JP2009268855A - スコア入力システム - Google Patents

Abstract

【課題】プレーヤに対してゴルフスコア入力を継続的に行う動機付けを与えうるゴルフスコア入力システムを提供すること。
【解決手段】データ通信回線網に接続されたサーバ、および上記データ通信回線網を介して上記サーバにアクセス可能な複数の入力端末装置を備えており、上記入力端末装置から入力されたホール毎の打数を含むゴルフスコアデータを上記サーバに蓄積するゴルフスコア入力システムであって、各ホールの基準打数６１が定められた基準ゴルフスコア６を設定する基準スコア設定手段と、上記各入力端末装置から入力されたプレーヤ毎の個別ゴルフスコア５と、基準ゴルフスコア６とを比較し、互いの打数が一致したホール数に応じてプレーヤ毎にポイント７を付与するポイント付与手段と、を備える。
【選択図】 図５

Description

本発明は、たとえばパソコンや携帯電話機を用いてゴルフスコアを入力するゴルフスコア入力システムに関する。

ゴルフのプレーヤは、ゴルフ場をラウンドするときに各ホールの打数をゴルフスコアとして記録する。たとえば、複数ラウンドのゴルフスコアに基づいて、各プレーヤの技量を示すハンディキャップを算出できる。このようなハンディキャップの算出などを目的として、プレーヤがゴルフスコアを継続的に記録するスコア管理が広くなされている。このスコア管理の一手法として、ゴルフスコア入力システムが提案されている（たとえば、特許文献１参照）。たとえば、各プレーヤがパソコンや携帯電話機からゴルフスコアを入力すると、このゴルフスコアがインターネットを経由してサーバに蓄積される。このサーバでは、各プレーヤの複数のゴルフスコアから、適切なハンディキャップが自動的に算出される。このハンディキャップは、ゴルフスコアの入力がなされるたびに更新される。したがって、たとえばプレーヤが手帳などにゴルフスコアを記入し、自らハンディキャップを算出する場合と比べて、手軽にかつ正確にハンディキャップを算出できるという利点がある。

しかしながら、ハンディキャップを適切に算出するには、相当数のゴルフスコアを蓄積する必要がある。各ゴルフスコアの入力には、通常１８ホールの打数をすべて入力することが強いられる。プレーヤは、ゴルフ場でのラウンドやゴルフ場からの帰路で疲れることがしばしばであるため、携帯電話機やパソコンを用いた細かな入力作業は敬遠される傾向にある。このため、継続的なスコア管理が困難であり、適切なハンディキャップの算出がなされるとは限らなかった。

特開２００３−９３５７２号公報

本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、プレーヤに対してゴルフスコア入力を継続的に行う動機付けを与えうるゴルフスコア入力システムを提供することをその課題とする。

本発明によって提供されるゴルフスコア入力システムは、データ通信回線網に接続されたサーバ、および上記データ通信回線網を介して上記サーバにアクセス可能な複数の入力端末装置を備えており、上記入力端末装置から入力されたホール毎の打数を含むゴルフスコアデータを上記サーバに蓄積するゴルフスコア入力システムであって、各ホールの基準打数が定められた基準ゴルフスコアを設定する基準スコア設定手段と、上記各入力端末装置から入力されたプレーヤ毎の個別ゴルフスコアと、上記基準ゴルフスコアとを比較し、互いの打数が一致したホール数に応じてプレーヤ毎にポイントを付与するポイント付与手段とを、備えることを特徴としている。

このような構成によれば、上記ポイントの獲得が、上記プレーヤがゴルフスコアを入力する動機付けとなる。上記ポイントは、必ずしもゴルフスコアが競技結果として優れているか否かによらないため、様々なレベルの上記プレーヤの興味を引くものとなる。したがって、プレーヤが継続的にゴルフスコアを入力する誘因を提供可能であり、たとえばハンディキャップを適切に算出することができる。また、上記ポイントを利用すれば、これまでのスコア管理では得られなかった特典をプレーヤに与えることが可能である。このような特典の例としては、上記サーバの管理者がゴルフ場と提携することにより、ポイントに応じたプレー料金の割引、あるいはゴルフ場予約サイトとの提携により、このサイトを通じた予約についての割引や、優先予約の設定などが考えられる。

本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。

以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。

図１は、本発明に係るゴルフスコア入力システムの一例を示している。本実施形態のゴルフスコア入力システムＡは、データ通信回線網としてのインターネット１に接続されたサーバ２と、インターネット１に接続され、または接続可能とされたパソコン３および携帯電話機４を備えている。

サーバ２は、ゴルフスコアを蓄積するためのものであり、情報処理部、情報記憶部、および入出力制御部を有している。また、サーバ２には、基準スコア設定手段２１およびポイント付与手段２２が備えられている。これらの基準スコア設定手段２１およびポイント付与手段２２は、具体的には、たとえば上記情報記憶部に記憶されたプログラムが上記情報処理部によって実行されることにより機能する。

パソコン３は、インターネット１を介してサーバ２にゴルフスコアを入力するための入力端末装置の一例である。本実施形態においては、３種類のパソコン３が示されている。１つめは、プレーヤの自宅などに設置されたものである。このパソコンからは、プレーヤによってゴルフスコアが入力される。２つめは、ゴルフ場８１に備えられたパソコン３である。このパソコン３からは、たとえばラウンドを終えたプレーヤから回収したスコアカードに基づいて、ゴルフ場の職員やコンペの開催者などによってプレーヤのゴルフスコアが入力される。３つめは、ゴルフ場予約サイト運営企業８２内に設置されたパソコン３である。このパソコン３からは、ゴルフ場予約サイト運営企業８２が運営する独自のインターネットサイトに蓄積されたゴルフスコアをサーバ２に転送するものである。ゴルフ場予約サイト運営企業８２のパソコン３は、ゴルフスコアの入力手段として用いられるほかに、たとえばこのゴルフ場予約サイト運営企業８２とサーバ２の管理者とが提携することにより、サーバ２に蓄積されたゴルフスコアなどのデータのうち許可が与えられたものを閲覧可能となっている。

携帯電話機４は、本発明で言う入力端末装置の一例である。携帯電話機４は、プレーヤ個々人が保有するものであり、たとえば携帯電話会社が保有する携帯電話通信網を介してインターネット１に接続可能となっている。プレーヤは、ラウンド終了後に、多くの場合常時携帯している携帯電話機４からサーバ２に対してゴルフスコアを入力する。

次に、ゴルフスコア入力システムＡによるゴルフスコア入力について、図２〜図５を参照しつつ以下に説明する。

図２は、サーバ２に各プレーヤが会員登録する会員登録画面を示している。図示された項目からなる個人情報を入力することにより、サーバ２は、各プレーヤを個別に認識し、プレーヤ毎のゴルフスコア記憶領域を確保する。サーバ２に設定された会員登録画面から会員登録を行う以外に、たとえばゴルフ場予約サイト運営企業８２が運営するゴルフ場予約サイトの会員登録情報をサーバ２に転送することにより会員登録を行ってもよい。この場合、プレーヤは、図示された会員登録画面に個々の項目を入力するという作業を経ることなく、手軽に会員登録を完了することができる。

会員登録を終えると、各プレーヤはパソコン３または携帯電話機４からゴルフスコアを入力できる。図３は、パソコン３からゴルフスコアを入力するスコア入力画面を示している。携帯電話機４の場合、比較的小面積である携帯電話機４の表示画面にあわせたスコア入力画面が別途用意されている。スコア入力画面には、あらかじめ入力されたラウンドしたゴルフ場、ラウンドした日付が表示されている。プレーヤは、図中の「スコア」欄に各ホールの打数を入力する。また、本実施形態においては、各ホールのパット数も入力可能である。

スコア入力画面からのスコア入力作業が完了すると、図４に示すスコア入力結果画面が表示される。スコア入力画面から入力された打数は、個別打数５１として表示される。本実施形態においては、個別打数５１は、ゴルフ競技において慣例的に用いられているパー、バーディ、ボギーの用語で表示されている。プレーヤにとって分かりやすい表記であれば、数字でも用語でも構わない。１８ホール分の個別打数５１によって個別ゴルフスコア５が構成されている。

一方、各ホール欄において、個別打数５１の直下には、基準打数６１が表示される。基準打数６１は、サーバ２の基準スコア設定手段２１によってホール毎に設定される。本実施形態においては、バーディ、パー、ボギー、ダボ、その他が印された回転円筒を模したアイコンが表示されている。プレーヤが図示しない抽選開始アイコンをクリックすると、抽選が開始される。この抽選では、回転円筒を模したアイコンが回転し始め、所定回転数の後に停止するようなアニメーションが表示される。停止したときに表示された用語が基準打数６１となり、１８ホールの基準打数６１によって基準ゴルフスコア６が構成される。基準打数６１は、サーバ２によってあらかじめ設定されていてもよいし、抽選を開始した後にたとえば乱数テーブルなどを用いてランダムに設定してもよい。また、ゴルフ場や日付、あるいはコンペ毎に基準打数６１を設定してもよい。さらに、プレーヤの技量に応じて、基準打数６１の平均打数を調整してもよい。たとえば、上級者が参加するコンペでは、基準ゴルフスコア６に占めるパー、バーディの割合を比較的多くし、初級者が参加するコンペでは、基準ゴルフスコア６に占めるボギー、ダボの割合を多くする、などである。

図５は、上述した抽選の結果が表示された抽選結果画面を示している。図示された例の抽選においては、ホール２、ホール１３、ホール１４において、個別打数５１と基準打数６１とが一致した。すなわち、このプレーヤは、一致ホール数が３となる。この一致ホール数に応じて、ポイント７が付与される。このポイント７は、プレーヤ毎にサーバ２内に蓄積される。

次に、ゴルフスコア入力システムの作用について説明する。

本実施形態によれば、プレーヤは、個別ゴルフスコア５を単に入力するという面倒に感じやすい作業を完了させた後には、抽選という遊戯性のあるイベントを体験できる。このため、スコア入力を一種のゲーム感覚で行うことができる。また、抽選の結果によって得られるポイント７は、プレーヤに喜びを与えることとなる。したがって、プレーヤに対してスコア入力する強い動機付けを与えることが可能であり、継続的なスコア管理を実現することができる。

サーバ２に蓄積されたポイント７は、様々な態様で活用可能であり、これによってプレーヤにはさらなる興味が湧くことが期待できる。たとえば、獲得したポイント７に応じてゴルフ場８１でのプレー料金を割引するというルールを策定すれば、ポイント７の獲得、ひいてはスコア入力のインセンティブとなる。ゴルフ場８１にとっては、このゴルフスコア入力システム２と提携しておくことにより、プレーヤが繰り返し来場してくれることが期待できる。あるいは、ゴルフ場予約サイト運営企業８２は、このゴルフスコア入力システム２と提携することによりポイント７に応じてゴルフ場予約サイトでの予約によるプレー料金割引や、優先予約の設定、販売するグッズの割引などに活用できる。これにより、ゴルフ場予約サイトへの会員登録数の増大が見込める。さらに、ゴルフ場８１とゴルフ場予約サイト運営企業８２とが提携し、共同してゴルフスコア入力システム２を活用すれば、会員の囲い込みを図り、効率のよい業務運営が期待できる。

本発明に係るゴルフスコア入力システムは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るゴルフスコア入力システムの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。

本発明に係るゴルフスコア入力システムの一例を示すシステム構成図である。 本発明に係るゴルフスコア入力システムの一例の会員登録画面を示す画面図である。 本発明に係るゴルフスコア入力システムの一例のスコア入力画面を示す画面図である。 本発明に係るゴルフスコア入力システムの一例のスコア入力結果画面を示す画面図である。 本発明に係るゴルフスコア入力システムの一例の抽選結果画面を示す画面図である。

符号の説明

Ａ ゴルフスコア入力システム
１ インターネット（データ通信回線網）
２ サーバ
２１ 基準スコア設定手段
２２ ポイント付与手段
３ パソコン（入力端末装置）
４ 携帯電話機（入力端末装置）
５ 個別ゴルフスコア
５１ 個別打数
６ 基準ゴルフスコア
６１ 基準打数
７ ポイント
８１ ゴルフ場
８２ ゴルフ場予約サイト運営企業

Claims (1)

1. データ通信回線網に接続されたサーバ、および上記データ通信回線網を介して上記サーバにアクセス可能な複数の入力端末装置を備えており、
   上記入力端末装置から入力されたホール毎の打数を含むゴルフスコアデータを上記サーバに蓄積するゴルフスコア入力システムであって、
   各ホールの基準打数が定められた基準ゴルフスコアを設定する基準スコア設定手段と、
   上記各入力端末装置から入力されたプレーヤ毎の個別ゴルフスコアと、上記基準ゴルフスコアとを比較し、互いの打数が一致したホール数に応じてプレーヤ毎にポイントを付与するポイント付与手段と、
   を備えることを特徴とする、ゴルフスコア入力システム。