JP2014061099A - 競技情報処理装置及び競技情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各ホールの難易度を考慮しつつ競技者の実力に合ったスコアを計算して、競技途中でも順位情報を提供する競技情報処理装置の提供。
【解決手段】ホール情報記憶部24は、コースのホール数Nと、各ホールに設定されたホールハンディキャップとを予め記憶し、競技者情報記憶部25は、各競技者に設定された競技者ハンディキャップを予め記憶する。処理部11は、競技が開始された後、インターフェース部14を通じて各競技者の端末3から各ホールの実打数を受信して、実打数記憶部26に記憶させ、当該競技者の競技者ハンディキャップをホール数N及びホールハンディキャップに応じて当該ホールに割り当て、割り当てられた値を実打数から差し引くことによって、当該競技者について当該ホールに係るネットスコアであるホールネットスコアを算出して、ネットスコア記憶部27に記憶させ、ホールネットスコアを各競技者の端末3へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフ競技においてスコア等の競技情報を処理するための競技情報処理装置及び競技情報処理方法に関する。
特許文献1には、ゴルフ競技の進行に応じて設定されるハンディキャップ(実効的なハンディキャップ)に基づきスコア計算を行い、競技者の順位に関する情報が競技途中においても提供される競技支援装置が開示されている。
特開2005−95482号公報
しかし、特許文献1に記載の競技支援装置では、単に、全ホール数に対する現段階での終了ホール数の割合をハンディキャップに乗ずることによって実効的なハンディキャップを計算している。これは、言わば競技の進み具合のみに基づく便宜的なハンディキャップであって、各ホールの難易度が考慮されておらず、実際の実力に合ったスコアが計算されない場合がある。
そこで本発明は、各ホールの難易度を考慮しつつ競技者の実力に合ったスコアを計算することによって、競技途中においても競技者の順位に関する情報を提供することができる競技情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ゴルフ競技に関する情報を処理するための競技情報処理装置であって、演算処理を実行する処理部と、種々の情報を記憶する記憶部と、ネットワークを通じて競技者の端末と通信を行うインターフェース部とを備え、前記記憶部は、作業領域、ホール情報記憶部、競技者情報記憶部、実打数記憶部及びネットスコア記憶部を含み、前記ホール情報記憶部は、コースのホール数Nと、各ホールに設定されたハンディキャップであるホールハンディキャップとを予め記憶するところ、前記ホールハンディキャップは、前記コースの各ホールに対して、所定の基準に従い、1から前記ホール数Nまで自然数を順番に割り振ったものであり、前記競技者情報記憶部は、各競技者に設定されたハンディキャップである競技者ハンディキャップを予め記憶し、前記処理部は、競技が開始された後、前記インターフェース部を通じて各競技者の端末から各ホールの実打数を受信して、前記実打数記憶部に記憶させ、前記処理部は、当該競技者の前記競技者ハンディキャップを前記ホール数N及び前記ホールハンディキャップに応じて当該ホールに割り当て、割り当てられた値を前記実打数から差し引くことによって、当該競技者について当該ホールに係るネットスコアであるホールネットスコアを算出して、前記ネットスコア記憶部に記憶させ、前記処理部は、前記インターフェース部を通じて、前記ホールネットスコアを各競技者の端末へ送信するように構成される競技情報処理装置を提供している。
ここで、前記作業領域は、競技者ハンデメモリ及びネットスコアメモリを含み、前記処理部は、前記ホールネットスコアを算出する際、
(a)前記競技者ハンデメモリに前記競技者ハンディキャップを代入するとともに、前記ネットスコアメモリに当該ホールの実打数を代入し、
(b)前記競技者ハンデメモリの値Xから前記ホール数Nを減算して得られる値(X−N)が0以上であるか否かを判断し、
(c)前記(b)の判断において、前記値(X−N)が0以上である場合は、前記ネットスコアメモリの値Yから1を減算した値を新たな前記ネットスコアメモリの値Yとするとともに、前記競技者ハンデメモリの値Xから前記ホール数Nを減算して得られる値を新たな前記競技者ハンデメモリの値Xとして、値(X−N)が0未満となるまで前記(b)の判断を繰り返し、
(d)前記(b)の判断において、前記値(X−N)が0未満である場合は、前記競技者ハンデメモリの値Xが前記ホールハンディキャップ以上であるか否かを判断し、
(e)前記(d)の判断において、前記競技者ハンデメモリの値Xが前記ホールハンディキャップ以上である場合は、前記ネットスコアメモリの値Yから1を減算した値を新たな前記ネットスコアメモリの値Yとし、
(f)前記ネットスコアメモリの値Yを前記ネットスコア記憶部に記憶するように構成されるのが好ましい。
また、前記作業領域は、競技者ハンデメモリ、ネットスコアメモリ、第1減算値メモリ及び第2減算値メモリを含み、前記処理部は、前記ホールネットスコアを算出する際、
(a’)前記競技者ハンデメモリに前記競技者ハンディキャップを代入するとともに、前記ネットスコアメモリに当該ホールの実打数を代入したものを前記ネットスコアメモリの値Wとし、
(b’)以下の数式(1)に基づき第1減算値D1を算出して、前記第1減算値メモリに代入し、
第1減算値D1=INT(競技者ハンディキャップ/ホール数N) ・・・(1)
ただし、INT()は括弧内の数値の小数点以下を切り捨てて得られる整数
(c’)以下の不等式(2)が成り立つか否かを判断し、
競技者ハンディキャップ−ホール数N×第1減算値D1≧ホールハンディキャップ ・・・(2)
(d’)前記(c’)の判断において、上記不等式(2)が成立する場合は、第2減算値D2=1を前記第2減算値メモリに代入する一方、上記不等式(2)が成立しない場合は、第2減算値D2=0を前記第2減算値メモリに代入し、
(e’)前記ネットスコアメモリの値Wから前記第1減算値メモリの値D1と前記第2減算値メモリの値D2とを減算した値を新たな前記ネットスコアメモリの値Wとし、
(f’)前記ネットスコアメモリの値Wを前記ネットスコア記憶部に記憶するように構成されるのが好ましい。
更に、前記処理部は、ホールアウト済みのホールに係る前記ホールネットスコアを前記ネットスコア記憶部から読み出して足し合わせることにより、競技者のその時点での合計ネットスコアを算出し、ホールアウト済みのホールに係るパー数を前記ホール情報記憶部から読み出して足し合わせることにより、そのホールまでの合計パー数を算出し、前記合計ネットスコアから前記合計パー数を減ずることにより、その時点でのスコアを算出して、算出したスコアを前記ネットスコア記憶部に記憶し、競技途中の各競技者の競技順位を各競技者の端末に表示するために、前記インターフェース部を通じて、各競技者の前記スコアを各競技者の端末へ送信するように構成されるのが好ましい。
また本発明は、ゴルフ競技に関する情報を処理するための競技情報処理方法であって、演算処理を実行する処理部と、種々の情報を記憶する記憶部と、ネットワークを通じて競技者の端末と通信を行うインターフェース部とを備えるサーバにおいて、前記記憶部は、作業領域、ホール情報記憶部、競技者情報記憶部、実打数記憶部及びネットスコア記憶部を含み、前記ホール情報記憶部は、コースのホール数Nと、各ホールに設定されたハンディキャップであるホールハンディキャップとを予め記憶するところ、前記ホールハンディキャップは、前記コースの各ホールに対して、所定の基準に従い、1から前記ホール数Nまで自然数を順番に割り振ったものであり、前記競技者情報記憶部は、各競技者に設定されたハンディキャップである競技者ハンディキャップを予め記憶し、前記処理部が、競技が開始された後、前記インターフェース部を通じて各競技者の端末から各ホールの実打数を受信して、前記実打数記憶部に記憶させるステップと、前記処理部が、当該競技者の前記競技者ハンディキャップを前記ホールハンディキャップに応じて当該ホールに割り当て、割り当てられた値を前記実打数から差し引くことによって、当該競技者について当該ホールに係るネットスコアであるホールネットスコアを算出して、前記ネットスコア記憶部に記憶させるステップと、前記処理部が、前記インターフェース部を通じて、前記ホールネットスコアを各競技者の端末へ送信するステップと、を備える競技情報処理方法を提供している。
請求項1記載の競技情報処理装置又は請求項5記載の競技情報処理方法によれば、所定の基準(例えば難易度)に従い各ホールに設定されたハンディキャップであるホールハンディキャップを使用して、ホール毎のネットスコア(ホールネットスコア)を算出する。従って、隠しホール等を用いたスコア計算と比較して、競技者は予めどのホールにハンデがつくのか分かるため、単純で分かりやすく、公平性が高く、結果予測が容易となる。つまり、隠しホール等を用いることによる偶然性を排除して、競技性を高めることができる。
請求項2記載の競技情報処理装置によれば、乗除演算を用いず、単純な判断及び減算演算のみによって、ホールネットスコアを算出することができる。
請求項3記載の競技情報処理装置によれば、第1減算値D1=INT(競技者ハンディキャップ/ホール数N)を求めることによって、判断の回数を少なくしつつ、ホールネットスコアを算出することができる。
請求項4記載の競技情報処理装置によれば、各競技者の競技途中での合計ネットスコアを算出し、合計ネットスコアを各競技者の端末へ送信するので、各競技者は、競技途中でも常にその時点でのスコアを把握しておくことができる。
本発明の第1実施形態による競技情報処理装置を含むシステム全体を示す概念図。 コンペ作成画面(入力を待っている状態)のスクリーンショット。 コース検索画面のスクリーンショット。 コースデータ画面を表示するスクリーンショット。 コンペ作成画面(入力を終えた状態)のスクリーンショット。 メンバー登録画面(入力を終えた状態)のスクリーンショット。 メンバー情報画面(一部競技者)のスクリーンショット。 メンバー情報画面(全ての競技者)のスクリーンショット。 確認画面のスクリーンショット。 コース情報を示すテーブル。 メンバー情報(競技者情報)を示すテーブル。 リーダーボード画面(スコアが未入力の状態)のスクリーンショット。 ホールバイホール画面(スコアが未入力の状態)のスクリーンショット。 スコア入力画面(入力を待っている状態)のスクリーンショット。 コメント入力画面(入力を終えた状態)のスクリーンショット。 スコア算出処理を示すフローチャート。 スコア送信処理を示すフローチャート。 リーダーボード画面(各競技者の合計スコアを閲覧するための画面)のスクリーンショット。 ホールバイホール画面(各競技者のホール毎のスコアを閲覧するための画面)のスクリーンショット。 コメント一覧画面のスクリーンショット。 ホールバイホール画面に表示するための情報を示すテーブル。 リーダーボード画面に表示するための情報を示すテーブル。 リーダーボード画面(競技が終盤まで進行した状態)のスクリーンショット。 本発明の第2実施形態による競技情報処理装置にて実行されるスコア算出処理を示すフローチャート。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態による競技情報処理装置について図1乃至図12に基づき説明する。
<システム構成>
図1には、本実施の形態による競技情報処理装置を具体化したサーバ10が示されている。サーバ10は、公知のサーバ用コンピュータと同様の構成を備えており、CPU11、RAM12、ROM13、通信インターフェース(通信IF)14、ハードディスクドライブ(HDD)20などを備え、これらがバス15により相互に接続されている。通信IF14は、有線又は無線でインターネット1に接続されている。
CPU11は中央演算装置であり、RAM12、ROM13などと協働して、後述のプログラム記憶部21に記憶された各処理を実行する。RAM12は、CPU11の演算の際にデータを一時的に記憶するメモリ(作業領域)である。ROM13は、BIOSなどのプログラムが記憶された読み出し専用メモリである。
HDD20の構成について説明する。HDD20は、プログラム記憶部21、コンペ情報記憶部22、コース情報記憶部23、ホール情報記憶部24、競技者情報記憶部25、実打数記憶部26、ネットスコア記憶部27、コメント等記憶部28を備える。なお実際には、HDD20の領域がハードウェア的にこのように区分けされている訳ではなく、各記憶部を概念的に示したものである。
プログラム記憶部21は、後述するスコア算出処理、スコア送信処理その他種々の処理に係るプログラムを記憶するための領域である。コンペ情報記憶部22は、コンペの名称(コンペ名)、コンペの開催日、コンペが開催されるコース名を記憶するための領域である。コース情報記憶部23は、国内又は外国の多数のゴルフ場のデータ(具体的には、名称、所在地、各ホールに設定されたパー数及びハンディキャップ等)を記憶する、言わばゴルフ場のデータベースである。ホール情報記憶部24は、コンペを行うコースの各ホールに設定されたパー数及びハンディキャップ(ホールハンディキャップ)を記憶するための領域である。競技者情報記憶部25は、コンペに参加する競技者の名前、ハンディキャップ(競技者ハンディキャップ)、生年月日を記憶するための領域である。実打数記憶部26は、各競技者のホール毎及び合計の実打数を記憶するための領域である。ネットスコア記憶部27は、各競技者のホール毎及び合計のネットスコアを記憶するための領域である。コメント等記憶部28は、各競技者が入力したコメント等の情報を記憶するための領域である。
競技者端末3は、コンペに参加する各競技者が使用する情報処理端末であり、本実施形態ではスマートフォンを用いる。各競技者端末3(スマートフォン)は、演算処理部(CPU)、フラッシュメモリ等で構成される記憶部31、競技者による入力及び情報の表示を行うタッチスクリーン、携帯電話回線や無線LAN等を通じた通信を行う通信手段等を備えている。
記憶部31には、サーバ10のプログラム記憶部21に記憶されたプログラムと協働して実行されるスマートフォン用アプリケーション・プログラム(以下、「本アプリ」と呼ぶ。)が記憶されている。
本実施形態では、各競技者端末3は、携帯電話回線を通じて基地局4と無線で通信を行う。基地局4は、図示しない交換機等を介してインターネット1に接続されている。なお、競技者端末3は、各競技者が全員所有している必要はなく、一緒にコースを回る組のうち誰か一人が所有していればよい。
<競技前の準備処理>
次に、ゴルフコンペを開催する前に準備として行う処理について説明する。
まず、管理者(通常は競技者のうちの一人)が、コンペを作成する。管理者の競技者端末3(以下、管理者端末3Aと呼ぶ。)にて本アプリを起動して、図2Aのコンペ作成画面を開く。タッチスクリーン等の入力手段を通じてコンペ名及び開催日を入力する。
図2Aの画面において管理者が「コース検索ボタン」をタッチすると、図2Bのコース検索画面に移動する。図2Bのコース検索画面では、まず都道府県(この例では「広島」)を選択する。そして、コース名の欄に文字列(この例では「尾道」)を入力して「検索」ボタンをタッチすると、選択された都道府県並びに入力された文字列の情報が、インターネット1を通じてサーバ10に送信される。サーバ10のCPU11は、コース情報記憶部23内のコースを検索して、該当するコースを抽出し、抽出結果を管理者端末3Aに送信する。すると、管理者端末3Aでは、検索結果としてその文字列を含むゴルフ場が表示される。その中から、例えば「尾道ABCカントリークラブ」を選択すると、図2Cのコースデータ画面に移動する。ここで、サーバ10のコース情報記憶部23から、選択されたゴルフ場のコースデータ(具体的には各ホール(HOLE)のパー数(PAR)及びハンディキャップ(HDCP))が管理者端末3Aに送信され、管理者端末3Aのタッチスクリーン上で図2Cのように表示される。
図2Cの画面でOKボタンをタッチすると、図2Dのコンペ作成画面に戻り(ただし各項目の入力が終わった状態となっている)、この画面で「次へ」ボタンをタッチすることにより、図3Aのメンバー登録画面に進む。
図3Aのメンバー登録画面では、メンバー情報(競技者情報)を入力する。具体的には、氏名、ハンディキャップ(競技者ハンディキャップ)、生年月日、組情報(INかOUTか、何組か)を入力する。登録ボタンをタッチすると、当該競技者の情報が管理者端末3Aの記憶部31に記憶され、図3Bのメンバー情報画面に進む。
図3Bのメンバー情報画面では、登録された競技者の情報を確認することができる。この画面で「メンバー登録」ボタンをタッチすると、再び図3Aのような画面が表示され、更なる競技者の情報を入力することができる。図3Cでは、コンペに参加する全ての競技者のメンバー情報が表示されている。図3Cの画面で「確認」ボタンをタッチすると、図3Dの確認画面に進む。
図3Dの確認画面では、管理者端末3Aの記憶部31に記憶されていたコンペ名、開催日、コース名、競技者の各情報を表示する。ここで「確認メールを送る」ボタンをタッチすると、コンペ情報及びメンバー情報を確定する前に、参加者メンバーにメールを送信して内容を確認をしてもらうことができる。確定したい場合は「決済に進む」ボタンをタッチすると、決済画面に進んで料金の決済を行うことができる。決済を行うと、管理者端末3Aの記憶部31に記憶されていたコンペ名、開催日、コース名、競技者の各情報が、サーバ10へ送信される。即ち、これらの情報が確定され、もはや編集できなくなる。
サーバ10は、インターネット1及び通信IF14を介して、これらの情報を受信して、コンペ情報記憶部22及び競技者情報記憶部25に記憶する。具体的には、コンペ名、開催日、コース名の各情報はコンペ情報記憶部22に記憶され、競技者の情報は競技者情報記憶部25に記憶される。更に、サーバ10のCPU11は、コンペ情報記憶部22に記憶されたコース名に基づき、該当するコースのホール情報(各ホールのパー数及びホールハンディキャップ)をコース情報記憶部23から呼出し、ホール情報記憶部24に記憶する。これにより、競技前の準備処理が完了する。
ここで、図4及び図5を参照して、ホール情報記憶部24に記憶されたホール情報、競技者情報記憶部25に記憶された競技者情報について説明しておく。
図4は、ホール情報記憶部24に記憶されたホール情報を概念的に示すテーブルである。1行目はホール番号であり、1〜18の数字で示している。本例のコースにおけるホール数Nは、標準的なホール数である18ホールであるが、ホール数Nが18ホールに限定されるものではない。2行目は、各ホールに設定されたパー数を示す。3行目は、各ホールに設定されたハンディキャップ(ホールハンディキャップ)を示しており、1からホール数N(この例では18)までの自然数が、基本的にはホールの難易度に従って各ホールに付されている。つまり、ホールハンディキャップ=1のホールがそのコースのホールのうち最も難易度が高く、ホールハンディキャップ=N(この例では18)のホールが最も難易度が低いことになる。
図5は、競技者情報記憶部25に記憶された競技者情報を概念的に示すテーブルである。1列目は、各競技者の氏名である。2列目は、各競技者のハンディキャップである。この競技者ハンディキャップは、公式に認定された数字でなくともよく、何らかの方法で予め設定しておけばよい。また、本実施形態で用いる競技者ハンディキャップは自然数としているため、もし競技者ハンディキャップに小数点以下の数値がある場合は、四捨五入等の方法によって自然数にしておく。3列目は、各競技者の生年月日である。これは、複数競技者が同スコアの場合に、年長者を上位にするために用いる。
<競技中の処理>
次に、競技中に実行される処理について説明する。
競技が開始されると、各競技者は、競技者端末3の本アプリ上で、決済後に付与されるID情報を入力することによって、コンペに参加することができる。競技者端末3には、競技中の基本画面として、図6Aのリーダーボード画面又は図6Bのホールバイホール画面が表示される。リーダーボード画面は、競技途中又は競技終了後の競技者の順位をスコアとともに表示する画面である。ホールバイホール画面は、各競技者のホール毎のスコアを、パー、バーディー等の情報とともに表示する画面である。リーダーボード画面とホールバイホール画面とは、相互に切り替えることができる。即ち、リーダーボード画面を表示中に「ホールバイホール」ボタンをタッチすると、自分の組のホールバイホール画面に移動することができ、ホールバイホール画面を表示中に「リーダーボード」ボタンをタッチすると、リーダーボード画面に移動することができる。また、何れの画面においても「スコア入力」ボタンをタッチすると、図7Aのスコア入力画面に移動することができる。
利用者は、毎ホール、ホールアウトすると、図7Aのスコア入力画面にてスコア(実打数)を入力する。図7Aの例では、同グループに属する2名が表示されている。同グループ内であれば、自らのスコアだけでなく、他の競技者のスコアであっても入力可能である。従って、競技者端末3は、グループに少なくとも1台あればよいことになる。図7A中に「GROSS SCORE」とあるのは、グロススコア即ち実打数を入力する欄である。1番ホールは、パー4であるため、「GROSS SCORE」欄に薄く「4」と表示されている。数字「4」の左右にある「−」(マイナス)又は「+」(プラス)記号をタッチすることにより、その回数だけ数字が増減するため、これによって実打数を入力することができる。例えば、「4」が薄く表示された状態で「−」を1回タッチすれば数字が「3」となり、「+」を2回タッチすれば数字が「6」となる。また、実打数が4打の場合は薄く表示されている数字「4」をタッチすることにより、数字「4」が濃く表示されて、入力を行うことができる。また、図7Aの画面で「コメント」ボタンをタッチすると、図7Bのコメント入力画面に移動してコメントを入力することができる。図7Bの画面では、コメントの他、「池ポチャ」、「OB」、「3パット」の各ラジオボタンをタッチすることにより、そのような情報を記録しておくことができる(後述のようにサーバ10に保存される)。
図7Aのスコア入力画面にてスコア(実打数)を入力した後、「保存する」ボタンをタッチすると、入力された実打数が競技者端末3からサーバ10へ送信される。実打数は実打数記憶部26に保存される。このとき、図7Bの画面で入力されたコメント及び「池ポチャ」等の情報も、競技者端末3からサーバ10へ送信される。コメント等の情報は、コメント等記憶部28に保存される。
サーバ10のCPU11は、通信IF14を介して、競技者端末3から実打数を受信したことを検知すると、図8に示すスコア算出処理を開始する。スコア算出処理では、まずCPU11は、S102において、競技者ハンディキャップの値を、RAM12の一部の領域である競技者ハンデメモリに保存する。この値を変数Xで表す。更に、CPU11は、競技者端末3から受信した当該ホールの実打数を、RAM12の別の一部の領域であるネットスコアメモリに保存する。この値を変数Yで表す。
次に、S104において、CPU11は、(X−ホール数N)の値が0以上であるか否か判断する。(X−ホール数N)の値が0以上である場合は(S104:Yes)、S106に進む。一方、(X−ホール数N)の値が0未満である場合は(S104:No)、S108に進む。
S106では、CPU11は、変数Yを1デクリメント(減算)する(Y=Y−1)。更に、Xからホール数Nを減じた値をXに代入する(X=X−ホール数N)。そして、S104の処理に戻る。つまり、(X−ホール数N)の値が0未満となるまで、S104→S106のループが繰り返される。
S108では、CPU11は、変数Xがホールハンディキャップ以上であるか否か判断する。変数Xがホールハンディキャップ以上である場合は(S108:Yes)、S110に進んで、変数Yを1デクリメントする(Y=Y−1)。変数Xがホールハンディキャップ未満である場合は(S108:No)、S110をスキップしてS112に進む。
なお、S104〜S110の処理は、競技者の競技者ハンディキャップを、ホール数N及びホールハンディキャップに応じて当該ホールに割り当て、割り当てられた値を実打数から差し引くことによってホールネットスコア(ホールハンデスコア)を算出する処理であると言うことができる。
以上の処理を終えた段階で、当該ホールにおけるハンデを加味したネットスコア(ホールネットスコア又はホールハンデスコアと呼ぶ。)が、変数Yに入っている。
S112では、CPU11は、変数Yの値(ホールネットスコア)を、HDD20のネットスコア記憶部27に記憶する。S114では、CPU11は、ホールアウト済みのホールに係るホールネットスコアをネットスコア記憶部27から読み出して、これらを足し合わせ、その時点での合計ネットスコアを算出する。
S116では、CPU11は、ホールアウト済みのホールに係るパー数をホール情報記憶部24から読み出して足し合わせ、そのホールまでの合計パー数を算出する。S118では、CPU11は、合計ネットスコアから合計パー数を減ずることにより、0(イーブン)、+1(1オーバー)、−1(1アンダー)等のスコアを算出し、算出したスコアをネットスコア記憶部27に記憶する。
ここで、以上説明したスコア算出処理について、具体例を用いて説明する。競技者が図5に示す山田一郎氏の場合、競技者ハンディキャップは8である。また、今、1番ホールの実打数を入力したとする。S102において、CPU11はRAM12に競技者ハンディキャップの値8を保存する(X=8)。更に、CPU11は、競技者端末3から受信した当該ホールの実打数5をRAM12に保存する(Y=5)。S104の判断において、(X−ホール数N)=8−18<0であるから(S104:No)、S108に進む。S108の判断において、X=8は1番ホールのホールハンディキャップ値6(図4参照)以上であるから(S108:Yes)、S110に進む。S110では、Yを1デクリメントするから、Y=4となる。この値が、1番ホールでのホールネットスコアとなる。つまり、実打数5に対して1少ないホールネットスコア4となる。S112では、ホールネットスコア=4を、HDD20のネットスコア記憶部27に記憶する。S114では、未だ1番ホールしかホールアウトしていないから、この時点での合計ネットスコアは4となる。S116では、まだ1番ホールしかホールアウトしていないから、合計パー数は1番ホールのパー数である4である。S118では、合計ネットスコア=4から合計パー数=4を減ずることによりスコア0(イーブン)が得られ、これを1番ホール終了時点のスコアとしてネットスコア記憶部27に記憶する。
別の例として、競技者が高橋次男氏(図5)の場合について説明する。競技者ハンディキャップは26である。また、1番ホールの実打数は7である。S102において、CPU11はRAM12に競技者ハンディキャップの値26を保存する(X=26)。更に、CPU11は、競技者端末3から受信した当該ホールの実打数7をRAM12に保存する(Y=7)。S104の判断において、(X−ホール数N)=26−18≧0であるから(S104:Yes)、S106に進む。S106では、Yを1デクリメントして、Y=6となる。また、X=X−ホール数N=26−18=8となる。S104に戻り、(X−ホール数N)=8−18<0であるから(S104:No)、今度はS108に進む。S108の判断において、X=8は1番ホールのホールハンディキャップ値6(図4参照)以上であるから(S108:Yes)、S110に進む。S110では、Yを1デクリメントするから、Y=5となる。この値が、1番ホールでのホールネットスコアとなる。つまり、実打数7に対して2少ないホールネットスコア5となる。S112では、ホールネットスコア=5を、HDD20のネットスコア記憶部27に記憶する。S114では、未だ1番ホールしかホールアウトしていないから、この時点での合計ネットスコアは5となる。S116では、まだ1番ホールしかホールアウトしていないから、合計パー数は1番ホールのパー数である4である。S118では、合計ネットスコア=5から合計パー数=4を減ずることによりスコア+1(ワンオーバー)が得られ、これを1番ホール終了時点のスコアとしてネットスコア記憶部27に記憶する。
このように、競技者のスコアがネットスコア記憶部27に記憶されると、コンペの参加者はスコアを見ることができるようになる。競技者が、競技者端末3上でリーダーボード画面(図6A)又はホールバイホール画面(図6B)を開こうとすると、競技者端末3からサーバ10に対してスコアのリクエストが送信され、図9のスコア送信処理が開始される。
スコア送信処理では、S202において、サーバ10のCPU11は、競技者端末3からのリクエストがリーダーボード画面かホールバイホール画面かを判断する。
リクエストがリーダーボード画面であれば(S202:Yes)、S204で、CPU11は、各競技者のスコア及び終了ホールをネットスコア記憶部27から読み出して、リクエストを送信した競技者端末3に送信する。なお、このとき、コメント等記憶部28に記憶されたコメントも競技者端末3に送信される。競技者端末3は、これらのデータを受信すると、図10Aのようにリーダーボード画面にスコア及び終了ホールの数字を表示する。また、図10Aの画面で「コメント一覧」ボタンをタッチすると、図10Cのコメント一覧画面が表示される。コメント一覧画面では、各競技者がそのホールの結果について入力したコメントが時系列で表示される。
一方、リクエストがホールバイホール画面であれば(S202:No)、S206で、CPU11は、各競技者のホール毎の実打数及びネットスコアをネットスコア記憶部27から読み出して、リクエストを送信した競技者端末3に送信する。競技者端末3は、これらのデータを受信すると、図10Bのようにホールバイホール画面にホール毎の実打数及びネットスコアを表示する。ここで、ネットスコアは、図10Bの右側に示すように−(パー)、○(バーディー)等の記号で表示され、一目で把握しやすくなっている。これで、スコア送信処理が終了する。
図11Aは、ホールバイホール画面に表示するための情報を概念的に示すテーブルである。上から1行目「ホール」から3行目「ハンデ」(ハンディキャップ)までの情報は、基本的に図4に示す情報と同じものであるが、便宜上、1〜9番ホール(アウト)と10〜18番ホール(イン)とに分けて示している。4行目以下は、各競技者のホール毎のスコアを示している。即ち、各競技者の欄の1行目が実打数(グロス)、2行目がホールネットスコア(ネット)、3行目がパー(0)、バーディー(−1)等のスコア表示となっている。更に、各競技者の「合計」の欄では、1行目が現時点での合計実打数、2行目が現時点での合計ネットスコア、3行目が合計でのイーブン(0)、ワンオーバー(+1)等の表示となっている。なお、図11Aでは、各競技者が8番ホールまでホールアウトした段階での成績を示している。
図11Bは、リーダーボード画面に表示するための情報を概念的に示すテーブルである。各競技者の名前が、現時点での合計ネットスコアが良い順に上から並んでいる。更に、何番ホールまでホールアウトしたかの情報が示されている。なお、本実施形態では、複数競技者が同スコアである場合、競技者情報記憶部25に記憶された各競技者の生年月日に基づき、年長者を上位とする。
図12は、競技が終盤まで進行した状態でのリーダーボード画面を示している。各競技者のスコア及び何ホールまで終了したかの情報を、スコアの良い順に表示している。なお、「Hole」の欄において、「F]は全ホールを終了したことを示し、「棄権」はコンペを途中で棄権したことを示している。このように、本実施形態による競技情報処理装置によれば、ゴルフコンペにおいて、各競技者端末3で入力されサーバ10へ送信されたスコア等のデータを共有することにより、リアルタイムでコンペ内での順位や他の競技者の成績等を把握することができる。
このように、本実施形態による競技情報処理装置によれば、各ホールごとの難易度に関連して予めゴルフ場が定めたハンディキャップを使用して、ホール毎のネットスコア(ホールネットスコア又はホールハンデスコア)を使用する。従って、隠しホール等を用いたスコア計算と比較して、競技者は予めどのホールにハンデがつくのか分かるため、単純で分かりやすく、公平性が高く、結果予測が容易となる。つまり、隠しホール等を用いることによる偶然性を排除して、競技性を高めることができる。また、競技者は、競技途中でも常にその時点でのネットスコア、グロススコアを把握しておくことができる。
また、本実施形態による競技情報処理装置によれば、乗除演算を用いず、単純な判断及び減算演算のみによって、ホールネットスコア(ホールハンデスコア)を算出することができる。
また、特開2005−95482号公報に開示された方法では、ハンディキャップを競技進行程度に合わせて実効的な数値に変換して競技順位決定に用いる。この場合、スコアに小数点以下が含まれることになり、分り易さ(明瞭さ)に欠ける。本実施形態による競技情報処理装置によれば、スコア計算に小数点以下の数値が含まれることはないため、スコアがイーブン(0)、−1、+3等の表示になり分り易い。このため、プロ競技者のテレビ中継画面の表示と同様の表示が可能となり、競技者の競技参加意識の向上につながる。
なお、ゴルフ競技では、長時間にわたり、茶店休憩や、前の組の打ち終わりを待つ時間、カートでの移動時間等、各競技者がデータ入力できる時間がある。そのような時間にコンペ内の他の競技者のプレー経過を知ることにより、競技に対する臨場感を増すことができる。また、コメントの入力及び閲覧も臨場感を増す一助となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態による競技情報処理装置について説明する。第2実施形態による競技情報処理装置は、CPU11が実行するスコア算出処理についてのみ第1実施形態と異なる。従って、第2実施形態によるスコア算出処理を図13のフローチャートに従って説明する。
第2実施形態のスコア算出処理において、まずCPU11は、S302で、競技者ハンディキャップの値を、RAM12の一部の領域である競技者ハンデメモリに保存する。この値を変数Zで表す。更に、CPU11は、競技者端末3から受信した当該ホールの実打数を、RAM12の一部の領域であるネットスコアメモリに保存する。この値を変数Wで表す。
S304で、CPU11は、下記の式(1)に基づき、第1減算値D1を算出して、RAM12の一部の領域である第1減算値メモリに保存する。
第1減算値D1=INT(競技者ハンディキャップZ/ホール数N)・・・(1)
ここで、INT()は括弧内の数値の小数点以下を切り捨てて得られる整数である。
S306で、CPU11は、下記の不等式(2)が成り立つか否か、即ち、(競技者ハンディキャップZ−ホール数N×D1)の値が、そのホールのホールハンディキャップ以上であるか否かを判断する。
(競技者ハンディキャップZ−ホール数N×D1)≧ホールハンディキャップ ・・・(2)
ここで、(競技者ハンディキャップZ−ホール数N×D1)の値が、そのホールのホールハンディキャップ以上である場合(S306:Yes)、下記の式(2a)のように第2減算値D2を1とし、RAM12の一部の領域である第2減算値メモリに保存する(S308)。
第2減算値D2=1 ・・・(2a)
一方、(競技者ハンディキャップZ−ホール数N×D1)の値が、そのホールのホールハンディキャップ未満である場合(S306:No)、下記の式(2b)のように第2減算値D2を0とし、RAM12の前記第2減算値メモリに保存する(S310)。
第2減算値D2=0 ・・・(2b)
次に、S311で、CPU11は、RAM12に保存された実打数Wから第1減算値D1及び第2減算値D2を減算する(W=W−D1−D2)。これによって得られた値が、そのホールのネットスコア(ホールネットスコア又はホールハンデスコア)となる。S312では、CPU11は、変数Wの値(ホールネットスコア)を、HDD20のネットスコア記憶部27に記憶する。S114〜S118の各ステップについては、第1実施形態(図8)と同様であるため説明を省略する。
以上説明した第2実施形態のスコア算出処理について、第1実施形態と同様の具体例を用いて説明する。競技者が図5に示す山田一郎氏の場合、競技者ハンディキャップは8である。そして、今、1番ホールの実打数を入力したとする。S302において、CPU11はRAM12に競技者ハンディキャップの値8を保存する(Z=8)。更に、CPU11は、競技者端末3から受信した当該ホールの実打数5をRAM12に保存する(W=5)。S304では、式(1)に基づき第1減算値D1を算出すると、第1減算値D1=INT(競技者ハンディキャップZ/ホール数N)=INT(8/18)=INT(0.44)=0となる。S306では、(競技者ハンディキャップZ−ホール数N×D1)=8−18×0=8であり、1番ホールのホールハンディキャップ=6(図4参照)であるから、不等式(2)が成り立つ(S306:Yes)。よって、第2減算値D2=1となる(S308)。S311では、W=W−D1−D2=5−0−1=4となり、ホールネットスコアは4と算出される。
別の例として、競技者が高橋次男氏(図5)の場合について説明する。競技者ハンディキャップは26である。また、1番ホールの実打数は7である。S302において、CPU11はRAM12に競技者ハンディキャップの値26を保存する(Z=26)。更に、CPU11は、競技者端末3から受信した当該ホールの実打数7をRAM12に保存する(W=7)。S304では、式(1)に基づき第1減算値D1を算出すると、第1減算値D1=INT(競技者ハンディキャップZ/ホール数N)=INT(26/18)=INT(1.44)=1となる。S306では、(競技者ハンディキャップZ−ホール数N×D1)=26−18×1=8であり、1番ホールのホールハンディキャップ=6(図4参照)であるから、不等式(2)が成り立つ(S306:Yes)。よって、第2減算値D2=1となる(S308)。S311では、W=W−D1−D2=7−1−1=5となり、ホールネットスコアは5と算出される。
本実施形態による競技情報処理装置によれば、第1減算値D1=INT(競技者ハンディキャップ/ホール数N)を求めることによって、判断の回数を少なくしつつ、ホールネットスコア(ホールハンデスコア)を算出することができる。
<変形例>
本発明による競技情報処理装置は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、競技者端末3として上記実施形態ではスマートフォンを例示して説明したが、必ずしもスマートフォンである必要はない。プログラムを対応させることにより、通常の携帯電話、タブレット端末、ノートパソコン等であっても実施可能である。また、図面に示した画面構成についても、当然のことながら、これらに限定されるものではない。
また、上述した実施形態では、各競技者端末3は、携帯電話回線を通じてインターネット1と接続されているが、例えば、ゴルフ場内に設置された無線LANを通じてインターネット1と接続されてもよい。
1・・・インターネット、3・・・競技者端末、3A・・・管理者端末、
31・・・記憶部、4・・・基地局、10・・・サーバ、11・・・CPU、
12・・・RAM、13・・・ROM、14・・・通信IF、15・・・バス、
20・・・HDD、21・・・プログラム記憶部、22・・・コンペ情報記憶部、
23・・・コース情報記憶部、24・・・ホール情報記憶部、
25・・・競技者情報記憶部、26・・・実打数記憶部、
27・・・ネットスコア記憶部、28・・・コメント等記憶部。

Claims (5)

  1. ゴルフ競技に関する情報を処理するための競技情報処理装置であって、
    演算処理を実行する処理部と、種々の情報を記憶する記憶部と、ネットワークを通じて競技者の端末と通信を行うインターフェース部とを備え、
    前記記憶部は、作業領域、ホール情報記憶部、競技者情報記憶部、実打数記憶部及びネットスコア記憶部を含み、
    前記ホール情報記憶部は、コースのホール数Nと、各ホールに設定されたハンディキャップであるホールハンディキャップとを予め記憶するところ、前記ホールハンディキャップは、前記コースの各ホールに対して、所定の基準に従い、1から前記ホール数Nまで自然数を順番に割り振ったものであり、
    前記競技者情報記憶部は、各競技者に設定されたハンディキャップである競技者ハンディキャップを予め記憶し、
    前記処理部は、競技が開始された後、前記インターフェース部を通じて各競技者の端末から各ホールの実打数を受信して、前記実打数記憶部に記憶させ、
    前記処理部は、当該競技者の前記競技者ハンディキャップを前記ホール数N及び前記ホールハンディキャップに応じて当該ホールに割り当て、割り当てられた値を前記実打数から差し引くことによって、当該競技者について当該ホールに係るネットスコアであるホールネットスコアを算出して、前記ネットスコア記憶部に記憶させ、
    前記処理部は、前記インターフェース部を通じて、前記ホールネットスコアを各競技者の端末へ送信するように構成されることを特徴とする競技情報処理装置。
  2. 前記作業領域は、競技者ハンデメモリ及びネットスコアメモリを含み、
    前記処理部は、前記ホールネットスコアを算出する際、
    (a)前記競技者ハンデメモリに前記競技者ハンディキャップを代入するとともに、前記ネットスコアメモリに当該ホールの実打数を代入し、
    (b)前記競技者ハンデメモリの値Xから前記ホール数Nを減算して得られる値(X−N)が0以上であるか否かを判断し、
    (c)前記(b)の判断において、前記値(X−N)が0以上である場合は、前記ネットスコアメモリの値Yから1を減算した値を新たな前記ネットスコアメモリの値Yとするとともに、前記競技者ハンデメモリの値Xから前記ホール数Nを減算して得られる値を新たな前記競技者ハンデメモリの値Xとして、値(X−N)が0未満となるまで前記(b)の判断を繰り返し、
    (d)前記(b)の判断において、前記値(X−N)が0未満である場合は、前記競技者ハンデメモリの値Xが前記ホールハンディキャップ以上であるか否かを判断し、
    (e)前記(d)の判断において、前記競技者ハンデメモリの値Xが前記ホールハンディキャップ以上である場合は、前記ネットスコアメモリの値Yから1を減算した値を新たな前記ネットスコアメモリの値Yとし、
    (f)前記ネットスコアメモリの値Yを前記ネットスコア記憶部に記憶するように構成されることを特徴とする請求項1記載の競技情報処理装置。
  3. 前記作業領域は、競技者ハンデメモリ、ネットスコアメモリ、第1減算値メモリ及び第2減算値メモリを含み、
    前記処理部は、前記ホールネットスコアを算出する際、
    (a’)前記競技者ハンデメモリに前記競技者ハンディキャップを代入するとともに、前記ネットスコアメモリに当該ホールの実打数を代入したものを前記ネットスコアメモリの値Wとし、
    (b’)以下の数式(1)に基づき第1減算値D1を算出して、前記第1減算値メモリに代入し、
    第1減算値D1=INT(競技者ハンディキャップ/ホール数N) ・・・(1)
    ただし、INT()は括弧内の数値の小数点以下を切り捨てて得られる整数
    (c’)以下の不等式(2)が成り立つか否かを判断し、
    競技者ハンディキャップ−ホール数N×第1減算値D1≧ホールハンディキャップ ・・・(2)
    (d’)前記(c’)の判断において、上記不等式(2)が成立する場合は、第2減算値D2=1を前記第2減算値メモリに代入する一方、上記不等式(2)が成立しない場合は、第2減算値D2=0を前記第2減算値メモリに代入し、
    (e’)前記ネットスコアメモリの値Wから前記第1減算値メモリの値D1と前記第2減算値メモリの値D2とを減算した値を新たな前記ネットスコアメモリの値Wとし、
    (f’)前記ネットスコアメモリの値Wを前記ネットスコア記憶部に記憶するように構成されることを特徴とする請求項1記載の競技情報処理装置。
  4. 前記処理部は、
    ホールアウト済みのホールに係る前記ホールネットスコアを前記ネットスコア記憶部から読み出して足し合わせることにより、競技者のその時点での合計ネットスコアを算出し、
    ホールアウト済みのホールに係るパー数を前記ホール情報記憶部から読み出して足し合わせることにより、そのホールまでの合計パー数を算出し、
    前記合計ネットスコアから前記合計パー数を減ずることにより、その時点でのスコアを算出して、算出したスコアを前記ネットスコア記憶部に記憶し、
    競技途中の各競技者の競技順位を各競技者の端末に表示するために、前記インターフェース部を通じて、各競技者の前記スコアを各競技者の端末へ送信するように構成されることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一記載の競技情報処理装置。
  5. ゴルフ競技に関する情報を処理するための競技情報処理方法であって、
    演算処理を実行する処理部と、種々の情報を記憶する記憶部と、ネットワークを通じて競技者の端末と通信を行うインターフェース部とを備えるサーバにおいて、前記記憶部は、作業領域、ホール情報記憶部、競技者情報記憶部、実打数記憶部及びネットスコア記憶部を含み、
    前記ホール情報記憶部は、コースのホール数Nと、各ホールに設定されたハンディキャップであるホールハンディキャップとを予め記憶するところ、前記ホールハンディキャップは、前記コースの各ホールに対して、所定の基準に従い、1から前記ホール数Nまで自然数を順番に割り振ったものであり、
    前記競技者情報記憶部は、各競技者に設定されたハンディキャップである競技者ハンディキャップを予め記憶し、
    前記処理部が、競技が開始された後、前記インターフェース部を通じて各競技者の端末から各ホールの実打数を受信して、前記実打数記憶部に記憶させるステップと、
    前記処理部が、当該競技者の前記競技者ハンディキャップを前記ホールハンディキャップに応じて当該ホールに割り当て、割り当てられた値を前記実打数から差し引くことによって、当該競技者について当該ホールに係るネットスコアであるホールネットスコアを算出して、前記ネットスコア記憶部に記憶させるステップと、
    前記処理部が、前記インターフェース部を通じて、前記ホールネットスコアを各競技者の端末へ送信するステップと、
    を備えることを特徴とする競技情報処理方法。
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