JP2014054058A - モータ制御装置及びモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置及びモータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの回転速度に応じて効率を最適化する。
【解決手段】モータ制御装置100は、通電パターン出力部150とインバータ回路130とを有する。通電パターン出力部150は、複数の通電パターンを循環的に出力する。インバータ回路130は、出力された通電パターンにしたがって、モータMが備えるコイルLu、Lv、Lwのそれぞれと整流回路110とを選択的に接続する。通電パターン出力部150は、通電パターンの出力タイミングを、モータMの回転速度に応じて遅延させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータの回転速度に応じて効率を最適化できるモータ制御装置及びモータ制御方法に関する。
従来、ファンモータには、広範囲の速度制御が可能なブラシレスモータを用いる。ブラシレスモータは、下記特許文献1に開示されているように、複数のホール素子を備え、ホール素子が出力する信号を用いてロータの回転位置を検出する。
ブラシレスモータにおけるステータコイルの通電パターンはロータの回転位置に応じて決めてある。ここで、通電パターンとは、ロータの回転位置にしたがって電源に接続するステータコイルと電源に接続したステータコイルに流す電流の方向とを示すパターンである。ステータコイルは、ロータの回転位置に応じて、決められた通電パターンで通電される。
特開2002−191186号公報
しかしながら、ステータコイルの通電パターンは、複数のホール素子の内のいずれかのホール素子から出力される信号が変化すると同時に変更される。通常、ホール素子から出力される信号が変化するタイミングは、ロータの回転速度が遅くなるにしたがって早くなる。
したがって、従来のブラシレスモータでは、回転速度が低速になればなるほどホール素子によるロータの位置検出のタイミングが早くなり、通電パターンは最適な切替タイミングよりも早く切り替わる。このため、低速の回転速度領域では、ステータコイルで発生する磁力がロータに有効に活用され難くなり、効率が低下して出力に対する消費電力が増加する。
低速の回転速度領域で生じるロータの位置検出のタイミングのずれを補償するためには、そのタイミングのずれ分だけ、ホール素子の配置をロータの回転方向にずらすことが考えられる。しかし、これでは、可変速運転されるファンモータの効率をその回転速度に応じて常に最適化しておくことはできない。
本発明は、上記のような従来の技術の不具合を解消するために成されたものであり、モータの回転速度に応じて効率を最適化できるモータ制御装置及びモータ制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るモータ制御装置は、通電パターン出力部とインバータ回路とを有する。
通電パターン出力部は、複数の通電パターンを循環的に出力する。インバータ回路は、出力された通電パターンにしたがって、モータが備えるコイルのそれぞれと電源とを選択的に接続する。通電パターン出力部は、通電パターンの出力タイミングを、モータの回転速度に応じて遅延させる。
本発明に係るモータ制御装置は、モータの回転速度が遅くなるほど現在の通電パターンから次の通電パターンへの切り替わりを遅くして、その回転速度に応じた最適な効率でモータを回転させる。
上記目的を達成するための本発明に係るモータ制御方法は、モータのロータの回転位置に応じて通電パターンを選択する第1段階と、ロータの回転速度を演算する第2段階と、ロータの回転速度から遅延時間を演算する第3段階と、演算された遅延時間だけ遅延させて選択した通電パターンを出力する第4段階と、を含み、第1段階から第4段階を繰り返してモータを連続的に回転させる。
上記のモータ制御装置と同様に、本発明に係るモータ制御方法は、モータの回転速度が遅くなるほど現在の通電パターンから次の通電パターンへの切り替わりを遅くして、その回転速度に応じた最適な効率でモータを回転させる。
上記のように構成された本発明によれば、通電パターンの出力タイミングをモータの回転速度に応じて遅延させたので、効率をモータの回転速度に応じて最適化できる。
本実施形態に係るモータ制御装置の構成図である。 図1に示した通電パターン出力部の構成を示すブロック図である。 図1に示したセンサ部が出力する信号の説明に供する図である。 通電パターンとセンサ部が出力する信号との関係の説明に供する図である。 通電パターンとステータコイルの通電方向との関係の説明に供する図である。 通電パターンの出力タイミングの説明に供する図である。 本実施形態に係るモータ制御装置の動作フローチャートである。 従来のモータ制御装置の特性と本実施形態に係るモータ制御装置の特性の測定結果である。 図8の測定結果を可視化したグラフである。 従来のモータ制御装置と本実施形態に係るモータ制御装置がそれぞれ同一の条件で同一のモータを駆動したときの電流波形図である。
以下に、本発明に係るモータ制御装置及びモータ制御方法の実施形態について説明する。
〔モータ制御装置の構成〕
図1は、本実施形態に係るモータ制御装置の構成図である。
モータ制御装置100は、平滑コンデンサCを備えた整流回路110とモータMに接続されたインバータ回路130を有する。
整流回路110は、図に示す通り、ブリッジ接続した6個のダイオードD1−D6を有し、6個のダイオードD1−D6は交流電源(三相)120から流れる電流を全波整流する。6個のダイオードD1−D6によって全波整流された電流は、平滑コンデンサCによって平滑化され、全波整流後の直流電流のリップルが低減される。整流回路110はモータMの電源となる。
整流回路110には、インバータ回路130が並列に接続してある。インバータ回路130は、整流回路110が整流した直流電流をスイッチングする3つのアーム回路140A、140B、140Cを有する。
アーム回路140Aは、一対のトランジスタTR1とTR4とを直列に接続し、一対のトランジスタTR1とTR4同士の接続ライン142AにモータMのステータコイルLuを接続する。アーム回路140Bは、一対のトランジスタTR2とTR5とを直列に接続し、一対のトランジスタTR2とTR5同士の接続ライン142BにモータMのステータコイルLwを接続する。アーム回路140Cは、一対のトランジスタTR3とTR6とを直列に接続し、一対のトランジスタTR3とTR6同士の接続ライン142CにモータMのステータコイルLvを接続する。
3つのアーム回路140A、140B、140Cは整流回路110の平滑コンデンサCに並列に接続される。6つのトランジスタTR1、TR4、TR2、TR5、TR3、TR6のコレクタ−エミッタ間には、ダイオードDが逆接続される。6つのトランジスタTR1、TR4、TR2、TR5、TR3、TR6のゲートには、これらのトランジスタをスイッチングさせる駆動回路145が個別に接続される。
本実施形態で例示するモータMはブラシレスモータである。モータMのステータMSは、スター接続された3つのステータコイルLu、Lv、Lwを有する。モータMのロータMRは、N極とS極を2分割して着磁された円筒形の磁石を有し、ステータコイルLu、Lv、Lwによって形成される磁界を用いて回転する。
ロータMRの周囲には、ロータMRの回転方向に沿って3つのセンサ部H1、H2、H3が配置される。3つのセンサ部H1、H2、H3は、120°の位相差を持って配置される。センサ部H1、H2、H3は、たとえば図3に示すように、ロータMRのN極と対峙しているときにはHiの信号を出力し、そのS極と対峙しているときにはLoの信号を出力する。N極とS極の境目ではHiの信号とLoの信号が切り替わる。センサ部H1、H2、H3は、ロータMRの回転位置を検出する回転位置検出センサとして機能する。なお、センサ部H1、H2、H3は本実施形態ではホール素子を想定している。しかし、ロータMRの回転位置を検出できるセンサであれば、ホール素子以外のセンサの使用も可能である。ステータコイルLu、Lv、Lwをセンサ部の代わりとして回転位置検出センサとしても良い。
センサ部H1、H2、H3は、ロータMRの回転速度も検出できる。センサ部H1、H2、H3は、ロータMRの回転速度に応じたパルス幅のパルス信号を出力する。センサ部H1、H2、H3は、ロータMRの回転速度を検出する回転速度検出センサとしても機能する。
モータ制御装置100は、センサ部H1、H2、H3が接続された通電パターン出力部150を備える。通電パターン出力部150はそれぞれの駆動回路145に向けて複数の通電パターンを循環的に出力する。通電パターン出力部150は、通電パターンの出力タイミングを、モータMの回転速度に応じて遅延させる。さらに具体的には、通電パターン出力部150は、通電パターンの出力タイミングをモータMの回転速度が遅くなるほどより多くの時間遅延させる。なお、インバータ回路130は、モータMが備えるステータコイルLu、Lv、Lwのそれぞれと整流回路110とを、通電パターンにしたがって選択的に接続する。
通電パターンとは、ロータMRの回転位置にしたがって整流回路110に接続するステータコイルLu、Lv、Lwと整流回路110に接続したステータコイルLu、Lv、Lwに流す電流の方向とを示すパターンである。通電パターンの具体例については後で詳しく説明する。
図2は、図1に示した通電パターン出力部150の構成を示すブロック図である。通電パターン出力部150は、回転速度演算部152、遅延時間演算部154、通電パターン選択部156、通電パターン出力タイミング調整部158を有する。
回転速度演算部152は、センサ部H1、H2、H3が出力するパルス信号に基づいてロータMRの回転速度を演算する。
遅延時間演算部154は、演算されたロータMRの回転速度に応じて、通電パターンの出力タイミングを遅らせるための遅延時間を演算する。遅延時間演算部154は、ロータMRの回転速度とその回転速度に対する遅延時間を記述したテーブルを有する。遅延時間は、ロータMRの回転速度が定格回転数であるときに0、その定格回転数から一定割合減少する毎にtmsecずつ増加させる。したがって、遅延時間演算部154は、ロータMRの回転速度が定格回転数から遅くなるにしたがって遅延時間を段階的に長くする。
なお、遅延時間演算部154は、上記のようなテーブルを持たずに、ロータMRの回転速度に応じた遅延時間を演算するようにしても良い。この場合、遅延時間演算部154は、ロータMRの回転速度が定格回転数から遅くなるにしたがって遅延時間を連続的に長くする。
通電パターン選択部156は、3つのセンサ部H1、H2、H3が検出したロータMRの回転位置に応じて通電パターンを選択する。
3つのセンサ部H1、H2、H3は、図3に示すように、ロータMRの回転位置によって、それぞれHi、Loの信号を出力する。通電パターン選択部156は、3つのセンサ部H1、H2、H3がそれぞれ出力するHi、Loの信号を入力し、ロータMRの回転位置を認識する。3つのセンサ部H1、H2、H3のそれぞれは、電気角で120°位相のずれたHi、Loの信号を出力するため、通電パターン選択部156は、ロータMRの回転位置を60°毎に認識することができる。
通電パターン選択部156は、たとえば、センサ部H1がLoの信号を出力し、センサ部H2がLoの信号を出力し、センサ部H3がHiの信号を出力しているときには、通電パターン1を選択する。また、通電パターン選択部156は、センサ部H1がHiの信号を出力し、センサ部H2がHiの信号を出力し、センサ部H3がLoの信号を出力しているときには、通電パターン4を選択する。
3つのセンサ部H1、H2、H3がそれぞれ出力するHi、Loの信号の組み合わせは、図4に示すように6パターンある。この6パターンのそれぞれに対応させて通電パターン1−6を設定してある。したがって、通電パターン選択部156は、3つのセンサ部H1、H2、H3が検出したロータMRの回転位置を認識することで、ロータMRの回転位置に応じた通電パターンを選択できる。通電パターンは、1、2、3、4、5、6、1、2、…の順番に遷移する。通電パターンが1−6まで進んだときにはロータMRは1回転する。したがって、通電パターン選択部156は、ロータMRが1回転する毎に、通電パターン1−6を循環させて選択することになる。
図5は、通電パターンとステータコイルの通電方向との関係の説明に供する図である。
図に示すように、通電パターン1が、通電パターン出力タイミング調整部158から出力された場合には、通電方向がU+、V-となっている。このため、図1に示した、トランジスタTR1とTR5が駆動回路145によってスイッチングされ、整流回路110からトランジスタTR1、ステータコイルLu、ステータコイルLw、トランジスタTR5、整流回路110に至る閉回路を電流が流れる。また、通電パターン2が、通電パターン出力タイミング調整部158から出力された場合には、通電方向がU+、W-となっている。このため、トランジスタTR1とTR6が駆動回路145によってスイッチングされ、整流回路110からトランジスタTR1、ステータコイルLu、ステータコイルLv、トランジスタTR6、整流回路110に至る閉回路を電流が流れる。さらに、通電パターン3が、通電パターン出力タイミング調整部158から出力された場合には、通電方向がV+、W-となっている。このため、トランジスタTR2とTR6が駆動回路145によってスイッチングされ、整流回路110からトランジスタTR2、ステータコイルLw、ステータコイルLv、トランジスタTR6、整流回路110に至る閉回路を電流が流れる。通電パターン4−6についても通電パターン1−3と同様の考え方で形成される閉回路に電流が流れる。なお、閉回路を形成するトランジスタは駆動回路145によってPWM制御される。
通電パターン出力タイミング調整部158は、通電パターン選択部156によって選択された通電パターンを、遅延時間演算部154によって演算された遅延時間分遅延させて、インバータ回路130に出力する。たとえば、図7に示すように、通電パターンを1−2に切り替える場合には、ロータMRの回転速度が高速度の場合には、通電パターン2の指示を遅延させることなく駆動回路145に出力する。ロータMRの回転速度が中速度の場合には、通電パターン2の指示をt1msec遅延させて駆動回路145に出力する。ロータMRの回転速度が低速度の場合には、通電パターン2の指示をt2msec遅延させて駆動回路145に出力する。通電パターンを2−3などに切り替える場合も同様である。
〔モータ制御装置の動作〕
次に、図1に示したモータ制御装置100の動作について説明する。図7は、モータ制御装置100の動作フローチャートである。なお、この動作フローチャートの処理手順は、モータ制御方法の手順を示すものでもある。
まず、通電パターン選択部156は、3つのセンサ部H1、H2、H3の信号から通電パターンを選択する。3つのセンサ部H1、H2、H3の信号の組み合わせは、ロータMRの回転位置を示すものであるから、通電パターン選択部156はロータMRの回転位置に応じて通電パターンを選択していることになる(ステップS100)。
次に、回転速度演算部152は、3つのセンサ部H1、H2、H3が出力するパルス信号に基づいてロータMR(モータM)の回転速度を演算する(ステップS101)。
遅延時間演算部154は、回転速度演算部152によって演算されたロータMR(モータM)の回転速度に基づいて、通電パターンを出力するタイミングを調整するための遅延時間を演算する(ステップS102)。
通電パターン出力タイミング調整部158は、通電パターン選択部156によって選択された通電パターンを、遅延時間演算部154によって演算された遅延時間だけ遅らせて出力する。たとえば、図6に示すように、ロータMRの回転速度が中速度の場合には高速度の場合に比較してt1msec遅らせて通電パターンを出力し、低速度の場合には、高速度の場合に比較してt2msec遅らせて通電パターンを出力する。通電パターンの出力を遅延させると、インバータ回路130による通電パターンの切り替えが遅れるので、センサ部H1、H2、H3による検出タイミングの誤差が解消できる(ステップS103)。
モータ制御装置100は、上記のステップS100からステップS103までの処理を繰り返し行うことによって、モータMを回転させる。
〔モータ制御装置による効果〕
以上のように、本実施形態に係るモータ制御装置100は、従来であれば、通電パターンを切り替えなければならない条件が整っていたとしても、モータの回転速度が遅い場合には、通電パターンを切り替えるタイミングを故意に遅くさせている。このため、モータの回転速度が遅いときには回転速度が速いときよりも、相対的に早く通電パターンが切り替えられてしまうことによる不具合を容易に解消できる。
図8は、従来のモータ制御装置の特性と本実施形態に係るモータ制御装置の特性の測定結果である。また、図9は、図8の測定結果を可視化したグラフである。
モータ制御装置の特性の測定は、ファンモータを2台直列に接続して両方のファンモータの回転数を違えて送風するタイプのファンモータに対して行った。これらの図で、前段及び後段と記載されているのは、そのファンモータの送風方向風上側に位置するファンモータが前段、送風方向風下側に位置するファンモータが後段である。
これらの図を見ると、モータが高速で回転することになるデューティー比が大きい状態から、低速で回転することになるデューティー比が小さい状態に移行するにしたがって、前段及び後段のモータの電力低減率が増加していく。このため、同一の回転速度で回転させた場合には、ステータコールに流れる電流が従来のモータ制御装置よりも本実施形態のモータ制御装置の方が小さくて済む。したがって、モータの出力に対する消費電力は小さくなる。特に図9に示すように、通電パターンの出力タイミングをずらすことによって、中低速領域の効率が大きく上昇していることがわかる。
図10は、従来のモータ制御装置と本実施形態に係るモータ制御装置がそれぞれ同一のモータを駆動したときの電流波形図である。
この電流波形図を見比べると、同じ速度で同一の負荷を駆動しているのにもかかわらず、電流のピークが43%(従来品が233mA、本発明品が152mA)も下がっており、本発明品の方のモータの効率が従来のモータの効率よりも大きく向上していることがわかる。
以上のように、本発明に係るモータ制御装置及びモータ制御方法によれば、通電パターンの出力タイミングをモータの回転速度に応じて電気的に遅延させたので、モータの回転速度に応じて効率を最適化できる。
なお、上記実施形態では、3相のモータを例示して説明したが、本発明の思想は、単相モータ、2相モータ、5相モータ等の様々な相数のモータに対しても適用することができる。また、上記実施形態では、ロータの極数が2極の場合を例示したが、3極以上の極数のモータについても本発明の思想を適用することができる。さらに、スロット数も様々な数のモータに対して適用することができる。
100 モータ制御装置、
110 整流回路、
120 交流電源(三相)、
130 インバータ回路、
140A、140B、140C アーム回路、
142A、142B、142C 接続ライン、
145 駆動回路、
150 通電パターン出力部、
152 回転速度演算部、
154 遅延時間演算部、
156 通電パターン選択部、
158 通電パターン出力タイミング調整部、
C 平滑コンデンサ、
TR1−TR6 トランジスタ、
H1、H2、H3 センサ部。

Claims (11)

  1. 複数の通電パターンを循環的に出力する通電パターン出力部と、
    出力された通電パターンにしたがって、モータが備えるコイルのそれぞれと電源とを選択的に接続するインバータ回路と、を有し、
    前記通電パターン出力部は、前記通電パターンの出力タイミングを、前記モータの回転速度に応じて遅延させることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記通電パターン出力部は、
    前記通電パターンの出力タイミングを、前記モータの回転速度が遅くなるほどより多くの時間遅延させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記通電パターン出力部は、
    回転位置検出センサが検出した前記モータのロータの回転位置に応じて通電パターンを選択する通電パターン選択部と、
    回転速度検出センサが検出した前記ロータの回転速度に応じて前記通電パターンの出力タイミングを遅らせるための遅延時間を演算する遅延時間演算部と、
    選択された通電パターンを演算された遅延時間分遅延させて出力する通電パターン出力タイミング調整部と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記遅延時間演算部は、前記遅延時間を前記ロータの回転速度が遅くなるにしたがって段階的に長くすることを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記遅延時間演算部は、前記遅延時間を前記ロータの回転速度が遅くなるにしたがって連続的に長くすることを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  6. 前記通電パターンは、前記ロータの回転位置にしたがって前記電源に接続する前記コイルと前記電源に接続した前記コイルに流す電流の方向とを示すパターンであり、
    前記通電パターン出力部は、
    前記ロータが1回転する毎に、複数の通電パターンを循環させて出力することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のモータ制御装置。
  7. モータのロータの回転位置に応じて通電パターンを選択する第1段階と、
    前記ロータの回転速度を演算する第2段階と、
    前記ロータの回転速度から遅延時間を演算する第3段階と、
    演算された遅延時間だけ遅延させて選択した通電パターンを出力する第4段階と、を含み、
    前記第1段階から第4段階を繰り返して前記モータを連続的に回転させることを特徴とするモータ制御方法。
  8. 前記遅延時間は、前記ロータの回転速度が遅くなるほどより長くすることを特徴とする請求項7に記載のモータ制御方法。
  9. 前記遅延時間は、前記ロータの回転速度が遅くなるにしたがって段階的に長くすることを特徴とする請求項8に記載のモータ制御方法。
  10. 前記遅延時間は、前記ロータの回転速度が遅くなるにしたがって連続的に長くすることを特徴とする請求項8に記載のモータ制御方法。
  11. 前記通電パターンは、前記ロータの位置にしたがって電源に接続する前記モータのコイルと前記電源に接続した前記コイルに流す電流の方向とを示すパターンであり、
    前記ロータが1回転する毎に、複数の通電パターンが循環することを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載のモータ制御方法。
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