JP2014055292A - 堆肥化可能なワックスを含む転相インク - Google Patents

堆肥化可能なワックスを含む転相インク Download PDF

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Abstract

【課題】堆肥化可能なパラフィンまたはポリメチレンワックスを含む転相インクの提供。
【解決手段】転相インクは、堆肥化可能なパラフィンまたはポリメチレンワックスを含むインク担体と、着色剤とを含み、堆肥化可能なワックスは、炭素原子のメジアン径が約20〜約38、ピーク融点が約46〜約72℃、ASTM D6400−04の堆肥化条件で約12週間以下で分解し、インク中に、インクの約20〜約80重量%の量で存在する。
【選択図】なし

Description

本明細書には、ワックスを含有する転相インクが開示される。さらに具体的には、本明細書には、他の既知の堆肥化可能な材料と一致した速度で堆肥化中の生物学的プロセスによって分解を受け、二酸化炭素、水、無機化合物およびバイオマスを与え、目で見て区別可能な残渣または毒性の残渣を実質的に残さないパラフィンまたはポリメチレンワックスを含有する転相インクが開示される。
転相インクは、例えば、高分子量ポリエチレンワックスなどの大量の堆肥化不可能なワックスを含有することが多く、このようなワックスは、転相インク中に約50重量%以上の量で存在することが多い。
既知の組成物およびプロセスは、これらの意図する目的に適したものといえるが、改良した転相インクが依然として必要である。それに加え、改良された環境への優しさをもつ転相インクが依然として必要である。さらに、生分解可能で堆肥化可能な構成要素の割合を増やした転相インクが依然として必要である。さらに、インクのレオロジー、印刷バンディング、濾過特性、吐出堅牢性、および/または熱安定性の観点で優れた性能を示す転相インクが依然として必要である。また、低いコストで調製可能な転相インクも必要である。
本明細書には、(a)堆肥化可能なパラフィンまたはポリメチレンワックスを含むインク担体と、(b)着色剤とを含む、転相インクが開示される。
以下の定義は、ASTM D6400−04(ASTM Publications)にある。
分解性プラスチック:分解性プラスチックは、特定の環境条件でその化学構造が顕著に変化を受け、このプラスチックに適した標準的な試験法およびその分類を決定する期間の適用によって測定され得るある種の特性が失われるように設計されたプラスチックである。
生分解性プラスチック:生分解性プラスチックは、天然に存在する微生物(例えば、細菌、真菌および藻)の作用によって分解が起こる分解性プラスチックである。
堆肥化可能なプラスチック:堆肥化可能なプラスチックは、堆肥化中に生物学的プロセスによって分解が起こり、二酸化炭素、水、無機化合物、バイオマスを他の既知の堆肥化可能な材料と一致する速度で得て、目で見て区別可能な残渣または毒性の残渣を実質的に残さないプラスチックである。
プラスチック:プラスチックは、本質的な成分として、分子量の大きな1種以上の有機ポリマー基質を含み、最終状態で固体であり、製造中または最終物品へと加工しているいくつかの段階で固体であり、流し込むことによって成型することができる材料である。
ポリマー:ポリマーは、1種類以上のモノマー単位の繰り返し(無視される末端部、分岐交差点、他の小さな不規則なもの)によって特徴づけられる分子からなる基質である。
したがって、ポリマーのような材料(ワックスを含む)は、必ずしも生分解性ではないが、分解性であってもよく、必ずしも堆肥化可能ではないが、生分解性であってもよい。ワックスは、堆肥化可能と考えるには遅すぎる速度で生分解性であってもよい。
本明細書に開示するインクは、堆肥化可能なパラフィンまたはポリメチレンワックスを含有し、ここで、「堆肥化可能な」とは、ASTM D6400−04に定義されるように、ワックスが、堆肥化中に生物学的プロセスによって分解が起こり、二酸化炭素、水、無機化合物およびバイオマスを他の既知の堆肥化可能な材料と一致する速度で得て、目で見て区別可能な残渣または毒性の残渣を実質的に残さないことを意味する。
「ワックス」とは、周囲温度で固体であり、溶融すると液体になる有機プラスチック状基質を意味する。ワックスは、性質上プラスチックであるため、通常は、熱を加えずに圧力をかけると変形する。ワックスは周囲温度で固体であり、熱可塑性であり、可燃性であり、水に不溶である。
「パラフィンワックス」とは、原油から誘導されるワックスを意味する。一般的に、非反応性;無毒;良好な水バリア性;きれいに燃える燃料;無色といった一般的な特性を有する炭化水素の複雑な混合物からなる。パラフィンワックスは、明確に定義される結晶構造を特徴とする。パラフィンワックスの融点は、一般的に、約43〜約71℃の間にある。パラフィンワックスは、大量の直鎖炭化水素を含むことが多く、分岐した炭化水素、例えば、イソパラフィンおよび他の分岐した材料およびシクロアルカン、例えば、シクロパラフィンおよび他の環を含有する材料をさらに含んでいてもよい。パラフィンワックスの範囲に入る可変特徴としては、融点、凝固点(ワックスが流動しなくなる温度)、硬度、油含有量、粘度、色、臭気、機能性、例えば、ワックスの半透明性および不透明性、固体の外観(例えば、乾燥している、ワックス状、色むらあり、光沢ありなど)、可撓性などが挙げられる。
「ポリメチレンワックス」とは、一酸化炭素および水素が炭化水素へと変換されるFischer−Tropschプロセスによって調製されるワックスを意味する。ポリメチレンワックスは、熱い石炭の上に蒸気を流すことによって得られる水素および一酸化炭素の混合物から調製することができる。その合成は、金属触媒を用い、高温高圧で行われてもよい。ポリエチレンワックスは、天然炭化水素とは対照的に、合成炭化水素である。製造されるほとんどのアルカンは、直鎖アルカンである傾向があるが、数種類の分岐したアルカンも生成する。アルカン生成に加え、競争反応によって、アルケンや、アルコールおよび他の酸化された炭化水素も生成する。通常は、比較的少量のこれらの非アルカン生成物のみが生成する。直鎖グレードのポリエチレンワックスは、実質的に直鎖である傾向があり、一方、ポリメチレンワックスは、ある程度分岐度を有する傾向がある。この分岐に起因して、ポリメチレンワックスは、実質的に直鎖のポリエチレンワックスと比較して、やや結晶性が低く、やや硬度が低い傾向がある。
本明細書で開示するインクに適したパラフィンまたはポリメチレンワックスは、炭素原子のメジアン数が、一実施形態では、少なくとも約20、別の実施形態では、少なくとも約24、さらに別の実施形態では、少なくとも約28、一実施形態では、約38以下、別の実施形態では、約36以下、さらに別の実施形態では、約34以下である。
本明細書で開示するインクに適したパラフィンまたはポリメチレンワックスは、ピーク融点が、一実施形態では、少なくとも約46℃、別の実施形態では、少なくとも約60℃、さらに別の実施形態では、少なくとも約64℃、一実施形態では、約72℃以下、別の実施形態では、約70℃以下、さらに別の実施形態では、約68℃以下、なお別の実施形態では、約66℃以下である。所与の材料のピーク融点は、例えば、示差走査熱量測定(DSC)で用いられる溶融プロセスから誘導され、その結果、その材料の溶融ピーク温度は、DSC曲線の吸熱ピークで生じる。
ASTM D6400−04の堆肥化可能なプラスチックの標準的な仕様によれば、プラスチック材料は、制御された堆肥化試験で、12週間後に2mmふるいでふるった後にプラスチック材料の乾燥重量の10%以下しか残らない場合、十分に分解していると考えられる。この試験方法は、「COを捕捉する構成要素を用いずに試験方法D5338を行うことによって、またはISO16929によって実験的に好熱性の堆肥化条件を作る」ことであると定義される。
堆肥化可能なパラフィンまたはポリメチレンワックスは、一実施形態では、約13週以内に分解し、別の実施形態では、約12週以内に分解し、さらに別の実施形態では、約11週以内に分解する。
適切な堆肥化可能なパラフィンまたはポリメチレンワックスの例としては、市販の材料、例えば、The International Group、 Inc.(IGI)、タイタスビル、PAから入手可能なIGI 1230A、IGI 1236A、IGI 1239A、IGI 1245A、IGI 1250A、IGI 1260、IGI 1266A、IGI 1297AおよびACCUMELT 72が挙げられる。他の例としては、Sasol Waxから入手可能なもの、例えば、R2526、R2531、R2835、R2540およびR2542が挙げられる。さらに他の例としては、完全に精製された混合ワックスを含め、色むらのあるワックス、例えば、IGIから入手可能なIGI 1274、IGI 1284、IGI 1343、IGI 1380が挙げられる。さらなる他の例としては、Koster Keunen,LLCから入手可能なもの、例えば、Paraffin 127、Paraffin 130/135、Paraffin 133/142、Paraffin 140/145、Paraffin 150/155、Paraffin 160/165が挙げられる。
堆肥化可能なパラフィンまたはポリメチレンワックスは、インク中に任意の望ましい量または有効な量で存在し、一実施形態では、インクの少なくとも約20重量%、別の実施形態では、インクの少なくとも約25重量%、さらに別の実施形態では、インクの少なくとも約30重量%、なお別の実施形態では、インクの少なくとも約45重量%、一実施形態では、インクの約80重量%以下、別の実施形態では、インクの約70重量%以下、さらに別の実施形態では、インクの約65重量%以下、なお別の実施形態では、インクの約60重量%以下の量で存在する。
本明細書に開示するインクは、パラフィンまたはポリメチレンワックスに加え、転相担体系または組成物の他の適切な構成要素も含有していてもよい。転相担体組成物は、典型的には、直接的な印刷態様または間接的な印刷転写系またはオフセット印刷転写系のいずれかで使用するように設計されている。
直接的な印刷態様では、転相担体組成物は、一実施形態では、記録基材に直接的に印刷した後に周囲温度まで冷やすと、転相インクを、(1)最終的な記録基材(例えば、紙、透明材料など)の上に均一な厚みの薄膜の状態で塗布することができ、(2)基材の上に塗布した画像が、湾曲させても割れないような十分な可撓性を保持しつつ、延性にすることができ、(3)高度な明度、彩度、透明度、熱安定性を有するような1種以上の材料を含有する。
オフセット印刷転写または間接的な印刷態様では、転相担体組成物は、例えば、米国特許第5,389,958号に記載されるように、一実施形態では、直接的な印刷態様のインクにとって望ましい特徴だけではなく、このようなシステムで使用するのに望ましい特定の流動性および機械特性を示す。
任意の望ましい担体構成要素または有効な担体構成要素を使用することができる。適切なインク担体材料の例としては、脂肪族アミド、例えば、モノアミド、トリアミド、テトラ−アミド、これらの混合物などが挙げられる。適切な脂肪族アミドインク担体材料の具体例としては、ステアリルステアリン酸アミド、トリアミド、例えば、米国特許第6,860,930号に開示されるものなどが挙げられる。他の適切なアミド、例えば、モノアミド、テトラ−アミド、およびこれらの混合物を含む脂肪族アミドは、例えば、米国特許第4,889,560号、第4,889,761号、第5,194,638号、第4,830,671号、第6,174,937号、第5,372,852号、第5,597,856号および第6,174,937号、英国特許GB 2,238,792号に開示されている。
また、転相インク担体材料として適しているのは、イソシアネートから誘導される樹脂およびワックス、例えば、ウレタンイソシアネートから誘導される材料、尿素イソシアネートから誘導される材料、ウレタン/尿素イソシアネートから誘導される材料、これらの混合物などである。イソシアネートから誘導される担体材料に関するさらなる情報は、例えば、米国特許第5,750,604号、第5,780,528号、第5,782,966号、第5,783,658号、第5,827,918号、第5,830,942号、第5,919,839号、第6,255,432号および第6,309,453号、英国特許GB 2 294 939号、GB 2 305 928号、GB 2 305 670号およびGB 2 290 793号、PCT公開WO 94/14902号、WO 97/12003号、WO 97/13816号、WO 96/14364号、WO 97/33943号、WO 95/04760号に開示されている。
さらなる適切な転相インク担体材料としては、微結晶性ワックス、エステルワックス、アミドワックス、脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪族アミドおよび他のワックス状材料、スルホンアミド材料、異なる天然源から作られる樹脂状物質(例えば、トール油ロジンおよびロジンエステル)、多くの合成樹脂、オリゴマー、ポリマーおよびコポリマー、例えば、エチレン/酢酸ビニルコポリマー、エチレン/アクリル酸コポリマー、エチレン/酢酸ビニル/アクリル酸コポリマー、アクリル酸とポリアミドのコポリマーなど、イオノマーなど、およびこれらの混合物が挙げられる。
ある具体的な実施形態では、転相インク担体は、(a)堆肥化可能なパラフィンまたはポリメチレンワックスと、(b)ステアリルステアリン酸アミドワックスと、(c)以下の式を有する分岐したトリアミド
(式中、x、yおよびzは、それぞれ独立して、プロピレンオキシ繰り返し単位の数をあらわし、x+y+zは約5〜約6であり、p、qおよびrは、それぞれ他と独立しており、−(CH)−繰り返し単位の数をあらわす整数であり、p、qおよびrは、約35の平均値を有する)と、(d)3当量のステアリルイソシアネートと1当量のグリセロール系アルコールの付加物であるウレタン樹脂と、(e)水素化アビエチン酸のトリグリセリドとを含む。
インク担体は、転相インク中に任意の望ましい量または有効な量で存在し、一実施形態では、インクの少なくとも約30重量%、別の実施形態では、インクの少なくとも約70重量%、さらに別の実施形態では、インクの少なくとも約90重量%、一実施形態では、インクの約99重量%以下、別の実施形態では、インクの約98重量%以下、さらに別の実施形態では、インクの約95重量%以下の量で存在する。「インク担体」との用語は、本明細書で使用する場合、着色剤または着色剤混合物以外のインクの構成要素を指す。
本明細書に開示するインクは、着色剤も含有する。染料、顔料、これらの混合物などを含む任意の望ましい着色剤または任意の有効な着色剤をインク組成物に使用することができる。任意の染料または顔料を選択してもよいが、ただし、インク担体に分散または溶解させることができ、他のインク構成要素と相溶性であるものに限る。インク組成物を従来のインク着色剤材料、例えば、Color Index(C.I.)Solvent Dye、Disperse Dye、改質されたAcid and Direct Dye、Basic Dye、Sulphur Dye、Vat Dyeなどと組み合わせて使用してもよい。
ある実施形態では、溶媒染料を使用する。
顔料も、本明細書に記載するインクに適した着色剤である。
2種類以上の染料の混合物、2種類以上の顔料の混合物、1種類以上の染料と1種類以上の顔料の混合物も使用することができる。
インクは、既知の特性のために、例えば、インク組成物中の顔料の濡れ性を制御するために、1種以上の分散剤および/または1種以上の界面活性剤も含有していてもよい。適切な添加剤の例としては、限定されないが、DISPERBYK−108、−163、−167、182(BYK−Chemie)、Dow Corning 18、27、57、67添加剤;ZONYL FSO 100(DuPont);MODAFLOW 2100(Solutia);Foam Blast 20F、30、550(Lubrizol);EFKA−1101、−4046、−4047、−2025、−2035、−2040、−2021、−3600、−3232(BASF Additivesから入手可能);SOLSPERSE 13000、13240、17000、19000、19200、20000、21000、34750、36000、39000、41000、54000、71000、IRKASPERSE 2153および2155(Lubrizol Corporationから入手可能)などが挙げられる。場合により、個々の分散剤または組み合わせを、SOLSPERSE 5000、22000(Lubrizol);Sun Chemicalsから入手可能なSunFlo SFD−B124などの共力剤とともに使用してもよい。任意要素の添加剤が存在する場合、任意要素の添加剤は、それぞれ、または組み合わせた状態で、インク中に任意の望ましい量または有効な量で存在していてもよく、一実施形態では、インクの少なくとも約0.1重量%、別の実施形態では、インクの少なくとも約0.5重量%、一実施形態では、インクの約15重量%以下、別の実施形態では、インクの約12重量%以下の量で存在していてもよい。
着色剤は、望ましい色または色相を得るのに望ましい任意の量または有効な量、一実施形態では、インクの少なくとも約0.5重量%、別の実施形態では、インクの少なくとも約1重量%、さらに別の実施形態では、インクの少なくとも約2重量%、一実施形態では、インクの約30重量%以下、別の実施形態では、インクの約20重量%以下、さらに別の実施形態では、インクの約15重量%以下、なお別の実施形態では、インクの約12重量%以下、さらに別の実施形態では、インクの約10重量%以下の量で存在する。
着色剤が顔料である場合、ある実施形態では、インクは、改良された平均粒径と平均粒径安定性を示す。このことは、インクのZ平均粒径が、例えば、新しく作成したインクについてMalvern Zetasizer(モデル番号ZEN 3600 HT)を用い、110℃で測定し、次いで、インクを120℃などの温度でオーブン内で所定の日数エージングし、次いで、インクのZ平均粒径を再び測定する場合、(a)Z−平均粒径は、望ましい初期範囲内にあり、(b)Z−平均粒径は、長時間にわたって比較的安定なままである。望ましい初期Z−平均粒径は、一実施形態では、少なくとも約30nm、別の実施形態では、少なくとも約40nm、さらに別の実施形態では、少なくとも約60nm、一実施形態では、約250nm以下、別の実施形態では、約200nm以下、さらに別の実施形態では、約160nm以下、なお別の実施形態では、約120nm以下である。時間経過に伴う望ましい粒径安定性は、一実施形態では、インクを高温(例えば、120℃)で所定時間(例えば、7日間)エージングしたとき、約120℃で、Z−平均粒径の相対変化(増加または減少)が1日あたり約2%以下、別の実施形態では、1日あたり約1%以下、さらに別の実施形態では、1日あたり約0.5%以下、なお別の実施形態では、1日あたり約0.2%以下である。
インクは、場合により、酸化防止剤も含んでいてもよい。インク組成物の任意要素の酸化防止剤は、画像が酸化するのを防ぎ、インク調製プロセスの加熱部分の間にインク構成要素が酸化するのも防ぐ。適切な酸化防止剤の具体例としては、NAUGUARD(登録商標)524、NAUGUARD(登録商標)76、NAUGUARD(登録商標)445およびNAUGUARD(登録商標)512(Uniroyal Chemical Company、オックスフォード、CTから市販)、IRGANOX(登録商標)1010(Ciba Geigyから市販)など、およびこれらの混合物が挙げられる。任意要素の酸化防止剤が存在する場合、任意要素の酸化防止剤は、インク中に任意の望ましい量または有効な量で存在し、一実施形態では、インクの少なくとも約0.01重量%、別の実施形態では、インクの少なくとも約0.1重量%、さらに別の実施形態では、インクの少なくとも約1重量%、一実施形態では、インクの約20重量%以下、別の実施形態では、インクの約5重量%以下、さらに別の実施形態では、インクの約3重量%以下の量で存在する。
本明細書に開示するインクは、転相インクである。このことは、約25℃の温度で固体であり、少なくとも約40℃以上の温度で溶融すると液体であることを意味する。
インク組成物は、一実施形態では、融点が約50℃以上、別の実施形態では、約70℃以上、さらに別の実施形態では、約80℃以上であり、融点が、一実施形態では、約160℃以下、別の実施形態では、約140℃以下、さらに別の実施形態では、約100℃以下である。
インク組成物は、一般的に、吐出温度(一実施形態では、約75℃以上、別の実施形態では、約100℃以上、さらに別の実施形態では、約110℃以上、一実施形態では、約160℃以下、別の実施形態では、約130℃以下)での溶融粘度が、一実施形態では、約30センチポイズ(cP)以下、別の実施形態では、約20cP以下、さらに別の実施形態では、約15cP以下、一実施形態では、約2cP以上、別の実施形態では、約5cP以上、さらに別の実施形態では、約7cP以上である。別の具体的な実施形態では、インクは、約110℃、115℃または120℃での粘度が約7〜約15cPである。
さらに具体的には、約110℃の温度で、インクは、粘度が一実施形態では、少なくとも約7cP、別の実施形態では、少なくとも約9cP、一実施形態では、約20cP以下、別の実施形態では、約16cP以下、さらに別の実施形態では、約14cP以下である。
インク組成物は、任意の望ましい方法または適切な方法によって調製することができる。例えば、インク成分を一緒に混合し、次いで、一実施形態では、少なくとも約100℃、一実施形態では、約140℃以下の温度まで加熱し、均一なインク組成物が得られるまで攪拌した後、周囲温度(典型的には約20℃〜約25℃)まで冷却してもよい。インクは、周囲温度で固体である。具体的な実施形態では、作成プロセス中に、溶融状態のインクを型に注ぎ、次いで、冷却し、固化させてインクスティックを作成する。
直接的な印刷インクジェットプロセスおよび間接的な(オフセット)印刷インクジェット用途のための装置でインクを使用してもよい。本明細書に開示する別の実施形態は、本明細書に開示するインクをインクジェット印刷装置に組み込むことと、インクを溶融することと、記録基材の上に溶融インクの液滴を画像の模様になるように吐出することとを含む、プロセスに関する。直接的な印刷プロセスは、例えば、米国特許第5,195,430号にも開示される。本明細書に開示するさらに別の実施形態は、本明細書に開示するインクをインクジェット印刷装置に組み込むことと、インクを溶融することと、中間転写体の上に溶融インクの液滴を画像の模様になるように吐出することと、この画像の模様のインクを中間転写体から最終的な記録基材へと転写することとを含む、プロセスに関する。具体的な実施形態では、中間転写体を、最終的な記録シートの温度よりも高い温度で、かつ印刷装置内の溶融インクの温度よりも低い温度まで加熱する。オフセット印刷プロセスまたは間接的な印刷プロセスは、例えば、米国特許第5,389,958号にも開示される。ある具体的な実施形態では、印刷装置は圧電式印刷プロセスを使用し、インクの液滴を、圧電式の振動要素の振幅によって画像の模様になるように吐出する。本明細書に開示するインクを、例えば、ホットメルト音響インクジェット印刷、ホットメルトサーマルインクジェット印刷、ホットメルト連続流インクジェット印刷または偏光インクジェット印刷などのような他のホットメルト印刷プロセスで使用してもよい。本明細書に開示する転相インクを、ホットメルトインクジェット印刷プロセス以外の他の印刷プロセスで使用してもよい。
普通紙、例えば、XEROX(登録商標)4024紙、XEROX(登録商標)4200紙、XEROX(登録商標)Image Series紙、Courtland 4024 DP紙、罫線付きノート紙、ボンド紙、シリカコート紙、例えば、Sharp Companyのシリカコート紙、JuJo紙、HAMMERMILL LASERPRINT(登録商標)紙など、透明材料、布地、繊維製品、プラスチック、ポリマー膜、無機基材(例えば、金属および木材)などを含め、任意の適切な基材または記録シートを使用してもよい。
実施例で使用するインク材料を以下の表に提示する。
(実施例I)
インク1、インク2およびインク3(比較例)の調製
以下、「ppw」は、重量部を指す。600mLのビーカーに、73.75ppwのKEMAMIDE S−180(132.75g)および10.5ppw(18.9g)のSOLSPERSE 13240(顔料分散剤、Lubrizolから得た)を加えた。材料を120℃のオーブンで溶融させた。溶融したワックスをCowlesブレードを用いて500rpmで混合し、この間に15ppw(27g)のシアン顔料、0.75ppw(1.35g)のSOLSPERSE 5000(顔料分散剤、Lubrizolから得た)を混合物に徐々に加えた。加え終わったら、インク濃縮物を120℃、500rpmで1時間攪拌した。次いで、得られた濃縮混合物をUnion Processから得たUNION Process 01アトライターに移し、これをさらに120℃まで加熱し、1800gのHoover Precision Productsから得た440C型の直径1/2インチステンレス鋼球とともに入れた。この集合体に加熱したインペラーを取り付け、容器の上部にあるステンレス鋼球がお互いに穏やかに回転し始めるように、インペラーの速度を調節した。この濃縮物を300rpmで48時間磨砕した。次いで、ふるいによって溶融濃縮物をステンレス鋼球から分離し、次いで、濃縮物の一部(13.3g)が上に乗ったふるいを、あらかじめ加熱しておいたスターラーを取り付けたあらかじめ加熱しておいた容器に入れ、10分間攪拌した。これに対し、すでに溶融し、120℃で十分に混合しておいた以下のものをゆっくりと加えた。[(1)堆肥化可能なパラフィンワックス(IGI 1266A)49.93ppw(49.93g);(2)49.93ppw(49.93g)の堆肥化可能なパラフィンワックス(ACCUMELT 72)、または(3)49.93ppw(49.93g)のポリメチレンワックス(ACCUMELT R3910)];12.5ppw(12.5g)の分岐したトリアミド;14.5ppw(14.5g)のKE−100樹脂;4ppw(4g)のウレタン樹脂;4.97ppw(4.97g)のKEMAMIDE S−180;0.6ppw(0.6g)のSOLSPERSE 13240;0.17ppw(0.17g)のNAUGARD−445。得られたインクを120℃で2時間攪拌し、次いで、5μmステンレス鋼メッシュで濾過した。
(実施例II)
顔料インク4、インク5、インク6およびインク7の調製
UNION PROCESS 01アトライターを120℃にあらかじめ加熱しておき、これにHoover Precision Products Incorporatedから得たあらかじめ120℃にあたためておいた1/8インチの440C Grade 25ステンレス鋼球1800gを入れた。この鋼鉄ショットの上に、分散剤、(SOLSPERSE 13240(Lubrizol)または米国特許第7,973,186号にしたがって調製したもの)、堆肥化可能なワックス、トリアミド樹脂、KEMEMIDE S−180、KE−100、ウレタン樹脂、NAUGARD−445)を含有する溶融混合物160gを注いだ。この点で、顔料および共力剤(SOLSPERSE 5000(Lubrizol)またはSUNFLO SFD B−124(Sun Chemical))のいずれかをアトライター容器内で溶融混合物に加えた。次いで、多段階インペラーをアトライターに取り付け、速度を約300rpmに調節した。着色した混合物を一晩17時間かけてアトライターで磨砕した。得られたインクを鋼鉄ショットから分離し、次いで、5μmステンレス鋼メッシュで濾過した。具体的なインク配合物を以下の表に提示する。
(実施例III)
着色したインクの特性決定:レオロジー
Rheometrics Corporation(現在はTA Instruments)から得たRFS−IIIレオメーターで50mmの円錐および平板の幾何形状を用いて測定し、着色したインク1〜7を110℃で評価した。剪断速度を1s−1から約251.2s−1まで急に上げていくことによって、1〜100s−1で剪断粘度を決定した。インクの適切な目的粘度範囲は、約8〜12cPであり、それぞれの比較例の剪断速度での粘度(例えば、1〜100s−1)が、最小になる(例えば、1cP未満、または0.5cP未満またはゼロ)とき、良好なニュートン性挙動が実現する。このレオロジー試験は、インクのニュートン性挙動が、非堆肥化可能なワックスを堆肥化可能なワックスと交換することによって影響を受けないことを示した。
(実施例IV)
着色したインクの特性決定:粒径安定性
着色したインク1〜7について、MALVERN ZETASIZER(ZEN3600 HT型)を用いて粒径を評価した。粒径測定を110℃で進めるが、初期粒径を測定したインクをオーブン中、120℃で少なくとも3日間エージングし、次いで、再測定した。着色したインクが長時間にわたって安定であり、その結果、溶融インクの粒径が、6日または7日のような期間、顕著な程度まで変化しないことが非常に望ましい品質である。平均粒径の結果(Zavg)を以下の表に報告する。
結果が示すように、堆肥化可能なワックスを用いて調製した数種類の着色したインクは、比較例3の非堆肥化可能なポリエチレンワックスを含むインクと比較して、同様の粒径安定性または良好な粒径安定性を有していた。
望ましくない印刷物の特徴である着色したインクのバンディングは、それ自身を目立たないものとしてあらわし、印刷したページ全体の光学密度をさまざまに変える。バンディング発生の主な理由は、着色したインクを長時間にわたってエージングしたため、さまざまな量の顔料粒子が印刷ヘッドに付着したためであると考えられる。試験インクのバンディングの評価を利用し、このインクの印刷ヘッド安定性に関する予備的な情報を与える。バンディング試験は、印刷ヘッド内のインクを118℃または128℃の高温に3日間保持することからなる。印刷ヘッドは、以前の試験インクを完全になくすために、最初に十分にきれいなインクベースを流し、それによって、インク間の相互混入をなくす。試験インクをプリンター内に入れると、完全な密度100%の塗りつぶした印刷物をXEROX DIGITAL COLOR XPRESSIONS PLUSコピー紙に印刷した。した。試験終了時に別のこのような印刷を同じ紙の上に行い、初期の印刷と比較した。
印刷したページでのバンディングは、印刷ヘッド内の不安定なインクによって生じるページ全体の光学密度の変動をあらわす。バンディング試験の温度が相対的に高いため、インクの不安定性は、物理的分離および/または粒子の沈殿、顔料粒子の化学的な分離、および/または望ましくない印刷ヘッドの相互作用からわかるだろう。印刷物のバンディングを定性的に評価した。Standard Image Reference試験またはSIR試験を用いて印刷物を評価した。種々の印刷物のバンディングのSIRを、バンディングのSIRの2より大きなランク分けが望ましくないように、0〜5のスケールにランク分けした。プリンターに新しく入れたインクからの印刷物に対するランク分け0は、可能な最も良いバンディングの結果であると考えられ、印刷物はページ全体にわたって目に見えて非常に均一であると思われ、この印刷物と、プリンター内で例えば118℃の温度で3日間エージングしたインクから作成した印刷物との視覚的な見かけの差はなかった。バンディングのSIRのランク分け5は、非常に悪いバンディング結果であると考えられ、顔料の付着に起因してさまざまな顔料を入れて吐出させる吐出部および/または種々のノズルが欠けることによって、ページ全体にわたって非常に望ましくない光学密度を生じた。バンディングSIRの中間のランク分けである1〜4は、バンディングのレベルが増していった。ランク分け6は、きわめて悪い結果に与えられた。
上記の表に示されるように、非堆肥化可能なワックスを含む比較例の着色したインク3をエージングすると、何らかのバンディングの欠陥を示し、SIRのランク分けは3であった。着色したインク1および4のバンディングSIRの結果は、0日目の印刷物と比較すると、わずかにバンディングを示した。着色したインク2および5のバンディングSIRの結果は、着色したインク1および4よりもわずかに多いバンディングを示したが、比較例の着色したインク3よりも安定であることがわかった。着色したインク6は、プリンター中、128℃で3日間インクを保持した後、プリンター内で非常に悪い安定性を示し、その結果、欠陥の態様が、観察された典型的なバンディングパターンとは異なっていた。着色したインク6の場合、プリンターの印刷ヘッド吐出部のいくつかが詰まったことがわかり、このことは、典型的なバンディングSIRの0〜5のランク分けには入らない非定型の光沢の欠陥をあらわす。着色したインク7は、0日目の印刷物と比較すると、バンディングについて均一に吐出し、SIRランク分けは0であった。
(実施例V)
染料インク1〜4の調製
溶融し、十分に混合した堆肥化可能なパラフィンワックス(ACCUMELT 72、IGI)、トリアミド樹脂、KE−100樹脂、KEMAMIDE S−180、ウレタン樹脂、NAUGARD−445のブレンドを、ホットプレート上の600mLビーカーに入れ、120℃で1時間攪拌した。これに、染料をゆっくりと加える。得られたインクを120℃で2.5時間攪拌し、次いで、それぞれ5μmステンレス鋼メッシュおよび1μm濾紙を通して濾過する。使用した染料は、以下のとおりである。米国特許第6,472,523号の実施例Iに記載されるように調製したシアン。米国特許第6,998,493号の実施例1に記載されるように調製したマゼンタ1。米国特許第6,9584,06号の実施例1に記載されるように調製したマゼンタ2。米国特許第6,713,614号の実施例1に記載されるように調製したイエロー。黒色染料の構成要素1:米国特許第7,294,730号の実施例1に記載されるように調製したVALIFAST BLACK 3850;黒色染料の構成要素2:Color Index Disperse Orange 47染料(C.I.DO−47、Keystone Aniline Corporation、シカゴ、 ILから得た)。具体的な量は以下のとおりである。

Claims (10)

  1. (a)堆肥化可能なパラフィンまたはポリメチレンワックスを含むインク担体と、
    (b)着色剤とを含む、転相インク。
  2. 前記堆肥化可能なワックスがパラフィンワックスである、請求項1に記載のインク。
  3. 前記堆肥化可能なワックスがポリメチレンワックスである、請求項1に記載のインク。
  4. 前記堆肥化可能なワックスは、炭素原子のメジアン数が約20〜約38である、請求項1に記載のインク。
  5. 前記堆肥化可能なワックスは、ピーク融点が約46〜約72℃である、請求項1に記載のインク。
  6. 前記堆肥化可能なワックスは、ASTM D6400−04の堆肥化条件で約12週間以下で分解する、請求項1に記載のインク。
  7. 前記堆肥化可能なワックスは、前記インク中に、前記インクの約20〜約80重量%の量で存在する、請求項1に記載のインク。
  8. 前記着色剤が顔料である、請求項1に記載のインク。
  9. 前記インクは、約250nm以下のZ平均粒径を示す、請求項8に記載のインク。
  10. 前記インクが、約120℃の温度に約7日間さらしたとき、1日あたり約2%以下のZ平均粒径の変化を示す、請求項8に記載のインク。
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