JP2014054754A - 消臭機能性布帛を用いた内装及び消臭機能性布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の消臭剤が付与された布帛を用いて、多様な成分を含む臭気に対して高度に消臭ないし減臭可能であり、風合い及び耐久性に優れた内装や、それに用いる消臭機能布帛を提供すること。
【解決手段】複数の消臭剤が付与された布帛を用いる内装であって、難燃剤及び第一の消臭剤を含む第一の消臭剤層が裏面に形成された第一の布帛部分と、難燃剤及び第二の消臭剤を含む第二の消臭剤層が裏面に形成された第二の布帛部分とを有することを特徴とする、内装。第一の布帛部分と、第二の布帛部分とは、同一の布帛上に形成されていても、異なる布帛上に別個に形成されていてもよい。
【選択図】なし

Description

本発明は、アルデヒド系や酸性ガス系等の多様な化学成分を含む臭いを消臭することが可能であるとともに、臭いの再放出が極めて少ない、消臭機能性布帛を用いた内装及びその内装に使用する消臭機能性布帛に関するものである。
建築・機械技術の発展に伴う室内の気密性の向上や、清潔志向の高まりに呼応して、生活空間における空気から不快な臭いを取り除くことが望まれており、様々な方法で消臭剤を配合した布帛等が用いられている。
除去する対象となる臭いは多種多様な化学物質から構成され、其々の臭いに対する脱臭剤が提案されているものの、1種類の脱臭剤で全ての臭いを取り除くことはできないと考えられている。このため、様々な化学成分が混合した臭いに対して、2種類以上の脱臭剤を用いて消臭することが検討されている。
例えば、悪臭とされるものには、タバコ臭の成分であるアセトアルデヒド等のアルデヒド類、ペットなどに由来する酸性ガス、アルカリ性ガス、樹脂製品に由来する揮発性有機化合物(VOC)等があるが、これらの全てを1種類の脱臭剤で消臭することはできない。しかしながら、広範な消臭機能を期待して不用意に複数の消臭剤を配合すると、消臭剤同士がその機能を打ち消し合い、本来の機能が発揮できないことが知られていた。
この問題に対処するため、例えば特許文献1では、消臭剤成分としてカーボン、金属化合物及びアミン系化合物の3種類を付着した布帛において、カーボンとアミン系化合物とが直接接触しない態様とすることを開示している。具体的には、布帛の表側と裏側に其々異なる消臭剤成分を付与する態様や、一方の消臭剤成分を不活性な多孔質担体に担持させた上で、他方の消臭剤成分と同じ布帛の面に付与する態様によって、相性の良くない消臭剤成分同士が直接接触することを回避し、各消臭剤の本来の機能を発揮させるという発明である。
しかしながらこの発明は、実用上や技術上の理由から布帛の表裏両面に消臭剤を付与することができない場合や、多孔質担体に担持させることができない消臭剤を用いる場合には適用することができなかった。
また特許文献2には、建築内装部材の表面化粧材の表面(紙や樹脂部材の表面)に、少なくとも2種の消臭剤等が互いに同一平面内で分離されて平面パターン化されている化粧材や、2種の消臭塗膜が各々独立して消臭層を形成し、相互に積層されてなる化粧材が開示されている。この発明は、消臭剤が相互に機能を打ち消し合うことを回避することを目的としており、当該発明によれば、複数種の消臭剤を混合して用いるよりも、別層として形成する方が複数の臭気に対する消臭効果が向上することが確認されている。しかしながら当該文献では、消臭機能以外の表面化粧材の要件については検討されておらず、実用上の価値や実現可能性は不明であった。
また一方で、家屋や車両の内装材として使用される布帛には、消臭機能の他にも様々の性能が要求され、なかでも難燃性能が重要である。一般に、布帛に難燃機能を付与するために、布帛に対して後加工で難燃剤を付与することが行われており、上述の消臭剤とともに難燃剤等が配合された処理剤によって布帛の後加工が行われることが多い。
しかしながら、かかる処理剤には、消臭剤や難燃剤の他にも布帛と薬剤成分のバインダーとなる樹脂成分やフィラー等の成分が含まれており、処理剤に含有される薬剤成分が多いほど相溶性の問題から各成分の濃度を上げることが困難になる。また、上述のような消臭剤同士の効果の相殺や難燃性能の低下が生じることもある。さらに、添加フィラー量の増加によって処理剤の塗布層が脆くなり、耐久性に劣るという問題も生じる。
なおかつ、難燃材は布帛全体に隙間なく付与されていることが好ましいのに対して消臭剤は必ずしも全面にされている必要はない等、機能や作用機序の異なる薬剤を全て混合した一液で処理することには不合理な点もあった。
特許文献3には、布帛の表面に、活性炭を含む樹脂組成物からなる第一消臭剤層と、アミン系化合物(消臭剤)を含む第二消臭剤層とが積層された消臭加工布帛であって、第一消臭剤層には難燃材を含み、第二消臭剤層はドット様の模様に形成されていることを特徴とする発明が開示されている。
特許文献3の発明によれば、消臭剤を二層に分けて形成することによって、薬剤成分の相溶性についての問題が解消するほか、消臭剤の機能の相互阻害が生じず、また、第二消臭剤層をドット様等の模様状にすることによって風合いや制電効果に優れた製品を得られることが開示されている。
しかしながら、消臭剤層が積層されることによって厚みが増し、布帛の風合いが低下することは避けられないほか、消臭剤層と布帛との接着性が低下するために耐久性が十分ではない等、必ずしも実用的な方法とはいえなかった。
またさらに、従来は、いずれの消臭性布帛もいったん吸収された臭気の再放出までも防止することは困難であり、臭気の再放出の防止という課題は検討が進んでいなかった。
特開2008−13870号公報 特開2000−37819号公報 特開2008−105370号公報
そこで、本発明は、複数の消臭剤が付与された布帛を用いて、多様な成分を含む臭気に対して高度に消臭可能であるとともに、風合い及び耐久性に優れた内装や、それに用いる消臭機能布帛を提供することを課題とする。
本発明では、複数の消臭剤を用いる場合に、全てを一体に混合するのではなく、別々の消臭剤層に含有させ、また、それらの消臭剤層を積層させることなく付与した布帛を用いることによって、前記課題を解決した。
すなわち本発明は、複数の消臭剤が付与された布帛を用いる内装であって、
難燃剤及び第一の消臭剤を含む第一の消臭剤層が裏面に形成された第一の布帛部分と、難燃剤及び第二の消臭剤を含む第二の消臭剤層が裏面に形成された第二の布帛部分とを有することを特徴とする内装に関するものである。
本発明の内装は、互いに異なる消臭剤を含む、第一の布帛部分と第二の布帛部分とを有するため、1種類のみの消臭剤では対応不可能な多様な臭いを消臭することが可能である。また本発明の内装は、第一の消臭剤層と第二の消臭剤層とが重複せずに形成されているために、いずれの消臭剤層も空気と接して効率よく消臭効果を発揮することが可能であるとともに、互いの効果を打ち消し合うことなくその機能を発揮できるため、消臭効率が高い。さらに、いったん消臭された臭気の再放出が極めて少なく、消臭後、長時間にわたって快適な環境を維持することが可能である。
また本発明の内装は消臭剤層が重層されていないため、消臭剤層の厚みが薄く、風合いの良い布帛を得ることができるほか、消臭剤層と布帛との接着性が良好となり耐久性に優れる。さらに、難燃剤が第一の消臭剤層及び第二の消臭剤層の両方に配合されているので、布帛に対して十分な難燃性能を付与することができる。
また本発明の内装は、消臭剤層が布帛の裏側に形成されていることも特徴であり、布帛の通気性を利用して消臭機能が発揮されるとともに、布帛表面側の意匠や風合いに影響を及ぼさず、布帛本来の意匠や風合いを維持できるほか、使用者が消臭剤層に直接接触することが無いため消臭剤層の剥落や欠失が回避され、長期使用に耐えうる。
本発明の内装は、車両又は建築物の内装であることが好ましい。車両や建築物の車内・室内は、人間やペットなどの多様な使用者や環境に由来する臭いが混在する空気が存在し、また空気が停滞しやすい空間であるところ、本発明の内装は複数種類の消臭剤層が付与された布帛を用いているため、効率的に多様な臭いを低減することができる。
特に、複数の消臭剤が付与された布帛が、車両の内装用表皮材であることが好ましい。車両の車室は、比較的狭くかつ臭いが滞留し易い空間であり、特にシートは、使用者やペットが直接接する部分であることから、複数の消臭剤を効果的に配置する本発明の構成が好ましく用いられる。
本発明の内装では、第一の消臭剤層と第二の消臭剤層が互いに異なる布帛に形成されていてもよい。第一の消臭剤層と第二の消臭剤層とが互いに異なる布帛に形成されていると、建築物や車両内に用いられる多種類の内装材の部材として、異なる消臭剤層を有する布帛を適宜選択して複数用いることによって、空間全体として多様な臭気を消臭できる。また、臭いの偏在に対応して適切な場所に適切な消臭剤を有する布帛を配置することが可能であり、効果的に消臭できるほか、全体として消臭剤の使用量を低減することが可能となりコスト低減が可能となる
また本発明の布帛は、前記第一の布帛部分と前記第二の布帛部分とが、連続する一の布帛に形成されていることも好ましい。一の布帛に第一の消臭剤層と第二の消臭剤層の両方を有するため、一の布帛を用いて多様な臭気に対応する総合的な消臭が可能となる。また、難燃剤は両方の消臭剤層に含まれているため、難燃剤は両方の消臭剤層にわたって付与されることとなり、難燃効果に優れた布帛を得ることができる。
第一の消臭剤と第二の消臭剤としては、アミン系化合物及び無機系金属塩であることが好ましい。アミン系化合物は主にアルデヒド系の臭気に対して消臭効果の高い消臭剤成分であり、無機系金属塩は主に酸性ガス・アルカリ性ガスに対して消臭効果の高い消臭剤成分である。これらの消臭剤は相溶性が低く、配合して用いた場合には互いにその効果を抑制し合って本来の機能が発揮できないという場合もあるが、本発明の如く、互いに別々の層として布帛にこれらの消臭剤成分を付与することで相溶性の問題は解決される。
本発明の内装は、第一及び/又は第二の布帛部分が、アセトアルデヒド及び/又は酢酸の低減率が96%〜100%であり、かつ、再放出が0〜5ppmであることがより好ましく、アセトアルデヒド及び/又は酢酸の低減率が97%〜100%であり、かつ、再放出が0〜2ppmであればさらに好ましい。なお、低減率、再放出はいずれも後述の実施例に記載の方法に従って算出されるものとする。
かかる数値範囲の低減率及び再放出は、アルデヒド系臭気及び/又は酸性ガス系臭気に対して、極めて高い消臭効果と再放出の防止効果を有することを意味しており、実用上極めて使用価値の高い消臭性の内装となる。
また本発明の内装は、前記第一の布帛部分及び前記第二の布帛部分がいずれも、燃焼速度0mm/min〜100mm/min、剛軟度10mm〜120mm、かつ定荷重伸び率1%〜180%であることが好ましい。なお、燃焼速度は後述の実施例に記載の式に従って算出されるが、燃焼が全く進まない場合や燃焼が極めて遅く測定困難である場合には、燃焼速度は0又は極めて小さい数値であるとみなされる。また、定荷重伸び率は後述の実施例に記載の式に従って算出されるが、未処理布帛(消臭剤を含む組成物を付与していない布帛)と同等の伸び率、例えば、未処理布帛に対して80%の定荷重伸び率であればより好ましい。また、剛軟度も後述の実施例に記載の式に従って算出されるが、10mm〜100mmであればさらに好ましい。
かかる数値範囲の布帛は、前記の高い消臭機能性とともに、内装材として十分な難燃性や風合いを併せ持つ、実用上極めて使用価値の高い消臭性の内装となる。
また本発明は、難燃剤及び第一の消臭剤を含む第一の消臭剤層と、難燃剤及び第二の消臭剤を含む第二の消臭剤層とが、連続する一の布帛の裏面に、実質的に隙間のない連続パターン状に形成されていることを特徴とする消臭機能性布帛に関する。このような布帛は、空間の内装部材、例えばシート表皮用部材及び/又は壁紙用ファブリックとして好適に用いられる。本発明の布帛によれば、一の布帛上に異なる種類の消臭剤層が形成されているため、一の布帛で多様な臭いを効果的に消臭可能である。また、難燃剤はいずれの層にも含まれており、それらの層が実質的に隙間なく形成されているために布帛前面に難燃剤が付与されることとなり、難燃効果にも優れる。さらに、第一の消臭剤層と第二の消臭剤層とが連続パターン状に形成されていることから、布帛の剛軟度、難燃性能等の偏在が解消し、性能の安定した消臭機能性布帛が得られる。
また前記の消臭機能性布帛は、アセトアルデヒド及び/又は酢酸の低減率が96%〜100%であり、かつ、再放出が0〜5ppmであることが好ましい。また、アセトアルデヒド及び/又は酢酸の低減率が97%〜100%であり、かつ、再放出が0〜2ppmであればさらに好ましい。かかる数値範囲の低減率及び再放出は、アルデヒド系臭気及び/又は酸性ガス系臭気に対して、極めて高い消臭効果と再放出の防止効果を有することを意味しており、実用上極めて使用価値の高い消臭性機能性布帛が得られる。
また前記の消臭機能性布帛は、燃焼速度0mm/min〜100mm/min、剛軟度10mm〜120mm、かつ定荷重伸び率1%〜180%であることが好ましい。かかる数値範囲の布帛は、前記の高い消臭機能性とともに、内装材として十分な難燃性や風合いを併せ持つ、実用上極めて使用価値の高い消臭性の内装となる。
本発明によれば、多様な臭いが混合した空気を効果的に消臭できるとともに、いったん消臭された臭気の再放出が極めて少なく、また、布帛の風合いと耐久性に優れた内装を実現できる。また、この内装に使用される消臭機能布帛は、特別な装置によらず効率的に生産することが可能である。
本発明の内装は、互いに異なる消臭剤を含有する層が形成された複数の布帛部分、少なくとも第一の布帛部分と第二の布帛部分とを有する。これらの布帛部分には、其々第一の消臭剤層と第二の消臭剤層とが形成されており、これらの消臭剤層は、消臭剤成分を除いて基本的に同じ組成とすることができる。
消臭剤層における消臭剤成分以外の成分としては、難燃剤、バインダー成分等を含有する。
難燃剤としては、例えば車両用シートに用いられる臭素系化合物、それのアンチモンとの混合物、リン酸化合物(例えば、リン酸エステル化合物、縮合リン酸エステル化合物、リン酸アミド系化合物、リン酸メラミン系化合物等)、水酸化金属化合物などを使用することができる。市販の難燃剤を使用する場合、例えば、ポリリン酸アンモニウム等を使用することができる。
第一の消臭剤層に含まれる難燃剤と、第二の消臭剤層に含まれる難燃剤は互いに同一でも異なっていてもよく、消臭剤層が形成される布帛に応じて選択することもできる。
バインダー成分としては、繊維加工用バインダーとして通常使用されるバインダー、例えば、アクリル系樹脂やウレタン系樹脂を使用することができる。
その他の成分としては例えば、増粘剤としてヒドロキシエチルセルロースやカルボキシメチルセルロース等を使用することができる。
消臭剤成分としては、特に、アルデヒド系の臭い、例えば、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、プロパナール、ブタナール等に効果的な消臭剤と、酸性ガス系の臭い、例えば、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イソ吉草酸等に効果的な消臭剤とを、第一及び第二の消臭剤として用いることができる。
アルデヒド系の臭いに効果的な消臭剤としては、アミン系化合物が挙げられ、例えば、アジピン酸ジヒドラジドやそれを含む消臭剤組成物を使用できる。
酸性ガス系の臭いに効果的な消臭剤としては、金属化合物が挙げられ、例えば、酸化亜鉛やそれを含む消臭剤組成物を使用できる。
第一及び第二の消臭剤層は上記の成分を含む組成物を布帛に付与して形成することができる。布帛上での消臭剤層は、乾燥重量で60〜160g/m程度、好ましくは80〜130g/m程度となるように形成することができる。消臭剤層中の各成分は、例えば、バインダー成分が25〜35%、難燃剤が45〜55%、消臭剤成分が14〜20%となるようにすることができる。
消臭剤層を形成する布帛としては、一般的に、車両や家屋内の内装に使用される布帛を用いることができる。例えば、目付が100〜1500g/mである織物、編物、不織布、起毛布、植毛布等があり、素材としてはポリエステル系、ポリプロピレン系、ポリウレタン系、アクリル系等の合成繊維布帛でもよく、ウール、綿等の天然繊維布帛でもよく、またこれらが混紡、混織された布帛であってもよい。例えば車両シート用表皮材の場合、ポリエステルが好適に用いられる。
本発明の消臭剤層を有する布帛は、その裏面に消臭剤層が形成されていることが好ましい。裏面とは、車両や建築物において表面に露出して使用者に視認されることのない面のことをいう。裏面側に消臭剤層を有することで、布帛表面側の風合いや美観を損ねることがなく、また、使用者が接触することによる消臭剤層の脱落や劣化を防止でき、さらに、抗菌剤層が不透明である場合や灰色や黒色に着色している場合でも問題なく使用できる。
布帛に対する消臭剤層の付与の方法としては、公知の方法を適宜選択して用いることができるが、例えば、ナイフコーター、ブレードコーター、バーコーター等による塗工、ロータリースクリーン捺染、フラットスクリーン捺染、ローラー捺染等の捺染による方法が挙げられる。
本発明の内装は、第一の消臭剤層を有する第一の布帛部分と、第二の消臭剤層を有する第二の布帛部分を有するが、これらの布帛部分は、互いに異なる布帛に形成されていても、同一の布帛上に形成されていてもよい。
第一の布帛部分と第二の布帛部分とが互いに異なる布帛に形成されている場合、公知の作成方法によって第一の布帛部分を有する布帛と第二の布帛部分を有する布帛とを別個に作成し、それらを車両や建築物の内装において組み合わせて使用することができる。例えば自動車の場合、車室内の前部シートと後部シートとをそれぞれ別種の布帛で構成してもよいし、シートの上部と下部とをそれぞれ別種の布帛で構成してもよいし、また、シートの表皮材と天井部や床部の表皮材とを別種の布帛で構成することもできる。
互いに別種の消臭剤を有する布帛は、臭いの発生箇所や滞留箇所に応じて適宜配置することもできる。例えば、一般的にアルデヒド系の臭いはタバコ等に由来することが多いため、アルデヒド系の臭いに有効な消臭剤を有する布帛を前部シート付近に配置し、また、酸性ガス系の臭いはペット等に由来することが多いため、ペットを乗せることが多い後部シート付近に、酸性ガス系の臭いに有効な消臭剤を有する布帛を配置するという構成がある。また例えば、空気より重い臭気に重点的に対応するために、消臭剤を有する布帛を床部やシート座面部に配置し、その他部分は通常の布帛で内装を構成することもできる。タバコの煙や揮発性ガスなどが滞留しやすく、また、相対的に内装面積が大きい部分である天井部に消臭性布帛を配置することで効果的に消臭機能を発揮させることも可能である。このように臭気の種類に応じて別種の布帛を配置することで、消臭剤を効率的に配置することが可能となり、消臭剤の使用量を低減でき、コスト的にも有利となる。
一方、第一の布帛部分と第二の布帛部分とが互いに同一の布帛に形成されている場合には、ロータリースクリーン捺染等の公知の作成方法によって、一枚の布帛の裏面に第一の布帛部分と第二の布帛部分とを別個に形成し、かかる布帛を車両や建築物の内装において使用することができる。布帛に複数の布帛部分を形成する場合の形態は特に制限されないが、具体的には、市松模様、多角形(三角形、四辺形、六角形状等)、連続曲線図形状等、パターンが連続して実質的に隙間なくコーティングされている形態とすることができる。連続パターンの大きさは、布帛全体での難燃性能や風合いの均一性を確保するために一定以下の大きさとすることが好ましい。かかる布帛を用いれば、一種類の布帛で効率的に多種類の臭いを消臭することが可能であり、内装を構成する部材の種類を低減できる。
本発明の内装ないし消臭機能布帛において、消臭剤層の種類は典型的には2種類であるが3種類以上とすることもできる。3種類以上とする場合も、2種類の場合と同様に、其々の消臭剤層を有する布帛部分を、別々の布帛に形成してもよいし、同一の布帛上に形成することもできる。また例えば、2種を同一布帛上に形成した上で、さらにもう1種の消臭剤層を有する布帛と組み合わせて使用してもよい。
次に、本発明に係る布帛の組み合わせについて実施例を示すが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
[材料]
1.布帛:いずれの実施例・比較例も、内装材として用いられるポリエステル布帛(目付400g/m)を用いた。
2.消臭剤:下表に示す市販の消臭剤a〜iを用いた。消臭剤a、b、c及びdは無機系金属塩を含む消臭剤であり、消臭剤e、h及びiはアミン系化合物を含む消臭剤である。
Figure 2014054754
[試験用布帛の作成]
1.バックコーティング(BC)による処理
ポリエステル布帛(目付400g/m)に、下表に示すコーティング組成物をナイフコーターで所定量塗布し、150℃で3分乾燥して実施例・比較例に供する布帛を得た。
Figure 2014054754
2.DipNipによる処理
ポリエステル布帛(目付400g/m)に、DipNip法により各消臭剤を含む組成物を付与して実施例・比較例に供する布帛を得た。布帛に付与された組成物は下表のとおりである。
Figure 2014054754
[試験方法]
1.消臭試験/再放出試験
各規定量の消臭剤を付与された生地をテドラーバッグに入れ、各種の試験用ガスを封入して初期ガス濃度を測定し、35℃で一定時間静置した後、再度ガス濃度をガス検知管(ガステック社製)を使用して測定し、下記式によって臭気の低減率を算出した。
[式1]
Figure 2014054754
測定後、新たなテドラーバッグに生地を入れ替え、Nガスを封入して初期ガス濃度を測定し、65℃で一定時間静置した後、再度ガス濃度を測定し、下記式によって再放出された臭気濃度を算出した。
[式2]
Figure 2014054754
評価は○、×の2段階評価とし、評価基準は下表のとおりとした。
Figure 2014054754
2.燃焼試験
各布帛について、米国自動車安全基準FMVSS 302に準拠した方法により難燃性能を確認した。試験片は長さ350mm×幅100mmとした。燃焼速度は下記式によって算出した。評価は○、×の2段階とし、評価基準は下表のとおりとした。
[式3]
Figure 2014054754
Figure 2014054754
3.一般物性試験
各試験布について、剛軟度、樹脂脱落、伸び性能、白化及びキワツキの有無の各項目について確認し、○、×の2段階で評価した。白化及びキワツキに関しては目視によって確認し、剛軟度、樹脂脱落、伸び性能に関しては下記の試験法によった。
(1)剛軟度試験
剛軟度は、JISL1096 A法、45度カンチレバー法に準拠した方法で測定した。試験片は、長さ200mm×幅25mmとした。評価基準は、移動距離100mm以下であるものを○、100mmを超えるものを×とした。
(2)耐もみ試験(樹脂脱落の確認試験)
耐もみ性は、JISK6404−6に準拠した方法で測定した。試験片は、長さ100mm×幅25mmとした。評価基準は、下表に従って各試験片の等級を判定し、等級3級以上を○、2級以下を×とした。
Figure 2014054754
(3)定荷重伸び率試験(伸び性能の確認試験)
長さ300mm×幅80mmの試験片とし、縦方向、横方向其々につき試験を行った。試験片には長さ方向中央部に100mm間隔の評点を印、マルテンス型疲労度試験機を用いて上側のつかみに試験片の一端を掴み、つかみ間隔を160mmとした。試験片の下部には、つかみ具を含んだ総質量が10kgとなるおもりを取り付け、おもりを吊るした状態で10分間放置した。放置後、おもりを吊るした状態での標点間隔(L)を測定し、次式より定荷重伸び率(%)を算出した。試験片3枚について試験を繰り返し、平均値を算出した。評価基準は、定荷重伸び率5%以上を○、5%未満を×とした。
[式4]
Figure 2014054754
[実施例1]
前述の布帛のバックコーティング方法に準じて、消臭剤cを含むバックコーティング層を有する布帛と、消臭剤iを含むバックコーティング層を有する布帛とを作成した。消臭剤の量は56g/mとした。前述の方法に準じて消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表7に示す。
[実施例2]
消臭剤の量が28g/mとなるようにした以外は実施例1と同様に、消臭剤cを含むバックコーティング層を有する布帛と、消臭剤iを含むバックコーティング層を有する布帛とを作成した。これらを消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表7に示す。
[実施例3]
消臭剤の量が20g/mとなるようにした以外は実施例1と同様に、消臭剤cを含むバックコーティング層を有する布帛と、消臭剤iを含むバックコーティング層を有する布帛とを作成した。これらを消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表7に示す。
[実施例4]
消臭剤の量が14g/mとなるようにした以外は実施例1と同様に、消臭剤cを含むバックコーティング層を有する布帛と、消臭剤iを含むバックコーティング層を有する布帛とを作成した。これらを消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表7に示す。
Figure 2014054754
表7に示されるとおり、消臭剤cと難燃剤とを含む組成物の層を有する布帛と、消臭剤iと難燃剤とを含む組成物の層を有する布帛とを併せて用いた実施例1〜4は、アセトアルデヒド、酢酸の両方に対して消臭及び再放出とも○であり、極めて高い消臭性能を示した。また、燃焼性及び一般物性試験の結果もすべて○であった。つまり、実施例1〜4は消臭性、難燃性、一般物性の全てにおいて優良な結果を示した。
[実施例5]
前述の布帛の作成方法に準じて、消臭剤dを含むバックコーティング層を有する布帛と、消臭剤iを含むバックコーティング層を有する布帛とを作成し、消臭試験、一般物性試験に供した。消臭剤の量は56g/mとした。結果を表8に示す。
[実施例6]
消臭剤の量が28g/mとなるようにした以外は実施例5と同様に、消臭剤dを含むバックコーティング層を有する布帛と、消臭剤iを含むバックコーティング層を有する布帛とを作成した。これらを消臭試験、一般物性試験に供した。結果を表8に示す。
[実施例7]
消臭剤の量が14g/mとなるようにした以外は実施例5と同様に、消臭剤dを含むバックコーティング層を有する布帛と、消臭剤iを含むバックコーティング層を有する布帛とを作成した。これらを消臭試験、一般物性試験に供した。結果を表8に示す。
Figure 2014054754
表8に示されるとおり、消臭剤dと難燃剤とを含む組成物の層を有する布帛と、消臭剤iと難燃剤とを含む組成物の層を有する布帛とを併せて用いた実施例5〜7は、アセトアルデヒド、酢酸の両方に対して高い消臭性能を示した。つまりアセトアルデヒド、酢酸の両方に対して消臭性能が全て○であった。また、一般物性はすべて○であった。
[比較例1]複数の消臭剤を含むバックコーティング層を有する布帛の例
表2の消臭剤a及びiを含む組成物を用い、前述のバックコーティング方法に準じて、消臭剤a及びiを含むバックコーティング層を有する布帛を作成した。消臭剤の量は16g/mとした。前述の方法に準じて消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表9に示す。
[比較例2]複数の消臭剤を含む層を有する布帛の例
表2の消臭剤h及びiを含む組成物を用い、前述のバックコーティング方法に準じて、消臭剤h及びiを含むバックコーティング層を有する布帛を作成した。消臭剤の量は16g/mとした。前述の方法に準じて消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表9に示す。
Figure 2014054754
表9に示されるとおり、消臭剤a及びiと難燃剤とを含む組成物の層を有する布帛を用いた比較例1は、アセトアルデヒドに対しては○又は×であり、酢酸の再放出試験は×であり、性能未達であった。
また、消臭剤h及びiと難燃剤とを含む組成物の層を有する布帛を用いた比較例2は、酢酸の再放出が×であり、性能未達であった。
[比較例3]複数の消臭剤を多重に付与した布帛の例
布帛に対してDipNip法により表3に示す組成の消臭剤bを付与した後、当該布帛に、表2に示す組成の消臭剤iをナイフコーターで塗布し、消臭剤iを含むバックコーティング層を有する布帛を作成した。消臭剤の量は18g/mとした。前述の方法に準じて消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表10に示す。
[比較例4]複数の消臭剤を多重に付与した布帛の例
DipNip法により付与する消臭剤を、表3に示す組成の消臭剤cとしたほかは比較例3と同様に布帛を作成した。消臭剤の量は18g/mとした。前述の方法に準じて消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表10に示す。
[比較例5]複数の消臭剤を多重に付与した布帛の例
DipNip法により付与する消臭剤を、表3に示す組成の消臭剤dとしたほかは比較例3と同様に布帛を作成した。消臭剤の量は20g/mとした。前述の方法に準じて消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表10に示す。
[比較例6]複数の消臭剤を多重に付与し、かつ1層に複数の消臭剤を含む布帛の例
布帛に対してDipNip法により表3に示す組成の消臭剤eを付与した後、当該布帛に、表2に示す組成の消臭剤aとiを含む組成物をナイフコーターで塗布し、消臭剤a及びiを含むバックコーティング層を有する布帛を作成した。消臭剤の量は23g/mとした。前述の方法に準じて消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。結果を表10に示す。
[比較例7]重複する2層のバックコーティング層を有する布帛の例
布帛に対して、表2に示す組成の消臭剤iを含む組成物をナイフコーターで塗布して消臭剤iを含むバックコーティング層を作成し、さらに消臭剤cを含む組成物をナイフコーターで塗布して、消臭剤iを含むバックコーティング層と消臭剤cを含むバックコーティング層との2層を有する布帛を作成し、消臭試験、燃焼試験、一般物性試験に供した。消臭剤の量は20g/mとした。結果を表10に示す。
Figure 2014054754
表10に示されるとおり、消臭剤b、c、dの其々をDipNipで付与した後に、消臭剤iと難燃剤とを含む組成物の層をバックコーティングした布帛を用いた比較例3〜5は、酢酸の再放出試験が×であり、また難燃性が未達であり樹脂落下が観察された。比較例3ではDipping時のキワツキも観察された。
また、消臭剤eをDipNipで付与した後に消臭剤a及びiと難燃剤とを含む組成物の層をバックコーティングした布帛を用いた比較例6は、難燃性が未達であり、Dipping時に白化とキワツキが観察された。
消臭剤iと難燃剤とを含む組成物の層と、消臭剤cと難燃剤とを含む組成物の層とが二層になるようにバックコーティングした布帛を用いた比較例7は、難燃性が未達であるとともに、伸び性能、剛軟度も不良であり、樹脂の脱落が観察され一般物性が不良であった。

Claims (13)

  1. 複数の消臭剤が付与された布帛を用いる内装であって、
    難燃剤及び第一の消臭剤を含む第一の消臭剤層が裏面に形成された第一の布帛部分と、
    難燃剤及び第二の消臭剤を含む第二の消臭剤層が裏面に形成された第二の布帛部分とを有することを特徴とする、内装。
  2. 前記内装が、車両又は建築物の内装であることを特徴とする、請求項1に記載の内装。
  3. 前記複数の消臭剤が付与された布帛が、車両の内装用表皮材であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の内装。
  4. 前記第一の布帛部分と前記第二の布帛部分とが、互いに異なる布帛に形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の内装。
  5. 前記第一の布帛部分と前記第二の布帛部分とが、連続する一つの布帛に形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の内装。
  6. 第一の消臭剤及び第二の消臭剤が、それぞれ、アミン系化合物及び無機系金属塩であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の内装。
  7. 前記第一の布帛部分又は前記第二の布帛部分が、アセトアルデヒド低減率が96%〜100%であり、かつ、再放出が0〜5ppmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の内装。
  8. 前記第一の布帛部分又は前記第二の布帛部分が、酢酸低減率が96%〜100%であり、かつ、再放出が0〜5ppmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の内装。
  9. 前記第一の布帛部分又は前記第二の布帛部分がいずれも、燃焼速度0mm/min〜100mm/min、剛軟度10mm〜120mm、かつ定荷重伸び率1%〜180%であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の内装。
  10. 難燃剤及び第一の消臭剤を含む第一の消臭剤層と、
    難燃剤及び第二の消臭剤を含む第二の消臭剤層とが、
    連続する一つの布帛の裏面に、実質的に隙間のない連続パターン状に形成されていることを特徴とする、消臭機能性布帛。
  11. アセトアルデヒド低減率が96%〜100%であり、かつ、再放出が0〜5ppmであることを特徴とする請求項10に記載の消臭機能性布帛。
  12. 酢酸低減率が96%〜100%であり、かつ、再放出が0〜5ppmであることを特徴とする請求項10又は11に記載の消臭機能性布帛。
  13. 燃焼速度0mm/min〜100mm/min、剛軟度10mm〜120mm、かつ定荷重伸び率1%〜180%であることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の消臭機能性布帛。
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