JP2014053582A - 発光モジュール及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が高い発光モジュールおよび照明装置を提供することである。
【解決手段】実施形態の発光モジュール13は、基板21と、基板21に設けられたLED素子29とを具備する。さらに、実施形態の発光モジュール13は、基板21に設けられ、シリコーン樹脂を含む材料で形成され、材料のマルテンス硬さが0.05(N/mm)以上10.0(N/mm)以下の範囲のいずれかの値であり、発光素子29により発光された光を反射するレジスト層32を具備する。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、発光モジュール及び照明装置に関する。
近年、LED(発光ダイオード)の高効率化に伴い、発光モジュールにおいて、光の取り出しの点で、高反射率特性を有する材料の使用が要求されている。特に、発光モジュールのレジストの部分は、光取り出しの点で役割が大きい。そこで、反射率が比較的高いAlなどのセラミックを有機溶剤に分散させ、基板に塗布し、焼成した無機系のセラミックコート材をレジストの部分に用いる技術がある。
また、一方で、発光モジュールを構成する部材への熱及び光の負荷も大きくなり、これに伴い、熱及び光による部材の劣化も生じやすくなる。部材の劣化は、発光モジュールから出力される光の光束維持率の低下につながる。例えば、セラミックコート材では、基板が熱により膨張することで、クラックが発生するおそれがあり、クラックが発生すると、反射率特性が低下してしまう。また、セラミックコート材は、他の部材との密着性が低い。そのため、セラミックコート材は、汎用性が低い。
そこで、シリコーン樹脂を含む材料で形成した部材をレジストの部分に用いることも考えられる。しかしながら、単純に、シリコーン樹脂を含む材料で形成した部材をレジストの部分に用いただけでは、かかる部材が硬いため、基板が発光素子などの熱により膨張した場合には、部材にクラックが発生するおそれがある。そのため、単純に、シリコーン樹脂を含む材料で形成した部材をレジストの部分に用いただけでは、発光モジュール、及び、発光モジュールを具備する照明装置の信頼性が低いという問題がある。
特開平08−236945号公報
本発明が解決しようとする課題は、信頼性が高い発光モジュールおよび照明装置を提供することである。
実施形態の発光モジュールは、基板を具備する。また、実施形態の発光モジュールは、基板に設けられた発光素子を具備する。また、実施形態の発光モジュールは、基板に設けられ、シリコーン樹脂を含む材料で形成され、材料のマルテンス硬さが0.05〜10.0(N/mm)の範囲のいずれかの値であり、発光素子により発光された光を反射する反射部材を具備する。
本発明によれば、信頼性が高くなることが期待できる。
図1は、第1の実施形態に係る発光モジュールの一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る発光モジュールの一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る発光モジュールの一例を示す図である。 図4は、照明装置の一例を示す図である。 図5は、マルテンス硬さ、クリープ率、弾性率の測定方法の例について示す図である。 図6は、第2の実施形態に係る発光モジュールを示す図である。 図7は、第2の実施形態のレジスト層を説明するための図である。
以下、図面を参照して、各実施形態に係る発光モジュールおよび照明装置を説明する。各実施形態において同一の機能を有する構成には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する発光モジュールおよび照明装置は、一例を示すに過ぎず、本発明を限定するものではない。また、以下の実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組み合わせてもよい。
以下の第1の実施形態および第2の実施形態において、発光モジュールは、基板と、基板に設けられた発光素子とを具備する。さらに、第1の実施形態および第2の実施形態において、発光モジュールは、基板に設けられ、シリコーン樹脂を含む材料で形成され、材料のマルテンス硬さが0.05(N/mm)以上10.0(N/mm)以下の範囲のいずれかの値であり、発光素子により発光された光を反射する反射部材を具備する。シリコーン樹脂を含む材料で形成され、材料のマルテンス硬さが0.05(N/mm)以上10.0(N/mm)以下の範囲のいずれかの値である反射部材は、マルテンス硬さが10.0(N/mm)より大きいようなシリコーン樹脂を含む材料よりも柔らかい。そのため、第1の実施形態および第2の実施形態の反射部材は、発光素子の熱により基板が膨張した場合であっても、クラックなどが発生しにくい。したがって、かかる反射部材を具備する第1の実施形態および第2の実施形態の発光モジュール及び照明装置によれば、信頼性を高くすることができる。
また、以下の第1の実施形態および第2の実施形態において、反射部材を形成する材料の弾性エネルギーは、1.0(N・mm)以上10.0(N・mm)以下の範囲のいずれかの値である。材料の弾性エネルギーが1.0(N・mm)以上10.0(N・mm)以下の範囲のいずれかの値である反射部材は、弾性エネルギーが10.0(N・mm)より大きいようなシリコーン樹脂を含む材料よりも柔らかい。そのため、第1の実施形態および第2の実施形態の反射部材は、発光素子の熱により基板が膨張した場合であっても、クラックなどが発生しにくい。したがって、かかる反射部材を具備する第1の実施形態および第2の実施形態の発光モジュール及び照明装置によれば、信頼性を高くすることができる。
また、以下の第1の実施形態および第2の実施形態において、反射部材を形成する材料のクリープ率は、1.0(%)以上10.0(%)以下の範囲のいずれかの値である。材料のクリープ率が1.0(%)以上10.0(%)以下の範囲のいずれかの値である反射部材は、クリープ率が10.0(%)より大きいようなシリコーン樹脂を含む材料よりも柔らかい。そのため、第1の実施形態および第2の実施形態の反射部材は、発光素子の熱により基板が膨張した場合であっても、クラックなどが発生しにくい。したがって、かかる反射部材を具備する第1の実施形態および第2の実施形態の発光モジュール及び照明装置によれば、信頼性を高くすることができる。
また、以下の第1の実施形態および第2の実施形態の各実施形態の発光モジュールは、基板と反射部材との間に設けられ、めっき処理されためっき部材を具備する。また、以下の第1の実施形態および第2の実施形態の各実施形態の発光モジュールは、めっき部材と反射部材との間に設けられ、エポキシ樹脂を含む材料で形成され、めっき部材と反射部材とを接着する接着部材を具備する。エポキシ樹脂を含む材料は、めっき部材と反射部材とを密着させる密着性が高い。そのため、反射部材がめっき部材からはがれることを抑制することができる。したがって、第1の実施形態および第2の実施形態の各実施形態の発光モジュールによれば、信頼性を高くすることができる。
また、以下の第1の実施形態および第2の実施形態の各実施形態の発光モジュールは、基板側とは反対側の反射部材の面に密着され、シリコーン樹脂を含む材料で形成されたレンズを具備する。マルテンス硬さ、弾性エネルギー又はクリープ率が上述した範囲内である反射部材は、上述したように、柔らかい。そのため、レンズは、反射部材と強く密着し、はがれにくい。したがって、第1の実施形態および第2の実施形態の各実施形態の発光モジュールによれば、信頼性を高くすることができる。
また、以下の第1の実施形態及び第2の実施形態の反射部材の厚さは、2μm以上100μm以下の範囲のいずれかの値である。
また、以下の第1の実施形態及び第2の実施形態の反射部材の材料には、酸化チタン(TiO)、アルミナ(Al)およびシリカ(SiO)の少なくとも1つの材料が含まれる。
また、以下の第1の実施形態及び第2の実施形態の照明装置は、発光モジュールと、発光モジュールに電力を供給する点灯装置とを具備する。上述したような発光モジュールを具備する照明装置は、上述した理由と同様の理由により、信頼性を高くすることができる。
また、以下の第2の実施形態の反射部材は、接着部材の少なくとも一部の端部が外部に露出しないように設けられる。これにより、熱による劣化を生じやすく、また、光による劣化を生じやすいエポキシを含む材料によって形成された接着部材の大気への露出を抑制することができる。この結果、接着部材が劣化しにくくなる。したがって、第2の実施形態の反射部材を具備する発光モジュールは、信頼性をさらに高くすることができる。
また、以下の第2の実施形態において、めっき部材から基板までの距離の半分の部分における反射部材の厚さが、2μm以上5mm以下である。
また、以下の第1の実施形態及び第2の実施形態において、半導体の発光素子としては、LEDチップを挙げることができるが、これに限られず、例えば、半導体レーザー、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子を用いることもできる。発光素子にLEDチップを用いる場合、LEDチップの発光色は、赤色、緑色、青色のいずれであってもよい。また、異なる発光色のLEDチップを組み合わせて用いてもよい。
[第1の実施形態]
図1〜図4を参照して、第1の実施形態を説明する。図4は、照明装置の一例を示す図である。図4には、照明装置10が示されている。照明装置10は、例えば、ライトアップなどに用いられる投光器である。照明装置10は、器具本体11を有する。器具本体11には投光窓12が設けられる。器具本体11内には、投光窓12に対向する複数の発光モジュール13が収容されている。器具本体11内の下部には、発光モジュール13に点灯電力を供給する点灯装置14が収容されている。そして、点灯装置14から複数の発光モジュール13に点灯電力を供給することにより、複数の発光モジュール13が点灯し、光を投光窓12から放射する。
図1〜図3は、第1の実施形態に係る発光モジュールの一例を示す図である。図1〜3には、第1の実施形態に係る発光モジュール13が示されている。発光モジュール13は、配線基板装置20を有する。
配線基板装置20は、四角形状のセラミック基板21を有する。以下、セラミック基板21を、単に、基板21と称する。基板21の前面側が第1の面21a、裏面側が第2の面21bである。第1の面21aに、第1の電極層22aが形成されている。第1の電極層22a上に第1の銅めっき層23aが形成されている。これら第1の電極層22aおよび第1の銅めっき層23aによって、所定の形状の配線パターン24が形成されている。一方、第2の面21bの略全域に第2の電極層22bが形成されている。第2の電極層22b上に第2の銅めっき層23bが形成されている。さらに、銅めっき層23a、23bの表面には、銅めっき層23a、23bを保護する金属めっき層25が形成されている。
電極層22a、22bは、例えば、チタンなどの金属のスパッタリングによって形成されている。銅めっき層23a、23bは、銅のめっき処理によって形成される。また、金属めっき層25は、例えば、ニッケル/金のめっき処理、または、ニッケル/鉛/金のめっき処理によって形成される。基板21、電極層22a、22b、銅めっき層23a、23b、および、金属めっき層25によって、DPC(Direct Plated Copper)基板26が形成される。
第1の電極層22aと第2の電極層22bとは、同じ厚みに形成されている。また、第1の銅めっき層23aと、第2の銅めっき層23bとは、同じ厚みに形成されている。
図3に示すように、配線パターン24は、外部から点灯電力の供給を受ける一対の電極部27を有する。一対の電極部27間に複数の配線部28が並列に形成されている。そして、隣接する配線部28上に、複数のLED素子29が実装されている。
複数のLED素子29は、例えば、図1に示すように、フリップチップタイプなどの裏面側に一対の電極を有するタイプが用いられる。複数のLED素子29の一対の電極は、半田ダイボンド層30によって第1の銅めっき層23aに電気的に接続されている。なお、LED素子29は、フェースアップタイプのように、表面側に電極を有し、ワイヤボンディングによってLED素子29の電極と配線パターン24とを接続するようにしてもよい。
図2に示すように、第1の銅めっき層23a上を含む第1の面21a側には、下地層31が形成されている。下地層31は、エポキシ樹脂などの有機材料を含む材料で形成される。下地層31は、第1の銅めっき層23aと後述のレジスト層32との間に設けられ、第1の銅めっき層23aと後述のレジスト層32とを接着する。後述するが、レジスト層32は、シリコーン樹脂を含む材料で形成されている。そのため、このような材料で形成されたレジスト層32と、第1の銅めっき層23aとを下地層31によって密着させることにより、レジスト層32と、第1の銅めっき層23aとの密着性が向上する。このように、下地層31によって、レジスト層32と、第1の銅めっき層23aとの密着性が向上するので、発光モジュール13の信頼性が向上する。
下地層31上には、レジスト層32が形成されている。レジスト層32の表面が、複数のLED素子29から放出された光を反射する反射面33として形成されている。
レジスト層32は、シリコーン樹脂を含む材料で形成されている。また、レジスト層32の材料としては、材料のマルテンス硬さが、0.05(N/mm)以上10.0(N/mm)以下の範囲のいずれかの値である材料を用いる。また、レジスト層32の材料として、材料の弾性エネルギーが、1.0(N・mm)以上10.0(N・mm)以下の範囲のいずれかの値である材料を用いる。また、レジスト層32の材料として、材料のクリープ率が、1.0(%)以上10.0(%)以下の範囲のいずれかの値である材料を用いる。
尚、マルテンス硬さ、弾性エネルギー、クリープ率の詳細については、以下に示す。
<マルテンス硬さ>
マルテンス硬さとは、ISO14577-1 Metallic materials - Instrumented indentation test for hardness and materials parameters Part1: Test method 「金属材料-硬さのための印デンテーション試験テストと材料パラメータ」で定義されている測定方法で得られる物性値である。そして、この物性値は、荷重と、当該押し込み深さとを用いて、計算した。
<クリープ率>
クリープ率(押し込みクリープ率とも言う)は、ある一定時間荷重を一定にした場合における深度(くぼみ深さ)の変化率であり、クリープ率をCとすると、(1)式で示される。
C=((h2−h1)/h1)*100 (1)
(1)式のh1は、設定試験荷重に達した時の深度、h2は、設定試験荷重を保持している時の深度である。
<弾性率>
弾性率は、変形のしにくさを表す物性値であり、弾性変化内での、応力とひずみの間の比例定数である。
例えば、先端角が120°の三角錐のダイヤモンド圧子をサンプルに押し込み、その震度を測定した結果得られる図5のような深度−荷重の関係図から、マルテンス硬さ、クリープ率および弾性率を測定することができる。
ここで、図5の例における点Bが示す深度が、(1)式のh1に対応し、点Cが示す深度が、(1)式のh2に対応する。また、図5の例において、弾性率は、点Cが示す深度と、点Dが示す深度との比率、すなわち、点Cと点Dとを結ぶ線分の傾きで表される。
なお、図5において、点Aから点Bまでのサンプルの変形は、塑性変形を表す。また、図5において、点Cから点Dまでのサンプルの変形は、弾性変形を表す。
これらレジスト層32を形成する材料のマルテンス硬さ、弾性エネルギー、クリープ率の範囲は、所定の実験の結果得られた、基板の熱膨張によってもクラックが発生せず、また、レジスト層と密着したレンズがレジスト層からはがれにくくなるような範囲である。かかる実験について説明する。この実験では、レジスト層を形成するシリコーン樹脂を含む材料のマルテンス硬さ、弾性エネルギー、クリープ率の値が様々な発光モジュールを使用して、レジスト層にクラックが発生するまでの時間、および、レンズがレジスト層からはがれるまでの時間を求めた。この実験において、レジスト層にクラックが発生するまでの時間が長い発光モジュールは、レンズがレジスト層からはがれるまでの時間も長いことが分かり、レジスト層にクラックが発生するまでの時間と、レンズがレジスト層からはがれるまでの時間との間に相関関係があることが分かった。また、この実験において、例えば、クリープ率が、1.0(%)以上10.0(%)以下の範囲のいずれかの値である材料と、クリープ率が、10.0(%)より大きい材料とでは、前者の材料のほうが、後者の材料より、はるかに、レジスト層にクラックが発生するまでの時間、および、レンズがレジスト層からはがれるまでの時間が長いことが分かった。また、マルテンス硬さが、0.05(N/mm)以上10.0(N/mm)以下の範囲のいずれかの値である材料と、そうでない材料とにおいても、前者の材料のほうが、後者の材料よりレジスト層にクラックが発生するまでの時間、および、レンズがレジスト層からはがれるまでの時間が長いことが分かった。さらに、弾性エネルギーが、1.0(N・mm)以上10.0(N・mm)以下の範囲のいずれかの値である材料と、そうでない材料とにおいても、前者の材料のほうが、後者の材料よりレジスト層にクラックが発生するまでの時間、および、レンズがレジスト層からはがれるまでの時間が長いことが分かった。
レジスト層32の厚さは、2μm以上100μm以下の範囲のいずれかの値であってもよい。また、レジスト層32の材料に、酸化チタン(TiO)、アルミナ(Al)およびシリカ(SiO)の少なくとも1つの材料が含まれるようにしてもよい。
また、第1の面21a側には、複数のLED素子29のそれぞれを囲むように環状の反射枠34が設けられている。反射枠34の内側に、LED素子29を封止する封止樹脂35が充填されている。封止樹脂35には、LED素子29が発生する光で励起する蛍光体が含有されている。例えば、発光モジュール13が白色の光を放射する場合には、青色発光のLED素子29と黄色を主成分とする蛍光体が用いられる。LED素子29が発生する青色光と、LED素子29が発生する青色光で励起した蛍光体が発生する黄色光とが混ざり、封止樹脂35の表面から白色の光を放射する。なお、照射する光の色に応じて、対応する色のLED素子29及び蛍光体が用いられる。
また、第2の銅めっき層23bには、ヒートスプレッダ37が半田層38を介して固定されているとともに熱的に接続されている。ヒートスプレッダ37は、板厚が0.1〜3mmの銅板39を有し、銅板39の表面全体に、例えば、ニッケルめっきなどの金属めっき層40が形成されている。ヒートスプレッダ37の四隅には、ねじで照明装置10の放熱部に固定するための取付孔41が形成されている。
また、レンズ50は、シリコーン樹脂を含む材料で形成され、基板21側とは反対側のレジスト層32の面に密着される。レンズ50およびレジスト層32は、シリコーン樹脂を含む材料で形成されている。ここで、マルテンス硬さ、弾性エネルギー、クリープ率などの値が上述の範囲内に規定されていないシリコーン同士の密着強度は弱いものの、上述したように、レジスト層32の材料の特性を上述した範囲の値とすることで、レジスト層32に、レンズ50を被覆させた際の接合応力が緩和され、レジスト層32とレンズ50との密着強度が向上する。そのため、発光モジュール13の信頼性が向上する。
上述した発光モジュール13は、次のように器具本体11に設けられて使用される。例えば、先の図4に示すように、複数の発光モジュール13を器具本体11内に配設する。この場合、ヒートスプレッダ37の取付孔41にねじを通して器具本体11の放熱部に固定し、ヒートスプレッダ37を器具本体11の放熱部に熱的に接続する。また、配線パターン24の一対の電極部27と点灯装置14とを電線によって電気的に接続する。
そして、点灯装置14から複数の発光モジュール13に点灯電力を供給することにより、各発光モジュール13の配線パターン24を通じて複数のLED素子29に点灯電力が流れるため、複数の発光モジュール13が点灯し、複数の発光モジュール13からの光を投光窓12から放射する。
発光モジュール13の点灯時に複数のLED素子29が発生する熱は、第1の銅めっき層23a、基板21、第2の銅めっき層23b、ヒートスプレッダ37へと効率よく熱伝導される。さらに、ヒートスプレッダ37から器具本体11の放熱部に効率よく熱伝導され、器具本体11の放熱部から放熱される。
以上、第1の実施形態について説明した。第1の実施形態の発光モジュール13は、基板21と、基板21に設けられた発光素子(例えば、LED素子29)とを具備する。さらに、第1の実施形態の発光モジュール13は、基板21に設けられ、シリコーン樹脂を含む材料で形成され、材料のマルテンス硬さが0.05(N/mm)以上10.0(N/mm)以下の範囲のいずれかの値であり、発光素子により発光された光を反射する反射部材(例えば、レジスト層32)を具備する。シリコーン樹脂を含む材料で形成され、材料のマルテンス硬さが0.05(N/mm)以上10.0(N/mm)以下の範囲のいずれかの値である反射部材は、マルテンス硬さが10.0(N/mm)より大きいようなシリコーン樹脂を含む材料よりも柔らかい。そのため、第1の実施形態の反射部材は、発光素子の熱により基板21が膨張した場合であっても、クラックなどが発生しにくい。したがって、かかる反射部材を具備する第1の実施形態の発光モジュール13及び照明装置10によれば、信頼性を高くすることができる。
また、第1の実施形態の反射部材(例えば、レジスト層32)を形成する材料の弾性エネルギーは、1.0(N・mm)以上10.0(N・mm)以下の範囲のいずれかの値である。材料の弾性エネルギーが1.0(N・mm)以上10.0(N・mm)以下の範囲のいずれかの値である反射部材は、弾性エネルギーが10.0(N・mm)より大きいようなシリコーン樹脂を含む材料よりも柔らかい。そのため、第1の実施形態の反射部材は、発光素子(例えば、LED素子29)の熱により基板21が膨張した場合であっても、クラックなどが発生しにくい。したがって、かかる反射部材を具備する第1の実施形態の発光モジュール13及び照明装置10によれば、信頼性を高くすることができる。
また、第1の実施形態の反射部材(例えば、レジスト層32)を形成する材料のクリープ率は、1.0(%)以上10.0(%)以下の範囲のいずれかの値である。材料のクリープ率が1.0(%)以上10.0(%)以下の範囲のいずれかの値である反射部材は、クリープ率が10.0(%)より大きいようなシリコーン樹脂を含む材料よりも柔らかい。そのため、第1の実施形態の反射部材は、発光素子(例えば、LED素子29)の熱により基板21が膨張した場合であっても、クラックなどが発生しにくい。したがって、かかる反射部材を具備する第1の実施形態の発光モジュール13及び照明装置10によれば、信頼性を高くすることができる。
また、第1の実施形態の発光モジュール13は、基板21と反射部材(例えば、レジスト層32)との間に設けられ、めっき処理されためっき部材(例えば、第1の銅めっき層23a)を具備する。また、第1の実施形態の発光モジュール13は、めっき部材と反射部材との間に設けられ、エポキシ樹脂を含む材料で形成され、めっき部材と反射部材とを接着する接着部材(例えば、下地層31)を具備する。エポキシ樹脂を含む材料は、めっき部材と反射部材とを密着させる密着性が高い。そのため、反射部材がめっき部材からはがれることを抑制することができる。したがって、第1の実施形態の発光モジュール13および照明装置10によれば、信頼性を高くすることができる。
また、第1の実施形態の発光モジュール13は、基板21側とは反対側の反射部材(例えば、レジスト層32)の面に密着され、シリコーン樹脂を含む材料で形成されたレンズ50を具備する。マルテンス硬さ、弾性エネルギー又はクリープ率が上述した範囲内である反射部材は、上述したように、柔らかい。そのため、レンズ50は、反射部材と強く密着し、はがれにくい。したがって、第1の実施形態の発光モジュール13および照明装置10によれば、信頼性を高くすることができる。
また、第1の実施形態の反射部材(例えば、レジスト層32)の厚さは、10μm以上100μm以下の範囲のいずれかの値である。また、第1の実施形態の反射部材の材料には、酸化チタン(TiO)、アルミナ(Al)およびシリカ(SiO)の少なくとも1つの材料が含まれる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態と異なる点は、第2の実施形態では、下地層31の少なくとも一部の端部が外部に露出しないように、下地層31をレジスト層32が覆っている点である。その他の点については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図6は、第2の実施形態に係る発光モジュールを示す図である。下地層31を形成する材料に含まれるエポキシなどは、熱による劣化、及び、光による劣化を生じやすい。そこで、図6に示すように、レジスト層32が、下地層31の少なくとも一部の端部が外部に露出しないように設けられている。これにより、下地層31が大気に触れることが抑制されるので、下地層31が劣化しにくくなる。したがって、第2の実施形態のレジスト層32を具備する発光モジュール13および照明装置10は、信頼性をさらに高くすることができる。
図7は、第2の実施形態のレジスト層を説明するための図である。図7に示すように、第1の銅めっき層23aの基板21側とは逆側の面から、基板21までの距離の半分の部分Dにおけるレジスト層32の厚さAは、2μm以上5mm以下の値が好ましい。
以上、第2の実施形態について説明した。第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏する。これに加えて、第2の実施形態の反射部材(例えば、レジスト層32)は、接着部材(例えば、下地層31)の少なくとも一部の端部が外部に露出しないように設けられる。これにより、熱による劣化を生じやすく、また、光による劣化を生じやすいエポキシを含む材料によって形成された接着部材の大気への露出を抑制することができる。この結果、接着部材が劣化しにくくなる。したがって、第2の実施形態の反射部材を具備する発光モジュール13及び照明装置10は、信頼性をさらに高くすることができる。
また、第2の実施形態において、めっき部材(例えば、第1の銅めっき層23a)から基板21までの距離の半分の部分Dにおける反射部材の厚さが、2μm以上5mm以下である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 照明装置
13 発光モジュール
21 基板
32 レジスト層

Claims (6)

  1. 基板と;
    前記基板に設けられた発光素子と;
    前記基板に設けられ、シリコーン樹脂を含む材料で形成され、前記材料のマルテンス硬さが0.05(N/mm)以上10.0(N/mm)以下の範囲のいずれかの値であり、前記発光素子により発光された光を反射する反射部材と;
    を具備することを特徴する発光モジュール。
  2. 前記反射部材を形成する前記材料の弾性エネルギーが、1.0(N・mm)以上10.0(N・mm)以下の範囲のいずれかの値であることを特徴とする請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 前記反射部材を形成する前記材料のクリープ率が、1.0(%)以上10.0(%)以下の範囲のいずれかの値であることを特徴とする請求項1または2に記載の発光モジュール。
  4. 前記基板と前記反射部材との間に設けられ、めっき処理されためっき部材と;
    前記めっき部材と前記反射部材との間に設けられ、エポキシ樹脂を含む材料で形成され、前記めっき部材と前記反射部材とを接着する接着部材と;
    を更に具備することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  5. 前記反射部材は、前記接着部材の少なくとも一部の端部が外部に露出しないように設けられたことを特徴とする請求項4に記載の発光モジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の発光モジュールと;
    前記発光モジュールに電力を供給する点灯装置と;
    を具備することを特徴とする照明装置。
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