JP2014056086A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スナップフィット機構を有する光走査装置において、カバー部材の変形量を低減し、密封性を向上する。
【解決手段】 偏向器41を収容する光学箱105と、光学箱の開口を閉じるカバー部材91と、カバー部材と光学箱の側壁200とによって圧縮されるように側壁に沿って配置された弾性部材92と、カバー部材を光学箱に取り付けるためのスナップフィット機構250と、を備え、スナップフィット機構は、カバー部材に設けられ、突起部203が形成された腕部202と、側壁に設けられ、突起部を係止する係止部とを有し、側壁には、弾性部材に沿う方向に延びる直線200Y上の位置に対応して腕部が挿入される溝部200cが形成され、溝部に挿入された腕部の突起部が係止部に係止する光走査装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光走査装置に関する。
従来、電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)は、感光体ドラム(像担持体)の均一に帯電された表面(被走査面)の上に、画像情報に従って変調された光ビームを走査して潜像を形成する光走査装置を有する。潜像は、現像剤(トナー)によりトナー像に現像される。トナー像は、記録媒体に転写および定着されて記録媒体に画像が形成される。
光走査装置は、半導体レーザ(光源)と、半導体レーザから出射された光ビームを偏向する回転多面鏡(偏向部材)と、回転多面鏡を回転させるモータ(駆動装置)と、光ビームを被走査面に結像させるfθレンズ(結像光学部材)とを有している。
近年、画像形成装置において、高速記録の要求が高まってきている。その要求に応じて、光走査装置の走査速度の高速化、すなわち、モータの高速回転化が進んでいる。モータが高速回転すると、一体的に保持されている回転多面鏡のミラー面において正圧の領域と負圧の領域が発生する。負圧の領域におけるミラー面に空気中の微小な塵埃やミストなどの汚れが付着する現象が生じる。回転多面鏡に汚れが付着すると、ミラー面の汚れが付着した部分の反射率が下がるため、光走査装置から射出される光ビームの光量が低下し、感光体ドラムへの露光不良、ひいては画像劣化を引き起こす。
この問題に対処するため、従来の光走査装置においては、光学部品を搭載している光学箱の上部開口を蓋部材(以下、カバー部材という。)により閉じて、光学箱を密閉している。
さらに、カバー部材の着脱性を向上させる手段としてスナップフィット機構を用いて、カバー部材と光学箱とを接続している(特許文献1)。
また、カバー部材と光学箱との間に、ゴムなどの弾性部材を挟み込むことによって、光学箱の密封性の向上を図っている。
図10は、光学箱505とカバー部材591とを接続する従来のスナップフィット機構の断面図である。光学箱505に形成された突起部593は、カバー部材591に形成された係止開口部594に係止される。突起部593と係止開口部594のスナップフィット構造550により、カバー部材591は、光学箱505に接続される。カバー部材591の裏面には、シール部材592が貼付けられている。シール部材592は、カバー部材591と光学箱505との間に挟み込まれ、加圧され、それによって、光学箱505は、密封される。
近年、画像形成装置の設置場所すなわち設置環境が多様化しているので、光走査装置に求められる密封性は、サブミクロンオーダの大気汚染物質の侵入を防ぐことが要求されてきている。光走査装置に微小な隙間があると、昨今問題となってきている自動車の排気ガス成分や黄砂などサブミクロンオーダの粒径を有する汚染物質が光走査装置内に侵入し、回転多面鏡に汚れが付着して画像劣化を引き起こす可能性が高い。
よって、図10に示すようなシール部材592の潰し量を可能な限り多くし、つまり、シール部材592の圧縮率を可能な限り高くし、密封の効果を最大限に引き出すことが防塵性の観点からは肝要である。
しかしながら、従来技術において、シール部材592の潰し量を多くしようとすると、カバー部材591が変形するという課題がある。
図11は、シール部材592の潰し量を多くしたことにより変形したカバー部材591の断面図である。シール部材592の潰し量を多くするために、図11に示す光学箱605の突起部693は、図10に示す光学箱505の突起部593よりも下方に設けられている。図11(a)は、光学箱605の側壁600のスナップフィット機構650が設けられている部分の断面図である。図11(b)は、光学箱605の側壁600のスナップフィット機構650が設けられていない部分の断面図である。
光学箱605の密封性を向上するために突起部693を下方にずらして配置しているので、シール部材592の潰し量が大きくなり、シール部材592の圧縮率が高くなっている。突起部693と係止開口部594のスナップフィット機構650により、カバー部材591には、下向きの力695と上向きの力696が作用する。下向きの力695は、突起部693によりカバー部材591の係止開口部594に作用する。上向きの力696は、側壁600の上方のカバー部材591の部分591aに、シール部材592の圧縮反力として作用する。
下向きの力695と上向きの力696は、図11(a)に示すように、これらの力の方向に垂直な方向において距離Dだけ互いにずれている。すなわち、下向きの力695は、外壁600に垂直な方向Xに外壁600からずれている。下向きの力695と上向きの力696が距離Dだけ互いにずれているので、カバー部材591の部分591aには、回転モーメント597が発生する。
カバー部材591の一部は、回転モーメント597によって、図11に示すように上方向に変形している。カバー部材591の変形量は、シール部材592の圧縮率の増大に伴って増大する。光学箱605の密封性をより向上させるためにシール部材592の圧縮率を上げると、カバー部材591の変形量も大きくなる。さらに、回転モーメント597により生じるカバー部材591の変形は、スナップフィット機構650が設けられている部分だけではなく、図11(b)に示すように、カバー部材591の剛性のため光学箱605の側壁600に沿って連続して発生する。
カバー部材591には、光ビームを通すための射出開口542が形成されている。射出開口542には、防塵を目的としたガラス(以下、防塵ガラスという。)590が貼付けられている。カバー部材591は、射出開口542において強度が著しく弱くなっている。従って、カバー部材591に回転モーメント597が作用すると、カバー部材591は、射出開口542において大きく変形する。射出開口542におけるカバー部材591の変形量が大きいために、防塵ガラス590の平面度が低下する。これにより、光学特性が低下し、画像劣化が生じる。さらに、防塵ガラス590は、カバー部材591から剥がれる可能性がある。
特開2006−150687号公報
従来の技術においては、光走査装置の密封性を向上させるためにシール部材の圧縮率を増大するとカバー部材の変形量が著しく増大する。そのため、カバー部材の変形量を許容できる範囲内でしかシール部材を圧縮できないので、光走査装置の密封性の向上に制限があるという課題がある。
本発明は、スナップフィット機構を有する光走査装置において、カバー部材の変形量を低減し、密封性を向上した光走査装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の光走査装置は、光ビームを射出する光源と、前記光源から射出された前記光ビームを偏向する偏向器と、前記偏向器により偏向された前記光ビームを感光体の表面に結像させる結像光学手段と、底壁と前記底壁を取り囲む側壁とを有し、前記光源、前記偏向器、および前記結像光学手段を収容する光学箱と、前記光学箱の前記側壁によって画定される開口を閉塞するカバー部材と、前記カバー部材と前記側壁とによって圧縮されるように前記側壁に沿って配置された弾性部材と、前記カバー部材を前記光学箱に取り付けるためのスナップフィット機構と、を備え、前記スナップフィット機構は、前記カバー部材に設けられ、突起部が形成された腕部と、前記光学箱の側壁に設けられ、前記腕部に形成された前記突起部を係止する係止部とを有し、前記側壁には、前記弾性部材に沿う方向に延びる直線の上の位置に対応して前記腕部が挿入される溝部が形成され、前記溝部に挿入された前記腕部の突起部が前記係止部に係止する。
本発明によれば、光走査装置のカバー部材の変形量を低減し、光走査装置の密封性を向上することができる。
第1の実施の形態によるスナップフィット機構により接続されたカバー部材と光学箱の部分断面図。 画像形成装置の断面図。 光走査装置の斜視図。 第1の実施の形態による光学箱に設けられた係止開口部を示す斜視図。 第1の実施の形態によるカバー部材に設けられた突起部を示す斜視図。 第1の実施の形態によるスナップフィット機構が設けられている部分に作用する回転モーメントを示す断面図。 第2の実施の形態による光学箱に設けられた係止開口部を示す斜視図。 第2の実施の形態によるカバー部材に設けられた突起部を示す斜視図。 第2の実施の形態によるカバー部材が接続された光学箱のスナップフィット機構が設けられている部分の断面図。 光学箱とカバー部材とを接続する従来のスナップフィット機構の断面図。 シール部材の潰し量を多くしたことにより変形したカバー部材の断面図。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態を図1から図6に基づいて説明する。
図2は、画像形成装置100の断面図である。本実施の形態においては、タンデム型のカラーレーザビームプリンタを例にとって、画像形成装置100を説明する。
画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像をそれぞれ形成する4つの作像エンジン10(10Y、10M、10C、及び10Bk)を有する。
4つの作像エンジン10の上方に、無端状の中間転写ベルト20が配置されている。中間転写ベルト20は、一対のベルト搬送ローラ21および22にかけ回されており、矢印Hで示す方向に回転する。
中間転写ベルト20の下方に配置された4つの作像エンジン10は、中間転写ベルト20に沿って一列に配置されている。4つの作像エンジン10は、中間転写ベルト20の回転方向Hに沿って、イエロー作像エンジン10Y、マゼンタ作像エンジン10M、シアン作像エンジン10C、及びブラック作像エンジン10Bkの順に配設されている。
作像エンジン10のそれぞれは、感光体ドラム50、帯電ローラ12、現像器13、および一次転写ローラ15(15Y、15M、15C、および15Bk)を有する。
帯電ローラ12は、感光体ドラム50の表面を均一に帯電する。
作像エンジン10の下方には、2つの光走査装置(露光装置)40(40Aおよび40B)が配置されている。光走査装置40Aは、イエロー作像エンジン10Yおよびマゼンタ作像エンジン10Mの感光体ドラム50の均一に帯電された表面に光ビームLBYおよびLBMをそれぞれ照射する。光走査装置40Bは、シアン作像エンジン10Cおよびブラック作像エンジン10Bkの感光体ドラム50の均一に帯電された表面に光ビームLBCおよびLBBkをそれぞれ照射する。
2つの光走査装置40のそれぞれは、2つの半導体レーザ(光源)46(図4)、回転多面鏡ユニット(以下、偏向器という。)41、及び結像光学系(結像光学手段)44を有する。偏向器41は、半導体レーザから射出された光ビームを偏向する。結像光学系44、偏向器41により偏向された光ビームを感光体ドラム50の表面に結像する。結像光学系44は、fθレンズおよび反射ミラーを有する。結像光学系44からの光ビームLBは、光走査装置40に設けられた射出開口42を通って感光体ドラム50へ照射される。射出開口42は、防塵ガラスにより密閉されている。
半導体レーザ46は、それぞれの色の画像情報に従って変調された光ビームを射出する。偏向器41は、回転多面鏡と、回転多面鏡を回転させるモータと、モータを駆動する駆動回路を有する。半導体レーザ46からの光ビームは、回転多面鏡に入射する。回転多面鏡の高速回転により、光ビームLB(LBY、LBM、LBC、LBBk)は、偏向されて、それぞれの感光体ドラム50の長手方向軸線(主走査方向)に沿って感光体ドラム50の表面(被走査面)を走査する。感光体ドラム50は、主走査方向に垂直な副走査方向に回転して、感光体ドラム50の表面の上に、それぞれの色の静電潜像が形成される。
現像器13は、トナーとキャリアが混合された二成分現像剤を収納している。現像器13は、感光体ドラム50の表面に形成された静電潜像をそれぞれの色のトナーで現像してそれぞれの色のトナー像を形成する。
一次転写ローラ15は、中間転写ベルト20を間に挟んで感光体ドラム50に対向して配置されている。一次転写ローラ15は、感光体ドラム50と中間転写ベルト20との間に一次転写部PTを形成する。転写ローラ15に転写バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム50と転写ローラ15との間に電界が形成される。感光体ドラム50上の電荷を帯びているトナー像は、一次転写部PTの電界の中でクーロン力により中間転写ベルト20の上に一次転写される。
4つの作像エンジン10により形成されたそれぞれのトナー像は、回転方向Hに回転する中間転写ベルト20の上に、それぞれの一次転写部PTにおいて一次転写ローラ15により一次転写され、互いに重ね合わされる。
二次転写ローラ60は、中間転写ベルト20を間に挟んで一方のベルト搬送ローラ21に対向して配置されている。二次転写ローラ60は、二次転写ローラ60と中間転写ベルト20との間に二次転写部STを形成する。
中間転写ベルト20の上に重ね合わされたトナー像は、二次転写ローラ60と中間転写ベルト20との間に形成された二次転写部STへ搬送される。
一方、シート(記録媒体)Pは、中間転写ベルト20の上のトナー像にタイミングを合わせて、画像形成装置100の装置本体1の下部に装着された給紙カセット2から給送される。
給紙カセット2は、装置本体1の側面から装置本体1の下部へ押し込んで、装置本体1に着脱可能に装着されている。装着された給紙カセット2の上方には、給紙カセット2内に収容されたシートPを引き出すためのピックアップローラ24及び給紙ローラ25が並設されている。また、シートPの重送を防止するために、リタードローラ26が給紙ローラ25に対向して配設されている。
装置本体1の内部においてシートPを搬送するための搬送経路27は、装置本体1の右側面に沿って略垂直に設けられている。装置本体1の下部に装着された給紙カセット2から給送されたシートPは、シート搬送経路27を上昇し、レジストレーションローラ29へ搬送される。レジストレーションローラ29は、シートPを二次転写部STへ搬送するタイミングを制御する。
シートPは、中間転写ベルト20の上のトナー像にタイミングを合わせて、レジストレーションローラ29により二次転写部STへ搬送される。中間転写ベルト20の上に重ね合わされたトナー像は、二次転写部STにおいて二次転写ローラ60によりシートPの上に二次転写される。トナー像が転写されたシートPは、二次転写部STの真上に設けられた定着器3へ搬送される。
定着器3は、シートPを加熱および加圧して、トナー像をシートPに定着し、シートPの上にフルカラー画像を形成する。フルカラー画像が形成されたシートPは、排出ローラ28により、装置本体1の上部に設けられた排紙トレイ1aの上に排出される。
上述したように、光走査装置40は、画像形成装置100による画像形成の際に、それぞれの色の画像情報に従って変調された光ビームLBをそれぞれの作像エンジン10の感光体ドラム50へ所定のタイミングで射出する。
これによって、それぞれの作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkの感光体ドラム50上には、それぞれの色の画像情報に応じた潜像が形成される。しかし、良質な画像を得るためには、光走査装置40によって形成される潜像画像は、高精度に位置を再現したものでなければならない。
図3は、光走査装置40の斜視図である。カバー部材91には、防塵ガラス90が設けられている。光ビームLBは、防塵ガラス90を通って感光体ドラム50へ向けて射出される。光走査装置40は、光学箱105と、光学箱105の上部開口を閉塞するカバー部材91とを有する。光学箱105は、底壁と、底壁を取り囲んで底壁から立設した側壁200とを有する。底壁に接続された側壁200は、上部開口を画定する。本願明細書において、底壁を取り囲む側壁200が延在する方向を、側壁200の長手方向Yという。
カバー部材91は、図3中のAで示す円で囲まれた部分に設けられた複数(本実施の形態において8つ)のスナップフィット機構(スナップフィット構造)250により光学箱105に接続されている。
図4は、第1の実施の形態による光学箱105に設けられた係止開口部201を示す斜視図である。光学箱105には、複数(本実施の形態において8つ)の係止開口部201が設けられている。係止開口部201は、光学箱105の側壁200の頂面200aに設けられている。係止開口部201は、側壁200の頂面200aの上の長手方向Yに平行な直線200Yの上に設けられている。直線200Yは、頂面200aの中心線であるとよいが、中心線に限定されるものではなく、頂面200aの上の長手方向Yに平行ないずれの線であってもよい。側壁200の頂面200aは、シール部材(弾性部材)92を保持する保持面を形成する。
光学箱105の側壁200は、係止開口部201を避けるように光学箱105の内側へ突出した凸形状部200bを有する。凸形状部200bは、係止開口部201に対応して側壁200に設けられている。本実施の形態において、凸形状部200bは、光学箱105の内側へ突出しているが、逆に、光学箱105の外側へ突出するように側壁200に形成されていてもよい。凸形状部200bの頂面200gは、シール部材92を保持する保持面を形成する。
凸形状部200bの外側には、弾性を有する腕部202を受け入れるための溝部(受け入れ部)200cが形成されている。溝部200cは、係止開口部201と連通している。前記した直線200Yは、シール部材92が延在する方向に延びる直線である。溝部200cは、シール部材92が延在する方向に延びる直線200Yの上の位置に対応して側壁に設けられている。
溝部200cの外側には、溝部200cを跨いで設けられた部材(棒状体または板状体)により係止部(第二係止部)200dが形成されている。係止部200dは、腕部202に設けられた突起部203(後述)を係止するための下面(係止面)200eを有する。係止部200dと凸形状部200bの溝部200cとにより、係止開口部201が画定されている。係止開口部201は、突起部203が設けられた腕部202が挿入されることができる大きさを有する。係止部200dは、溝部200cに隣接して側壁200に設けられている。係止部200dは、溝部200cに関して凸形状部200bの反対側に配置されている。係止部200dは、凸形状部200bに対向している。
腕部202が係止開口部201に挿入されたときに、突起部203が係止部200dの内側に当接して腕部202が弾性変形する。突起部203が係止部200dを通り過ぎたときに、腕部202が弾性力により元に戻り、突起部203が係止部200dの下面200eに係止する。
溝部200cは、シール部材92を保持する保持面を形成する側壁200の頂面200aを通して形成されている。すなわち、溝部200cは、シール部材92を保持する保持面の長手方向の延長線上に形成されている。よって、溝部200cに挿入される腕部202は、シール部材92が延在する方向(長手方向)の延長線上に配置される。シール部材92を保持する保持面は、溝部200cを迂回して形成されている。本実施の形態においては、保持面を形成する側壁200の頂面200aは、保持面を形成する凸形状部200bの頂面200gと連続して、連続する保持面を形成している。
本実施の形態において、係止開口部201は、側壁200の頂面200aに設けられているが、本発明は、これに限定されるものではない。係止部200dが頂面200aよりも下方に設けられて、それに伴って、係止開口部201が頂面200aよりも下方に画定されていてもよい。
図5は、第1の実施の形態によるカバー部材91に設けられた突起部(第一係止部)203を示す斜視図である。図5(a)の矢印Bにより示す方向に弾性変形する腕部202はその先端部が外側に屈曲している。本実施例では、腕部202の先端部を突起部とする。突起部203は係止部200dの下面200eに係止される。矢印Bにより示す方向は、側壁200に対して垂直な方向、すなわち、側壁200の長手方向Yに垂直な方向Xである。
カバー部材91の周囲縁には、フランジ部91fが設けられている。フランジ部91fには、複数(本実施の形態において8つ)の切欠部91cが設けられている。カバー部材91には、複数の切欠部91cに対応して複数(本実施の形態において8つ)の腕部202が設けられている。腕部202は、切欠部91cに隣接して設けることができる。腕部202は、フランジ部91fよりも内側に設けることができる。
図5(b)は、カバー部材91の裏面に貼り付けられたシール部材92を示す斜視図である。シール部材92には、カバー部材91の腕部202を避けるように腕部202に対応する部分に切欠部204が設けられている。シール部材92は、カバー部材91の裏面に設けられたリブガイド205に沿って両面テープでカバー部材91の裏面に貼り付けられている。シール部材92は、カバー部材91のフランジ部91fに隣接して配置されている。
光走査装置40は、カバー部材91を光学箱105に取り付けるためのスナップフィット機構(スナップフィット構造)250を備えている。スナップフィット機構250は、カバー部材91に設けられ、突起部203が形成された腕部202と、光学箱105の側壁200に設けられ、腕部202に形成された突起部203が係止する係止部200dとを有する。
図1は、第1の実施の形態によるスナップフィット機構250により接続されたカバー部材91と光学箱105の部分断面図である。図1(a)は、図4の線IA−IAに沿って取った断面図であり、カバー部材91が接続された光学箱105のスナップフィット機構250が設けられている部分の断面図である。図1(b)は、図4の線IB−IBに沿って取った断面図であり、カバー部材91が接続された光学箱105のスナップフィット機構250が設けられていない部分の断面図である。
突起部203および腕部202は、光学箱105の係止開口部201に挿入される。突起部203は、係止開口部201を画定する係止部200dの下面200eに係止することによりカバー部材91を光学箱105に接続する。
カバー部材92がスナップフィット機構250により光学箱105に接続されたときに、カバー部材91の腕部202は、光学箱105の側壁200の頂面200aの上の長手方向Yに平行な直線200Y(図4)上に配置される。長手方向Yおよび直線200Yは、図1の紙面に垂直な方向であるので、図1に示されていない。腕部202は、長手方向Yにおいて、側壁200と重なっている。
すなわち、カバー部材92が光学箱105に接続されたときに、腕部202は、側壁200の長手方向Yに平行な直線200Y上の位置に対応して設けられた溝部200c内に配置される。腕部202は、長手方向Yにおいて、側壁200と一列に整列している。腕部202は、長手方向Yに見たときに、側壁200と一部重複していてもよいが、側壁200の厚さの範囲内に収まっているのが好ましい。
溝部200cに受け入れられた腕部202は、シール部材92の切欠部204を通る。
突起部203と係止開口部201のスナップフィット機構250により、カバー部材91には、下向きの力95(図1(a))と上向きの力96(図1(b))が作用する。下向きの力95は、係止開口部201の係止部200dによりカバー部材91の突起部203を介して腕部202に作用する。上向きの力96は、側壁200の上方のカバー部材91の部分91aに、シール部材92の圧縮反力として作用する。
下向きの力95と上向きの力96は、図1の点線で示すように横方向(矢印Xで示す方向)にずれておらずオーバーラップしている。すなわち、下向きの力95と上向きの力96は、側壁200の長手方向Yに垂直な方向X、すなわち、腕部202が弾性変形することにより腕部202の先端部に設けられた突起部203の変位方向Bにおいて、ずれていない。方向Xにおいて、下向きの力95がカバー部材91に作用する点と上向きの力96がカバー部材91に作用する点との間の距離は、ほぼゼロである。よって、図1(b)に示す光学箱105の側壁200のスナップフィット機構250が設けられていない部分の断面内において、カバー部材91のシート部材92の反力を受ける部分91aには、下向きの力95と上向きの力96による回転モーメントが発生しない。つまり、軸の向きが長手方向Yである回転モーメントは、下向きの力95と上向きの力96によっては発生しない。
図11(b)に示す従来の技術においては、下向きの力695と上向きの力696が距離Dだけ互いにずれているので、カバー部材591の部分591aには、回転モーメント597が発生する。この回転モーメント597によりカバー部材591に変形が生じるため、シール部材の圧縮率を高めて防塵性を向上することができなかった。
これに対して、本実施の形態によれば、下向きの力95と上向きの力96との間の距離は、ほぼゼロである。よって、図1(b)に示すスナップフィット機構250が設けられていない部分の断面内において、カバー部材91の部分91aには、回転モーメントが発生しない。従って、シール部材の圧縮率を高めて光走査装置40の密封性を向上することができる。つまり、本実施の形態によれば、スナップフィット機構250を用いることによるカバー部材91の取付容易性を保持したまま、簡易な構成で、光走査装置40の防塵の信頼性を向上できる。
一方で、光学箱105の側壁200の長手方向Yにおいては、本実施の形態および従来技術を問わず、シール部材92の反発力による回転モーメントが生じる。つまり、軸の向きが長手方向Yに垂直な方向Xである回転モーメントは、下向きの力95と上向きの力96によって発生する。回転モーメントによるカバー部材91の長手方向Yの変形は、例えば、図5に示すフランジ部91fをカバー部材91に設けることにより、低減することができる。すなわち、カバー部材91の周囲縁部を平面形状ではなく断面L字形状とすることにより、カバー部材91の強度を向上させ、それによって、カバー部材91の変形量を問題ないレベルまで抑え込むことができる。
光学箱105の側壁200の長手方向Yに向いた軸を有する回転モーメントは、カバー部材91の射出開口42が設けられている強度の弱い部分を大きく変形させる。しかし、光学箱105の側壁200の長手方向Yにおいては、カバー部材91の強度を弱めるような大きな開口がカバー部材91に設けられていない。従って、側壁200の長手方向Yに垂直な方向Xに向いた軸を有する回転モーメントによるカバー部材91の変形量は、カバー部材91それ自体の強度を向上することにより、問題ない量にまで低減することができる。
本実施の形態においては、突起部203を有する腕部202をカバー部材91に設け、光学箱105の側壁200の頂面200aの上の長手方向Yに平行な直線200Yの上に係止開口部201を設け、スナップフィット構造250を構成した。しかし、スナップフィット構造は、この他にも多数考えられる。例えば、光学箱105の側壁200の直線200Y上に設けられた受け入れ部に突起部を設け、突起部に係止する係止開口部を有する腕部をカバー部材91に設けても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
第1の実施の形態によれば、図1(b)に示すように、光学箱105の側壁200のスナップフィット機構250が設けられていない部分の断面内においては、カバー部材91のシール部材92の反力を受ける部分91aに回転モーメントが発生しない。しかし、図1(a)に示すように、光学箱105の側壁200のスナップフィット機構250が設けられている部分の断面内においては、従来技術と同様に回転モーメント97が発生する。
図6は、図1(a)と同様の断面図であり、光学箱105の側壁200のスナップフィット機構250が設けられている部分に作用する回転モーメント97を示す断面図である。
図6に示すように、カバー部材91には、突起部203と係止開口部201のスナップフィット機構250により、下向きの力95と上向きの力96が作用する。下向きの力95は、係止開口部201の係止部200dによりカバー部材91の突起部203を介して腕部202に作用する。上向きの力96は、側壁200の凸形状部200bの上方のカバー部材91の部分91gに、シール部材92の圧縮反力として作用する。
下向きの力95と上向きの力96は、図6の点線で示すように横方向にずれている。つまり、下向きの力95と上向きの力96は、側壁200の長手方向Yに垂直な方向X、すなわち、腕部202の弾性変形により突起部203が変位する変位方向Bにおいて、距離D1だけ互いにずれている。下向きの力95と上向きの力96が距離D1だけ互いにずれているので、カバー部材91の部分91gには、回転モーメント97が発生する。
(第2の実施の形態)
次に、回転モーメント97を低減する第2の実施の形態を、図7から図9に基づいて説明する。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構造には、同様の参照符号を付して、説明を省略する。第2の実施の形態の画像形成装置および光走査装置は、第1の実施の形態の画像形成装置100および光走査装置40と同様の構造を有するので説明を省略する。
図7は、第2の実施の形態による光学箱305に設けられた係止開口部401を示す斜視図である。光学箱305には、複数(本実施の形態において8つ)の係止開口部401が設けられている。係止開口部401は、光学箱305の側壁400の頂面400aに設けられている。係止開口部401は、側壁400の頂面400aの上の長手方向Yに平行な直線400Yの上に設けられている。直線400Yは、頂面400aの中心線であるとよいが、中心線に限定されるものではなく、頂面400aの上の長手方向Yに平行ないずれの直線であってもよい。側壁400の頂面400aは、シール部材(弾性部材)392を保持する保持面を形成する。
係止開口部401で、光学箱305の側壁400は、係止開口部401を避けるように光学箱305の内側へ突出した凸形状部400bを有する。本実施の形態において、凸形状部400bは、光学箱305の内側へ突出しているが、逆に、光学箱305の外側へ突出するように側壁400に形成されていてもよい。凸形状部400bの頂面400gは、シール部材392を保持する保持面を形成する。
凸形状部400bの外側には、弾性を有する腕部402を受け入れるための溝部(受け入れ部)400cが形成されている。溝部400cは、係止開口部401と連通している。前記した直線400Yは、シール部材392が延在する方向に延びる直線である。溝部400cは、シール部材392が延在する方向に延びる直線400Yの上の位置に対応して側壁に設けられている。
溝部400cの外側には、溝部400cを跨いで係止部(第二係止部)400dが形成されている。係止部400dと凸形状部400bの溝部400cとにより、係止開口部401が画定されている。係止部400dは、溝部400cに隣接して側壁400に設けられている。係止部400dは、溝部400cに関して凸形状部400bの反対側に配置されている。係止部400dは、凸形状部400bに対向している。
第1の実施の形態と異なる点は、係止部400dがシール部材392に当接するシール当接部として機能することである。すなわち、係止部400dの頂面400hは、シール部材392を保持する保持面(シール当接部)を形成する。シール部材392を保持するために、係止部400dの頂面400hの面積は、第1の実施例の形態の係止部200dの頂面の面積よりも大きい。
溝部400cは、シール部材392を保持する保持面を形成する側壁400の頂面400aを通して形成されている。すなわち、溝部400cは、シール部材392を保持する保持面の長手方向の延長線上に形成されている。よって、溝部400cに挿入される腕部402は、シール部材392の長手方向の延長線上に配置される。シール部材392を保持する保持面は、溝部400cを迂回して形成されている。本実施の形態においては、保持面を形成する側壁400の頂面400aは、保持面を形成する凸形状部400bの頂面400gおよび係止部400dの頂面400hと連続して、連続する保持面を形成している。
図8は、第2の実施の形態によるカバー部材391に設けられた突起部(第一係止部)403を示す斜視図である。突起部403は、図8(a)の矢印Bにより示す方向に弾性変形する腕部402の先端部に設けられている。矢印Bにより示す方向は、側壁400に対して垂直な方向、すなわち、側壁400の長手方向Yに垂直な方向Xである。
カバー部材391の周囲縁には、フランジ部391fが設けられている。フランジ部391fには、複数(本実施の形態において8つ)の切欠部391cが設けられている。
図5に示す第1の実施の形態と異なる点は、カバー部材391の切欠部391cに張り出し部(押圧部)407が設けられていることである。張り出し部407は、光学箱305の係止部400dに対応して形成されている。
図8(b)は、カバー部材391の裏面に貼り付けられたシール部材392を示す斜視図である。シール部材392には、カバー部材391の腕部402を避けるように腕部402に対応する部分にシール開口部408が設けられている。カバー部材391の張り出し部407は、シール部材392のシール開口部408に隣接して設けられたシール張り出し部392aにより覆われている。シール部材392は、カバー部材391の裏面に設けられたリブガイド405に沿って両面テープでカバー部材391の裏面に貼り付けられている。
光走査装置40は、カバー部材391を光学箱305に取り付けるためのスナップフィット機構(スナップフィット構造)450を備えている。スナップフィット機構450は、カバー部材391に設けられ、突起部403が形成された腕部402と、光学箱305の側壁400に設けられ、腕部402に形成された突起部403が係止する係止部400dとを有する。
図9は、カバー部材391が接続された光学箱305のスナップフィット機構450が設けられている部分の断面図である。
突起部403および腕部402は、光学箱305の係止開口部401に挿入される。溝部400cに受け入れられた腕部402は、シール部材392のシール開口部408を通る。
突起部403は、係止開口部401を画定する係止部400dの下面400eに係止することによりカバー部材391を光学箱305に接続する。
カバー部材391がスナップフィット機構450により光学箱305に接合されたときに、張り出し部407の底面407aは、係止部400dの頂面400hに対向して配置され、張り出し部407と係止部400dとの間にシール張り出し部392aが挟まれる。張り出し部407は、係止部400dに当接するシール張り出し部392aを押圧する押圧部として機能する。これによって、カバー部材391の張り出し部407には、シール部材392の圧縮反力として上向きの力409が作用する。
図6に示す第1の実施の形態と同様に、カバー部材391の腕部402には、下向きの力395が作用し、凸形状部400bの上方のカバー部材391の部分391gには、上向きの力396が作用する。
下向きの力395と上向きの力409は、図9の点線で示すように横方向にずれている。つまり、下向きの力395と上向きの力409は、側壁400の長手方向Yに垂直な方向X、すなわち、腕部402の弾性変形により突起部403が変位する変位方向Bにおいて、距離D2だけ互いにずれている。下向きの力395と上向きの力409が距離D2だけ互いにずれているので、カバー部材391の張り出し部407には、回転モーメント410が発生する。
下向きの力395と上向きの力396は、図9の点線で示すように横方向にずれている。つまり、下向きの力395と上向きの力396は、方向X(変位方向B)において、距離D3だけ互いにずれている。下向きの力395と上向きの力396が距離D3だけ互いにずれているので、カバー部材391の部分391gには、回転モーメント397が発生する。
回転モーメント410の方向は、回転モーメント397の方向と反対であるので、回転モーメント410は、回転モーメント397を相殺する働きがある。よって、回転モーメント397によりカバー部材391の一部が上方向へ変形していた現象を、回転モーメント410により防ぐことができる。従って、カバー部材391の著しい変形を生じさせずにシール部材392の圧縮率を増大して、防塵性を向上することができる。つまり、スナップフィット機構によるカバー部材の取付容易性を維持したまま、防塵の信頼性を向上できる簡易な構成を提供することができる。
係止部400dの頂面400hおよび張り出し部407の底面407aの面積、または、張り出し部407におけるシール部材392の圧縮率を変えることにより、上向きの力409の大きさ、つまり、回転モーメント410の大きさを変えることができる。これによって、回転モーメント410の大きさを、回転モーメント397により生じるカバー部材391の変形を抑制できる適切なモーメントの大きさに、微調整することができる。
なお、側壁400の長手方向Yに垂直な方向Xに向いた軸を有する回転モーメントによるカバー部材391の変形量は、第1の実施の形態と同様に、カバー部材391に設けられたフランジ部391fにより、低減することができる。
上記第1および第2の実施の形態において、突起部を有する腕部と溝部を跨ぐ係止部とによりスナップフィット機構を構成している。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。溝部を跨ぐ係止部の代わりに、腕部の突起部を係止する係止凹部を、溝部に設けてもよい。また、腕部に係止開口部を設け、腕部の係止開口部を係止する突起部を、溝部に設けてもよい。あるいは、腕部に係止開口部を設け、腕部の係止開口部を係止する突起部を、溝部を跨ぐ係止部に設けてもよい。また、あるいは、腕部の突起部を係止する突起部を溝部または係止部に設けてもよい。
40 光走査装置
41 偏向器
44 結像光学系(結像光学手段)
46 半導体レーザ(光源)
50 感光体ドラム(感光体)
91、391 カバー部材
92、392 シール部材(弾性部材)
105、305 光学箱
200、400 側壁
200c、400c 溝部(受け入れ部)
200d、400d 係止部
200Y、400Y 直線
202、402 腕部
203、403 突起部
250、450 スナップフィット機構

Claims (14)

  1. 光ビームを射出する光源と、
    前記光源から射出された前記光ビームを偏向する偏向器と、
    前記偏向器により偏向された前記光ビームを感光体の表面に結像させる結像光学手段と、
    底壁と前記底壁を取り囲む側壁とを有し、前記光源、前記偏向器、および前記結像光学手段を収容する光学箱と、
    前記光学箱の前記側壁によって画定される開口を閉塞するカバー部材と、
    前記カバー部材と前記側壁とによって圧縮されるように前記側壁に沿って配置された弾性部材と、
    前記カバー部材を前記光学箱に取り付けるためのスナップフィット機構と、を備え、
    前記スナップフィット機構は、前記カバー部材に設けられ、突起部が形成された腕部と、前記光学箱の側壁に設けられ、前記腕部に形成された前記突起部を係止する係止部とを有し、
    前記側壁には、前記弾性部材に沿う方向に延びる直線の上の位置に対応して前記腕部が挿入される溝部が形成され、
    前記溝部に挿入された前記腕部の突起部が前記係止部に係止する光走査装置。
  2. 前記係止部は、前記溝部を跨いで設けられている請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記係止部は、前記溝部に設けられている請求項1に記載の光走査装置。
  4. 前記溝部に対応した前記側壁の部分は、前記光学箱の内側または外側へ突出した凸形状に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記弾性部材は、前記腕部を避けるように前記腕部に対応する前記弾性部材の部分に切欠部または開口部が設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記溝部に隣接して前記側壁に設けられ、前記弾性部材に当接する当接部と、
    前記当接部に対向して前記カバー部材に設けられ、前記弾性部材を押圧する押圧部と、をさらに有する請求項1から5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 光ビームを偏向する偏向器が設けられた光学箱と、
    前記光学箱の開口を閉じるカバー部材と、
    前記カバー部材に設けられ、突起部を有する腕部と、
    前記光学箱に設けられ、前記腕部の前記突起部を係止する係止部と、
    前記光学箱に設けられ、前記腕部を受け入れる溝部と、
    前記溝部に受け入れられた前記腕部が通る切欠部または開口部が設けられ、前記カバー部材と前記光学箱との間に配置されて前記光学箱を密封する弾性部材と、
    を有する光走査装置。
  8. 光ビームを射出する光源と、
    前記光源から射出された前記光ビームを偏向する偏向器と、
    前記偏向器により偏向された前記光ビームを感光体の表面に結像させる結像光学手段と、
    底壁と前記底壁を取り囲む側壁とを有し、前記光源、前記偏向器、および前記結像光学手段を収容する光学箱と、
    前記光学箱の前記側壁によって画定される開口を閉塞するカバー部材と、
    前記カバー部材と前記側壁とによって圧縮されるように前記側壁に沿って配置された弾性部材と、
    前記カバー部材を前記光学箱に取り付けるためのスナップフィット機構と、を備え、
    前記スナップフィット機構は、前記カバー部材に設けられ、係止部が形成された腕部と、前記光学箱の側壁に設けられ、前記腕部に形成された前記係止部が係止する突起部とを有し、
    前記側壁には、前記弾性部材に沿う方向に延びる直線の上の位置に対応して前記腕部が挿入される溝部が形成され、
    前記溝部に挿入された前記腕部の係止部が前記突起部を係止する光走査装置。
  9. 前記突起部は、前記溝部を跨いで設けられた部材に形成されている請求項8に記載の光走査装置。
  10. 前記突起部は、前記溝部に設けられている請求項8に記載の光走査装置。
  11. 前記溝部に対応した前記側壁の部分は、前記光学箱の内側または外側へ突出した凸形状に形成されている請求項8から10のいずれか一項に記載の光走査装置。
  12. 前記弾性部材は、前記腕部を避けるように前記腕部に対応する前記弾性部材の部分に切欠部または開口部が設けられている請求項8から11のいずれか一項に記載の光走査装置。
  13. 前記溝部に隣接して前記側壁に設けられ、前記弾性部材に当接する当接部と、
    前記当接部に対向して前記カバー部材に設けられ、前記弾性部材を押圧する押圧部と、をさらに有する請求項8から12のいずれか一項に記載の光走査装置。
  14. 光ビームを偏向する偏向器が設けられた光学箱と、
    前記光学箱の開口を閉じるカバー部材と、
    前記カバー部材に設けられ、係止部を有する腕部と、
    前記光学箱に設けられ、前記腕部の前記係止部が係止する突起部と、
    前記光学箱に設けられ、前記腕部を受け入れる溝部と、
    前記溝部に受け入れられた前記腕部が通る切欠部または開口部が設けられ、前記カバー部材と前記光学箱との間に配置されて前記光学箱を密封する弾性部材と、
    を有する光走査装置。
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