JP2014061065A - 駒体の連結構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駒体2の連結方向の一方側に凸部21が他方側に凹部22が形成され、該凸部21が隣接する駒体2の凹部22に挿入されることで複数の駒体2が連結され構成されているバンド1における駒体2の連結構造であって、第1の移動部材25及び第2の移動部材26をコイルスプリング27a、27bの付勢力に抗して付勢方向とは反対の方向にそれぞれ移動させることにより駒体2同士の連結が解除されるように構成した。
【選択図】図4
Description
このうち、フリーバックルは、誰でも簡易にバンド長の調整を行うことができる点で優れているが、余ったバンド端部が装着感を損ねるために装着性が悪く、また外観的にもデザイン性が劣ってしまう。
しかし、従来、駒体を着脱するためには、バンドなどの取扱いを熟知している店員等の専門員が専用の道具を用いて行う必要があり、通常のユーザが簡易に駒体の着脱を行うことは難しかった。
このため、例えば購入後にサイズ調整が必要になった場合や通信販売等での購入の場合等、店頭販売員によるベルト長の調節を行うことができない場合には、ユーザ自身でバンドの長さ調整を行うことができず、専門員のいる店に持ち込まなければならない等、負担が大きく、非常に不便であった。
これによれば、ワンプッシュで駒体の着脱を行うことができるため、通常のユーザでも比較的簡単に駒体の着脱を行うことができ、バンドの長さを容易に調節することができる。
駒体の連結方向の一方側に凸部が他方側に凹部が形成され、該凸部が隣接する前記駒体の前記凹部に挿入されることで複数の前記駒体が連結され構成されるバンドにおける駒体の連結構造であって、
前記駒体の前記凸部内から外部に向かって出没可能であって隣接する前記駒体の前記凹部内に挿入されることで前記駒体同士を係止する連結突起が設けられ、この連結突起が互いに反対方向に向くように配置される第1の移動部材及び第2の移動部材と、
前記連結突起が隣接する前記駒体の前記凹部内に挿入された挿入状態で維持する方向に前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材を付勢する付勢部材と、
操作子が挿入される挿入孔と、
を備え、
前記操作子が前記挿入孔から挿入されたときに、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記付勢部材による付勢方向とは反対の方向にそれぞれ移動することで前記駒体同士の連結が解除されるように構成されていることを特徴としている。
図1から図7を参照しつつ、本発明に係る駒体着脱用冶具の第1の実施形態について説明する。なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1及び図2に示すように、本実施形態におけるバンド1は、駒体2の連結方向の一方側に凸部21が他方側に凹部22が形成され、該凸部21が隣接する駒体2の凹部22に挿入されることで複数の駒体2が連結され構成されている。
図1から図3に示すように、本実施形態におけるバンド1の駒体2は、駒体2の連結方向の一方側に形成された凸部21と他方側に形成された凹部22とが互いに嵌り合う形状となっており、駒体2は、連結状態においてその凸部21が連結方向の隣接する駒体2の凹部22内に収まるようになっている。
本実施形態において、駒体2は、外部枠体23と、この外部枠体23内部に収納された内部枠体24とを備えている。
また、駒体2には、一対の移動部材(すなわち、第1の移動部材25及び第2の移動部材26)と、一対のコイルスプリング27a,27bとが内設されている。
外部枠体23は、このように、1枚の板を折り曲げ加工することで形成されるため、外部枠体23を簡易かつ効率的に生産することができ、また、部品点数を少なくすることができる。
裏面部234のほぼ中央には、後述する駒体着脱用冶具3の軸部32が挿入される挿入孔234aが形成されている。なお、挿入孔234aの設けられる位置、大きさ、形状等は、図示例に限定されない。例えば、外部枠体23の表面部231に挿入孔234aが形成されていてもよい。
本体部241の両側の開口は、内部枠体24を外部枠体23に収納した際に、仕切り部234bによって閉塞されるようになっている。
また、本体部241において内部枠体24を外部枠体23に収納した際に裏面側となる面であって挿入孔234aに相当する位置には、後述する駒体着脱用冶具3の軸部32が挿入される挿入孔241aが形成されている。なお、挿入孔241aの設けられる位置、大きさ、形状等は、図示例に限定されない。例えば、挿入孔234aが外部枠体23の表面部231に形成されている場合には、挿入孔241aもこれに対応する位置に形成される。本実施形態では、外部枠体23の挿入孔234a及び内部枠体24の挿入孔241aにより、駒体着脱用冶具3の軸部32が挿入される挿入孔が構成されている。
また、各張り出し部242には、板材の端部に折り曲げ加工を施すことで駒体2の幅方向に沿って中空の筒状部242aが形成されている。この筒状部242aは、その内部の径が後述する第1の移動部材25及び第2の移動部材26の連結突起253,263の径よりも大きくなっており、移動部材の連結突起253,263は、隣接する駒体2の筒状部242a内に挿入可能となっている。
図4(a)は、第1の移動部材及び第2の移動部材とコイルスプリングの分解斜視図であり、図4(b)は、操作子挿入前における第1の移動部材及び第2の移動部材とコイルスプリングの組み立て状態を示す斜視図であり、図4(c)は、操作子挿入時における第1の移動部材及び第2の移動部材とコイルスプリングの組み立て状態を示す斜視図である。
本実施形態では、図4(a)から図4(c)に示すように、第1の移動部材25の移動体係合部252は、連結突起253が設けられている端部側の内側面に設けられている。移動体係合部252は、駒体2の幅方向に延在する腕部252aとこの腕部252aに対してほぼ直角であり移動本体部251とほぼ平行する当接部252bとを備えるほぼL字状の部分である。
また、第2の移動部材26の移動体係合部262は、連結突起263が設けられている端部とは反対側の端部の内側面に設けられている。移動体係合部262は、移動体係合部252と同様に、駒体2の幅方向に延在する腕部262aとこの腕部262aに対してほぼ直角であり移動本体部261とほぼ平行する当接部262bとを備えるほぼL字状の部分である。
第1の移動部材25及び第2の移動部材26の間(本実施形態では、当接部252b,262bの間)には、操作子が挿入孔234a,241aから挿入されたときに操作子が挿入される挿入溝Gが駒体2の連結方向に沿って形成されている。
コイルスプリング27a,27bは、連結突起253,263が隣接する駒体2の凹部22内に挿入された挿入状態で維持する方向に第1の移動部材25及び第2の移動部材26を付勢する付勢部材である。本実施形態では、図4(b)及び図4(c)に示すように、コイルスプリング27a,27bは、第1の移動部材25及び第2の移動部材26間であって挿入溝Gを挟んで駒体2の連結方向の両側に配置され、第1の移動部材25及び第2の移動部材26を駒体2の幅方向に離間させる方向に付勢するものである。
なお、付勢部材はコイルスプリング27a,27bに限定されず、ゴム等の弾性体で構成されていてもよい。
挿入溝Gに操作子が挿入された際には、図4(b)及び図5(b)に示すように、第1の移動部材25及び第2の移動部材26が付勢部材であるコイルスプリング27a,27bによる付勢方向とは反対の方向にそれぞれ移動することで駒体2同士の連結が解除される。
以下では、図6及び図7で示す駒体着脱用冶具を用いて駒体の着脱を行う場合を例として説明する。
本実施形態の駒体着脱用冶具3は、全体が透明又は半透明な樹脂等、透明又は半透明な材料で一体形成されている。なお、駒体着脱用冶具3を形成する材料はこれに限定されない。駒体着脱用冶具3は、少なくともベース部31が透明又は半透明な樹脂等の材料で形成されていればよく、ベース部31、軸部32、垂設部33が全て同じ材料で一体形成されているものに限定されない。
軸部32は、先端側が細くなった棒状の部分であり、後述する駒体2の連結突起253,263の挿入状態を解除させる操作子として機能するものである。本実施形態の軸部32は、先端部が平らに切り欠かれている。このように軸部32は、その先端部が鋭利になっていないため、誤って指等が触れても怪我をしにくく安全である。なお、軸部32は、駒体2の挿入孔234a,241aから駒体2の内部に挿入可能なものであればよく、その形状は特に限定されない。例えば、軸部32全体が先端に向かって細くなる錘状となっていてもよい。
垂設部33は、垂設方向の長さが軸部32の垂設方向の長さよりも長くなっている。本実施形態の垂設部33は、ベース部31の幅方向の両側部にそれぞれ垂設されており、駒体2の上にベース部31を重ね合わせた際に、垂設部33が駒体2の両側部外方にそれぞれ配置されるようになっている(図7参照)。
本実施形態の駒体2は、操作子が挿入されていない状態(すなわち、駒体着脱用冶具3を装着しない状態)では、図5(a)に示すように、コイルスプリング27a,27bによって、第1の移動部材25及び第2の移動部材26は連結突起253,263が隣接する駒体2の凹部22内に挿入された挿入状態で維持される方向に付勢されており、第1の移動部材25及び第2の移動部材26の当接部252b,262b端面が、互いに当接するとともに、連結突起253,263が駒体2の凸部21から突出した状態となっている。
これにより、駒体2が他の駒体2と隣接している場合には、コイルスプリング27a,27bの付勢力によって連結突起253,263が隣接する駒体2の内部(本実施形態では、駒体2の凹部22内に開口する筒状部242a内)に挿入された挿入状態で維持されている。
これにより、第1の移動部材25及び第2の移動部材26が付勢部材であるコイルスプリング27a,27bの付勢力に抗して付勢部材による付勢方向とは反対の方向にそれぞれ移動する。
この結果、第1の移動部材25及び第2の移動部材26の連結突起253,263が内部枠体24の内部に収納された状態となる。駒体2が隣接する他の駒体2と連結されている場合には、これにより連結突起253,263の挿入状態が解除され、駒体2を他の駒体2から取り外すことができる状態となる。
また、従来の一般的なバンドと同様に駒体の凸部側に連結突起253,263が設けられているため、駒体2の着脱の際に駒体2の着脱方向がユーザにとって分かりやすく、誤認を生じることなく簡易かつ迅速に行う駒体2の着脱を行うことができる。
また、比較的簡易な構成で実現することができるため、低コストで、ユーザに扱いやすいバンドを提供することができる。
次に、図8から図11を参照しつつ、本発明に係る駒体の連結構造の第2の実施形態について説明する。
図8から図10に示すように、本実施形態の駒体4には2つの挿入孔434a,441aが設けられている。
以下、構成について詳説する。
また、駒体4には、一対の移動部材(すなわち、第1の移動部材45及び第2の移動部材46)と、コイルスプリング47とが内設されている。
また、裏面部434のほぼ中央には、駒体着脱用冶具5の軸部52(図11参照)が挿入される挿入孔434aが形成されている。本実施形態では、挿入孔434aは、第1の移動部材45及び第2の移動部材46の側部に対応する位置にそれぞれ設けられている。なお、挿入孔434aの設けられる位置、大きさ、形状等は、図示例に限定されない。
本体部241の、駒体4における凸部41の両側は、外部枠体43の形状に合わせて切り欠かれている。
また、各張り出し部442には、板材の端部に折り曲げ加工を施すことで駒体4の幅方向に沿って中空の筒状部442aが形成されている。この筒状部442aは、その内部の径が後述する第1の移動部材45及び第2の移動部材46の連結突起453,463の径よりも大きくなっており、移動部材の連結突起453,463は、隣接する駒体2の筒状部442a内に挿入可能となっている。
移動本体部451,461には、その外側の端面に、挿入孔434a,441aに対向する面の側から反対側の面に向かって外側に傾斜する傾斜面454,464が形成されている。
また、移動本体部451,461には、内側方に開口する横長溝452,462が形成されている。横長溝452,462内には、コイルスプリング47が配置されている。
コイルスプリング47は、第1の移動部材45及び第2の移動部材46を駒体4の幅方向に離間させる方向に付勢する付勢部材である。また、コイルスプリング47は2つの挿入孔434a,441aを駒体4の幅方向に結んだ直線上に1つ配置されている。
第1の移動部材45及び第2の移動部材46は、コイルスプリング47の付勢力により、両側方にそれぞれ押圧されており、連結突起453,463が駒体4の凸部41の両側部から突出した状態で維持されている。このとき駒体4に隣接する他の駒体4がある場合には、当該駒体4の連結突起453,463が隣接する他の駒体4の凹部42内に挿入された挿入状態となり、駒体4同士が係止される。
図11に示す駒体着脱用冶具5は、第1の実施形態と同様に、板状のベース部51と、ベース部51の一方の面から垂設された軸部52と、軸部52の垂設方向に沿って垂設された垂設部53とを備えている。
本実施形態では、駒体着脱用冶具5は、2つの挿入孔434a,441aを有する駒体4について着脱操作を円滑に行うことができるように、軸部52が駒体4の挿入孔434a,441aの位置に対応する位置に2つ設けられている。
駒体4をバンド1から取り外す場合には、駒体着脱用冶具5のベース部51を駒体4の裏面側に重ね合わせ、透明又は半透明なベース部51を通してユーザが目で位置を確認しながら駒体4の2つの挿入孔434a,441a内に2つの軸部52を同時に挿入することが可能である位置に配置する。
そして、駒体着脱用冶具5が適切な位置に配置されたら、ベース部51を上から押すことにより、操作子である2つの軸部52の端部が第1の移動部材45及び第2の移動部材46の側部に当接する位置に挿入され、第1の移動部材45及び第2の移動部材46の傾斜面454,464を押圧する。
これにより第1の移動部材45及び第2の移動部材46は両側部から内側に向かって押し込まれる。このため、コイルスプリング47の付勢力に抗して駒体4の内方にそれぞれ移動し、連結突起453,463が駒体4の凸部41内に収納された状態となる(図10(b)参照)。この結果、連結突起453,463の隣接する駒体4の内部への挿入状態が解除され、駒体4の着脱が可能な状態となる。
すなわち、本実施形態では、第1の移動部材45及び第2の移動部材46を2つの挿入孔434a,441aから挿入された操作子(軸部52)によってそれぞれ外側から押圧することで駒体4の内側に寄せ、連結突起453,463の挿入状態を解除するようになっている。このため、2箇所を押圧するという簡単な動作により簡易かつ迅速に駒体6の着脱を行うことができる。
また、このような構成の場合、付勢部材であるコイルスプリング47を1つ設ければよく、移動部材(第1の移動部材45及び第2の移動部材46)の形状や構成も比較的単純なものとなる。このため、製造コストを抑えつつ、ユーザに扱いやすいバンドを提供することができる。
例えば、操作子である軸部の先端が鋭利な形状である場合等、第1の移動部材及び第2の移動部材の間の隙間(挿入溝)に挿入しやすい形状となっている場合には、移動本体部の内側の端面に傾斜面を形成しなくてもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
駒体の連結方向の一方側に凸部が他方側に凹部が形成され、該凸部が隣接する前記駒体の前記凹部に挿入されることで複数の前記駒体が連結され構成されるバンドにおける駒体の連結構造であって、
前記駒体の前記凸部内から外部に向かって出没可能であって隣接する前記駒体の前記凹部内に挿入されることで前記駒体同士を係止する連結突起が設けられ、この連結突起が互いに反対方向に向くように配置される第1の移動部材及び第2の移動部材と、
前記連結突起が隣接する前記駒体の前記凹部内に挿入された挿入状態で維持する方向に前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材を付勢する付勢部材と、
操作子が挿入される挿入孔と、
を備え、
前記操作子が前記挿入孔から挿入されたときに、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記付勢部材による付勢方向とは反対の方向にそれぞれ移動することで前記駒体同士の連結が解除されるように構成されていることを特徴とする駒体の連結構造。
<請求項2>
前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の間には、前記操作子が前記挿入孔から挿入されたときに前記操作子が挿入される挿入溝が前記駒体の連結方向に沿って形成され、
前記付勢部材は、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の間であって前記挿入溝を挟んで前記駒体の連結方向の両側に配置され、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材を前記駒体の幅方向に離間させる方向に付勢するものであり、
前記操作子が前記挿入孔から前記挿入溝に挿入されたときに、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記駒体の幅方向の反対側にそれぞれ移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の駒体の連結構造。
<請求項3>
前記付勢部材は、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の間に配置され、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材を前記駒体の幅方向に離間させる方向に付勢するものであり、
前記挿入孔は、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の側部に対応する位置にそれぞれ設けられており、
前記操作子が前記挿入孔から前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の側部に当接する位置に挿入されたときに、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記駒体の内方にそれぞれ移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の駒体の連結構造。
<請求項4>
前記挿入孔は2つ設けられ、前記付勢部材は2つの前記挿入孔を結ぶ直線上に1つ備えることを特徴とする請求項3に記載の駒体の連結構造。
<請求項5>
前記操作子の2つの軸部が前記挿入孔に同時に挿入されたときに、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材がそれぞれ移動することを特徴とする請求項3又は4に記載の駒体の連結構造。
2 駒体
3 駒体着脱用冶具
31 ベース部
32 軸部
33 垂設部
21 凸部
22 凹部
23 外部枠体
24 内部枠体
25 第1の移動部材
26 第2の移動部材
27a,27b コイルスプリング
G 挿入溝
Claims (5)
- 駒体の連結方向の一方側に凸部が他方側に凹部が形成され、該凸部が隣接する前記駒体の前記凹部に挿入されることで複数の前記駒体が連結され構成されるバンドにおける駒体の連結構造であって、
前記駒体の前記凸部内から外部に向かって出没可能であって隣接する前記駒体の前記凹部内に挿入されることで前記駒体同士を係止する連結突起が設けられ、この連結突起が互いに反対方向に向くように配置される第1の移動部材及び第2の移動部材と、
前記連結突起が隣接する前記駒体の前記凹部内に挿入された挿入状態で維持する方向に前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材を付勢する付勢部材と、
操作子が挿入される挿入孔と、
を備え、
前記操作子が前記挿入孔から挿入されたときに、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記付勢部材による付勢方向とは反対の方向にそれぞれ移動することで前記駒体同士の連結が解除されるように構成されていることを特徴とする駒体の連結構造。 - 前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の間には、前記操作子が前記挿入孔から挿入されたときに前記操作子が挿入される挿入溝が前記駒体の連結方向に沿って形成され、
前記付勢部材は、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の間であって前記挿入溝を挟んで前記駒体の連結方向の両側に配置され、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材を前記駒体の幅方向に離間させる方向に付勢するものであり、
前記操作子が前記挿入孔から前記挿入溝に挿入されたときに、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記駒体の幅方向の反対側にそれぞれ移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の駒体の連結構造。 - 前記付勢部材は、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の間に配置され、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材を前記駒体の幅方向に離間させる方向に付勢するものであり、
前記挿入孔は、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の側部に対応する位置にそれぞれ設けられており、
前記操作子が前記挿入孔から前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材の側部に当接する位置に挿入されたときに、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記駒体の内方にそれぞれ移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の駒体の連結構造。 - 前記挿入孔は2つ設けられ、前記付勢部材は2つの前記挿入孔を結ぶ直線上に1つ備えることを特徴とする請求項3に記載の駒体の連結構造。
- 前記操作子の2つの軸部が前記挿入孔に同時に挿入されたときに、前記第1の移動部材及び前記第2の移動部材がそれぞれ移動することを特徴とする請求項3又は4に記載の駒体の連結構造。
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