JP3185266U - 鉄筋籠用スペーサー - Google Patents

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智則 内海
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Abstract

【課題】鉄筋籠にワンタッチでかつ強固に取り付けることができ、また容易にかつ廉価に製造することができる鉄筋籠用スペーサーを提供する。
【解決手段】杭施工用孔に設置される鉄筋籠に取り付ける。鉄筋籠の主筋4の軸方向に沿って孔壁側に山形状またはコの字状に突出して形成されたスペーサー本体3aと、スペーサー本体3aの上下両端部に取り付けられ、主筋4に押し込んで嵌合できるように主筋4の外周に沿って円弧状に形成された上下の主筋把持部3b,3bとから構成する。主筋把持部3bはばね鋼板から形成し、かつ周方向に一定長連続するスリット3dを形成する。
【選択図】図2

Description

本考案は鉄筋籠用スペーサーに関し、土木・建築工事において場所打ちコンクリート杭の補強筋として杭施工用孔に設置される鉄筋籠に用いられ、取り扱いが容易で鉄筋籠にワンタッチでかつ強固に取り付けることができ、しかも形状が単純化され容易にかつ廉価に製造することができる。
橋梁や建物などの基礎杭として地中に施工される場所打ちコンクリート杭は、例えば図5に図示するように、杭施工用孔20内に複数の主筋21を孔壁に沿って一定間隔に配筋し、当該主筋21の外側に複数のフープ筋22を配筋し、かつコンクリート23を打設することにより施工される。
特に、主筋21とフープ筋22は、地上で円筒形の鉄筋籠24に組み立てられ、クレーン等で吊って杭施工用孔20内に同時に配筋される。また、杭施工用孔20内に配筋された主筋21およびフープ筋22と孔壁との間には、主筋21およびフープ筋22とコンクリート23との付着を確保し、かつ主筋21およびフープ筋22の腐食を防止する必要から一定のかぶりtが確保されている。
従来、この種の鉄筋のかぶりtは、円筒形に組み立てられた鉄筋籠24に、例えば特許文献1〜4に開示するような鉄筋籠用スペーサーを取り付けることにより確保されている。
特許文献1(図6(a),(b)参照)の鉄筋籠用スペーサー25は、帯鋼板を山形またはコの字形に曲げ、該山形またはコの字形帯鋼板26の上下両端にU字型のU溝27,27を設け、該U溝27,27を鉄筋籠24の主筋21またはフープ筋22に掛着し、一方のU溝27の上部にねじ孔を形成し、かつ該ねじ孔にボルト28を螺合して主筋21またはフープ筋22を咬持することにより鉄筋籠に取り付けられている。
特許第2937770号 特許第3408483号 特許第3559022号 特許第4188963号
しかし、特許文献1の鉄筋籠用スペーサー25は、取り付けに際しU溝27に取り付けられたボルト28を締め付ける必要があるため、取り付けが面倒であった。
また特に、鉄筋籠24のフープ筋22にU溝27を掛着するタイプ(図6(b))のものは、鉄筋籠用スペーサー25の取り付け位置がフープ筋22の配筋位置に限られ、スペーサーの取り付け位置を自由に設定できないという課題があった。
さらに、いずれのタイプも、ボルト28とボルト28を螺合するねじ孔を設ける必要があるため、形状および構造共に複雑かして取り扱いが面倒でしかも製造コストが嵩む等の課題もあった。
本考案は、以上の課題を解決するためになされたもので、鉄筋籠にワンタッチでかつ強固に取り付けることができ、しかも取り扱いと製造が容易でかつ廉価に製造可能な鉄筋籠用スペーサーを提供することを目的とするものである。
本考案は、場所打ちコンクリート杭の補強筋として杭施工用孔に設置される鉄筋籠に取り付けられる鉄筋籠用スペーサーに関し、鉄筋籠の軸方向の任意の位置にワンタッチでかつ強固に取り付けることができ、しかも取り扱いと製造が容易でかつ廉価に製造可能な鉄筋籠用スペーサーである。
本考案によれば、鉄筋籠の主筋の軸方向に沿って孔壁側に山形状またはコの字状、あるいは三角形状や台形状に突出して形成されたスペーサー本体と、スペーサー本体の上下両端部に鉄筋籠の主筋に押し込んで嵌合できるように主筋の外周に沿って円弧状に形成された主筋把持部とから構成されていることにより、鉄筋籠の主筋に上下の主筋把持部を強く押し付けるだけで鉄筋籠の軸方向の任意の位置にワンタッチでかつ強固に取り付けることができる。
また、スペーサー本体は丸鋼、異形鉄筋、あるいはフラットバーや鋼板などから形成し、上下の主筋把持部は鋼板(主としてばね鋼板)から形成することによりきわめて容易にかつ廉価に製作することができる。
さらに、スペーサー本体を径の細い丸鋼または異形鉄筋から形成しても、複数の丸鋼または異形鉄筋を抱き合わせることによりスペーサー本体の強度を一定に保持することができ、これによりスペーサー本体を曲げ加工の容易な径の細い丸鋼または異形鉄筋より容易に形成することができる(図4(a),(b))。
また、主筋把持部を厚めの鋼板から形成しても、主筋把持部に両側の開口端部より円周方向に所定長さ連続するスリットを形成することにより、主筋把持部のばね力が程よく低減されることで、主筋把持部を鉄筋籠の主筋に適度な力で押し付けるだけで容易に嵌合することができる(図3(a),(b)参照)。
本考案によれば、鉄筋籠の主筋の軸方向に沿って孔壁側に突出して形成されたスペーサー本体と、スペーサー本体の上下両端部に鉄筋籠の主筋に押し込んで嵌合できるように主筋の外周に沿って円弧状に形成された主筋把持部とから構成されていることにより、鉄筋籠の軸方向の任意の位置に、フープ筋に干渉されることなくワンタッチでかつ強固に取り付けることができる。
また、従来のようにボルトやボルトを螺合するねじ孔必要とせず、丸鋼などの鉄筋と鋼板のみで製造可能なことにより、構造および形状が共に単純化されたため、きわめて容易にしかもきわめて廉化に製造することができる。
杭施工用孔に設置された鉄筋籠を示し、図1(a)は平面図、図1(b)は一部側面図である。 本考案の鉄筋籠用スペーサーを示す斜視図である。 本考案の鉄筋籠用スペーサーを示し、図3(a)は平面図、図3(b)は上端部分の一部正面図、図3(c)は上端部分の一部側面図である。 本考案の鉄筋籠用スペーサーの変形例を示し、図4(a)は平面図、図4(b)は上端部分の一部正面図である。 場所打ちコンクリート杭の横断面図である。 図6(a),(b)は、従来の鉄筋籠用スペーサーの一例を示す側面図である。
図1〜4は、本考案の一実施形態を示し、図において、符号1は、地中に掘削された杭施工用孔、符号2は杭施工用孔1内に施工される場所打ちコンクリート杭の補強筋として設置された鉄筋籠である。
また、符号3は杭施工用孔1の孔壁と鉄筋籠2の後述する主筋4およびフープ筋5との間に一定の間隙(鉄筋のかぶりt)を確保するための鉄筋籠用スペーサーである。
鉄筋籠2は、杭施工用孔1内にその孔壁に沿って一定間隔に配筋された複数の主筋4とその外周に主筋4の軸方向に一定間隔に配筋された複数のフープ筋5とから構成されている。
複数の主筋4とフープ筋5は地上で円筒形の籠状に組み立てられ、また鉄筋籠用スペーサー3は鉄筋籠2の組み立てに際し、鉄筋籠2の主筋4に取り付けられている。そして、複数の主筋4とフープ筋5は、鉄筋籠2としてクレーン等で吊って杭施工用孔1内に鉄筋籠用スペーサー3と共に同時に建て込まれている。
また、鉄筋籠用スペーサー3は、主筋4の軸方向に沿って杭施工用孔1の孔壁側に山形状またはコの字状に突出して形成されたスペーサー本体3aと、スペーサー本体3aの上下両端部に主筋4の外周に沿って円弧状に形成された主筋把持部3b,3bとから形成されている。
主筋把持部3b,3bの開口端部にはほぼ扇形に対称に突出するリップ片3c,3cが形成され、主筋把持部3b,3bの開口幅Wは主筋4の外径よりやや小幅に形成されている。さらに、主筋把持部3b,3bには両側の開口端部より周方向に一定長連続するスリット3d,3dが形成されている。
また、スペーサー本体3aは丸鋼または異形鉄筋から形成され、主筋把持部3bは鋼板(主にばね鋼板)等から形成され、かつスペーサー本体3aの上下両端部に溶接することにより取り付けられている。なお、主筋把持部3b,3bのスリット3dは、主筋把持部3bを形成する鋼板が薄く、程良いばね力を有する場合は無くてもよい(図1(b)参照)。
このように構成された鉄筋籠用スペーサー3は、鉄筋籠2の外側に主筋4の軸方向に沿って添え付けられ、上下の主筋把持部3b,3bを主筋4に強く押し付けて勘合することにより鉄筋籠2の軸方向の任意の位置に取り付けられている。
この場合特に、主筋把持部3b,3bの開口端部にリップ片3c,3cが扇形に対称に突出して形成されていることにより、上下の主筋把持部3b,3bを主筋4に強く押し込んで嵌合する際に、主筋把持部3bが横にずれるようなことはなく、主筋4に主筋把持部3b,3bを確実に嵌合することができる。
また、主筋把持部3bがばね鋼板などの鋼板より主筋4の外径よりやや小径に形成され、かつ主筋把持部3bの開口幅Wが主筋4の外径より小幅に形成されていることにより、主筋4を強固に把持することができると共に主筋4から簡単に外れてしまうことはない。
さらに、図3(a)〜(c)に図示するように、上下の主筋把持部3b,3bに開口端部より円周方向に所定長さ連続するスリット3dが形成されていることにより、主筋把持部3b,3bが厚めの鋼板から形成されても、主筋把持部3b,3bのばね力が程よく低減されることで主筋4に容易に嵌合することができる。
図4(a),(b)は本考案の他の実施形態を示し、スペーサー本体3aが複数(図では2本)の丸鋼または異形鉄筋から形成されている。この実施形態によれば、スペーサー本体3aを径の細い丸鋼または異形鉄筋から形成しても、スペーサー本体3aの強度を保持することができ、これによりスペーサー本体3aを曲げ加工の容易な丸鋼または異形鉄筋より容易に形成することができる。
本考案に係る鉄筋籠用スペーサーは、鉄筋かごにワンタッチでかつ強固に取り付けることができ、しかも容易にかつ廉価に製造することができる。
1 杭施工用孔、
2 鉄筋籠
3 鉄筋籠用スペーサー
3a スペーサー本体
3b 主筋把持部
3c リップ片
3d スリット
4 鉄筋籠の主筋
5 鉄筋籠のフープ筋

Claims (2)

  1. 杭施工用孔に設置される鉄筋籠に取り付けられる鉄筋籠用スペーサーにおいて、前記鉄筋籠の主筋の軸方向に沿って孔壁側に山形状またはコの字状、あるいは三角形状に突出して形成されたスペーサー本体と、当該スペーサー本体の上下両端部に取り付けられ、前記主筋に押し込んで嵌合できるように前記主筋の外周に沿って円弧状に形成された主筋把持部とから構成され、前記主筋把持部は鋼板から形成され、かつ周方向に連続するスリットが形成されてなることを特徴する鉄筋籠用スペーサー。
  2. 請求項1記載の鉄筋籠用スペーサーにおいて、スペーサー本体は一または複数の丸鋼または異形鉄筋から形成されていることを特徴とする鉄筋籠用スペーサー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114319729A (zh) * 2021-12-24 2022-04-12 杭州宝塔电力器材有限公司 一种高分子聚丙烯钢筋保护层护圈

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