JP2014059174A - インピーダンス検出システム及び監視システム及びその監視システムを備えた監視機能付リチウム二次電池 - Google Patents

インピーダンス検出システム及び監視システム及びその監視システムを備えた監視機能付リチウム二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】リチウム二次電池の充電状態(SOC:State of Charge)及び健全度(SOH:State of Health)など電池の状態を正確かつ逐次把握できるインピーダンス検出システム及び監視システム及びその監視システムを備えた監視機能付リチウム二次電池を提供する。
【解決手段】外装缶3を参照極として用い、交流信号を印加して正極(正極端子7)−参照極間、及び負極(負極端子8)−参照極間のインピーダンスを把握し、SOCやSOHなどの電池の状態を監視する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、携帯機器、自動車、その他産業用の蓄電に用いられるリチウム二次電池のインピーダンス検出システムとそのシステムを用いた監視システムと、その監視システムを備えた監視機能付リチウム二次電池に関するものである。
電気自動車やハイブリッド電気自動車などのモータ駆動用電源、また電力需給平準化のための家庭用あるいはスマートグリッド用蓄電システム、さらに携帯機器用電源として、リチウム二次電池の開発が活発に行なわれている。
このようなリチウム二次電池を効率的に使いこなすためには、リチウム二次電池の充電状態(SOC:State of Charge)及び健全度(SOH:State of Health)など電池の状態を正確に把握する必要がある。その状態検知の基本となるのが電池の各極電位、充放電電流、温度の測定である。その中でも電池の各極電位は、過充電・過放電の防止のため、最も重要な測定パラメータである。
ここで、リチウム二次電池の端子電圧は容易に測定できるが、端子電圧は正極電位と負極電位の差である。そのため電池の端子電圧を測定しただけでは、正極電位と負極電位の相対的な差は把握できるが、各極の絶対的な電位を測定することになっておらず、各極の状態を個別に評価することは非常に困難である。
従来のリチウム二次電池では、金属製の外装缶を参照極として使用して電解液と外装缶の間に発生する平衡電位を疑似参照極電位とし、充電または放電時の電流パルスを用いて参照極と各極間のインピーダンスを把握することにより、各極の状態を監視する監視システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−539657号公報(第26〜27頁)
リチウム二次電池の外装缶は、元来参照極として使用されることを意図して設計されていないため、外装缶に電荷が流れると外装缶と電解液との間の平衡電位がずれやすい。つまり、正極および負極の電位が変動するとその周辺の電場が変化するが、外装缶周辺の電場変化により外装缶に微小な電荷が周辺から流れ込むため、静電容量の小さな外装缶の平衡電位がずれる。従って、従来のリチウム二次電池の監視システムでは、充電または放電時の電流パルスを用いてインピーダンスを測定していたが、同極性の電荷のみが電流パルスによって印加されるので、外装缶に電荷が流れると平衡電位のずれの影響を受け、正確な各極のインピーダンス、つまり正確な各極の状態を把握できないという問題があった。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、リチウム二次電池の各極の正確な状態を把握するための、インピーダンス検出システム及び監視システム及びその監視システムを備えた監視機能付リチウム二次電池を提供することを目的とする。
この発明に係るインピーダンス検出システム及び監視システム及びその監視システムを備えた監視機能付リチウム二次電池は、リチウム二次電池の正極及び負極間に交流信号を印加し、正極及び外装缶間の第1のインピーダンスと、負極及び外装缶間の第2のインピーダンスを検出することを特徴とする。
本発明におけるインピーダンス検出システム及び監視システム及びその監視システムを備えた監視機能付リチウム二次電池は、正極と負極間に交流信号を印加することによって正極及び外装缶のインピーダンスと、負極及び外装缶のインピーダンスを検出するので、周囲の電場の変動により外装缶に電荷が流れても印加する交流信号の極性が反転すると、反転前に外装缶に流れ込んだ電荷が反転後に外装缶から流れ出た電荷と相殺されて外装缶の平衡電位のずれを抑制できるため、リチウム二次電池の各極のインピーダンスが正確に把握でき、つまり各極の状態を正確に監視することができる。
この発明の実施の形態1におけるリチウム二次電池セルの概略構成図である。 この発明の実施の形態1におけるリチウム二次電池の監視システムの機器構成図である。 この発明の実施の形態1におけるリチウム二次電池の監視システムの機器構成の変形例を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるリチウム二次電池の監視システムの機器構成の変形例を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるリチウム二次電池の監視システムを用いて算出したインピーダンスと位相の周波数特性を示す図である。 この発明の実施の形態1において説明するインピーダンスとSOCの関係を示す模式図であるである。 この発明の実施の形態1において説明するインピーダンスとSOHの関係を示す模式図である。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1におけるリチウム二次電池の監視システムの構成を説明する。図1は、実施の形態1におけるリチウム二次電池セルの概略構成図である。図2は、実施の形態1におけるリチウム二次電池の監視システムの機器構成図である。ここでは、正極及び外装缶間のインピーダンス(第1のインピーダンス)と、負極及び外装缶間のインピーダンス(第2のインピーダンス)を検出するシステムと、検出したインピーダンスからリチウム二次電池の状態(充電レベル、健全度など)を監視する監視システムについて説明する。
図1及び図2において、正極1はその端部に正極リード5の一方側が接続されている。正極リード5のもう一方側は正極端子7と接続されており、この正極リード5を経由して外部回路と正極1間の電子の授受が行なわれる。正極リード5及び正極端子7は、端子絶縁部9によって外装缶3と電気的に絶縁されている。端子絶縁部9としては、電子を通さない樹脂材料やセラミック材料などの絶縁材料が使用できる。
負極2も正極1と同様に負極リード6及び負極端子8と接続されており、これらを経由して外部回路との電子の授受が行なわれる。負極2と外装缶3は、正極1の場合と同様に、端子絶縁部9により電気的に絶縁されている。
尚、正極1及び負極2はそれぞれ一般的なリチウム二次電池の電極と同様のものが使用できるため、その構成に関する詳細な説明はここでは省略する。
外装缶3内の正極1および負極2は、セル10内に注入されている電解液(図示せず)に浸されており、絶縁性フィルム4により外装缶3と電気的に絶縁されている。
以上これらを一体化することで、正極1及び負極2と外装缶3が絶縁されたリチウム二次電池セル10が構成される。
図2は、外装缶3を参照極として正極1−負極2間のインピーダンス、及び負極2−外装缶3間のインピーダンス(第2のインピーダンス)を把握し、リチウム二次次電池の状態を監視するための機器構成図である。
図1で説明したセル10の正極端子7と負極端子8には、交流信号を印加してインピーダンスを得るための交流信号印加手段11が電流センサー12を介して接続される。すなわち、電流センサー12は交流信号印加手段11に直列に接続され、この電流センサー12によって、リチウム二次電池のセル10を流れる電流値が測定される。また、正極端子7と負極端子8には第1の電圧値を測定するための第1の電圧センサー13が接続され、負極端子8と外装缶3には第2の電圧値を測定するための第2の電圧センサー14aが接続される。
第1の電圧センサー13及び電流センサー12で各極間電圧及び電流を測定しながら交流信号印加手段11によって交流信号が印加される。演算手段15には、第1の電圧センサー13から第1の電圧値が、第2の電圧センサー14aから第2の電圧値が、電流センサー12から電流値が入力され、これらの演算により求められた第1のインピーダンス及び第2のインピーダンスが監視手段16に出力される。演算手段15の演算の詳細や監視手段16の動作については後述する。
交流信号印加手段11は交流信号を出力できるものであればよく、リチウム二次電池を監視するために特別に設けられたものであってもよく、従来のリチウム二次電池を充放電するための充放電手段と共用し、充放電手段が発生するノイズ(ホワイトノイズなど)に含まれる交流信号を用いるようにしてもよい。また、本実施の形態に係るリチウム二次電池の監視システムは、交流信号印加手段11を備えることに代えて、リチウム二次電池に接続された充放電手段が発生するノイズそのものを交流信号として用いるようにしてもよい。
ただし、交流信号は一周期において、印加される正と負の電荷量がほぼ同じになるような信号でなければならない。たとえば、正側のみに振幅するパルス電圧等は含まれない。
尚、参照極として外装缶3を用いるには、外装缶3の材質が、リチウム二次電池で使用され、かつ導電性を有するものであれば利用することが可能である。具体的には、ニッケルめっき鋼、ステンレス鋼、アルミおよびアルミニウム合金、チタン、チタン合金などの金属材料が利用できる。
各極間電圧及び電流の時間変化に加え、参照極として使用している外装缶3と負極端子8の電圧(第2の電圧値)の時間変化が第2の電圧センサー14aによって得られる。参照極として使用している外装缶3は、元来参照極として使用されることを意図して設計されていないため、外装缶3と電解液が接触する表面積が小さい、つまり外装缶3と電解液との接触により生ずる電気二重層キャパシタの静電容量が小さい。そのため、少しでも外装缶3に電荷が流れると外装缶3と電解液との間の平衡電位がずれてしまうため、第2の電圧センサー14aには、参照極には電流が流れないよう十分に高い内部インピーダンスを有することが望まれる。例えば、メガオーム以上の内部インピーダンスの電圧センサーが好ましい。
第1の電圧センサー13、第2の電圧センサー14a、電流センサー12で測定されたデータを用いて、演算手段15により第1のインピーダンス及び第2のインピーダンスが求められる。
次に、本実施の形態に係る監視システムの動作方法について説明する。
交流信号印加手段11は、交流である短時間の電流変化あるいは電圧変化をセル10の正極端子7と負極端子8との間(正極1−負極2間)に印加し、演算手段15は、そのときの正極端子7と負極端子8との間(正極1−負極2間)の電圧値(第1の電圧値)の時間変化、および負極端子8と外装缶3との間(負極2−外装缶3間)の電圧値(第2の電圧値)の時間変化を得る。
セル10に印加する交流電流あるいは交流電圧としては、一周期において印加される正と負の電荷量がほぼ等しければ、測定したい所定の周波数成分の振幅を含む電流あるいは電圧信号を用いることができる。具体的には、正弦波や矩形波や三角波を用いることができる。単一周波数ではなくさまざまな周波数の信号が混ざり合ったノイズ(ホワイトノイズなど)、電池の実使用状態での充放電波形などは、測定後のデータを高速フーリエ変換により測定したい周波数域を抽出してインピーダンスを計算することも可能である。
上記の測定したい特定の周波数領域内の所定の周波数に関しては、本実施の形態で重要であるため、後で詳細に説明する。
交流信号印加手段11によりセル10に交流電流を印加した場合を考える。このときの交流電流の時間変化を電流センサー12を用いて測定すると同時に、セル10の電圧(正極1−負極2間の電圧:第1の電圧値)の時間変化を第1の電圧センサー13を用いて、負極端子8と外装缶3の間(負極2−外装缶3間:第2の電圧値)の時間変化を第2の電圧センサー14aを用いて測定する。測定により得られたデータを演算手段15で処理し、その交流周波数でのインピーダンスを求める。
インピーダンスZは、電圧変化をΔV、電流変化をΔIとすると(式1)で計算される。
Figure 2014059174
ここで電圧変化ΔVとして第1の電圧センサー13のセル電圧(正極1−負極2間の電圧:第1の電圧値)を用いると印加された交流電流ΔIの周波数におけるセル10全体(正極1−負極2間)のインピーダンスZ+−が計算される。
同様に、電圧変化ΔVとして第2の電圧センサー14aの負極2−外装缶3間の電圧(第2の電圧値)を用いると印加された交流電流ΔIの周波数における負極2−外装缶3間のインピーダンスZ(第2のインピーダンス)が計算される。
さらに電圧変化ΔVとして、第1の電圧センサー13のセル電圧(正極1−負極2間の電圧:第1の電圧値)と第2の電圧センサー14aの負極2−外装缶3間の電圧(第2の電圧値)の差を用いると、印加された交流電流の周波数における正極1−外装缶3間のインピーダンスZ(第1のインピーダンス)が計算される。
このように外装缶3を参照極として使用して、インピーダンスを計算することで、セル10全体のインピーダンスZ+−だけでなく、外装缶3を基準とした各電極のインピーダンスZ(第1のインピーダンス)及びZ(第2のインピーダンス)を個別に分離して評価することができるようになる。すなわち、演算手段15は、第1のインピーダンス及び第2のインピーダンスを演算により得ることができる。
また、本実施の形態では、第2の電圧センサー14aの内部インピーダンスが低かったり、正極1あるいは負極2と外装缶3間の絶縁が悪い等の原因で、周囲の電場の変動により外装缶3に電流が流れても、一周期で印加される正と負の電荷量がほぼ同じである交流信号を用いて測定しているため、交流信号の極性が反転すると、反転前に外装缶3に流れ込んだ電荷が相殺されて、外装缶3の電位のズレを抑制することができる。そのため、第1のインピーダンス及び第2のインピーダンスを正確に把握することができるという効果がある。
上記の例では、第2の電圧センサー14aを用いて負極2−外装缶3間の電圧(第2の電圧値)を測定して、その値を第1の電圧センサー13で測定したセル電圧(正極1−負極2間電圧:第1の電圧値)から差し引くことで正極1−外装缶3間の電圧を計算で求めたが、図3に示すように、反対に第2の電圧センサー14bを用いて正極1−外装缶3間の電圧(第2の電圧値)を測定して、その値を第1の電圧センサー13で測定したセル電圧(正極1−負極2間電圧:第1の電圧値)から差し引くことで負極2−外装缶3間の電圧を計算で求める方法を採用してもよい。
さらに図4に示すように、第3の電圧センサー17を用いて正極1−外装缶3間の電圧(第3の電圧値)を測定すると同時に、第4の電圧センサー18を用いて負極2−外装缶3間の電圧(第4の電圧値)を測定する方法を採用してもよい。ただし、この場合、第3の電圧センサー17及び第4の電圧センサー18が十分に絶縁されており、参照極に電流が流れ込まないよう対策する必要がある。この場合、正極1−外装缶3間の電圧(第3の電圧値)から正極1−外装缶3間のインピーダンス(第1のインピーダンス)が、負極2−外装缶3間の電圧(第4の電圧値)から負極2−外装缶3間のインピーダンス(第2のインピーダンス)が計算される。
また、図3及び図4を順番に測定する、つまり、正極1もしくは負極2と、外装缶3との間の電圧を交互に測定し、各極の電圧を測定してもよい。
次に、交流信号印加手段11で用いることが望ましい特定の周波数領域について説明する。
図5に市販の角形のリチウム二次電池を使用し、その外装缶3(ステンレス鋼)を参照極とし、セル10に10mHzから20kHzまでの電流振幅の正弦波を印加してセル10のインピーダンス(正極1−負極2間のインピーダンス)と第1のインピーダンス及び第2のインピーダンスの関係を評価した結果を示す。
まず、図2で示した機器構成で正極1と負極2間のインピーダンスZ+−の周波数特性、及び負極2と外装缶3間のインピーダンスZ(第2のインピーダンス)の周波数特性を電圧測定により求めた。
ひきつづき、図3で示した機器構成で正極1と負極2間のインピーダンスZ+−の周波数特性、および正極1と外装缶3間のインピーダンスZ(第1のインピーダンス)の周波数特性を電圧測定により求めた。
図5のインピーダンスの周波数特性(ボード線図)の正極1と負極2間のインピーダンスZ+−(図5中(a))、及び位相(図5中(b))の周波数特性は、上記の図2の機器構成及び図3の機器構成で実測した電圧から求めた値(第1の電圧値)を示している。
一方、正極1と負極2間のインピーダンスZ+−(図5中(c))、及び位相(図5中(d))の周波数特性は、上記の図2の機器構成で評価した負極2と外装缶3間のインピーダンスZ(第2のインピーダンス)の周波数特性の実測値と、図3の機器構成で評価した正極1と外装缶3間のインピーダンスZ(第1のインピーダンス)の周波数特性の実測値を、演算手段15による後処理で合成してZ+−を求めた値を示している。
図5のセル10全体のインピーダンスZ+−及び位相の実測値と合成値を比較した結果、0.5Hzから5kHzの間で、実測値と合成値は一致した。一方、5KHzより高い周波数領域及び0.5Hzより低い周波数領域では、両者は一致しないことが図5より分かる。
5kHzよりも高周波数領域で一致しなかった理由は、正極1及び負極2に印加された高周波数の電流変化(電圧変化)によりその周辺に存在する配線や外装缶3のインダクタンスの影響を受け、外装缶3の電位が誘導されて電位がずれ、測定に誤差が生じたことと考えられる。
一方、0.5Hzよりも低周波数領域では、負極2の電位に外装缶3の電位が同期する傾向が見られた。これは、正極1と負極2の長尺電極を巻いた発電要素では、充電時の負極2へのリチウム金属の析出を防止するため、正極1よりも負極2が大きく設計されているとともに、発電要素の巻きの最外周には負極2及びセパレータが巻きつけられている場合が多い。そのため、外装缶3の内部は、負極2と近接している。電流変化(電圧変化)の周波数が低くなるほど、印加される電流は徐々に直流電流を印加しているのに等しい状態になり、負極2の周辺にはその印加電流により電位分布が生じ、低周波数ほどその分布は広がっていく。この電位分布の影響を負極2に近接する外装缶3が受け、負極2の電位に引きずれられるため、負極2の電位と外装缶3の電位が同期したと推測される。
負極2の電位と外装缶3の電位が同期すると、負極2と外装缶3の電位差が小さくなるため、負極2と外装缶3間のインピーダンスZ(第2のインピーダンス)が小さくなる。この傾向は、負極2の周囲の電位分布が広い低周波数の電流ほど大きくなる。
一方、正極1と外装缶3間の電位差は、印加する電流の周波数が低いほど、外装缶3の電位が負極2の電位に同期するようになるために、大きくなり、インピーダンスZ(第1のインピーダンス)が大きくなる傾向を示す。
このように、0.5Hzより低い周波数の電流変動では、外装缶3の電位は負極2の影響で不安定になることが明らかとなった。
したがって、0.5Hzより低周波数側では、図5の様にZ+−の実測値と合成値にずれが生じるだけでなく、正確なZ(第1のインピーダンス)とZ(第2のインピーダンス)が把握できない。
以上の検討の結果から、外装缶3を参照極として、正極1及び外装缶3間のインピーダンス(第1のインピーダンス)と負極2及び外装缶3間のインピーダンス(第2のインピーダンス)とを把握する場合には、最適な周波数範囲があることが明らかとなった。
つまり、リチウム二次電池の種類ごとに予め、インピーダンス把握に最適な特定の周波数領域帯を把握しておくことで、その特性の周波数領域内にある所定の周波数の交流信号を用いれば、より正確に正極1及び外装缶3間のインピーダンス(第1のインピーダンス)と負極2及び外装缶3間のインピーダンス(第2のインピーダンス)とを把握することができる。
これら所定の周波数領域で測定された正極1及び負極2と外装缶3との間のインピーダンス(第1のインピーダンス及び第2のインピーダンス)は、正極及び負極の各極の状態、例えば充電状態(SOC)や健全度(SOH)などとの相関性がある。インピーダンスを把握することにより、監視手段16で、各極のSOCやSOHを推測することが可能である。
第1及び第2のインピーダンスとセルの充電状態(SOC)との関係は、各極に用いた活物質の種類や仕込み量により決まるため、決まった関係式が存在するわけではないが、個別の種類の電池について、実験的に各極のインピーダンスと充電状態(SOC)との関係を例えばルックアップテーブル形式でマップ化し、セル10の温度などのその他の測定条件とあわせて監視手段16で判断することで、各極のインピーダンスから充電状態(SOC)を推測することが可能となる。
また、各極のインピーダンスとセルの健全度(SOH)との関係は、一般的には健全度(SOH)の低下にともないインピーダンスが上昇するという関係がある。ただし、この関係も電池の仕様により違いがあるため、現実的には個別の種類の電池について、実験的に各極のインピーダンスと健全度(SOH)との関係を例えばルックアップテーブル形式でマップ化し、セル10の温度などのその他の測定条件とあわせて監視手段16で判断することで、各極のインピーダンスから健全度(SOH)を推測することが可能となる。
また、一般的にインピーダンスと充電状態(SOC)、インピーダンスと健全度(SOH)の関係は図6及び図7のような関係で表わされる。図6中、実線がSOHが100%の場合であり、破線がSOHが低下した場合を示しており、SOHが低下すると、インピーダンスとSOCの関係を示す曲線が図6の上部へ移動する。個別の種類の電池毎に、図6及び図7の関係を予め把握できているとする。100%の充電状態においては、充電状態(SOC)が100%であるので、各極のインピーダンスの値から図6または図7より健全度(SOH)が得られる。また、健全度(SOH)は長期的に推移していく値であるので、健全度(SOH)が把握できていれば、一定期間は健全度(SOH)はほぼ同じ値であると仮定することができ、各極のインピーダンスの値から図7を用いて充電状態(SOC)が得られる。また、充電状態(SOC)もしくは健全度(SOH)のいずれか一方が他の検知方法によって把握できていれば、監視手段16で各極のインピーダンスの値から図6または図7を用いて他方を把握することができる。
本実施の形態は、リチウム二次電池のインピーダンス検出システムとして、交流信号を印加することによりインピーダンスを所望のタイミングで定期的に検査することが可能となり、算出したインピーダンスからリチウム二次電池の状態を監視することが可能となる。
インピーダンスを把握するのは、理想的には無負荷状態において、交流信号印加手段11を設けて測定することが望ましいが、リチウム二次電池の充放電と同時に、交流信号印加手段11を別途設け、もしくは交流信号印加手段11は別途設けずに交流信号印加手段11を備えることに代えて、充放電手段から発生する所定の周波数のノイズを交流信号として用いて、インピーダンスを把握することも可能である。
本実施の形態では、以上のような構成としたことにより、セル10が劣化(SOHが低下)した場合、これまでは正極1と負極2間の情報だけしか得られなった場合にはその原因が正極1にあるのか、あるいは負極2にあるのかを分離評価することは難しかったが、各極のインピーダンスが正確に把握できれば原因がどちらの極にあるかが診断できるようになり、緊急時にでも効率的にリチウム二次電池を制御することができるようになる。
また、本実施の形態では、以上のような構成としたことにより、特別な参照極を内部に設置する必要がないため、正極1および負極2と外装缶3が絶縁されているタイプの市販のリチウム二次電池では、特別な改造を施すことなく、正極1及び負極2の電位を評価することができるという利点がある。携帯機器用の小型電池では外装缶3が正極1あるいは負極2と一体になっている場合が多いが、電気自動車や産業用として使われる大型のリチウム二次電池では、外装缶3が正極1とも負極2とも絶縁されているものも多くあり、この技術が活用できる。
さらに、本実施の形態では、測定信号として交流信号を用いたことから、外装缶3の電位のずれの影響を受けることなく、各極のインピーダンスを正確に把握できるため、各極の状態(SOHやSOC)を正確に監視できる。
本実施の形態では、さらに外装缶3の電位がずれない特定の周波数領域を用いて、各極のインピーダンスを把握することにより、各極の充電状態(SOC)や健全度(SOH)を、より正確に監視することができる。
また、正極1と負極2間に印加された短時間の電流変化(電圧変化)に対し、そのときの正極1−負極2間と、正極1−外装缶3間あるいは負極2−外装缶3間の電圧変化(電流変化)を測定し、正極1−外装缶3間、及び負極2−外装缶3間のインピーダンスを計算し、それぞれの値で各極の状態を監視するため、長時間の測定での外装缶3の電位のずれの影響を受けることなく、各極の状態を正確に把握することができる。
本実施の形態では交流電流を印加し、各極及び外装缶3の電圧を測定することによりインピーダンスを求めたが、交流電圧を印加し、各極及び外装缶3を流れる電流を測定することによりインピーダンスを求めてもよい。
電池の状態を表す指標としては、これまで説明した充電状態(SOC)や健全度(SOH)が代表的に用いられるが、その他の指標についても各極のインピーダンスとの相関が実験的に確認できれば、本発明の形態に基づき得られたインピーダンスから推測することが可能である。
尚、本実施の形態の説明では、単セルでの例について詳細に説明したが、単セルが直列あるいは並列に接続されたモジュールの場合にも、本実施の形態を適用することが可能である。ただし、直列セル数が多くなると、電圧センサーにかかる電圧が大きくなるため、絶縁性が低い電圧センサーでは、流れる電流が多くなり、参照極として使用している外装缶3の電位が大きくずれてしまう可能性があるので、電圧センサーは絶縁性の十分に高いものを選定する必要がある。
1 正極
2 負極
3 外装缶
4 絶縁性フィルム
5 正極リード
6 負極リード
7 正極端子
8 負極端子
9 端子絶縁部
10 セル
11 計測信号印加手段
12 電流センサー
13 第1の電圧センサー
14a 第2の電圧センサー
14b 第2の電圧センサー
15 演算手段
16 監視手段
17 第3の電圧センサー
18 第4の電圧センサー

Claims (8)

  1. リチウム二次電池の正極及び負極間に交流信号を印加する交流信号印加手段と、
    前記正極及び前記負極間の第1の電圧値を測定する第1の電圧センサーと、
    前記負極及び外装缶間または前記正極及び前記外装缶間のいずれか一方の第2の電圧値を測定する第2の電圧センサーと、
    前記交流信号印加手段に直列に接続され、前記リチウム二次電池の前記正極及び前記負極間を流れる電流値を測定する電流センサーと、
    前記第1の電圧値と前記第2の電圧値と前記電流値とに基づいて、前記正極及び前記外装缶間の第1のインピーダンスと前記負極及び前記外装缶間の第2のインピーダンスとを演算する演算手段と
    を備えたインピーダンス検出システム。
  2. リチウム二次電池の正極及び負極間に交流信号を印加する交流信号印加手段と、
    前記正極及び外装缶間の第3の電圧値を測定する第3の電圧センサーと、
    前記負極及び前記外装缶間の第4の電圧値を測定する第4の電圧センサーと、
    前記交流信号印加手段に直列に接続され、前記リチウム二次電池の前記正極及び前記負極間を流れる電流値を測定する電流センサーと、
    前記第3の電圧値と前記第4の電圧値と前記電流値とに基づいて、前記正極及び前記外装缶間の第1のインピーダンスと前記負極及び前記外装缶間の第2のインピーダンスとを演算する演算手段と
    を備えたインピーダンス検出システム。
  3. 前記交流信号の周波数が、特定の周波数領域内にあること
    を特徴とする請求項1または2に記載のインピーダンス検出システム。
  4. 前記特定の周波数領域が、前記交流信号印加手段によって前記交流信号が印加されている間に前記外装缶の電位のずれが生じない周波数領域内にあること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインピーダンス検出システム。
  5. 前記特定の周波数が0.5Hz以上5kHz以下であること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインピーダンス検出システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のインピーダンス検出システムに、前記第1のインピーダンス及び前記第2のインピーダンスに基づいて前記リチウム二次電池の前記正極及び前記負極の状態を監視する監視手段をさらに備えた監視システム。
  7. 前記リチウム二次電池の前記正極及び前記負極の状態は、それぞれ充電状態または健全度であること
    を特徴とする請求項6に記載の監視システム。
  8. 請求項6または7に記載の監視システムを備えた監視機能付リチウム二次電池。
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