JP2014059211A - 蓄電システム及び電圧監視装置の異常検出方法。 - Google Patents

蓄電システム及び電圧監視装置の異常検出方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の蓄電モジュールから構成される蓄電装置の電圧を検出する電圧監視装置の異常を検出する。
【解決手段】蓄電システムは、複数の蓄電モジュールが直列に接続された蓄電装置と、蓄電モジュールの電圧を検出する電圧監視装置と、電圧監視装置の異常を検出するコントローラと、を有する。電圧監視装置は、1つ又は複数の蓄電モジュールを検出ブロックとして、それぞれの検出ブロックの電圧を検出する第1検出部及び第2検出部と、第1検出部で電圧が検出される第1検出ブロック及び第2検出部で電圧が検出される第2検出ブロック全体を第3検出ブロックとして、第3検出ブロックの電圧を検出する第3検出部と、を含んで構成される。そして、コントローラは、第1検出部及び第2検出部で検出される各電圧と、第3検出部で検出される電圧とを比較して、検出部の異常状態を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓄電装置を含む蓄電システムに関し、より詳細には、蓄電装置に設けられる電圧監視装置の異常検出技術に関する。
電池には、電圧センサや電流センサ、温度センサなどの各センサ機器が接続され、各センサ機器の検出結果に基づいて電池の状態を把握することができる。特許文献1は、直列に接続された電池それぞれの電圧を測定し、それらを比較して電池の異常を検出している。
特開2000−123883号公報 特開2011−004585号公報 特開2003−070179号公報 特開平10−322925号公報
特許文献1では、電圧センサから出力される各電池の電圧値を比較して差分が所定範囲内であるか否かを判定しているが、例えば、電圧センサの回路に異常が発生した場合、電池異常なのか、電圧センサの回路異常なのかを区別することができないため、電池異常及び電圧センサの回路異常の双方を精度よく検出することができない。
そこで、本発明の目的は、複数の蓄電モジュールから構成される蓄電装置の電圧を検出する電圧監視装置の異常を検出することができる蓄電システム及び電圧監視装置の異常検出方法を提供することにある。
本願第1の発明の蓄電システムは、複数の蓄電モジュールが直列に接続された蓄電装置と、蓄電モジュールの電圧を検出する電圧監視装置と、電圧監視装置の異常を検出するコントローラと、を有する。電圧監視装置は、1つ又は複数の蓄電モジュールを検出ブロックとして、それぞれの検出ブロックの電圧を検出する第1検出部及び第2検出部と、第1検出部で電圧が検出される第1検出ブロック及び第2検出部で電圧が検出される第2検出ブロック全体を第3検出ブロックとして、第3検出ブロックの電圧を検出する第3検出部と、を含んで構成されている。そして、コントローラは、第1検出部及び第2検出部で検出される各電圧と、第3検出部で検出される電圧とを比較して、検出部の異常状態を検出する。
本願第1の発明によれば、第1検出部及び第2検出部それぞれで検出される各電圧に対し、第1検出部で電圧が検出される検出ブロック及び第2検出部で電圧が検出される検出ブロックの総電圧を検出するので、例えば、第1検出部と第2検出部とで検出された各電圧を足し合わせたものと、第3検出部で検出された電圧とを比較して、差分が発生していれば、検出部の異常状態を検出することができる。このため、蓄電モジュール自体の異常等による電圧変動とは独立して、電圧監視装置の異常状態を検出することができる。
検出部それぞれは、入力ラインを介して検出ブロックの両端の各電位が入力される第1入力部及び第2入力部を備えることができ、電圧監視装置は、第1検出部の第1入力部に接続される第1入力ラインと、第1検出部の第2入力部に接続されるとともに、第2検出部の第1入力部に接続される第2入力ラインと、第2検出部の第2入力部に接続されるとともに、第3検出部の第1入力部に接続される第3入力ラインと、を有することができるとともに、第1入力ラインは、第3検出部の第2入力部に接続されるように構成される。
電圧監視装置は、第1入力ラインと第2入力ラインとに接続される第1コンデンサと、第2入力ラインと第3入力ラインとに接続される第2コンデンサと、を有することができる。このとき、第1検出部は、第1入力ライン及び第2入力ライン間の電圧に応じてチャージされた第1コンデンサの電圧を検出し、第2検出部は、第2入力ライン及び第3入力ライン間の電圧に応じてチャージされた第2コンデンサの電圧を検出し、第3検出部は、第1入力ライン及び第3入力ライン間の電圧に応じてチャージされた第1コンデンサ及び第2コンデンサの合成電圧を検出することができる。
蓄電装置は、複数の蓄電モジュールが所定の方向に並んで配置されるように構成することができ、第1検出部及び第2検出部は、蓄電装置の所定の方向における端部領域に配置される蓄電モジュールそれぞれの電圧を検出し、第3検出部は、端部領域以外の領域に配置される蓄電モジュールの電圧を検出するように構成することができる。また、第3検出部は、端部領域以外の領域に配置される少なくとも2つの蓄電モジュールを含む検出ブロックの電圧を検出するように構成することができる。
コントローラは、蓄電装置の電力が供給される負荷と蓄電装置との電気的な接続がなされる前に、第1検出部、第2検出部、第3検出部で検出された各電圧を用いて、電圧監視装置の異常を検出するように制御することができる。
蓄電システムは、車両に搭載される蓄電システムとして構成することができる。
本願第2の発明は、複数の蓄電モジュールが直列に接続された蓄電装置の電圧を検出する電圧監視装置の異常検出方法である。電圧監視装置は、1つ又は複数の蓄電モジュールを検出ブロックとして、それぞれの検出ブロックの電圧を検出する第1検出部及び第2検出部と、第1検出部で電圧が検出される第1検出ブロック及び第2検出部で電圧が検出される第2検出ブロック全体を第3検出ブロックとして、第3検出ブロックの電圧を検出する第3検出部と、を含んで構成することができる。そして、本異常検出方法は、第1検出部、第2検出部、第3検出部で検出された各電圧を取得するステップと、第1検出部及び第2検出部で検出された各電圧の合計を算出するステップと、算出された合計の電圧と第3検出部で検出された電圧との差分を算出するステップと、差分に基づいて、検出部の異常状態を検出するステップと、を含む。本願第2の発明においても上記本願第1の発明と同様の効果が得られる。
本願第2の発明は、複数の蓄電モジュールが直列に接続された蓄電装置の電圧を検出する電圧監視装置である。電圧監視装置は、1つ又は複数の蓄電モジュールを検出ブロックとして、それぞれの検出ブロックの電圧を検出する第1検出部及び第2検出部と、第1検出部で電圧が検出される第1検出ブロック及び第2検出部で電圧が検出される第2検出ブロック全体を第3検出ブロックとして、第3検出ブロックの電圧を検出する第3検出部と、を有している。さらに、検出部それぞれは、入力ラインを介して検出ブロックの両端の各電位が入力される第1入力部及び第2入力部を備えることができ、第1検出部の第1入力部に接続されるとともに、第3検出部の第2入力部に接続される第1入力ラインと、第1検出部の第2入力部に接続されるとともに、第2検出部の第1入力部に接続される第2入力ラインと、第2検出部の第2入力部に接続されるとともに、第3検出部の第1入力部に接続される第3入力ラインと、をさらに有している。
本願第3の発明によれば、第1検出部及び第2検出部それぞれで検出される各電圧に対し、第1検出部で電圧が検出される検出ブロック及び第2検出部で電圧が検出される検出ブロックの総電圧を検出する独立した第3検出部が設けられているので、例えば、第1検出部と第2検出部とで検出された各電圧を足し合わせたものと、第3検出部で検出された電圧とを比較した検出部の異常状態の検出を実現するための電圧監視装置を提供することができ、蓄電モジュール自体の異常や劣化等による電圧変動とは独立した電圧監視装置の異常状態の検出を実現するための電圧監視装置が提供される。
実施例1の車両に搭載される電池システムの構成を示す図である。 実施例1の電圧監視ユニットの概略構成を示す図である。 実施例1の電圧監視ユニットの異常検出方法の一例を示す図である。 実施例1の電圧監視ユニットの異常検出処理を示すフローチャートである。 図4の例における異常検出処理の変形例を示す図である。 実施例2の電圧監視ユニットの異常検出処理を説明するための図であり、図2に示した検出ブロック以外の他の検出ブロックの電圧に基づく異常検出方法を説明するための図である。 実施例2の電圧監視ユニットの異常検出処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
本実施例における電池システムについて、図1を用いて説明する。図1は、電池システムの構成を示す概略図である。本実施例の電池システムは、車両に搭載されている。車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。本実施例では、ハイブリッド自動車を一例に説明しているが、例えば、車両を走行させる動力源として電池システム(組電池)だけを備えている電気自動車であってもよい。
電池システムは、組電池10を有する。組電池10の正極端子およびインバータ31は、正極ライン(ケーブル)PLを介して接続され、組電池10の負極端子およびインバータ31は、負極ライン(ケーブル)NLを介して接続されている。正極ラインPLには、システムメインリレーSMR−Bが設けられており、負極ラインNLには、システムメインリレーSMR−Gが設けられている。
インバータ31は、組電池10から供給された直流電力を交流電力に変換する。インバータ31には、モータ・ジェネレータ32(交流モータ)が接続されており、モータ・ジェネレータ32は、インバータ31から供給された交流電力を受けて、車両を走行させるための運動エネルギを生成する。モータ・ジェネレータ32は、車輪33と接続されている。また、車両がハイブリッド自動車である場合は、車輪33に不図示のエンジンが接続され、エンジンで生成された運動エネルギが車輪33に伝達される。これにより、組電池10やエンジンの出力を用いて、車両を走行させることができる。
車両を減速させたり、停止させたりするとき、モータ・ジェネレータ32は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギ(交流電力)に変換する。インバータ31は、モータ・ジェネレータ32が生成した交流電力を直流電力に変換して、組電池10に供給する。これにより、組電池10は、回生電力を蓄えることができる。また、ハイブリッド自動車の場合では、回生電力の加え、エンジンによりモータ・ジェネレータ32を駆動させて電気エネルギを組電池10に蓄えることもできる。
コントローラ50は、インバータ31およびモータ・ジェネレータ32のそれぞれに制御信号を出力して、インバータ31およびモータ・ジェネレータ32の駆動を制御する。コントローラ50は、各種の情報を記憶する不図示のメモリを備えることができる。メモリは、コントローラ50に対して内蔵又は外付けされるように設けることができる。
なお、コントローラ50は、インバータ31及びモータ・ジェネレータ32毎に設けることも可能であり、後述する電圧監視ユニット20の異常検出処理を行うための別途のコントローラを、車両制御と独立して設けることも可能である。つまり、車両全体の制御を司る中央制御装置が、各部を制御したり、各部の制御毎の個別のコントローラを設けて中央制御装置が個別の各コントローラと接続される構成であってもよい。
また、コントローラ50は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gに制御信号を出力することにより、各システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオンおよびオフの間で切り替える。システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオンされることで、組電池10とインバータ31とが接続され、電池システムが起動される。
なお、本実施例の組電池10は、インバータ31に直接接続されているが、これに限るものではない。具体的には、組電池10およびインバータ31の間の電流経路に、昇圧回路を配置することができる。これにより、昇圧回路は、組電池10の出力電圧を昇圧し、昇圧後の電力をインバータ31に供給することができる。また、昇圧回路は、インバータ31の出力電圧を降圧し、降圧後の電力を組電池10に供給することができる。
組電池10は、外部電源を用いて充電することもできる。外部電源とは、車両の外部において、車両とは別に設けられた電源であり、外部電源としては、例えば、商用電源を用いることができる。商用電源を用いるときには、交流電力を直流電力に変換する不図示の充電器が必要となる。充電器は、車両の外部において、車両とは別に設けることもできるし、図1に示す電池システムに追加することもできる。
組電池10(蓄電装置に相当する)は、電気的に直列に接続された複数の単電池11を有する。複数の単電池11は、一方向に並んで配置されている。組電池10を構成する単電池11の数は、組電池10の要求出力等に基づいて、適宜設定することができる。組電池10は、電気的に並列に接続された複数の単電池11を含んでいてもよい。
単電池11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることができる。
単電池11は、電池ケースを有しており、電池ケース内部に充放電を行う発電要素が収容されている。発電要素は、正極素子と、負極素子と、正極素子および負極素子の間に配置されるセパレータとを有する。正極素子は、集電板と、集電板の表面に形成された正極活物質層とを有する。負極素子は、集電板と、集電板の表面に形成された負極活物質層とを有する。セパレータ、正極活物質層および負極活物質層には、電解液が含まれている。なお、電解液の代わりに、固体電解質を用いることもできる。
電圧監視ユニット20(電圧監視装置に相当する)は、組電池10の電圧を検出し、検出結果をコントローラ50に出力する。なお、電流センサや温度センサを設けることもできる(不図示)。組電池10の電流経路上に設けられる電流センサは、組電池10に流れる充放電電流を検出し、検出結果をコントローラ50に出力することができる。また、組電池10に設けられる温度センサは、組電池10の電池温度を検出して、検出結果をコントローラ50に出力することができる。
コントローラ50は、電圧監視ユニット20の検出値、電流値等に基づいて組電池10の充電状態(SOC:State Of Charge)を算出したり、組電池10の出入力電力を把握することができ、車両出力要求に応じた充放電制御を行うことができる。
図2は、本実施例の電圧監視ユニット20の概略構造図である。本実施例の電圧監視ユニット20は、組電池10を構成する直列に接続された複数の単電池11を所定のモジュール単位で区分けし、各電池モジュール12の電圧を検出する。図2は、直列に接続された2つの単電池11を1つの電池モジュール12として構成した一例を示している。なお、電池モジュール12を構成する単電池11の数は、適宜設定することができ、例えば、1つの単電池11で電池モジュールを構成したり、3つ以上の単電池11で電池モジュールを構成することができる。
電圧監視ユニット20は、各電池モジュール12の電圧が入力される入力端子VBB1〜VBB14,GBB0を備えており、各入力端子VBB1〜VBB14,GBBは、組電池10から延びる検出線がそれぞれ接続される。
本実施例では、図2に示すように、組電池10の端部領域に配置される電池モジュール12(12a、12b、12c、12d)は、1つの電池モジュール12を検出ブロックとして電圧が検出され、組電池10の端部以外の領域に配置される電池モジュール12は、2つの電池モジュール12を検出ブロックとして電圧が検出される。
例えば、図面視上側の組電池10の端部領域に配置される電池モジュール12aは、入力端子VBB14と入力端子VBB13に接続され、また、電池モジュール12aに隣り合う電池モジュール12bは、入力端子VBB13と入力端子VBB12とに接続されている。入力端子間が1つ又は複数の電池モジュール12を含む各検出ブロックに対応している。
同様に、図面視下側の組電池10の端部領域に配置される電池モジュール12cは、入力端子GBB0と入力端子VBB1に接続され、また、電池モジュール12cに隣り合う電池モジュール12dは、入力端子VBB1と入力端子VBB2に接続されている。
一方、所定の方向に並んで配置される複数の電池モジュール12において、組電池10の端部領域以外の他の領域に配置される電池モジュール12は、直列に接続された2つの電池モジュール12を検出ブロックとして、電圧監視ユニット20の入力端子に接続されている。図2に示すように、図面視上側から3つ目の電池モジュール12と4つ目の電池モジュール12は、これら2つの電池モジュール12群全体を検出ブロックとして、入力端子VBB12とVBB10に接続され、電池モジュール12群単位で電圧が検出される。
なお、図2の例では、組電池10の端部に配置される2つの電池モジュール12を対象に、それぞれ個別に電圧を検出しているが、これに限らず、例えば、組電池10の端部領域として3つ以上の電池モジュール12を対象に、それぞれの電池モジュール12の電圧を個別に検出するようにしてもよい。
組電池10の端部領域に配置される電池モジュール12は、端部領域以外の領域(例えば、組電池10の中央部位の領域)に比べて、組電池10全体において電池温度のバラツキが発生し易い領域となるため、単電池11の内部抵抗がバラツキ易く、内部抵抗のバラツキの影響によって単電池11の電圧もバラツキ易い。
そこで、本実施例では、組電池10の端部領域に配置される電池モジュール12は、1つの電池モジュール12それぞれを各検出ブロックとして電圧を検出して温度バラツキの影響を抑制した電圧検出を行い、端部領域以外では、2つの電池モジュール12を検出ブロックとして電圧を検出する。なお、1つの電池モジュール12それぞれを各検出ブロックとして電圧を検出する領域(電池モジュール12の数)は、例えば、組電池10の電池温度のバラツキに応じて適宜設定することができる。また、端部領域以外では2つに限らず、3つ以上の電池モジュール12を検出ブロックとして電圧を検出したり、逆に、1つの電池モジュール12を検出ブロックとして電圧を検出するようにしてもよい。
コンパレータ21(検出部に相当する)は、組電池10と接続される入力端子VBB1〜VBB14,GBBのうち、2つの入力端子の電位を比較し、2つの入力端子間の電位差をA/Dコンバータ22に出力する回路である。A/Dコンバータ22は、コンパレータ21から入力されるアナログ信号の電位差をデジタル信号に変換してコントローラ50に出力する。コントローラ50は、A/Dコンバータ22から出力されるデジタル信号の電位差を、入力端子間の検出ブロックに対応する1つ又は複数の電池モジュール12群の電圧として取得する。
コンパレータ21は、3つのコンパレータ21A(A回路),21B(B回路),21C(C回路)を含んで構成される。コンパレータ21Aの一方の入力端は、入力ラインL1と接続され、他方の入力端は入力ラインL2と接続され、出力端がA/Dコンバータ22に接続されている。コンパレータ21Bの一方の入力端は、入力ラインL2と接続され、他方の入力端は入力ラインL3と接続され、出力端がA/Dコンバータ22に接続されている。入力ラインL2は、コンパレータ21A,21Bで共有されており、1つの入力ラインL2が2つのコンパレータ21A,21Bそれぞれに接続されている。コンパレータ21Cの一方の入力端は、入力ラインL1と接続され、他方の入力端は入力ラインL3と接続され、出力端がA/Dコンバータ22に接続されている。
入力端子VBB1〜VBB14,GBBそれぞれは、コンパレータ21に接続される各入力ラインL1,L2,L3のいずれか1つに接続されており、入力端子VBB1〜VBB14,GBBと入力ラインL1,L2,L3との間には、それぞれ半導体スイッチS0〜S14が設けられている。半導体スイッチS0〜S14として、例えば、フォトモス(光MOS)を用いてことができる。これにより、高電圧側の組電池10と低電圧側のコントローラ50との電気的な絶縁がなされる。
入力ラインL1と入力ラインL2との間には、コンデンサC1が接続されており、入力ラインL2と入力ラインL3との間には、コンデンサC2が接続されている。また、入力ラインL1,L2,L3それぞれには、各コンパレータ21A,21B,21Cとの間の各接続をオン/オフするためのスイッチSa,Sb,Scがそれぞれ設けられている。
コンデンサC1,C2は、入力ラインL間に印加される電圧を平滑化するコンデンサであり、半導体スイッチS0〜S14のオン/オフ制御により、検出ブロックに対応する2つの入力端子と各入力ラインLとを接続することで、コンデンサC1,C2の一方又は両方に、2つの入力端子間の電位差に応じた電荷がチャージされる。コンデンサC1,C2は、同じ耐電圧の上限値(Vc_max)に設定され、例えば、満充電時の直列に接続された2つの電池モジュール12群の電圧よりも大きい耐電圧とすることができる。
本実施例では、コンデンサC1,C2に一旦電荷をチャージして入力ラインL1と入力ラインL2との間の電圧又は入力ラインL2と入力ラインL3との間の電圧をそれぞれ平滑化し、コンデンサC1,C2の電圧をスイッチSa,Sb,Scの各オン/オフ制御により、各コンパレータ21に出力して、検出ブロックに対応する2つの入力端子間の電位差、すなわち、電池モジュール12の電圧を検出する。
例えば、半導体スイッチS13,S12をオン、それ以外の半導体スイッチをオフにすることにより、コンデンサC1に入力端子VBB13と入力端子VBB12の電位差に応じた電荷がチャージされる。このとき、スイッチSa,Sb,Scは、全てオフとなっている。そして、コンデンサC1へのチャージ後、全ての半導体スイッチをオフにしつつ、スイッチSa、Sbをオン、スイッチScをオフにすることにより、コンデンサC1の電圧(電池モジュール12bの電圧)がコンパレータ21Aに出力される。組電池10の他端側の電池モジュール12cに対応する入力端子GBB0と入力端子VBB1の電位差に応じた電荷もコンデンサC1にチャージされ、コンデンサC1の電圧がコンパレータ21Aに出力される。
同様に、半導体スイッチS14,S13をオン、それ以外の半導体スイッチをオフにして、コンデンサC2に入力端子VBB14と入力端子VBB13の電位差に応じた電荷をチャージした後に、全ての半導体スイッチをオフにしつつ、スイッチSb、Scをオン、スイッチSaをオフにすることにより、コンデンサC2の電圧(電池モジュール12aの電圧)がコンパレータ21Bに出力される。組電池10の他端側の電池モジュール12dに対応する入力端子VBB1と入力端子VBB2の電位差に応じた電荷もコンデンサC2にチャージされ、コンデンサC2の電圧がコンパレータ21Bに出力される。
一方、組電池10の端部領域以外の領域に配置される電池モジュール12は、2つの電池モジュール12を含む検出ブロックの電圧がコンパレータ21Cに入力されることで、電圧検出が行われる。
例えば、半導体スイッチS12,S10をオン、それ以外の半導体スイッチをオフにして、コンデンサC1及びコンデンサC2に入力端子VBB12と入力端子VBB10の電位差に応じた電荷をチャージした後、全ての半導体スイッチをオフにしつつ、スイッチSa、Scをオン、スイッチSbをオフにすることにより、直列に接続されたコンデンサC1及びコンデンサC2の合成電圧(2つの電池モジュール12で構成された検出ブロックの電圧)がコンパレータ21Cに出力される。
同様に、入力端子VBB12と入力端子VBB10間、入力端子VBB10と入力端子VBB8間、入力端子VBB8と入力端子VBB6間、入力端子VBB6と入力端子VBB4間、入力端子VBB4と入力端子VBB3間の各電位差に応じた電荷は、コンデンサC1及びコンデンサC2にチャージされ、直列に接続されたコンデンサC1及びコンデンサC2の合成電圧がコンパレータ21Cに出力される。
なお、各半導体スイッチS0〜S14、スイッチSa,Sb,Scのオン/オフの制御は、コントローラ50が行ったり、不図示の電圧監視ユニット20に設けられるスイッチ制御部がコントローラ50からの制御信号に基づいて、所定のスイッチングを遂行させるように、制御することができる。
このように、本実施例では、組電池10の端部領域に並んで配置される2つの電池モジュール12が、1つの電池モジュール12を検出ブロックとして、それぞれ個別のコンパレータ21A、21Bで検出するとともに、組電池10の端部領域以外の領域に配置される電池モジュール12の電圧は、2つの電池モジュール12を1つの検出ブロックとして個別のコンパレータ21Cで検出している。
このとき、図2に示すように、入力端子VBB14は、半導体スイッチS14を介して入力ラインL3に、入力端子VBB13は、半導体スイッチS13を介して入力ラインL2に接続されるとともに、入力端子VBB12は、半導体スイッチS12を介して入力ラインL1に接続されているので、コンパレータ21A、21Bで独立して検出される2つの電池モジュール12a、12bの全体の総電圧(コンパレータ21Aで電圧が検出される第1検出ブロック及びコンパレータ21Bで電圧が検出される第2検出ブロックを第3検出ブロックとした電圧)を、コンパレータ21Cで検出することができる。電池モジュール12c、12dについても同様である。
つまり、コンパレータ21Aに接続される入力ラインL1とコンパレータ21Bに接続される入力ラインL3とに接続されるコンパレータ21Cが設けられているので、コンパレータ21Aで検出される電圧とコンパレータ21Bで検出される電圧の和を、コンパレータ21A,21B以外の独立したコンパレータ21Cで検出することができる。
例えば、半導体スイッチS14,S12をオン、それ以外の半導体スイッチをオフにすることにより、コンデンサC1及びコンデンサC2に入力端子VBB14と入力端子VBB12の電位差に応じた電荷がチャージされる。このとき、スイッチSa,Sb,Scは、全てオフとなっている。そして、コンデンサC1及びコンデンサC2へのチャージ後、全ての半導体スイッチをオフにしつつ、スイッチSa、Scをオン、スイッチSbをオフにすることにより、直列に接続されたコンデンサC1及びコンデンサC2の合成電圧、言い換えれば、2つの電池モジュール12a、12bで構成された電池モジュール12群の総電圧がコンパレータ21Cに出力される。
同様に、半導体スイッチS0,S2をオン、それ以外の半導体スイッチをオフにして、コンデンサC1及びコンデンサC2に入力端子GBB0と入力端子VBB2の電位差に応じた電荷がチャージされた後、全ての半導体スイッチをオフにしつつ、スイッチSa、Scをオン、スイッチSbをオフにすることにより、直列に接続されたコンデンサC1及びコンデンサC2の合成電圧、言い換えれば、2つの電池モジュール12c、12dで構成された電池モジュール12群の総電圧がコンパレータ21Cに出力される。
本実施例は、2つのコンパレータ21A,21Bで個別に検出される電圧と、コンパレータ21Cによって検出される電圧とを比較して、コンパレータ21A、21B、21Cのいずれかの回路異常を検出する異常検出処理を遂行する。
図3は、本実施例の電圧監視ユニット20(コンパレータ21)の回路異常を検出する方法を説明するための図である。
図3に示すように、組電池10の端部領域に配置される電池モジュール12aの電圧V13をコンパレータ21Bで検出し、電池モジュール12bの電圧V12をコンパレータ21Aで検出すると同時に、電池モジュール12a及び電池モジュール12bの電池モジュール12群全体の総電圧を、コンパレータ21Cで検出する。
コンパレータ21Cで検出される電圧は、コンパレータ21A,21Bの各検出ブロックに含まれる電池モジュール12aと電池モジュール12bで構成される電池モジュール12群全体の総電圧となるので、コンパレータ21Aで検出される電圧V12とコンパレータ21Bで検出される電圧V13の和と同じ電圧となる。このため、各コンパレータ21A,21B,21Cが全て正常動作を行っているのであれば、コンパレータ21Aで検出された電圧V13とコンパレータ21Bで検出された電圧V12との和と、コンパレータ21Cで検出される電圧との間に差分は発生しない(差分=0)。
これに対し、コンパレータ21A,21B,21Cの少なくとも1つに故障している場合、コンパレータ21Aで検出された電圧V13とコンパレータ21Bで検出された電圧V12との和と、コンパレータ21Cで検出される電圧との間に差分が発生するので(差分≠0)、コンパレータ21A,21B,21Cの故障を検出することができる。
本実施例の電圧監視ユニット20の回路異常の検出方法は、コンパレータ21がショート等により電圧を検出できないなどの電圧変動が比較的大きい故障の発生を検出できるとともに、電圧を検出できないまでに至らず、電圧が検出できる状態であるものの、コンパレータ21が正常に動作していない電圧変動が小さい異常が発生した場合でも、精度よく回路異常を検出することができる。例えば、図3の例のように、コンパレータAの特性異常(回路異常)により、正常な状態のコンパレータ21Bよりも低く電圧が検出されるような故障が発生した場合でも、電圧監視ユニット20の異常を精度よく検出することができる。
したがって、単電池11(電池モジュール12)自体の異常や劣化等による電圧変動とは独立して、電圧監視ユニット20の異常状態を検出できることから、単電池11(電池モジュール12)の異常状態であるのか、電圧監視ユニット20の異常状態であるのかを的確に識別することができる。
図4は、本実施例の電圧監視ユニット20の異常検出処理を示すフローチャートである。図4の例は、同じタイミング(同時に)に各コンパレータ21A,21B,21CにコンデンサC1、C2の電圧が入力されて電圧が検出される一例である。
なお、電圧監視ユニット20は、イグニッションスイッチがオフからオンに切り替わり、電池システムが起動された後に所定のタイミング又は/及び所定の時間間隔で行われる組電池10の電圧を検出する電圧検出処理中又は、電圧検出処理とは個別に所定のタイミングで異常検出処理を行うことができる。
図4に示すように、コントローラ50は、ステップS101において、半導体スイッチS14,S13,S12を同時にオンにし、他の半導体スイッチをオフにする。コントローラ50は、コンデンサC1、C2の双方への電荷チャージ後、全ての半導体スイッチをオフにするとともに、スイッチSa、Sb、Sc全てをオフからオンにする。これにより、コンパレータ21AにコンデンサC1の電圧、コンパレータ21BにコンデンサC2の電圧、コンパレータ21CにコンデンサC1とコンデンサC2の合成電圧が出力される。
各コンパレータ21A,21B,21Cで検出された電圧は、A/Dコンバータ22を介してコントローラ50に入力され、コントローラ50は、同じタイミングにおける、電池モジュール12aの電圧V13、電池モジュール12bの電圧V12、及び直列に接続された電池モジュール12a及び電池モジュール12bで構成される電池モジュール12群の総電圧を取得することができる。
ステップS102において、コントローラ50は、同じタイミングで取得した電池モジュール12aの電圧V13と電池モジュール12bの電圧V12の合計値Xを算出する。
ステップS103において、コントローラ50は、ステップS102で算出された合計値Xと、コンパレータ21Cで検出された電圧との間の差分を算出し、差分が0か否かを判別する。
ステップS103での判別の結果、差分が0である場合、コントローラ50は、全ての各コンパレータ21A,21B,21Cが正常である(回路異常が検出されない)判定を行う(S104)。一方、差分が0でないと判別された場合、コントローラ50は、各コンパレータ21A,21B,21Cのいずれかに回路異常が検出された判定(回路異常判定)を行う(S105)。なお、ステップS105において、コントローラ50は、回路異常判定に伴い、警告ランプの点灯や音声又は表示部を介したメッセージ出力等をユーザに知らせる警告処理を行うことができる。
図5は、図4に示した異常検出処理の変形例を示すフローチャートである。図5の例は、同じタイミングで(同時に)各コンパレータ21A,21B,21Cでの電圧ができない場合、異常検出を所定の状況下である場合に行う一例である。
図5に示すように、コントローラ50は、ステップS301において、半導体スイッチS14,S13を同時にオンにし、他の半導体スイッチをオフにする。コントローラ50は、コンデンサC2への電荷チャージ後、全ての半導体スイッチをオフにするとともに、スイッチSb、Scをオフからオンにし、スイッチSaをオフのままにする。これにより、コンパレータ21BにコンデンサC2の電圧が出力される。
続いて、半導体スイッチS13,S12を同時にオンにし、他の半導体スイッチをオフにする。コントローラ50は、コンデンサC1への電荷チャージ後、全ての半導体スイッチをオフにするとともに、スイッチSa、Sbをオフからオンにし、スイッチScをオフのままにする。これにより、コンパレータ21AにコンデンサC1の電圧が出力される。
そして、コンパレータ21A、21Bそれぞれで電圧を検出した後に、コントローラ50は、半導体スイッチS14,S12を同時にオンにし、他の半導体スイッチをオフにする。コントローラ50は、コンデンサC1及びコンデンサC2への電荷チャージ後、全ての半導体スイッチをオフにするとともに、スイッチSa、Scをオフからオンにし、スイッチSbをオフのままにする。これにより、コンパレータ21CにコンデンサC1及びコンデンサC2の合成電圧が出力される。各コンパレータ21A,21B,21Cで検出された各電圧が、A/Dコンバータ22を介して順次、コントローラ50に入力される。
ステップS302において、コントローラ50は、イグニッションスイッチがオンされた後であって、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオンされていない状況であるか否か、すなわち、イグニッションスイッチのオン後、組電池10が負荷(例えば、インバータ31)に接続されていない状態であるか否かを判別する。
コントローラ50は、イグニッションスイッチがオンされた後のシステムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオンされる前であると判別された場合、ステップS303に進み、電圧監視ユニット20の異常検出処理を継続し、イグニッションスイッチがオンされた後のシステムメインリレーSMR−B,SMR−Gがオンされた後であると判別された場合、電圧監視ユニット20の異常検出処理を終了する。
コントローラ50は、ステップS303において、S301で順次取得した電池モジュール12aの電圧V13と電池モジュール12bの電圧V12の合計値Xを算出する。
次に、ステップS304において、コントローラ50は、ステップS303で算出された合計値Xと、コンパレータ21Cで検出された電圧との差分を算出し、差分が所定値以内であるか否かを判別する。
図5の変形例では、図4のように同じタイミングで各コンパレータ21A,21B,21Cの電圧検出が行われていないため、コンパレータ21A,21B,21Cそれぞれで電圧検出が行われたタイミング間の組電池10の電圧変動を考慮したステップS304における異常判定を行っている。例えば、各電圧検出のタイミング間の補正値を予め設定しておき、この補正値を閾値(所定値)として、差分が0でなくても閾値の範囲内であれば、各コンパレータ21A,21B,21Cが正常である(回路異常が検出されない)判定を行う。
ステップS304での判別の結果、差分が所定値以内である場合、コントローラ50は、全ての各コンパレータ21A,21B,21Cが正常である(回路異常が検出されない)判定を行う(S305)。一方、差分が所定値以内でないと判別された場合、コントローラ50は、各コンパレータ21A,21B,21Cのいずれかに回路異常が検出された判定(回路異常判定)を行う(S306)。なお、ステップS306においても、図4のステップS105同様に、警告処理を行うことができる。
図5の例では、同じタイミングで各コンパレータ21A,21B,21Cの電圧を取得できない場合でも、異なる電圧検出のタイミング間での電圧変動が少ない状況下(例えば、組電池10に電流が流れない状況下)で異常検出処理を行うようにしつつ、合計値Xとコンパレータ21Cで検出された電圧との差分を用いた回路の正常/異常判定において、各電圧検出が行われたタイミング間での電圧変動を考慮した幅を持たせることで、精度よく電圧監視ユニット20の回路異常検出を行うことができる。
なお、図4及び図5において、コンパレータ21Aとコンパレータ21Bとで検出された各電圧の合計値Xを算出し、コンパレータ21Cで検出される電圧と比較する一例を示したが、これに限るものではない。例えば、コンパレータ21Cで検出された電圧からコンパレータ21Bで検出された電圧を差し引いたものとコンパレータ21Aで検出された電圧とを比較したり、コンパレータ21Cで検出された電圧からコンパレータ21Aで検出された電圧を差し引いたものとコンパレータ21Bで検出された電圧とを比較して、電圧監視ユニット20の回路異常を判定するようにしてもよい。
(実施例2)
図6及び図7は、実施例2を示す図である。本実施例は、上記実施例1の異常検出処理において、コンパレータ21A,21B,21Cに入力される検出ブロックの電圧において、組電池10の端部領域以外の他の領域の電池モジュール12を含む検出ブロックの電圧を用いた異常検出処理の一例である。
図6は、図2に示した検出ブロック以外の他の検出ブロックの電圧に基づく異常検出方法を説明するための図である。
図6に示すように、入力端子VBB1が入力ラインL2に接続され、入力端子VBB4が入力ラインL1に接続されているので、組電池10の端部領域に配置された電池モジュール12dと組電池10の端部領域以外の領域に配置された2つの電池モジュール12を含む検出ブロックの電圧を、コンパレータ21Aで検出することができる。
また、入力ラインL2に接続される入力端子VBB1に対し、入力端子VBB6が入力ラインL3に接続されているので、組電池10の端部領域に配置された電池モジュール12dと組電池10の端部領域以外の領域に配置された4つの電池モジュール12を含む検出ブロックの電圧をコンパレータ21Bで検出することができる。
そして、入力端子VBB4と入力端子VBB6間に対応する2つの電池モジュール12を対象にした検出ブロックの電圧は、コンパレータ21Cで検出することができるので、上記実施例1のように、コンパレータAで検出される電圧とコンパレータ21Cで検出される電圧との合計値Xと、コンパレータ21Bで検出される電圧とを比較して、電圧監視ユニット20の回路異常を検出することができる。
本実施例は、コンパレータ21Aが、入力端子VBB1と入力端子VBB4間に対応する3つの電池モジュール12を対象にした第1検出ブロックの電圧を検出し、コンパレータ21Cが、入力端子VBB4と入力端子VBB6間に対応する2つの電池モジュール12を対象にした第2検出ブロックの電圧を検出し、コンパレータ21Bが、コンパレータ21Aで電圧が検出される第1検出ブロック及びコンパレータ21Cで電圧が検出される第2検出ブロックを第3検出ブロックとした電圧(5つの電池モジュール12の総電圧)を検出している。
ここで、上記実施例1とは異なり、コンデンサC1又はC2に対して、直列に接続される3つ以上の電池モジュール12を含む検出ブロックの電圧が印加されることになる。例えば、満充電時の直列に接続たれた2つの電池モジュール12の検出ブロックの電圧に応じた電圧に耐電圧Vc_maxが設定されていると、3つの電池モジュール12の検出ブロックの電圧に応じた電荷を蓄積できず、コンパレータ21A又は21Bで検出される電圧が耐電圧Vc_maxとなってしまう。このため、精度よく回路異常を検出することができないおそれがある。
そこで、本実施例では、コンパレータ21Bで検出される電圧が、コンデンサC1,C2の耐電圧Vc_maxである場合、コンデンサC1,C2に耐電圧Vc_max以上の入力端子間の電位差に基づく電圧が印加されていると判別し、異常検出処理を行わないように制御する。
図7は、本実施例の電圧監視ユニット20の異常検出処理を示すフローチャートである。なお、本実施例においても、図4又は図5に示したように、同じタイミング又は所定の状況下での順次異なるタイミングで各コンパレータ21A,21B,21Cによって検出される電圧に基づいて、回路異常を検出することができる。図7の例は、図4の例と同様に、同じタイミングでの各電圧が取得される一例を示している。
図7に示すように、コントローラ50は、ステップS501において、半導体スイッチS1〜S6を同時にオンにし、他の半導体スイッチをオフにする。コントローラ50は、コンデンサC1、C2の双方への電荷チャージ後、全ての半導体スイッチをオフにするとともに、スイッチSa、Sb、Sc全てをオフからオンにする。
コントローラ50は、各コンパレータ21A,21B,21Cで検出(算出)された電圧は、A/Dコンバータ22を介して入力されると、コンパレータ21Bで検出された電圧が、コンデンサC2の耐電圧Vc_max(上限値)よりも小さいか否かを判別し、小さい場合は(S502のNO)、ステップS503に進み、異常検出処理を続行し、大きい場合は(S502のYES)、異常検出処理を終了する。なお、ステップS502は、コンパレータ21Aで検出される電圧が、コンデンサC1,C2の耐電圧Vc_maxよりも小さいか否かを判別するようにしてもよい。
ステップS503において、コントローラ50は、同じタイミングで取得したコンパレータ21Bの電圧からコンパレータ21Aで検出された電圧を差し引いた差分X1を算出する。
ステップS504において、コントローラ50は、ステップS503で算出された差分X1と、コンパレータ21Cで検出された電圧との間の差分を算出し、差分が0か否かを判別する。
ステップS504での判別の結果、差分が0である場合、コントローラ50は、全ての各コンパレータ21A,21B,21Cが正常(回路異常が検出されない)判定を行う(S505)。一方、差分が0でないと判別された場合、コントローラ50は、各コンパレータ21A,21B,21Cのいずれかに回路異常が検出された判定(回路異常判定)を行う(S506)。なお、ステップS506においても、図4のステップS105同様に、警告処理を行うことができる。
なお、上記実施例1、2では、組電池10を構成する複数の単電池11を所定数の電池モジュール12に区分けして、各電池モジュール12の電圧を検出することで、各単電池11の電圧を検出するように構成しているが、これに限るものではない。例えば、電池モジュール12に区分けせずに、各単電池11それぞれの電圧を検出するようにしてもよい。この場合であっても、1つの単電池11に対して少なくとも2つ以上のコンパレータ21で電圧値が検出され、コンパレータ21(電圧監視ユニット20)の異常を検出することができる。
また、上記実施例1、2では、車両の搭載された電池システムを一例に説明したが、車両以外の電池システム(例えば、家庭用の定置型電池システム)にも、本発明の電圧監視ユニットの異常検出方法を適用することも可能である。
10:組電池
11:単電池
12:電池モジュール
20:電圧監視ユニット(電圧監視装置)
21A,21B,21C:コンパレータ
22:A/Dコンバータ
31:インバータ
32:モータ・ジェネレータ
33:車輪
50:コントローラ
SMR−B,SMR−G:システムメインリレー
C1,C2:コンデンサ

Claims (9)

  1. 複数の蓄電モジュールが直列に接続された蓄電装置と、
    前記蓄電モジュールの電圧を検出する電圧監視装置と、
    前記電圧監視装置の異常を検出するコントローラと、を有し、
    前記電圧監視装置は、
    1つ又は複数の蓄電モジュールを検出ブロックとして、それぞれの前記検出ブロックの電圧を検出する第1検出部及び第2検出部と、
    前記第1検出部で電圧が検出される第1検出ブロック及び前記第2検出部で電圧が検出される第2検出ブロック全体を第3検出ブロックとして、前記第3検出ブロックの電圧を検出する第3検出部と、を含んでおり、
    前記コントローラは、前記第1検出部及び第2検出部で検出される各電圧と、前記第3検出部で検出される電圧とを比較して、前記検出部の異常状態を検出することを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記検出部それぞれは、入力ラインを介して前記検出ブロックの両端の各電位が入力される第1入力部及び第2入力部を備え、
    前記電圧監視装置は、
    前記第1検出部の第1入力部に接続される第1入力ラインと、
    前記第1検出部の第2入力部に接続されるとともに、前記第2検出部の第1入力部に接続される第2入力ラインと、
    前記第2検出部の第2入力部に接続されるとともに、前記第3検出部の第1入力部に接続される第3入力ラインと、を有し、
    前記第1入力ラインは、前記第3検出部の第2入力部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記電圧監視装置は、前記第1入力ラインと前記第2入力ラインとに接続される第1コンデンサと、前記第2入力ラインと前記第3入力ラインとに接続される第2コンデンサと、を有し、
    前記第1検出部は、前記第1入力ライン及び前記第2入力ライン間の電圧に応じてチャージされた前記第1コンデンサの電圧を検出し、
    前記第2検出部は、前記第2入力ライン及び前記第3入力ライン間の電圧に応じてチャージされた前記第2コンデンサの電圧を検出し、
    前記第3検出部は、前記第1入力ライン及び前記第3入力ライン間の電圧に応じてチャージされた前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサの合成電圧を検出することを特徴とする請求項2に記載の蓄電システム。
  4. 前記蓄電装置は、前記複数の蓄電モジュールが所定の方向に並んで配置されており、
    前記第1検出部及び前記第2検出部は、前記蓄電装置の所定の方向における端部領域に配置される前記蓄電モジュールそれぞれの電圧を検出し、
    前記第3検出部は、前記端部領域以外の領域に配置される蓄電モジュールの電圧を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  5. 前記第3検出部は、前記端部領域以外の領域に配置される少なくとも2つの蓄電モジュールを含む検出ブロックの電圧を検出することを特徴とする請求項4に記載の蓄電システム。
  6. 前記コントローラは、前記蓄電装置の電力が供給される負荷と前記蓄電装置との電気的な接続がなされる前に、前記第1検出部、前記第2検出部、前記第3検出部で検出された各電圧を用いて、前記電圧監視装置の異常を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  7. 前記蓄電システムは、車両に搭載されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  8. 複数の蓄電モジュールが直列に接続された蓄電装置の電圧を検出する電圧監視装置の異常検出方法であって、
    前記電圧監視装置は、1つ又は複数の蓄電モジュールを検出ブロックとして、それぞれの前記検出ブロックの電圧を検出する第1検出部及び第2検出部と、前記第1検出部で電圧が検出される第1検出ブロック及び前記第2検出部で電圧が検出される第2検出ブロック全体を第3検出ブロックとして、前記第3検出ブロックの電圧を検出する第3検出部と、を含んでおり、
    前記第1検出部、前記第2検出部、前記第3検出部で検出された各電圧を取得するステップと、
    前記第1検出部及び第2検出部で検出された各電圧の合計を算出するステップと、
    前記算出された合計の電圧と前記第3検出部で検出された電圧との差分を算出するステップと、
    前記差分に基づいて、前記検出部の異常状態を検出するステップと、
    を含むことを特徴とする電圧監視装置の異常検出方法。
  9. 複数の蓄電モジュールが直列に接続された蓄電装置の電圧を検出する電圧監視装置であって、
    1つ又は複数の蓄電モジュールを検出ブロックとして、それぞれの前記検出ブロックの電圧を検出する第1検出部及び第2検出部と、
    前記第1検出部で電圧が検出される第1検出ブロック及び前記第2検出部で電圧が検出される第2検出ブロック全体を第3検出ブロックとして、前記第3検出ブロックの電圧を検出する第3検出部と、を有するとともに、
    前記検出部それぞれは、入力ラインを介して前記検出ブロックの両端の各電位が入力される第1入力部及び第2入力部を備えており、
    前記第1検出部の第1入力部に接続されるとともに、前記第3検出部の第2入力部に接続される第1入力ラインと、
    前記第1検出部の第2入力部に接続されるとともに、前記第2検出部の第1入力部に接続される第2入力ラインと、
    前記第2検出部の第2入力部に接続されるとともに、前記第3検出部の第1入力部に接続される第3入力ラインと、
    を有することを特徴とする電圧監視装置。
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