JP2014053053A - ヘッド・サスペンション、ベース・プレートの製造方法、ヘッド・サスペンションの製造方法 - Google Patents

ヘッド・サスペンション、ベース・プレートの製造方法、ヘッド・サスペンションの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スクラップ部を有するベース・プレート半製品を採用しても、ハード・ディスク・ドライブに組み付けられた後にバリ脱落の恐れを抑制可能とするヘッド・サスペンションと、その製造方法を提供する。
【解決手段】ベース・プレート半製品27を形成する第1の工程S1と、ベース・プレート半製品27をバリ取処理、熱処理してからスクラップ部29a、29bを基端部29aa、29ba、29ab、29bbで切断除去する第2の工程S2とを備え、第1の工程S1は、基端部29aa、29ba、29ab、29bbの一部又は全部を取付部13a、13bのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向するように形成し、第2の工程S2の切断除去は、取付部13a、13bに残る切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23baの一部又は全部が取付部13a、13bのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向するように行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、ハード・ディスク・ドライブのヘッド・サスペンション、ベース・プレートの製造方法、ヘッド・サスペンションの製造方法に関する。
従来、ベース・プレートとして、例えば、図12のように形成されるものがある。この図12は、ヘッド・サスペンションの製造工程の概要を示し、ベース・プレート連鎖品101からヘッド・サスペンション連鎖品103を形成し、ヘッド・サスペンション連鎖品103からヘッド・サスペンション105を切り取り形成している。
この図12の製造工程では、ベース・プレート連鎖品101の各ベース・プレート107が、デュアル・アクチュエータ方式のヘッド・サスペンション105に適用されるものである。
各ベース・プレート107には、ボス部111及びアクチュエータ・ベース113が形成され、この各ベース・プレート107がフレーム112で結合されている。
アクチュエータ・ベース113は、ヘッド・サスペンション1の旋回半径方向の後端部115と、この後端部115から離間した前端部117とを備えている。後端部115及び前端部117間は、幅方向の中央部で連結部119により結合されている。連結部119の幅方向両側には、一対の開口状の取付部121a、121bが備えられている。
ここで、長さ方向は、ヘッド・サスペンションの旋回半径方向とし、幅方向は、長さ方向に直交する方向とする。
後端部115及び前端部117に幅方向両側で長さ方向に延出し相互に離間して対向する側部123a,123b、125a,125bを有し、後端部115に対する前端部117の変位を許容する。
このベース・プレート連鎖品101は、化学研磨、電解研磨、或いはバレル研磨などによりバリ取処理され、後工程でロード・ビーム125が結合され、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)よりなる圧電素子127a、127bが取付部121a、121bに非導電性接着剤により取り付けられる。さらに、ヘッド部及び配線部が形成されたフレキシャが結合されてヘッド・サスペンション連鎖品103が形成される。
このヘッド・サスペンション連鎖品103からは、個々のヘッド・サスペンション105が切り出される。
かかる製造工程において、ベース・プレート連鎖品101では、取付部121a、121b及び相互に離間した側部123a,123b、125a,125bが形成されているため、工程間の移動時などに相互の絡まりなどによる外力を受けて変形を招き易く、材料の歩留まり、生産歩留まりが低下し、コスト低減に限界があった。
また、ベース・プレート連鎖品101は、相互の絡まりを防いで変形を防止するために、整列状態でバリ取り処理、熱処理を行わなければならず、生産性も低下するという問題がある。
特に、ベース・プレート107が軽量化等のために益々薄板化する傾向にあり、上記問題が顕著になる。
図13は、単体で個々に形成したベース・プレートであり、(a)は、外枠部を備えた平面図、(b)は、外枠部なしの平面図である。
図13(a)のベース・プレート107Aは、単一の開口状の取付部121に対して幅方向外側へ突出する外枠部129a,129bを備えている。取付部121には、単一の圧電素子が取り付けられる。
図13(b)のベース・プレート107Bは、単体では前記ベース・プレート107と同一形状であり、同符号を付している。
かかるベース・プレート107A,107Bにおいては、バリ取り処理、熱処理、及びサスペンション組立工程への投入などで多数を同時に取り扱う場合に、取付部121、121a、121bに、他のベース・プレートが絡み易く、前端部117A,117等が変形することがある。
特に、バリ取り処理にバレル研磨を用いると、処理は早いがベース・プレート相互の絡みによる変形があった。
また、図13(b)の外枠部なしのベース・プレート107Bは、図13(a)の外枠部有りのベース・プレート107Aよりも剛性が低く且つ絡み易く、材料の歩留まり、生産歩留まり、生産性がさらに低下する恐れがある。
このため、外枠部なしのベース・プレート107Bの場合に、スクラップ部を設けたベース・プレート半製品を採用したものもある。
図14は、ベース・プレートの製造工程の概略を示し、第1の工程S101及び第2の工程S102を示す工程図である。
図14のように、第1の工程S101では、厚みt=100〜250μmの薄板材であるステンレス鋼のプレス成形によりベース・プレート半製品107BAを形成する。
ベース・プレート半製品107BAには、スクラップ部131a、131bが設けられている。図14において、スクラップ部131a、131bを黒塗りで示すが、この黒塗りは説明の便宜のためであり、実際は、スクラップ部131a、131bもベース・プレート半製品107BAと同材質であり、他の部分と境目なく一体に形成されているものである。
第1の工程S101において形成されたベース・プレート半製品107BAは、例えば、複数まとめてバレル研磨によりバリ取処理が行われ、熱処理してから第2の工程S102に移される。
バリ取処理、熱処理時は、スクラップ部131a、131bにより取付部121a、121bの剛性を高めた状態で扱うことができ、バレル研摩時等に多数のベース・プレート半製品107BAを同時に処理しても、一のベース・プレート半製品107BAの取付部121a、121bに対する他のベース・プレート半製品107BAの絡み込みを抑制することができる。
第2の工程S102では、プレス加工によりスクラップ部131a、131bが切断除去される。このスクラップ部131a、131bの切断除去により、アクチュエータ取り付け用の取付部121a、121b及び結合用のボス部111が一体に形成されたヘッド・サスペンションのベース・プレート107Bを形成することができる。
このため、バリ取処理、熱処理時におけるベース・プレート半製品107BAの変形を抑制することができ、バリ取処理、熱処理等のためのベース・プレート半製品27取り扱いを容易にすることができる。
反面、第1の工程S101でのバリ取処理後に行われた第2の工程S102でのスクラップ部131a、131bの切断除去により、切断加工面にカット・バリ(切断加工により切断面に発生するバリ)が残り、製品としてハード・ディスク・ドライブに組み付けられた後にバリ脱落の恐れがあった。
特に、生産数が増加すると金型の切れ刃の鈍化によりカット・バリが大きくなり、バリ脱落の恐れが増大するという問題がある。
これに対し、金型のメンテナンスにより、カット・バリの抑制はある程度可能であるとしても、工程の停止により生産性の低下を招く恐れがある。
特開2012−14812号公報
解決しようとする問題点は、生産工程においてベース・プレート相互の絡み等による変形を、スクラップ部を有するベース・プレート半製品の採用で抑制すると、カット・バリを招き、製品としてハード・ディスク・ドライブに組み付けられた後にバリ脱落の恐れがあった点である。
本発明は、スクラップ部を有するベース・プレート半製品を採用しても、ハード・ディスク・ドライブに組み付けられた後にバリ脱落の恐れを抑制可能とするために、アクチュエータを取り付けるための開口状の取付部に切断加工面が残存するベース・プレートと、このベース・プレートにばね部を介して支持され読み書き用のヘッド部を支持したロード・ビームとを備え、前記取付部のアクチュエータ配置位置にアクチュエータを接着剤により固定すると共に前記切断加工面を接着剤により覆ったことをヘッド・サスペンションの特徴とする。
また、アクチュエータを取り付けるための開口状の取付部が形成され読み書き用のヘッド部を支持したロード・ビームをばね部を介して支持するベース・プレートを薄板材のプレス成形により形成するベース・プレートの製造方法であって、前記取付部の内包側に予めスクラップ部を一体に橋渡したベース・プレート半製品を形成する第1の工程と、前記ベース・プレート半製品をバリ取処理、熱処理してから前記スクラップ部を前記取付部側の基端部で切断除去する第2の工程とを備え、前記第1の工程は、前記スクラップ部の基端部の一部又は全部を前記取付部のアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向するように形成し、前記第2の工程の切断除去は、前記取付部に残る切断加工面の一部又は全部が前記取付部のアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向するように行うことをベース・プレートの製造方法の特徴とする。
さらに、前記ベース・プレートの製造方法により製造したベース・プレートを用い、前記取付部の内包側にアクチュエータを接着剤により固定したヘッド・サスペンションの製造方法であって、前記取付部の内包側に配置したアクチュエータを接着剤により固定すると共に前記取付部の切断加工面を接着剤により覆ってコーティングしたことをヘッド・サスペンションの製造方法の特徴とする。
本発明のヘッド・サスペンションは、上記構成であるから、接着剤により覆われた切断加工面からのカット・バリの脱落を抑制することができる。
本発明のベース・プレート製造方法は、上記構成であるから、取付部の内包側にスクラップ部を橋渡したベース・プレート半製品を採用しても、取付部に残る切断加工面の一部又は全部が前記取付部のアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向するように行うことができ、取付部にアクチュエータを接着剤により固定するとき、内包側へ指向した切断加工面が接着剤で覆われるようにすることができる。
本発明のヘッド・サスペンションは、上記構成であるから、取付部の切断加工面を接着剤により覆ってコーティングしたことで切断加工面からのカット・バリの脱落を抑制することができる。
ヘッド・サスペンションの概略を示す平面図である。(実施例1) ベース・プレートに対する圧電素子の接着固定を示す平面図である。(実施例1) ベース・プレートに対する圧電素子の接着固定を示す要部拡大平面図である。(実施例1) ベース・プレートに対する圧電素子の接着固定を示す要部拡大写真である。(実施例1) (A)は、ベース・プレート半製品の平面図、(B)は、スクラップ部の切断除去形態を示す平面図、(C)は、スクラップ部の切断除去後のベース・プレートを示す平面図である。(実施例1) 連鎖品のベース・プレート半製品を用いてヘッド・サスペンションを製造する工程図である。(実施例1) 単体のベース・プレート半製品を用いてヘッド・サスペンションを製造する工程図である。(実施例1) 変形例に係り、(A)は、ベース・プレート半製品の平面図、(B)は、スクラップ部の切断除去形態を示す平面図、(C)は、スクラップ部の切断除去後のベース・プレートを示す平面図である。(実施例1) 変形例に係り、(A)は、ベース・プレート半製品の平面図、(B)は、スクラップ部の切断除去形態を示す平面図ある。(実施例1)) (A)は、図5に対応したスクラップ部の切断除去形態を示すベース・プレート半製品の平面図、(B)〜(E)は、スクラップ部の切断除去形態の他の変形例を示すベース・プレート半製品の平面図である。(実施例1) (A)〜(E)は、スクラップ部の切断除去形態のさらに他の変形例を示すベース・プレート半製品の平面図である。(実施例1) ヘッド・サスペンションの製造工程概略を示す工程図である。(従来例) 単体で個々に形成したベース・プレートであり、(a)は、外枠部を備えた平面図、(b)は、外枠部なしの平面図である。(従来例) ベース・プレートの製造工程概略を示す工程図である。(従来例)
スクラップ部を有するベース・プレート半製品を採用しても、ハード・ディスク・ドライブに組み付けられた後にバリ脱落の恐れを抑制可能にするという目的を、アクチュエータを取り付けるための開口状の取付部に切断加工面が残存するベース・プレートと、このベース・プレートにばね部を介して支持され読み書き用のヘッド部を支持したロード・ビームとを備え、前記取付部のアクチュエータ配置位置にアクチュエータを接着剤により固定すると共に前記切断加工面を接着剤により覆ったヘッド・サスペンションにより実現した。
[ヘッド・サスペンション]
図1は、ヘッド・サスペンションの概略を示す平面図である。なお、以下の説明において、ボイス・コイル・モータなどを用いたメイン・アクチュエータによるヘッド・サスペンション1の旋回半径方向を長さ方向又は前後方向、これに直行する方向を幅方向とする。
図1のように、ヘッド・サスペンション1は、ベース・プレート3にばね部5を介してロード・ビーム7が支持されたものである。このベース・プレート3は、板厚が例えば100〜250μmのステンレス鋼により形成されている。ロード・ビーム7には、図示しないフレキシャが取り付けられ、フレキシャにはヘッド9を構成するスライダが支持されている。
このヘッド・サスペンション1は、キャリヤ側のボイス・コイル・モータで構成されたメイン・アクチュエータの他に、サブ・アクチュエータ(アクチュエータ)10を備えたデュアル・アクチュエータ方式であり、ベース・プレート3は、一体のボス部11の他にサブ・アクチュエータ・ベース13を一体に備えている。サブ・アクチュエータ・ベース13には、サブ・アクチュエータ取り付け用の開口状の取付部13a、13bが形成されている。
取付部13a、13bは、ボス部11側の後端部15とロード・ビーム7側の前端部17との間に形成されている。前端部17は、後端部15に連結部19で一体に結合されている。連結部19は、前端部17及び後端部15の幅方向中央部間で長さ方向に延びるように形成されている。
サブ・アクチュエータ・ベース13は、側部21a、21b、23a、23bを有している。側部21a、21b、23a、23bは、後端部15及び前端部17間に幅方向両側で長さ方向に延出し相互に離間して対向している。この離間により、後端部15及び前端部17の幅方向両側間で取付部13a、13bを開放し前端部17の変位を許容する。
サブ・アクチュエータ10には、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)よりなる一対の矩形の圧電素子25a、25bが用いられている。圧電素子25a、25bは、取付部13a、13bにおいて非導電性接着剤により後端部15及び前端部17間に取り付けられている。
ボス部11は、ベース・プレート3の一側面に立ち上げ形成されている。このボス部11は、ボイス・コイル・モータ(VCM)に取り付けられたキャリッジ・アームの取付穴にボールかしめにより取り付けられている。
したがって、ヘッド・サスペンション1は、VCMによりキャリッジ・アームを介して旋回駆動される。さらに圧電素子25a,25bが電圧印加状態に応じて変形し、ロード・ビーム7を介しヘッド9をベース・プレート3に対してスウェイ方向に微少移動させることができる。
[切断加工面]
図2は、ベース・プレートに対する圧電素子の接着固定を示す平面図、図3は、ベース・プレートに対する圧電素子の接着固定を示す要部拡大平面図、図4は、ベース・プレートに対する圧電素子の接着固定を示す要部拡大写真である。
図1〜図4のように、ベース・プレート3は、アクチュエータ10である圧電素子25a、25bを取り付けるための取付部13a、13bに圧電素子25a、25bの配置位置となる内包側へ指向した切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23baを有している。
切断加工面19a、19bは、連結部19の長さ方向中間部の幅方向側部に残存し、切断加工面21aa、21ba、23aa、23baは、側部21a、21b、23a、23bに残存している。
これら切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23baは、圧電素子25a、25bを取付部13a、13bに固定する非導電性接着剤ADが、取付部13a、13bと圧電素子25a,25bとの間に充填されることで連結部19及び側部21a、21b、23a、23bと圧電素子25a,25bとの間で切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23baを覆うことになる。
したがって、ハード・ディスク・ドライブに組み付けられたヘッド・サスペンションの切断加工面のカット・バリの脱落を非導電性接着剤ADにより抑制することができる。
[ベース・プレートの製造方法]
図5(A)は、ベース・プレート半製品の平面図、(B)は、スクラップ部の切断除去形態を示す平面図、(C)は、スクラップ部の切断除去後のベース・プレートを示す平面図である。
図5のように、本発明実施例1のベース・プレートの製造方法は、第1の工程S1と第2の工程S2とを備えている。
図5(A)の第1の工程S1では、厚みt=100〜250μmの薄板材であるステンレス鋼のプレス成形によりベース・プレート半製品27を形成する。なお、このベース・プレート半製品27において、ベース・プレート3形成後の各部に対応する部分には、同名称及び同符号を付す。
ベース・プレート半製品27には、取付部13a、13bの内包側を幅方向両側に橋渡すようにスクラップ部29a,29bが設けられている。取付部13a、13bは、スクラップ部29a,29bを形成することで開口状に形成する前に閉鎖状態となっている。
この第1の工程S1のスクラップ部29a,29bは、スクラップ部29a,29bの基端部の全部を取付部13a、13bのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向するように形成されている。
スクラップ部29a,29bは、取付部13a、13bの長さ方向の中央を横断するように形成され、幅方向の内側の基端部である内基端部29aa、29baが取付部13a、13b側の連結部19に一体に結合され、同外側の基端部である外基端部29ab、29bbが取付部13a、13b側の長さ方向のアーチ状に形成されて側部21a、21b、23a、23bに一体に結合されている。
内基端部29aa、29baの各両側には、連結部19に凹部31a、31bが形成され、外基端部29ab、29bbの両側には、側部21a、21b、23a、23bに凹部33a、33bが形成されている。凹部33a、33bは、外基端部29ab、29bbのアーチ状凹部35a、35bに長さ方向でラップしている。
つまり、凹部33a、33bの幅方向頂点よりも、アーチ状凹部35a、35bの幅方向頂点が、ベース・プレート半製品27の幅方向内側に位置している。この位置関係で、凹部33a、33b及びアーチ状凹部35a、35b間に渡る長さ方向の直線的な切刃によりスクラップ部29a,29bの外基端部29ab、29bbの切断を可能とする。また、凹部31a、31bに間に渡る長さ方向の直線的な切刃によりスクラップ部29a,29bの内基端部29aa、29baの切断を可能にすることができる。
図5(B)の第2の工程S2では、ベース・プレート半製品27をバリ取処理、熱処理してから実線部分のスクラップ部29a,29bを内外基端部29aa、29ba、29ab、29bbで切断除去する。
この第2の工程S2の切断除去に際しては、取付部13a、13bに残る切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23baの全部が取付部13a、13bのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向するように行う。
すなわち、内基端部29aa、29baでは、連結部19の凹部31a、31b間を切断刃が長さ方向に亘るように配置され、外基端部29ab、29bbでは、側部21a、21b、23a、23bの凹部33a、33b及びアーチ状凹部35a、35bを切断刃が長さ方向に亘るように配置されて切断が行われる。
このような第2の工程S2の切断除去加工により、図5(C)のように、圧電素子25a,25b取り付け用の取付部13a、13b及び結合用のボス部11が一体に形成されたベース・プレート3を形成することができる。
しかも、取付部13a、13bに残る切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23ba全部が取付部13a、13bのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向する形態にすることができる。
[ヘッド・サスペンションの製造方法]
図6は、連鎖品のベース・プレート半製品を用いてヘッド・サスペンションを製造する工程図であり、図7は、単体のベース・プレート半製品を用いてヘッド・サスペンションを製造する工程図である。
図6のように、ベース・プレート連鎖プレス工程S1では、ベース・プレートが連鎖品状態で打ち抜き形成され、図5(A)のようなベース・プレート半製品27が、図12のように連鎖状態で形成される。
バリ取り工程S2では、連鎖品状態の複数のベース・プレート半製品27が、多数の連鎖品と共に化学研磨又は電解研磨される。このとき、スクラップ部29a,29bで取付部13a、13bの形状保持が行われ、且つ取付部13a、13bが閉鎖状態となってベース・プレート相互の絡み込も規制されるから、ベース・プレート半製品27の変形を抑制することができる。
熱処理工程S3では、バリ取り後の連鎖品状態の複数のベース・プレート半製品27が、多数の連鎖品と共に熱処理される。この熱処理においても、バリ取り工程S2同様にベース・プレート半製品27の変形を抑制することができる。
スクラップ部切断とサスペンション組立工程S4では、図5(B)のように、スクラップ部29a,29bの切断除去が行われ、ロード・ビーム等の組付けが行われる。
PZT実装と同時に切断部を接着剤コーティング工程S5では、取付部13a、13b内のアクチュエータ配置位置となる内包側に、図1のように圧電素子25a,25bを配置し、取付部13a、13b及び圧電素子25a,25b間に非導電性接着剤を充填する。
このとき、工程S4の切断除去で取付部13a、13bに残る切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23ba全部が取付部13a、13bのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向しているため、取付部13a、13b及び圧電素子25a,25b間への非導電性接着剤の充填により切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23ba全部が非導電性接着剤で覆われる。
非導電性接着剤の硬化により、圧電素子25a,25bが取付部13a、13bに接着固定され、切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23ba全部が非導電性接着剤によりコーティングされる。
サスペンション単品切断工程S6では、連鎖品状態で製造されたヘッド・サスペンション1を単品に切断し、終了する。
図7の製造工程では、単体のベース・プレート半製品を用いてヘッド・サスペンションを製造するため、ベース・プレート単品プレス工程S11では、図6の工程S1と異なり、図5(A)のようなベース・プレート半製品27が単品状態で形成される。
その他の工程S12、S13、S14、S15は、図6の連鎖品の工程S2、S3、S4、S5に対応し、連鎖品で取り扱われるか、単品で取り扱われるかの相違のみである。
そして、図7の単品による製造工程では、図6の工程S6は、存在しない。
このようにして製造したヘッド・サスペンション1は、切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23ba全部が非導電性接着剤ADによりコーティングされているから、ハード・ディスク・ドライブに組み付けられたヘッド・サスペンション1の切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23baのカット・バリの脱落を非導電性接着剤ADにより抑制することができる。
このため、製造工程において、多数のベース・プレート3をプレス加工しても、切断加工面19a、19b、21aa、21ba、23aa、23baのカット・バリを許容でき、金型のメンテナンス回数を抑制できるから、工程の停止による生産性の低下を防止できる。
バリ取り工程S2、熱処理工程S3では、スクラップ部29a,29bの作用によりベース・プレート半製品27の変形が抑制され、歩留まりの低下を防止できる。
図8は、変形例に係り、(A)は、ベース・プレート半製品の平面図、(B)は、スクラップ部の切断除去形態を示す平面図、(C)は、スクラップ部の切断除去後のベース・プレートを示す平面図である。なお、基本的な構成は、図5と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にAを付し、重複した説明は省略する。
図8(A)のベース・プレート半製品27Aは、外基端部29Aab、29Abbがストレートに形成されて側部21、23に結合されたものである。
スクラップ部29a,29bの切断除去は、図8(B)のように内基端部29aa、29baで図5(B)と同一であるが、外基端部29Aab、29Abbは、側部21Aa、21Ab、23Aa、23Abの長さ方向間で行われ、バリ取り工程S2、熱処理工程S3後に切断加工面19a、19b、21Aaa、21Aba、23Aaa、23Abaが残存する。切断加工面21Aaa、21Aba、23Aaa、23Abaは、図8(C)のように圧電素子の配置位置となる内包側へは指向せず、長さ方向前後へ指向した形態となる。
したがって、図8(C)のベース・プレート3Aを用いてヘッド・サスペンションを製造するとき、非導電性接着剤の充填による取付部13Aa、13Abへの圧電素子の固定により、切断加工面19a、19bが非導電性接着剤により覆われてコーティングされる。
切断加工面21Aaa、21Aba、23Aaa、23Abaのコーティングは、前記非導電性接着剤の充填時に追加で行われる。
こうして、図8の変形例においても、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
図9は、変形例に係り、(A)は、ベース・プレート半製品の平面図、(B)は、スクラップ部の切断除去形態を示す平面図である。なお、基本的な構成は、図5と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にBを付し、重複した説明は省略する。
図9(A)のベース・プレート半製品27Bは、図5の例の外基端部29ab、29bbに相当するスクラップ部29Ba、29Bbのみが形成された形態である。
スクラップ部29Ba,29Bbの切断除去は、図5の例の外基端部29ab、29bbの部分と同様に行われ、バリ取り工程S2、熱処理工程S3後に残存する図9(B)の切断加工面21Baa、21Bab、23Baa、23Bbaが圧電素子の配置位置となる内包側へ指向した形態となる。
したがって、図9(B)のようにスクラップ部29Ba、29Bbが切断除去されたベース・プレート3Bを用いてヘッド・サスペンションを製造するとき、非導電性接着剤の充填による取付部13Ba、13Bbへの圧電素子の固定により、切断加工面21Baa、21Bab、23Baa、23Bbaが非導電性接着剤により覆われてコーティングされる。
こうして、図9の変形例においても、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
図10(A)は、図5に対応したスクラップ部の切断除去形態を示すベース・プレート半製品の平面図、図10(B)〜(E)は、スクラップ部の切断除去形態の他の変形例を示すベース・プレート半製品の平面図である。図10(A)は、図5と同符号を付す。図10(B)〜(E)の基本的な構成は、図10(A)と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にC〜Fを付し、重複した説明は省略する。
図10(B)の変形例は、図10(A)のサブ・アクチュエータ・ベース13の側部21a、21b、23a、23b及びスクラップ部29a、29bの外基端部29ab、29bbを変更し、スクラップ部29Ca、29Cbの外基端部29Cab、29Cbbとした。
すなわち、サブ・アクチュエータ・ベース13Cの側部に相当する部分を、スクラップ部29Ca、29Cbの外基端部29Cab、29Cbbで連続的に形成した。取付部13Ca、13Cbは、側部に相当する部分にまで幅を広げ、より幅広の圧電素子の取り付けに対応できるようにした。
したがって、スクラップ部29Ca、29Cbの基端部の全部である内基端部29Caa、29Cba、外端部29Cab、29Cbbが、取付部13Ca、13Cbのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向する形態となる。
スクラップ部29Ca、29Cbのバリ取り工程S2、熱処理工程S3後の切断除去は、図10(A)に対し、図10(B)のように内基端部29aa、29baで同一であり、外基端部29Cab、29Cbbが、後端部15と前端部17との間で切断され、切断加工面19a、19b、21Caa、21Cba、23Caa、23Cbaが残存する。
切断加工面19a、19b、21Caa、21Cba、23Caa、23Cbaは、圧電素子の配置位置となる内包側へ指向した形態となる。
したがって、図10(B)のベース・プレート3Cを用いてヘッド・サスペンションを製造するとき、非導電性接着剤の充填による取付部13Ca、13Cbへの圧電素子の固定により、切断加工面19a、19b、21Caa、21Cba、23Caa、23Cbaが非導電性接着剤により覆われてコーティングされる。
こうして、図10(B)の変形例においても、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。また、より幅広の圧電素子の取り付けができる。
図10(C)の変形例は、図10(A)のサブ・アクチュエータ・ベース13の側部21b、23b及びスクラップ部29a、29bの外基端部29ab、29bbを変更し、スクラップ部29Da、29Dbの外基端部29Dab、29Dbbとした。
すなわち、外基端部29Dab、29Dbbは、図10(A)のサブ・アクチュエータ・ベース13の側部21b、23bに相当する部分を含め、側部21bよりも幅広で後端部15に連続的に形成した。
したがって、スクラップ部29Da、29Dbの基端部の一部である内基端部29Daa、29Dba、外基端部29Dab、29Dbbの側部21a、23a側、及び外基端部29Dab、29Dbbの側部21b、23b側の一部を取付部13Da、13Dbのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向する形態となる。
スクラップ部29Da、29Dbのバリ取り工程S2、熱処理工程S3後の切断除去は、図10(A)に対し、図10(C)のように内基端部29aa、29baで同一であり、外基端部29Dab、29Dbbが後端部15に対して切断され、切断加工面19a、19b、21Daa、21Dba、23Daa、23Dbaが残存する。
切断に際して、切断加工面19a、19b、21Daa、23Daaと切断加工面21Dba、23Dbaとで切断型を縦切り、横切りに分けることができ、切断型の長寿命化を図ることができる。
切断加工面19a、19b、21Daa、23Daaは、圧電素子の配置位置となる内包側へ指向した形態となる。切断加工面21Dba、23Dbaは、幅方向の一部内側が圧電素子の配置位置となる内包側へ指向し、大部分が取付部13Da、13Db外で前方へ指向した形態となる。
したがって、図10(C)のベース・プレート3Dを用いてヘッド・サスペンションを製造するとき、非導電性接着剤の充填による取付部13Da、13Dbへの圧電素子の固定により、切断加工面19a、19b、21Daa、23Daa、及び切断加工面21Dba、23Dbaの幅方向内側一部が非導電性接着剤により覆われてコーティングされる。
切断加工面21Dba、23Dbaの大部分のコーティングは、前記非導電性接着剤の充填時に追加で行われる。
こうして、図10(C)の変形例においても、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
図10(D)の変形例は、図10(A)のサブ・アクチュエータ・ベース13の側部21a、23a、前端部17、及びスクラップ部29a、29bの外基端部29ab、29bbを変更し、前端部17E、及びスクラップ部29Ea、29Ebの外基端部29Eab、29Ebbとした。
すなわち、前端部17Eは、幅方向長さを側部幅相等分だけ短く形成され、外基端部29Eab、29Ebbを前後方向に延設した。外基端部29Eab、29Ebbの前端は、前端部17Eに前後方向に結合され、同後端部は、側部21b、23bに幅方向に結合されている。
したがって、スクラップ部29Ea、29Ebの基端部の全部である内基端部29Eaa、29Eba、外基端部29Eab、29Ebbの前端部17E側、及び外基端部29Eab、29Ebbの側部21b、23b側を取付部13Ea、13Ebのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向する形態となる。
スクラップ部29Ea、29Ebのバリ取り工程S2、熱処理工程S3後の切断除去は、図10(A)に対し、図10(D)のように内基端部29aa、29baで同一であり、外基端部29Eab、29Ebbが前端部17及び側部21b、23bに対して切断され、切断加工面19a、19b、21Eaa、21Eba、23Eaa、23Ebaが残存する。
切断加工面19a、19b、21Eaa、21Eba、23Eaa、23Ebaは、圧電素子の配置位置となる内包側へ指向した形態となる。
したがって、図10(D)のベース・プレート3Eを用いてヘッド・サスペンションを製造するとき、非導電性接着剤の充填による取付部13Ea、13Ebへの圧電素子の固定により、切断加工面19a、19b、21Eaa、21Eba、23Eaa、23Ebaが非導電性接着剤により覆われてコーティングされる。
こうして、図10(D)の変形例においても、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。また、ベース・プレート3Eの幅に対してロード・ビームの幅が相対的に細くなるヘッド・サスペンションとして構成することができる。
図10(E)の変形例は、図10(A)のサブ・アクチュエータ・ベース13の側部21a、21b、23a、23b、前端部17、及びスクラップ部29a、29bの外基端部29ab、29bbを変更し、前端部17F、及びスクラップ部29Fa、29Fbの外基端部29Fab、29Fbbとした。
すなわち、前端部17Fは、幅方向長さを側部幅相等分だけ短く形成され、外基端部29Fab、29Fbbを前後方向で段状に延設した。外基端部29Fab、29Fbbの後部側は、側部相当部分となっている。外基端部29Fab、29Fbbの前端は、前端部17Fに前後方向に結合され、同後端部は、後端部15Fに前後方向に結合されている。
したがって、スクラップ部29Fa、29Fbの基端部の一部である内基端部29Faa、29Fba、外基端部29Fab、29Fbbの前端部17F側が取付部13Fa、13Fbのアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向する形態となる。
外基端部29Fab、29Fbbの後端部15F側は、取付部13Fa、13Fb外で前方へ指向する形態となる。
スクラップ部29Fa、29Fbのバリ取り工程S2、熱処理工程S3後の切断除去は、図10(A)に対し、図10(E)のように内基端部29aa、29baで同一であり、外基端部29Fab、29Fbbが前端部17F及び後端部15Fに対して切断され、切断加工面19a、19b、21Faa、21Fba、23Faa、23Fbaが残存する。
切断加工面19a、19b、21Faa、23Faaは、圧電素子の配置位置となる内包側へ指向した形態となる。切断加工面21Fab、23Fabは、取付部13Fa、13Fb外で前方へ指向した形態となる。
したがって、図10(E)のベース・プレート3Fを用いてヘッド・サスペンションを製造するとき、非導電性接着剤の充填による取付部13Fa、13Fbへの圧電素子の固定により、切断加工面19a、19b、21Faa、23Faaが非導電性接着剤により覆われてコーティングされる。切断加工面21Fba、23Fbaのコーティングは、前記非導電性接着剤の充填時に追加で行われる。
こうして、図10(E)の変形例においても、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。また、ベース・プレート3Fの幅に対してロード・ビームの幅が相対的に細くなるヘッド・サスペンションとして構成することができる。
なお、図10において、スクラップ部の切断を行わせる基部に図5等で示す凹部33a、33b及び凹部35a、35b等の記載は無いが、同様に凹部を適宜形成して直線的な切刃での基部の切断を確実に行わせる構成にすることもできる。
図11(A)〜(E)は、スクラップ部の切断除去形態のさらに他の変形例を示すベース・プレート半製品の平面図である。図11(A)〜(E)の基本的な構成は、図11(A)と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にG〜Kを付し、重複した説明は省略する。
図11(A)〜(E)の変形例は、図10(A)の実施例、図10(B)〜(E)の変形例に対応している。図11(A)〜(E)の変形例では、図10(A)〜(E)の例における連結部19を省略したものであり、図11(A)のベース・プレート半製品27Gでは、スクラップ部29Ga、29Gbが幅方向に連続的に一体形成されている。
同様に、図11(B)のベース・プレート半製品27Hでは、スクラップ部29Ha、29Hbが幅方向に連続的に一体形成され、図11(C)のベース・プレート半製品27Iでは、スクラップ部29Ia、29Ibが幅方向に連続的に一体形成され、図11(D)のベース・プレート半製品27Jでは、スクラップ部29Ja、29Jbが幅方向に連続的に一体形成され、図11(E)のベース・プレート半製品27Kでは、スクラップ部29Ka、29Kbが幅方向に連続的に一体形成されている。
スクラップ部29Ga、29Gb、29Ha、29Hb、29Ia、29Ib、29Ja、29Jb、29Ka、29Kbのバリ取り工程S2、熱処理工程S3後の切断除去は、図10(A)〜(E)の内基端部29aa、29baでの切断に相当する切断がない点以外は同一である。
但し、スクラップ部29Ga、29Gb、29Ha、29Hb、29Ia、29Ib、29Ja、29Jb、29Ka、29Kbの切断除去の前に、前端部17G、17H、17I、17J、17K及び後端部15G、15H、15I、15J、15Kを結合する補強パネル、或いはばね部等の組付けが予め行われ、後端部15G、15H、15I、15J、15Kに対する前端部17G、17H、17I、17J、17Kの離散防止が図られる。
なお、図11において、スクラップ部の切断を行わせる基部に図5等で示す凹部33a、33b及び凹部35a、35b等の記載は無いが、同様に凹部を適宜形成して直線的な切刃での基部の切断を確実に行わせる構成にすることもできる。
[その他]
スクラップ部は、他のベース・プレート半製品の絡み込が抑制できれば良く、形状等の設定は自由である。
第2の工程は、ヘッド・サスペンションの姿勢調整処理前に行なわせることもできる。
ヘッド・サスペンションは、各部品組付け後、各所にレーザー・スポットを照射して姿勢調整したのち完成する。この場合に、レーザー・スポット照射前にスクラップ部をカットすることで、姿勢調整を正確に行わせることができる。
ベース・プレートは、一枚の板で形成するものに限らず、ボス部を備えた本体板部と、この本体板部に補強プレートを重ねてレーザ・スポット溶接などにより一体的に結合し、この補強プレートに開口状の取付部を備えたアクチュエータ・ベースを一体に形成したものにも同様に適用できる。
1 ヘッド・サスペンション
3,3C,3D,3G ベース・プレート
13、13A、13B、13C、13D、13E、13F サブ・アクチュエータ・ベース
13a、13b、13Aa、13Ab、13Ba、13Bb、13Ca、13Cb、13Da、13Db、13Ea、13Eb、13Fa、13Fb、 取付部
19 連結部
19a、19b、21aa、21ba、21Aaa、21Aba、21Baa、21Bba、21Caa、21Cba、21Daa、21Dba、21Eaa、21Eba、21Faa、21Fba、21Gaa、21Gba、21Haa、21Hba、21Iaa、21Iba、21Jaa、21Jba、21Kaa、21Kba、23aa、23ba、23Aaa、23Aba、23Baa、23Bba、23Caa、23Cba、23Daa、23Dba、23Eaa、23Eba、23Faa、23Fba、23Gaa、23Gba、23Haa、23Hba、23Iaa、23Iba、23Jaa、23Jba、23Kaa、23Kba 切断加工面
25a、25b 圧電素子(サブ・アクチュエータ)
27、27A、27B、27C、27D、27E、27F、27G、27H、27I、27J、27K ベース・プレート半製品
29a、29b、29Aa、29Ab、29Ba、29Bb、29Ca、29Cb、29Da、29Db、29Ea、29Eb、29Fa、29Fb、29Ga、29Gb、29Ha、29Hb、29Ia、29Ib、29Ja、29Jb、29Ka、29Kb スクラップ部
29aa、29ba、29Aaa、29Aba、29Baa、29Bba、29Caa、29Cba、29Daa、29Dba、29Eaa、29Eba、29Faa、29Fba 内基端部(基端部)
29ab、29bb、29Aab、29Abb、29Bab、29Bbb、29Cab、29Cbb、29Dab、29Dbb、29Eab、29Ebb、29Fab、29Fbb 外基端部(基端部)

Claims (5)

  1. アクチュエータを取り付けるための開口状の取付部に切断加工面が残存するベース・プレートと、
    このベース・プレートにばね部を介して支持され読み書き用のヘッド部を支持したロード・ビームとを備え、
    前記取付部のアクチュエータ配置位置にアクチュエータを接着剤により固定すると共に前記切断加工面を接着剤により覆った、
    ことを特徴とするヘッド・サスペンション。
  2. 請求項1記載のヘッド・サスペンションであって、
    前記切断加工面は、前記開口状の取付部にアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向している、
    ことを特徴とするヘッド・サスペンション。
  3. アクチュエータを取り付けるための開口状の取付部が形成され読み書き用のヘッド部を支持したロード・ビームをばね部を介して支持するベース・プレートを薄板材のプレス成形により形成するベース・プレートの製造方法であって、
    前記取付部の内包側に予めスクラップ部を一体に橋渡したベース・プレート半製品を形成する第1の工程と、
    前記ベース・プレート半製品をバリ取処理、熱処理してから前記スクラップ部を前記取付部側の基端部で切断除去する第2の工程とを備え、
    前記第1の工程は、前記スクラップ部の基端部の一部又は全部を前記取付部のアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向するように形成し、
    前記第2の工程の切断除去は、前記取付部に残る切断加工面の一部又は全部が前記取付部のアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向するように行う、
    ことを特徴とするベース・プレートの製造方法。
  4. 請求項2記載のベース・プレートの製造方法により製造したベース・プレートを用い、前記取付部の内包側にアクチュエータを接着剤により固定したヘッド・サスペンションの製造方法であって、
    前記取付部の内包側に配置したアクチュエータを接着剤により固定すると共に前記取付部の切断加工面を接着剤により覆ってコーティングした、
    ことを特徴とするヘッド・サスペンションの製造方法。
  5. 請求項4記載のヘッド・サスペンションの製造方法であって、
    前記取付部のアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向した切断加工面のコーティングは、前記取付部及びアクチュエータ間への接着剤の充填により行ない、
    前記取付部のアクチュエータ配置位置となる内包側へ指向しない切断加工面のコーティングは、前記取付部及びアクチュエータ間への接着剤の充填後に追加で行なった、
    ことを特徴とするヘッド・サスペンションの製造方法。
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