 1998-05-21 | 1999-11-24 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 形鋼の形状矯正装置 |
JP2002282943A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-02 | Kawasaki Steel Corp | H形鋼の曲がり矯正装置およびそれを用いた矯正設備列 |
-
2011
- 2011-09-28 JP JP2011213147A patent/JP5833397B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013071168A (ja) | 2013-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5833397B2 (ja) | H形鋼の曲がり矯正装置 | |
CN101269393B (zh) | 折边加工方法以及合成板制造方法 | |
US20100089114A1 (en) | Apparatus for bending plates with rolls | |
US20130180302A1 (en) | Ring rolling mill and ring rolling method | |
CN104349678A (zh) | 用于生产平轧的、被连续输送的面片的装置 | |
JP5975061B2 (ja) | カシメ装置及びカシメ方法 | |
CN105414870A (zh) | 一种易于移动便于调节的焊接滚轮支架 | |
JP6495726B2 (ja) | 管体成形装置及び管体成形方法 | |
KR101644012B1 (ko) | 파이프 벤딩 장치를 이용한 파이프 벤딩 방법 | |
JP5833396B2 (ja) | H形鋼の曲がり矯正装置 | |
JPH1177170A (ja) | ロールベンダー | |
JP3991127B2 (ja) | 板厚圧下方法及び装置 | |
CN103221161A (zh) | 滚子卷边装置 | |
JP5749618B2 (ja) | H形鋼の曲がり矯正装置 | |
JP5900438B2 (ja) | H形鋼の曲がり矯正装置 | |
JP5778051B2 (ja) | 製管装置 | |
JP2016112568A (ja) | バンパーリインフォースメントの曲げ加工装置及びバンパーリインフォースメントの曲げ加工方法 | |
WO2018119549A1 (zh) | 双辊式连续铸造装置 | |
EP3485999A1 (en) | Forging roll device | |
JP2000061535A (ja) | 電縫溶接管の製造方法および製造装置 | |
KR200351907Y1 (ko) | 파이프 용접비드 제거장치 | |
JP3345593B2 (ja) | スチールミル用サイジングロールスタンド | |
CN105436810A (zh) | 一种可移动焊接滚轮架 | |
KR101506570B1 (ko) | 오토 포밍 롤러 장치 | |
JP2009095860A (ja) | クイックシフト式圧延設備及びその調整方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150409 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150421 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150616 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151006 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151029 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5833397 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |