JP2014059213A - 動力伝達チェーンの検査治具、検査装置および検査方法 - Google Patents

動力伝達チェーンの検査治具、検査装置および検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 リンクの形状によらず、リンク配列の誤組の検査を行う。
【解決手段】 検査装置31は、動力伝達チェーン1の回転に伴って回転する検査治具34を有している。検査治具34は、回転可能な中心部材35と、中心部材35の外周面に設けられた複数の歯36とを備えている。複数の歯36それぞれは、正規位置に配置されたリンク11,21間の隙間に対応する中心部材35の外周面の位置に配置されている。複数の歯36それぞれのチェーン幅方向における寸法が、複数の歯36それぞれが対応するリンク11,21間の隙間のチェーン幅方向における正規寸法に設定されている。
【選択図】 図4

Description

この発明は、動力伝達チェーンの検査治具、検査装置および検査方法、さらに詳しくは、自動車等の車両の無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)に好適な動力伝達チェーンの検査に使用される検査治具、検査装置および検査方法に関する。
自動車用無段変速機に適した動力伝達チェーンとしては、第1挿通部と第2挿通部とを各々有し、チェーン進行方向に並ぶ複数のリンクと、一のリンクの第1挿通部と他のリンクの第2挿通部とが対応するようにしてチェーン進行方向に直交するチェーン幅方向に並ぶリンク同士を、第1挿通部と第2挿通部とに嵌め合わされることで屈曲可能に連結する連結部材とを備えているものが知られている(特許文献1)。
このような動力伝達チェーンでは、適切な配列に製造されているか否か(誤組)の検査は、従来、目視で行われている。複数のリンクは、チェーン進行方向およびチェーン幅方向のそれぞれに予め設定された間隔で配置されており、適切に配置されているか否かを目視による検査だけで確実に発見することは難しい。
また、特許文献2には、リンクが適切に組みつけられているか否かの検査をするために、センサを用いる方法が開示されている。
特開2009−154165号公報 特開2002−39283号公報
上記特許文献2に記載の動力伝達チェーンの検査方法では、リンク形状の違いをセンサが検出することにより、誤組が存在するか否かの検査が行われるため、リンクが同形状である場合には適さない。
この発明の目的は、リンクの形状によらず、リンク配列の誤組の検査を行うことである。
この発明による動力伝達チェーンの検査治具は、第1挿通部と第2挿通部とを各々有し、チェーン進行方向に並ぶ複数のリンクと、一のリンクの第1挿通部と他のリンクの第2挿通部とが対応するようにして前記チェーン進行方向に直交するチェーン幅方向に並ぶ前記リンク同士を、前記第1挿通部と前記第2挿通部とに嵌め合わされることで屈曲可能に連結する連結部材と、を備えており、前記チェーン幅方向に並ぶ前記リンク間にチェーン径方向から見て複数の隙間が存在している動力伝達チェーンにおけるリンクの配列が適切か否かを検査するための検査治具であって、回転可能な中心部材と、前記中心部材の外周面に設けられた複数の歯とを備えており、前記複数の歯それぞれは、正規位置に配置された前記リンク間の隙間に対応する前記外周面の位置に配置されているものである。
この発明による動力伝達チェーンの検査装置は、第1挿通部と第2挿通部とを各々有し、チェーン進行方向に並ぶ複数のリンクと、一のリンクの第1挿通部と他のリンクの第2挿通部とが対応するようにして前記チェーン進行方向に直交するチェーン幅方向に並ぶ前記リンク同士を、前記第1挿通部と前記第2挿通部とに嵌め合わされることで屈曲可能に連結する連結部材と、を備えており、前記チェーン幅方向に並ぶ前記リンク間にチェーン径方向から見て複数の隙間が存在している動力伝達チェーンを検査する装置であって、前記動力伝達チェーンが巻き掛けられる回転可能な1対のプーリと、前記動力伝達チェーンにおけるリンクの配列が適切か否かを検査するための検査治具とを備えており、前記検査治具が請求項1から3までのいずれかに記載の検査治具とされているものである。
この発明による動力伝達チェーンの検査方法は、第1挿通部と第2挿通部とを各々有し、チェーン進行方向に並ぶ複数のリンクと、一のリンクの第1挿通部と他のリンクの第2挿通部とが対応するようにして前記チェーン進行方向に直交するチェーン幅方向に並ぶ前記リンク同士を、前記第1挿通部と前記第2挿通部とに嵌め合わされることで屈曲可能に連結する連結部材と、を備えており、前記チェーン幅方向に並ぶ前記リンク間にチェーン径方向から見て複数の隙間が存在している動力伝達チェーンを検査する方法であって、前記動力伝達チェーンの回転に伴って回転する検査治具を使用し、前記検査治具に設けられた複数の歯それぞれが前記チェーン幅方向に並ぶ前記リンク間の各隙間に適切に嵌まり合うか否かによって前記動力伝達チェーンが適切な配列に製造されているかを検査するものである。
この発明によると、リンクの形状によらずにリンク配列の誤組の検査を行うことができる。
図1は、この発明による動力伝達チェーンの検査治具、検査装置および検査方法を使用して検査される動力伝達チェーンの1実施形態の一部を示す平面図である。 図2は、リンクおよびピンの拡大側面図である。 図3は、動力伝達チェーンがプーリに取り付けられた状態を示す正面図である。 図4は、この発明による動力伝達チェーンの検査治具、検査装置および検査方法の1実施形態を示す正面図である。 図5は、検査治具に設けられた歯と動力伝達チェーンの隙間とが嵌まり合ういくつかの例を示す図である。 図6は、検査治具の中心部材軸方向に並んでいる歯を示す図で、(a)(b)(c)は、それぞれ中心部材周方向の位置が異なる位置における状態を示している。 図7の(a)(b)(c)は、検査治具の中心部材軸方向に並んでいる歯を示す図で、図6から各歯の形状が変更されたものとなっている。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。以下の説明において、上下は、図2の上下をいうものとする。図1および図2の右が進行方向の前、同左が進行方向の後になっている。
図1は、この発明による動力伝達チェーンの検査治具および検査装置を使用して検査される動力伝達チェーンの一部を示している。動力伝達チェーン(1)は、複数のリンク(11)(21)と、複数のリンク(11)(21)を屈曲可能に連結する複数の第1ピン(14)および第2ピン(15)とを備えている。第1ピン(14)と第2ピン(15)とは、第2ピン(15)が前側に、第1ピン(14)が後側に配置された状態で当接している。この第1ピン(14)と第2ピン(15)との対が連結部材に相当する。
動力伝達チェーン(1)は、チェーン進行方向に並ぶ3つのリンク列(3a)(3b)(3c)を1つのリンクユニット(3)とし、このリンクユニット(3)を進行方向に複数連結して形成されている。各リンク列(3a)(3b)(3c)は、チェーン進行方向と直交するチェーン幅方向に並ぶ複数枚のリンク(11)(21)で構成されている。
図1に示す実施形態では、リンク枚数が9枚のリンク列(3a)とリンク枚数が8枚のリンク列2つ(3b)(3c)とが1つのリンクユニット(3)とされている。各リンク列(3a)(3b)(3c)のリンク(11)(21)は、チェーン幅方向中心で線対称となるように配置されている。具体的には、リンク枚数が9枚のリンク列(9層リンク列)(3a)は、チェーン幅方向中心から、1番目、3番目、7番目、9番目および12番目の位置に配置されている。また、リンク枚数が8枚のリンク列の一方(第1の8層リンク列)(3b)は、チェーン幅方向中心から、2番目、6番目、8番目および13番目の位置に配置されている。また、リンク枚数が8枚のリンク列の他方(第2の8層リンク列)(3c)は、チェーン幅方向中心から、4番目、5番目、10番目および11番目の位置に配置されている。
上記動力伝達チェーン(1)では、リンク(11)(21)について、基準ピッチのリンク(11)および長ピッチのリンク(21)の2種類が使用されている。基準ピッチのリンク(11)と長ピッチのリンク(21)とは、チェーン進行方向にランダムに配列されている。
図2に示すように、基準ピッチのリンク(11)は、チェーン進行方向前側に位置する前貫通孔(第1挿通部)(12)と、チェーン進行方向後側に位置する後貫通孔(第2挿通部)(13)とを有している。
前貫通孔(12)は、後側の第1ピン挿通部(16)および前側の第2ピン挿通部(17)からなる。第1ピン挿通部(16)に、第1ピン(14)が摺動可能に嵌め合わせられている。第2ピン挿通部(17)に、第2ピン(15)が固定されている。
後貫通孔(13)は、後側の第1ピン挿通部(18)および前側の第2ピン挿通部(19)からなる。第1ピン挿通部(18)に、第1ピン(14)が固定されている。第2ピン挿通部(19)に、第2ピン(15)が摺動可能に嵌め合わせられている。
図2において、符号AおよびBで示す箇所は、チェーン(1)の直線領域において第1ピン(14)と第2ピン(15)とが接触している線(断面では点)であり、AB間の距離がピッチ長である。図2のリンク(11)に対して、AB間の距離(ピッチ長)を大きくしたものが、長ピッチのリンク(21)となっている。すなわち、長ピッチのリンク(21)は、前貫通孔(12)および後貫通孔(13)の形状が基準ピッチのリンク(11)と同じで、前貫通孔(12)と後貫通孔(13)との間にある部分が基準ピッチのリンク(11)よりも大きくなされている。
進行方向後側の一方のリンク(11)(21)の前貫通孔(12)と進行方向前側の他方のリンク(11)(21)の後貫通孔(13)とが対応するようにリンク(11)(21)同士が重ねられている。第1ピン(14)および第2ピン(15)は、チェーン幅方向に重なり合う複数の前貫通孔(12)および後貫通孔(13)に嵌め合わされている。
第2ピン(15)は、第1ピン(14)よりもチェーン幅方向の長さが短くなされている。また、第1ピン(14)は、第2ピン(15)に比べて前後方向の幅が広くなされている。第2ピン(15)の上下縁部には、第1ピン(14)側にのびる突出縁部(15a)(15b)が設けられている。
リンク(11)(21)の第1ピン挿通部(18)と第2ピン挿通部(19)との境界部分には、第2ピン挿通部(19)の上下の凹円弧状案内部(19a)(19b)にそれぞれ連なり第1ピン挿通部(18)に固定されている第1ピン(14)を保持する上下の凸円弧状保持部(18a)(18b)が設けられている。同様に、第2ピン挿通部(17)と第1ピン挿通部(16)との境界部分には、第1ピン挿通部(16)の上下の凹円弧状案内部(16a)(16b)にそれぞれ連なり第2ピン挿通部(17)に固定されている第2ピン(15)を保持する上下の凸円弧状保持部(17a)(17b)が設けられている。
第1ピン挿通部(18)への第1ピン(14)の固定および第2ピン挿通部(17)への第2ピン(15)の固定は、圧入によって行われている。圧入は、ピン挿通部(17)(18)の上下の縁とピン(14)(15)の上下の縁との間で行われている。圧入工程の後、動力伝達チェーン(1)には、予張力が付与される。
第1ピン(14)と第2ピン(15)とが相対的に転がり接触移動することにより、リンク(11)(21)同士の屈曲が可能とされている。第1ピン(14)を基準とした第1ピン(14)と第2ピン(15)との接触位置の軌跡は、円のインボリュートとされている。この実施形態では、第1ピン(14)の転がり接触面(14a)が、インボリュート曲線とされ、第2ピン(15)の転がり接触面(15c)が平坦面(断面形状が直線)とされている。各リンク列(3a)(3b)(3c)が動力伝達チェーン(1)の直線領域から曲線領域へまたは曲線領域から直線領域へと移行する際、前貫通孔(12)においては、第1ピン(14)が固定状態の第2ピン(15)に対して転がり接触(若干のすべり接触を含む)しながら第1ピン挿通部(16)内を摺動する。また、後貫通孔(13)においては、第2ピン(15)が第2ピン挿通部(19)内を固定状態の第1ピン(14)に対して転がり接触(若干のすべり接触を含む)しながら移動する。
リンク(11)(21)は、例えば、ばね鋼や炭素工具鋼製とされる。リンク(11)(21)の材質は、ばね鋼や炭素工具鋼に限られるものではなく、軸受鋼などの他の鋼でももちろんよい。リンク(11)は、前後挿通部(12)(13)がそれぞれ独立の貫通孔(柱有りリンク)とされていてもよく、前後挿通部(12)(13)が1つの貫通孔(柱無しリンク)とされていてもよい。第1ピン(14)および第2ピン(15)の材質としては、軸受鋼などの適宜な鋼が使用される。
上記動力伝達チェーン(1)は、動力伝達装置としての無段変速機(10)で使用される。無段変速機(10)は、図3に示すように、1対のプーリ(図示は一方のプーリだけ)(2)と、両プーリ(2)に巻き掛けられた動力伝達チェーン(1)とを備えている。
プーリ(2)は、プーリ軸(2e)に固定された固定シーブ(2a)と、プーリ軸(2e)上に軸方向移動可能に支持された可動シーブ(2b)とを備えている。固定シーブ(2a)および可動シーブ(2b)は、それぞれ相対向する円錐面状のシーブ面(2c)(2d)を有している。
第1ピン(14)の両端面は、プーリ(2)の相対向する1対のシーブ面(2c)(2d)間に挟持され、第1ピン(14)の両端面と各シーブ面(2c)(2d)との間の摩擦力により、動力伝達チェーン(1)とプーリ(2)との間で動力が伝達される。可動シーブ(2b)は、油圧アクチュエータ(図示略)によって、固定シーブ(2a)側に押圧されており、これにより、動力伝達チェーン(1)を挟持するための挟持力がプーリ(2)に与えられる。第2ピン(15)の両端面は、プーリ(2)のシーブ面(2c)(2d)に接触しないものとされる。
図3において、実線で示した位置にあるプーリ(2)の可動シーブ(2b)を固定シーブ(2a)に対して接近または離隔させると、プーリ(2)における動力伝達チェーン(1)の巻き掛け径は、同図に鎖線で示すように、接近時には大きく、離隔時には小さくなる。
1対のプーリ(2)のうち図示省略した他方のプーリでは、その固定シーブが図示した固定シーブ(2a)とは、動力伝達チェーン(1)を間にして、軸方向反対側に配置されている。そして、その可動シーブが図示したプーリ(2)の可動シーブ(2b)とは逆向きに移動する。これにより、無段変速機(10)の変速比が無段階に変化する。
上記動力伝達チェーン(1)では、第1ピン(14)と第2ピン(15)とが相対的に転がり接触移動しかつ第1ピン(14)を基準とした第1ピン(14)と第2ピン(15)との接触位置の軌跡が円のインボリュートとされていることにより、騒音を低減する上で有利となっている。
また、ピッチ長が異なる2種類のリンク(11)(21)がランダムに配列されていることにより、打音発生の周期がずれて、音のエネルギーが異なる周波数帯に分散され、音圧レベルのピークが低減される。
図1に示されているように、チェーン径方向から見て、チェーン幅方向に並ぶリンク(11)(21)間に隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)が存在している。
具体的には、9層リンク列(3a)の各リンク(11A)(21A)は、前側の第1ピン(14)との間にチェーン進行方向の前側の隙間(GA1)を有しており、後側の第2ピン(15)との間にチェーン進行方向の後側の隙間(GA2)を有している。これらの隙間(GA1)(GA2)は、9層リンク列(3a)のリンク(11A)(21A)の数と同じ数だけ(9つ)チェーン幅方向に並んでいる。
また、第1の8層リンク列(3b)の各リンク(11B)は、前側の第1ピン(14)との間にチェーン進行方向の前側の隙間(GB1)を有しており、後側の第2ピン(15)との間にチェーン進行方向の後側の隙間(GB2)を有している。これらの隙間(GB1)(GB2)は、第1の8層リンク列(3b)のリンク(11B)の数と同じ数だけ(8つ)チェーン幅方向に並んでいる。
また、第2の8層リンク列(3c)の各リンク(11C)は、前側の第1ピン(14)との間にチェーン進行方向の前側の隙間(GC1)を有しており、後側の第2ピン(15)との間にチェーン進行方向の後側の隙間(GC2)を有している。これらの隙間(GC1)(GC2)は、第2の8層リンク列(3c)のリンク(11C)の数と同じ数だけ(8つ)チェーン幅方向に並んでいる。
この発明による動力伝達チェーンの検査治具および検査装置は、製造工程後の検査工程で使用されるもので、図4および図5に、その実施形態を示している。
検査装置(31)は、動力伝達チェーン(1)が巻き掛けられる駆動プーリ(32)および従動プーリ(33)と、駆動プーリ(32)を回転させるプーリ駆動手段(図示略)と、動力伝達チェーン(1)におけるリンク(11)(21)の配列が適切か否かを検査するための検査治具(34)とを備えている。
検査治具(34)は、回転可能な円筒状中心部材(35)と、中心部材(35)の外周面に設けられた複数の歯(36)とからなる。複数の歯(36)は、動力伝達チェーン(1)に形成されている隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に入り込むように形成されており、これにより、検査治具(34)は、いくつかの歯(36)が動力伝達チェーン(1)の隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に噛み合わされた状態で、動力伝達チェーン(1)の回転に伴って回転する。検査治具(34)が1回転することで進む距離は、動力伝達チェーン(1)が1回転することで進む距離に等しくなされている。なお、隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)の配置のパターンが同じものが2つまたは3つ連結されて動力伝達チェーン(1)が構成されている場合、検査治具(34)の1回転=動力伝達チェーン(1)の1回転ではなく、検査治具(34)の2回転=動力伝達チェーン(1)の1回転または検査治具(34)の3回転=動力伝達チェーン(1)の1回転としてもよい。
複数の歯(36)は、正規位置に配置された前記リンク(11)(21)間の隙間に対応する、円筒状中心部材(35)の外周面に配置されている。ここでいう正規位置とは、動力伝達チェーン(1)を構成するリンク(11)(21)に組み違いが生じていない状態でのリンク位置のことをいう。例えば、本実施形態では、複数の歯(36)は、図1に示した各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に対応するように形成されている。
具体的には、複数の歯(36)として、図5の(a)に示すように、9層リンク列(3a)の各リンク(図示は長ピッチのリンク)(21A)の前側の隙間(GA1)に嵌め入れられる歯(36a)と、9層リンク列(3a)の各リンク(21A)の後側の隙間(GA2)に嵌め入れられる歯(36b)とを有している。これらの歯(36a)(36b)は、9層リンク列(3a)の各リンク(21A)の幅方向位置に対応するように、図6の(a)に示すように、検査治具(34)の軸方向に所定間隔で配置されている。また、これらの歯(36a)(36b)は、検査治具(34)の周方向に、交互にかつ9層リンク列(3a)の各リンク(基準ピッチのリンク及び長ピッチのリンク)(11A)(21A)のチェーン進行方向長さに対応する間隔で配置されている。
また、複数の歯(36)として、図5の(b)に示すように、第1の8層リンク列(3b)の各リンク(11B)の前側の隙間(GB1)に嵌め入れられる歯(36c)と、第1の8層リンク列(3b)の各リンク(11B)の後側の隙間(GB2)に嵌め入れられる歯(36d)とを有している。これらの歯(36c)(36d)は、第1の8層リンク列(3b)の各リンク(11B)の幅方向位置に対応するように、図6の(b)に示すように、検査治具(34)の軸方向に所定間隔で配置されている。また、これらの歯(36c)(36d)は、検査治具(34)の周方向に、交互にかつ第1の8層リンク列(3b)の各リンク(11B)のチェーン進行方向長さに対応する間隔で配置されている。
また、複数の歯(36)として、図5の(c)に示すように、第2の8層リンク列(3c)の各リンク(11C)の前側の隙間(GC1)に嵌め入れられる歯(36e)と、第2の8層リンク列(3c)の各リンク(11C)の後側の隙間(GC2)に嵌め入れられる歯(36f)とを有している。これらの歯(36e)(36f)は、第2の8層リンク列(3c)の各リンク(11C)の幅方向位置に対応するように、図6の(c)に示すように、検査治具(34)の軸方向に所定間隔で配置されている。また、これらの歯(36e)(36f)は、検査治具(34)の周方向に、交互にかつ第2の8層リンク列(3c)の各リンク(11c)のチェーン進行方向長さに対応する間隔で配置されている。
こうして、検査治具(34)の外周面には、動力伝達チェーン(1)の各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に対応して形成されて、動力伝達チェーン(1)の回転に伴って、各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に入り込んでいく歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)が形成されている。複数の歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)は、チェーン幅方向に所定間隔で並ぶ隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)がチェーン進行方向に所定間隔で並んでいるのに対応して、検査治具(34)の軸方向に所定間隔で並ぶ同一形状の歯が中心部材周方向に所定間隔かつ所定の順で(例えば中心部材周方向に(36a)→(36e)→(36c)→(36b)→(36f)→(36d)の順で)並んだものとされている。
各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)のチェーン進行方向の大きさは、基準ピッチのリンク(11)および長ピッチのリンク(21)の2種類が使用されていることから、長ピッチのリンク(21)が配置されている箇所(図1において符号(GC1)で示されている隙間)で大きくなっている。これに対応して、長ピッチのリンク(21)が配置されている箇所の隙間(GC1)に対応する歯(図5(c)の右側に示されている歯)(36e)は、その歯幅(中心部材周方向の寸法=チェーン進行方向の寸法)が大きくなされている。こうして、各歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)の歯幅(中心部材周方向の寸法=チェーン進行方向の寸法)は、各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)のチェーン進行方向の正規寸法に対応する大きさとされている。また、各歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)の歯厚(中心部材軸方向の寸法=チェーン幅方向の寸法)は、各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)のチェーン幅方向の正規寸法に対応する大きさとされている。なお、ここでいう各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)のチェーン幅方向の正規寸法とは、製品として出荷可能な品質を有する動力伝達チェーン(1)を構成する各リンク(11)(21)のチェーン幅方向のリンク間隙間寸法をいう。つまり、各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)がチェーン幅方向の正規寸法に設定されている場合、各リンク(11)(21)が、動力伝達チェーン(1)の品質に影響するほどチェーン幅方向に位置ずれしていない状態であるといえる。
この実施形態の検査装置(31)によると、動力伝達チェーン(1)を回転させることにより、チェーン進行方向については、各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)のチェーン進行方向の正規寸法に対応した歯幅を有している各歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)が対応する各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に入り込むことで、ピッチ長が適切なランダム配列となっているかを含めて、チェーン進行方向のリンク配列が適切か否かが検査される。
より具体的には、動力伝達チェーン(1)を構成する各リンク(11)(21)に組み違いが生じていない場合、回転する検査治具(34)の歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)は、各リンク(11)(21)の隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に入り込むことになる。一方で、動力伝達チェーン(1)を構成する各リンク(11)(21)に組み違いが生じている場合には、隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)が検査治具(34)の歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)に対応する位置に存在しなくなるため、検査治具(34)の歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)がリンク(11)(21)に接触して、隙間に入り込むことはない。このように、本実施形態では、リンク(11)(21)の隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に着目し、検査治具(34)の歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)がリンク間の隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に嵌りこむか否かが確認される。これによって、リンク(11)(21)の形状によらず、動力伝達チェーン(1)においてリンク(11)(21)の誤組(この場合にはリンク(11)(21)の組み違い)が存在するか否かの検査を行うことができる。
また、チェーン幅方向については、歯厚が各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)のチェーン幅方向の正規寸法に対応する大きさとされている各歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)が対応する各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に入り込むことで、隙間の大きさが適切か否かを含めて、チェーン幅方向のリンク配列が適切か否かが検査される。
ここで、隣り合うリンク(11)(21)間の隙間は、伝達効率・音振特性に対し寄与度を有しているが、リンク(11)(21)の板厚のばらつきや予張力付与時におけるリンク(11)(21)間の隙間増大などで、チェーン組立て時に変化する。この隙間の変化やばらつきが、各歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)が対応する各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に入り込むことで矯正される。
図6(a)(b)(c)に示した各歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)の先端部は、図7(a)(b)(c)に示すように、先端側が細くなる台形状に形成されているようにしてもよい。
図7において、各歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)の先端部には、中心部材軸方向の寸法が先端側に向かって小さくなる台形部(36g)が形成されている。台形部(36g)の中心部材軸方向寸法の最大値は、各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)のチェーン幅方向の正規寸法に対応する大きさとされている。このようにすることで、隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)が正規寸法より小さくなっている部分においても、各歯(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f)が対応する隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)に入り込みやすい。そして、台形部(36g)の軸方向寸法が最大となっている部分によって各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)を正規寸法に広げることができる。したがって、各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)のチェーン幅方向の寸法にばらつきがある場合であっても、各隙間(GA1)(GA2)(GB1)(GB2)(GC1)(GC2)の寸法が正規寸法に確実に矯正される。
なお、図6および図7において、中心部材(34)を中心部材軸方向に複数(例えば3つ)に分割してもよく、この場合に、分割された各部をチェーン進行方向に互いにずらして配置するようにしてもよい。
上記検査装置(31)で検査可能な動力伝達チェーン(1)は、図示したものに限定されるものではなく、例えば、第1ピンおよび第2ピンの長さが略等しく、両方ともがシーブ面に接触するチェーンや、第1ピンおよび第2ピンの両方が前後貫通孔に対し移動可能に嵌め入れられるチェーンなどであってもよい。
(1):動力伝達チェーン、(11):リンク(基準ピッチリンク)、(12):前貫通孔(第1挿通部)、(13):後貫通孔(第2挿通部)、(14):第1ピン、(15):第2ピン、(21):リンク(長ピッチリンク)、(31):検査装置、(34):検査治具、(35):中心部材、(36)(36a)(36b)(36c)(36d)(36e)(36f):歯、(36g):台形部

Claims (5)

  1. 第1挿通部と第2挿通部とを各々有し、チェーン進行方向に並ぶ複数のリンクと、
    一のリンクの第1挿通部と他のリンクの第2挿通部とが対応するようにして前記チェーン進行方向に直交するチェーン幅方向に並ぶ前記リンク同士を、前記第1挿通部と前記第2挿通部とに嵌め合わされることで屈曲可能に連結する連結部材と、を備えており、
    前記チェーン幅方向に並ぶ前記リンク間にチェーン径方向から見て複数の隙間が存在している動力伝達チェーンにおけるリンクの配列が適切か否かを検査するための検査治具であって、
    回転可能な中心部材と、前記中心部材の外周面に設けられた複数の歯とを備えており、前記複数の歯それぞれは、正規位置に配置された前記リンク間の隙間に対応する前記外周面の位置に配置されている検査治具。
  2. 前記複数の歯それぞれのチェーン幅方向における寸法が、前記複数の歯それぞれが対応する前記隙間のチェーン幅方向における正規寸法に設定されている請求項1の検査治具。
  3. 前記複数の歯それぞれの先端部に、中心部材軸方向の寸法が先端側に向かって小さくなる台形部が形成されるとともに、台形部の中心部材軸方向の最大寸法が前記各隙間の前記チェーン幅方向の正規寸法に対応する大きさとされており、前記複数の歯それぞれが前記各隙間に入り込んでいくことによって、前記チェーン幅方向に並ぶ前記リンク間のチェーン幅方向の隙間が正規寸法に矯正されるようになされている請求項1または2の検査治具。
  4. 第1挿通部と第2挿通部とを各々有し、チェーン進行方向に並ぶ複数のリンクと、
    一のリンクの第1挿通部と他のリンクの第2挿通部とが対応するようにして前記チェーン進行方向に直交するチェーン幅方向に並ぶ前記リンク同士を、前記第1挿通部と前記第2挿通部とに嵌め合わされることで屈曲可能に連結する連結部材と、を備えており、
    前記チェーン幅方向に並ぶ前記リンク間にチェーン径方向から見て複数の隙間が存在している動力伝達チェーンを検査する装置であって、
    前記動力伝達チェーンが巻き掛けられる回転可能な1対のプーリと、前記動力伝達チェーンにおけるリンクの配列が適切か否かを検査するための検査治具とを備えており、前記検査治具が請求項1から3までのいずれかに記載の検査治具とされている動力伝達チェーンの検査装置。
  5. 第1挿通部と第2挿通部とを各々有し、チェーン進行方向に並ぶ複数のリンクと、
    一のリンクの第1挿通部と他のリンクの第2挿通部とが対応するようにして前記チェーン進行方向に直交するチェーン幅方向に並ぶ前記リンク同士を、前記第1挿通部と前記第2挿通部とに嵌め合わされることで屈曲可能に連結する連結部材と、を備えており、
    前記チェーン幅方向に並ぶ前記リンク間にチェーン径方向から見て複数の隙間が存在している動力伝達チェーンを検査する方法であって、
    前記動力伝達チェーンの回転に伴って回転する検査治具を使用し、前記検査治具に設けられた複数の歯それぞれが前記チェーン幅方向に並ぶ前記リンク間の各隙間に適切に嵌まり合うか否かによって前記動力伝達チェーンが適切な配列に製造されているかを検査する動力伝達チェーンの検査方法。
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