JP2010286682A - 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】密閉性に優れ、外部からの粉塵等の侵入を確実に防止するとともに、容易に開閉が可能な光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】ハウジング48の側面には、ハウジング48と上面カバー60との隙間70aを覆う側面カバー61aが装着されている。側面カバー61aは係合部63a、63bの復元力によりハウジング48及び上面カバー60を上下から挟み込む構成であるため、ハウジング48と上面カバー60との密着性が確保されて隙間70aが生じにくくなり、粉塵等の流入を効果的に抑制可能となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、プリンタ、複写機、及びファクシミリ等の画像形成装置に用いられる、ビーム光を走査して画像を書き込み形成する光学走査装置、及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やプリンタ等の電子写真方式を用いる画像形成装置では、帯電装置によって均一に帯電された感光体ドラムの表面に、入力された画像データに基づいて変調したビーム光を走査させる光学走査装置を備えており、この光学走査装置によって形成された静電潜像が現像装置によってトナー像に現像され、さらにトナー像を記録紙等に転写し、定着装置により永久像とする画像形成プロセスが行われる。
ところで、電子写真プロセスを用いた画像形成装置の内部では、静電潜像の現像に用いるトナーや用紙の搬送に伴い発生する紙粉、画像形成装置外部から侵入してくる粉塵等が飛散、浮遊している。これらの粉塵が光学走査装置内に侵入してレンズ、ミラーなどの光学素子及び光学部材に付着すると走査光の光路が一部遮断され、画像品質が低下する原因となる。このため、光学走査装置の密閉性を高め、外部からの粉塵の侵入を防ぐ方策が種々考案されてきた。
例えば、特許文献1には、光学箱(ハウジング)の開口部を覆う蓋部材の一部又は全面に粘着剤を塗布し、蓋部材を光学箱に貼り付けて光学箱を密閉することにより、外部からの粉塵等の侵入を防止する方法が開示されている。また、特許文献2には、光学箱に形成された仕切壁或いは光学箱内の部品とカバー部材との間に弾性部材を設けることにより塵埃の進入を防止した光走査装置が開示されている。
特開2002−341275号公報 特開2005−309085号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、光学走査装置の密閉性を確保することはできるものの、一旦蓋部材を貼り合わせて光学箱を密閉してしまうと、装置内部の光学素子や光学部材等の交換や調整のために再度蓋部材を取り外すことが困難であり、無理に取り外した場合には光学箱に負荷が掛かり光学箱の変形や破損を生じるおそれもあった。
また、特許文献2の方法では、光学走査装置のレイアウト上、弾性部材を設けることができない場合があり、弾性部材としてスポンジ等を使用した場合はスポンジから発生する毛埃が光学部材に付着して画像に悪影響を及ぼすおそれもある。さらに、カバー部材に2重のリブを設け、ハウジングの壁面をリブで挟み込むようにして粉塵等の侵入を防止する方法も考えられるが、光学部材がハウジングの壁面の上端部直近まで取り付けられている場合はリブを設けるスペースの確保が困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑み、密閉性に優れ、外部からの粉塵等の侵入を確実に防止するとともに、容易に開閉が可能な光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光源部から射出されるビームにより被走査面上を偏向走査する走査光学系と、該走査光学系を支持するハウジングと、該ハウジングの上面若しくは下面に形成された開口部を覆う開閉可能な第1カバー部材と、該第1カバー部材を介して前記ハウジングの側面を上下方向に挟み込んだ状態で着脱可能に装着される第2カバー部材と、を有する光学走査装置である。
また本発明は、上記構成の光学走査装置において、前記第2カバー部材は、弾性変形により前記ハウジングに対し着脱されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置において、前記第1カバー部材は前記ハウジングの側面を外側から覆うフランジ部を有し、前記第2カバー部材は前記フランジ部と前記ハウジングの上面若しくは下面とに係合する係合部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置において、前記係合部に、前記第2カバー部材の前記ハウジングの側面から離間する方向への摺動を規制する係止爪を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、第1カバー部材を介して前記ハウジングの側面を上下方向に挟み込んだ状態で装着される第2カバー部材を設けることにより、ハウジングと第1カバー部材との隙間からの光学走査装置内への粉塵等の進入を抑制することができる。また、第2カバー部材を着脱可能としたので、第1カバー部材の開閉性も確保できる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の光学走査装置において、第2カバー部材の弾性変形によって第2カバー部材を着脱することにより、ハウジングと第1カバー部材との密着性が確保されて隙間が生じにくくなり、粉塵等の進入をより効果的に抑制可能となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の光学走査装置において、第1カバー部材にハウジングの側面を外側から覆うフランジ部を設け、第2カバー部材に設けられた係合部をフランジ部とハウジングの上面若しくは下面とに係合させることにより、第2カバー部材を第1カバー部材を介してハウジングの側面を上下方向に挟み込んだ状態で容易に装着することができる。また、係合部の係合を解除するだけで第2カバー部材及び第1カバー部材を容易に取り外すことができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の光学走査装置において、第2カバー部材の係合部に、ハウジングの側面から離間する方向への摺動を規制する係止爪を設けることにより、ビス等を用いることなく振動や衝撃による第2カバー部材の離脱を防止できるため、第1カバー部材の浮き上がりを防止するとともに光学走査装置の強度も高めることができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の光学走査装置を複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載することにより、光学走査装置内のレンズ、ミラー等の光学素子及び光学部材への粉塵の付着に起因する画質低下の発生し難い画像形成装置となる。
本発明の光学走査装置が搭載されたタンデム型カラー画像形成装置の全体構成を示す概略図 本発明の光学走査装置の内部構造を示す平面図 本発明の光学走査装置の内部構造を示す側面断面図 本発明の光学走査装置の外観斜視図 側面カバーを裏面側から見た斜視図 ハウジングに上面カバーのみを装着した状態を示す部分断面図 ハウジングに上面カバー及び側面カバーを装着した状態を示す部分断面図 側面カバーとハウジング及び上面カバーとの係合状態を示す部分断面図 図8における係合部の拡大図 ハウジングの左右側面における上面カバーとの接合状態を示す部分断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の光学走査装置が搭載された画像形成装置の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラー画像形成装置について示している。カラー画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、さらに駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次転写された後、二次転写ローラ9において転写紙P上に一度に転写され、さらに、定着部7において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された各感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する光学走査装置4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像ユニット3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで光学走査装置4によってレーザ光を照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像ユニット3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像ユニット3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、光学走査装置4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、一次転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の搬送ローラ10と、下流側の駆動ローラ11とに掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラ対12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた転写ローラ9へ搬送され、フルカラー画像が転写される。トナー像が転写された転写紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された転写紙Pは、定着ローラ対13により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ対15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した転写紙Pは分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が転写ローラ9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2は、本発明の光学走査装置の内部構成を示す平面図、図3は、光学走査装置の内部構成を示す側面断面図(図2のAA′断面)である。なお、図2においては平面ミラー46a〜46dの記載を省略している。図2及び図3に示すように、光学走査装置4はハウジング48を有しており、ハウジング48の底面48aの略中央部にはポリゴンミラー44が配置されている。本実施形態では、ポリゴンミラー44は側面に6つの偏向面(反射面)44aを有する正六角形の回転多面鏡から成り、ポリゴンモータ50により所定の速度で回転する。
また、ハウジング48の前面側(図2の下側)端部近傍には4つの光源部40a〜40dが配置されている。なお、図2では一つに記載しているが、光源部40aと40b、及び40cと40dは副走査方向(紙面方向)に重なっている。光源部40a〜40dはLD(レーザダイオード)で構成され、画像信号に基づき光変調したビーム光(レーザ光)D1〜D4を射出する。
光源部40a〜40dとポリゴンミラー44との間には、各光源部40a〜40dに対応して設けられた4つのコリメータレンズ41と、コリメータレンズ41を通過したビーム光D1〜D4を所定のビーム幅とするアパーチャ51と、アパーチャ51を通過した後、ビーム光D1及びD2、D3及びD4がそれぞれ通過する2つのシリンドリカルレンズ42と、シリンドリカルレンズ42を通過したビーム光D1〜D4をポリゴンミラー44の偏向面44aに導く2枚の折り返しミラー43が配置されている。なお、図2では一つに記載しているが、光源部40aと40b、及び40cと40dに対応するコリメータレンズ41、アパーチャ51はそれぞれ副走査方向に重なっている。
コリメータレンズ41は光源部40a〜40dから射出したビーム光D1〜D4を略平行光束にするものであり、シリンドリカルレンズ42は副走査方向(図3の上下方向)にのみ所定の屈折力を有するものである。また、ハウジング48内には第1走査レンズ45aと45b、及び第2走査レンズ47a、47bと47c、47dとがポリゴンミラー44を挟んでそれぞれ対向配置されている。第1走査レンズ45a、45b及び第2走査レンズ47a〜47dはfθ特性を有しており、ポリゴンミラー44によって偏向反射されたビーム光D1〜D4を感光体ドラム1a〜1d(図1参照)上に結像させる。また、ポリゴンミラー44から感光体ドラム1a〜1d(図1参照)までの各ビーム光D1〜D4の光路上には平面ミラー46a〜46cが配置されている。
上記のように構成された光学走査装置4によるビーム光D1、D2の走査動作について説明する。まず、光源部40a、40bから射出されたビーム光D1、D2は、コリメータレンズ41によって略平行光束とされ、アパーチャ51によって所定の光路幅とされる。次に、略平行光束となったビーム光D1、D2をシリンドリカルレンズ42に入射させる。シリンドリカルレンズ42に入射したビーム光D1、D2は、主走査断面においてはそのまま平行光束の状態で、副走査方向においては収束して射出され、ポリゴンミラー44の偏向面44aに線像として結像する。このとき、ポリゴンミラー44によって偏向された2つのビーム光D1、D2の光路分離を容易にするために、これらのビーム光D1、D2は偏向面44aに対して副走査方向にそれぞれ異なる角度で入射するように構成されている。
ポリゴンミラー44に入射されたビーム光D1、D2は、ポリゴンミラー44によって等角速度偏向された後、第1走査レンズ45aによって等速度偏向される。第1走査レンズ45aを通過したビーム光D1、D2は、それぞれの光路に配置された平面ミラー46a、46bによって所定回数折り返され、ビーム光D1は第2走査レンズ47aに、ビーム光D2は第2走査レンズ47bにそれぞれ入射し、第2走査レンズ47a、47bによって等速度偏向される。そして、等速度偏向されたビーム光D1、D2は、それぞれの光路に配置された最終の平面ミラー47cによって折り返され、ハウジング48の開口部を覆う上面カバー60に形成された窓部60a、60bを通過して感光体ドラム1a、1bへ配光される。
光源部40c、40dから射出されたビーム光D3、D4も同様にして、コリメータレンズ41及びシリンドリカルレンズ42bを通過した後、ポリゴンミラー44で等角度偏向され、第1走査レンズ45bによって等速度偏向される。そして、平面ミラー46a、46bによって折り返された後、ビーム光D3は第2走査レンズ47cに、ビーム光D4は第2走査レンズ47dによってそれぞれ等速度偏向される。さらに、最終の平面ミラー46cによって折り返され、上面カバー60に形成れた窓部60c、60dから感光体ドラム1c、1dへ配光される。
図4は、本発明の光学走査装置の外観斜視図である。上面カバー60に形成された4箇所の窓部60a〜60dには粉塵等の進入を防止するための透明平板が嵌め込まれている。また、ハウジング48の前側面及び後側面には側面カバー61a、61bが取り付けられている。
図5は、側面カバー61aを裏面側から見た斜視図である。側面カバー61aの上端部の4箇所には係合部63aが、下端部の4箇所には係合部63bがそれぞれ一体形成されている。また、中央部にはハウジング48の側面に形成された位置決め穴(図示せず)に嵌合するボス65が突設されている。以下、側面カバー61aのハウジング48への装着方法及び装着状態について説明するが、側面カバー61bの構成、ハウジング48への装着方法及び装着状態についても基本的には同様であるため説明を省略する。
側面カバー61aの装着手順としては、ハウジング48の開口部を上面カバー60で閉じた後、ボス65をハウジング48側面の位置決め穴に合わせた状態で側面カバー61aをハウジング48に押し付ける。そして、側面カバー61aの係合部63aを弾性変形させて上面カバー60の端縁に形成されたフランジ部68(図8参照)に係合させ、係合部63bを弾性変形させてハウジング48底面に係合させる。
図6は、ハウジングに上面カバーのみを装着した状態を示す部分断面図であり、図7は、ハウジングに上面カバー及び側面カバーを装着した状態を示す部分断面図である。図6に示すように、平面ミラー46cやミラー調製部材67等の部品がハウジング48の側面直近まで取り付けられているため、粉塵対策として上面カバー60に2重のリブ73a、73b(図10参照)や弾性部材を設けるスペースがなく、上面カバー60を取り付けただけでは粉塵等がハウジング48と上面カバー60との隙間70aを通過して装置内部に流入し易い。
そこで、本発明では図7に示すように、ハウジング48と上面カバー60との隙間70aを覆う側面カバー61aが装着されている。この構成により、粉塵等が装置内部に進入するためには、上面カバー60と側面カバー61aとの隙間70bを通過し、さらにハウジング48と上面カバー60との隙間70aを通過する必要がある。従って、上面カバー60のみを取り付けた場合に比べて粉塵が流入し難い構造となる。
図8は、ハウジングに上面カバー及び側面カバーを取り付けた状態における係合部63aを含む部分断面図であり、図9は、図8における係合部63aの係合状態を示す拡大図である。図8に示すように、側面カバー61aは係合部63a、63b(図5参照)の復元力によりハウジング48及び上面カバー60を上下から挟み込む構成であるため、上面カバー60を閉状態で保持することができる。また、ハウジング48と上面カバー60との密着性が確保されて隙間70aが生じにくくなり、粉塵等の流入を効果的に抑制可能となる。
また、図9に示すように、係合部63aの先端には係止爪71が形成されており、フランジ部68に突設された突起69に係合する。なお、同様の係止爪71が係合部63bにも形成されており、ハウジング48の底面に形成された係合穴に係合する。この構成により、側面カバー61aがハウジング48から離間する方向(矢印B方向)への摺動が規制されるため、ビス等を用いることなく振動や衝撃による側面カバー61aの脱落や上面カバー60の浮き上がりを防止するとともに光学走査装置4の強度を高めることができる。
さらに、側面カバー61aは係合部63a、63bの係合を解除するだけで容易に取り外し可能となっているため、ハウジング48内部の光学素子や光学部材等の調整や交換の際には上面カバー60を容易に開閉することができる。
なお、本実施形態ではハウジング48の前側面及び後側面(図2の上下側面)の2箇所のみに側面カバー61a、61bが装着されており、ハウジング48の右側面及び左側面(図2の左右側面)においては、図10に示すように上面カバー60の端縁に2重のリブ73a、73bを設けてハウジング48の側面を挟み込む構成としている。
しかし、例えばハウジング48の後側面にも2重のリブを設けるスペースがある場合は、前側面のみに側面カバー61aを装着しても良い。また、ハウジング48の右側面及び左側面に2重のリブを設けるスペースがない場合は、ハウジング48の4つの側面全てに側面カバーを装着すれば良い。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態において示した光学走査装置4は、ハウジング48の上面からビーム光D1〜D4を射出して上方の感光体ドラム1a〜1dを照射する構成であるが、感光体ドラム1a〜1dが光学走査装置4の下方に配置されており、ハウジング48の下面からビーム光D1〜D4を射出する構成であっても良い。そして、上面カバー60に代えて下面カバーが取り外し可能となっている場合についても全く同様に適用できる。
また、上記実施形態において示した光学走査装置4は、ハウジング48の略中央にポリゴンミラー44を配置し、ビーム光D1及びD2、D3及びD4をそれぞれ反対方向に偏向する方式であるが、ハウジング48の一端にポリゴンミラー44を配置し、ビーム光D1〜D4を同方向に偏向しながら副走査方向に分離する方式としても良い。
また、本発明はマルチビーム方式の光学走査装置に限らず、モノクロ複写機やモノクロプリンタに搭載されるシングルビーム方式の光学走査装置にも全く同様に適用することができる。
本発明は、プリンタ、複写機、及びファクシミリ等の画像形成装置に用いられる、ビーム光を走査して画像を書き込み形成する光学走査装置に利用可能である。
4 光学走査装置
40a〜40d 光源部
41 コリメータレンズ
42 シリンドリカルレンズ
44 ポリゴンミラー
45a、45b 第1走査レンズ
46a〜46c 平面ミラー
47a〜47d 第2走査レンズ
48 ハウジング
60 上面カバー(第1カバー部材)
61a、61b 側面カバー(第2カバー部材)
63a、63b 係合部
68 フランジ部
69 突起
70a、70b 隙間
71 係止爪
73a、73b リブ
100 画像形成装置
D1〜D4 ビーム光

Claims (5)

  1. 光源部から射出されるビームにより被走査面上を偏向走査する走査光学系と、
    該走査光学系を支持するハウジングと、
    該ハウジングの上面若しくは下面に形成された開口部を覆う開閉可能な第1カバー部材と、
    該第1カバー部材を介して前記ハウジングの側面を上下方向に挟み込んだ状態で着脱可能に装着される第2カバー部材と、
    を有する光学走査装置。
  2. 前記第2カバー部材は、弾性変形により前記ハウジングに対し着脱されることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 前記第1カバー部材は前記ハウジングの側面を外側から覆うフランジ部を有し、前記第2カバー部材は前記フランジ部と前記ハウジングの上面若しくは下面とに係合する係合部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学走査装置。
  4. 前記係合部に、前記第2カバー部材の前記ハウジングの側面から離間する方向への摺動を規制する係止爪を設けたことを特徴とする請求項3に記載の光学走査装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光学走査装置が搭載された画像形成装置。
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