JP2011116984A - 高められた特性のためのポリヒドロキシアルカノアート化合物組込み固形インク - Google Patents

高められた特性のためのポリヒドロキシアルカノアート化合物組込み固形インク Download PDF

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Abstract

【課題】高特性のホットメルトインクを提供する。
【解決手段】少なくとも1種の着色料およびインク媒体を含有する固形相変化インク組成物であってインク媒体はさらに以下の式で表される少なくとも1種のポリヒドロキシアルカノアート化合物を含有する。
Figure 2011116984

式中、Rは、無関係に、水素原子、炭化水素基、ヘテロ原子、およびそれらの組合せからなる群より選ばれ、nは1から、およそ35,000までの繰返し単位の数を表し、および式中、xは1から、およそ5までの整数を表す。
【選択図】なし

Description

相変化インク(時々「固形インク」および「ホットメルトインク」と称される)は、種々の液体堆積技術において用いられている。相変化インクは、インクを周囲温度で固(形)相の中に存在させるが、また、インクジェット印刷装置の高められた動作温度で液相の中に存在するのを可能にする「相変化剤」を含むことが多い。
固形インクはカートリッジのないデザイン、最小の包装、ほとんどごみのでない印刷プロセス、および安全な、毒素のない固形インクスティックのために、印刷するのに環境を意識したやり方であると考えられる。しかしながら、固形インクはまた、一定の問題、たとえば、(1)温室効果ガスでの蓄積の増加、および/または生物分解性でない物質の蓄積、および(2)エアバブルジェットラインの形成によって引き起こされるインク縮み〔過剰なインクのパージング(一掃すること)〕のようなものを引き起こすことがある。これらの問題点は、固形インクでのワックスのような石油系生成物の存在によるかもしれず、それは不十分な耐摩耗性(abrasian resistance)、不十分な付着性および不十分な耐折り目性に至ることがある。この相変化インクはそれらの意図された目的に非常に役立つ一方、主要な割合のインクが再生可能な資源から導き出され、そしてそのようにして環境にやさしい固(形)相変化インクを提供することが望ましい。
この関連で、使用に適したインクのすべては、低いエネルギーのインクとして特徴付けることができる。低いエネルギーのインクは、およそ40℃よりも低い温度で固形であり、およそ5から、およそ15センチポアズ(およそ80s-1〜から120s-1までのせん断速度でのcP)のせん断速度粘性をもつ。
本開示のインク媒体(ビークル)は、少なくとも1種のポリヒドロキシアルカノアート(PHA)化合物を含有する。具体化において、少なくとも1種のポリヒドロキシアルカノアートは、式1
Figure 2011116984

(1)
によって表すことができ、
式中、Rは、水素原子、炭化水素基、ヘテロ原子であることができ、nは、1から、およそ35,000までで、たとえば、およそ2から、およそ30,000までのようなもの、およそ5から、およそ10,000まで、およそ5から、およそ8,000まで、およそ5から、およそ2,000まで、およそ5から、およそ1,000まで、およそ8から、およそ500まで、およそ10から、およそ200まで、またはおよそ10から、およそ75までの繰返し単位の数であり、xは、1から、およそ5までで、たとえば、1から、およそ4までのようなもの、2から、およそ4まで、または1から、およそ3までの繰返しメチル単位の数である。
他に示されない限り、Rのために置換基を特定する際に、語句「炭化水素基」は、非置換炭化水素基および置換炭化水素基の双方を包含する。炭化水素基は、飽和または不飽和の炭化水素基であることができる。非置換炭化水素基は、たとえば、1から、およそ20までの炭素原子、1から、およそ15までの炭素原子、1から、およそ15までの炭素原子、および1から、およそ13までの炭素原子を含むことができ、そして線状、分枝または環状であることができる。非置換炭化水素基の例には、たとえば、直鎖アルキル基、分枝アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、直鎖アルケニル基、分枝アルケニル基が含まれうる。非置換炭化水素基はまた、分枝または直鎖アルキンであることができる。例のアルキル基には、たとえば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびそれらの異性体が含まれうる。
置換された炭化水素基には、たとえば、1から、およそ25までの炭素原子、1から、およそ15までの炭素原子、1から、およそ15までの炭素原子、およびおよそ1から、およそ13までの炭素原子、たとえば、フッ素、臭素、塩素、ヨウ素、イオウ、アミノ、ニトロ、ヒドロキシル、シアノ、アルコキシ、またはそれらの組合せで置換された1またはそれよりも多くの炭素原子を有するものを含みうる。置換された炭化水素基の置換された部分は、たとえば、直鎖アルキル基、分枝アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキルアリール基、ヘテロ原子を有するアリールアルキル基、直鎖アルケニル基、分枝アルケニル基であってよい。置換された炭化水素基はまた、分枝または直鎖アルキンでありうる。例のアルキル基には、たとえば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびそれらの異性体が含まれうる。具体化において、炭化水素基は、随意に置換されたアルキルおよび随意に置換されたアリールであることができる。
他に明記しない限り、Rのために置換基を特定する際に、用語「ヘテロ原子」には、水素、フッ素、臭素、塩素、ヨウ素、イオウ、窒素、酸素、またはそれらの組合せが含まれる。さらに、ヘテロ原子は、単一の原子、たとえば、塩素またはフッ素または、アミノ化合物(NH2)における窒素原子(N)およびSO2化合物におけるイオウ原子(S)のような化合物に含まれる単一の原子のようなものでありうる。
PHA重合体化合物は、高密度において増殖するバクテリアの細胞内で製造されうる自然なポリエステル物質である。PHA化合物は、バクテリア細胞での90%の乾燥重量の量で存在することがある。さらにまた、ポリヒドロキシアルカノアートは発酵生成物であってよく、特に微生物学的なプロセスのものであり、それによって、微生物は正常または操作された増殖の間、ポリヒドロキシアルカノアートを生み出す。操作は、細胞増殖のために必要な1種またはそれよりも多くの栄養分を除去するか、提供しないことによって達成されうる。微生物は、野生型であるか、または変異してよく、またはそれに導入された必要な遺伝物質を、たとえば、組換えDNA技術の任意の方法によってでももつことができる。ポリヒドロキシアルカノアートを生成する生物が微生物であることは必要でないが、しかし、目下そのような生物が好適であると強調される。
PHAsの基本的な構造は、主にヒドロキシアルカノアート(HA)の繰返し単量体単位からなる。1種の単量体(モノマー)のヒドロキシル(水酸)基は、長鎖タイプのポリエステル蓄積を形成するために、エステル結合によって別のモノマーのカルボキシル基に付着する。ポリヒドロキシアルカノアート(polyhydroxalkanoate)化合物の例には、米国特許第5,534,616号、米国特許第6,521,429号、米国特許出願公開第2008/0299627号明細書および国際公開第1995/020614号で記述されるものを含む。PHAのコポリマーは、少なくとも2つのランダムに繰返されるモノマー単位(RRMU)を含む。たとえば、PHAコポリマーの一般的な構造は、一般構造
Figure 2011116984

をもつ第1のRRMUおよび一般構造
Figure 2011116984

をもつ第2のRRMUから構成することができ、
式中、R1およびR2は、無関係に、水素原子、炭化水素基、ヘテロ原子、およびそれらの組合せからなる群から選ばれ、そして式中、nおよびoは、無関係に、1から、およそ35,000までの繰返し単位の数を表し、および式中、xおよびyは、無関係に、1から、およそ5までの整数を表す。3、4、5、6、その他を含むような追加的なRRMUs、RRMUのものはまた、それらが同じか、または異なる数の繰返し単位をもつように、PHAにおいて含まれうる。
PHAsは大いに多用途であり、そして100ほど多くの異なるPHA構造が特定された。PHA構造は、2つのやり方で変動することがある。第1に、PHAsは、ペンダント基の構造によって変動することができ、それは典型的に(D)-立体化学をもつ炭素原子に付着する。ペンダント基は、PHAの炭素骨格に寄与しないヒドロキシアルカン酸の側鎖を形成する。第2に、PHAsは、それらの繰返し単位の数およびタイプによって変動することができる。PHA構造におけるこれらの変動は、それらの物理的な特徴における変動を引き起こすことがある。これらの物理的な特徴は、PHAsを商業上価値がありうる多数の生産物にとって役立つようにする。
たとえば、PHAsはC3またはβ-位置においてアルキル基のタイプに従い、この第2の方法によって分類することができる。たとえば、上記式1において、xが1であり、およびRが水素である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシプロピオナート)(「P(3HP)」)であり、xが1であり、およびRがメチル基である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシブチラート)(「P(3HB)」)であり、xが1であり、およびRがエチル基である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシバレラート)(「P(3HV)」)であり、xが1であり、およびRがプロピル基である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシカプロアート)(「P(3HC)」)であり、xが1であり、およびRがブチル基である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシヘプタノアート)(「P(3HH)」)であり、xが1であり、およびRがペンチル基である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシオクタノアート)(「P(3HO)」)であり、xが1であり、およびRがヘキシル基である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシノナノアート)(「P(3HN)」)であり、xが1であり、およびRがヘプチル基である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシデカノアート)(「P(3HD)」)であり、xが1であり、Rがオクチル基である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシウンデカノアート)(「P(3HUD)」)であり、xが1であり、およびRがノニル基である場合、PHAはポリ(3-ヒドロキシドデカノアート)(「P(3HDD)」)である。さらに、上記の式1では、xが2であり、およびRが水素原子である場合、PHAはポリ(4-ヒドロキシブチラート)(「P(4HB)」)であり、xが2であり、およびRがメチル基である場合、PHAはポリ(4-ヒドロキシバレラート)(「P(4HV)」)であり、xが3であり、およびRが水素である場合、PHAはポリ(5-ヒドロキシバレラート)(「P(5HV)」)である。
具体化において、ポリヒドロキシアルカノアート化合物は、3-ヒドロキシプロピオナート、3-ヒドロキシブチラート、3-ヒドロキシバレラート、3-ヒドロキシヘキサノアート、3-ヒドロキシヘプタノアート、3-ヒドロキシオクタノアート、3-ヒドロキシノナノアート、3-ヒドロキシデカノアート、3-ヒドロキシウンデカノアート、3-ヒドロキシドデカノアート、およびそれらの組合せからなる群より選ばれる少なくとも1種の部分から構成されるホモポリマーまたはコポリマーである。
ポリヒドロキシアルカノアート化合物は、1から、およそ15までのポリヒドロキシアルカノアートモノマーから構成されうる。ポリヒドロキシアルカノアート化合物は、共重合体、ターポリマー(三元重合体)、または任意の望ましい数のポリヒドロキシアルカノアートモノマーにおいて3つよりも多くの化学的に別個のモノマーを含む共重合体において存在することができる。ポリ(3-ヒドロキシアルカノアート)共重合体の例には、3-ヒドロキシブチラートおよび3から12までの炭素原子をもつ別のヒドロキシアルカノアートの共重合体を含む。追加的なポリヒドロキシアルカノアート化合物の例には、(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシプロピオナート)共重合体、(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシプロピオナート)-(4-ヒドロキシブチラート)共重合体、(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシバレラート)共重合体、(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシバレラート)-(3-ヒドロキシヘキサノアート)-(3-ヒドロキシヘプタノアート)共重合体、(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシバレラート)-(3-ヒドロキシヘキサノアート)-(3-ヒドロキシヘプタノアート)-(3-ヒドロキシオクタノアート)共重合体、(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシヘキサノアート)-(3-ヒドロキシオクタノアート)共重合体、(3-ヒドロキシプロピオナート)-(3-ヒドロキシバレラート)-(3-ヒドロキシヘキサノアート)-(3-ヒドロキシヘプタノアート)-(3-ヒドロキシオクタノアート)-(3-ヒドロキシノナノアート)-(3-ヒドロキシデカノアート)共重合体、(3-ヒドロキシプロピオナート)-(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシバレラート)-(3-ヒドロキシヘプタノアート)-(3-ヒドロキシオクタノアート)共重合体、(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシバレラート)-(3-ヒドロキシヘキサノアート)-(3-ヒドロキシヘプタノアート)-(3-ヒドロキシオクタノアート)-(3-ヒドロキシノナノアート)-(3-ヒドロキシデカノアート)-(3-ヒドロキシウンデカノアート)-(3-ヒドロキシドデカノアート)共重合体、(3-ヒドロキシブチラート)-(4-ヒドロキシブチラート)共重合体、およびそれらの組合せが含まれる。
ポリ(3-ヒドロキシアルカノアート)共重合体の追加の例には、3-ヒドロキシヘプタノアートの共重合体および3から12までの炭素原子をもつ別のヒドロキシアルカノアートが含まれる。例には、(3-ヒドロキシヘプトアート)-(3-ヒドロキシプロピオナート)共重合体、(3-ヒドロキシヘプトアート)-(3-ヒドロキシプロピオナート)-(4-ヒドロキシブチラート)共重合体、(3-ヒドロキシヘプトアート)-(3-ヒドロキシバレアート)共重合体、(3-ヒドロキシヘプトアート)-(3-ヒドロキシバレアート)-(3-ヒドロキシヘキサノアート)共重合体、(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシバレラート)-(3-ヒドロキシヘキサノアート)-(3-ヒドロキシヘプタノアート)-(3-ヒドロキシオクタノアート)共重合体、(3-ヒドロキシブチラート)-(3-ヒドロキシヘキサノアート)-(3-ヒドロキシヘプトアート)共重合体、(3-ヒドロキシプロピオナート)-(3-ヒドロキシバレラート)-(3-ヒドロキシヘキサノアート)-(3-ヒドロキシヘプタノアート)-(3-ヒドロキシオクタノアート)-(3-ヒドロキシノナノアート)-(3-ヒドロキシデカノアート)共重合体、(3-ヒドロキシヘプトアート)-(3-ヒドロキシオクタノアート)共重合体、(3-ヒドロキシヘプトアート)-(3-ヒドロキシノナノアート)共重合体、および(3-ヒドロキシヘプタノアート)-(3-ヒドロキシデカノアート)共重合体、およびそれらの組合せが含まれる。
PHAを生産するための方法は、米国特許出願公開第2005/0228168号、第2006/0105440号および第2005/0239998号明細書においてで記述される。
ポリヒドロキシアルカノアート化合物は、任意の望ましい量において、典型的に、インク媒体またはインク媒体混合物の、およそ0.5から、およそ20重量パーセントまで、たとえば、インク媒体またはインク媒体混合物の、およそ1から、およそ15重量パーセントまでで存在することができる。
具体化において、インク媒体においてポリヒドロキシアルカノアート化合物の極性の性質のために、インク媒体におけるポリヒドロキシアルカノアート化合物の包含は、(1)固形状態の間に、ローバスト性(頑丈さ)を増やし、そして相変化インク組成物の粘着を高めること、および(2)インク媒体における合計成分の総数および石油成分の量を減らすことを目的とする。この増加したローバスト性は、固形インクが粉々にならなかったので明白であるが、種々の応力にさらされることにより、単に変形するだけである。
追加の物質はまた、インク媒体にも含むことができる。適切な材料の例には、微結晶性ワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス、少なくとも30個の炭素を有する長鎖の酸、脂肪酸、脂肪アミド、エチレン/プロピレン共重合体、酸化された合成または石油ワックスのウレタン誘導体、n-パラフィン炭化水素、分枝パラフィン炭化水素、ナフテン炭化水素、高度に分枝した炭化水素、エトキシル化アルコール、線形アルコール、炭化水素系ワックス、グラフト共重合によって調製されたポリオレフィンの修飾された無水マレイン酸炭化水素付加物、モノアミドの混合物、ジアミド、トリアミドおよびテトラアミド、およびそれらの混合物が含まれうる。
相変化インクのための適切なインク媒体の追加的な例には、ポリアミド、ダイマー(dimmer)酸アミド、ARAMID(アラミド)Cを含む脂肪酸アミド、Riechold Chemical Company(レイショール・ケミカル社)から入手可能なEPOTUF(エポタフ)37001のようなエポキシ樹脂、流体パラフィンワックス、流体微結晶性ワックス、Fischer-Tropsch(フィッシャー・トロプシュ)ワックス、ポリビニルアルコール樹脂、多価アルコール、セルロースエステル、セルロースエーテル、ポリビニルピリジン樹脂、脂肪酸、脂肪酸エステル、KETJENFLEX(ケトジェンフレックス)MHおよびKETJENFLEX MS80を含むポリスルホンアミド、Velsicol Chemical Company(ベルシコル・ケミカル社)から入手可能なBENZOFLEX(ベンゾフレックス)S552のような安息香酸エステル、フタラート可塑剤、シトラート可塑剤、マレアート可塑剤、ポリビニルピロリドン共重合体、ポリビニルピロリドン/ポリ酢酸ビニル共重合体、Occidental Chemical Company(オクシデンタル・ケミカル社)から入手可能なDUREZ(デュレツ)12 686のようなノボラック樹脂、および天然物ワックスで、蜜蝋、モンタン蝋、カンデリラ蝋、GILSONITE(ギルソナイト)〔American Gilsonite Company(アメリカン・ギルソナイト社)〕、などのようなもの、線形一級アルコールと線形長鎖アミドまたは脂肪酸アミドとの混合物で、たとえば、およそ6から、およそ24までの炭素原子を有するもののようなもので、PARICIN(パリシン)9(プロピレングリコールモノヒドロキシステアラート)、パリシン13(グリセロールモノヒドロキシステアラート)、パリシン15(エチレングリコールモノヒドロキシステアラート)、パリシン220〔N(2-ヒドロキシエチル)-12-ヒドロキシステアラミド(hydroxystearamide)〕、パリシン285(N,N’-エチレン-ビス-12-ヒドロキシステアラミド)、FLEXRICIN(フレクッスリシン)185(N,N’-エチレン-ビス-リシノールアミド)、などを含むようなものが含まれる。
さらなる物質は、相変化インク組成物のインク媒体、たとえば、高分子量線形アルコール、炭化水素系ワックス、エチレン/プロピレン共重合体およびグラフト共重合によって調製されるポリオレフィンの修飾された無水マレイン酸の炭化水素付加物のようなものが含まれうる。ウレタン、尿素、アミドおよび酸化された合成または石油ワックスのイミド誘導体で、たとえば、Petrolite(ペトロライト)から入手可能であり、そして一般式
Figure 2011116984

のようなものであり、式中、Rは、式CH3(CH2)nのアルキル基であり、nは、およそ5から、およそ400まで、たとえば、およそ10から、およそ300まで、またはおよそ20から、およそ200までの整数であり、R’はトリル基であるものを、また、インク媒体として用いることができる。
ここに説明するポリヒドロキシアルカノアート化合物に加えてインク媒体において含むことができる他の追加的な物質の追加的な例には、ロジンエステル(エステルガム)、ポリアミド、ダイマー酸アミド、ARAMID(アラミド)Cを含む脂肪酸アミド、レイショール・ケミカル社から入手可能なEPOTUF(エポタフ)37001のようなエポキシ樹脂、流体パラフィンワックス、流体微結晶性ワックス、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリビニルアルコール樹脂、多価アルコール、セルロースエステル、セルロースエーテル、ポリビニルピリジン樹脂、脂肪酸、脂肪酸エステル、KETJENFLEX(ケトジェンフレックス)MHおよびKETJENFLEX MS80を含むポリスルホンアミド、ベルシコル・ケミカル社から入手可能なBENZOFLEX(ベンゾフレックス)S552のような安息香酸エステル、フタラート可塑剤、シトラート可塑剤、マレアート可塑剤、ジフェニルスルホン、n-デシルスルホン、n-アミルスルホン(arnyl sulfone)、クロロフェニルメチルスルホンのようなスルホン、ポリビニルピロリジノン共重合体、ポリビニルピロリドン/ポリ酢酸ビニル共重合体、Durez Corporation(ドレツ・コーポレーション)から入手可能なDUREZ 12 686のようなノボラック樹脂、および天然物ワックスで、蜜蝋、モンタン蝋、カンデリラ蝋、GILSONITE(ギルソナイト)(アメリカン・ギルソナイト社)、などのようなもの、線形一級アルコールと線形長鎖アミドまたは脂肪酸アミドとの混合物で、たとえば、およそ6から、およそ24までの炭素原子を有するもののようなもので、PARICIN(パリシン)9(プロピレングリコールモノヒドロキシステアラート)、パリシン13(グリセロールモノヒドロキシステアラート)、PARICIN 15(エチレングリコールモノヒドロキシステアラート)、パリシン220〔N(2-ヒドロキシエチル)-12-ヒドロキシステアラミド(hydroxystearamide)〕、パリシン285(N,N’-エチレン-ビス-12-ヒドロキシステアラミド)、FLEXRICIN(フレックスリシン)185(N,N’-エチレン-ビス-リシノールアミド)、などを含むようなものが含まれる。さらに、およそ4からおよそ16までの炭素原子を有する線形長鎖スルホンは、適切なインク媒体物質である。
加えてまた、米国特許第6,906,118号明細書に記述のインク媒体を用いることができる。また、たとえば、米国特許第5,122,187号明細書において開示されるような液晶物質は、インク媒体として適切である。
追加的な樹脂およびワックスは更に、2等量のABITOL(R)〔アビトール(商標)〕E ヒドロアビエチルアルコールおよび1等量のイソホロンジイソシアナートの反応から得られ、米国特許第5,782,966号明細書に記載されているように調製されるウレタン樹脂、3等量のステアリルイソシアナートおよびグリセロール系アルコールの付加物であったウレタン樹脂、米国特許第6,309,453号明細書の例4に記載されるように調製されたもの、たとえば、ジアミド、トリアミド、テトラアミド、環状アミド、および同類のものを含む適切なアミドからなる群より選ぶことができる。モノアミド、テトラアミド、およびそれらの混合物を含む脂肪アミドには、たとえば、米国の特許第4,889,560号、第4,889,761号、第5,194,638号、第4,830,671号、第6,174,937号、第5,372,852号、第5,597,856号、および第6,860,930号明細書および英国特許第GB 2 238 792号明細書において記述されるもの、および米国特許第6,620,228号明細書で記述されるものに類似したもののようなインク媒体が含まれうる。
さらに、ここに使用するのに適する樹脂は、トリアミドを含む。ここに使用するのに適するトリアミドは線形トリアミドを含み、それはすべての3つのアミド基が同じ分子鎖または分枝に引かれる分子である。
インク媒体は、前述の、または下記の適切な物質の1またはそれよりも多くから構成されうる。ここに用いるように、「1またはそれよりも多く」および「少なくとも1つ」は、ここに明らかにする任意の所定の特長のうちの1から、およそ10まで、たとえば、1から、およそ8まで、または1から、およそ5までのようなものにも言及する。
インク媒体は、インクのおよそ60%から、およそ99.5重量%までを含むことができる。
相変化インクの多くのインク媒体は、本質的にゼロの電気伝導度をもつ。このように、伝導率の増強剤は、一貫した伝導率をインクに提供するために、インク媒体に加えることができる。伝導率は、インクジェット装置のインク容器(リザーバー)のレベルセンサーのための入力信号として用いられる。
相変化インクの先の成分は、相変化インクが着色剤で、たとえば、顔料および染料、およびドデシルベンゼンスルホン酸(DDBSA)のようなもので、米国特許第6,015,847号明細書で、参照することによってここに組み込むものに明らかにされるようなものである場合、それは電気伝導度に寄与したかもしれない。
具体化において、伝導率の増強剤は有機塩基および酸から形成される有機塩である。伝導率の増強剤は、任意のプリンターパーツ(たとえば、プリントヘッドまたはインクジェット装置の容器)にも、他の伝導率の増強剤(たとえば、DDBSA)のように悪影響をおよぼさない。
伝導率の増強剤の有機塩の有機塩基は、有機アミンでよく、そして少なくとも1種の長い炭化水素鎖をもつことがある。「長い炭化水素鎖」は、たとえば、およそ10個の炭素から、およそ50個までの炭素をもつ、線状または分枝の炭素アルキルまたはアリール鎖に言及する。
ここに用いるのに適する有機塩基の例は、以下の一般式
Figure 2011116984

をもつ三級アミン化合物から導き出され、それは、トリヘキサデシルアミン〔ARMEEN(アルメーン)(R)316、分子量689)を含むことができる。
具体化において、有機塩基は、トリオクタデシルアミン、トリドデシルアミン、トリテトラデシルアミン、トリエイコシルアミン、トリドコシルアミン、トリテトラコシルアミン、ジドデシルオクタデシルアミンのような混合形態、ジドコシルテトラコシルアミン、ジテトラコシルテトラデシルアミン、など、そして、ジ(1-デシル-4-ノニル-フェニル)ドコシルアミンで
Figure 2011116984


のような、アリール脂肪族化合物、または以下に示すような、4-ノニルフェニルジオクタデシルアミン、
Figure 2011116984

から導き出すことができる。
具体化において、有機塩基は、一級、二級または三級アミンであることができる。適切な一級アミンの例は、一般式
Figure 2011116984

によって表すことができ、式中、xは、およそ1から、およそ50まで、たとえば、およそ10から、およそ40まで、またはおよそ12から、およそ30までのような整数、たとえば、ヘキサデシルアミンである。適切な二級アミンの例は、一般式
Figure 2011116984


によって表すことができ、式中xは、およそ1から、およそ50まで、たとえば、およそ10から、およそ40まで、またはおよそ12から、およそ30までのような整数であり、たとえば、ジオクタデシルアミンである。
およそ120℃の一定温度下の有機塩の見積もられた半減期は、およそ15日から、およそ250日まで、たとえば、およそ20日から、およそ225日まで、またはおよそ20日から、およそ200日までのようなものである。
ここに明らかにされる相変化インクは、1種の有機塩、または1またはそれよりも多くの適切な有機塩、たとえば、およそ1から、およそ10までの有機塩の混合物を含むことができる。各々の有機塩は、任意の効果的な量においてインクで存在し、たとえば、およそ0.001重量パーセントから、およそ8重量パーセントまでである。
ここに説明する有機塩は、高いイオン移動度を有する分子イオン中に十分に分離することによって相変化インクに高い電気伝導度を与える。具体的には、有機塩は、イオンに、つまり、陰イオンおよび陽イオンに解離し、インクジェット式装置の作動の間、相変化インクに高い電気伝導度を供給する。
相変化インクで、その中に伝導率増強剤をもつものの伝導率は、およそ0.01μS/cmから、およそ5μS/cmまででありうる。伝導率は、任意の既知の方法によっても測定することができ、そしてそこでチタン電極を溶融したインクに置き、そして60Hzの周波数でRosemount Model(ローズマウント・モデル)1054B LC Conductivity Meter(コンダクティビティー・メーター)上で抵抗性出力を読むことによって、およそ120℃での溶融状況下に測定される。概して、物質の伝導性は、抵抗性の逆数に関して測定することができ、それは電気抵抗のための物質特異的な、そして温度依存的な測定である。
具体化でのインクは更に、慣習的な添加剤と関係した既知の機能を利用するために、そのような慣習的な添加剤を含むことができる。そのような添加物には、たとえば、少なくとも1種のイソシアナートで誘導された物質(isocyanate derived material)、酸化防止剤、消泡剤、UV吸収材、スリップ剤およびレベリング剤、清澄剤、粘着性付与剤、接着剤、可塑剤などを含みうる。
インクキャリヤーはまた、スタビライザー物質として少なくとも1種のイソシアナートで誘導された物質も含むことができる。イソシアナートで誘導された物質は、たとえば、米国特許第5,782,966号明細書の例1で明らかにされるように、たとえば、2等量のアルコール、たとえばヒドロアビエチルアルコールおよび1等量のイソシアナートまたはジイソシアナート(イソホロンジイソシアナート)を反応させることによって得られるウレタン樹脂でありうる。イソシアナートで誘導された物質は、インクキャリヤーにおいて少なくともおよそ2重量%のインクキャリヤー、たとえば、およそ2から、およそ99重量%のようなもののインクキャリヤーで存在することができる。他の適切なイソシアナートで誘導された物質には、3等量のステアリルイソシアナートおよびグリセロール系アルコールの付加物であり、米国特許第6,309,453号明細書の例4に記載されているように調製されたウレタン樹脂が含まれる。
インクは随意に、イメージ(画像)を酸化から保護するために酸化防止剤を任意に含むことができ、そしてまたそのうえ、インク容器での加熱された溶融物として存在する間、インク成分を酸化から保護することができる。酸化防止剤は、存在するとき、たとえば、インクにおいて、任意の所望のまたは効果的な量で、たとえば、およそ重量で0.25パーセントから、およそ10パーセントまでのような量で存在することができる。
インクは更に、FORAL 85、水素化されたアビエチン(ロジン)酸のグリセロールエステル〔Eastman(イーストマン社)から商業上入手可能なもの〕、ARAKAWA(アラカワ)KE-311およびKE-100 Resins(レジンズ)、水素化されたアビエチン(ロジン)酸のトリグリセリド〔Arakawa Chemical Industries, Ltd(アラカワ・ケミカル・インダストリーズ社)から商業的に入手可能なもの〕のような随意の粘着性付与剤を含むことができる。粘着性付与剤は、任意の効果的な量でインクに存在することができ、たとえば、インクのおよそ0.01重量パーセントから、インクのおよそ98重量パーセントまでの量であることができる。
接着剤、たとえば、VERSAMID(ベルサミド)757、759、または744〔Cognis(コグナイス社)から商業上入手可能なもの〕は、インクのおよそ0.01重量パーセントから、インクのおよそ98重量パーセントまで、およびインクのおよそ0.1重量パーセントから、インクのおよそ50重量パーセントまででインクにおいて存在することができる。
インクはまた、随意にUV吸収材を含むことができる。随意のUV吸収材は主に、生成したイメージをUV 劣化から保護し、存在するとき(degradationWhen present,)、随意のUV吸収材は、たとえば、インクkのおよそ1パーセントから、およそ10重量パーセントまでのような、任意の望ましいか、または効果的な量でインクにおいて存在することができる。
UNIPLEX(ユニプレックス)250のような可塑剤はまた、インクにおいて存在することができる。可塑剤は、インクのおよそ0.01重量パーセントから、インクのおよそ98重量パーセントまでの量で存在することができる。
インクはまた、1またはそれよりも多くの分散剤および/またはインク組成物の湿潤特性の制御(controlling wetting properties)のようなものの、それらの既知の特性のための、1またはそれよりも多くの界面活性剤、および安定剤顔料(stabilizing pigments)を含むことができる。
存在するとき、随意の添加剤は、各々、または組み合わせて、たとえば、インクのおよそ1パーセントから、およそインクの10重量パーセントまでのような、望ましいか、または、効果的な量でインクにおいて存在することができる。
具体化において、ここに説明するインク組成物はまた、少なくとも1種の着色剤を含む。任意の望ましい、または効果的な着色剤でも、染料、顔料、それらの混合物、などを含めて、インク組成物において採用することができ、着色剤が、インクキャリヤーにおいて溶け、または分散することができるならば、そうである。任意の染料または顔料でも、選ぶことができ、それがインクキャリヤーにおいて溶け、または分散することが可能であり、そして他のインク組成物と適合性であるならば、そうである。
本開示の相変化インクにおける着色剤の量は、コア、シェルにおいて、または双方であるかどうかにかかわらず、インク媒体またはインク媒体混合物の0.5%から、およそ20重量%までであることができる。
具体化において、相変化のためのインクキャリヤーは、たとえば、高温顕微鏡(microscope hot stage)上での観察および測定によって定められるように、およそ60から、およそ150℃までの融点をもつことができ、そこでは、バインダー(結合剤)物質がスライドガラス上で加熱され、そして顕微鏡によって観察される。より一層高い融点でも許容することができるが、プリントヘッド寿命が150℃よりも高い温度で減少することがある。さらに、低いエネルギーのインクはおよそ9から、およそ13cPまでのジェット粘度(jetting viscosity)をもつが、その粘度および温度値はこれらの範囲の外側にすることができる。
インク組成物は、任意の望ましい、または適切な方法によってでも調製することができる。たとえば、インクキャリヤーの成分の各々は、一緒に混ぜ合わせられ、次いで混合物は、少なくともその融点にまで加熱され、たとえば、およそ60から、およそ150℃まで、80から、およそ120℃まで、および85から、およそ110℃までである。着色剤は、インク原材料が加熱される前、またはインク原材料が加熱された後に添加することができる。溶融混合物は、インクキャリヤーにおいて着色剤の分散を果たすために、磨砕機またはボールミル装置においてグラインディング(研削)を受けさせることができる。加熱された混合物は次いで、およそ5秒から、およそ10分またはそれよりも長くまでの間、かき回され、実質均質な、均一な溶融物を得、次いでインクは周囲温度にまで冷やされる(典型的におよそ20℃からおよそ25℃まで)。インクは周囲温度で固形である。特定の具体化において、それらの溶融した状態でのインクは、形成プロセスの間に、型中に注がれ、そして次いで冷却され、そしてインクスティック(棒)を形成するために固化される。適切なインク調製技術は、米国特許第7,186,762号明細書に明らかにされ、ここで、その開示を参照することによって全体として組み込む。
インクは、直接印刷インクジェットプロセスのための器具において、および間接的(オフセット)印刷インクジェット適用において採用することができる。ここに説明する相変化インクを印刷するのに適する器具の例には、相変化インク、インクを印刷するためのインクジェットヘッド、および相変化インクをインクジェットヘッドに供給するためのインク供給ラインを、貯え、または保持するための少なくとも1種のインク保有容器から構成される器具が含まれる。
ここに明らかにする別の具体化は、インクジェット印刷器具中に、ここに明らかにするようなインクを組み込むこと、インクを溶かすこと、および溶融インクの小滴を、レコーディング(記録)基材上で像様(imagewise)パターンにおいて排出させることを含むプロセスに指向される。直接印刷プロセスはまた、たとえば、米国特許第5,195,430号明細書に開示される。ここに明らかにする更に別の具体化は、インクジェット印刷器具中にここに明らかにするようなインクを組み込むこと、インクを溶かすこと、溶融インクの小滴を、中間移動部材上で像様パターンにおいて排出させること、およびインクを像様パターンにおいて中間移動部材から最終的な記録基材まで移すことを含むプロセスに指向される。特定の具体化において、中間移動部材は、最終的な記録シートの温度よりも高く、そして印刷器具における溶融インクのものよりも低い温度に加熱される。別の特定の具体化において、双方の中間移動部材および最終的な記録シートは加熱され、この具体化において、双方の中間移動部材および最終的な記録シートは、印刷器具において溶融インクの温度よりも低い温度まで加熱され、この具体化において、中間移動部材および最終的な記録シートの相対的な温度は、(1)中間移動部材が、最終的な記録基材の温度より高い温度で、そして印刷器具の溶融インクのものより低い温度に加熱され、(2)最終的な記録基材が、中間移動部材の温度より高い温度で、そして印刷器具の溶融インクのものよりも低いものにまで加熱され、または(3)中間移動部材および最終的な記録シートが、ほぼ同じ温度にまで加熱されるものであることができる。オフセットまたは間接的印刷プロセスはまた、たとえば、米国特許第5,389,958号明細書でも明らかにされる。1種の特定の具体化において、印刷器具は、インクの小滴を、圧電気振動性要素の動揺によって像様パターンにおいて排出させる圧電気印刷プロセスを採用する。ここに明らかにするようなインクはまた、他のホットメルト印刷プロセスにおいて、たとえば、ホットメルトアコースティックインクジェット印刷、ホットメルト熱インクジェット印刷、ホットメルト連続ストリームまたは偏向インクジェット印刷、などのようなもの採用することができる。ここに明らかにする相変化インクはまた、ホットメルトインクジェット印刷プロセス以外の印刷プロセスにおいて用いることもできる。
任意の適切な基材または記録シートを採用することができ、無罫紙(普通紙)、たとえば、XEROX(ゼロックス)4200ペーパー、XEROX Image Series(イメージ・シリーズ)ペーパー、Courtland(コートランド)4024 DPペーパー、罫線を引いたノート紙、ボンド紙、シリカ(二酸化ケイ素)被覆(コーテッド)紙、たとえば、Sharp Company(シャープ社)シリカ被覆紙、JuJo(ジョージョー)紙、HAMMERMILL LASERPRINT(ハンマーミル・レーザープリント)ペーパー、などのようなもの、透明物質、ファブリック、織物製品、プラスチック、重合体フィルム、無機基材、たとえば、金属および木材、などのようなもの、などを含む。
ここに説明するインクは、以下の例において更に例示される。すべての部分および割合は、特に明記しない限り、重さによるものである。
例1a:着色した極性濃縮物インクの調製
(a)19.11部のKE-100樹脂〔Arakawa Chemical Industries Ltd.(アラカワ・ケミカル・インダストリーズ社)からの水素化されたアビエチン(ロジン)酸のトリグリセリド〕、(b)Crompton Corp(クロンプトン・コーポレーション)からの0.25部NAUGARD(ナウガード)N445の酸化防止剤、(c)91.10部のUNILIN(ユニリン)425〔高分子量線形アルコール{Baker Petrolite(ベーカー・ペトロライト社)から商業上入手可能なもの}〕、(d)12.23部のKEMAMIDE(ケマミド)E-180〔Chemtura Corporation(ケムチュラ・コーポレーション)から入手可能なステアリルエルカミド〕、(e)12.27部のSOLSPERSE(ソルスパース)13240の分散剤〔Lubrizol(ルーブリゾール社)から入手可能なもの〕および(f)0.04部のソルスパース5000の共力剤(ルーブリゾール社から入手可能なもの)から構成される混合物を、120℃に加熱し、そして8分の1インチ(1インチ=約2.54cmとして、約0.3175cm)の鋼製ボールを備えるSzegvari(セーグヴァリ)01 Attritor(アトリター、磨砕機)に負荷した。この混合物に対して、15部のHOSTAPERM Blue(ホスタペルム・ブルー)B4-G〔Clariant Corporation(クラリアント・コーポッレーション)から入手可能なもの)を、緩徐に加え、そして250rpmで18時間一晩中磨減させた。
例1b:生物学的に導き出した樹脂 (ポリヒドロキシアルカノアート)を組み込む極性インクの調製
例1aにおいて上述した着色極性濃縮物インクの8部を、100mLのビーカーに加えた。撹拌バーをビーカーの内側に置き、そしてビーカーを120℃に設定した加熱撹拌ホットプレート上に置いた。撹拌した濃縮物に対し、予め混合した同種の溶液を加えた。同種の溶液は、4部のポリ(3-ヒドロキシヘプトアート-コ-3-ヒドロキシノノアート〔Polyferm Canada Inc.(ポリフェルム・カナダ社)から得られる細菌的に導き出したポリヒドロキシアルカノアート〕、4.48部のKE-100、22.40部のUNILIN(ユニリン)425、3.20部のE-180および0.08部のNAUGARD(ナウガード)445から構成される。2時間の撹拌後、新たに形成したインクを、1ミクロンのフィルターを通してろ過した。ろ過したインクを、平らなディスクモールド(型)および長いロッドモールド中に注ぎ、そして1時間冷却させておいた。それらの形状に対して手動で側部の応力を受けさせると、形状は破壊されることなく曲がって、そして粉々にならなかった。図1および2を参照。インクのレオロジー(流動学)は、Rheometrics Scientific(レオメトリックス・サイエンティフィク)〔目下のTA Instruments(TAインスツルメンツ)〕からのRFS-3レオメーターを用いて、コーン(円錐)およびプレート法によって定め、そこでは115℃および100s-1のせん断速度でのせん断速度粘性は14.4cPであった。
比較例1:生物学的に導き出される樹脂を伴わない着色インクの調製
例1aで上述した着色極性濃縮物インクの8部を、100mLのビーカーに加えた。撹拌バーをビーカーの内側に置き、そしてビーカーを120℃に設定した加熱した撹拌ホットプレート上に置いた。撹拌した濃縮物に対して、予め混合した同種の溶液を加えた。同種の溶液は、4.56部のKE-100、22.78部のUNILIN(ユニリン)425、3.25部のE-180および0.08部のNAUGARD(ナウガード)445から構成され、何らのポリヒドロキシアルカノアート樹脂も含まなかった。2時間の撹拌後、新しく形成したインクを、1ミクロンのフィルターを通してろ過した。ろ過したインクを、平らなディスクモールドおよび長いロッドモールド中に注ぎ、そして1時間冷却させておいた。例1bのようにそれらの形状に対して手動で同じ側部の応力を受けさせると、その形状は、その後粉砕されるか、または壊れる前に、いくぶん曲がった。インクのレオロジーは、コーンおよびプレート法によってRheometrics Scientific(目下のTA Instruments)からRFS-3レオメーターを用いて定め、そこで115℃および100s-1のせん断速度でのせん断速度粘性は9.9cPであった。
比較例2:生物学的に導き出される樹脂を伴わない着色したインクの調製
KE-100の合計量がこの例で増やされるように、別のインクを例1aにおいて形成される濃縮物から調製した。例1aで上述した着色極性濃縮物インクの8部を、100mLのビーカーに加えた。撹拌バーを、ビーカーの内側に置き、そしてビーカーを120℃に設定した加熱した撹拌ホットプレート上に置いた。撹拌した濃縮物に対して、予め混合した同種の溶液を加えた。同種の溶液は、6.48部のKE-100、22.40部のUNILIN(ユニリン)425、3.20部のE-180および0.08部のNAUGARD(ナウガード)445から構成された。2時間の撹拌後、新しく形成したインクを、1ミクロンのフィルターを通してろ過した。ろ過したインクを平らなディスクモールドおよび長いロッドモールド中に注ぎ、そして1時間冷却させておいた。例1bのようにそれらの形状に対して手動で同じ側部の応力を受けさせると、その形状は、その後粉砕され、または壊れる前に、いくぶん曲げられた。インクのレオロジーは、コーンおよびプレート法によってRheometrics Scientific(目下のTA Instruments)からのRFS-3レオロメーターを用いて定め、そこで115℃および100s-1のせん断速度でのせん断速度粘性は10.5cPであった。
比較例3:生物学的に導き出される樹脂を伴わないシアン色素インクの調製
インクベースは、以下の成分、Baker Petrolite(ベーカー・ペトロライト社)からの50.17グラムの蒸留されたポリエチレンワックス、13.95重量部のトリアミドワックス(米国特許第6,860,930号明細書で、それを参照することによって全体として組み込むものに記述されたトリアミドワックス)、15.14重量部のS-180、12.42重量部のKE-100樹脂、4.42重量部のウレタン樹脂で、それは3等量のステアリルイソシアナートおよびグリセロール系アルコールの付加物であるもので、米国特許第6,309,453号明細書の例4で、それを参照することによって全体として組み込むものに記載されたように調製されたもの、および0.17重量部のNAUGUARD(ナウガード)445を、溶融し、そしてそれらを一緒に120℃にてオーバーヘッド撹拌機を用いて均質にブレンドすることで混合することによって調製した。
この調製した溶液に対して、シアン着色剤の3.55グラムを加えた。2時間の撹拌後、新しく形成したインクを、1ミクロンのフィルターを通してろ過した。ろ過したインクを、平らなディスクモールドおよび長いロッドモールド中に注ぎ、1時間冷却させておいた。例1bのようにそれらの形状に対して手動で同じ側部の応力を受けさせられると、形状は、その後粉砕され、または壊れる前に、いくぶん曲がった。インクのレオロジーは、コーンおよびプレート法によってRheometrics Scientific(目下のTA Instruments)からRFS-3レオロメーターを用いて定め、そこで、115℃および100s-1のせん断速度でのせん断速度粘性は9.5cPであった。
比較例4:生物学的に導き出される樹脂を伴わない極性黄色染料インクの調製
ゼロックス社に所有権がある黄色染料を含有する極性のインクは、以下の様式において調製した。600mLのビーカーに、14.95部のKE-100、71.09部のUNILIN(ユニリン)425、9.97部のE-180および0.19部のNAUGARD(ナウガード)445を加え、そこで、溶液を、それが30分間の機械的撹拌によって溶液がもたらされるようにゆっくり溶融させた。撹拌される溶液に対して、ゼロックスの習慣的な黄色染料の3.79部を加え、それによって新しく形成したインクを、2時間撹拌し続けた。インクを、Parker-Hannefin Corporation(パーカー・ハネフィン・コーポレーション)から入手可能な1ミクロンのフィルターをろ過にて通した。溶融したインクを次いで、平らなディスクモールドおよび長いロッドモールド中に注いだ。およそ1時間後、インクの形状をモールドから取り除き、例1bにおけるようにそれらの形状に対して手動で同じ側部の応力を受けさせた。形状はまったく屈曲せず、その後粉砕され、または壊された。
応力および柔軟性のテスト
ポリヒドロキシアルカノアートを固形インク組成物中に組み込むことでの負荷ストレス(強靭性)および柔軟性の相対的な比較として、例1b、比較例1および比較例2において上記した組成をもつインクを、溶融し、120℃の温度をもつオーブンにおいて、シリコーンモールド中に注いだ。ここでインク組成物は、センチメートル当たりのおよそ6,000のグラム重量(力)から、センチメートル当たりのおよそ10,000のグラム形態に、センチメートル当たりのおよそ6,500のグラム重量から、センチメートル当たりのおよそ9,000のグラム形態まで、そしてセンチメートル当たりのおよそ6,500のグラム重量から、センチメートル当たりのおよそ8,750のグラム形態までの破壊点をもつことができる。
インク(成型されたインクサンプル)を含むモールドを取り外し、そして周囲状況の下で冷却した。調製した成型インクサンプルの各々は、ミリメートル(mm)における以下の隣接する周辺寸法(perimeter dimension)をもつ対称形のI-形状化幾何学をもった:24 + 24 + 24 + 12 + 12 +12 +24 +24 +24 +12 + 12 +12。サンプルの厚さは、およそ2から、およそ2.5mmまでの間を変動させ、そしてHeidenhain Corporation(ハイデンハイン・コーポレーション)からのMT 60Mの厚さゲージ(計)を用いて定めた。3つの固形インク組成物の各々のための2つの反復は、サンプルの厚さ上での破壊抵抗の反復および依存を評価するために注いだ。以下の様式で実行する手動応力テストを受けさせる前に、成型したインクサンプルのすべてを、周囲の状況、典型的に24℃、50%の相対湿度の下で、5日間老化させた。
手動の応力テストを、成型したインクサンプルの1種を4.1kgの負荷の制限とともに、Ohaus weighing scale(オハウス計量器)に取り付けることから始め、オハウス計量器は、2つの50mmの高さのプラスチック支持体に添付する8mmの直径の鋼製ロッドをもつ。成型されたインクサンプルは、手動で、そして水平に適所に、ロッドにわたって保たれ、その上で負荷が徐々に適用され、典型的に50から70グラム/秒までの、グラムの力で、サンプルに通常、500msの間隔でRS-232インターフェースを介してコンピュータによって記録される時間にわたって適用された。表1は適用した力をまとめ、センチメートルあたり、インクサンプルが壊れるのを誘導されるのに必要なグラム重量の単位で与える。
Figure 2011116984
表2は適用した力をまとめるもので、インクサンプルが壊されるのを誘発されるのに必要な、表1での結果の線形補間を用いて算出されたような2.0および2.5mmの正規化されたサンプルの厚さのための、センチメートルあたりのグラム力として与える。
Figure 2011116984
結果は、明らかに、例1b)からのポリヒドロキシアルカノアートバイオレジンを用いて作成したインクサンプルのローバスト性および強靭性における予想外の改善を実証し、それは、比較例1からのポリヒドロキシアルカノアート樹脂を含まない着色されたインクでのインクの破断荷重における因数増加が、サンプルの厚さに応じておよそ6から、およそ17倍の間にあったようである。例1b)からのPHAバイオレジンで作成されるインクサンプルの破断荷重の、比較例3からのPHAバイオレジンを含まない着色されたインクに対する因数増加は、サンプルの厚さに応じておよそ4から、およそ8倍の間にあった。

Claims (3)

  1. 少なくとも1種の着色剤と、式1
    Figure 2011116984

    (1)
    の少なくとも1種のポリヒドロキシアルカノアート化合物を含有するインク媒体と
    を含み、
    式中、Rは、無関係に、水素原子、炭化水素基、ヘテロ原子、およびそれらの組合せからなる基から選ばれ、
    式中、nは1からおよそ35,000までの繰返し単位の数を表し、および
    式中、xは1からおよそ5までの整数を表す、固相変化インク組成物。
  2. 少なくとも1種の着色剤と、少なくとも1種の分枝したトリアミド、モノアミド、イソシアナートで誘導された物質、水素化されたアビエチン酸のトリグリセリドおよび式1
    Figure 2011116984

    (1)
    の少なくとも1種のポリヒドロキシアルカノアート化合物を含有するインク媒体とを
    含み、
    式中、Rは、無関係に、水素原子、炭化水素基、ヘテロ原子、およびそれらの組合せからなる群より選ばれ、
    式中、nは1からおよそ35,000までの繰返し単位の数を表し、
    式中、xは1からおよそ5までの整数を表し、
    式中、少なくとも1種のポリヒドロキシアルカノアート化合物は、3-ヒドロキシプロピオナート、3-ヒドロキシブチラート、3-ヒドロキシバレラート、3-ヒドロキシヘキサノアート、3-ヒドロキシヘプタノアート、3-ヒドロキシオクタノアート、3-ヒドロキノナノアート、3-ヒドロキシデカノアート、3-ヒドロキシウンデカノアート、3-ヒドロキシドデカノアート、およびそれらの組合せからなる群より選ばれる少なくとも1種の部分から構成されるホモポリマーまたはコポリマーであり、および少なくとも1種の部分は同じか、または異なる数の繰返し単位をもつ、固相変化インク組成物。
  3. 相変化インク、インクジェットヘッド、および相変化インクをインクジェットヘッドに提供するためのインク供給ラインを保持する少なくとも1種のインク保有容器を含むインクジェット装置であって、相変化インクは、少なくとも1種の着色剤と、式1
    Figure 2011116984

    (1)
    の少なくとも1種のポリヒドロキシアルカノアート化合物を含有するインク媒体と
    を含み、
    式中、Rは、無関係に、水素原子、炭化水素基、ヘテロ原子、およびそれらの組合せからなる群より選ばれ、
    式中、nは1からおよそ35,000までの繰返し単位の数を表し、および
    式中、xは1からおよそ5までの整数を表す、装置。
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