JP2014060271A - 太陽光発電装置、およびその組み立て方法 - Google Patents

太陽光発電装置、およびその組み立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014060271A
JP2014060271A JP2012204472A JP2012204472A JP2014060271A JP 2014060271 A JP2014060271 A JP 2014060271A JP 2012204472 A JP2012204472 A JP 2012204472A JP 2012204472 A JP2012204472 A JP 2012204472A JP 2014060271 A JP2014060271 A JP 2014060271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
fixed
rod
power generation
solar power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012204472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6018856B2 (ja
Inventor
Kyosuke Awazu
恭輔 粟津
Nobuyoshi Tanaka
延芳 田中
Shinji Fukushima
伸二 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HULIC CO Ltd
Taiyo Kogyo Co Ltd
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
HULIC CO Ltd
Taiyo Kogyo Co Ltd
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HULIC CO Ltd, Taiyo Kogyo Co Ltd, Gifu Plastic Industry Co Ltd filed Critical HULIC CO Ltd
Priority to JP2012204472A priority Critical patent/JP6018856B2/ja
Publication of JP2014060271A publication Critical patent/JP2014060271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6018856B2 publication Critical patent/JP6018856B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】組み立て作業が容易にできる太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】太陽光発電装置1は、多数のセル14が規則正しい配列となるよう形成されたハニカム構造体15、および各セル14の孔芯16方向におけるハニカム構造体15の各端面に接着される表、裏板17,18を有するハニカム板2と、表板17の外面に取り付けられる太陽電池3とを備える。裏板18の面方向の中途部の複数箇所に配置され、それぞれ棒状材25の一端部を固着させる固着材23を設ける。各固着材23への各棒状材の25一端部の固着により裏板18が固定側部材6に取り付けられるようにする。固着材23をナット34とし、棒状材25をボルト37とし、ボルト37の一端部に形成された雄ねじをナット34の雌ねじに螺合させることによりナット34にボルトの一端部が固着されるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハニカム板の外面に太陽電池を取り付け、上記ハニカム板を建物などの固定側部材に取り付けるようにした太陽光発電装置、およびその組み立て方法に関するものである。
上記太陽光発電装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、太陽光発電装置は、多数のセルが規則正しい配列となるよう形成されたハニカム構造体、このハニカム構造体の外縁部に沿って延びる枠材、および上記各セルの孔芯方向における上記ハニカム構造体の各端面に接着される表、裏板を有するハニカム板と、上記表板の外面に取り付けられる太陽電池とを備え、これらは全体的に屋外に設置される。
そして、上記太陽電池に太陽光が到達すると、この太陽電池において太陽光の光エネルギーは電気エネルギーに変換され、この電気エネルギーは、一旦、バッテリに充電された後、電気機器に供給されたり、直接電気機器に供給されたりして、太陽光が有効に利用されることとされる。
特開平11−54778号公報 特開2003−314011号公報
ところで、上記太陽光発電装置の組み立て作業において、上記ハニカム板を介し太陽電池を建物などの固定側部材に取り付ける作業をする場合には、通常、上記枠材を締結具により上記固定側部材に締結することにより、この固定側部材に上記ハニカム板を取り付けることが行われる。
しかし、上記枠材は、上記ハニカム構造体の外縁部に沿って延びたものであって、上記ハニカム板の表板の外面に取り付けられた太陽電池の近くに位置するものである。このため、上記ハニカム板を固定側部材に取り付けようとして、上記枠材を固定側部材に締結するとき、作業者が上記太陽電池に無意図的に接触するなどして、この太陽電池を損傷させるおそれがある。よって、上記した枠材を固定側部材に締結する作業時には、作業者が太陽電池に接触しないよう十分に留意する必要が生じることから、その分、上記太陽光発電装置の組み立て作業が煩雑になりがちである。
また、上記した固定側部材へのハニカム板の取り付けは、このハニカム板の枠材を利用したものであって、この枠材が必須とされる。よって、その分、このハニカム板の質量が大きくなることから、これによっても、上記太陽光発電装置の組み立て作業が煩雑になりがちである。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、組み立て作業が容易にできる太陽光発電装置を提供することである。
請求項1の発明は、全図に例示するように、多数のセル14が規則正しい配列となるよう形成されたハニカム構造体15、および上記各セル14の孔芯16方向における上記ハニカム構造体15の各端面に接着される表、裏板17,18を有するハニカム板2と、上記表板17の外面に取り付けられる太陽電池3とを備えた太陽光発電装置において、
上記裏板18の面方向の中途部の複数箇所に配置され、それぞれ棒状材25の一端部を固着させる固着材23を設け、これら各固着材23への上記各棒状材の25一端部の固着により上記裏板18が固定側部材6に取り付けられるようにしたことを特徴とする太陽光発電装置である。
請求項2の発明は、全図に例示するように、上記固着材23をナット34とし、上記棒状材25をボルト37とし、このボルト37の一端部に形成された雄ねじ38を上記ナット34の雌ねじ33に螺合させることにより上記ナット34に上記ボルト37の一端部が固着されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置である。
請求項3の発明は、全図に例示するように、上記固着材23を全体的にセル14の内部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置である。
請求項4の発明は、全図に例示するように、上記表板17と固着材23との間に隙間26を形成したことを特徴とする請求項1、もしくは3に記載の太陽光発電装置である。
請求項5の発明は、図1〜3に例示するように、上記棒状材25の他端部が固定側部材6に形成された固着孔29に挿入されて接着材30により固着されるようにしたことを特徴とする請求項1,3,4のうちいずれか1つに記載の太陽光発電装置である。
請求項6の発明は、図4に例示するように、上記固着材23への上記棒状材25の一端部の固着により上記裏板18に固着される被係止部42を設ける一方、上記固定側部材6の所定位置に固着され、上記被係止部42を係止させる係止部43を設けたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の太陽光発電装置である。
請求項7の発明は、図3に例示するように、請求項5に記載の太陽光発電装置の組み立て方法であって、
上記各固着材23にそれぞれ各棒状材25の一端部を固着させる一方、上記固定側部材6の所定位置に複数の固着孔29を形成し、これら各固着孔29に接着材30を注入し、
次に、上記各棒状材25の他端部を上記各固着孔29に挿入することを特徴とする太陽光発電装置の組み立て方法である。
請求項8の発明は、図4に例示するように、請求項6に記載の太陽光発電装置の組み立て方法であって、
上記固着材23への上記棒状材25の一端部の固着により上記裏板18に上記被係止部42を固着する一方、上記固定側部材6の所定位置に係止部43を固着し、
次に、上記係止部43に上記被係止部42を係止させることを特徴とする太陽光発電装置の組み立て方法である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、多数のセルが規則正しい配列となるよう形成されたハニカム構造体、および上記各セルの孔芯方向における上記ハニカム構造体の各端面に接着される表、裏板を有するハニカム板と、上記表板の外面に取り付けられる太陽電池とを備えた太陽光発電装置において、
上記裏板の面方向の中途部の複数箇所に配置され、それぞれ棒状材の一端部を固着させる固着材を設け、これら各固着材への上記各棒状材の一端部の固着により上記裏板が固定側部材に取り付けられるようにしている。
このため、上記太陽光発電装置の組み立て作業において、上記ハニカム板を介し太陽電池を建物などの固定側部材に取り付ける作業をする場合には、上記各棒状材の一端部を上記各固着材に固着することにより上記ハニカム板の裏板を固定側部材に取り付ければよい。この場合、上記ハニカム板は大きい剛性を有するものでありながら軽量なものであるため、上記固定側部材へのハニカム板の取り付け作業は容易にでき、つまり、上記太陽光発電装置の組み立て作業が容易にできる。
そして、上記太陽光発電装置の組み立て作業において、ハニカム板の裏板を固定側部材に取り付けようとして、上記各棒状材の一端部を上記各固着材に固着するとき、これら固着材は上記ハニカム板の裏板側に配置されていることから、上記固着のための作業空間は上記ハニカム板を基準として上記表板に取り付けられた太陽電池とは反対側の空間に位置することとなる。このため、上記固着のための作業者や棒状材が上記太陽電池に無意図的に接触するなどして、この太陽電池を損傷させることは、より確実に防止される。よって、上記太陽光発電装置の組み立て作業には、上記作業者や棒状材が上記太陽電池に接触することに大きくは留意しないで足りる分、上記太陽光発電装置の組み立て作業が、より容易にできる。
しかも、上記太陽光発電装置の組み立て作業において、ハニカム板を固定側部材に取り付ける場合、前記従来の技術のようなハニカム構造体の外縁部に沿って延びる枠材を利用しないで足りることから、上記ハニカム板を、より軽量にすることができる。また、仮に、上記のような枠材を利用するとしても、上記ハニカム板の裏板を固定側部材に取り付ける分、上記枠材の強度を低くして、上記ハニカム板を、より軽量にさせることができる。よって、その分、上記太陽光発電装置の組み立て作業が更に容易にできる。
請求項2の発明は、上記固着材をナットとし、上記棒状材をボルトとし、このボルトの一端部に形成された雄ねじを上記ナットの雌ねじに螺合させることにより上記ナットに上記ボルトの一端部が固着されるようにしている。
このため、上記固着材と棒状材とは、その構成を簡単にできると共に、上記固着材への棒状材の一端部の固着は上記ボルトの捻回作業という単純な作業でできる。よって、その分、太陽光発電装置の組み立て作業が、より容易にできる。
請求項3の発明は、上記固着材を全体的にセルの内部に配置している。
このため、上記ハニカム板から外方に向かって上記固着材の一部が大きく突出することは防止される。よって、上記ハニカム板の複数枚を積み重ねるとき、この積み重ねは、上記固着材に邪魔されることなくコンパクトに安定した状態にでき、これは、上記ハニカム板の搬送や保管上有益である。
請求項4の発明は、上記表板と固着材との間に隙間を形成している。
このため、太陽光発電装置の組み立て作業において、上記ハニカム板の裏板を固定側部材に取り付けるようとして、上記各棒状材の一端部を上記各固着材に固着するとき、上記各棒状材側から各固着材に与えられる外力が上記ハニカム板の表板に伝達されることは、上記隙間の存在により防止される。よって、上記外力により上記表板が変形することは防止されて、この表板の外面に取り付けられている太陽電池が損傷させられることが防止され、その分、上記太陽光発電装置の組み立て作業が、より容易にできる。
請求項5の発明は、上記棒状材の他端部が固定側部材に形成された固着孔に挿入されて接着材により固着されるようにしている。
このため、コンクリート製のような固定側部材の外面に対しても、上記ハニカム板を介し太陽電池を容易に取り付けることができる。
請求項6の発明は、上記固着材への上記棒状材の一端部の固着により上記裏板に固着される被係止部を設ける一方、上記固定側部材の所定位置に固着され、上記被係止部を係止させる係止部を設けている。
このため、上記係止部への被係止部の係止という簡単な作業により、上記固定側部材にハニカム板を取り付けることができる。よって、その分、上記太陽光発電装置の組み立て作業が、より容易にできる。
請求項7の発明は、請求項5に記載の太陽光発電装置の組み立て方法であって、
上記各固着材にそれぞれ各棒状材の一端部を固着させる一方、上記固定側部材の所定位置に複数の固着孔を形成し、これら各固着孔に接着材を注入し、
次に、上記各棒状材の他端部を上記各固着孔に挿入している。
この発明によれば、請求項5と同様の効果が生じる。
請求項8の発明は、請求項6に記載の太陽光発電装置の組み立て方法であって、
上記固着材23への上記棒状材25の一端部の固着により上記裏板18に上記被係止部42を固着する一方、上記固定側部材6の所定位置に係止部43を固着し、
次に、上記係止部43に上記被係止部42を係止させている。
この発明によれば、請求項6と同様の効果が生じる。
実施例1を示し、太陽光発電装置の部分斜視図である。 実施例1を示し、(a)は太陽光発電装置の部分平面図、(b)は(a)のb-b線矢視断面図である。 実施例1を示し、太陽光発電装置の組み立て方法の説明図である。 実施例2を示し、図3に相当する図である。
本発明の太陽光発電装置に関し、組み立て作業が容易にできる太陽光発電装置を提供する、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、太陽光発電装置は、多数のセルが規則正しい配列となるよう形成されたハニカム構造体、および上記各セルの孔芯方向における上記ハニカム構造体の各端面に接着される表、裏板を有するハニカム板と、上記表板の外面に取り付けられる太陽電池とを備える。上記裏板の面方向の中途部の複数箇所に配置され、それぞれ棒状材の一端部を固着させる固着材が設けられる。これら各固着材への上記各棒状材の一端部の固着により上記裏板が固定側部材に取り付けられる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1〜3に従って説明する。
図1,2において、符号1は太陽光発電装置であり、この太陽光発電装置1は、ほぼ水平に延びるよう屋外に設置されるハニカム板2と、このハニカム板2の外面で太陽光が照射される側に取り付けられ、太陽光の光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池3と、上記ハニカム板2の外縁部に着脱可能に取り付けられ、上記電気エネルギーを電力として出力する端子ボックス4と、この端子ボックス4から出力される電力をバッテリや他の電気機器に向けて出力させるソケットやプラグを含む電線5と、上記ハニカム板2を建物や構築物などコンクリート製の固定側部材6に固着させる固定具7とを備えている。
上記ハニカム板2と太陽電池3との組み合わせ体は太陽電池モジュール11といわれるものであり、工場生産により一体的に形成される。具体的には、上記太陽電池モジュール11におけるハニカム板2と太陽電池3との間には絶縁膜材12が介設される。また、上記太陽電池モジュール11の太陽電池3をその外方から全体的に覆う透明な樹脂製で防水性のカバーシート13が設けられる。
上記ハニカム板2は、断面が六角形状の多数のセル14が規則正しい配列となるよう形成され、全体として矩形平板形状のハニカム構造体15、および上記各セル14の孔芯16方向(上下方向)における上記ハニカム構造体15の各端面に接着される表、裏板17,18を有し、上記表板17の外面(上面)に上記太陽電池3が面接合により取り付けられる。上記ハニカム構造体15、表板17、および裏板18はそれぞれアルミ(アルミ合金含む)製とされている。
前記固定具7は、上記裏板18の面方向の複数箇所に配置され、上記孔芯16方向に延びる孔22が形成された固着材23を有している。これら各固着材23は、それぞれ全体的にセル14の内部に配置され、上記裏板18の内面に溶接により固着される。上記固着材23の各孔22は、上記裏板18に形成された貫通孔24を通して上記裏板18の外部(下方の外部)と連通している。この場合、ハニカム板2の表板17と固定具7の固着材23との間には隙間26が形成されている。
また、上記固定具7は、長手方向の一端部が上記各固着材23の孔22に挿入されて固着される棒状材25を有している。この棒状材25の他端部は固定側部材6に形成された複数の固着孔29に挿入され、接着材30により接着されて固着される。つまり、上記各固着材23への上記各棒状材25の一端部の固着と、上記固定側部材6への上記各棒状材25の他端部の固着とにより上記裏板18が固定側部材6に取り付けられる。
具体的には、上記孔22は雌ねじ33とされ、上記固着材23は直方体形状のナット34とされる。また、上記棒状材25はボルト37とされ、上記棒状材25の一端部である上記ボルト37の一端部には雄ねじ38が形成される。上記ボルト37の雄ねじ38が、上記貫通孔24を通し上記ナット34の雌ねじ33に螺合させられることにより上記ナット34に上記ボルト37の一端部が固着される。
なお、上記固定側部材6は鉄骨製であってもよい。また、上記固着材23はその貫通孔24をクリップ孔とし、棒状材25を上記固定側部材6に突設されるクリップとしてもよい。また、上記棒状材25は、その軸方向の全体に雄ねじ38が形成されたものでもよい。また、上記固着材23は、その一部を上記貫通孔24に印籠状に嵌入させてもよく、上記裏板18に締結されるものであってもよい。
上記構成によれば、裏板18の面方向の中途部の複数箇所に配置され、それぞれ棒状材25の一端部を固着させる固着材23を設け、これら各固着材23への上記各棒状材の25一端部の固着により上記裏板18が固定側部材6に取り付けられるようにしている。
このため、上記太陽光発電装置1の組み立て作業において、上記ハニカム板2を介し太陽電池3を建物などの固定側部材6に取り付ける作業をする場合には、上記各棒状材25の一端部を上記各固着材23に固着することにより上記ハニカム板2の裏板18を固定側部材6に取り付ければよい。この場合、上記ハニカム板2は大きい剛性を有するものでありながら軽量なものであるため、上記固定側部材6へのハニカム板2の取り付け作業は容易にでき、つまり、上記太陽光発電装置1の組み立て作業が容易にできる。
そして、上記太陽光発電装置1の組み立て作業において、ハニカム板2の裏板18を固定側部材6に取り付けようとして、上記各棒状材25の一端部を上記各固着材23に固着するとき、これら固着材23は上記ハニカム板2の裏板18側に配置されていることから、上記固着のための作業空間は上記ハニカム板2を基準として上記表板17に取り付けられた太陽電池3とは反対側の空間に位置することとなる。このため、上記固着のための作業者や棒状材25が上記太陽電池3に無意図的に接触するなどして、この太陽電池3を損傷させることは、より確実に防止される。よって、上記太陽光発電装置1の組み立て作業には、上記作業者や棒状材25が上記太陽電池3に接触することに大きくは留意しないで足りる分、上記太陽光発電装置1の組み立て作業が、より容易にできる。
しかも、上記太陽光発電装置1の組み立て作業において、ハニカム板2を固定側部材6に取り付ける場合、前記従来の技術のようなハニカム構造体15の外縁部に沿って延びる枠材を利用しないで足りることから、上記ハニカム板2を、より軽量にすることができる。また、仮に、上記のような枠材を利用するとしても、上記ハニカム板2の裏板18を固定側部材6に取り付ける分、上記枠材の強度を低くして、上記ハニカム板2を、より軽量にさせることができる。よって、その分、上記太陽光発電装置1の組み立て作業が更に容易にできる。
また、前記したように、固着材23をナット34とし、棒状材25をボルト37とし、このボルト37の一端部に形成された雄ねじ38を上記ナット34の雌ねじ33に螺合させることにより上記ナット34に上記ボルト37の一端部が固着されるようにしている。
このため、上記固着材23と棒状材25とは、その構成を簡単にできると共に、上記固着材23への棒状材25の一端部の固着は上記ボルト37の捻回作業という単純な作業でできる。よって、その分、太陽光発電装置1の組み立て作業が、より容易にできる。
また、前記したように、固着材23を全体的にセル14の内部に配置している。
このため、上記ハニカム板2から外方に向かって上記固着材23の一部が大きく突出することは防止される。よって、上記ハニカム板2の複数枚を積み重ねるとき、この積み重ねは、上記固着材23に邪魔されることなくコンパクトに安定した状態にでき、これは、上記ハニカム板2の搬送や保管上有益である。
また、前記したように、表板17と固着材23との間に隙間26を形成している。
このため、太陽光発電装置1の組み立て作業において、上記ハニカム板2の裏板18を固定側部材6に取り付けるようとして、上記各棒状材25の一端部を上記各固着材23に固着するとき、上記各棒状材25側から各固着材23に与えられる外力が上記ハニカム板2の表板17に伝達されることは、上記隙間26の存在により防止される。よって、上記外力により上記表板17が変形することは防止されて、この表板17の外面に取り付けられている太陽電池3が損傷させられることが防止され、その分、上記太陽光発電装置1の組み立て作業が、より容易にできる。
また、前記したように、棒状材25の他端部が固定側部材6に形成された固着孔29に挿入されて接着材30により固着されるようにしている。
このため、コンクリート製のような固定側部材6の外面に対しても、上記ハニカム板2を介し太陽電池3を容易に取り付けることができる。
図3を参照して、上記太陽光発電装置1の組み立て方法につき説明する。
まず、図3(a)で示すように、上記各固着材23にそれぞれ各棒状材25の一端部を固着させる一方、上記固定側部材6の所定位置に複数の固着孔29を形成し、これら各固着孔29に接着材30を注入する。
次に、図3(b)で示すように、上記各棒状材25の他端部を上記各固着孔29に挿入すると共に、上記固定側部材6の外面に上記ハニカム板2の裏板18を面接触させる。すると、上記各棒状材25の他端部が上記接着材30により上記各固着孔29の内面に接着されて、上記固定側部材6にハニカム板2が取り付けられ、これにより、上記太陽光発電装置1の組み立て作業が終る。
以下の図4は、実施例2を示している。この実施例2は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図4に従って説明する。
図4(a)において、固着材23がナット34とされる一方、棒状材25がボルト37とされ、この棒状材25の一端部に雄ねじ38が形成され、他端部が頭部とされる。上記固着材23への上記棒状材25の一端部の固着により上記ハニカム板2の裏板18の外面に被係止部42が固着される。一方、上記固定側部材6の所定位置に固着され、上記被係止部42を係脱可能に係止させる係止部43が設けられる。上記被係止部42と係止部43とは板金製とされる。
具体的には、上記固定側部材6に固着孔29が形成されて接着材30が注入され、上記固着孔29に挿入されたボルト形状の他の棒状材44により、上記固定側部材6の所定位置に上記被係止部42が固着される。
上記構成によれば、上記係止部43への被係止部42の係止という簡単な作業により、上記固定側部材6にハニカム板2を取り付けることができる。よって、その分、上記太陽光発電装置1の組み立て作業が、より容易にできる。
上記太陽光発電装置1の組み立て方法につき説明する。
まず、図4(a)で示すように、上記固着材23への上記棒状材25の一端部の固着により上記裏板18に上記被係止部42を固着する一方、上記固定側部材6の所定位置に係止部43を固着する。
次に、図5(b)で示すように、上記係止部43に上記被係止部42を係止させれば、上記固定側部材6にハニカム板2が取り付けられ、これにより、上記太陽光発電装置1の組み立て作業が終る。
1 太陽光発電装置
2 ハニカム板
3 太陽電池
4 端子ボックス
5 電線
6 固定側部材
7 固定具
11 太陽電池モジュール
14 セル
15 ハニカム構造体
16 孔芯
17 表板
18 裏板
22 孔
23 固着材
24 貫通孔
25 棒状材
26 隙間
29 固着孔
30 接着材
33 雌ねじ
34 ナット
37 ボルト
38 雄ねじ
42 被係止部
43 係止部
44 他の棒状材

Claims (8)

  1. 多数のセルが規則正しい配列となるよう形成されたハニカム構造体、および上記各セルの孔芯方向における上記ハニカム構造体の各端面に接着される表、裏板を有するハニカム板と、上記表板の外面に取り付けられる太陽電池とを備えた太陽光発電装置において、
    上記裏板の面方向の中途部の複数箇所に配置され、それぞれ棒状材の一端部を固着させる固着材を設け、これら各固着材への上記各棒状材の一端部の固着により上記裏板が固定側部材に取り付けられるようにしたことを特徴とする太陽光発電装置。
  2. 上記固着材をナットとし、上記棒状材をボルトとし、このボルトの一端部に形成された雄ねじを上記ナットの雌ねじに螺合させることにより上記ナットに上記ボルトの一端部が固着されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
  3. 上記固着材を全体的にセルの内部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
  4. 上記表板と固着材との間に隙間を形成したことを特徴とする請求項1、もしくは3に記載の太陽光発電装置。
  5. 上記棒状材の他端部が固定側部材に形成された固着孔に挿入されて接着材により固着されるようにしたことを特徴とする請求項1,3,4のうちいずれか1つに記載の太陽光発電装置。
  6. 上記固着材への上記棒状材の一端部の固着により上記裏板に固着される被係止部を設ける一方、上記固定側部材の所定位置に固着され、上記被係止部を係止させる係止部を設けたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の太陽光発電装置。
  7. 請求項5に記載の太陽光発電装置の組み立て方法であって、
    上記各固着材にそれぞれ各棒状材の一端部を固着させる一方、上記固定側部材の所定位置に複数の固着孔を形成し、これら各固着孔に接着材を注入し、
    次に、上記各棒状材の他端部を上記各固着孔に挿入することを特徴とする太陽光発電装置の組み立て方法。
  8. 請求項6に記載の太陽光発電装置の組み立て方法であって、
    上記固着材への上記棒状材の一端部の固着により上記裏板に上記被係止部を固着する一方、上記固定側部材の所定位置に係止部を固着し、
    次に、上記係止部に上記被係止部を係止させることを特徴とする太陽光発電装置の組み立て方法。
JP2012204472A 2012-09-18 2012-09-18 太陽光発電装置、およびその組み立て方法 Active JP6018856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012204472A JP6018856B2 (ja) 2012-09-18 2012-09-18 太陽光発電装置、およびその組み立て方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012204472A JP6018856B2 (ja) 2012-09-18 2012-09-18 太陽光発電装置、およびその組み立て方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014060271A true JP2014060271A (ja) 2014-04-03
JP6018856B2 JP6018856B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=50616490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012204472A Active JP6018856B2 (ja) 2012-09-18 2012-09-18 太陽光発電装置、およびその組み立て方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6018856B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020072612A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 株式会社カネカ 太陽電池ユニット、建築物、カバー

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0366863A (ja) * 1989-08-04 1991-03-22 Asahi Chem Ind Co Ltd ハニカムサンドイッチパネルの取付方法
JPH1154777A (ja) * 1997-08-05 1999-02-26 Ykk Corp 太陽電池モジュールの製造方法及びその太陽電池モジュール
JP2002317529A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Asahi Kasei Corp 瓦一体型太陽電池モジュール
JP3163758U (ja) * 2010-08-19 2010-10-28 株式会社ケイアンドエム 防水構造を備えた構造物
JP2012139931A (ja) * 2010-12-29 2012-07-26 J-Bus Co Ltd 組合せハニカムピース構造によるハニカムパネル

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0366863A (ja) * 1989-08-04 1991-03-22 Asahi Chem Ind Co Ltd ハニカムサンドイッチパネルの取付方法
JPH1154777A (ja) * 1997-08-05 1999-02-26 Ykk Corp 太陽電池モジュールの製造方法及びその太陽電池モジュール
JP2002317529A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Asahi Kasei Corp 瓦一体型太陽電池モジュール
JP3163758U (ja) * 2010-08-19 2010-10-28 株式会社ケイアンドエム 防水構造を備えた構造物
JP2012139931A (ja) * 2010-12-29 2012-07-26 J-Bus Co Ltd 組合せハニカムピース構造によるハニカムパネル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020072612A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 株式会社カネカ 太陽電池ユニット、建築物、カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP6018856B2 (ja) 2016-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8591186B2 (en) Nacelle for wind turbine
WO2012165437A1 (ja) 太陽電池アレイ
JP6696794B2 (ja) 燃料電池ユニット
US9951972B2 (en) Fixing metal bracket and solar battery system
US8894449B2 (en) Terminal block
KR100947112B1 (ko) 배전반 프레임 연결용 앵글 구조체
US20170133982A1 (en) Corner connector for photovoltaic module frame
JP6018856B2 (ja) 太陽光発電装置、およびその組み立て方法
JP2011035255A (ja) 太陽電池モジュール
WO2016186139A1 (ja) 蓄電装置および補強構造
JP2011175928A (ja) 電池接続アセンブリ
JP7018845B2 (ja) ボルトクリップおよびそれを用いた太陽電池アレイ
JP2013171794A (ja) 電池モジュールおよびそのケース
JP2017076681A (ja) 筐体およびパワーコンディショナ
US20110253199A1 (en) Corrugated plate structure having solar panel
JP2013164993A (ja) サービスプラグの保護カバー
WO2016068318A1 (ja) 蓄電装置
WO2016068322A1 (ja) 蓄電装置
JP2006274660A (ja) 太陽電池パネル用モジュール枠及びそれを用いた太陽電池モジュール
JP5831429B2 (ja) 太陽電池モジュールの固定具及びこの固定具を用いた太陽光発電システム
CN212985745U (zh) 一种电力工程用的螺栓
KR102469890B1 (ko) 케이블 안전 보호캡 및 이를 안착하는 거치대
JP5836261B2 (ja) 太陽電池モジュール
WO2016068323A1 (ja) 蓄電装置
JP6779175B2 (ja) ケーブル整線部材および太陽電池モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150521

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150730

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6018856

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250