JP2014056098A - 光制御シート及び光制御シート付き光入射部 - Google Patents

光制御シート及び光制御シート付き光入射部 Download PDF

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Abstract

【課題】光に含まれる熱線の吸収と、眺め(透過率)のバランスが取られた光制御シートと、このような光制御シートを備えた光制御シート付き光入射部を提供すること。
【解決手段】光制御シート100は、熱線を含む光が入射する光入射部200に取り付けられる。光制御シート100は、光の熱線を吸収する複数の熱線吸収部11を含む熱線吸収群と、少なくとも熱線吸収部11の間に設けられ、太陽光を透過する光透過部16と、を備えている。熱線吸収部11は、面内で所定方向に沿って設けられている。熱線吸収群は、光制御シート100の、一方の領域に属する一方熱線吸収群10bと他方の領域に属する他方熱線吸収群10aとを有しており、一方熱線吸収群10bによる熱線吸収能力は、他方熱線吸収群10aによる熱線吸収能力よりも高くなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱線を含む光が入射する窓ガラス等の光入射部に取り付けられる光制御シートと、このような光制御シートを備えた光制御シート付き光入射部に関する。
従来から、太陽光を建物内に取り入れる窓ガラス等の光入射部に配置される光制御シートが知られている。このような光制御シートとしては、太陽光を透過する光透過性材料からなる光透過部と、太陽光を吸収する熱線吸収材料からなる熱線吸収群とを備え、熱線吸収群が、シート内の一方向に、所定ピッチで、複数配列された熱線吸収材料からなる熱線吸収部を有するものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された光制御シートは、夏と冬の太陽の高度差により太陽光の建物内への入射を制御するものであり、夏の太陽光による熱と光をより多く遮光し、冬の太陽光による熱と光をより多く透過するようになっている。
特開2010−259406号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の光制御シートでは、光制御シートの面内において、光の遮光機能及び透過率が一様なものになっている。
そして、たとえ熱線吸収部に可視光を透過し赤外線を吸収する材料を用いたとしても、可視光の吸収を完全に避けることはできず、光制御シートがない状態に比べて可視光の透過率が下がってしまう。
これらのことから、従来の光制御シートにおいて、太陽光のような熱線を含む光をより遮光したい場合に熱線吸収部による太陽光の吸収を高くすると、それに伴って可視光の透過率が下がり光制御シート越しに見る眺望が悪くなってしまう。他方、光制御シート越しに見える眺望を良くするために熱線吸収部の太陽光のような熱線を含む光の透過率を高めると、それに伴って光の中に含まれる熱線の透過率も上がってしまい、十分な遮光機能が発揮されないことになってしまう。
以上のような点に鑑み、本発明は、太陽光のような熱線を含む光に含まれる熱線の吸収と、眺め(透過率)のバランスが取られた光制御シートと、このような光制御シートを備えた光制御シート付き光入射部を提供する。
本発明の光制御シートは、
熱線を含む光が入射する光入射部に取り付けられる光制御シートであって、
前記光の熱線を吸収する複数の熱線吸収部を含む熱線吸収群と、
少なくとも前記熱線吸収部の間に設けられ、前記光を透過する光透過部と、を備え、
前記熱線吸収部が、前記光制御シートの面内で所定方向に沿って設けられ、
前記熱線吸収群が、前記光制御シートの、一方の領域に属する一方熱線吸収群と他方の領域に属する他方熱線吸収群とを有し、
前記一方熱線吸収群による熱線吸収能力が、前記他方熱線吸収群による熱線吸収能力よりも高くなっている。
本発明の光制御シートは、
前記光入射部に取り付けられた際に、前記所定方向は水平方向になってもよい。
本発明の光制御シートは、
前記一方熱線吸収群を含む一方光制御シート部と、前記他方熱線吸収群を含む他方光制御シート部とを有し、
前記一方光制御シート部と前記他方光制御シート部が別体となってもよい。
本発明の光制御シートにおいて、
前記一方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部間の間隔が、前記他方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部間の間隔よりも狭くなってもよい。
本発明の光制御シートにおいて、
前記光制御シートの面内において前記所定方向に直交する方向における前記熱線吸収部の長さを前記熱線吸収部の幅とした場合に、前記一方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部の幅が、前記他方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部の幅よりも大きくなってもよい。
本発明の光制御シートにおいて、
前記一方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部の前記光制御シートの厚み方向における高さが、前記他方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部の前記光制御シートの厚み方向における高さよりも高くなってもよい。
本発明の光制御シートにおいて、
前記熱線吸収部は、前記熱線を吸収する熱線吸収材料を含み、
前記一方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部における前記熱線吸収材料の濃度が、前記他方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部における前記熱線吸収材料の濃度よりも高くなってもよい。
本発明の光制御シート付き光入射部は、
熱線を含む光が入射する光入射部と
前記光入射部に取り付けられる光制御シートと、
を備え、
前記光制御シートが、
前記光の熱線を吸収する複数の熱線吸収部を含む熱線吸収群と、
少なくとも前記熱線吸収部の間に設けられ、前記光を透過する光透過部と、を有し、
前記熱線吸収部が、前記光制御シートの面内で所定方向に沿って設けられ、
前記熱線吸収群が、一方熱線吸収群と他方熱線吸収群とを有し、
前記一方熱線吸収群による熱線吸収能力が、前記他方熱線吸収群による熱線吸収能力よりも高くなっている。
本発明の光制御シート付き光入射部において、
前記光入射部に取り付けられた際に、前記他方熱線吸収群は前記一方熱線吸収群よりも上方に位置し、
前記光入射部は、建物のひさしの下に設けられた横窓の窓ガラスでもよい。
本発明の光制御シート付き光入射部において、
前記光入射部に取り付けられた際に、前記他方熱線吸収群は前記一方熱線吸収群よりも上方に位置し、
前記光入射部は、建物の2階以上の階に用いられる横窓の窓ガラスでもよい。
本発明によれば、一方熱線吸収群による熱線吸収能力が他方熱線吸収群による熱線吸収能力よりも高くなっている。このため、例えば熱線を含む光源からの光や太陽光のような光に含まれる熱線の吸収と、眺めの良さ(透過率の高さ)とのバランスを取ることができる。
図1は、本発明の実施の形態による光制御シート付き光入射部の概略側方断面図である。 図2は、本発明の実施の形態による光制御シートの概略側方断面図である。 図3は、本発明の実施の形態による光制御シートを後面側から見た概略平面図である。 図4は、本発明の実施の形態による光制御シートの変形例を後面側から見た概略平面図である。 図5は、本発明の実施の形態による光制御シートの上方熱線吸収群と下方熱線吸収群を示した概略側方断面図である。 図6は、本発明の実施の形態による光制御シートの別の変形例の概略側方断面図である。 図7は、本発明の実施の形態において、下方光制御シート部と上方光制御シート部を有する態様を示した概略側方断面図である。 図8は、本発明の実施の形態における第一の態様による光制御シートの概略側方断面図である。 図9は、本発明の実施の形態における第二の態様による光制御シートの概略側方断面図である。 図10は、本発明の実施の形態における第三の態様による光制御シートの概略側方断面図である。 図11は、建物の2階の横窓の窓ガラスに、本発明の実施の形態による光制御シートが用いられた態様を示した概略側方断面図である。 図12は、建物のひさしの下の横窓の窓ガラスに、本発明の実施の形態による光制御シートが用いられた態様を示した概略側方断面図である。
実施の形態
《構成》
以下、本発明に係る光制御シートと、このような光制御シートを備えた光制御シート付き光入射部の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図12は本発明の実施の形態を説明するための図である。
本実施の形態の光制御シート100は、図1に示すように、太陽光等の熱線を含む光が入射する光入射部200に貼り付けられて取り付けられる。なお、光入射部200は例えば建物に設けられた太陽光等の光を取り入れるための開口部を指し、例えば窓等の無機ガラスや有機ガラス等(以下「窓ガラス等」と称することもある。)である。また、本実施の形態の光制御シート付き光入射部は、熱線を含む光が入射する光入射部200と、本実施の形態の光制御シート100と、を備えている。図1は、本実施の形態による光制御シート付き光入射部の概略側方断面図である。ところで、本実施の形態では、「熱線を含む光」の一例として「太陽光」を用いて以下説明するが、これに限られることはなく、熱線を含む光源からの光であればどのような光であってもよい。
図1に示す光制御シート100は、太陽光に含まれる熱線を吸収する熱線吸収層10と、熱線吸収層10の後面側に設けられた基材層20と、熱線吸収層10の前面側に設けられた粘着層30と、を備えている。このうち、熱線吸収層10は、太陽光に含まれる熱線を吸収する複数の熱線吸収部11を含む熱線吸収群と、少なくとも熱線吸収部11の間に(本実施の形態では熱線吸収部11の少なくとも一部を覆うように)設けられ、太陽光を透過する光透過部16と、を有している。各熱線吸収部11は、熱線を吸収する熱線吸収材料を含んでいる。ところで、本願において、「前面」とは、光制御シート100が光入射部200に貼り付けられた際に、光入射部200側に位置する面のことを意味し、「後面」とは、当該「前面」と逆側の面のことを意味する(図1参照)。ちなみに、上記熱線は一般に赤外線を指すが、具体的には、760〜830nm以上の波長領域等が含まれる。
光制御シート100が、光入射部200に貼り付けられる前には、図2に示すように、基材層20の後面側には、基材層20を保護するための保護フィルム40が設けられ、粘着層30の前面側には剥離フィルム50が設けられる。なお、図2は、本実施の形態による光制御シート100の概略側方断面図である。
熱線吸収部11は、前面から後面に向かう方向(厚み方向)で突出し(図1参照)、かつ、光制御シート100の面内で所定方向に沿って設けられている(図3参照)。なお、図3は、本実施の形態による光制御シート100を後面側から見た概略図である。ちなみに、熱線吸収部11は、熱線吸収層10内に収まっており、熱線吸収層10からは飛び出てはいない。
各熱線吸収部11は、必ずしも一定ではないが定まった間隔(ピッチ)で配列されており、互いに平行または略平行となっている。ところで、本実施の形態において、上記「所定方向」は、光制御シート100が光入射部200に取り付けられた際に「水平方向」になる方向となっている(図3参照)。また、熱線吸収部11は連続的に存在している必要は必ずしもなく、所定方向に沿って、断続的に存在してもよい(図4参照)。なお、図4は、本実施の形態による光制御シート100の変形例を後面側から見た概略図である。ところで、図3及び図4では、説明の便宜上、熱線吸収部11と光透過部16のみを図示している。
上述した熱線吸収群は、図5に示すように、光入射部200に取り付けられた際に下方の領域(一方の領域)に属する下方熱線吸収群(一方熱線吸収群)10bと、光入射部200に取り付けられた際に下方熱線吸収群10bよりも上方の領域(他方の領域)に属する上方熱線吸収群(他方熱線吸収群)10aと、を有している。
本実施の形態では、後述するような様々な態様で、下方熱線吸収群10bによる熱線吸収能力が、上方熱線吸収群10aによる熱線吸収能力よりも高くなっている。なお、本実施の形態では、下方熱線吸収群10bを一方熱線吸収群とし、下方熱線吸収群10bよりも上方に位置する上方熱線吸収群10aを他方熱線吸収群として説明するが、これに限られることはない。例えば光入射部200が部屋の上方に位置し下方に位置する箇所が屋内にいる人の目につきやすい場合には、上方に一方熱線吸収群を用い、下方に一方熱線吸収群による熱線吸収能力よりも高い熱線吸収能力を有する他方熱線吸収群を用いてもよい。
ところで、熱線吸収能力とは、熱線を吸収する能力を意味し、島津製作所製の自記分光光度計(UV-3100PC)に積分球ユニット(BIS-3100)を組み込んだ大型試料室ユニット(MPC-3100)を用いてJIS A 5759に準じた測定方法であって、光制御シート100に対して60度入射時における遮蔽係数の値として表すことができる。
ところで、本実施の形態では、図1に示すように、建物の窓ガラス等の光入射部200に屋内側から光制御シート100を貼り付けた態様を基本として説明するが、これに限られることはなく、図6に示すように、光制御シート100を建物の窓ガラス等の光入射部200の屋外側から貼り付けることもできる。なお、光制御シート100を光入射部200の屋外側から貼り付ける場合には、熱線吸収部11の幅が広くなっている底部が、粘着層30側ではなく、図6に示すように基材層20側に位置するようになってもよい。なお、図6で示す態様でも、熱線吸収部11は前面から後面に向かう方向(厚み方向)で突出している。ところで、本願において熱線吸収部11の「幅」とは、光制御シート100の面内において上述した「所定方向」に直交する方向における長さのことを意味している(図9参照)。
また、下方熱線吸収群10bと上方熱線吸収群10aが一枚の光制御シート100に形成されてもよいが、図7に示すように、光制御シート100は、下方熱線吸収群10bを含む下方光制御シート部100bと、光入射部200に取り付けられた際に下方熱線吸収群10bよりも上方に位置するとともに、上方熱線吸収群10aを含む上方光制御シート部100aとを有し、下方光制御シート部100bと上方光制御シート部100aが別体となっていてもよい。
次に、下方熱線吸収群10bによる熱線吸収能力を上方熱線吸収群10aによる熱線吸収能力よりも高くするための態様について説明する。
[間隔]
第一の態様としては、図8に示すように、下方熱線吸収群10bに属する熱線吸収部11間の間隔が、上方熱線吸収群10aに属する熱線吸収部11間の間隔よりも狭くなっている。
[幅]
第二の態様としては、図9に示すように、下方熱線吸収群10bに属する熱線吸収部11の幅が、上方熱線吸収群10aに属する熱線吸収部11の幅よりも大きくなっている。
[高さ]
第三の態様としては、図10に示すように、下方熱線吸収群10bに属する熱線吸収部11の光制御シート100の厚み方向における高さが、上方熱線吸収群10aに属する熱線吸収部11の光制御シート100の厚み方向における高さよりも高くなっている。
[濃度]
第四の態様としては、下方熱線吸収群10bに属する熱線吸収部11における熱線吸収材料の濃度が、上方熱線吸収群10aに属する熱線吸収部11における熱線吸収材料の濃度よりも高くなっている。
次に、保護フィルム40、光透過部16、熱線吸収部11、粘着層30、基材層20で用いられる材料や、これらの厚み等について、簡単に説明する。
(基材層20)
基材層20としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリカーボネート(PC)等の透明のフィルムが用いられる。基材層20の厚みは50〜100μmであることが好ましい。基材層20の厚みが50μmより薄いと、窓貼りフィルムとしての飛散防止性能が不十分となるおそれがあり、逆に、基材層20の厚みが100μmよりも厚いとコストが高くなるし、また後述する光透過部16を硬化させるときに基材層20越しに電離放射線を照射した場合に電離放射線のロスを生じるといった不具合が発生してしまうことがある。
(光透過部16)
光透過部(ベースフィルム)16の材料としては、従来公知の材料を用いることができるが、好ましくは電離放射線硬化性を有するエポキシアクリレート等の無溶剤樹脂を用いることができる。光透過部16を形成する際には、無溶剤樹脂を成形用型に押し出して型付けし、その後、当該無溶剤樹脂を硬化させることで、凹部を有する光透過部16が形成される。必要に応じて、熱、圧力をかけつつ押し出し、また、電離放射線を照射して硬化させてもよい。
凹部の形状は、求める熱線吸収性能に応じて任意に決めることができるが、本実施の形態のように光制御シートとしての機能を得る上では光透過部(ベースフィルム)16の前面から後面に向かう方向(厚み方向)に長辺を持つ略長方形やまたは三角形が好ましい。この略長方形とは、正方形、長方形及び台形を含む形状である。また厚み方向の頂部や底部の角部が丸まっていてもよく、また各々の角部を結ぶ接線が直線でも曲線でもよい。
凹部には、後述する熱線吸収部11を埋め込むが、熱線吸収部11の幅が広いと熱線吸収部11が視認できることがあるため外観を損ねることから、凹部の幅は50μm以下とすることが好ましい。また、熱線吸収部11の間隔(ピッチ)を狭めるほど熱線吸収性能が向上し、逆に熱線吸収部11の間隔を広げるほど光透過部16の面積が増加するので透明性が増す。そして、凹部の間隔は0.1μm〜500μmの範囲とすることが好ましい。また、熱線吸収部11の高さは低いほど透明性が増し、高くするほど熱線吸収性能が向上する。そして、凹部の深さは0.1μm〜750μmとすることが好ましい。ちなみに、これらの数値は、上方熱線吸収群10aに対応する凹部の数値であり、下方熱線吸収群10bの凹部の数値は異なるものである。
「間隔」を調整する第一の態様では、成型用型の凹部の間隔の型を異なる間隔に切削すればよい。例えば、下方熱線吸収群10bに対応する部分における成型用型の凹部の間隔を、上方熱線吸収群10aに対応する部分における成型用型の凹部の間隔の2/3以下とすればよい。ちなみに、成型用型の凹部の間隔を2種類とする必要はなく、上方熱線吸収群10aに対応する箇所から下方熱線吸収群10bに対応する箇所に向かうにつれて、多数の段階で成型用型の凹部の間隔を狭くするように変化させることもできる。
「幅」を調整する第二の態様では、成型用型の凹部の幅の型を異なる幅に切削すればよい。例えば、下方熱線吸収群10bに対応する部分における成型用型の凹部の幅を、上方熱線吸収群10aに対応する部分における成型用型の凹部の幅の1.5倍以上とすればよい。ちなみに、成型用型の凹部の幅を2種類とする必要はなく、上方熱線吸収群10aに対応する箇所から下方熱線吸収群10bに対応する箇所に向かうにつれて、多数の段階で成型用型の凹部の幅を広くするように変化させることもできる。
「高さ」を調整する第三の態様では、成型用型の凹部の高さの型を異なる高さに切削すればよい。例えば、下方熱線吸収群10bに対応する部分における成型用型の凹部の高さを、上方熱線吸収群10aに対応する部分における成型用型の凹部の高さの1.1倍以上とすればよい。ちなみに、成型用型の凹部の高さを2種類とする必要はなく、上方熱線吸収群10aに対応する箇所から下方熱線吸収群10bに対応する箇所に向かうにつれて、多数の段階で成型用型の凹部の高さを高くするように変化させることもできる。
(熱線吸収部11)
光透過部16で少なくとも一部が覆われた熱線吸収部11は、上述のようにして形成された光透過部16をロールに沿わせながら搬送し、太陽光の少なくとの熱線を吸収できる熱線吸収材料を光透過部16の凹部に埋め込み、スキージ等にて余分な熱線吸収材料を除去することで形成される。
上述した熱線吸収材料は、着色顔料や、透明性を必要とする場合にはアンチモンドープ酸化錫(ATO)又は錫ドープ酸化インジウム(ITO)の微粒子等を含有した樹脂組成物を用いることができる。ATO微粒子又はITO微粒子の直径は、ヘイズ(HAZE)を抑える観点から、1nm〜300nmであることが好ましく、1nm〜100nmであることがさらに好ましい。
樹脂組成物に使用できる樹脂としては、従来公知の樹脂が使用できるが、具体的には電離放射線硬化性樹脂が使用できる。電離放射線硬化樹脂としては、反応性オリゴマー(エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、ポリチオール系等)、反応性のモノマー(ビニルピロリドン、2−エチルヘキシルアクリレート、β−ヒドロキシアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリテート等)等が用いられる。
なお、光透過部16と熱線吸収部11の屈折率を合わせることで太陽光の反射光、透過光の屈折が抑制され、眺望のための視認性が向上するため好ましい。
「濃度」を調整する第四の態様では、下方熱線吸収群10bに対応する光透過部16の凹部に充填される熱線吸収材料の濃度を、上方熱線吸収群10aに対応する光透過部16の凹部に充填される熱線吸収材料の濃度よりも濃くすればよい。例えば、上方熱線吸収群10aの熱線吸収部11に含まれる熱線吸収材料の濃度が10%未満である場合には、下方熱線吸収群10bの熱線吸収部11に含まれる熱線吸収材料の濃度を上方熱線吸収群10aの熱線吸収部11に含まれる熱線吸収材料の濃度の倍以上にすればよい。また、上方熱線吸収群10aの熱線吸収部11に含まれる熱線吸収材料の濃度が10%以上である場合には、下方熱線吸収群10bの熱線吸収部11に含まれる熱線吸収材料の濃度を上方熱線吸収群10aの熱線吸収部11に含まれる熱線吸収材料の濃度よりも10%以上濃くすればよい。
ちなみに、濃度の濃さを2種類とする必要はなく、上方熱線吸収群10aに対応する箇所から下方熱線吸収群10bに対応する箇所に向かうにつれて、多数の段階で熱線吸収部11に含まれる熱線吸収材料の濃度が濃くなるように変化させることもできる。
(粘着層30)
熱線吸収部11が光透過部16内に形成された後で、前面側にダイコート等で粘着剤を塗布することで、熱吸収層の前面側に粘着層30が形成される。
粘着層30に耐候性を付与するために、粘着層30には耐候剤(UVA、HALS)が添加されていてもよい。耐候剤としては市販のものが用いられ、紫外線吸収剤(UVA)、ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)としては既知のものを使用することができる。UVAとしては、例えば、ベンゾトリアゾール系UVA、トリアジン系UVA、ベンゾフェノン系UVA、サリチレート系UVA、アクリロニトリル系UVA等を用いることができる。また、HALSとしては、「チヌビン123」、「チヌビン144」、「チヌビン292」、「チヌビン111FDL」等を用いることができる。
(保護フィルム40)
保護フィルム40には、ハードコート機能を有する硬化性樹脂が含まれる。保護フィルム40に用いられる硬化性樹脂としては、特に制限はなく、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、水酸基官能性アクリル樹脂、カルボキシル官能性アクリル樹脂、アミド官能性共重合体、ウレタン樹脂等が挙げられる。これらの樹脂の架橋硬化の態様としては特に限定されない。なお、硬化性の点からは、硬化性樹脂は電離放射線硬化性樹脂であることが好ましく、特に溶剤等を使用する必要がない点等から電子線硬化性樹脂が好ましい。
保護フィルム40の厚みは3〜10μmが好ましい。保護フィルム40の厚みが3μm未満では保護層としての役割が不足するおそれがあり、他方、保護フィルム40の厚みが10μmを超えるとコストが高くなってしまうためである。
《作用・効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態による作用・効果について説明する。
熱線吸収群が、下方熱線吸収群10bと、光入射部200に取り付けられた際に下方熱線吸収群10bよりも上方に位置する上方熱線吸収群10aとを有し、下方熱線吸収群10bによる熱線吸収能力が、上方熱線吸収群10aによる熱線吸収能力よりも高くなっている。このため、下方側では、光入射部200を通過した太陽光に含まれる熱線の吸収を効率よく行うことができつつ、かつ、光入射部200に貼り付けられた際に屋内にいる人の視点の高さに位置することが多い上方熱線吸収群10aでは、可視光の透過率を下方熱線吸収群10bよりも高い状態にできるため、眺めの良さ(透過率の高さ)を維持することができる。
すなわち、特許文献1に記載されたような従来の光制御シートでは、光制御シートの面内において、光の遮光機能及び透過率が一様なものになっている。そして、たとえ熱線吸収部11に可視光を透過し赤外線を吸収する材料を用いたとしても、可視光の吸収を完全に避けることはできず、光制御シート100がない状態に比べて可視光の透過率が下がってしまうことから、太陽光をより遮光したい場合に熱線吸収部による太陽光の吸収を高くすると、可視光の透過率が下がり窓ガラス等の光透過部から見る眺望が悪くなってしまう。他方、窓ガラス等の光透過部から見る眺望を良くするために透過率を高めると、太陽光が多く取り込まれてしまう。
これに対して、本実施の形態では、屋内にいる人の目につきにくい下方熱線吸収群10bによる熱線吸収能力が、屋内にいる人の視点の高さに位置することが多い上方熱線吸収群10aによる熱線吸収能力よりも高くなっている。このため、下方熱線吸収群10bで太陽光に含まれる熱線の吸収を極力行って太陽光が屋内に侵入することを防止し、かつ、上方熱線吸収群10aにおける透過率を高くして上方熱線吸収群10aが位置する光透過部16から見る眺望の良さを維持することができる。
なお、例えば光入射部200が部屋の上方に位置し下方に位置する箇所が屋内にいる人の目につきやすい場合には、上方に一方熱線吸収群を用い、下方に一方熱線吸収群による熱線吸収能力よりも高い熱線吸収能力を有する他方熱線吸収群を用いてもよいのは、上述したとおりである。
また、下方熱線吸収群10bでの熱線吸収能力を高くすることで、それに伴って可視光の透過率を低くなることもあるので、その結果、屋外から屋内が見え難くなり屋内にいる人のプライバシー保護の効果を得ることもできる。特に、本実施の形態の光制御シート100が、建物の2階以上の階(図11では2階)の横窓の窓ガラスに用いられる場合では、屋外を歩く人から屋内が見えることを効率よく防止することができる点で有益である。
なお、図12に示すように、光制御シート100の取り付けられる光入射部200が建物のひさし300の下に設けられた横窓の窓ガラスである場合には、上方熱線吸収群10aが位置する箇所はひさし300の影になり、特に夏場では影となる部分が多くなるので、上方熱線吸収群10aの熱線吸収能力が下方熱線吸収群10bの熱線吸収能力と比較して低いものであっても、その影響を低く抑えることができ、有益である。
ところで、図7に示すように、下方熱線吸収群10bを含む下方光制御シート部100bと、上方熱線吸収群10aを含む上方光制御シート部100aとが別体となっていている態様では、一つの型で凹部の形状を変える必要がなく、2つの型を用いて別々に下方光制御シート部100bと上方光制御シート部100aを製造することができるので、製造過程を簡素化することができる点で有益である。
他方、下方熱線吸収群10bと上方熱線吸収群10aが一枚の光制御シート100に形成されている場合には、光制御シート100を光入射部200に貼り付ける際に、下方熱線吸収群10bと上方熱線吸収群10aの位置関係がずれることがない点で優れている。
上述した第一の態様から第四の態様では、異なる利点が存在する。
「間隔」を調整する第一の態様では、「高さ」を調整する第三の態様と比較して、成型に用いられる熱線吸収材料の量を少なくしたり成型用型を加工する時間を短くしたりすることができ、生産性及びコストを高くすることができる。
「幅」を調整する第二の態様でも、「高さ」を調整する第三の態様と比較して、成型に用いられる熱線吸収材料の量を少なくしたり成型用型を加工する時間を短くしたりすることができ、生産性及びコストを高くすることができる。
「高さ」を調整する第三の態様では、熱線吸収部11の高さを高くするだけで熱線吸収部11の間隔を狭くしたり熱線吸収部11の幅を広くしたりする必要がないので、「間隔」を調整する第一の態様及び「幅」を調整する第二の態様と比較して、正面から見た際(真っ直ぐ見た際)に窓ガラス等の光入射部200越しの眺望への影響を少なく抑えることができる。
「濃度」を調整する第四の態様では、従来から用いられた型と別の型を用意することなく、熱線吸収材料の濃度を変えるだけでよいので、導入コストを低く抑えることができる点で優れている。また、本態様でも、熱線吸収部11の間隔を狭くしたり熱線吸収部11の幅を広くしたりする必要がないので、「間隔」を調整する第一の態様及び「幅」を調整する第二の態様と比較して、正面から見た際(真っ直ぐ見た際)に窓ガラス等の光入射部200越しの眺望への影響を少なく抑えることができる。
なお、上方熱線吸収群10aに対応する箇所から下方熱線吸収群10bに対応する箇所に向かうにつれて、多数の段階で成型用型の凹部の間隔を狭くするように変化させる態様を採用した場合、多数の段階で成型用型の凹部の幅を広くするように変化させる態様を採用した場合、多数の段階で成型用型の凹部の高さを高くするように変化させる態様を採用した場合、多数の段階で熱線吸収部11に含まれる熱線吸収材料の濃度が濃くなるように変化させる態様を採用した場合のいずれの場合においても、より細やかに太陽光に含まれる熱線の吸収と眺め(透過率)のバランスをとることができる。
ところで、「間隔」を調整する第一の態様、「幅」を調整する第二の態様、「高さ」を調整する第三の態様及び「濃度」を調整する第四の態様の各々を任意に組み合わせることもできる。すなわち、任意の二つの態様、例えば「間隔」を調整する第一の態様と「幅」を調整する第二の態様の両方を組み合わせて用いることができ、また、任意の三つの態様、例えば「間隔」を調整する第一の態様、「幅」を調整する第二の態様及び「高さ」を調整する第三の態様の三つ態様を組み合わせて用いることもでき、また、「間隔」を調整する第一の態様、「幅」を調整する第二の態様、「高さ」を調整する第三の態様及び「濃度」を調整する第四の態様の全てを組み合わせて用いることもできる。
《実施例》
次に、本願の発明者が行ったシミュレーション結果について説明する。実施例及び比較例では、横断面が台形形状となっている熱線吸収部11を用いてシミュレーションを行った。
表中の遮蔽係数は、島津製作所製の自記分光光度計(UV-3100PC)に積分球ユニット(BIS-3100)を組み込んだ大型試料室ユニット(MPC-3100)を用いてJIS A 5759に準じた測定方法で、光制御シート100に対して、30度、60度入射時における数値を遮蔽係数として記載した。
比較例では、上方熱線吸収群10aに属する熱線吸収部11と下方熱線吸収群10bに属する熱線吸収部11の態様が同じものからなっており、熱線吸収部11間の間隔が100μmであり、熱線吸収部11の台形底部の幅が20μmであり、熱線吸収部11の厚み方向の高さが100μmであり、熱線吸収部11における熱線吸収材料の濃度が10%(重量%)となっている。
他方、実施例1では、下方熱線吸収群10bに属する熱線吸収部11間の間隔が80μmとなっている以外は比較例と同じ条件であり、実施例2では、下方熱線吸収群10bに属する熱線吸収部11の台形底部の幅が25μmとなっている以外は比較例と同じ条件であり、実施例3では、下方熱線吸収群10bに属する熱線吸収部11の厚み方向の高さが120μmとなっている以外は比較例と同じ条件であり、実施例4では、下方熱線吸収群10bに属する熱線吸収部11における熱線吸収材料の濃度が20%となっている以外は比較例と同じ条件である。
比較例と実施例1〜4の態様について、以下の表1に示す。
Figure 2014056098
以下に示す表2は、夏場の太陽光を想定したものであり、太陽光が水平面から60度の角度で入射してきた際のシミュレーション結果を示している。
Figure 2014056098
以下に示す表3は、冬場の太陽光を想定したものであり、太陽光が水平面から30度の角度で入射してきた際のシミュレーション結果を示している。
Figure 2014056098
以上のように、実施例1乃至4のいずれでも、下方熱線吸収群10bの遮蔽係数を上方熱線吸収群10aの遮蔽係数と比較して0.1だけ小さくすることができ、太陽光に含まれる熱線を吸収する効果を果たしていることが理解できる。
ちなみに、遮蔽係数とは全く遮蔽されていない状態を「1」として、どの程度遮蔽されているかを示すものであり、より具体的には、どの程度のエネルギーが遮断されたかを積分して計算するものである。遮蔽係数の値は、赤外線を中心的に吸収し可視光を透過するように設計した場合には約「0.5」になる。このため、表2で言うと「0.7」の遮蔽係数が「0.6」になったという効果や、表3で言うと「0.8」の遮蔽係数が「0.7」になったという効果は非常に大きいものである。
最後になったが、上述した実施の形態の記載及び図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。
10 熱線吸収層
10a 上方熱線吸収群(他方熱線吸収群)
10b 下方熱線吸収群(一方熱線吸収群)
11 熱線吸収部
16 光透過部
20 基材層
30 粘着層
40 保護フィルム
50 剥離フィルム
100 光制御シート
200 光入射部
300 ひさし

Claims (10)

  1. 熱線を含む光が入射する光入射部に取り付けられる光制御シートにおいて、
    前記光の熱線を吸収する複数の熱線吸収部を含む熱線吸収群と、
    少なくとも前記熱線吸収部の間に設けられ、前記光を透過する光透過部と、を備え、
    前記熱線吸収部は、前記光制御シートの面内で所定方向に沿って設けられ、
    前記熱線吸収群は、前記光制御シートの、一方の領域に属する一方熱線吸収群と他方の領域に属する他方熱線吸収群とを有し、
    前記一方熱線吸収群による熱線吸収能力は、前記他方熱線吸収群による熱線吸収能力よりも高いことを特徴とする光制御シート。
  2. 前記光入射部に取り付けられた際に、前記所定方向は水平方向になることを特徴とする請求項1に記載の光制御シート。
  3. 前記一方熱線吸収群を含む一方光制御シート部と、前記他方熱線吸収群を含む他方光制御シート部とを有し、
    前記一方光制御シート部と前記他方光制御シート部は別体となっていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の光制御シート。
  4. 前記一方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部間の間隔が、前記他方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部間の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光制御シート。
  5. 前記光制御シートの面内において前記所定方向に直交する方向における前記熱線吸収部の長さを前記熱線吸収部の幅とした場合に、前記一方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部の幅が、前記他方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光制御シート。
  6. 前記一方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部の前記光制御シートの厚み方向における高さが、前記他方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部の前記光制御シートの厚み方向における高さよりも高いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光制御シート。
  7. 前記熱線吸収部は、前記熱線を吸収する熱線吸収材料を含み、
    前記一方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部における前記熱線吸収材料の濃度が、前記他方熱線吸収群に属する前記熱線吸収部における前記熱線吸収材料の濃度よりも高いことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光制御シート。
  8. 熱線を含む光が入射する光入射部と
    前記光入射部に取り付けられる光制御シートと、
    を備え、
    前記光制御シートは、
    前記光の熱線を吸収する複数の熱線吸収部を含む熱線吸収群と、
    少なくとも前記熱線吸収部の間に設けられ、前記光を透過する光透過部と、を有し、
    前記熱線吸収部は、前記光制御シートの面内で所定方向に沿って設けられ、
    前記熱線吸収群は、一方熱線吸収群と他方熱線吸収群とを有し、
    前記一方熱線吸収群による熱線吸収能力は、前記他方熱線吸収群による熱線吸収能力よりも高いことを特徴とする光制御シート付き光入射部。
  9. 前記光入射部に取り付けられた際に、前記他方熱線吸収群は前記一方熱線吸収群よりも上方に位置し、
    前記光入射部は、建物のひさしの下に設けられた横窓の窓ガラスであることを特徴とする請求項8に記載の光制御シート付き光入射部。
  10. 前記光入射部に取り付けられた際に、前記他方熱線吸収群は前記一方熱線吸収群よりも上方に位置し、
    前記光入射部は、建物の2階以上の階に用いられる横窓の窓ガラスであることを特徴とする請求項8又は9のいずれかに記載の光制御シート付き光入射部。
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