JP2014058781A - アンカーピン - Google Patents

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Abstract

【課題】 抜け止め部材を安価に製作し、十分な抜け止め効果が得られ、必要に応じて抜き取ることも可能なアンカーピンを提供する。
【解決手段】 このアンカーピン1は、地盤Gに埋設される心棒10と、心棒10を地盤Gに係止する抜け止め部材20とを備える。心棒10の下端に先鋭部12を形成し、心棒10の上端に金網Nを掛止する掛止部13を折り曲げる。抜け止め部材20は心棒10の周囲を螺旋状に延びる線材21を備える。線材21の下端に巻付部22を形成し、線材21の上端を心棒10に対して自由にする。巻付部22を接着剤23または溶接で心棒21に固定し、巻付部22を除く部分の線材21と心棒10との間に空隙部24を形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、地盤にロープ、ネット、シート等を係留するために用いられるアンカーピンに関する。
従来、地盤に埋設される心棒に抜け止め部を設けたアンカーピンが知られている。例えば、図7に示すように、特許文献1に記載されたアンカーピン51は、心棒52の下端部に抜け止め金具53を備え、抜け止め金具53に4枚の羽根板54を形成し、羽根板54の上端を外側に開いて、引き抜き抵抗を高めることができるように構成されている。
特開2012−26144号公報
ところが、従来のアンカーピン51によると、抜け止め金具53を板金加工によって製作する必要があり、コストが高くつくという問題点があった。また、いったん打込んだ心棒は、地盤から抜き取ることが困難なため、施工位置を変更したり、再使用したりすることができないという不都合もあった。
そこで、本発明の目的は、抜け止め部材を安価に製作でき、十分な抜け止め効果が得られ、必要に応じて抜き取ることも可能なアンカーピンを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は次のようなアンカーピンを提供する。
(1)地盤に埋設される心棒と、心棒を地盤に係止する抜け止め部材とを備え、抜け止め部材を線材で形成し、線材の少なくとも一端を心棒に固定したことを特徴とするアンカーピン。
(2)抜け止め部材が心棒の周囲を螺旋状に延びる線材を含むことを特徴とするアンカーピン。
(3)線材の地中側端部を心棒に固定し、線材の地表側端部を心棒に対して自由にしたことを特徴とするアンカーピン。
(4)線材の地中側端部を心棒の周りに少なくとも2回巻き付け、該巻付部を除く部分を心棒に対して自由にしたことを特徴とするアンカーピン。
(5)巻付部を除く部分の線材と心棒との間に空隙部を形成したことを特徴とするアンカーピン。
(6)巻付部を接着剤で心棒に固定したことを特徴とするアンカーピン。
(7)巻付部を溶接により心棒に固定したことを特徴とするアンカーピン。
(8)線材が平面渦巻形に形成されていることを特徴とするアンカーピン。
(9)線材が有効径よりも大きなピッチのコイル状に形成されていることを特徴とするアンカーピン。
本発明のアンカーピンによれば、抜け止め部材を螺旋状の線材で形成したので、全体を2部品で安価に製作できるとともに、抜け止め部材が心棒の周囲で地盤を掘削しないようにして、優れた抜け止め効果を発揮できるという利点がある。
アンカーピンを用いた法面保護工法を例示する斜視図である。 本発明の一実施形態を示すアンカーピンの側面図である。 図2のアンカーピンの施工形態を示す断面図である。 本発明の別の実施形態を示すアンカーピンの側面図である。 図4のアンカーピンの施工形態を示す断面図である。 本発明のさらに別の実施形態を示すアンカーピンの側面図である。 従来のアンカーピンを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に例示する法面保護工法においては、地盤Gの法面が金網Nで被覆され、金網Nの所要箇所が複数本のアンカーピン1によって地盤Gに係留されている。アンカーピン1は、金網Nのほか、樹脂ネット、ワイヤロープ、シート、マット、土嚢など、各種の法面保護材に適用することができる。
図2に示すように、この実施形態のアンカーピン1は、地盤Gに埋設される心棒10と、心棒10を地盤Gに係止する抜け止め部材20との2部品で構成されている。心棒10は地質に応じた太さの鋼棒11を備え、鋼棒11の下端に地盤Gに突き刺さる先鋭部12が形成され、鋼棒11の上端に金網Nを掛止する掛止部13がL字形に折り曲げられている。なお、掛止部13をT字形または円盤形に形成することも可能である。
抜け止め部材20は心棒10の周囲を螺旋状に延びる鋼製の線材21を備え、線材21の下端部(地中側端部)が心棒10の下端部に数回巻き付けられ、線材21の上端部(地表側端部)が心棒10に対して自由動可能となっている。そして、線材21の巻付部22が接着剤23によって先鋭部12の近傍で心棒10に固定され、巻付部22を除く部分の線材21と心棒10との間に空隙部24が設けられている。なお、線材21の平面形状は、図3(b)に示すように、心棒10側ほど小径となる渦巻形である。
図3(a)に示すように、施工に際しては、先鋭部12を地盤Gに突き刺し、心棒10を回転し、抜け止め部材20を地中にねじ込む。このとき、抜け止め部材20は、螺旋状の線材21で形成されているので、心棒10の周りの地盤Gを掘削したり、緩めたりするおそれがなく、十分な抜け止め効果を発揮することができる。心棒10を逆回転すれば、抜け止め部材20を地盤Gから容易に抜き取ることができ、施工位置の変更、再使用が可能となる。
また、線材21の地表側端部を心棒10に拘束しないで自由に動ける状態としたので、地盤中に石や岩等の障害物R(図3b参照)が混在している場合でも、抜け止め部材20が柔軟に弾性変形して障害物をかわすことができる。加えて、線材21と心棒10との間に空隙部24が設けられているので、抜け止め部材20と心棒10の双方間における衝撃伝播を軽減し、アンカーピン1の抜け止め効果をより一層高めることができる。
一方、抜け止め部材20は線材21で形成されているため、従来の板金加工による場合と比較し、より安価に製作することができる。特に、線材21の地中側端部を心棒21に2回またはそれ以上巻き付けることで、螺旋形の線材21を心棒10に対して簡単かつ正確に芯出することができる。しかも、線材21の巻付部22を接着剤23で心棒10に固定したので、線材21を歩留りよく心棒10に組み付けることもでき、もって、アンカーピン1の大量生産が容易となる。
図4、図5に示すアンカーピン2では、抜け止め部材20に比較的太目の線材21が用いられている。線材21は、各部同じ有効径(D)のコイル状に形成され、コイルピッチ(P)が有効径(D)よりも大きく設定されている(P>D)。そして、線材21の地中側端部に形成された巻付部22が心棒10の下端部に接着剤23で固着され、線材21の地表側端部が心棒10に対して自由であり、心棒10と線材21との間に空隙部24が形成されている。
したがって、この実施形態のアンカーピン2によれば、比較的硬質の地盤Gに抜け止め部材20を容易にねじ込み、その地盤中に心棒10を強固に抜け止め保持することができる。その他の構成および作用効果は図2、図3のアンカーピン1と同じであるため、図面に同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、次に例示するように、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の形状や構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(イ)抜け止め部材20を心棒10の長手方向の中間部に設けること。
(ロ)抜け止め部材20の上下両端部を心棒10に固定すること。
(ハ)図6(a)に示すように、アンカーピン3の抜け止め部材20を線材21でU字形に形成し、線材21の中間に設けた巻付部22を接着剤23で心棒10に固定すること。
(ニ)図6(b)に示すように、アンカーピン3の抜け止め部材20を線材21でV字形に形成し、巻付部22を接着剤23で心棒10に固定すること。
(ホ)図2、図4、図6に示すアンカーピン1,2,3において、線材21の巻付部22を溶接により心棒10に固定すること。
1〜3 アンカーピン
10 心棒
20 抜け止め部材
21 線材
22 巻付部
23 接着剤
24 空隙部
G 地盤
N 金網

Claims (9)

  1. 地盤に埋設される心棒と、心棒を地盤に係止する抜け止め部材とを備え、抜け止め部材を線材で形成し、線材の少なくとも一端を心棒に固定したことを特徴とするアンカーピン。
  2. 前記抜け止め部材が心棒の周囲を螺旋状に延びる線材を含む請求項1記載のアンカーピン。
  3. 前記線材の地中側端部を心棒に固定し、線材の地表側端部を心棒に対して自由にした請求項1または2記載のアンカーピン。
  4. 前記線材の地中側端部を心棒の周りに少なくとも2回巻き付け、該巻付部を除く部分を心棒に対して自由にした請求項1、2または3記載のアンカーピン。
  5. 前記巻付部を除く部分の線材と心棒との間に空隙部を形成した請求項2,3または4記載のアンカーピン。
  6. 前記巻付部を接着剤で心棒に固定した請求項4または5記載のアンカーピン。
  7. 前記巻付部を溶接により心棒に固定した請求項4または5記載のアンカーピン。
  8. 前記線材が平面渦巻形に形成されている請求項2〜7のいずれか一項に記載のアンカーピン。
  9. 前記線材が有効径よりも大きなピッチのコイル状に形成されている請求項2〜7のいずれか一項に記載のアンカーピン。
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